JP3585852B2 - ヘアークリップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘアークリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種ヘアークリップとしては、一端側を開閉操作部とし他端側を毛髪挟着部とした2個一対のクリップ本体を、互いに対向させて前記挟着部が対向方向に開閉するように前記操作部側を枢着し、前記挟着部を対向内方へ相互に付勢する蔓巻ばねを設けたものが知られている。このヘアークリップは、前記開閉操作部が、毛髪挟着部に対して非常に短く(約1/6)なっており、クリップ本体が一種類の合成樹脂により構成されている。また、2個一対のクリップ本体は、一方が合成樹脂製で他方が金属製とされている。
【0003】
そして、ヘアーサロン等の美容院では、多数のヘアークリップを短時間で使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のヘアークリップは、美容院等で業務用として使用する場合、前記クリップ本体の開閉操作部を親指と人指し指の指先で摘んで、前記毛髪挟着部を開くが、その操作に相当大きい力を必要とし、しかも使用頻度が激しいため、手指の疲労が大であり、指先が滑り易くかつ傷つき易い等の問題がある。
そこで、クリップ本体の構成材料として、軟質合成樹脂を採用することも考えられるが、開閉操作に相当の力が必要でかつ蔓巻ばねを保持する強度を要するうえ、毛髪挟着部の毛髪を適度に挟持するための剛性を確保しなければならないので、これを採用するにも問題がある。
【0005】
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、クリップの使用に際して、開閉操作部が指先に馴染み易くかつ滑らず、開閉操作が容易でしかも指先を傷つけるのを防止できるようにすることであり、さらに、毛髪挟着部が滑らず毛髪をしっかりと挟んで確実に止めることができるヘアークリップを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じている。
即ち、本発明に係るヘアークリップは、一端側を開閉操作部とし他端側を毛髪挟着部とした2個一対のクリップ本体を、互いに対向させ前記挟着部が対向方向に開閉するように前記操作部側を枢着し、前記挟着部を対向内方へ相互に付勢する付勢手段を備えているヘアークリップにおいて、
前記クリップ本体のうち少なくとも一方の開閉操作部を、硬度の異なる2種類の樹脂により構成したことを特徴としている。
【0007】
この場合、硬い樹脂はクリップ本体の剛性を確保するのに必要な部分に使用し、軟らかい樹脂は指先表皮が触れる部分に使用するのが好ましい。かかる構成とすることで、前記付勢手段を安定良くかつ確実に保持させることができ、指先の表皮に良く馴染みかつ滑らず、開閉操作がし易いうえ指先表皮の負傷を防止でき、使用頻度の多いときでも、手指の疲労度を軽減することができる。
また、本発明に係るヘアークリップは、一端側を開閉操作部とし他端側を毛髪挟着部とした2個一対のクリップ本体を、互いに対向させ前記挟着部が対向方向に開閉するように前記操作部側を枢着し、前記挟着部を対向内方へ相互に付勢する付勢手段を備えているヘアークリップにおいて、
前記クリップ本体のうち少なくとも一方の挟着部を硬度の異なる2種類の樹脂により構成し、軟らかい方の樹脂が滑り止め機能を備えていることを特徴としている。
【0008】
この場合、硬い樹脂は、クリップ本体の前記挟着部の剛性を確保すると共に、十分な挟着力を与えるのに必要な部分に使用するのが好ましい。そして、柔らかい樹脂は、毛髪を挟んだときの滑り止め機能を発揮し、毛髪に対して滑らずしっかりと毛髪を挟み止めることができる。
さらに、軟らかい樹脂に滑り止め部(凹凸等)を別途形成すれば、一層滑り止め機能を向上させることができる。
そして、本発明に係るヘアークリップは、前記クリップ本体のうち少なくとも一方の開閉操作部を、手指が触れる側の全面又は一部分だけ軟質樹脂で構成した点に特徴がある。なお、前記一部分だけ軟らかい樹脂を設ける場合は、周囲を除く中央部とするのが好ましい。即ち、少なくとも手の指先が強く当たる部分に、指に優しくかつ他の部分よりも軟らかい樹脂を設ける。
【0009】
さらには、前記クリップ本体のうち少なくとも一方の開閉操作部の手指が触れる側の面の外周側が硬質樹脂で、内側が軟質樹脂で構成されているのが好適である。
さらに、本発明に係るヘアークリップは、前記クリップ本体のうち少なくとも一方の挟着部を、対向内側の全面又は一部分だけ軟質樹脂により構成した点に特徴がある。かかる構成とすることで、滑り止め機能を確保できると共に、挟着部の強度並びに挟着力を確保可能である。なお、前記挟着部の対向内側の一部分にだけ軟らかい樹脂を採用するときは、外周部を除いた方が、クリップを開いて毛髪から離すとき、離れ易くかつ作業が楽で能率的にできる。
【0010】
さらには、前記クリップ本体のうち少なくとも一方の挟着部の対向内面の外周側が硬質樹脂で、内側が軟質樹脂で構成されているのが好適である。
また、本発明は、硬度の異なる2種類の樹脂からなる前記クリップ本体を一体成形した点に特徴がある。かかる構成とすることで、品質並びに生産性の向上及びコスト低下を図ることができる。
そして、本発明は、前記クリップ本体の硬度の異なる2種類の樹脂からなる構成材を別体成形し、該構成材を組み立ててクリップ本体を構成することができる。
【0011】
さらに、本発明は、前記クリップ本体を構成する2種類の樹脂の色を異にした構成とすることができる。デザイン性及びフアッション性を高め、個性的でしかも実用的なヘアークリップとすることができる。
前記クリップ本体の一方を金属製とすることができ、また、両方のクリップ本体を樹脂により構成できると共に、その一方のみに本発明を採用することができる。
また、前記樹脂材料(特に硬質樹脂)としては、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ナイロン、ポリアセタール、ポリカーボネート、ABS樹脂、PP、ポリエチレン樹脂、硬質塩化ビニルが挙げられる。また、硬質樹脂の目安としては、硬度がロックウェルRで100以上程度のものが好適である。さらには、ロックウェルRで100〜140程度が好適である。
【0012】
また、他の前記樹脂材料(特に軟質樹脂)としては、軟質ナイロン、オレフィン系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、スチレン系エラストマー、PVC系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等のエラストマーの他、ポリブタジエンなどのゴムであってもよい。他にも、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、軟質ポリ塩化ビニルなどであってもよい。また、軟質樹脂の目安としては、ショアDで硬度60以下程度が好適である。さらには、ショアDで10〜60程度が好適である。
【0013】
また、ポリエチレン樹脂等のようにショアDで60を超えるものもある材料であっても、60以下程度のものが存在する場合には、その60以下程度のポリエチレン樹脂等を軟質樹脂として採用することもできる。
また、本発明における、「硬度の異なる2種類の樹脂」にあっては、一方の樹脂が前記硬質樹脂の中から選択され、他方の樹脂が前記軟質樹脂の中から選択される必要はない。すなわち、2種類の樹脂に硬度差があれば十分である。
本発明において、クリップ本体を構成する前記樹脂のうち、軟らかい構成材は硬い構成材と面一であってもよく、また、軟らかい構成材が硬い構成材から若干突出していてもよい。なお、軟らかい構成材の硬い構成材の表面からの突出量は、0.5mm以下が好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図7は、本発明に係るヘアークリップ1の第一の実施形態を示している。
このヘアークリップ1は、一端側を開閉操作部2aとし、他端側を毛髪挟着部2bとした合成樹脂製のクリップ本体2と、一端側を開閉操作部3aとし、他端側を毛髪挟着部3bとした金属製のクリップ本体3と、両クリップ本体2,3を互いに対向させ前記挟着部2b,3bが対向方向に開閉するように前記操作部2a,3a側を枢着する横軸4と、前記挟着部2b,3bを対向内方へ相互に付勢する付勢手段即ち蔓巻ばね5とにより構成されている。
【0015】
前記クリップ本体2は、硬い合成樹脂(硬質合成樹脂)からなる外周側の構成材6と、該構成材6よりも硬度の低い合成樹脂(軟質合成樹脂)からなる内側の構成材7とにより、一体成形されている。ここでは、外周側の構成材6としてポリカーボネート樹脂を使用し、内側の構成材7としてエラストマーを使用した。なお、前記構成材6としては、ロックウエルR硬度100乃至140の合成樹脂、例えば、ポリアセタール(硬度約120)、ABS、PPを採用することができる。また、前記構成材7としては、ショアD硬度10乃至60(又はJISA表面硬度60乃至100の合成樹脂)、例えば、軟質ポリエチレン、軟質ナイロン12、プルプレン(ポリエステル系エラストマー)を採用することができる。
【0016】
なお、クリップ本体2は、前記構成材6によって外郭が形成され、その内側にクリップ本体2の対向方向に貫通しかつ長手方向に延びる溝状の構成材7嵌装部が形成されている。
また、前記クリップ本体2の前記開閉操作部2aは、前記本体2の幅方向両側に位置して、かつ前記クリップ本体3と対向する側に互いに平行に突設された軸支ブラケットを兼ねる前記構成材6からなる連結片8,8を備え、該連結片8には前記軸4の挿通孔9,9が切り欠き状にかつ左右対向方向に貫通状に設けられている。従って、開閉操作部2aの剛性・強度を確保することができ、かつ、蔓巻ばね5を安定良く確実に保持できる。
【0017】
そして、前記操作部2aの中央部を構成する構成材7は、クリップ操作時に手の指先接触面7aが、前記構成材6の外側面6aと面一とされており、操作者の指先表皮に馴染み易く、かつ指先が滑らずしっかりと固定できると共に開閉操作が非常にし易い。また、構成材7が前述のように軟質であるから、指先表皮が傷つくのを防止でき、使用頻度が激しい場合でも手の負傷を無くしかつ疲労を軽減することができる。
さらに、クリップ本体2の毛髪挟着部2bは、外周側の構成材6により十分な挟着力が確保できる剛性・強度を備えており、前記構成材7嵌装部には毛髪挟着面側の半分に前記構成材7が嵌着され、該構成材7の毛髪挟着面7bが前記構成材6の毛髪挟着面6bと面一とされている。従って、毛髪を該挟着部2bで挟んだ時、軟質である前記構成材7が滑り止め機能を発揮し、毛髪をしっかりと挟み止めることができる。
【0018】
前記クリップ本体3は、前述のように金属例えばアルミニウム合金製で、前記挟着部3bの長さは、クリップ本体2と同じ長さとされ、開閉操作部3aは前記操作部2aよりも若干長くされており、該操作部3aの幅方向両側には前記クリップ本体2の連結片8に対向しかつ連結片8の外側に位置するように互いに平行状に連結片10,10が屈曲形成されている。そして、この連結片10には、軸孔11が左右即ち前記本体3幅方向に貫通状に設けられている。
前記クリップ本体2,3は、その連結片8,10に設けた軸孔9,11に、前記横軸4が挿通されて、両クリップ本体2,3が連結一体化され、前記両挟着部2b、3bが互いに対向方向に開閉するように構成される。
【0019】
なお、前記構成材6,7は、それぞれの色を異にすることができる。例えば、構成材6を白色、構成材7を赤色とすることにより、デザイン性、ファッション性を高め、個性的でかつ実用的な、しかも良い品質のクリップ1とすることが可能である。
上記第一実施形態によれば、前記クリップ本体2の開閉操作部2aが操作者の指先表皮に馴染み易く、かつ指先が滑らずしっかりと固定できると共に開閉操作が非常にし易い。また、操作者の指先が強く当たる中央部の構成材7が前述のように軟質であるから、指先表皮が傷つくのを防止でき、使用頻度が激しい場合でも手の負傷を無くしかつ疲労を軽減することができる。しかも、前記連結片8及び開閉操作部2aの外周側が硬い合成樹脂からなる構成材6により構成されているので、十分な強度と剛性があり、蔓巻ばね5を安定良くかつ確実に保持でき、頻繁に使用しても破損の恐れはなく、耐久性が大である。
【0020】
さらに、クリップ本体2の毛髪挟着部2bは、外周側の硬い合成樹脂からなる構成材6により十分な挟着力が確保できる剛性・強度を備えており、毛髪を該挟着部2bで挟んだ時、軟質である前記構成材7が滑り止め機能を発揮し、毛髪をしっかりと挟み止めることができる。しかも、挟着部2bの外周側が硬い合成樹脂であるから、クリップ1を開いた時に、毛髪がクリップ本体2の挟着部2bから離れ易く、作業性を向上させることができる。
なお、上記第一実施形態において、開閉操作部2aの指先接触面7aと、毛髪挟着部2bの毛髪挟着面7bが、クリップ本体2の構成材6の表面6a,6bと面一とされているが、構成材6の表面6a,6bよりも若干(0.5mm程度)突出させてもよい。
【0021】
図8乃至図13は、本発明の第二の実施形態の要部即ちクリップ本体2を示している。
この第二実施形態と第一実施形態とは、クリップ本体2の開閉操作部2aの構成材7が、指先接触側のほぼ全面にわたるように設けられている点と、毛髪挟着部2bの構成材7が、毛髪挟着部2bのクリップ本体3との対向面のほぼ全面にわたって設けられている点であり、第一実施形態と同等の作用効果を期待することができる。従って、第一実施形態と共通する構成部分については、図1乃至図7と同符号を付し、説明は省略する。
【0022】
なお、前記構成材7は、前記指先接触側の全面と、毛髪挟着面側の全面に設けることができる。
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば、クリップ本体2,3共に樹脂製とすることができ、また、クリップ本体3も2つの前記構成材6,7により一体成形することができる。そして、前記構成材6,7はそれぞれ個別に成形してこれらを組み立ててクリップ本体2又は3とすることが可能であり、さらに、クリップ本体2,3の形状・構造等については適宜設計変更可能である。なお、毛髪挟着部2bの毛髪挟着面6b,7bには、その一方又は両方に滑り止め用の突起を設けることができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明に係るヘアークリップは、以上のように、前記クリップ本体のうち少なくとも一方の開閉操作部を、硬度の異なる2種類の樹脂により構成したので、硬い樹脂はクリップ本体の剛性を確保するのに必要な部分に使用し、軟らかい樹脂は指先表皮が触れる部分に使用することで、前記付勢手段を安定良くかつ確実に保持させることができ、指先の表皮に良く馴染みかつ滑らず、開閉操作がし易いうえ指先表皮の負傷を防止でき、使用頻度の多いときでも、手指の疲労度を軽減することができる。
【0024】
また、本発明に係るヘアークリップは、前記クリップ本体のうち少なくとも一方の挟着部を硬度の異なる2種類の樹脂により構成し、軟らかい方の樹脂が滑り止め機能を備えているので、硬い樹脂は、クリップ本体の前記挟着部の剛性を確保すると共に、十分な挟着力を与えるのに必要な部分に使用することで、挟着部が毛髪に対して滑らずしっかりと毛髪を挟み止めることができ、使いやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘアークリップの第一実施形態を示す全体斜視図である。
【図2】同第一実施形態における合成樹脂製クリップ本体の平面図である。
【図3】同クリップ本体の側面図である。
【図4】図3の下面図である。
【図5】図2のA−A線断面拡大図である。
【図6】図2のB−B線断面拡大図である。
【図7】図3のC−C線断面拡大図である。
【図8】本発明に係るヘアークリップの第二実施形態の要部である合成樹脂製クリップ本体の平面図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】図9の下面図である。
【図11】図8のD−D線断面拡大図である。
【図12】図8のE−E線断面拡大図である。
【図13】図9のF−F線断面拡大図である。
【符号の説明】
1 ヘアークリップ
2 クリップ本体
2a 開閉操作部
2b 毛髪挟着部
3 クリップ本体
3a 開閉操作部
3b 毛髪挟着部
5 蔓巻ばね
6 硬い合成樹脂からなる構成材
6a 指先接触側表面
6b 毛髪挟着側表面
7 軟らかい合成樹脂からなる構成材
7a 指先接触面
7b 毛髪挟着面

Claims (5)

  1. 一端側を開閉操作部とし他端側を毛髪挟着部とした2個一対のクリップ本体を、互いに対向させ前記毛髪挟着部が対向方向に開閉するように前記開閉操作部側を枢着し、前記毛髪挟着部を対向内方へ相互に付勢する付勢手段を備えているヘアークリップにおいて、
    前記クリップ本体のうち少なくとも一方は、外郭を形成する樹脂製の外側構成材の内側にクリップ本体の対向方向に貫通しかつ長手方向に延びる溝状の嵌装部を形成し、この嵌装部内に前記外側構成材よりも硬度の低い樹脂で前記開閉操作部の手指が触れる指先接触面と前記クリップ本体の対向方向内面側で毛髪を挟み込むための毛髪狭着面とを形成する内側構成材を設けており、前記外側構成材の外側面を内側構成材の指先接触面と面一にするとともに前記内側構成材の指先接触面を開閉操作部の指先接触側のほぼ全面に形成し、前記外側構成材の対向方向内面を前記内側構成材の毛髪狭着面と面一にするとともに前記内側構成材の毛髪狭着面を前記毛髪挟着部の対向面のほぼ全面に形成したことを特徴とするヘアークリッ
  2. 硬度の異なる2種類の樹脂からなる外側構成材と内側構成材とを一体成形したことを特徴とする請求項1に記載のヘアークリップ。
  3. 硬度の異なる2種類の樹脂からなる外側構成材と内側構成材とを別体成形したことを特徴とする請求項に記載のヘアークリップ。
  4. 外側構成材と内側構成材の樹脂の色を異にしたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のヘアークリップ。
  5. 前記クリップ本体の一方を樹脂製とし、他方を金属製としたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のヘアークリップ。
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