JP3584511B2 - 高分子電解質型燃料電池の運転制御方法 - Google Patents

高分子電解質型燃料電池の運転制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、高分子電解質膜を介して燃料ガスと酸化ガスとを反応させることにより起電力を得る高分子電解質型燃料電池に関し、特に、フラッディングに起因する出力低下を防止する燃料電池の運転制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高分子電解質型燃料電池においては、電解質である陽イオン交換樹脂膜を、カチオン導電性膜として使用しており、分子中にプロトン(水素イオン)交換基を有するこの導電性膜は、ほぼ飽和状態に含水させることによって常温で20Ω・cm以下の比抵抗を示し、プロトン導電性電解質として機能する。
【0003】
そして、前記高分子電解質膜の飽和含水量は、温度によって可逆的に変化するが、高分子電解質膜の乾燥を防止するために燃料ガスと酸化ガスとを加湿して供給している。加湿された燃料ガスおよび酸化ガス中の水分の一部は、ガス流路内において凝縮して液滴となることもあるが、その水滴は、燃料電池の通常の運転時には、酸素電極側における電気化学反応によって生じる生成水と共に外部に排出される。ところが、酸素電極側において生じる生成水の量が酸化ガスよって運び去られる量に対して増加した場合には、酸化ガス流路内に残留して液滴となり、これが酸素電極に付着すると、所謂フラッディングが発生する。
【0004】
このフラッデイングは、電極の表面(特に拡散層)に付着した水滴が電極表面に対するガスの拡散を阻害する状態であり、水分量が比較的少ない軽度のフラッディング状態においては、液滴付着による電極面積の減少分に応じて出力電圧が低下はするが、酸化ガス流路溝を流通するエアにより水分が搬送されることによってフラッディングが解消し、出力電圧が自然に回復する可能性が高い。しかしながら、酸素電極の表面に大量の液滴が付着したり、あるいは酸化ガス流路溝に生成水等が滞留する重度のフラッディング状態になると、電極のガス接触面積が大幅に減少するため、フラッディングの発生した単電池(セル)においては、酸素電極への酸素ガスの供給が阻害されて電圧が大幅に低下してしまい、燃料電池全体の出力が不十分になるという問題があった。
【0005】
また、フラッディングの進行した状態では、前述したように酸素電極への酸素ガスの供給が阻害されて電圧が低下するばかりでなく、酸素電極へ達する酸素量が減少するために、高分子電解質膜を透過したプロトン(H )が酸素電極側において酸素と反応せずに、電子(e )と再結合して再び水素ガス(H )となってしまう量が急激に増加し、この水素ガスが酸化ガス流路を流れる酸化ガス中に混入するため、この混入した水素ガスの濃度が上昇して爆鳴気等の発火し易い濃度となり、その混合気が、酸素電極の表面に形成された反応触媒層に接触して発火、すなわち急激に燃焼することがある。
【0006】
このように燃料電池内において水素ガスが急激に燃焼すると、燃焼時に発生する熱と圧力とによって単電池が劣化もしくは破壊される。そこで、この水素ガスが急激な燃焼を起こさないようにその濃度上昇を抑える必要があり、そのために、フラッディングを初期状態で解消させて、水素ガスを大量に生じさせる状態へ進行することを極力抑える必要がある。
【0007】
上述のように燃料ガスとして水素ガスを使用する燃料電池においては、酸素電極側での生成水によるフラッディングが酸素流路内での水素ガスの濃度上昇の原因となっており、そこで、例えば特開昭54−144934号公報に記載された発明では、供給する反応ガスの流速を間欠的に増加させて反応ガス流路内の反応ガスの圧力差を増大させることにより、反応ガス流路等に付着した液滴を除去することとしている。このような手段を採用すれば、液滴によるガス流路の閉塞すなわちフラッディングを防止して、流路閉塞によって酸素電極側に生じる水素ガスの濃度上昇および濃度上昇による水素ガスの発火を防ぐことが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の燃料電池においては、ガス流路中の水滴を押し出すために定期的に反応ガスの流量を増大させるのであるから、必要のない状態でも流量を増大させることとなり、そのため液滴除去に充分な圧力差を生じさせるための反応ガスの流量増大量が多大になることと相俟って、反応ガスの消費量が増大し、また反応ガスの流量変化に伴って燃料電池の出力電圧が複雑に変化するという問題があった。また、燃料電池内で生成される水の量が突発的に増大した場合には排出しきれず、そのため流路内に滞留した生成水によってフラッディングが発生かつ進行して酸素電極側での水素ガスの発生量が急増することを防止することができない虞が多分にあった。
【0009】
この発明は、上述した技術的背景のもとになされたもので、フラッディングによる出力電圧の大幅な低下を防止して、安定した出力電圧が得られる高分子電解質型燃料電池の運転制御方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段として、この発明の高分子電解質型燃料電池の運転制御方法においては、電池内のフラッディングと相関関係のある状況が検出された場合に、酸化ガスの流量もしくは電池内での圧力を増大させることとしたのである。
【0011】
すなわち請求項1に記載した発明は、燃料ガスと酸化ガスとを高分子電解質膜を介して電気化学的に反応させることにより起電力を得る単電池を複数積層して構成される高分子電解質型燃料電池の運転制御方法であって、前記単電池の内部抵抗と酸化ガスの排出ガス湿度との少なくとも一方を検出し、その検出値が予め定めた許容範囲を外れた場合に、前記酸化ガスの流量を増加させることを特徴とするものである。
【0012】
また請求項2に記載した発明は、燃料ガスと酸化ガスとを高分子電解質膜を介して電気化学的に反応させることにより起電力を得る単電池を複数積層して構成される高分子電解質型燃料電池の運転制御方法であって、前記単電池の内部抵抗と酸化ガスの排出ガス湿度との少なくとも一方を検出し、その検出値が予め定めた許容範囲を外れた場合に、前記酸化ガスの前記単電池内での圧力を増大させることを特徴とするものである。
【0013】
また請求項3に記載した発明は、前記酸化ガスの流量増加は単電池の出力電圧に基づいて決定されることを特徴とするものである。
さらに、請求項4に記載した発明は、前記酸化ガスの圧力増加は単電池の出力電圧に基づいて決定されることを特徴とするものである。
また、これら請求項1ないし4のいずれかに記載した発明による制御に加えて、酸化ガスの湿度を低下させるように構成したのが請求項5の発明である。
【0014】
また請求項6に記載した発明では、酸化ガスの流量あるいは圧力を増大させ、あるいは酸化ガスの湿度を低下させても単電池の出力電圧が所定の基準電圧より低下した場合に、酸化ガス流路に連通させた最も高い位置に設けたチャンバ内のイグナイタを点火させてその内部の燃料ガスを燃焼させることを特徴とするものである
さらに請求項7に記載した発明では、前記単電池の内部抵抗と酸化ガスの排出ガス湿度との少なくとも一方を検出し、その検出値が予め定めた許容範囲を外れた場合に、フラッディングが発生したと判断することを特徴とするものである。
そして請求項8に記載した発明では、前記フラッディングの発生の判断は、単電池の出力電圧に基づいて決定されることを特徴とするものである。
【0015】
【作用】
上記のように、請求項1の発明の方法によれば、単電池の内部抵抗の増大もしくは酸化ガスの排出湿度の増大により、電池の内部のフラッディングの進行が判断され、その検出される値が所定の許容範囲を外れることにより、フラッディングが許容限界を超えたと判断され、あるいは顕著なフラッディングが生じていると判断される。その結果、酸化ガスの流量がそれ以前の状態より増大させられる。
【0016】
そのため電極の表面に対する酸素の拡散が促進されて出力電圧が増大し、少なくとも低下が防止され、また電極表面に滞留している水分の蒸発が促進されて酸化ガスによって積極的に外部に運び出される。このようにして電極表面のフラッディンク状態が次第に解消され、出力電圧が回復されるので、酸化ガスを流す電極側で燃料ガスの濃度が増加するいわゆるクロスオーバーが防止され、電池内での燃料ガスの燃焼を未然に防止することができる。またそれに伴って前記検出値が許容範囲内に入るので、酸化ガスの流量が元の量に復帰させられる。
【0017】
また請求項2に記載した発明では、酸化ガスの流量の増大に替えて電池内での圧力が増大させられる。したがって電極表面での酸素分圧が高くなり、出力電圧の低下が防止される。そのため酸化ガスを流す電極側で燃料ガスの濃度が増加するいわゆるクロスオーバーが防止され、電池内での燃料ガスの燃焼を未然に防止することができる。
【0018】
そして、請求項5に記載した発明では、上記の酸化ガスの流量の増加もしくは圧力の増加と併せて酸化ガスの湿度を低下させると、電極表面での水分の蒸発が促進されるために、次第にフラッディング状態が解消され、それに伴って出力電圧が回復する。
【0019】
さらに請求項6に記載してあるように出力電圧が所定の基準値以下になってしまった場合にイグナイタを点火すれば、チャンバに収集・捕捉された燃料ガスをここで燃焼させることができるので、電池内での燃料ガスの燃焼・爆発による電池の損傷を未然に防止することができる
そして請求項7または8によれば、フラッディングを発生初期状態で検出し、フラッディング解消策を講じることができる。そのため、燃料電池運転時の電圧安定性を向上させることができる。
【0020】
【実施例】
以下、この発明の高分子電解質型燃料電池の運転制御方法を実施例に基づいて説明する。まずこの発明で対象とする高分子電解質型燃料電池の構造について説明すると、図3において、燃料電池スタック11は複数の単電池11aをそれぞれ垂直に立てた状態で横方向に積層して構成されている。その各単電池11aは、一側面(図3において左側面)に燃料電極が形成され、かつ他側面に酸素電極が形成された高分子電解質膜12と、一方の側面に燃料ガス流路溝13が水平方向に、他方の側面に酸化ガス流路溝14が垂直方向に形成されたガスセパレータを兼ねるカーボン集電体15とからなり、燃料ガス流路溝13と酸化ガス流路溝14とは、それぞれ深さおよび幅が共に1mm程度で、約1mm間隔に複数本形成されている。そして各単電池11aは、この燃料ガス流路溝13と酸化ガス流路溝14との間に高分子電解質膜12を挟むようにして横方向に複数積層されている。
【0021】
さらに、複数積層された各単電池11aの燃料ガス流路溝13の一端側は、燃料ガス供給マニホールド(図示せず)に接続され、他端側は、燃料ガス排出マニホールド(図示せず)に接続されている。また、各単電池11aの酸化ガス流路溝14の上端側は、酸化ガス供給マニホールド16に接続され、また下端側は酸化ガス排出マニホールド17に接続されている。そして、酸化ガス供給マニホールド16を経由して各酸化ガス流路溝14に酸化ガスとして供給される空気中の酸素ガスと、燃料ガス排出マニホールドを経由して各燃料ガス流路溝13に燃料ガスとして供給される水素ガスとが、高分子電解質膜12を介して電気化学的に酸化反応を起こすように構成されている。
【0022】
なお、前記高分子電解質膜12としては、例えば、膜厚130μmのフッ素系陽イオン交換膜を用い、この表面に触媒反応層(例えばPt 20%担持カーボン0.4mg/cm +陽イオン交換樹脂を担持カーボン比50%)とガス拡散層(テフロン(商品名)50%含有撥水処理カーボン)を電極基材であるカーボンクロス(厚さ0.3mm)に塗り込んだ電極をホットプレス(120℃×980.7×10 Pa (パスカル))して製作したものが使用されている。
【0023】
また前記酸化ガス供給マニホールド16は、その天井部分が中央で高くなる傾斜面に形成されており、最も高くなった中央部にはチャンバ18が設けられている。すなわち酸化ガス流路溝14内の水素ガスが、このチャンバ18内に自動的に捕集されるようになっており、捕集された水素ガスに着火するためのイグナイタ19がチャンバ18に設けられている。このイグナイタ19としては、火花放電によって水素ガスに点火する形式のものが採用される。
【0024】
上記のように構成された燃料電池スタック11では、各単電池11aの高分子電解質膜12を、飽和状態に含水させて比抵抗を常温で20Ω・cm以下のプロトン導電性電解質として機能させるために、燃料ガス流路溝13を介して供給する水素ガス中、および酸化ガス流路溝14を介して供給される空気中のそれぞれに水蒸気が混入され、高分子電解質膜12が湿潤状態に維持されている。
【0025】
そして、酸化ガス流路溝14に酸素(O )を含む空気が供給されると、燃料ガス流路溝13側の燃料電極では、H =2H +2e の反応が起き、また酸化ガス流路溝14側の酸素電極では、1/2O +2H +2e=H O の反応が起こる。
【0026】
すなわち、燃料電極側においては、燃料ガス流路溝13を流通する水素ガス(H )がプロトン(H )と電子(e)とに電離する。電離したプロトンは、イオン交換膜である高分子電解質膜12中を酸素電極に向かって移動し、電子は燃料電極側のカーボン集電体15から外部回路(図示せず)を通って酸素電極側のカーボン集電体15に移動する。そして、酸素電極においては、酸化ガス流路溝14を流れる空気中の酸素と、高分子電解質膜12中を燃料電極から移動してきたプロトンと、外部回路を介して移動してきた電子とが反応して水(H O)が生成される。
【0027】
上記の燃料電池スタック11を組み込んだ燃料電池発電システムの全体的な構成を図4にブロック図として示してある。燃料電池スタック11の出力端子21,22間には、リレー接点20を介して負荷Lが接続されるとともに、燃料電池の運転制御を行うコンピュータ制御装置23が、前記負荷Lと並列に接続されている。このコンピュータ制御装置23は、燃料電池スタック11の出力電圧および出力電流を常時モニタするとともに、前記両出力端子21,22との間に交流電源24を接続して、燃料電池スタック11から出力される直流電圧に交流電圧を重畳することによって、単電池を流れる電流に含まれる交流成分iを検出して、z=e/iの式から交流抵抗zを求めるよう構成されている。
【0028】
また、燃料電池スタック11には、その酸化ガス供給マニホールド16の導入側端(図4において左端)には、一端に空気供給器27が設けられた酸化ガス供給系配管25の他端が接続され、また燃料ガス供給マニホールドの導入側(図示せず)には、一端に水素ガス供給器28が設けられた燃料ガス供給系配管26の他端が接続されている。この酸化ガス供給系配管25と燃料ガス供給系配管26とには、前記空気供給器27および水素ガス供給器28側から順に圧力調整バルブ29,29a、マスフローコントローラ30,30a、加湿器31,31a、開閉バルブ32,32aおよび温湿度計33,33aがそれぞれ介設されている。
【0029】
また燃料電池スタック11の図4において右端には、図示していない燃料ガス排出マニホールドの排出側に接続された燃料ガス排出系配管34と、酸化ガス排出マニホールド17の排出側に接続された酸化ガス排出系配管35とが設けられている。これら燃料ガス排出系配管34と酸化ガス排出系配管35とには、マニホールド側から順に、温湿度計36,36a、凝縮器37,37aおよび圧力調整バルブ38,38aがそれぞれ介設されており、酸化ガス供給系配管25および燃料ガス供給系配管26にそれぞれ設けられた温湿度計33,33aと、酸化ガス排出系配管34および燃料ガス排出系配管35にそれぞれ設けられた温湿度計36,36aとによって測定されたそれぞれの部位におけるガスの温湿度情報が、コンピュータ制御装置23に常時入力されるようになっている。
【0030】
そして、燃料電池スタック11の出力電圧と電流および内部抵抗と、温湿度計33,36の情報とから、燃料電池スタック11でフラッディングが生じ始めていることが検出されると、酸化ガス供給系配管25および燃料ガス供給系配管26の加湿器31,31a等や、酸化ガス排出系配管34および燃料ガス排出系配管35の圧力調整バルブ38,38a等の機器にコンピュータ制御装置23から信号が送られて、出力電圧の低下やフラッディングの発生を抑えるように制御される。
【0031】
その制御ルーチンについて説明すると、図1および図2はその一例を示すフローチャートである。なお、これらの図は作図の都合で1つのフローチャートを分けて示しており、丸で囲んだ符号は、同一の符号の線がつながっていることを示す。
【0032】
初期設定を行った後、ステップ1 において、エア供給量Aが、理論必要流量Fとの比が“4”(=A/F)となるように設定され、またステップ2 において、エア供給圧力PA が14.7×10Pa に設定される。さらにステップ3 において、加湿量が予め設定されている所定値に設定される。これは、酸化ガスとして空気を使用しているので、空気中の酸素分圧が低いことを補うためである。
【0033】
以上の条件で燃料電池スタック11が運転され、ステップ4 において単電池11aの出力電圧VC を読み込んだ後、ステップ5 において出力電圧VC と正常電圧下限値Vmin とが比較される。比較の結果、VC ≦Vmin であれば、酸素が不足していると判断されるので、ステップ6 において、実エア量Aが、理論必要流量Fとの比が“8”(=A/F)になるよう増量される。またエア供給圧力PA が19.2×10 Pa に昇圧される。さらにステップ8 において加湿量が低下(加湿量−Δ)させられる。そして、この条件で燃料電池スタック11を運転し、ステップ9 において酸化ガス排出マニホールド17の出口側の温湿度計36が示す排出ガス湿度が読み込まれる。
【0034】
つぎにステップ10において、燃料電池スタック11から出力される電流Iおよび電圧Vが読み込まれ、さらにステップ11において内部抵抗ZIN、すなわち[交流電圧e/交流電流i]の値が求められる。そしてステップ12において、排出ガス湿度Mとその基準値M0 とが比較されるとともに、内部抵抗Zinとその基準値Z0 とが比較される。その比較の結果、排出ガス湿度Mが基準値M0 以下の場合(M≦M0 )、または内部抵抗Zinが基準値Z0 以上の場合(Zin≧Z0 )には、電解質膜12の含水率が低下して抵抗が増大したと判断され、ステップ13において加湿量が増加(加湿量+Δ)させられる。すなわち高分子電解質膜12の過剰な乾きを防止するための加湿の復帰制御が行われる。その後、ステップ17に進む。
【0035】
一方、前記ステップ5 において出力電圧VC と正常電圧下限値Vmin とが比較された結果、出力電圧の方が大きい(VC >Vmin )場合には、エア供給量は充分であると判断され、ステップ14で理論必要量との比が“4”に維持され、またステップ15においてエア供給圧力PA が14.7×10Pa に維持され、さらにステップ17に進む。
【0036】
また、前記ステップ12において、排出ガス湿度Mおよび内部抵抗Zinをそれぞれ基準値M0 ,Z0 と比較した結果、M>M0 またはZin<Z0 であった場合には、加湿量は適正であると判断され、ステップ17に進む。
【0037】
そして、ステップ17において、コンピュータ制御装置23からマスフローコントローラ30,30aに信号が送られて、空気の供給量が新たに設定された値となるように制御される。つぎにステップ18において、圧力調整バルブ29,38aに信号が送られて、空気の供給圧力が新たに設定された値となるように制御される。さらにステップ19において、加湿器31に信号が送られて、酸化ガスのうち加湿器31通過分とバイパス管31b通過分との比率を調整して、加湿量が新たに設定された値となるように制御される。
【0038】
そして、ステップ20において、出力電圧VC と運転限界電圧Vlimit とが比較され、出力電圧が大きい(VC >Vlimit )場合には、適正に運転されていると判断してステップ4 に戻り、上述の制御ステップが繰り返し行われる。
【0039】
一方、前記ステップ20において出力電圧VC と運転限界電圧Vlimit (約0.12ボルト)との比較の結果、出力電圧VC が運転限界電圧Vlimit 以下の場合には、異常が発生したと判断され、ステップ21において、水素ガス供給系排管26に設けられた開閉バルブ32aに信号が送られて、開閉バルブ32aが閉じられ、燃料ガスの供給が停止されるとともに、ステップ22においてリレーコイル20aに通電されてリレースイッチ20が解放され、負荷Lへの通電が遮断される。
【0040】
また、上記した制御ルーチンとは別の制御として、出力電圧VC が運転限界電圧Vlimit (約0.12ボルト)以下になると、コンピュータ制御装置23によってイグナイタ19が点火され、酸素ガス供給マニホールド16のチャンバ18内でスパークが発生し、このチャンバ18内に捕集されている水素ガスが燃焼させられる。
【0041】
したがって上述した制御ルーチンで示される運転方法においては、出力電圧VC が基準電圧Vmin 以下になることにより、酸化ガスである空気の供給量、圧力、湿り度が変更されるので、出力電圧のそれ以上の低下が防止される。すなわち空気の供給量が増大されることにより、電極表面への酸素の拡散が促進されるので、酸素と水素との反応の増大により起電力が増加する。また空気によって運び去られる水分量が多くなるので、電極表面での過剰な水分が減り、それに伴って水素と酸素との反応が促進されて起電力が増加する。また空気の圧力を高くすることにより、電極表面での酸素分圧が高くなるので、上記の場合と同様に電極表面への酸素の拡散が促進されて、酸素と水素との反応の増大により起電力が増加する。
【0042】
さらにこれらの制御と併せて酸化ガスの湿度を低下させるので、出力電圧の低下の原因となったと思われる電池内の過剰な水分が次第に低下させられる。その結果、出力電圧が直ちに、もしくは次第に回復し、電圧低下による水素ガスの急激な発生を未然に防止することができる。
【0043】
図5は、上記のようにプログラムされたコンピュータ制御装置23によって運転制御して燃料電池スタック11を、電流密度0.7A/cm で連続発電した時の電圧挙動を示した線図である。酸素電極のガス拡散層への液滴の付着等によって単電池11aの出力電圧Vが、正常電圧下限値である0.4ボルト付近まで低下すると、エア供給量をA/F=4からA/F=8に増量し、またはエア供給圧力をPA =14.7×10Pa からPA =19.2×10 Pa に昇圧するとともに、供給するエアの加湿量が適正値範囲内から外れない範囲でドライ側に調整される。そのため、酸素電極への酸素の供給量が増加するとともに、酸素ガス流路溝14内の水分の搬出能力が向上するので、出力電圧が運転限界電圧(0.12ボルト)に低下する前にフラッディング状態が解消し、出力電圧が回復して正常電圧範囲内に維持され、安定した出力を得られることが解る。
【0044】
以上のように、この実施例の運転制御方法によれば、フラッディングを発生初期状態で検出して、フラッディング解消策を講じることになるので、燃料電池運転時の電圧安定性が向上するとともに、水素ガスの急激な増加を防止でき、その結果、燃料電池内における水素ガスの急激な燃焼による熱および圧力上昇による単電池性能の劣化を防止することができる。
【0045】
なおここで、正常電圧下限値Vmin を0.4ボルト、運転限界電圧Vlimit を約0.12ボルトに設定したのは、以下の理由による。すなわち生成水や凝結水等が酸化ガス流路溝14内に増加し、酸素電極のガス拡散層等に付着すると、酸素電極への酸素の供給が阻害されて、所謂フラッディングが起きる。軽度なフラッディング状態であれば、酸素電極への酸素の供給量が減少して出力電圧が若干低下する程度であるが、フラッディングが進むと、ガス拡散層が水浸しとなって酸素電極の反応触媒層に酸素が殆ど供給されなくなるため、酸素電極側に移動したプロトンが、再び電子と結合することによって水素ガスが生じることとなる。このようにして生じる水素ガスの発生量は、フラッディング状態が一定段階まで進行して出力電圧が低下した状態で急激に増加することが解った。
【0046】
発生する水素ガス量が急激に増加するフラッディング状態を、単電池の出力電圧で特定するために単電池11aの電流可変性能試験と一定電流連続試験とを行ったところ、図6および図7に示すように、フラッディング状態が進行して出力低下した単電池の電圧が約0.12ボルト以下に下がると、水素ガスが急増し、発火し易い混合比となり、電極の反応触媒層に接触して発火することが解った。そこで上記の実施例では、運転限界電圧を単電池での出力電圧として0.12ボルトに設定した。
【0047】
また一方、フラッディングが原因となる出力電圧の低下は、運転の継続に伴って出力電圧がある程度低下し始めると、それ以降に急激に低下する傾向を示し、上記の運転限界電圧に至らないように制御するには、急激な電圧低下を招来しない時点で行う必要がある。このような急激な電圧低下の限界値は、実験によれば、単電池の出力電圧として約0.4ボルトである。図7に示すようにこの限界電圧で酸化ガスを上記のように制御することにより電圧が回復し、電圧の低下に起因する急激な水素ガスの発生を未然に防止することができる。
【0048】
なお、上記実施例においては、酸化ガスの供給量の増加あるいは圧力の増大もしくは湿度の低減の制御を開始する条件として、出力電圧VC が予設定した所定の電圧Vmin 以下になることを採用したが、これは出力電圧VC がフラッディンク状態を反映していることに基づいている。しかしながらフラッディング状態を反映するパラメータは、他にも存在するのであり、例えば内部抵抗の増大や酸化ガスの排出ガスの湿度の増大としてもフラッディングを把握でき、したがってこの発明では、単電池の出力電圧の低下に替えてこれら内部抵抗の増大や排出ガスの湿度の上昇に基づいて酸化ガスの流量や圧力を上記のように制御することとしてもよい。
【0049】
また上記の実施例では酸化ガスの流量と圧力と湿度との三者を制御することとしたが、この発明では、流量あるいは圧力を単独で制御し、あるいはこれらいずれかと湿度とを併せて制御することとしてもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明の高分子電解質型燃料電池の運転制御方法によれば、フラッディングに起因する出力電圧の低下などの現象が生じることにより、酸化ガスの供給量や圧力を増大させることとしたので、酸素の電極表面への供給を促進して出力電圧の低下を防止でき、その結果、出力電圧の大幅な低下に伴う燃料ガスの急激な発生を未然に防止することができる。また酸化ガスの供給量を増大させる場合には、フラッディングの原因となっている電極表面での過剰な水分の蒸発および排出を促進できるので、フラッディングの早期の解消を図ることができる。このような効果は酸化ガスの湿度を低下させることにより、より顕著になる。
【0051】
さらにこの発明では、燃料ガスが急激に発生する事態に至ってしまった場合には、これをチャンバで捕捉してイグナイタによって点火するから、電池内部での燃料ガスの燃焼を未然に防止して電池の損傷を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例で実行される制御ルーチンの一部を示す図である。
【図2】この発明の実施例で実行される制御ルーチンの他の部分を示す図である。
【図3】この実施例における燃料電池の構造を示す断面側面図である。
【図4】この実施例の制御方法を行う燃料電池システムの全体を示すブロック図である。
【図5】この実施例の制御方法によって連続運転された燃料電池システムの電圧挙動を示す線図である。
【図6】フラッディングによって発生する水素ガスの急増点を調べるために行った電流可変性能試験の結果を示す線図である。
【図7】フラッディングによって発生する水素ガスの急増点を調べるために行った一定電流連続試験の結果を示す線図である。
【符号の説明】
11 燃料電池スタック
11a 単電池
12 高分子電解質膜
14 酸化ガス流路溝
16 酸化ガス供給マニホールド
17 酸化ガス排出マニホールド
18 チャンバ
19 イグナイタ
24 交流電源
29 圧力調整バルブ
30 マスフローコントローラ
31 加湿器
31b バイパス管
32 開閉バルブ
36 温湿度計

Claims (8)

  1. 燃料ガスと酸化ガスとを高分子電解質膜を介して電気化学的に反応させることにより起電力を得る単電池を複数積層して構成される高分子電解質型燃料電池の運転制御方法において、
    前記単電池の内部抵抗と酸化ガスの排出ガス湿度との少なくとも一方を検出し、その検出値が予め定めた許容範囲を外れた場合に、前記酸化ガスの流量を増加させることを特徴とする高分子電解質型燃料電池の運転制御方法。
  2. 燃料ガスと酸化ガスとを高分子電解質膜を介して電気化学的に反応させることにより起電力を得る単電池を複数積層して構成される高分子電解質型燃料電池の運転制御方法において、
    前記単電池の内部抵抗と酸化ガスの排出ガス湿度との少なくとも一方を検出し、その検出値が予め定めた許容範囲を外れた場合に、前記酸化ガスの前記単電池内での圧力を増大させることを特徴とする高分子電解質型燃料電池の運転制御方法。
  3. 記酸化ガスの流量増加は、単電池の出力電圧に基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載の高分子電解質型燃料電池の運転制御方法。
  4. 記酸化ガスの圧力増加は、単電池の出力電圧に基づいて決定されることを特徴とする請求項2に記載の高分子電解質型燃料電池の運転制御方法。
  5. 前記検出値が予め定めた許容範囲を外れた場合に、前記単電池に供給される酸化ガスの湿度を低下させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の高分子電解質型燃料電池の運転制御方法。
  6. 前記単電池の出力電圧が前記許容範囲外の所定の基準電圧以下に低下した場合に、前記酸化ガスの流通経路に連通させて最も高い位置に設けたチャンバ内のイグナイタを点火してチャンバ内のガスを燃焼させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の高分子電解質型燃料電池の運転制御方法。
  7. 燃料ガスと酸化ガスとを高分子電解質膜を介して電気化学的に反応させることにより起電力を得る単電池を複数積層して構成される高分子電解質型燃料電池の運転制御方法において、
    前記単電池の内部抵抗と酸化ガスの排出ガス湿度との少なくとも一方を検出し、その検出値が予め定めた許容範囲を外れた場合に、フラッディングが発生したと判断することを特徴とする高分子電解質型燃料電池の運転制御方法。
  8. 前記フラッディングの発生の判断は、単電池の出力電圧に基づいて決定されることを特徴とする請求項6に記載の高分子電解質型燃料電池の運転制御方法。
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