JP3585887B2 - 波形管のための固定カップリング - Google Patents

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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
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Description

【0001】
本発明は、波形管のための固定カップリングに関する。
【0002】
多年来、波形管のための固定カップリングは多種多様のタイプで公知になっている。多数のタイプの固定カップリングは、弾性的なフィンガを備えたばね負荷式ロック機構を有し、フィンガは、波形管の位置固定を保証するために該波形管の1つの波形谷底(周溝)に係合する突出部を有している。このような固定カップリングのフィンガは、波形管の挿嵌時および取外し時に弾性的な振れを生ぜしめられる。
【0003】
周方向リブ付きの管またはチューブ、特に、チューブ軸線に対して横方向に周面に沿って循環する波形またはそれに類似のものを備えた可撓性の波形チューブのための接続器具が、ドイツ連邦共和国特許出願公開第3903353号明細書に開示されており、この場合の接続器具は、波形チューブの端部を収容するスリーブを有し、かつ該スリーブの周壁には、ばね域の戻し力に抗して変位可能な、スリーブの軸方向に延びる舌片が設けられており、該舌片は、波形チューブまたは波形管の1つの波形谷底へ係合して軸方向の位置決めするためにスリーブ内部へ向いた突出部を有しており、しかも該接続器具の特徴は、ただ1つの舌片しか設けられていず、該舌片の、突出部を有している領域が大きな寸法を有し、かつスリーブの周方向で突出部の長さが少なくともスリーブの内側半径にほぼ等しいことである。
【0004】
ドイツ連邦共和国登録実用新案第29613054号明細書には、剛性または可撓性の管(チューブ)を収容するために形成されたスリーブ状の物体から成るプラスチック製の管継手が開示されており、スリーブ状の物体の周壁は少なくとも1つの切込み成形された舌片を備え、該舌片は、ほぼU形切欠きによって形成されていてU形切欠きの基部を中心としてばね運動可能であると共に、舌片の自由端部には、1つの切欠き内に係合するための係止部材または、挿嵌された管の1つのウェブに背後から係合するための係止部材が形成されており、かつ舌片および係止部材は、スリーブ軸線に対して直角に方向づけられている。
【0005】
欧州特許第0414500号明細書には、1つのフィンガの足部区分が、複数の側方の支承エレメントを介してカップリングの管状の物体と結合されており、側方の支承エレメントは、該側方の支承エレメントの弾性的な回転負荷に基づいてフィンガを横軸線を中心としてフレキシブルに旋回可能にするためのものである。
【0006】
公知の全てのカップリングにおける欠点は、ロック機構もしくはフィンガが、波形管を強い引抜き力に抗してその連結位置に保持するには弱すぎることであり、或いはフィンガが、波形管を保持するのに充分強いと、その代わりに波形管をカップリング内に容易に押し込めることができないほど過度に剛性になることである。また最後に挙げたカップリングの場合の更なる欠点は、工具を用いないで、相応のフィンガの誤旋回もしくは無謀な旋回によって波形管を、規定通りには解放しない不都合な事態を生ぜしめる危険性があることである。これは特に、安全を期する上で重要な分野では極めて不利である。
【0007】
以上の事項から、波形管用の最新式の固定カップリングを用いても、上記の欠点は少なくとも部分的にしか排除できないという問題が生じる。その結果生じる課題は特に、先に固定された波形管を(特に工具を用いてのみ)簡単に解放することができ、かつ波形管の不慮の滑落を防止できるような、波形管のための固定カップリングを提供することである。
【0008】
この課題は本発明によれば、請求項1、請求項2、請求項3および請求項9に記載した固定カップリング、ならびに請求項13に記載した固定カップリングキットによって解決される。
【0009】
第1番目の発明による固定カップリングは、波形管を収容するための開いた導入端部を有する管状のスリーブと、該スリーブの周壁に形成された第1の切欠き内に可動配置されている少なくとも1つの第1の位置固定舌片と、波形管の1つの周溝内に係合するための少なくとも1つのロック突出部とを備えている。位置固定舌片は、少なくとも1つの固定エレメントを介してスリーブに結合されて該スリーブに対して半径方向でばね弾性的にシフト可能であり、この半径方向シフトによってロック突出部は、波形管の周溝との係合を解除する解放位置へもたらされるようになっている形式のものに関する。
【0010】
本発明の主要な点は、位置固定舌片が、管状のスリーブの周壁からフィルムヒンジによって半径方向外向きに旋回可能なスリーブ区分内に配置されていることである。スリーブ区分と、固定カップリングの、スリーブ区分の開放端部を受容する管状体部分とを相応に構成することによって、フィルムヒンジを介して工具を用いてのみ簡単に開放することが可能になる。これによってスリーブ区分のフィンガのロック突出部は、波形管の周溝との係合を解除する解放位置へもたらされる。
【0011】
さらに本発明の主要な点は、固定カップリングが、スリーブの周壁に形成された第2の切欠き内に配置されていて第1の位置固定舌片に対向して位置する少なくとも1つの第2の位置固定舌片を有し、この第2の位置固定舌片が、フィルムヒンジとしては構成されていない少なくとも1つの固定エレメントを介してスリーブに結合されていることである。このようにすればスリーブ区分の開放時に、波形管の誤った滑落がほぼ回避される。それというのは少なくとも第2の位置固定舌片が波形管の1つの周溝に係合しているからである。第2の位置固定舌片の結合部をフィルムヒンジとして構成した場合には、補助工具によってロックを解除してしか波形管を解放することができず、しかも先にロック解除したことによって、(第1の)フィルムヒンジが弛むと、波形管の不慮の滑落が生じることになる。この不都合な事態を避けるために、第2の位置固定舌片の第2の結合部は、フィルムヒンジとして構成されてはならない。
【0012】
なお念のために付記しておくが、スリーブ区分は、開いた導入端部の一部分を形成することができる。
【0013】
さらに本発明では管状のスリーブは、開いた導入端部の少なくともスリーブ区分の領域に1つの支持リングを有している。それというのは1本の波形管が固定カップリング内に位置固定され、かつ、フィルムヒンジを介して行われるスリーブにおけるスリーブ区分の結合安定性が高められるからである。
【0014】
また支持リングは楕円形である。それというのは波形管を極めて良好に位置固定することが可能だからであるばかりでなく、(スリーブ区分を開放した場合)波形管の取り外しは、工具によって第2の位置固定舌片を、波形管の1つの周溝との係合を解除する解放位置へ半径方向にシフトすることによって始めて可能になるからである。従って波形管の不慮の滑落はほぼ完全に排除されている。
【0015】
本発明の構成では、先に固定されたチューブを軽度に往復動することによって、かつ/またはスリーブを半径方向で軽度に変形することによって解放し、従って固定カップリングから引出することが可能である。このことは取りも直さず、スリーブ区分を開放した後、波形管を固定カップリングから格別簡単に分離できることを意味している。
【0016】
第2の位置固定舌片は、固定エレメントを介して開いた導入端部を超えて軸方向に張出すてこ腕を有している。それというのは、このようにすれば、スリーブの開いた導入端部を超えて位置する固定エレメント部分をスリーブ軸線の方に半径方向に旋回することによって、確保された波形管が比較的簡単に解放され、(フィルムヒンジが開かれている場合には)第2の位置固定舌片の半径方向旋回によって、係合を解除する解放位置へもたらされるからである。
【0017】
第2番目の発明による固定カップリングは、波形管を収容するための開いた導入端部を有する管状のスリーブを備え、しかも該スリーブが波形管の1つの周溝内に係合するために少なくとも1つのロック突出部を保有している形式のものである。本発明の主要な点は、ロック突出部が、管状のスリーブの周壁からフィルムヒンジによって半径方向外向きに旋回可能なスリーブ区分内に配置されていることである。スリーブ区分と、固定カップリングの、スリーブ区分の開放端部を受容する管状体部分とを相応に構成することによって、フィルムヒンジを介して工具を用いてのみ簡単に開放することが可能になる。この開放によってスリーブ区分のロック突出部は、波形管の周溝との係合を解除する解放位置へもたらされる。
【0018】
さらに本発明の主要な点は、固定カップリングが、スリーブの周壁に形成された切欠き内に可動配置されていてロック突出部に対向して位置する少なくとも1つの位置固定舌片を有し、該位置固定舌片が、フィルムヒンジとしては構成されていない少なくとも1つの固定エレメントを介してスリーブに結合されていることである。このようにすればスリーブ区分の開放時に、波形管の誤った滑落がほぼ回避される。それというのは少なくとも位置固定舌片が波形管の1つの周溝内に係合しているからである。第2の位置固定舌片の結合部をフィルムヒンジとして構成した場合には、補助工具によってロックを解除してしか波形管を解放することができず、しかも先にロック解除したことによって、(第1の)フィルムヒンジが弛むと、波形管の不慮の滑落が生じることになる。この不都合な事態を避けるために、第2の位置固定舌片の第2の結合部は、フィルムヒンジとして構成されてはならない。
【0019】
なお念のために付記しておくが、スリーブ区分は、開いた導入端部の一部分を形成することができる。
【0020】
さらに本発明では管状のスリーブは、開いた導入端部の少なくともスリーブ区分の領域に1つの支持リングを有している。それというのは1本の波形管が固定カップリング内に位置固定され、かつ、フィルムヒンジを介して行われるスリーブにおけるスリーブ区分の結合安定性が高められるからである。
【0021】
また支持リングは楕円形である。それというのは波形管を極めて良好に位置固定することが可能だからであるばかりでなく、(スリーブ区分を開放した場合)波形管の取り外しは、工具によって第2の位置固定舌片を、波形管の1つの周溝との係合を解除する解放位置へ半径方向にシフトすることによって始めて可能になるからである。従って波形管の不慮の滑落はほぼ完全に排除されている。
【0022】
本発明の構成では、先に固定されたチューブを軽度に往復動することによって、かつ/またはスリーブを半径方向で軽度に変形することによって解放し、従って固定カップリングから引出することが可能である。このことは取りも直さず、スリーブ区分を開放した後、波形管を固定カップリングから格別簡単に分離できることを意味している。
【0023】
第2の位置固定舌片は、固定エレメントを介して開いた導入端部を超えて軸方向に張出すてこ腕を有している。それというのは、このようにすれば、スリーブの開いた導入端部を超えて位置する固定エレメント部分をスリーブ軸線の方に半径方向に旋回することによって、確保された波形管が比較的簡単に解放され、(フィルムヒンジが開かれている場合には)第2の位置固定舌片の半径方向旋回によって、係合を解除する解放位置へもたらされるからである。
【0024】
第3番目の発明による固定カップリングは、波形管を収容するための開いた導入端部を有しかつ波形管の1つの周溝内に係合するために少なくとも1つのロック突出部を保有する管状のスリーブを備えた形式のものに関する。この場合本発明の主要な点は、ロック突出部が、管状のスリーブの周壁からフィルムヒンジによって半径方向外向きに旋回可能なスリーブ区分内に配置されていることである。スリーブ区分と、固定カップリングの、スリーブ区分の開放端部を受容する管状体部分とを相応に構成することによって、フィルムヒンジを介して工具を用いてのみ簡単に開放することが可能になる。これによってスリーブ区分のロック突出部は、波形管の周溝との係合を解除する解放位置へもたらされる。
【0025】
さらに第3番目の発明で主要な点は、ロック突出部が、2つの切欠き間、特にスリット状の切欠き間、に配置されていて2つの固定エレメント、例えば広幅の材料ウェブを介して外向きに旋回可能なスリーブ区分に結合された係止ユニットの構成部分であり、該係止ユニットの外側および/または内側の部分管状の周壁成形材が、スリーブ区分の長手方向に少なくとも1つの弱化部を有していることである。この材料弱化部に基づいて、スリーブ区分に両側を結合されているにも拘わらず、良好な半径方向旋回可能性と同時に係止ユニットの高い強度が得られる。
【0026】
さらに第3番目の発明による構成では、固定カップリングは、スリーブの周壁に形成された切欠き内に可動に配置されていてロック突出部に対向して位置する少なくとも1つの第2の位置固定舌片を有し、しかも該位置固定舌片は、フィルムヒンジとしては構成されていない少なくとも1つの固定エレメントを介してスリーブに結合されている。このようにすれば、スリーブ区分の開放時に波形管が誤って滑落する不都合がほぼ回避される。それというのは少なくとも位置固定舌片が、波形管の1つの周溝に係合しているからである。第2の位置固定舌片の結合部をフィルムヒンジとして構成した場合には、補助工具によってロックを解除してしか波形管を解放することができず、しかも先にロック解除したことによって、(第1の)フィルムヒンジが弛むと、波形管の不慮の滑落が生じることになる。この不都合な事態を避けるために、第2の位置固定舌片の第2の結合部は、フィルムヒンジとして構成されてはならない。
【0027】
なお念のために付記しておくが、スリーブ区分は、開いた導入端部の一部分を形成することができる。
【0028】
さらに本発明では管状のスリーブは、開いた導入端部の少なくともスリーブ区分の領域に1つの支持リングを有している。それというのは1本の波形管が固定カップリング内に位置固定され、かつ、フィルムヒンジを介して行われるスリーブにおけるスリーブ区分の結合安定性が高められるからである。
【0029】
また支持リングは楕円形である。それというのは波形管を極めて良好に位置固定することが可能だからであるばかりでなく、(スリーブ区分を開放した場合)波形管の取り外しは、工具によって第2の位置固定舌片を、波形管の1つの周溝との係合を解除する解放位置へ半径方向にシフトすることによって始めて可能になるからである。従って波形管の不慮の滑落はほぼ完全に排除されている。
【0030】
本発明の構成では、先に固定されたチューブを軽度に往復動することによって、かつ/またはスリーブを半径方向で軽度に変形することによって解放し、従って固定カップリングから引出することが可能である。このことは取りも直さず、スリーブ区分を開放した後、波形管を固定カップリングから格別簡単に分離できることを意味している。
【0031】
第2の位置固定舌片は、固定エレメントを介して開いた導入端部を超えて軸方向に張出すてこ腕を有している。それというのは、このようにすれば、スリーブの開いた導入端部を超えて位置する固定エレメント部分をスリーブ軸線の方に半径方向に旋回することによって、確保された波形管が比較的簡単に解放され、(フィルムヒンジが開かれている場合には)第2の位置固定舌片の半径方向旋回によって、係合を解除する解放位置へもたらされるからである。
【0032】
第3番目の発明による固定カップリングの場合には、少なくとも1つの固定エレメントが、少なくとも1つの別の切欠き、例えばスリーブ区分の長手方向のスリット、を有しているのが有利である。このようにすれば係止ユニットのフレキシビリティが高められる。
【0033】
第1番目の発明による固定カップリングの場合には、第1の位置固定舌片が、ロック突出部から離反する方向に円錐形状に先細りになるように形成され、かつ/または第2の位置固定舌片が、ロック突出部から離反する方向に円錐形状に先細りになるように形成されているのが有利である。それというのは、この構成手段によって旋回可能性がより高くなり、ひいては取外しがより容易になるからである。
【0034】
第2番目の発明による固定カップリングの場合には、位置固定舌片が、ロック突出部から離反する方向に円錐形状に先細りになるように形成されているのが有利である。それというのは、この構成手段によって旋回可能性がより高くなり、ひいては取外しがより容易になるからである。
【0035】
の第1番目、第2番目および第3番目の発明による固定カップリングではスリーブは、スリーブ区分を収容するために、中空成形材として形成されたスリット状の切欠きを有しているのが有利である。それというのは、この実施形態の場合、スリーブ内にスリーブ区分をロックすることが、比較的簡単かつ低廉に実現できるからである。
【0036】
この実施形態に関連して、スリット状の切欠きは、該切欠きの中空成形材に第1の突出部を形成する乗上げ面を有し、かつスリーブ区分の自由端部は、スリーブ内へのスリーブ区分の嵌合時に第1の突出部に後方から係合するための第2の突出部を備えた対応する乗上げ面を有しているのが有利である。
【0037】
なお念のために付記しておくがの支持リングは、円形に形成されていてもよい。
【0038】
第4番目の発明による波形管のための固定カップリングは、波形管を収容するための開いた導入端部を有する管状のスリーブと、該スリーブの周壁に形成された第1の切欠き内で可動に配置された少なくとも1つの第1の位置固定舌片とを備え、スリーブが、波形管の1つの周溝内に係合するために少なくとも1つのロック突出部を保有し、しかも位置固定舌片がスリーブに対して、少なくとも1つの固定エレメントを介してスリーブに結合されて半径方向にばね弾性的にシフト可能であり、このシフトによってロック突出部が、波形管の周溝との係合を解除する解放位置へもたらされるようになっている形式の固定カップリングである。
【0039】
この固定カップリングは本発明によれば、スリーブの周壁に形成された別の切欠き内で半径方向に可動配置された少なくとも1つの別の位置固定舌片を有し、該位置固定舌片が、少なくとも1つの別の固定エレメントを介してスリーブに結合されており、しかも全ての固定エレメントがウェブ状に形成され、かつ全ての位置固定舌片が、ロック突出部から離反する方向に円錐形状に先細りになるように形成されており、かつ少なくとも1つの位置固定舌片が、不作用位置で湾曲された少なくとも1つの結合ウェブを介して、半径方向に制限旋回運動可能にスリーブと結合されている。この構成手段によって、過度に強い材料負荷を受けた場合に半径方向旋回が過度に大きくなることが防止される。
【0040】
第4番目の発明による固定カップリングの顕著な利点は、該固定カップリングが、フィルムヒンジを備えた実施形態に対比して、同等の安定性を有しているにも拘わらず、著しく僅かな壁厚を有しているので、相応の大量生産の場合に製作費を著しく削減できることである。
【0041】
第4番目の発明による固定カップリングの場合には、固定カップリングが少なくとも3つの位置固定舌片、特に4つの位置固定舌片を有しているのが有利である。それというのは、この構成手段に基づいて、単個の位置固定舌片が故障しても、残りの位置固定舌片が概ね依然として係合しておりかつコントロール不能の解放を防止するので、比較的高い係合冗長性(代行能力)が保証されるからである。
【0042】
さらに第4番目の発明による固定カップリングの場合、少なくとも1つの位置固定舌片は、少なくとも1つの(例えば楕円形の)切欠きを有しているのが有利である。これに基づいて、固定カップリングの生産時における材料および経費が当然節減される。
【0043】
本発明の固定カップリングキットは、第4番目の発明による固定カップリングと取外し工具とから成り、しかも該取外し工具は取外し時にチューブ周面に係合しつつ波形管と固定カップリングとの間に長手軸線方向に挿嵌可能であり、かつ2つの合体可能な半割シェルまたは、少なくとも1つのヒンジ状の結合エレメントを介して旋回可能な2つの半割シェルを有している。
【0044】
取外し時に少なくとも2つの位置固定舌片は、取外し工具をチューブ周面に係合させつつ波形管と固定カップリングとの間に長手軸線方向に挿嵌することによって、半径方向の係合を解除されるので、波形管を固定カップリングから引出すことが可能である。
【0045】
少なくとも一方の半割シェルは、少なくとも1つの半径方向に旋回可能な位置固定舌片を有している。それというのは必要に応じて波形管の周面に取外し工具を係合させて波形管と固定カップリングとの間に挿嵌した後に、半径方向に旋回可能な位置固定舌片が殊に、一方の半割シェルの外側表面に配置された切換面によって、波形管の1つの波形谷底に係合されられ、かつ該波形管が固定カップリングから引出されるからである。この取外し方式は、著しく軟質チューブの場合に特に有利である。それというのは、該軟質チューブの受ける機械的な負荷が著しく僅かだからである。
【0046】
本発明の固定カップリングおよび取外し工具は共に、多種多様の材料および材料組成から成ることができ、例えばポリエチレン、ポリアミドなどから成ることができ、そればかりでなく特殊な組付け要件に応じて、スリーブを種々の形態、例えばフランジを有する、或いはフランジを有しない、屈曲部材や直線状の部材などの形態に構成することができる。
【0047】
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【0048】
図1には、フランジ結合可能なカップリング屈曲体(Kupplungswinkel)の形の、本発明による第1の固定カップリングが斜視図で示してある。
【0049】
固定カップリングは、角張った管状のスリーブ1を有している。該スリーブは、波形管を収容するための、開いた導入端部を有している。さらに、第1の位置固定舌片2が設けられており、該位置固定舌片は第1の切欠き3において(スリーブ区分7を閉鎖した状態では)スリーブ1の周壁4内で可動に配置されている。スリーブ区分7はフィルムヒンジ18を介してスリーブ1に枢着されている。位置固定舌片2は、波形管の周溝内に係合するためのロック突出部5を有している。位置固定舌片2はスリーブ1に関連して、ここでは材料ウェブの形の固定エレメント6を介してスリーブ1に結合されて、ばね弾性的に半径方向に移動可能であるので、ロック突出部5を、対応した波形管の周溝との係合から外れる解放位置へもたらすことが可能である。位置固定舌片2は、管状のスリーブ1の周壁4からフィルムヒンジ18を介して半径方向外向きに旋回可能なスリーブ区分7内に配置されている。
【0050】
さらに、固定カップリングは、スリーブ1の周壁4内に形成された第2の切欠き9内で可動に配置された第2の位置固定舌片8を有している。該第2の位置固定舌片は、第1の位置固定舌片2に向かい合って位置している。この場合、第2の位置固定舌片8は、材料ウェブとして形成された(つまりフィルムヒンジとしては形成されていない)固定エレメント10を介してスリーブ1に結合されている。
【0051】
管状のスリーブ1は、開いた導入端部に円形のまたは楕円形の支持リング19を有している。
【0052】
ロック突出部11の解放位置は、第2の位置固定舌片8が、固定エレメント10を介して、開いた導入端部を越えて軸方向に突出するてこ腕12を有していることによって容易に得られる。
【0053】
さらにスリーブ1は、スリーブ区分7を収容するために中空成形材として形成されたスリット状の切欠き13を有している。
【0054】
本発明による第1の固定カップリングの、以上の特徴および、以下に説明するその他の特徴は、図2および図3に基づき一層良く認識することができるが、また本発明による第2の固定カップリングについても、ここでは詳説を省いた第1の発明との微差を除けば、図2および図3を同じく援用することが可能である。
【0055】
図4には、カップリング屈曲体の形の、本発明による第2の固定カップリングが斜視図で示してある。
【0056】
固定カップリングは、角張った管状のスリーブ1を有している。該スリーブは、波形管を収容するための、開いた導入端部を有している。さらに、3つのロック突出部5,5′が設けられている。ただし、その内の1つは図面から認識することができない。ロック突出部は、スリーブ区分7の閉鎖状態ではスリーブ1の周壁4内に不動に配置されている。スリーブ区分7は、フィルムヒンジ18を介してスリーブ1に枢着されている。ロック突出部5,5′は、管状のスリーブ1の周壁4からフィルムヒンジ18によって半径方向外向きに旋回可能なスリーブ区分7内に配置されている。さらに、固定カップリングは、スリーブ1の周壁4の切欠き9内に可動に配置された位置固定舌片8を有している。該位置固定舌片はロック突出部5,5′に向かい合って位置しており、しかも位置固定舌片8は、ここでは材料ウェブとして形成された(つまりフィルムヒンジとしては形成されていない)固定エレメント10を介してスリーブ1に結合されている。管状のスリーブ1は、開いた導入端部に円形のまたは楕円形の支持リング19を有している。
【0057】
ロック突出部11の解放位置は、位置固定舌片8が、固定エレメント10を介して、開いた導入端部を越えて軸方向に突出するてこ腕12を有していることによって容易に得られる。
【0058】
さらにスリーブ1は、スリーブ区分7を収容するために中空成形材として形成されたスリット状の切欠き13を有している。
【0059】
本発明による第1の固定カップリングの、以上の特徴および、以下に説明するその他の特徴は、図2および図3に基づき一層良く認識することができるが、また本発明による第2の固定カップリングについても、ここでは詳説を省いた第1の発明との微差を除けば、図2および図3を同じく援用することが可能である。
【0060】
スリット状の切欠き13は、第1の突出部14を切欠き13の中空成形材内に形成する乗上げ面15を有しており、スリーブ区分7の自由端部は、スリーブ1内にスリーブ区分7が係合する際に第1の突出部14に背後から係合するための第2の突出部17を備えた対応する乗上げ面16を有している(図2参照)。
【0061】
要するに図3に基づき、スリーブ区分7の閉鎖状態では第2の突出部17が、第1の突出部14に背後から係合して係止を保証することが分かる。この係止はピンで解離することができ、この場合、この係止解離は、ピンを切欠き13内へ挿入して、第1突出部14と第2突出部17を相対運動させて相互離間を生ぜしめると同時に、スリーブ区分7を角張った管状のスリーブ1の周壁4から半径方向外向きに旋回させるようにして行われる。この旋回位置では、対応する波形管はただ第2の位置固定舌片8のロック突出部11によって保持されるにすぎない。てこ腕12の操作によって波形管は最終的に解放される。
【0062】
図5には、カップリング屈曲体の形の、本発明による第3の固定カップリングが斜視図で示してある。
【0063】
固定カップリングは、角張った管状のスリーブ1を有している。該スリーブは、波形管を収容するための、開いた導入端部を有している。さらに、ロック突出部5が設けられており、該ロック突出部は、スリーブ区分7の閉鎖状態では、スリーブ1の周壁4内に不動に配置されている。スリーブ区分7は、フィルムヒンジ18を介してスリーブ1に枢着されている。ロック突出部5は、角張った管状のスリーブ1の周壁4からフィルムヒンジ18によって半径方向外向きに旋回可能なスリーブ区分7内に配置されている。
【0064】
ロック突出部5は、2つの切欠き3a間に配置されていて広幅の材料ウェブとして形成された2つの固定エレメント6aを介して旋回可能なスリーブ区分7に結合された係止ユニット2aの構成部分である。係止ユニット2aの部分管状の周壁成形材20は、スリーブ区分7の長手方向に弱化部を有している。両材料ウェブは、別のスリット状の切欠き3bによって弱化されている。要するに固定カップリングは、スリーブ1の周壁4に形成された切欠き9内に可動に配置された、ロック突出部5に向かい合って位置する位置固定舌片8を有しており、しかも該位置固定舌片8は、本実施例では材料ウェブとして形成された(つまりフィルムヒンジとしては形成されていない)固定エレメント10を介してスリーブ1に結合されている。角張った管状のスリーブ1は、開いた導入端部に円形の支持リング19を有している。
【0065】
ロック突出部11の解放位置は、位置固定舌片8が、固定エレメント10を介して、開いた導入端部を越えて軸方向に突出するてこ腕12を有していることによって容易に得られる。
【0066】
さらに、スリーブ1は、スリーブ区分7を収容するために中空成形材として形成されたスリット状の切欠き13を有している。
【0067】
図3に比べて、図6では係止ユニット2aの部分管状の周壁成形材20が、スリーブ区分7の全長にわたって延びている。係止ユニットは、横断面で見れば判るように、比較的薄肉に形成されている。これは、相応の弱化が全長にわたっていることによるものである。
【0068】
図7および図8には、本発明による第4の固定カップリングの縦断面図がそれぞれ図示されている。
【0069】
両図面に示した2つの改良形では、それぞれウェブとして構成された固定エレメント6,10を介して位置固定舌片2,8が、切欠き3,9内で半径方向にばね作用をもってスリーブ1と結合されている。位置固定舌片2は、図8に示した改良形では、それぞれ2つの楕円形の切欠き21を有している。図9には、波形管の1つの周溝(波形谷底)内へ係合するための4つのロック突出部5a,5a′,5a′′,5a′′′が半径方向の横断面図で図示されている。図8では、休止位置で湾曲させられた結合ウェブ22が設けられており、該結合ウェブは、過度に広い半径方向の旋回を制限阻止するためのものである。
【0070】
図10の縦断面図および図11の横断面図には、1つの取外し工具の構成が図示されている。該取外し工具は、ヒンジ状のウェブ形結合エレメント24を介して結合された2つの半割シェル23から構成されており、しかも一方の半割シェル23は(直接的な図示は省いた)位置固定舌片25を有しており、該位置固定舌片は、一方の半割シェル23の外側表面に対応配置されたスイッチ面26を軽く押圧することによって、波形管の1つの周溝(波形谷底)に係合させられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1番目の発明による固定カップリングの斜視図である。
【図2】スリーブ区分が開いた状態にある図1に示した固定カップリングの横断面図である。
【図3】スリーブ区分が閉じた状態にある図1に示した固定カップリングの横断面図である。
【図4】第2番目の発明による固定カップリングの斜視図である。
【図5】第3番目の発明による固定カップリングの斜視図である。
【図6】スリーブ区分が閉じた状態にある図5に示した固定カップリングの横断面図である。
【図7】第4番目の発明による固定カップリングの縦断面図である。
【図8】本発明による固定カップリングの別の変化態様の縦断面図である。
【図9】図7に示した固定カップリングの半径方向横断面図である。
【図10】取外し工具の実施形態の縦断面図である。
【図11】図10に示した取外し工具の半径方向横断面図である。
【符号の説明】
1 スリーブ、 2 位置固定舌片、 2a 係止ユニット、 3,3a 切欠き、 3b 切欠き、 4 周壁、 5,5′,5a,5a′,5a′′,5a′′′ ロック突出部、 6,6a 固定エレメント、 7 スリーブ区分、 8 位置固定舌片、 9 切欠き、 10 固定エレメント、 11 ロック突出部、 12 てこ腕、 13 切欠き、 14 突出部、 15 乗上げ面、 16 乗上げ面、 17 突出部、 18 フィルムヒンジ、 19 支持リング、 20 周壁成形材、 21 切欠き、 22 結合ウェブ、 23 半割シェル、 24 結合エレメント、 25 位置固定舌片、 26 スイッチ面

Claims (13)

  1. 波形管のための固定カップリングであって、
    管状のスリーブ(1)が設けられており、該スリーブ(1)が、波形管を収容するための、開いた導入端部を有しており、
    少なくとも1つの第1の位置固定舌片(2)が設けられており、該位置固定舌片(2)が、スリーブ(1)の周壁(4)に設けられた第1の切欠き(3)内に運動可能に配置されていて、
    波形管に設けられた周溝内に係合するための、少なくとも1つのロック突出部(5,5′)を支持しており、
    位置固定舌片(2)がスリーブ(1)に関連して、少なくとも1つの固定エレメント(6)を介してスリーブ(1)に結合されて、ばね弾性的に半径方向に移動可能であり、これによって、ロック突出部(5,5′)が、波形管の溝との係合を解除する解放位置に移動可能である
    形式のものにおいて、
    −位置固定舌片(2)が、管状のスリーブ(1)の周壁(4)からフィルムヒンジ(18)によって半径方向外向きに旋回可能なスリーブ区分(7)内に配置されており、
    −固定カップリングが、スリーブ(1)の周壁(4)に設けられた第2の切欠き(9)内に運動可能に配置された、第1の位置固定舌片(2)に向かい合って位置する少なくとも1つの第2の位置固定舌片(8)を有しており、第2の位置固定舌片(8)がスリーブ(1)に関連して、フィルムヒンジとして形成されていない少なくとも1つの固定エレメント(10)を介して結合されており、管状のスリーブ(1)が、開いた導入端部において少なくともスリーブ区分(7)の領域に楕円形の支持リング(19)を有しており、第2の位置固定舌片(8)が、固定エレメント(10)を介して、開いた導入端部を越えて軸方向に突出するてこ腕(12)を有している
    ことを特徴とする、波形管のための固定カップリング。
  2. 波形管のための固定カップリングであって、管状のスリーブ(1)が設けられており、該スリーブ(1)が、波形管を収容するための、開いた導入端部を有していて、
    −波形管に設けられた周溝内に係合するための、少なくとも1つのロック突出部(5,5′)を支持しており、
    −ロック突出部(5,5′)が、管状のスリーブ(1)の周壁(4)からフィルムヒンジ(18)によって半径方向外向きに旋回可能なスリーブ区分(7)内に配置されている
    形式のものにおいて、
    −固定カップリングが、スリーブ(1)の周壁(4)に設けられた切欠き(9)内に運動可能に配置された、ロック突出部(5,5′)に向かい合って位置する少なくとも1つの位置固定舌片(8)を有しており、該位置固定舌片(8)がスリーブ(1)に関連して、フィルムヒンジとして形成されていない少なくとも1つの固定エレメント(10)を介して結合されており、管状のスリーブ(1)が、開いた導入端部において少なくともスリーブ区分(7)の領域に楕円形の支持リング(19)を有しており、第2の位置固定舌片(8)が、固定エレメント(10)を介して、開いた導入端部を越えて軸方向に突出するてこ腕(12)を有している
    ことを特徴とする、波形管のための固定カップリング。
  3. 波形管のための固定カップリングであって、
    管状のスリーブ(1)が設けられており、該スリーブ(1)が、波形管を収容するための、開いた導入端部を有していて、
    −波形管に設けられた周溝内に係合するための、少なくとも1つのロック突出部(5)を支持している
    形式のものにおいて、
    −ロック突出部(5)が、管状のスリーブ(1)の周壁(4)からフィルムヒンジ(18)によって半径方向外向きに旋回可能なスリーブ区分(7)内に配置されており、ロック突出部(5)が、2つの切欠き(3a)の間に配置された、外方旋回可能なスリーブ区分(7)に設けられた2つの固定エレメント(6a)を介して結合された係止ユニット(2a)の部分であり、該係止ユニット(2a)の外側および/または内側の部分管状の周壁成形材(20)が、少なくとも1つの弱化部をスリーブ区分(7)の長手方向に有しており、
    −固定カップリングが、スリーブ(1)の周壁(4)に設けられた切欠き(9)内に運動可能に配置された、ロック突出部(5)に向かい合って位置する少なくとも1つの位置固定舌片(8)を有しており、該位置固定舌片(8)がスリーブ(1)に関連して、フィルムヒンジとして形成されていない少なくとも1つの固定エレメント(10)を介して結合されており、管状のスリーブ(1)が、開いた導入端部において少なくともスリーブ区分(7)の領域に楕円形の支持リング(19)を有しており、第2の位置固定舌片(8)が、固定エレメント(10)を介して、開いた導入端部を越えて軸方向に突出するてこ腕(12)を有している
    ことを特徴とする、波形管のための固定カップリング。
  4. 少なくとも1つの固定エレメント(6a)が、少なくとも1つの別の切欠き(3b)を有している、請求項3記載の固定カップリング。
  5. 位置固定舌片(2)が、ロック突出部(5)から離れる方向で円錐状に先細りになるように形成されておりかつ/または第2の位置固定舌片(8)が、ロック突出部(11)から離れる方向で円錐状に先細りになるように形成されている、請求項1記載の固定カップリング。
  6. 位置固定舌片(8)が、ロック突出部(11)から離れる方向で円錐状に先細りになるように形成されている、請求項2または3記載の固定カップリング。
  7. スリーブ(1)が、スリーブ区分(7)を収容するための、中空成形材として形成されたスリット状の切欠き(13)を有している、請求項1から6までのいずれか1項記載の固定カップリング。
  8. スリット状の切欠き(13)が、第1の突出部(14)を切欠き(13)の中空成形材に形成する乗上げ面(15)を有しており、スリーブ区分(7)の自由端部が、スリーブ(1)内でのスリーブ区分(7)の係止時に第1の突出部(14)に背後から係合するための第2の突出部(17)を備えた対応する乗上げ面(16)を有している、請求項7記載の固定カップリング。
  9. 波形管のための固定カップリングであって、
    管状のスリーブ(1)が設けられており、該スリーブ(1)が、波形管を収容するための、開いた導入端部を有しており、
    少なくとも1つの第1の位置固定舌片(2)が設けられており、該位置固定舌片(2)が、スリーブ(1)の周壁(4)に設けられた第1の切欠き(3)内に運動可能に配置されていて、
    波形管に設けられた周溝内に係合するための、少なくとも1つのロック突出部(5a,5a′)を支持しており、
    位置固定舌片(2)がスリーブ(1)に関連して、少なくとも1つの固定エレメント(6)を介してスリーブ(1)に結合されて、ばね弾性的に半径方向に移動可能であり、これによって、ロック突出部(5a,5a′)が、波形管の溝との係合を解除する解放位置に移動可能である
    形式のものにおいて、
    −固定カップリングが、スリーブ(1)の周壁(4)に設けられた別の切欠き( 9)内に運動可能に配置された少なくとも1つの別の位置固定舌片(8)を有 しており、別の位置固定舌片(8)が、スリーブ(1)に関連して少なくとも 1つの別の固定エレメント(10)を介して結合されており、固定エレメント 全体が、ウェブ状に形成されており、位置固定舌片全体が、ロック突出部から 離れる方向で円錐状に先細りになるように形成されており、
    少なくとも1つの位置固定舌片が、休止位置で湾曲させられた少なくとも1 つの結合ウェブ(22)を介して、半径方向で制限して旋回可能にスリーブ( 1)に結合されている
    ことを特徴とする、波形管のための固定カップリング。
  10. 当該固定カップリングが、少なくとも3つの位置固定舌片を有している、請求項9記載の固定カップリング。
  11. 当該固定カップリングが、少なくとも4つの位置固定舌片を有している、請求項9または10記載の固定カップリング。
  12. 少なくとも1つの位置固定舌片が、少なくとも1つの切欠き(21)を有している、請求項9から11までのいずれか1項記載の固定カップリング。
  13. 請求項9から12までのいずれか1項記載の固定カップリングと、取外し工具とから成る固定カップリングキットにおいて、取外し工具が、取外し時にチューブを取り囲むように把持して長手軸線方向で波形管と固定カップリングとの間に押込み可能であり、かつ組合せ可能な2つの半割シェル(23)を有しているかまたはヒンジに類似した少なくとも1つの結合エレメント(24)を介して旋回可能な2つの半割シェル(23)を有しており、
    少なくとも1つの半割シェル(23)が、半径方向に旋回可能な少なくとも1つの位置固定舌片(25)を有している
    ことを特徴とする、固定カップリングキット。
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