JP3584078B2 - 区画柵 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、簡易な腰掛け機能を備えた区画柵に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、区画柵は、公園等の花壇,植栽の周囲や、あるいはバスターミナルの乗車エリアの周囲等に設置され、所定区域を区画するために使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かかる区画柵にあって、所定間隔で列設した支柱間に数本の横杆を差し渡してなるものがあり、この横杆に公園を散歩する人やバスを待つ人等が腰を掛けることがよくある。ところがこのような区画柵は、人が腰を掛けることを考慮した構造で製作されていないため、横杆が臀部に馴染まず、体の安定性が悪く、座り心地がよくないものであった。
【0004】
本発明は、かかる従来の実状に鑑みてその改善を試みたものであって、簡易な腰掛けとしても使用し得る区画柵の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、所定間隔で列設される少なくとも一対の支柱と、支柱の前面及び後面に夫々取り付けた支持金具に一端を固定されて、前後に位置をずらして、前記支柱間に差し渡される上下一対の横杆と、前記両横杆に上下両縁が固定され、両横杆間に湾曲状態で配設される可撓性を備えた遮蔽板とを備えてなることを特徴とする区画柵である。
【0007】
【作用】
支柱間に差し渡された横杆と、該横杆に配設される遮蔽板とによって区画柵としての機能が得られる一方、前記遮蔽板を、前後に位置をずらした上下一対の横杆間に湾曲状態で配設したことによって、腰を掛けるための広い着座面積が確保され、その湾曲面に臀部が馴染んで座り易く、安定性のよい簡易な腰掛けとしての機能も得られる。
【0008】
また、遮蔽板を可撓性を備えた板材で形成すれば、適宜のクッション性が得られ、座り心地をより向上させることができる。
【0009】
【実施例】
本発明の一実施例を、図1〜図5について説明する。
【0010】
図面において1は本発明に係る区画柵を示す。2は該区画柵1を構成する複数の支柱であって、各支柱2はアンカーボルト3が側方に突成された下端部を地盤4に埋設して所定間隔で一列状に列設される。また、該支柱2の本数は区画柵1の長さに応じて設定され、少なくとも二本の支柱2が左右一対に配設される。
【0011】
各支柱2間には、上下一対の横杆5,5が差し渡され、該横杆5,5は支柱2の前面及び後面に夫々取り付けた支持金具6,6によって前後に位置をずらした状態で支柱2に固定される。
【0012】
この支持金具6,6は、図4〜図5に示すように、夫々上下に分割形成された受け金具6aと押え金具6bとからなり、受け金具6aは、支柱2の所定位置に形成した螺子孔7,7に螺合されるボルト8,8によって該支柱2に取り付けられる。一方、押え金具6bは、受け金具6aの上部にあてがわれ、ボルト9,9によって該受け金具6aに固定される。
【0013】
受け金具6aと押え金具6bの左右両側縁には、上下で円形を構成する半円状のフランジ部10a,10bが夫々形成されており、前記のようにボルト8,8で支柱2に取り付けた受け金具6aのそのフランジ部10aに前記各横杆5の端部を支承させた状態でその上方から押え金具6bをあてがい、該押え金具6bのフランジ部10bを該横杆5の端部に被冠して押え金具6bをボルト9,9で受け金具6aに固定することにより、各横杆5の端部を保持するようにしている。また、受け金具6aの中央には仕切壁10’が形成されており、該仕切壁10’によって横杆5の端部の位置決めを行なうようにしている。
【0014】
このように前後に位置をずらして各支柱2間に差し渡される上下一対の横杆5,5間には、遮蔽板11が傾斜状態で配設される。該遮蔽板11は下方に適宜に湾曲させて形成され、その上下両縁11a,11bをリベット12や溶接等によって横杆5,5に固定するようにしている。この遮蔽板11の好適な材質としては、適宜の可撓性を備えた板材がよく、この板材として、区画柵1にあっては耐候性が求められるため特に好適なものとして、無数の小孔13を穿設して可撓性をよくしたステンレス板が挙げられる。その他、この板材として、同様の特性を備えた硬質合成樹脂板を用いたり、あるいは合成樹脂製シート等を用いてもよい。
【0015】
このように遮蔽板11に可撓性を備えた板材を用いることにより、着座時に適宜のクッション性が得られる。また、該遮蔽板11は、生産工場において湾曲形成され、横杆5,5に取付けられて出荷されるため、施工現場において、遮蔽板11が取付けられた横杆5,5を支持金具6,6で固定する際に、その可撓性を介して支持金具6,6の取付位置の寸法誤差が吸収され、横杆5,5の取付作業を容易とする作用が得られる。さらにまた、図6に示すように、各支持金具6の受け金具6aを支柱2に固定するボルト8,8の挿通孔14,14を上下に延在する長孔状に形成し、受け金具6aを上下方向に移動調節可能に設ければ、横杆5,5の取付作業が容易となる利点がある。尚、遮蔽板11を無数の小孔13を穿設したステンレス板で構成した場合には、その意匠性を高めることもできる。
【0016】
かかる構成にあって、支柱2を所定間隔で列設し、該支柱2間に、支持金具6,6を介して端部が固定される上下一対の横杆5,5を前後に位置をずらして差し渡し、該横杆5,5に遮蔽板11を湾曲状態で配設することにより、区画柵1として所定区域を区画することができる一方、遮蔽板11によって腰を掛けるための広い着座面積が確保され、その湾曲面に臀部が馴染んで座り易く、安定性のよい簡易な腰掛けとして使用することができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明は上述のように、前後に位置をずらして支柱間に差し渡した上下一対の横杆に、遮蔽板を湾曲状態で配設することにより区画柵を構成するようにしたから、該遮蔽板上に腰を掛ければ広い着座面積が確保され、その湾曲面に臀部が馴染んで座り易く、安定性のよい簡易な腰掛けとして使用できる。
【0018】
また、前記遮蔽板を可撓性を備えた板材で形成すれば適宜のクッション性が得られ、座り心地をより向上させることができるとともに、施工時における横杆の取付作業を容易に行なうことができる。
【0019】
さらに横杆間に配設された遮蔽板が前後方向に傾斜して湾曲しているため、区画柵としては類稀な形状的な興趣に富み、その意匠性を高め得る等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る区画柵の一実施例を示す正面図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】支柱に取り付けた支持金具の縦断側面図である。
【図5】支柱に取り付けた支持金具の縦断正面図である。
【図6】他の構成の支持金具の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 区画柵
2 支柱
5 横杆
6 支持金具
11 遮蔽板
Claims (1)
- 所定間隔で列設される少なくとも一対の支柱と、
支柱の前面及び後面に夫々取り付けた支持金具に一端を固定されて、前後に位置をずらして、前記支柱間に差し渡される上下一対の横杆と、
前記両横杆に上下両縁が固定され、両横杆間に湾曲状態で配設される可撓性を備えた遮蔽板と
を備えてなることを特徴とする区画柵。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04475095A JP3584078B2 (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 区画柵 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04475095A JP3584078B2 (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 区画柵 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08218686A JPH08218686A (ja) | 1996-08-27 |
JP3584078B2 true JP3584078B2 (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=12700132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04475095A Expired - Lifetime JP3584078B2 (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 区画柵 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3584078B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4675090B2 (ja) * | 2004-11-29 | 2011-04-20 | 日鐵住金建材株式会社 | 胴縁一体型フェンス用パネルおよび胴縁一体型フェンス |
-
1995
- 1995-02-08 JP JP04475095A patent/JP3584078B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08218686A (ja) | 1996-08-27 |
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