JP2005230005A - 抑草材、その製造方法、およびその施工方法 - Google Patents

抑草材、その製造方法、およびその施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005230005A
JP2005230005A JP2005006650A JP2005006650A JP2005230005A JP 2005230005 A JP2005230005 A JP 2005230005A JP 2005006650 A JP2005006650 A JP 2005006650A JP 2005006650 A JP2005006650 A JP 2005006650A JP 2005230005 A JP2005230005 A JP 2005230005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soil
solidifying material
weed
solidifying
plant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005006650A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemasa Yoshida
重方 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TO KURE KK
TO-KURE KK
Original Assignee
TO KURE KK
TO-KURE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TO KURE KK, TO-KURE KK filed Critical TO KURE KK
Priority to JP2005006650A priority Critical patent/JP2005230005A/ja
Publication of JP2005230005A publication Critical patent/JP2005230005A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Protection Of Plants (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

【課題】 単子葉植物に代表されるような出芽力の強い雑草であっても、その発生を抑止可能な抑草材と、その抑草材の製造方法、およびその抑草材の施工方法を提供すること。
【解決手段】 本発明の抑草材は、浄水ケーキを粉砕してなる粒状浄水ケーキと、アレロパシー活性物質を含む植物性資材と、土壌固化材との混合物を主成分とする。土壌固化材を添加した場合、土壌固化材を添加しない場合に比べ、雑草の出芽を抑制することができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、非農耕地である未舗装道路、道路の側道や法面、公園内の未舗装遊歩道などにおいて、雑草の発生を抑制するために利用される抑草材と、その抑草材の製造方法、およびその抑草材の施工方法に関する。
従来、非農耕地の雑草防除は、人力による刈り取りや刈り払い機などによる物理的防除法、除草剤散布などの化学的防除法、およびアスファルトやコンクリートで舗装する土木的防除法などが行われてきた。
しかし、上記の物理的、化学的雑草防除法は、雑草が発生する毎に除草作業を行う必要があり、多大な労力を要する。また、刈り払い機などの機械を用いる場合、ガソリンや軽油などのエネルギー源が必要である。さらに、除草剤を使った化学的防除では、生態系に悪影響を及ぼすおそれもあることから、環境保全上できるだけ避けることが望まれている。アスファルト、コンクリート舗装などによる防除は、永続的ではあるが、高価格となるだけでなく、地表面からの放熱作用による外気温の上昇、非透水による地下水の涵養不足および無機的環境の作出など、好適生活環境を維持する上で好ましくない諸現象が誘起される。
こうした背景の下、本件発明者は、従来、有用な用途もなく埋め立て地等に廃棄されていた浄水処理ケーキを利用した抑草材を開発し、この抑草材を用いた雑草防除法を提案している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−291014号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の抑草材を施工した場合であっても、雑草の種類によっては、十分に出芽を抑制できないことがあり、特に、単子葉植物の出芽を抑制するためには、さらに抑草効果を高めたいとの要望があった。
本発明は、上記要望に応えるべく開発されたものであり、その目的は、単子葉植物に代表されるような出芽力の強い雑草であっても、その発生を抑止可能な抑草材と、その製造方法、およびその施工方法を提供することにある。
以下、本発明の特徴的構成について詳述する。
本発明の抑草材は、浄水ケーキを粉砕してなる粒状浄水ケーキと、アレロパシー活性物質を含む植物性資材と、土壌固化材との混合物を主成分とするものである。
この抑草材において、前記粒状浄水ケーキは、浄水ケーキを粉砕して篩い分けすることにより得られる粗粒物と細粒物とを、粗粒物:細粒物=75:25〜25:75の混合比で混合してなるものが望ましい。また、浄水ケーキを粒径10mm以下に粉砕し、4.5mm目の篩にて篩い分けすることにより得られる粒径4.5mm以上10mm以下の粗粒物と粒径4.5mm未満の粉末物を含む細粒物とを混合してなるものであると特に望ましい。
また、主成分として含まれる粒状浄水ケーキ、植物性資材、および土壌固化材は、それぞれの特性が発現する程度の量が含まれていればよいが、特定の成分だけが過剰に多い比率で含まれていても相対的に他の成分の特性が弱まってしまうので、その点をも考慮すると、前記混合物は、前記細粒物100重量部に対して、前記植物性資材1〜5重量部と、前記土壌固化材5〜30重量部とを混合してなるものであると好ましい。
粒状浄水ケーキは、粗粒物の割合が高いほど透水性が高くなるので、地表に敷設した際に水たまりやぬかるみができない点では好ましい。しかし、その一方、細粒物の割合が低下するので硬度が低下し、その結果、抑草効果が弱くなる。したがって、透水性と抑草効果の両者を高くするためには、粗粒物と細粒物をバランスよく含んでいることが重要であり、粗粒物と細粒物との混合比を、粗粒物:細粒物=75:25〜25:75とすると効果的なのである。粗粒物の割合が比較的高い場合には、土壌固化材の混合比を高めることが望ましい。
また、前記植物性資材は、発芽や植物の生長(根や茎葉の伸長)に抑制的に働くアレロパシー活性物質を含むものであれば何でもよいが、特に効果的なものとしては、コーヒー粕、モミガラ、針葉樹のオガクズ、および樹木の剪定枝屑より作成したウッドチップやその粉末の中から選ばれる1種または2種以上の混合物であると好ましい。アカシア、サクラ、マツ、ツゲ、およびアカメガシの剪定枝屑には、高いアレロパシー活性が認められ、有用な活性資材として有望であるが、これら以外の樹木の剪定枝屑でも、採取時期や部位によっては比較的高い活性があり、ほとんどの樹木は本植物性資材として使用することが可能である。
また、前記土壌固化材は、軟弱土壌やヘドロ固化材として用いられている市販の固化材を任意に利用することができ、例えば、セメント系土壌固化材、石灰系土壌固化材、マグネシウム系土壌固化材、および石こう系土壌固化材を用いることができるので、これらの中から選ばれる1種または2種以上の混合物を用いるとよい。
あるいは、前記土壌固化材としては、有機高分子樹脂固化材を用いることもできる。有機高分子樹脂固化材としては、例えば、エチレン‐酢酸ビニル共重合エマルジョン系固化材、アクリルエマルジョン系固化材、エポキシ樹脂系固化材、合成ゴムラテックス系固化材などを用いることができ、これらの中から選ばれる1種または2種以上の混合物を用いるとよい。
また、有機高分子樹脂固化材として、生分解性有機高分子材料からなる有機高分子樹脂固化材を用いるのも好ましい。生分解性有機高分子材料としては、例えば、ポリビニルアルコールやポリ乳酸などの合成高分子系のもの、デンプンやキトサンなどの天然高分子系のもの、ポリ(3‐ヒドロキシブチラート)などポリエステル系の微生物産生高分子などを挙げることができ、これらの生分解性有機高分子材料からなる有機高分子樹脂固化材を1種、または2種以上混合して用いるとよい。有機高分子樹脂固化材として、生分解性有機高分子材料からなる有機高分子樹脂固化材を用いた場合、抑草材の施工後に抑草効果を発揮した後、経時変化により有機高分子樹脂固化材は微生物による分解を受けるので、有機高分子樹脂成分が長期にわたって土壌中に残留することがない。
以上のような抑草材は、例えば、浄水ケーキを粒径10mm以下に粉砕し、該粉砕物を4.5mm目の篩にて篩い分けして粒径4.5mm以上10mm以下の粗粒物と粒径4.5mm未満の細粒物とし、前記粗粒物と前記細粒物とを、粗粒物:細粒物=75:25〜25:75の混合比で混合して利用するが、細粒物100重量部に対し、アレロパシー活性物質を含む植物性資材として、コーヒー粕、モミガラ、針葉樹のオガクズ、および樹木の剪定枝屑より作成したウッドチップやその粉末の中から選ばれる1種または2種以上の混合物1〜5重量部を添加し、土壌固化材として、セメント系土壌固化材、石灰系土壌固化材、マグネシウム系土壌固化材、石こう系土壌固化材、および有機高分子樹脂固化材の中から選ばれる1種または2種以上の混合物5〜30重量部を添加し、混合する工程によって製造することができる。
そして、この抑草材は、次のような方法で施工することができる。
例えば、上記抑草材が、雑草の発生を抑制したい場所の表面において3〜5cm厚の層をなすように敷設される。なお、これ以上の厚さに敷設することも可能であるが、これ以上厚くしても抑草効果が著しく改善される訳ではないので、3〜5cm厚であれば十分である。敷設に際しては、単に抑草材を敷き詰めるだけでもよいが、振動や鎮圧を加えることにより、抑草材を締め固めるようにすると望ましい。
このようにして抑草材を施工すれば、雑草の発生を抑止することができ、特に、単子葉植物に代表されるような出芽力の強い雑草であっても、その発生を抑止することができる。
なお、3cm未満の厚さで敷設しても、ある程度の抑草効果は得られるので、目的によっては、3cm未満の厚さで敷設しても構わない。特に、土壌固化材の混合比を高めた場合には、0.5〜1.0cm程度の厚さで敷設しても高い抑草効果が期待できるので、例えば、道路脇の法面のような雨水が流れ去りやすい場所など、透水性が多少低くなっても構わない場所であれば、土壌固化材の混合比を高めることで、3cm未満の厚さで敷設するようにしてもよい。
また、宿根性雑草根やその根茎および木本植物根が残存する場所では、雑草の発生を抑制したい場所の表面に、シート材を敷設してから、該シート材の上に前記抑草材が敷設されてもよい。この場合、シート材としては、永続的な抑草効果を期待するのであれば、難分解性材料でできたシート材を用いるとよく、一方、地中に難分解性材料を残したくない場合は、生分解性プラスチックなどの易分解性材料でできたシート材を用いるとよい。このようなシート材は、透水性を考慮した場合、水を透過させる隙間を有する織布ないし不織布であると好ましいが、農業用マルチシートにピンホールを開けたものを用いてもよい。単子葉植物の切り株や根茎などからの出芽抑制には、不織布では一定の厚みを持ったものが必要であり、また、織布では折り目の細かいものが必要である。
さらに、抑草材の施工に際しては、前もって自生雑草の地上部を刈り取り、土壌表面を整地した後、施工するのが一般的であるが、これ以外の方法として、雑草の発生を抑制したい場所に繁茂する植物の地上部を刈り取ることなく押し倒して、その上に前記シート材を敷設してから、該シート材の上に前記抑草材が敷設されてもよい。
この施工方法では、刈り取り工法に比べ、手数が省けるのみならず、埋没した地上部の呼吸により地下部のエネルギー消耗を伴うため、地下部を効果的に枯死させることができる。
以上説明した通り、本発明によれば、単子葉植物に代表されるような出芽力の強い雑草であっても、その発生を抑止可能な抑草材と、その製造方法、およびその施工方法を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について一例を挙げて説明する。
(1)コーヒー粕およびモミガラが植物の生育に及ぼす影響
コーヒー粕およびモミガラが植物の生育に及ぼす影響を調べるため、次のような実験を行った。
ポット内の土壌表面に牧草種子(オーチャードグラス:3g/ポット、シロクローバ:0.5g/ポット)を散布し、その上にモミガラあるいはコーヒー粕を1mm深、3mm深施用し、その上に粒状浄水ケーキ(粒径4.5mm)を3cm深となるように充填した。そして、1ヶ月後の牧草の生育状況を調査した。結果を下記表1に示す。
表1に示した結果から、コーヒー粕ないしモミガラのいずれかと粒状浄水ケーキとを施用することにより、植物の生育が抑制されることがわかる。特に、シロクローバの場合は、いずれも出芽個体数が0であり、植物の種類にもよるものの、絶大な抑草効果があることがわかる。また、モミガラ区とコーヒー粕区は、双方とも優れた抑草効果を示しているが、特にモミガラ区とコーヒー粕区との比較においては、コーヒー粕区の方が優れた抑草効果を示していた。
(2)コーヒー粕の添加量の違いによる植物の生育に及ぼす影響
コーヒー粕の添加量の違いによる植物の生育に及ぼす影響を調べるため、次のような実験を行った。
施肥した土壌を1/10000aポットに充填し、その土壌量の0,1,2%に相当するコーヒー粕をよく混和したのち、植物(イタリアンライグラス:20個体/ポット、シロクローバ:20個体/ポット)を21日間栽培し、生育量を測定した。生育量は、コーヒー粕添加割合0%の場合の乾燥物重を100とする相対値によって示した。結果を下記表2に示す。
表2に示した結果から、コーヒー粕の添加割合が増えるほど、優れた抑草効果を示すことがわかる。
(3)アレロパシー活性物質を含む植物性資材を混練した浄水ケーキの抑草効果
アレロパシー活性物質を含む植物性資材と浄水ケーキとを混和したときの抑草効果について試験を行った。
具体的には、浄水ケーキを粒径10mm以下に粉砕して、この粉砕物を4.5mm目の篩にて篩い分けすることにより、粒径4.5mm以上10mm以下の粗粒物と粒径4.5mm未満の細粒物とし、これら粗粒物と細粒物とを50:50の混合比で混合した。この浄水ケーキに対し、アレロパシー活性物質を含む植物性資材を添加、混練した。
アレロパシー活性物質を含む植物性資材としては、コーヒー粕、オガクズ、モミガラの3種を用いた。また、コーヒー粕およびオガクズについては、混練濃度を上記細粒物に対する重量比で1,2,5,10%の4通りに変え、モミガラについては、混練濃度を上記細粒物に対する重量比で5%ととし、9種の試料を得た。
以上9種の試料について、抑草効果を試験するため、施肥した土壌をポットに充填し、シロクローバおよびイタリアンライグラスの種を播き、その上から上記各試料を3cm深となるように充填した。また、上記各試料を施用していない対照用ポットも用意した。なお、シロクローバおよびイタリアンライグラス双方とも、1種の試料につき3ポットを用意し、対照用ポットについても3ポットを用意した。
播種後7日目、15日目に出芽したポット数を確認し、15日目ではシロクローバおよびイタリアンライグラス双方とも、1ポット当りの出芽数を計数して、対照用ポットに対する相対値で抑草率を算出した。また、イタリアンライグラスについては、1ポット当りの地上部重を測定した。結果を下記表3、表4に示す。
表3および表4に示した結果から、アレロパシー活性物質を含む植物性資材と浄水ケーキとを混和してから施用したときにも、抑草効果が得られることがわかる。シロクローバについては、各植物性資材を1%添加するだけでも抑草効果が発現することがわかる。また、各植物性資材の添加量が多くなるほど、概ね抑草効果は高くなる傾向があることがわかる。
イタリアンライグラスについては、コーヒー粕の場合、5%添加と10%添加とで初めて抑草効果が見られたが、その抑草効果は5%添加の方が高く示された。また、オガクズの場合は、5%添加以上で初めて効果が発現した。
したがって、シロクローバに対しては、1%以上、シロクローバとイタリアンライグラスの双方に対しては5%程度添加すると、抑草効果が効率よく発現するものと考えられる。
(4)アレロパシー活性物質を含む植物性資材の他の具体例
コーヒー粕やモミガラ以外にも、アレロパシー活性物質を含む植物性資材は存在する。その一例としては、アカシア、サクラ、マツ、ツゲ、およびアカメガシなどの剪定枝屑であるが、これら以外の樹木の剪定枝屑でも比較的高い活性を示すものは数多くあり、それらもアレロパシー活性物質を含む植物性資材として利用可能である。
図1および図2は、これらの剪定枝屑から抽出した抽出液が、レタス種子の発芽と幼根伸長に及ぼす影響を示したグラフである。このグラフには、上記各植物の剪定枝屑から抽出した抽出液を与えた種子の発芽率と幼根伸長率が、抽出液を与えていない種子との相対値にて示されている。
図1および図2から明らかなように、これらの剪定枝屑には、種子の発芽および幼根伸長を抑制する物質が含まれていると考えられる。したがって、この剪定枝屑より作成したウッドチップやその粉末を抑草材に配合することにより、抑草効果を高めることができるものと考えられる。
なお、アレロパシー活性物質を含む植物性資材としては、発芽に対して抑制的に作用するものを抑草に利用できるのはもちろんのこと、発芽に対して促進的に作用するものであっても、幼根生長に対して抑制的に作用するものであれば、抑草に利用できると考えられる。
(5)抑草材の製造例
浄水ケーキを粒径10mm以下に粉砕して、この粉砕物を4.5mm目の篩にて篩い分けすることにより、粒径4.5mm以上10mm以下の粗粒物と粒径4.5mm未満の細粒物とし、これら粗粒物と細粒物とを50:50の混合比で混合した。そして、細粒物100kgに対して、アレロパシー活性物質を含む植物性資材として、コーヒー粕2.5kgを添加し、土壌固化材として、マグネシウム系土壌固化材10kgを添加、混合して、抑草材を得た。
(6)裸地における雑草発生の抑止に及ぼす抑草処理の影響
次に、上記(5)で製造した抑草材の効果を調べるため、次のような試験を実施した。
植生のみられない土盛り造成地に1区面積3600cm2(60cm×60cm)の試験区を設け、そこに何の処理もしない無処理区、上記抑草材を施工する抑草材処理区、シート材を敷設した後に上記抑草材を施工するシート材+抑草材処理区の3処理区を設けた。
抑草材処理区では、クワなどで土壌表面を均平に整えて鎮圧した上に上記抑草材を約3cm深に敷きこみ、均平にならしたのち、鎮圧した。
また、シート材+抑草材処理区では、鎮圧した土壌表面に生分解性織布を展張し、その上に上記抑草材を約3cm深に敷きこみ、均平にならしたのち、鎮圧した。
そして、処理2ヶ月後、および4ヶ月後に、各処理区の雑草発生量と硬度を測定した。結果を表5に示す。
表5に示したとおり、処理2ヶ月後、無処理区では雑草発生がみられたが、抑草材区およびシート材+抑草材区では雑草の発生が全くみられなかった。このことは、土壌中の埋没種子からの雑草の出芽や飛来種子からの雑草定着が、上記両処理区において完全に防ぐことができたことを意味する。さらに、4ヶ月後における雑草発生量は、無処理区に比べて抑草材区では約1/10に、シート材+抑草材区では雑草の発生が全くみられなかった。
なお、本試験の無処理区における主要発生雑草種はスギナであり、4ヶ月後の抑草材区で発生した雑草種もスギナであった。これらは、土壌中に混在するスギナ地下茎より出芽したものである。抑草材区でも抑草材層を貫いて一部の葉茎が出芽したことから、裸地状態の土壌からの雑草発生を抑制する場合は、抑草材を敷設する処理だけでも十分であるが、雑草の地下茎や木本植物の地下部が土壌表層中に混在する可能性がある場合には、シート材と抑草材とを組み合わせた処理が有益とみなされる。
(7)雑草繁茂地における雑草発生の抑止に及ぼす抑草処理の影響
雑草が繁茂した土盛り造成地に1区面積3600cm2(60cm×60cm)の試験区を5区作り、以下の処理区を設けた。
無処理区1:繁茂雑草を刈り取ることなく放任する処理区、無処理区2:繁茂雑草の地上部を根際部より刈り取る以外、何らの抑草処理も加えない処理区、抑草材区:繁茂雑草の地上部を根際部より刈り取ったのち、土壌表面に鎮圧をかけ、その上に抑草材を約3cm深に敷き詰め、さらに鎮圧をかける処理区、シート材+抑草材区1:上記の抑草材区と同様に繁茂雑草の地上部を根際部より刈り取ったのち、土壌表面に鎮圧をかけ、その上に生分解性織布を展張し、その上に抑草材を約3cm深に敷き詰め、さらに鎮圧をかける処理区、シート材+抑草材区2:繁茂雑草の地上部を刈り取ることなく押し倒しつつ鎮圧をかけ、その上に生分解性織布を展張し、その上に抑草材を約3cm深に敷き詰め、さらに鎮圧をかける処理区。
そして、処理2ヶ月後、および4ヶ月後に、各処理区の雑草発生量と硬度を測定した。結果を表6に示す。
表6から明らかなように、処理2ヶ月後、繁茂雑草地上部を刈り取った無処理区2の雑草生育量は、放任した無処理区1の約半分程度であった。抑草材区では、上記無処理区2の33%の雑草発生を示した。これに対して、シート材+抑草材区1では、無処理区2の16%、シート材+抑草材区2では、無処理区2の4%の雑草発生量であった。
これらの結果から、植生の認められる場所における抑草には、地上部刈り取り+抑草材処理だけでは不十分であり、土壌表層に混在する雑草根や根茎を除去することが望ましいと考えられるが、このような処理には多大な労力を要する。
この点、抑草材の下にシート材を展張しておけば、雑草発生が顕著に抑制されること、その効果は、雑草の地上部を刈り取るよりも、雑草の地上部を押し倒した上にシート材を展張した処理の方が効果的であることが明らかとなった。雑草の地上部を押し倒した上にシート材を展張する処理は、土中の雑草根や根茎の除去作業、あるいは雑草地上部の刈り取り作業を省略でき、植生地における雑草発生抑制法として有益であるとみなされた。
(8)土壌固化材の添加による抑草効果への影響
抑草材として、次の4種を用意した。
抑草材1:浄水ケーキを粉砕、篩い分けして得た粒径4.5mm以上10mm以下の粗粒物と粒径4.5mm未満の細粒物とを50:50の混合比で混合し、細粒物100kgに対し、アレロパシー活性物質を含む植物性資材として、コーヒー粕2.5kgを添加、混合したもの、抑草材2:抑草材1に対して、さらに10重量%のマグネシウム系土壌固化材を添加、混合したもの、抑草材3:抑草材1に対して、さらに10重量%の石灰系土壌固化材を添加、混合したもの、抑草材4:抑草材1に対して、さらに10重量%のセメント系土壌固化材を添加、混合したもの。
そして、培養土を充填したポット土壌表面に検定植物としてコマツナ(25粒/ポット)およびケンタッキーブルーグラス(0.2g/ポット)を散播した上に、上記4種の抑草材のいずれかを1.5cm深に充填、鎮圧して、播種9日後にコマツナの出芽状況、播種16日後にケンタッキーブルーグラスの出芽状況(ポット壁面との隙間より出芽した個体を除いたポット当りの全出芽数)を調査した。その結果を表7に示す。
表7に示すように、いずれの土壌固化材を添加した場合とも、土壌固化材を添加しない場合に比べ、両植物とも出芽が抑制される結果となった。このことから、土壌固化材の添加が出芽抑止に有益に働くことが明確となった。
なお、土壌固化材の中では、マグネシウム系のものが最も高い出芽抑止効果を示した。また、双子葉植物であるコマツナに比べて、針状様の葉身をもつ単子葉植物であるケンタッキーブルーグラスの出芽抑止率は劣っていた。したがって、さらに出芽抑止率を高めるためには、抑草材層の厚みを1.5cm深以上とするか、あるいは、硬度を高めるためにマグネシウム系土壌固化材の添加割合をさらに高めるなどの対応をとることが必要であると考えられる。
そこで、次に抑草材層の厚みと抑草効果との関係について検証した。
培養土を充填したポット土壌表面に検定植物としてコマツナ(25粒/ポット)およびケンタッキーブルーグラス(0.2g/ポット)を散播した上に、最も抑草効果が高かった上記抑草材2を0.5cm深、1.5cm深、3.0cm深、5.0cm深に充填、鎮圧して、播種16日後にコマツナの出芽状況、播種24日後にケンタッキーブルーグラスの出芽状況(ポット壁面との隙間より出芽した個体を除いたポット当りの全出芽数)を調査した。その結果を表8に示す。
表8に示した結果から、10重量%のマグネシウム系土壌固化材を添加、混合した抑草材の場合、抑草材層の厚みを3cm以上とすることにより、高い雑草発生抑止効果が期待できるものと考えられる。
(9)植物性資材および土壌固化材の混練の有無による抑草効果の違い
アレロパシー活性物質を含む植物性資材および土壌固化材のそれぞれを混練したものと混練しないものとで、抑草効果がどの程度変わるかについて試験を行った。
具体的には、浄水ケーキを粒径10mm以下に粉砕して、この粉砕物を4.5mm目の篩にて篩い分けすることにより、粒径4.5mm以上10mm以下の粗粒物と粒径4.5mm未満の細粒物とし、これら粗粒物と細粒物とを50:50の混合比で混合した。
この混合物に対し、アレロパシー活性物質を含む植物性資材のみを添加、混練したもの(試料1)、土壌固化材のみを添加、混練したもの(試料2)、アレロパシー活性物質を含む植物性資材および土壌固化材を添加、混練したもの(試料3)を調製した。
アレロパシー活性物質を含む植物性資材としては、モミガラを用い、混練濃度を上記細粒物に対する重量比で5%とした。土壌固化材としては、マグネシウム系土壌固化材を用い、混練濃度を上記細粒物に対する重量比で5%とした。
以上の試料1〜3について、抑草効果を試験するため、施肥した土壌をポットに充填し、シロクローバおよびイタリアンライグラスの種を播き、その上から上記各試料を1.5〜2cm深となるように充填した(処理区1〜3)。また、上記各試料を施用していない対照用ポットも用意した(対照区)。なお、シロクローバおよびイタリアンライグラス双方とも、1種の試料につき3ポットを用意し、対照用ポットについても3ポットを用意した。
播種1週間後、2週間後に出芽したポット数を確認し、シロクローバおよびイタリアンライグラス双方とも、2週間後の1ポット当りの出芽数を計数して、対照用ポットに対する相対値で抑草率を算出した。結果を下記表9、表10に示す。
表9および表10に示した結果から、アレロパシー活性物質を含む植物性資材および土壌固化材の両方を混和してから施用したときに、高い抑草効果が得られることがわかる。特に、シロクローバに対する抑草効果がきわめて高いのはもちろんのこと、イタリアンライグラスに対しても、99.2%の抑草率ときわめて高い値を示すことから、アレロパシー活性物質を含む植物性資材のみを添加したものに比べ、単子葉植物に対する抑草効果が高いと考えられる。
(10)有機高分子樹脂固化材を添加した場合の抑草効果(その1)
浄水ケーキを粒径10mm以下に粉砕して、この粉砕物を4.5mm目の篩にて篩い分けすることにより、粒径4.5mm以上10mm以下の粗粒物と粒径4.5mm未満の細粒物とし、これら粗粒物と細粒物とを50:50の混合比で混合した。そして、この粗粒物と細粒物との混合物のみからなる試料(以下、試料aと称する)と、同混合物に対して更にアレロパシー活性物質を含む植物性資材および土壌固化材を添加、混練した試料(以下、試料bと称する)を調製した。アレロパシー活性物質を含む植物性資材としては、モミガラを用い、混練濃度を上記細粒物に対する重量比で5%とした。土壌固化材としては、生分解性の有機高分子樹脂固化材(本実験例では、ポリビニルアルコール系固化材)を用い、混練濃度を上記細粒物に対する重量比で5%とした。
ポット(22cm×22cm)に土壌を充填後、検定植物としてコマツナ種子0.5gを散播したのち、同一土壌で薄く覆土した。その後、ポット内にコドラード(20cm×20cm)を置き、上記試料a,bを用いて以下のような3種の処理区A〜Cを構成した。(処理区A):上記試料aを土壌表面に敷張。(処理区B):上記試料aを土壌表面に敷張後、敷張された試料aの表面から転圧を加える。(処理区C):上記試料bを土壌表面に敷張後、敷張された試料bの表面から転圧を加える。
以上のような処理区A〜Cにおいて、灌水等の管理を行いつつ、経日的に出芽状況を調査した。結果を図3に示す。
浄水ケーキのみからなる試料aを敷張した処理区Aでは、1週間後より出芽し始め、9日から15日後にかけて急速に出芽数が増加した。処理区Aに対してさらに転圧処理を加えた処理区Bでは出芽速度は遅れ、かつ出芽数も処理区Aの25%程度まで低下した。さらにアレロパシー活性物質および有機高分子樹脂土壌固化材を加えた試料bを用いて処理区Bと同等な転圧処理を施した処理区Cでは、調査終了日である41日後においても出芽が認められず、完全に出芽が抑制されることが明らかとなった。
(11)有機高分子樹脂固化材を添加した場合の抑草効果(その2)
浄水ケーキを粒径10mm以下に粉砕して、この粉砕物を4.5mm目の篩にて篩い分けすることにより、粒径4.5mm以上10mm以下の粗粒物と粒径4.5mm未満の細粒物とし、これら粗粒物と細粒物とを50:50の混合比で混合した。そして、この粗粒物と細粒物との混合物に対し、更にアレロパシー活性物質を含む植物性資材および土壌固化材を添加、混練した3種の試料を調製した。3種の試料の違いは、添加した土壌固化材の違いであり、具体的には、マグネシウム系土壌固化材を添加したもの、生分解性の有機高分子樹脂固化材(本実験例では、ポリビニルアルコール系固化材)を添加したもの、非生分解性の有機高分子樹脂固化材(本実験例では、エチレン‐酢酸ビニル共重合エマルジョン系固化材)を添加したもの、以上3種を用意した。アレロパシー活性物質を含む植物性資材としては、モミガラを用い、混練濃度を上記細粒物に対する重量比で5%とした。また、各土壌固化材の混練濃度も上記細粒物に対する重量比で5%とした。
セイタカアワダチソウの地下茎(約4cm長)4片をポット土壌中に埋設し、その土壌表面に上記各試料を敷張して処理区1〜3を構成した。また、同様にセイタカアワダチソウの地下茎(約4cm長)4片をポット土壌中に埋設した後、その土壌表面に生分解性シートを展張し、その上に上記各試料を敷張して処理区4〜6を構成した。また、比較のため、セイタカアワダチソウの地下茎(約4cm長)4片をポット土壌中に埋設しただけの処理区7(対照区)も構成した。
以上のような処理区1〜7において、灌水等の管理を行い、35日後の出芽状況を調査した。結果を表11に示す。
表11から明らかなように、シート展張の有無や固化材の種類によらず、抑草材で処理された処理区1〜6では、いずれも全く出芽が認められなかった。一方、抑草材で処理されていない処理区7では、セイタカアワダチソウの出芽が認められ、さらに従前より土壌に含まれていた埋没種子からの出芽も認められた。このことから、抑草材で処理により、完全に出芽が抑制されることが明らかとなった。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
アレロパシー活性物質を含む植物の抽出液を与えた種子の発芽率を示すグラフである。 アレロパシー活性物質を含む植物の抽出液を与えた種子の幼根伸長率を示すグラフである。 有機高分子樹脂固化材を添加した場合と添加しない場合の出芽抑制効果の違いを示すグラフである。

Claims (14)

  1. 浄水ケーキを粉砕してなる粒状浄水ケーキと、アレロパシー活性物質を含む植物性資材と、土壌固化材との混合物を主成分とする抑草材。
  2. 前記粒状浄水ケーキは、浄水ケーキを粉砕して篩い分けすることにより得られる粗粒物と細粒物とを、粗粒物:細粒物=75:25〜25:75の混合比で混合してなる請求項1に記載の抑草材。
  3. 前記粒状浄水ケーキは、浄水ケーキを粒径10mm以下に粉砕し、4.5mm目の篩にて篩い分けすることにより得られる粒径4.5mm以上10mm以下の粗粒物と粒径4.5mm未満の粉末物を含む細粒物とを混合してなる請求項2に記載の抑草材。
  4. 前記混合物は、前記細粒物100重量部に対して、前記植物性資材1〜5重量部と、前記土壌固化材5〜30重量部とを混合してなる請求項2または請求項3に記載の抑草材。
  5. 前記植物性資材は、コーヒー粕、モミガラ、針葉樹のオガクズ、および樹木の剪定枝屑より作成したウッドチップやその粉末の中から選ばれる1種または2種以上の混合物である請求項1〜請求項4のいずれかに記載の抑草材。
  6. 前記土壌固化材は、セメント系土壌固化材、石灰系土壌固化材、マグネシウム系土壌固化材、および石こう系土壌固化材の中から選ばれる1種または2種以上の混合物である請求項1〜請求項5のいずれかに記載の抑草材。
  7. 前記土壌固化材は、有機高分子樹脂固化材である請求項1〜請求項5のいずれかに記載の抑草材。
  8. 前記有機高分子樹脂固化材は、エチレン‐酢酸ビニル共重合エマルジョン系固化材、アクリルエマルジョン系固化材、エポキシ樹脂系固化材、および合成ゴムラテックス系固化材の中から選ばれる1種または2種以上の混合物である請求項7に記載の抑草材。
  9. 前記有機高分子樹脂固化材は、生分解性有機高分子材料からなる請求項7に記載の抑草材。
  10. 浄水ケーキを粒径10mm以下に粉砕し、該粉砕物を4.5mm目の篩にて篩い分けして粒径4.5mm以上10mm以下の粗粒物と粒径4.5mm未満の細粒物とし、前記粗粒物と前記細粒物とを、粗粒物:細粒物=75:25〜25:75の混合比で混合し、この混合物に用いた細粒物100重量部に対して、アレロパシー活性物質を含む植物性資材として、コーヒー粕、モミガラ、針葉樹のオガクズ、およびアレロパシー活性を有する剪定枝屑より作成したウッドチップやその粉末の中から選ばれる1種または2種以上の混合物1〜5重量部を添加し、土壌固化材として、セメント系土壌固化材、石灰系土壌固化材、マグネシウム系土壌固化材、石こう系土壌固化材、および有機高分子樹脂固化材の中から選ばれる1種または2種以上の混合物5〜30重量部を添加し、混合する工程からなる抑草材の製造方法。
  11. 請求項1〜請求項9のいずれかに記載の抑草材が、雑草の発生を抑制したい場所の表面において3〜5cm厚の層をなすように敷設される抑草材の施工方法。
  12. 雑草の発生を抑制したい場所の表面に、シート材を敷設してから、該シート材の上に前記抑草材が敷設される請求項11に記載の抑草材の施工方法。
  13. 雑草の発生を抑制したい場所に繁茂する植物の地上部を刈り取ることなく押し倒して、その上に前記シート材を敷設してから、該シート材の上に前記抑草材が敷設される請求項12に記載の抑草材の施工方法。
  14. 雑草の発生を抑制したい場所に繁茂する植物の地上部を刈り取って、その上に前記シート材を敷設してから、該シート材の上に前記抑草材が敷設される請求項12に記載の抑草材の施工方法。
JP2005006650A 2004-01-20 2005-01-13 抑草材、その製造方法、およびその施工方法 Pending JP2005230005A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005006650A JP2005230005A (ja) 2004-01-20 2005-01-13 抑草材、その製造方法、およびその施工方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004012109 2004-01-20
JP2005006650A JP2005230005A (ja) 2004-01-20 2005-01-13 抑草材、その製造方法、およびその施工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005230005A true JP2005230005A (ja) 2005-09-02

Family

ID=35013586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005006650A Pending JP2005230005A (ja) 2004-01-20 2005-01-13 抑草材、その製造方法、およびその施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005230005A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009240230A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Matsui Bunshoudo:Kk 防草材および防草固化材およびその施工方法
CN102603056A (zh) * 2012-02-28 2012-07-25 中国科学院过程工程研究所 一种微生物聚集体或土壤样品预处理及空间结构分析方法
JP2015188369A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社田中建設 緑化工事方法及びポット苗

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009240230A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Matsui Bunshoudo:Kk 防草材および防草固化材およびその施工方法
CN102603056A (zh) * 2012-02-28 2012-07-25 中国科学院过程工程研究所 一种微生物聚集体或土壤样品预处理及空间结构分析方法
CN102603056B (zh) * 2012-02-28 2013-11-06 中国科学院过程工程研究所 一种微生物聚集体或土壤样品预处理及空间结构分析方法
JP2015188369A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社田中建設 緑化工事方法及びポット苗

Similar Documents

Publication Publication Date Title
National Research Council et al. Vetiver grass: a thin green line against erosion
Sheng et al. Erosion control in south China
Kumarasinghe A review on new technologies in soil erosion management
Marble et al. On-farm evaluations of wood-derived, waste paper, and plastic mulch materials for weed control in Florida container nurseries
RU2617742C1 (ru) Состав мульчирующего покрытия
US20010053545A1 (en) Compost blends for use in erosion control and methods related thereto
JP2005230005A (ja) 抑草材、その製造方法、およびその施工方法
KR101572110B1 (ko) 친환경 법면녹화용 식생토
KR101236697B1 (ko) 알리신을 이용한 암반절개지 사면녹화공법
RU2620292C1 (ru) Состав мульчирующего покрытия
Safari et al. Examining performances of organic and inorganic mulches and cover plants for sustainable green space development in arid cities
Parshi Strength-deformation characteristics of rooted soil
JP2004166701A (ja) 防草・抑草・除草用材の施工方法及び防草・抑草・除草用被覆板、シート体
JP2009121173A (ja) 地面被覆工及び地面被覆工法
JP2014077285A (ja) 太陽光発電施設の敷地構造及び敷地造成方法
JP2014138571A (ja) 有機質土壌改良材
JP7082787B2 (ja) 雑草防除用の地表被覆物および地表被覆方法
JP2005232111A (ja) 雑草生長抑制剤及びそれと主成分を共通とする雑草生長抑制材
Kool et al. 9. Controlling and/or using Prosopis juliflora in Spate Irrigation Systems
JP5542232B1 (ja) キノコの廃菌床と有機質資材を用いた海岸植生復元方法
Abate et al. Multiple benefits of the vetiver system and its environmental application in Ethiopia
Yeakley Urban Soils
Agriculture Organization of the United Nations. Soil Resource et al. Soil tillage in Africa: needs and challenges
Wilen et al. Weed management in landscapes
Garrett et al. Organic Management for the Professional: The Natural Way for Landscape Architects and Contractors, Commercial Growers, Golf Course Managers, Park Administrators, Turf Managers, and Other Stewards of the Land

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20051006

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070531

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070605

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070723

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070815

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071218