JP3587799B2 - 造成地の形成方法及び廃棄木材の処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、造成地の形成方法及び廃棄木材の処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
先ず、森林等の造成予定地を工事して造成地を形成する方法について説明する。
【0003】
a 造成予定地に植生している潅木を切断する。
【0004】
b 切断した潅木の内、枝葉を切断除去する。この枝葉は利用価値が低く、一般的に廃 棄木材として処分される。尚、太い幹は木造家屋建築資材等としての利用価値がある 為、利用業者に引き取られるが、細い幹は、前記枝葉同様に利用価値が低く、廃棄木 材として処分される。
【0005】
c 造成予定地に残存している潅木の根を掘り起こす(掘り起こされた根は抜根材と呼 ばれる。)。この抜根材も利用価値が低く、一般的に廃棄木材として処分される。
【0006】
d 潅木が除去された造成予定地をブルドーザー等の工事機により粗造成して先ず粗造 成地を形成し、続いて、該粗造成地を整地して造成地を形成する。尚、この整地は、 目的に応じて種々の方法が採用され、単に粗造成地の表層をならすだけであったり、 粗造成地の表層に更に土を層状に設けてからならしたり、粗造成地の表層にアスファ ルトやコンクリート等を配設したりする方法が採用されている。
【0007】
このように、造成地を形成する際には、潅木の枝葉や抜根材が廃棄木材として大量に発生する。
【0008】
この大量の廃棄木材の処分は、従来は造成現場で焼却処分する方法により行われていた。しかし、その後、廃棄木材を造成現場で焼却処分することが禁止され、現状では運搬車両により造成現場から廃棄木材を運び出し、該廃棄木材を産業廃棄物として高コストをかけて処分している。
【0009】
また、例えば、廃棄木材を廃棄処分せず、発酵処理し、該発酵物を肥料として有効利用する方法も提案されているが、この処理方法は、発酵処理がコスト高であるという問題点や、発生する廃棄木材量に比し要求される発酵物量が少なく、結局は大部分の廃棄木材を高コストをかけて処分しなければならないという問題点がある。
【0010】
このように、現状では、廃棄木材は極めてコスト高で処分若しくは処理されており、この廃棄木材をコスト安で有効処理できる技術が業界において要望されている。
【0011】
本発明は、上記要望を達成するもので、コスト安で廃棄木材を有効処理することができる極めて実用性に秀れた造成地の形成方法及び廃棄木材の処理方法を提供するものである。
【0012】
また、木材の腐敗減量による土地の窒素飢餓状態を暖和したり、栄養成分が土中深くに浸透したりすることを防止して植物が良好に生育できる造成地の形成方法を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0014】
造成予定地に植生している潅木を除去し、続いて、該造成予定地を粗造成した後、整地して造成地を形成する方法であって、造成予定地から潅木を除去した後に、該造成予定地において該潅木の幹部分を除去した枝葉や根等の廃棄予定木材を破壊することで木小片を形成し、続いて、この木小片を該造成予定地に混入して造成するか、若しくは、粗造成の後に該木小片を混入するかいずれかの手段により木小片が混入された木小片層1を形成し、続いて、この木小片層1の表層を整地し、続いて、該木小片層1の表層に土を層状に敷設して客土層2を形成し、続いて、この客土層2上に植物を植生することを特徴とする造成地の形成方法に係るものである。
【0015】
また、造成予定地に植生している潅木を除去し、続いて、該造成予定地を粗造成した後、整地して造成地を形成する方法であって、造成予定地から潅木を除去した後に、該造成予定地において該潅木の幹部分を除去した枝葉や根等の廃棄予定木材を破壊することで木小片を形成し、続いて、この木小片を土と混合した状態で造成予定地に層状に敷設するか、若しくは、粗造成の後に層状に敷設するかのいずれかの手段により木小片が混入された木小片層1を形成し、続いて、この木小片層1の表層を整地し、続いて、該木小片層1の表層に土を層状に敷設して客土層2を形成し、続いて、この客土層2上に植物を植生することを特徴とする造成地の形成方法に係るものである。
【0016】
また、造成予定地に植生している潅木を除去し、続いて、該造成予定地を粗造成した後、整地して造成地を形成する方法であって、造成予定地から潅木を除去した後に、該造成予定地において該潅木の幹部分を除去した枝葉や根等の廃棄予定木材を破壊することで木小片を形成し、続いて、この木小片を前記造成予定地の粗造成の後の表層に均一厚で敷設し、続いて、該木小片と前記粗造成の後の表層の所定厚部分とを混合して木小片層1を形成し、続いて、この木小片層1の表層を整地し、続いて、該木小片層1の表層に土を層状に敷設して客土層2を形成し、続いて、この客土層2上に植物を植生することを特徴とする造成地の形成方法に係るものである。
【0017】
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の造成地の形成方法において、木小片層1は、土に木小片が10乃至40%(体積)混合されていることを特徴とする造成地の形成方法に係るものである。
【0018】
また、請求項1〜4いずれか1項に記載の造成地の形成方法において、木小片層1の厚さを10乃至50cm、客土層2の厚さを10cm以上に設定したことを特徴とする造成地の形成方法に係るものである。
【0019】
また、請求項1〜5いずれか1項に記載の造成地の形成方法において、客土層2の表面に窒素含有量の多い肥料,養生材,基盤材及び安定剤を混合せしめた緑化剤を吹き付けて緑化層3を形成し、この緑化層3で芝生や草花等の植物を植生することを特徴とする造成地の形成方法に係るものである。
【0020】
また、造成地の形成方法において、土に潅木の幹部分を除去した枝葉や根等の廃棄予定木材を破砕することで形成した木小片を混合した木小片層1を形成した後、該木小片層1の表層に土を層状に敷設して客土層2を形成し、続いて、この客土層2上に植物を植生することを特徴とする造成地の形成方法に係るものである。
【0021】
また、請求項7記載の造成地の形成方法において、木小片層1の厚さを10乃至50cm、客土層2の厚さを10cm以上に設定したことを特徴とする造成地の形成方法に係るものである。
【0022】
また、請求項7,8いずれか1項に記載の造成地の形成方法において、客土層2の表面に窒素含有量の多い肥料,養生材,基盤材及び安定剤を混合せしめた緑化剤を吹き付けて緑化層3を形成し、この緑化層3で芝生や草花等の植物を植生することを特徴とする造成地の形成方法に係るものである。
【0023】
また、請求項7〜9いずれか1項に記載の造成地の形成方法において、木小片層1は、土に木小片が10乃至40%(体積)混合されていることを特徴とする造成地の形成方法。
【0024】
また、造成予定地に植生している潅木を除去し、続いて、該造成予定地を粗造成した後、整地して造成地を形成する際に発生する廃棄木材の処理方法であって、前記造成予定地において該潅木の幹部分を除去した枝葉や根等の廃棄予定木材を破砕することで木小片を形成し、この木小片を該造成予定地に混入して造成するか、若しくは、粗造成の後に該木小片を混入するかいずれかの手段により木小片が混入された木小片層1を形成し、この木小片層1の表層を整地することで前記造成地の内部に廃棄木材と土とが混合せしめられた木小片層1を形成することを特徴とする廃棄木材の処理方法に係るものである。
【0025】
【発明の作用及び効果】
潅木を除去した後に発生する廃棄木材を造成予定地で破砕し、この破砕により得た木小片を粗造成の後に土と混入された層状に設ける方法である為、廃棄木材の移動コストがかからず、しかも、造成地の形成と共に廃棄木材の処理を行える為、この点においても廃棄木材の処理をコスト安で行えることになる。
【0026】
また、土と木小片とが混合している木小片層1は、目的に応じ、木小片の大きさや層厚等を適宜設定することにより、様々な効果を発揮する。
【0027】
例えば、単に廃棄木材の処分を目的とする場合には、木小片の大きさを可及的小さく設定し且つ層厚を薄く設定して該廃棄木材が可及的に短期間で腐敗減量するようにする。
【0028】
また、例えば、公園等として芝生を植生する為の造成地を形成することを目的とする場合には、木小片の腐敗減量により現出する土地の窒素飢餓状態を緩和する為、土と木小片とを混合した混合物によって木小片層1を形成することにより窒素飢餓状態を緩和し、更に、この木小片層1上に客土層2を形成し、該客土層2で芝生を成長させることにより前記木小片層1での窒素飢餓状態の影響を緩和する。また、芝生の成長し過ぎを防止する為、実際に芝生が成長する客土層2の層厚を木小片層1の存在により制限して該芝生の根の成長を抑制するようにする。また、この構成の場合、客土層2に含まれる栄養成分が土中深くに浸透することが木小片層1によって防止され、更に、この木小片層1に貯留された栄養が客土層2側に還流され、更に、経年変化後は木小片層1中の木小片が腐敗して得られる栄養分が客土層2に供給されることによって客土層2上の芝生の枯れが防止される。
【0029】
尚、木小片は炭素を多く含み、且つ、窒素を少ししか含まない為、この木小片が腐敗すると土地は窒素が少ない状態となる。この土中の窒素が少ない状態では、植物が生育できない。
【0030】
本発明は上述のようにするから、コスト安で廃棄木材を有効処理することができる極めて実用性に秀れた技術となる。
【0031】
また、植物が良好に生育できる実用性に秀れた技術となる。
【0032】
【発明の実施の形態】
図面は本発明の実施例を図示したものであり、以下に説明する。
【0033】
本実施例は、造成予定地に植生している潅木を除去し、続いて、該造成予定地を粗造成した後、整地して造成地を形成する方法であって、造成予定地から潅木を除去した後、該潅木を造成予定地で破砕して木小片を得、この木小片を前記造成予定地の粗造成の後の表層に均一厚で敷設し、続いて、該木小片と該粗造成地の表層の所定厚部分とを混合して木小片層1を形成し、この木小片層1の表層を整地するものである。
【0034】
また、この木小片層1上に土を層状に敷設して客土層2を形成し、この客土層2上に植物を植生するものである。尚、造成地の形成の際、一般的には粗造成用の土を盛り土しておき、この粗造成用の土を粗造成に使用するが、前記客土層2として敷設する土は、この粗造成用の土を同じ種類の土を使用すると良い。
【0035】
また、この客土層2上に植物を植生する為には、客土層2の表面に、肥料,養生材,基盤材及び安定剤を混合せしめた緑化剤を吹き付けて緑化層3を形成し、この緑化層3に芝生を張り付けたり、或いは、前記肥料等の吹き付けの際に植物の種子を混入したりすると良い。尚、この植物の植生は、客土層2の形成の後、直ぐに行うことができる。
【0036】
また、この緑化剤に含有せしめる肥料は、特に窒素を多量に含むものを採用すると良い。なぜなら、木小片は炭素を主成分とし窒素を少ししか含まない為(木小片の組成は、どのような潅木であっても、おおよそ炭素50%、水素6%、酸素44%であり、窒素は0.04〜0.10%程度である。)、木小片が腐敗すると、植物が成長できない窒素飢餓状態になり易く、従って、予め窒素を多く含む緑化層3を形成することにより、客土層2上に植生される植物の生育が良好となる。
【0037】
また、この窒素飢餓状態になることを可及的に防止する為、前記粗造成の際に使用した土に木小片を10乃至40%(体積)混合した混合物を層状に設ける方法により木小片層1を形成している。従って、この木小片層1で木小片の腐敗が進行しても、木小片の割合が少ない分、窒素飢餓状態を可及的に防止できることになる。
【0038】
また、この木小片の存在割合は、前記窒素飢餓防止の観点から、10乃至20%(体積)の方が好適である。尚、この木小片の存在割合を10%(体積)未満とすることは施工性の観点から好ましくない(木小片を薄い層状に均一に敷設することが厄介であるからである。)。
【0039】
また、枯葉や枯草には窒素が多く含まれており、木小片層1に枯葉や枯草を混合せしめることで窒素飢餓状態を緩和する方法を採用しても良い。
【0040】
また、この木小片層1の形成は、粗造成地に木小片を均一厚で敷設し、続いて、該木小片と該粗造成地の表層の所定厚部分とを耕運機様の作業車等により撹拌混合して木小片層1を形成する方法を採用すると良い。この方法の場合、例えば、粗造成地上に4cmの厚さで木小片を敷設し、続いて、この木小片と粗造成地の16cmとを撹拌混合する方法により、粗造成の際に使用した土に木小片が20%(体積)混合された木小片層1を形成することができる。
【0041】
尚、木小片層1の形成は、粗造成の途中若しくは粗造成の後の粗造成地の表層に木小片を混入する方法や、木小片と土とを混合した混合物を粗造成の途中若しくは粗造成の後の粗造成地の表層に混入したり若しくは敷設したりする方法を採用しても良い。
【0042】
また、潅木を破砕する時期は、粗造成の前でも途中でも後でも良い。
【0043】
更に、本実施例により形成された造成地においては、下記の作用効果が発揮されることが実験により確認されている。
【0044】
イ 造成直後において、客土層2や緑化層3に含まれる植物生育の為の有効成分が、降 雨等により土中深くに浸透しようとしても、木小片層1が該有効成分の土中深くへの 浸透を阻害し(図中符号A)、該有効成分を該木小片層1に保持する作用を発揮する 。また、前記植物生育の為の有効成分が木小片層1側へ浸透する際、客土層2や緑化 層3に含まれる窒素が木小片層1へ供給され(図中符号B)、木小片層1における窒 素飢餓状態が緩和されることになる。しかも、この木小片層1に供給された窒素は該 木小片層1によって保持され、木小片層1の窒素飢餓状態が緩和される(図2参照) 。
【0045】
ロ 造成後の2〜3か月間は、木小片層1が多少窒素飢餓状態となるが、物資の移動は 上層側から下層側である為、該窒素飢餓状態の影響が客土層2や緑化層3には及ばな い(図中符号C、図3参照)。
【0046】
ハ 造成後の数か月間は、客土層2や緑化層3に含まれる植物生育の為の有効成分が、 降雨等の影響により木小片層1に保持されていく(図中符号D)。また、この木小片 層1中の小木片が徐々に腐敗分解していく。また、客土層2や緑化層3や木小片層1 に含まれる植物生育阻害成分は該木小片層1に保持されず、該木小片層1の下方へ通 過移動していく(図中符号E)。このようにして、木小片層1は植物の生育の為の基 盤層に変貌していく(図4参照)。
【0047】
ニ 造成後、数年経過した状態において、木小片層1(植物の生育の為の基盤層)から 客土層2側へ、該木小片層1に保持蓄積されていた植物生育の為の有効成分が供給さ れ(図中符号F)、造成地での良好な植物の生育環境が維持される。また、木小片層 1中の木小片が腐敗して形成された栄養分も客土層2側へ供給され、造成地での良好 な植物の生育環境が維持される(図5参照)。
【0048】
また、このような作用効果を発揮する為には、木小片層1の厚さを10乃至50cm、好ましくは10及至25cmに設定すると良い。
【0049】
この厚さは実験により確認された数値で、木小片層1の厚さが厚すぎると前記窒素飢餓の問題が発生し、薄すぎると前記イ〜ニの効果が薄くなる。
【0050】
また、客土層2の厚さは10cm以上に設定すると良いが、この厚さは、生育する植物により適宜設定するとより一層好適となる。例えば、植物として芝生を生育する場合、芝生は生育し過ぎても問題となる為、客土層2の厚さを20cmとし、該芝生の根の成長を木小片層1の存在により抑制して該芝生の成長を制限すると良い。
【0051】
また、木小片の大きさは、腐敗分解性を考慮して30mm以下が良い。
【0052】
本実施例は上述のようにするから、造成予定地で発生した廃棄木材を、造成予定地で木小片化し、この木小片と土との混合物を該造成予定地を粗造成地とした後に層状に設けるだけで、従来高コストをかけて処理していた廃棄木材を簡単且つ低コストで処理することができる極めて実用性に秀れた造成地の形成方法となる。
【0053】
また、木小片と混合する土も、造成予定地において調達することができるから、この点においてもコスト安で廃棄木材を処理できる実用性に秀れた造成地の形成方法となる。また、この土は元々造成予定地に存在するものを使用できる故に、微生物環境等、造成地に適したものとなり、該造成地での植物の生育は良好に行えることになる。
【0054】
また、木小片化の腐敗による窒素飢餓状態は、該木小片と混合される土によって緩和されることになり、従って、該造成地が植物生育不能になったりしないことになる。
【0055】
ところで、上記実施例は、造成地で植物を生育する場合を説明したが、この木小片層1を形成する技術は、他の用途にも応用することができる。
【0056】
即ち、造成地の表面に上記本実施例と同様の木小片層1を均一な厚さに形成すると、該木小片層1が、造成地の乾燥防止、地面温度の調整、踏圧緩和、表土の浸食防止、雑草の生育防止等の効果を発揮する。
【0057】
また、これらの効果は、駐車場等として使用する為、木小片層1の表面にアスファルトやコンクリート等を配設する場合でも得られる(請求項のいう整地の概念は、このアスファルト等の配設を含む。)。この場合、木小片層1の腐敗による造成地の沈下が問題になるが、木小片が腐敗しても、該木小片に含まれるセルロースやリグニンは分解されず、従って、木小片層1の厚さが20cmであれば、該沈下は数cm程度であるものと考えられる。尚、木小片層1中の木小片の割合が場所によって偏らないようにすれば、この陥没は造成地において均一となり、弊害が可及的に少なくなる。
【0058】
尚、造成とは、土地になにかしらの手段を施して該土地を他の形状若しくは性質の異なる土地に変化せしめることを示す。
【0059】
また、粗造成とは、土地の造成を完了する前にある程度土地をしきならすことを示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の説明断面図である。
【図2】本実施例の説明断面図である。
【図3】本実施例の説明断面図である。
【図4】本実施例の説明断面図である。
【図5】本実施例の説明断面図である。
【符号の説明】
1 木小片層
2 客土層
3 緑化層
Claims (11)
- 造成予定地に植生している潅木を除去し、続いて、該造成予定地を粗造成した後、整地して造成地を形成する方法であって、造成予定地から潅木を除去した後に、該造成予定地において該潅木の幹部分を除去した枝葉や根等の廃棄予定木材を破壊することで木小片を形成し、続いて、この木小片を該造成予定地に混入して造成するか、若しくは、粗造成の後に該木小片を混入するかいずれかの手段により木小片が混入された木小片層を形成し、続いて、この木小片層の表層を整地し、続いて、該木小片層の表層に土を層状に敷設して客土層を形成し、続いて、この客土層上に植物を植生することを特徴とする造成地の形成方法。
- 造成予定地に植生している潅木を除去し、続いて、該造成予定地を粗造成した後、整地して造成地を形成する方法であって、造成予定地から潅木を除去した後に、該造成予定地において該潅木の幹部分を除去した枝葉や根等の廃棄予定木材を破壊することで木小片を形成し、続いて、この木小片を土と混合した状態で造成予定地に層状に敷設するか、若しくは、粗造成の後に層状に敷設するかのいずれかの手段により木小片が混入された木小片層を形成し、続いて、この木小片層の表層を整地し、続いて、該木小片層の表層に土を層状に敷設して客土層を形成し、続いて、この客土層上に植物を植生することを特徴とする造成地の形成方法。
- 造成予定地に植生している潅木を除去し、続いて、該造成予定地を粗造成した後、整地して造成地を形成する方法であって、造成予定地から潅木を除去した後に、該造成予定地において該潅木の幹部分を除去した枝葉や根等の廃棄予定木材を破壊することで木小片を形成し、続いて、この木小片を前記造成予定地の粗造成の後の表層に均一厚で敷設し、続いて、該木小片と前記粗造成の後の表層の所定厚部分とを混合して木小片層を形成し、続いて、この木小片層の表層を整地し、続いて、該木小片層の表層に土を層状に敷設して客土層を形成し、続いて、この客土層上に植物を植生することを特徴とする造成地の形成方法。
- 請求項1〜3いずれか1項に記載の造成地の形成方法において、木小片層は、土に木小片が10乃至40%(体積)混合されていることを特徴とする造成地の形成方法。
- 請求項1〜4いずれか1項に記載の造成地の形成方法において、木小片層の厚さを10乃至50cm、客土層の厚さを10cm以上に設定したことを特徴とする造成地の形成方法。
- 請求項1〜5いずれか1項に記載の造成地の形成方法において、客土層の表面に窒素含有量の多い肥料,養生材,基盤材及び安定剤を混合せしめた緑化剤を吹き付けて緑化層を形成し、この緑化層で芝生や草花等の植物を植生することを特徴とする造成地の形成方法。
- 造成地の形成方法において、土に潅木の幹部分を除去した枝葉や根等の廃棄予定木材を破砕することで形成した木小片を混合した木小片層を形成した後、該木小片層の表層に土を層状に敷設して客土層を形成し、続いて、この客土層上に植物を植生することを特徴とする造成地の形成方法。
- 請求項7記載の造成地の形成方法において、木小片層の厚さを10乃至50cm、客土層の厚さを10cm以上に設定したことを特徴とする造成地の形成方法。
- 請求項7,8いずれか1項に記載の造成地の形成方法において、客土層の表面に窒素含有量の多い肥料,養生材,基盤材及び安定剤を混合せしめた緑化剤を吹き付けて緑化層を形成し、この緑化層で芝生や草花等の植物を植生することを特徴とする造成地の形成方法。
- 請求項7〜9いずれか1項に記載の造成地の形成方法において、木小片層は、土に木小片が10乃至40%(体積)混合されていることを特徴とする造成地の形成方法。
- 造成予定地に植生している潅木を除去し、続いて、該造成予定地を粗造成した後、整地して造成地を形成する際に発生する廃棄木材の処理方法であって、前記造成予定地において該潅木の幹部分を除去した枝葉や根等の廃棄予定木材を破砕することで木小片を形成し、この木小片を該造成予定地に混入して造成するか、若しくは、粗造成の後に該木小片を混入するかいずれかの手段により木小片が混入された木小片層を形成し、この木小片層の表層を整地することで前記造成地の内部に廃棄木材と土とが混合せしめられた木小片層を形成することを特徴とする廃棄木材の処理方法。
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