JP3586814B2 - プラスチックケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチックケースに関し、詳しくは、薬品や化粧品等の小物を収納した状態で展示販売するのに適したプラスチックケースに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来から、小さな物品を収納するためのケース(箱)として、収納した物品がケース内で動くことを防止するため、ケース内に詰め物を入れたり、物品保持用の部材を設けたりしたものが用いられている。しかし、このようなケースでは、ケース本体とは別に詰め物や保持部材を用意しなければならず、1枚のプラスチックシートを折曲げ線に沿って折曲げるだけでケースを形成できるという、プラスチックケースの利点、特徴を損なうことになる。
【0003】
一方、小さな物品を、その形状に応じた小さなケースに収納した場合は、店頭陳列時の見映えが悪くなり、商品のアピール効果が低下するだけでなく、全体が手の中に入ってしまうようなものは盗難に対する配慮も必要になる。
【0004】
そこで本発明は、1枚のプラスチックシートを折曲げ線に沿って折曲げ形成したプラスチックケースに小さな物品を収納する場合、ケースの大きさをディスプレイ効果が十分に得られるような大きさにしても、収納した物品がケース内で移動しないように確実に保持しておくことができるプラスチックケースを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のプラスチックケースは、プラスチックシートを折曲げ線に沿って折曲げ形成した筒状のケース本体と、該ケース本体の側面板開口端から延出してケース本体の開口を閉塞する蓋板とを有するプラスチックケースにおいて、前記開口端における前記蓋板が設けられていない側面板の開口端に、支持片第1折曲げ線によって蓋板内面に沿う方向に折曲げられた後、円弧状に形成された支持片第2折曲げ線によって蓋板内面からケース本体内部側に向かう方向に折曲げられ、その先端がケース本体内に収納した物品の端面に当接する収納物支持片を設けたことを特徴とし、特に、前記円弧状に形成された支持片第2折曲げ線は、前記支持片第1折曲げ線方向に凸に形成されていることを特徴としている。
【0006】
また、前記蓋板及び収納物支持片が設けられていない側面板の開口端に、第1折曲げ線によって該側面板の内面に沿うように折曲げられ、第2折曲げ線によって前記収納物支持片先端よりケース内部側で、かつ、蓋板と平行な方向に折曲げられた後、第3折曲げ線によって対向する側面板の内面に沿うようにして蓋板方向に折り曲げられ、かつ、前記第2折曲げ線と第3折曲げ線との間には、ケース内に収納した物品が嵌合する物品保持孔を形成した物品保持面が設けられていることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のプラスチックケースの一形態例を示す展開図、図2は組立て後のプラスチックケースを示す斜視図、図3は物品を収納した状態のプラスチックケースを示す正面図である。
【0008】
このプラスチックケースは、所定形状に打ち抜かれ、所定位置に折曲げ線を設けた一枚のプラスチックシート1を、前記折曲げ線に沿って所定方向に折曲げるとともに、糊代片を接着することによって箱状に組立てられるものである。前記プラスチックシート1には、折曲げ線31〜34により、水平断面が略四角形の角筒状ケース本体10を形成する4枚の側面板11〜14、すなわち、正面板11,背面板12及び左右一対の側板13,14と糊代片15とが区画形成されている。
【0009】
さらに、正面板11の上端には、近接した2本の平行な折曲げ線35a,35bを介して上部塞ぎ片16が設けられ、正面板下端には折曲げ線(第1折曲げ線)36を介して収納物保持片17が設けられている。また、背面板12の上端には吊り下げ孔18aを有する吊り下げ片18が延出しており、背面板下端には折曲げ線37を介して底部開口に対応した大きさで、先端に折曲げ線38を介して差し込み片19aを有する蓋板19が設けられている。
【0010】
さらに、両側板13,14には、底部側が開いた逆V字状の折曲げ線39a,39bによって三角形状に3分割されており、両折曲げ線39a、39bを谷折りにして側板上部をケース内側に折り込むことにより、ケース本体10の側面視形状を、底部が開いた三角形状になるようにしている。そして、両側板13,14の下端には、支持片第1折曲げ線40によってケース本体内部側に蓋板19の内面に沿う底面板20aを形成するように折曲げられた後、支持片第2折曲げ線41によってケース本体内部側に向かう方向に立ち上がり片20bを形成するように折曲げられ、その先端20cがケース内に収納した物品の端面に当接する収納物支持片20がそれぞれ設けられている。
【0011】
前記支持片第1折曲げ線40から支持片第2折曲げ線41までの最大間隔Dは、底部開口の幅寸法W(正面板の幅寸法)の1/2以下で、1/2に近い寸法に設定されており、さらに、前記支持片第2折曲げ線41は、支持片第1折曲げ線40側に凸又は凹となる円弧状に形成されている。支持片第2折曲げ線41の円弧径は、この支持片第2折曲げ線41によって底面板20aと立ち上がり片20bとを略直角に折り曲げ可能な程度に設定されている。また、支持片第2折曲げ線41から収納物支持片先端20cまでの寸法Hは、収納する物品の高さとケース本体の高さとに応じて設定されるが、通常は5〜30mm程度が適当である。
【0012】
一方、前記収納物保持片17は、正面板11の開口端に、前記折曲げ線(第1折曲げ線)36によって該正面板11の内面に沿うように折曲げられ、第2折曲げ線42によって前記収納物支持片先端20cよりケース内部側で、かつ、蓋板19と平行な方向に折曲げられた後、第3折曲げ線43によって対向する側面板である背面板12の内面に沿うようにして蓋板19の方向に折り曲げられるものであって、前記第2折曲げ線42と第3折曲げ線43との間に蓋板19と平行に形成される物品保持面21の中央部には、ケース内に収納した物品の下部が嵌合する物品保持孔22が設けられている。
【0013】
このプラスチックシート1は、各側面板11,12,13,14及び糊代片15を折曲げ線31〜34により同一方向にそれぞれ直角に折曲げ、糊代片15と正面板11の端部とを接着することにより角筒状のケース本体10を組立て、ケース上部側では、折曲げ線39a,39bを谷折りにして正面板11の上部と背面板12の上部とを近づけるようにするとともに、折曲げ線35a,35bを山折りにして上部塞ぎ片16を背面板12の内面に沿ってケース内に挿入するように折り曲げ、ケース上部を閉塞固定した状態とする。これにより、側面視が三角形状のケース本体10が得られる。
【0014】
また、ケース底部側では、前記収納物保持片17における第2折曲げ線42と第3折曲げ線43とを90度谷折りとして第1折曲げ線36を180度山折りとし、収納物保持片17をケース内に折り込んで物品保持面21がケース底面と平行になるようにする。さらに、前記収納物支持片20における支持片第1折曲げ線40及び支持片第2折曲げ線41を90度山折りとし、支持片第2折曲げ線41から先の立ち上がり片20bをケース底面からケース上方に向かって略垂直に立ち上げる。これにより、両収納物支持片20の先端20cが前記物品保持孔22の下方に位置する状態となる。
【0015】
このとき、収納物支持片20における支持片第2折曲げ線41を円弧状、特に、支持片第1折曲げ線40方向に凸の円弧状に形成しておくことにより、支持片第2折曲げ線41を折り曲げたときに、支持片第2折曲げ線41の復元力によって両収納物支持片先端20c同士が当接する方向の力が作用し、先端20cを所定位置に確実に位置させておくことができるとともに、立ち上がり片20bが円弧面となるので、先端20cに上方から物品の重量が作用しても座屈変形することがなくなる。
【0016】
したがって、図3に示すように、ケース本体10内に収納された物品2は、その下部が物品保持孔22に嵌合し、その底面が収納物支持片20の先端20cによって支持された状態となるので、ケース本体10よりも小さな物品2を収納した場合でも、物品2をケース内に確実に保持することができる。
【0017】
すなわち、ケース本体10内に詰め物を入れたり、物品保持用の部材を設けることなく、小さな物品2を所望の大きさのケースに収納することができるので、店頭での陳列時における商品のアピール効果を向上させることができるとともに、盗難の危険度も大幅に少なくなる。また、落下等の衝撃から物品2を保護することもできる。
【0018】
なお、本形態例では、両側板両側板13,14に折曲げ線39a,39bを設けてケース本体10を三角形状とし、これによって物品2の上部を保持するようにして安定した状態で物品2を収納できるようにしたが、通常の角筒状のケース本体であってもよい。また、本形態例では吊下げケースを例示したが、上部に蓋板を設けた通常の箱形ケースであってもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のプラスチックケースによれば、1枚のプラスチックシートを折曲げ形成したケース内に小さな物品を収納する場合でも、別の部材を必要とせずに、所望の大きさのケース内に物品を確実に保持した状態で収納することができるので、物品に比べて大きなケースを使用することができる。これにより、店頭陳列時のディスプレイ効果が向上し、商品を積極的にアピールして商品の販売促進に貢献することができるとともに、小さな物品における盗難防止対策にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチックケースの一形態例を示す展開図である。
【図2】組立て後のプラスチックケースを示す斜視図である。
【図3】物品を収納した状態のプラスチックケースを示す斜視図である。
【符号の説明】
1…プラスチックシート、2…物品、10…ケース本体、11…正面板、12…背面板、13,14…側板、15…糊代片、16…上部塞ぎ片、17…収納物保持片、18…吊り下げ片、18a…吊り下げ孔、19…蓋板、19a…差し込み片、20…収納物支持片、20a…底面板、20b…立ち上がり片、20c…収納物支持片先端、21…物品保持面、22…物品保持孔、31〜38…折曲げ線(36…第1折曲げ線)、39a,39b…折曲げ線、40…支持片第1折曲げ線、41…支持片第2折曲げ線、42…第2折曲げ線、43…第3折曲げ線

Claims (3)

  1. プラスチックシートを折曲げ線に沿って折曲げ形成した筒状のケース本体と、該ケース本体の側面板開口端から延出してケース本体の開口を閉塞する蓋板とを有するプラスチックケースにおいて、前記開口端における前記蓋板が設けられていない側面板の開口端に、支持片第1折曲げ線によって蓋板内面に沿う方向に折曲げられた後、円弧状に形成された支持片第2折曲げ線によって蓋板内面からケース本体内部側に向かう方向に折曲げられ、その先端がケース本体内に収納した物品の端面に当接する収納物支持片を設けたことを特徴とするプラスチックケース。
  2. 前記円弧状に形成された支持片第2折曲げ線は、前記支持片第1折曲げ線方向に凸に形成されていることを特徴とする請求項1記載のプラスチックケース。
  3. 前記蓋板及び収納物支持片が設けられていない側面板の開口端に、第1折曲げ線によって該側面板の内面に沿うように折曲げられ、第2折曲げ線によって前記収納物支持片先端よりケース内部側で、かつ、蓋板と平行な方向に折曲げられた後、第3折曲げ線によって対向する側面板の内面に沿うようにして蓋板方向に折り曲げられ、かつ、前記第2折曲げ線と第3折曲げ線との間には、ケース内に収納した物品が嵌合する物品保持孔を形成した物品保持面が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のプラスチックケース。
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