JP3584399B2 - 積雪計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、降雪地帯等に設置され積雪量(積雪の深さ)を計測する積雪計に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開2000−131460号公報に開示される積雪深計は、積雪表面の深度測定点に向かってレーザ光を照射し、その深度測定点で乱反射したレーザ光の一部を受光し、これら照射及び反射の両レーザ光について光波の位相差を測定することにより、計測器から測定点までの距離を算出し、積雪の深さを算出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、積雪量の計測にレーザ光を利用することにより、高精度な計測が可能となると共に、レーザ光は気温、天候等の影響をほとんど受けないため、気性の変化の激しい豪雪地帯等においても高い精度を維持することができる。しかしながら、レーザ光は人体に悪影響を及ぼす可能性を有するものであり、測定中に人が測定領域に知らずに浸入してしまった場合等には、人にレーザ光が照射されてしまうという危惧が存する。
【0004】
そこで、この発明は、高い精度で計測でき、且つ安全性の向上が図られた積雪計を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は図1に示すように、積雪の表面にレーザ光を照射するレーザ光照射手段20と、前記レーザ光照射手段20により照射され積雪に反射したレーザ光を受光するレーザ光受光手段21と、前記レーザ光照射手段20により照射されたレーザ光のデータと前記レーザ光受光手段21により受光されたレーザ光のデータとから積雪量を算出する演算手段52とを備える積雪計において、所定範囲内に人が存在することを検知する赤外線センサ3と、前記赤外線センサ3が人の存在を検知した時に、前記レーザ光照射手段20によるレーザ光の照射を停止させ、人の存在が所定時間以上継続して検知された場合には、積雪量の計測を強制的に中止させる緊急停止手段53とを備えるものである(請求項1)。
【0006】
これによれば、測定点付近の所定の範囲内に人等が侵入した場合に、赤外線センサ3がこれを検知し、レーザ光の照射が停止される。これにより、所定範囲内に侵入した人等にレーザ光が当たることを防止することができるので、安全性を向上させることができる。
【0007】
また、人等が所定時間以上、所定の範囲内に留まっている場合には、レーザ光照射手段50によるレーザ光の照射だけでなく、積雪量を計測するためにスタンバイ状態を維持している各システム、例えばレーザ光受光手段21、演算手段52、演算結果を表示する表示手段9等を停止させることにより、安全性だけでなく省電力性も向上させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図2に示すのは、この発明の実施の形態に係る積雪計1の設置例であり、この構成においては、レーザモジュール2及び赤外線センサ3が山肌等の大地Gに立設されたポール4に固定され、これらレーザモジュール2及び赤外線センサ3とマイクロコンピュータ(以下、M/Cと略記する)8とが電気的に接続されている。
【0009】
レーザモジュール2は、その内部に、レーザ光を照射するレーザ光照射器20と反射光を受光するレーザ光受光器21とを有しており、レーザ光照射器20は、例えば所定の周波数を有する光波を増幅させる共振器等から構成され、レーザ受光器21は、例えば光波が当たると所定の電流を流すフォトダイオード等から構成することができる。
【0010】
赤外線センサ3は、所定の監視範囲E内における赤外線の変化を測定することにより、監視範囲E内への人5や動物6等の侵入を検知するものであり、収集されたデータを蓄積及び分析するM/C8と電気的に接続している。
【0011】
M/C8は、CPU、RAM、ROM等から構成される周知のものであり、電気的に接続されたレーザモジュール2、赤外線センサ3、ディスプレイ等の表示器9、その他のシステムとの間でデータの入出力を行なうと共に、所定のプログラムに従い演算処理、データの蓄積等を行なうものである。上述した図1中の演算手段52及び緊急停止手段53は、このM/C8により行なわれる処理により構成されるものである。
【0012】
この実施の形態に係る積雪計1は、レーザ光を利用して積雪量(積雪の深さ)を計測するものである。レーザモジュール2の照射点Aから積雪Sの表面に向かってレーザ光照射器20により照射レーザ光L1 を照射し、この照射レーザ光L1 が到達する積雪Sの表面の点が測定点Bとなる。照射レーザ光L1 は、測定点Bにおいて乱反射し、その一部が反射レーザ光L2 としてレーザモジュール1の照射点A、若しくはそれに近い部分に設けられたレーザ受光器21により受光される。以下、距離ABを測定点距離Xと称する。また、測定点Bから大地Gに降ろした垂線と大地Gの表面との接点をPとし、距離BPが積雪Sの深さ(以下、積雪深と称する)dとなる。
【0013】
また、照射点Aから大地Gに降ろした垂線と大地Gの表面との接点をO、この垂線と積雪Sの表面との接点をCとし、更にこの垂線と照射レーザL1 の放射方向とが形成する角度を設置角度θとする。上記設置角度θ及び距離AOは予め定められた値であるため、測定点距離Xが判明すれば、積雪深dをd=CO=AO−Xcosθの式から算出することができる。
【0014】
また、この実施の形態に係る積雪計1においては、M/C8の制御により、赤外線センサ3により監視範囲E内に人5や動物6等の物体が侵入したことが検知された場合に、レーザ光照射器20からの照射レーザL1 の照射が停止され、更に浸入した人5等が監視範囲E内に所定時間以上、留まり続けている場合には、積雪量の計測のためにスタンバイ状態となっている各システムが停止される。
【0015】
上記構成により、積雪量の計測中に前記監視範囲E内に人5等が侵入した場合には、赤外線センサ3によりこれが検知され、緊急停止手段53によりレーザモジュール1からのレーザ光L1 の照射が停止される。また、侵入者が所定時間以上、監視範囲E内に留まり続けている時等の所定の条件が満たされた場合には、システムがスタンバイ状態から解除され計測作業が中止される。これにより、レーザ光が人5等に照射されてしまうことが防止されるので安全性が向上すると共に、システムが無駄にスタンバイ状態を維持することがなくなるので、省電力性を向上させることができる。
【0016】
以下に、図3及び図4に示すフローチャートにおいて、上記積雪計1の制御例を示す。図3に示すフローチャートは、積雪深dを計測する積雪深計測処理を示すものであり、先ずステップ100において、前記監視範囲E内に人5や動物6等の物体が浸入していないかを検知する後に詳述する物体検知処理が行なわれ、この物体検知処理において物体が検知されなかった場合、或いは検知された後に所定の処理を経てきた場合には、ステップ200に進み、照射レーザ光L1 及び反射レーザ光L2 に関するデータが、レーザモジュール2からM/C8内の演算手段52に入力され、ステップ201に進む。
【0017】
ステップ201において、前記演算手段52は、入力された照射レーザ光L1 及び反射レーザ光L2 のデータから両者の光波の位相差を求め、この位相差から距離ABを算出し、この算出された値をサンプル値Xn (1 ≦n ≦60)とする。そして、ステップ202に進み、前記サンプル値Xn が60個収集されたか否かを判定し、60個に満たない場合には、ステップ100の物体検知処理に戻り、60個に達した場合には、ステップ204に進み、60個のサンプル値X1 〜X60の平均値を算出し、これを仮平均値Xa とし、ステップ205に進む。
【0018】
ステップ205において、前記各サンプル値X1 〜X60と前記仮平均値Xa とを比較し、各サンプル値X1 〜X60のうち仮平均値Xa との偏差が10%以上あるものを排除し、残ったサンプル値Xn から再度平均値を算出し、この再度算出した平均値を真のAB間の距離、即ち測定点距離Xとする。そして、ステップ206に進み、測定点距離X、設置角度θ、距離AOの値から、三角関数を用いて積雪深dを算出する。そして、ステップ207に進み、M/C8は算出された積雪量dを表示器9に出力する。
【0019】
以下に、図4に示すフローチャートにおいて、前記ステップ100の物体検知処理について説明する。先ずステップ101において、前記赤外線センサ3により検出されたデータがM/C8に入力され、ステップ102に進み、監視範囲E内において赤外線の変化が検出されたか否かを判定し、変化が検出された場合には、ステップ103に進み、変化の検出が10分以上継続しているか否かを判定する。
【0020】
前記ステップ103において、10分以上継続していないと判定された場合には、ステップ104に進み、M/C8は前記レーザ光照器20に照射レーザ光L1 の照射を10秒間停止させる信号を出力した後、前記ステップ101に戻る。一方、前記ステップ103において、赤外線の変化の検出が10分以上継続していると判定された場合には、ステップ105に進み、M/C8はレーザ光照射器20及びレーザ光受光器21を含むレーザモジュール2、表示器9、その他の所定の機構に対して、スタンバイ状態を解除し停止させる信号を出力し、計測処理を強制終了させる。即ち、前記ステップ103,104,105により緊急停止手段が構成されている。
【0021】
また、前記ステップ102において、赤外線の変化が検出されなかった場合には、ステップ106に進み、赤外線の変化が検出されている時間をカウントするタイマをリセットした後、前記図3に示す積雪量計測処理中のステップ200にリターンする。
【0022】
上記制御により、監視範囲E内に人5等が侵入した場合には、レーザモジュール2からのレーザ光L1 の照射が停止されるので、運転中の安全性を向上させることができる。また、侵入者が所定時間以上、監視範囲E内に留まり続けている時等の所定の条件が満たされた場合には、システムがスタンバイ状態から解除され計測作業が中止されるので、省電力性を向上させることができる。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、レーザ光が人等に照射されることを防ぐことができるので、運転中の安全性を向上させることができる。また、侵入者が所定時間以上、監視範囲内に留まり続けている時等の所定の条件が満たされた場合には、システムがスタンバイ状態から解除され計測作業が中止されるので、省電力性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この実施の形態に係る積雪計の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図2は、この発明の実施の形態に係る積雪計の設置例を示す図である。
【図3】図3は、この実施の形態に係る積雪計の積雪深計測処理を示すフローチャートである。
【図4】図4は、この実施の形態に係る積雪計の物体検知処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 積雪計
2 レーザモジュール
3 赤外線センサ
4 ポール
5 人
6 動物
20 レーザ光照射手段
21 レーザ光受光手段
52 演算手段
53 緊急停止手段
A 照射点
B 測定点
E 監視範囲
G 大地
L1 照射レーザ光
L2 反射レーザ光
S 積雪
X 測定点距離
θ 設置角度

Claims (1)

  1. 積雪の表面にレーザ光を照射するレーザ光照射手段と、前記レーザ光照射手段により照射され積雪に反射したレーザ光を受光するレーザ光受光手段と、前記レーザ光照射手段により照射されたレーザ光のデータと前記レーザ光受光手段により受光されたレーザ光のデータとから積雪量を算出する演算手段とを備える積雪計において、
    所定範囲内に人が存在することを検知する赤外線センサと、
    前記赤外線センサが人の存在を検知した時に、前記レーザ光照射手段によるレーザ光の照射を停止させ、人の存在が所定時間以上継続して検知された場合には、積雪量の計測を強制的に中止させる緊急停止手段とを備えることを特徴とする積雪計。
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