JP3583950B2 - 扉開閉用ハンドル装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、配電盤収納ボックス等の扉に取り付けられて使用される扉開閉用ハンドル装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、配電盤収納ボックス等の扉に取り付けられて使用される施錠・解錠機構を有する扉開閉用ハンドル装置が知られている。この扉開閉用ハンドル装置として、例えば図13に示すように、扉に取り付けられるケーシング100と、ハンドル110とを備え、ハンドル110を、ハンドル本体111と、ハンドル本体111の上端側に軸支した回動軸112と、ハンドル本体111の下端側に設けた施錠・解錠機構を有する錠部材113及び錠部材113の下端側に回動自在に設けた押しボタン114とを備えたものとし、ケーシング100の前面側に設けた収納凹部101内の底面に、回動軸112を回動自在に嵌挿するようにして取り付けることにより、ハンドル110を、ケーシング100の収納凹部101に収納した伏状態から前方側に起きた状態に起伏自在としたものである。そして、この扉開閉用ハンドル装置によって扉を開放する場合は、錠部材113に鍵片を挿入して回動操作する。これにより、ハンドル本体111における錠部材113の後部側に設けた摺動板113bが上方側に摺動し、この摺動によって押しボタン114が回動可能状態になり、その状態から押しボタン114を後方に押圧操作することにより、ケーシング100に係合した押しボタン114の係合が外れ、これにより、ハンドル本体111と回動軸112との接続部に設けた起伏用バネ115の付勢力によってハンドル110の下端側が、ケーシング100の収納凹部101から前方側に自然に起こされる。そして、その起こされたハンドル110を回動操作することにより、ハンドル110を、扉に取り付けられたケーシング100に対して回動させることができ、この回動操作によって、回動軸112の後端に固定した板状の係止金具112aを共に回動させる。これにより、配電盤収納ボックス等の本体部(図示せず)と係止金具112aとの係止を外すことができる。こうすることにより、例えば押しボタン114を設けず、鍵片の操作による錠部材113の回動操作に伴って即座にハンドル110の下端側を起こすようにした場合のように、鍵片を操作している手がケーシング100から起こされてくるハンドル110に当たるようなことを防止できる。
しかしながら、このもののように、ハンドル110の下端側に押しボタン114を設けたのでは、押しボタン114の後方側に、押しボタン114を押圧できるだけの空間部が必要となり、ハンドル110の押しボタン114をケーシング100の下端より下方側に伸ばして形成するのが難しく、ハンドル110全体の長さLを長くできない。その結果、ケーシング100から起こしたハンドル110を回動操作し難いものになってしまう。また、その場合に、ケーシング100の長さを長くしておけばハンドル110全体の長さLも長くできるが、ケーシング100の長さを長くしたのではハンドル装置全体が大型化してしまう。
又、ハンドル本体111とは別体の押しボタン114を設けたのでは、全体の機構が複雑化して加工や組み付けに時間を要し、製造コストが高くつくという課題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明は、以上の実情に鑑み提案されたもので、ハンドルの長さを長く形成できるものであって、簡単な構成で済ませることができ、低コストで製作できる扉開閉用ハンドル装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、以下の特徴を有する扉開閉用ハンドル装置を提供することにより上記課題を解決する。
本願の請求項1に係る発明は、ケーシング1の前面側にハンドル本体3を備え、このハンドル本体3がその上端側に設けられた接続軸4を中心として起伏自在且つ回動自在にケーシング1に取り付けられた扉開閉用ハンドル装置において、ケーシング1は、その前面側にハンドル本体3を収納するためのハンドル収納凹部11を備え、ハンドル本体3は、その下部側に設けられた錠収納部16と、この錠収納部16の後方に錠収納部16と連通するように形成された係止機構収納部17を備え、錠収納部16はハンドル本体3の前面から後方側に所定深さで形成されたものであり、係止機構収納部17はハンドル本体3の下端側に開口する開口部17cを有し、施錠・解錠機構を有する錠部材5が、錠収納部16に、回動自在且つ摺動自在に収納され、伏状態のハンドル本体3とケーシング1とを係脱自在に係止する係止機構6が、係止機構収納部17に備えられ、錠部材5の施錠・解錠機構は、押し込み防止手段53と、回転防止手段52、52とを備えることにより、錠部材5が、ハンドル本体3の錠収納部16内で、回動不能且つ摺動不能状態で施錠され、鍵片の解錠操作によって回転防止手段52、52による回転防止が解除されて回動可能状態とされるとともに、錠部材5が摺動可能位置まで回動されることにより押し込み防止手段53による押し込み防止が解除されて摺動可能状態とされるものであり、さらに錠部材5の施錠・解錠機構には、回り過ぎ防止手段51が備えられたものであり、この回り過ぎ防止手段51によって錠部材5が、施錠位置から、押し込み防止手段53による押し込み防止を解除した摺動可能位置までの範囲を回動するものであり、上記回転防止手段52、52は、錠部材5を、施錠位置で回動不能にするとともに、摺動可能位置で錠部材5を回動不能にし得るものであり、係止機構6は、伏状態のハンドル本体3とケーシング1とを係脱自在に係止するもので、係止部材61と、付勢手段62とを備え、係止部材61は、上部側に錠摺動面61bを備え、係止部材61の下方側には被覆用壁61cと係止爪61dを備え、錠摺動面61bは上部側から下方にいくに従い漸次後方側になる傾斜面から構成され、被覆用壁61cは係止機構収納部17の開口部17cを塞ぎ、これにより、開口部17cから錠収納部16に収納された錠部材5を隠すようにしたものであり、付勢手段62は、係止部材61の上方側に配位され係止部材61を下方側に付勢することにより、係止部材61の係止爪61dをケーシング1に係止させるものであり、摺動可能位置にある錠部材5が後方へ押圧操作されることにより、錠部材5が錠摺動面61bを押圧して、係止部材61が付勢手段62の付勢力に抗して上方側に移動し、係止爪61dとケーシング1との係止が解除されるものであることを特徴とする扉開閉用ハンドル装置を提供する。
【0005】
本願の請求項2に係る発明は、請求項1記載の扉開閉用ハンドル装置において、錠部材5はシリンダー錠であり、押し込み防止手段53は、錠部材5の外周から径外方向に突設された錠押し込み防止用突起であり、施錠時において錠押し込み防止用突起53が錠収納部16に設けられた突起当接用当接壁16a、16aに当たって後方側への移動が阻止されるものであり、回転防止手段52、52は、錠部材5の外周から径外方向に突設され配位されたタンブラ52であり、タンブラ52は、錠部材5の前面に設けられた鍵片嵌挿孔54から鍵片を錠部材5内に入れるに伴って、タンブラ52、52の外周先端が錠部材5の略外周位置にまで錠部材5内に沈み込み、鍵片を錠部材5から抜くと錠部材5の外周に突出するものであり、タンブラ52、52が錠収納部16に設けられたタンブラ当接壁16cとタンブラ当接壁16dとの間に配位されることにより、施錠時における錠部材15の回転が防止されるものであることを特徴とするものを提供する。
【0006】
本願の請求項3に係る発明は、付勢手段62はコイルバネ62であり、係止部材61は、上部側に、コイルバネ62に接続するバネ接続片61aを備えているとともに、下方側に、被覆用壁61cと、被覆用壁61cから下方に突設された係止爪61dとを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の扉開閉用ハンドル装置を提供する。
【0007】
以上のように構成された本願発明においては、錠部材5を解錠して移動させることにより、ハンドル2とケーシング1との係止を解除するため、従来のように錠部材5に加えて錠部材5の下方側に別体の押しボタンを設けずに済み、全体構成を簡素化でき、加工や組み付けの容易なものにできる。これにより、低コストで製作できる。
又、従来のように押しボタンを設けずに済ませることができるため、ハンドルの下端側をケーシング1の下端以上に伸ばして形成できる。これにより、例えばケーシング1の長さを短くしてもハンドルの長さを長くでき、ハンドルの回動操作を容易なものにできる。従って、装置全体をコンパクトなものにして、しかも、ハンドル操作の容易な使用し易いものにできる。
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図を基に本願発明の一実施形態を具体的に説明する。
図1は、本願発明の一実施形態の扉開閉用ハンドル装置の正面図であり、図2は、その背面図、図3は、図1のIII −III 線断面図である。
【0009】
本願発明の扉開閉用ハンドル装置は、ケーシング1と、ハンドル2と、錠部材5と、係止機構6とを備えている。ケーシング1の前面側には、ハンドル用収納凹部11が備えられている。このハンドル用収納凹部11は、ハンドルの後部側を収納するためのもので、ケーシング1の前面における中央部を略四角形状で後面側に突出させて上面側を開口させるようにして形成されている。又、このハンドル用収納凹部11内の底面における上端側には、円形状の接続軸用嵌挿孔12が穿設されている。この接続軸用嵌挿孔12の後部側には、径内方向に延設された受け部12aが備えられており、この受け部12aによって接続軸用嵌挿孔12の後部側の径が小さくなされている。また、ケーシング1の上部と下部には、取付部13、13が夫々備えられている。そして、このケーシング1は、ケーシング1におけるハンドル用収納凹部11の周部側の後面に防水パッキン14が装着された後、配電盤収納ボックス等の扉(図示せず)に穿設された孔に前方側からハンドル用収納凹部11が入れられるようにして扉の孔の周部に防水パッキン14が当接した状態で、取付部13、13に、固定金具13a、13a及びボルト13b、13bが装着されることにより扉に固定される。
【0010】
ハンドル2は、ハンドル本体3と、ハンドル本体3とケーシング1とを接続する接続軸4とを備えており、ケーシング1に起伏自在且つ回動自在に取り付けられている。ハンドル本体3は、長尺状のものから構成され、左右幅は、ケーシング1のハンドル用収納凹部11に入り込み可能に形成されている。
【0011】
接続軸4の略前後中央には、嵌挿部41が備えられている。この嵌挿部41は、ケーシング1の接続軸用嵌挿孔12の断面形状に沿う形状に形成されており、ケーシング1の接続軸用嵌挿孔12に前方側から接続軸4の後端側が挿通された後、嵌挿部41が接続軸用嵌挿孔12の受け部12aに受けられるようになされている。又、この実施形態では、嵌挿部41には、Oリング41aが備えられており、このOリング41aによって嵌挿した嵌挿部41とケーシング1の接続軸用嵌挿孔12の内壁との間を密閉して水を遮断するようにしている。そして、この接続軸4は、嵌挿部41がケーシング1の接続軸用嵌挿孔12に嵌挿された後、接続軸用嵌挿孔12から下方に出た接続軸4に、座金を介して板状の抜け止め片41bが装着されることにより、ケーシング1に抜け止めされて回動自在に取り付けられている。
【0012】
このようにしてケーシング1に取り付けられた接続軸4の前部側は、ハンドル本体3の上端側の下部に軸支されている。詳しくは、ハンドル本体3の上端側の左右両端には、下方に延設された軸挿通孔31a、31aを有する左右一対の軸支持片31、31が夫々備えられている。一方、接続軸4の前部側には、左面から右面にかけて左右方向に穿設された軸挿通孔42、42が備えられている。そして、接続軸4の前部側が、軸支持片31、31の間に入れられるようにして、軸ピン43が、ハンドル本体3と接続軸4との各軸挿通孔31a、31a、42、42に通されることにより、接続軸4とハンドル本体3とが軸支されている。この軸支により、ハンドル本体3の下端側が、図3に示すようにケーシング1の長手方向の上下方向に沿ってケーシング1の下端の前方位置まで伸ばされているとともに、図12に示すように、その前方位置から前上方側に、ハンドル本体3の上端が接続軸4に当接するまでの範囲を自在に回動する。
【0013】
又、この接続軸4とハンドル本体3との上記軸支部には、ハンドル本体3の下端側をケーシング1から前方側に起こすための起こし用バネ44が付設されている。この起こし用バネ44は、二つの足44b、44bとコイル部44aとを有する足付きコイルバネから構成されており、コイル部44aが、接続軸4の上部に設けられた縦溝状のバネ配設部45に配設され、コイル部44aに軸ピン42が通されている。又、起こし用バネ44の一方の足44bは、接続軸4に設けられた係止用孔46に係止され、他方の足44bは、ハンドル本体3の後面に当接されることにより、ハンドル本体3を常時前方側に付勢している。
【0014】
接続軸4の後部側には、係止金具取付部47が備えられている。この係止金具取付部47は、筒状を呈しており、外周が断面四角形状に形成され、内周にボルト螺合用ネジ47aが刻設されている。そして、この係止金具取付部47は、上述のようにして接続軸4がケーシング1の接続軸用嵌挿孔12に通されることによってケーシング1の後面側に出され、その状態で、板状の係止金具20に設けた取付孔を回動不能に嵌挿し、座金等を介在させて固定ボルト48をボルト螺合用ネジ47aに螺合して締め付けることにより、係止金具20を固定できるようになされている。又、このようにして接続軸4に固定された係止金具20は、ケーシング1に対する接続軸4の回動に伴って回動してハンドル本体3ケーシング1の後端に突設された角度規制用突起15に当接するようになされており、この係止金具20とケーシング1の角度規制用突起15との当接によって、ケーシング1に対するハンドル2の左右方向の回動範囲が規制されるようになされている。
【0015】
錠部材5は、シリンダ錠から構成され、図5(A)(B)(C) に示すように円柱状のものから構成されている。錠部材5の外周における下方側には、板状の突片51が外周から径外方向に突設されているとともに、突片51の前部側に、前後に並設された二つの板状のタンブラ52、52が外周から径外方向に突設されている。これらのタンブラ52、52は、錠部材5の前面に設けられた鍵片嵌挿孔54から鍵片(図示せず)を錠部材5内に入れるに伴って、タンブラ52、52の外周先端が錠部材5の略外周位置にまで錠部材5内に沈み込み、鍵片を錠部材5から抜くと錠部材5内に設けたバネ(図示せず)の付勢力によって錠部材5の外周に突出するようになされている。尚、突片51は、鍵片の錠部材5内への出し入れに係わらずに、錠部材5内に設けたバネの付勢力によって錠部材5の外周に突出しており、バネの付勢力に抗して径内側に押圧されると錠部材5内に沈み込むようになされている。一方、錠部材5の外周における上部の前方側には、錠押し込み防止用突起53、53が外周から径外方向に突設されている。
【0016】
そして、この錠部材5は、ハンドル本体3の下部側に設けられた錠収納部16に回動自在且つ前後方向に摺動自在に収納されている。詳しくは、このハンドル本体3の錠収納部16は、図6(A)(B)及び図7(A)(B)に示すように、ハンドル本体3の前面から後方側に所定深さで形成されており、この錠収納部16内には、複数の当接壁と案内路19とが備えられている。当接壁は、突起当接壁16a、16aと、突片当接壁16bと、タンブラ当接壁16c、16dと、回転規制用突片当接壁16e、16fと、回転規制用突起当接壁16gとを備えている。突起当接壁16a、16aは、錠収納部16内における上部前方側に、前方を向く平坦面に形成されており、突片当接壁16bは、錠収納部16内における下部から左部及び上部にかけての後方側に、後方を向く平坦面に形成されている。又、タンブラ当接壁16c、16dは、突片当接壁16bの前部側の左右両側に、その間にタンブラ52、52を入れ得る間隔を隔てて互いに対向するように形成されている。回転規制用突片当接壁16e、16fは、錠収納部16内における上部及び下部夫々の後方側に、左方を向く平坦面に形成されたている。また、回転規制用突起当接壁16gは、錠収納部16内における突起当接壁16aの左端面に、下方を向く平坦面に形成されたている。一方、案内路19は、突起当接用当接壁16aの右方側に、突片当接用壁16aから漸次後方側に傾斜する傾斜面から形成されている。そして、錠部材5は、ハンドル本体3の錠収納部16に、突片51を押圧して錠部材5内に沈み込ませた状態で錠収納部16の前方側から収納され、突片51及びタンブラ52、52が下方側に配位された図3及び図8(A) に示す状態で施錠状態になる。
【0017】
この施錠状態では、突片51が突片当接用当接壁16bの後方位置に突出するように配位し、錠部材5が錠収納部16内を前方側に移動しようとすると突片51が突片当接用当接壁16bに当たって前方側への移動が阻止され、錠部材5が錠収納部16から抜け止めされる。従って、突片51は、錠収納部16に入った錠部材5の抜け止め手段としての役目をする。又、錠押し込み防止用突起53が突起当接用当接壁16a、16aの前方位置に配位し、錠部材5が錠収納部16内を後方側に移動しようとしても錠押し込み防止用突起53が突起当接用当接壁16a、16aに当たって後方側への移動が阻止される。従って、錠押し込み防止用突起53は、錠収納部16内での施錠時における押し込み防止手段としての役目をする。更に、タンブラ52、52がタンブラ当接用当接16c、16dの間に配位するとともに、突片51が下方側の回転規制用突片当接壁16fの左方側に配位し、錠部材5が錠収納部16内を右回転(図8のY方向)しようとするとタンブラ52、52が左側のタンブラ当接用当接16cに当てった右回転が阻止され、又、錠部材5が錠収納部16内を左回転(図8のY方向)しようとするとタンブラ52、52が右側のタンブラ当接部16dに当たるとともに、突片51が下方側の回転規制用突片当接壁16fに当たって左回転が阻止される。従って、タンブラ52、52は、錠収納部16内において、施錠時における回転防止手段としての役目をする。よって、錠部材5は、施錠状態では、錠収納部16内で抜け止め手段51と押し込み防止手段53と回転防止手段52、52とにより左右方向回動不能且つ前後方向摺動不能状態になっている。
【0018】
次に、係止機構について説明する。係止機構6は、伏状態のハンドル2とケーシング1とを係脱自在に係止するもので、係止部材61と、コイルバネ62とを備えている。係止部材61は、図9に示すように板状のものから構成されており、上部側に、コイルバネ62に接続するバネ接続片61aを備えているとともに、そのバネ接続片61aの下方側に、下方にいくに従い漸次後方側になる傾斜面からなる錠摺動面61bを備えている。又、係止部材61の下方側には、前方側に折り曲げ成形されて前方側に突設された被覆用壁61cと、被覆用壁61cから下方に突設された係止爪61dとを備えている。コイルバネ62は、係止部材61を付勢する付勢部材としてのもので、係止部材61を付勢することにより係止部材61の係止爪61dを、後述するケーシング1に設けた爪係止孔18に入り込ませる役目をする。
【0019】
これらの係止部材61とコイルバネ62とは、ハンドル本体3における錠収納部16の後方側に錠収納部16と連通するように形成された係止機構収納部17に収納されている。このハンドル本体3の係止機構収納部17は、図3、図6(B) 及び図10(A) に示すように下端側に開口部17cを有する係止部材嵌挿部17bと、係止部材嵌挿部17aの上端側に形成されたバネ収納孔17aとを備えており、そして、コイルバネ62の上部側がバネ収納孔17aに収納されている。一方、係止部材61は、係止部材嵌挿部17bに上下移動可能に嵌挿されることにより、係止爪61dが係止部材嵌挿部17bの開口部17cから出没し得るようになされている。又、係止部材嵌挿部17bの開口部17cから突出した係止爪61dは、ケーシング1のハンドル用収納凹部11における下方側の内側壁に設けられた爪係止孔18に入り込むようになされている。また、係止部材61が係止部材嵌挿部17bに嵌挿されるに際して、バネ接続片61aがコイルバネ62の下部側に入れられることにより、係止部材61が、コイルバネ62によって常時下方側に付勢されており、この付勢によって係止爪61dがケーシング1の爪係止孔18に合致すると自然に入り込む。
【0020】
又、このようにしてハンドル本体3の係止機構収納部17に収納された係止部材61は、ハンドル本体3の錠収納部16に収納された錠部材5の後方側に配位され、施錠状態における錠部材5の上端後部と係止部材61の錠摺動面61bにおける上部とが略当接した状態とされている。また、係止部材61の被覆用壁61cが、係止機構収納部17の開口部17cを塞ぎ、これにより、開口部17cから錠収納部16に収納された錠部材5を隠して錠部材5を開口部17cから触れることができないものにしている。
【0021】
次に、この装置の使用方法について説明する。
図3に示す施錠状態から、錠部材5の鍵片嵌挿孔54(図5に図示)に鍵片を入れる。これにより、タンブラ52、52が錠部材5の径内側に移動して錠部材5内に沈み込み、タンブラ52、52による回転防止が解除され、錠部材5が、錠収納部16内で左回転可能状態になる。この状態で、錠部材5を左回転させていき、錠部材5が略180°回動すると、図8(B) に示すように突片51が上方側の回転規制用突片当接壁16eに当たり、突片51と回転規制用突片当接壁16eとが解錠操作時の回り過ぎ防止手段として機能して錠部材5の回転を止め(図11(A) )、錠部材5が所定量以上に回り過ぎるのを防止する。この状態で、錠押し込み防止用突起53が突起当接用当接壁16a、16aから外れて錠押し込み防止用突起53による押し込み防止が解除され、錠部材5は、後方側に摺動可能状態になる。この状態から錠部材5を後方側に押圧操作することにより、図11(B) に示すように錠部材5を、後方側に摺動させることができる。尚、この錠部材5の後方側への押圧操作は、鍵片を入れたままでも、或いは鍵片を抜いた状態でも行うことができる。鍵片を抜いた状態では、図11(A)(B)に示すように、タンブラ52、52が錠部材5の外周から突出して突起当接用当接壁16a、16a間に入り、錠部材5が回転不能状態になる。従って、この状態で錠部材5を押圧するようにすれば、タンブラ52、52が解錠時の回転防止手段として機能して錠部材5を左右方向に回ることなく略真っ直ぐ後方側に摺動させることができる。
【0022】
この錠部材5の後方側への摺動に伴い、錠部材5の上端後部が係止部材61の錠摺動面61bを押圧し、この押圧によって、図10(B) 、及び図11(B) に示すように係止部材61の錠摺動面61bが錠部材5の上端後部を滑り動き、係止部材61がコイルバネ62の付勢力に抗して上方側に移動し、ケーシング1の爪係止孔18に入り込んでいた係止爪61dが爪係止孔18から抜け出る。これにより、ハンドル2とケーシング1との係止が解除される。そして、この解除によって、図12に示すようにハンドル2の下端側が、起こし用バネ44の付勢力によって、前方側に回動してケーシング1から起こされる。
【0023】
その後、ケーシング1から起きたハンドル2を把持して回動操作する。これにより、係止金具20が回動し、配電盤収納ボックス等の本体部に係止した係止金具20を外すことができ、配電盤収納ボックス等の扉を開けることができる。
【0024】
一方、施錠する場合は、上記とは反対にハンドル2をケーシング1の前方位置まで戻す。その際、係止金具20がケーシング1の角度規制用突起15に当たるまで戻せば良く、これにより、ハンドル2をケーシング1の長手方向に沿わせたもとの状態にできる。その状態でハンドル2の下端側を、起こし用バネ44の付勢力に抗して後方側に押圧し、錠部材5に鍵片を入れる。これにより、錠部材5のタンブラ52、52が錠部材5内に沈み込み、タンブラ52、52による解錠時の回転防止が解除され、錠部材5を左回転させることができる。尚、この状態(錠部材5を後方側に押し込んだ状態)で、錠部材5を右回転させようとしても、図8(B) に示すように、錠押し込み防止用突起53の端面が回転規制用突起当接壁16gに当接し、錠部材5が右回転できないように規制されている。
【0025】
錠部材5の左回転操作により、錠部材5の錠押し込み防止用突起53が、図8(B) に示すように案内路19に案内されて左回転しながら前方側に摺動する。この錠部材5の前方側への摺動によって、図10(A) 及び図11(A) に示すように係止部材61がコイルバネ62の付勢力により下方側に移動し、ケーシング1の爪係止孔18に入り込む。更に、錠部材5の左回転させていき、錠部材5が略180°回転すると、図8(A) に示すように突片51が下方側の回転規制用突片当接壁16fに当たり、突片51と回転規制用突片当接壁16fとが施錠操作時の回り過ぎ防止手段として機能して錠部材5の回転を止め、錠部材5が所定量以上に回り過ぎるのを防止する。そして、この状態で鍵片を抜く。これにより、タンブラ52、52が錠部材5の外周側に突出してタンブラ当接用当接16c、16d間に入り込んで回動不能状態になる。又、この状態で、回転防止手段52、52とにより摺動不能状態になり、図3に示す施錠状態にできる。
【0026】
以上、本実施形態におけるハンドル装置は、次のように構成されている。
即ち、本実施形態におけるハンドル装置は、ハンドル2に設けられた錠収納部16に回動自在且つ摺動自在に収納された施錠・解錠機構を有する錠部材5と、伏状態のハンドル2とケーシング1とを係脱自在に係止する係止機構6とが備えられ、錠部材5の施錠・解錠機構が、押し込み防止手段53と、回転防止手段52、52とを備えることにより、錠部材5が、ハンドル2の錠収納部16内で、回動不能且つ摺動不能状態で施錠され、鍵片の操作(解錠操作)によって回転防止手段52、52による回転防止が解除されて回動可能状態とされるとともに、錠部材5の回動により押し込み防止手段53による押し込み防止が解除されて摺動可能状態とされ、この摺動可能状態から錠部材5が動かされることにより、その動きに伴ってハンドル2とケーシング1との係止を解除することを特徴とするものである。
又、上記錠部材5の施錠・解錠機構は、押し込み防止手段53と回転防止手段52、52とに加えて、回り過ぎ防止手段51が備えられたものであり、この回り過ぎ防止手段51によって錠部材5が、施錠位置から、押し込み防止手段53による押し込み防止を解除した摺動可能位置までの範囲を回動するようになされたことを特徴とするものである。
更に、上記回転防止手段52、52は、錠部材5を、施錠位置で回動不能にするとともに、摺動可能位置で錠部材5を回動不能にし得るものであることを特徴とするものである。
【0027】
尚、上記の回転もしくは回動とは、広く解錠操作による動きを意味し、摺動不能状態とは、係止解除用の動きを不能とする状態を意味するものとして広く実施し得る。
又、本実施形態では、錠部材5は、上述のシリンダー錠から構成するものに限らず、種々の錠を使用できる。又、錠部材5は、ハンドル2の錠収納部16に、回転自在且つ前後方向摺動自在に配位させる形態のものに限らず、回転自在且つ、上下方向又は左右方向に摺動自在に配位させるようにして、鍵片による回動操作後の上下方向又は左右方向への摺動による動きによってケーシング1とハンドル2との係止を解除するようにしても良い。更に、本実施形態では、錠部材5を、施錠状態から鍵片により回動させた後に、摺動させるようにしているが、例えば鍵片により回動させながら、同時に後方側に摺動させるようにしても良く、適宜変更できる。
【0028】
又、本実施形態では、錠部材5を直接係止部材61に当接させて係止部材61を移動させているが、例えば錠部材5と係止部材61との間に他の部材を介在させ、錠部材5の後方側への移動に際して他の部材を介して間接的に係止部材61を移動させるようにしても良く、適宜変更し得る。
【0029】
また、本実施形態では、錠部材5と係止機構6とを別体のものから構成しているが、この形態のものに限らず、例えば錠部材5の一部が係止機構6をなすように構成する等して錠部材5に係止機構6を備えたものとし、係止機構6をなす錠部材5の一部がケーシング1とハンドル2とを係脱自在に係止し、錠部材5の動きによってその係止を解除させるようにしても良い。
【0030】
又、本実施形態では、ハンドル2に固定する係止金具20を介して配電盤収納ボックス等の本体部と扉とを直接係止させる場合を例示したが、係止金具20を介して間接的に係止させることもでき、適宜変更できる。また、本実施形態では、ハンドルをケーシングに起伏自在且つ回動自在に取り付けたものにしているが、ハンドルをケーシングに起伏自在で回動不能に取付けたものにしても良く、適宜変更し得る。
【0031】
【発明の効果】
以上、本願発明は 従来のように錠部材5に加えて錠部材5の下方側に別体の押しボタンを設けずに済み、全体構成を簡素化でき、加工や組み付けの容易なものにできる。これにより、低コストで製作できる。又、従来のように押しボタンを設けずに済ませることができるため、ハンドルの下端側をケーシング1の下端以上に伸ばして形成できる。これにより、例えばケーシング1の長さを短くしてもハンドルの長さを長くでき、ハンドルの回動操作を容易なものにできる。従って、装置全体をコンパクトなものにして、しかも、ハンドル操作の容易な使用し易いものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態の扉開閉用ハンドル装置の正面図である。
【図2】同背面図である。
【図3】図1のIII −III 線の拡大断面図である。
【図4】図2のIV−IV線の拡大断面図である。
【図5】錠部材の説明図に係り、(A) は、その正面図、(B) は、その側面図、(C) は、その背面図である。
【図6】ハンドル本体の錠収納部の説明図に係り、(A) は、その正面図、(B) は、図6(A) のV −V 線断面図である。
【図7】(A) は、図6(A) のVI−VI線断面図、(B) は、図6(A) のVII −VII 線断面図である。
【図8】(A) は、ハンドル本体の錠収納部と錠部材との施錠時における位置関係を示す説明図、(B) は、ハンドル本体の錠収納部と錠部材との解錠時における位置関係を示す説明図である。
【図9】係止部材の斜視図である。
【図10】(A) は、ハンドル本体の係止機構収納部と係止部材との施錠時における位置関係を示す説明図、(B) は、ハンドル本体の係止機構収納部と係止部材との解錠時における位置関係を示す説明図である。
【図11】(A) は、鍵片により錠部材を回動操作して解錠した状態の要部拡大断面図、(B) は、解錠後、錠部材を押圧操作した状態の要部拡大断面図である。
【図12】ハンドルがケーシングから起きた状態の拡大断面図である。
【図13】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 ハンドル
3 ハンドル本体
4 接続軸
5 錠部材
6 係止機構
44 起こし用バネ
61 係止部材
61b 錠摺動面
62 コイルバネ
Claims (3)
- ケーシング1の前面側にハンドル本体3を備え、このハンドル本体3がその上端側に設けられた接続軸4を中心として起伏自在且つ回動自在にケーシング1に取り付けられた扉開閉用ハンドル装置において、
ケーシング1は、その前面側にハンドル本体3を収納するためのハンドル収納凹部11を備え、
ハンドル本体3は、その下部側に設けられた錠収納部16と、この錠収納部16の後方に錠収納部16と連通するように形成された係止機構収納部17を備え、錠収納部16はハンドル本体3の前面から後方側に所定深さで形成されたものであり、係止機構収納部17はハンドル本体3の下端側に開口する開口部17cを有し、
施錠・解錠機構を有する錠部材5が、錠収納部16に、回動自在且つ摺動自在に収納され、
伏状態のハンドル本体3とケーシング1とを係脱自在に係止する係止機構6が、係止機構収納部17に備えられ、
錠部材5の施錠・解錠機構は、押し込み防止手段53と、回転防止手段52、52とを備えることにより、錠部材5が、ハンドル本体3の錠収納部16内で、回動不能且つ摺動不能状態で施錠され、鍵片の解錠操作によって回転防止手段52、52による回転防止が解除されて回動可能状態とされるとともに、錠部材5が摺動可能位置まで回動されることにより押し込み防止手段53による押し込み防止が解除されて摺動可能状態とされるものであり、
さらに錠部材5の施錠・解錠機構には、回り過ぎ防止手段51が備えられたものであり、この回り過ぎ防止手段51によって錠部材5が、施錠位置から、押し込み防止手段53による押し込み防止を解除した摺動可能位置までの範囲を回動するものであり、
上記回転防止手段52、52は、錠部材5を、施錠位置で回動不能にするとともに、摺動可能位置で錠部材5を回動不能にし得るものであり、
係止機構6は、伏状態のハンドル本体3とケーシング1とを係脱自在に係止するもので、係止部材61と、付勢手段62とを備え、
係止部材61は、上部側に錠摺動面61bを備え、係止部材61の下方側には被覆用壁61cと係止爪61dを備え、錠摺動面61bは上部側から下方にいくに従い漸次後方側になる傾斜面から構成され、被覆用壁61cは係止機構収納部17の開口部17cを塞ぎ、これにより、開口部17cから錠収納部16に収納された錠部材5を隠すようにしたものであり、
付勢手段62は、係止部材61の上方側に配位され係止部材61を下方側に付勢することにより、係止部材61の係止爪61dをケーシング1に係止させるものであり、
摺動可能位置にある錠部材5が後方へ押圧操作されることにより、錠部材5が錠摺動面61bを押圧して、係止部材61が付勢手段62の付勢力に抗して上方側に移動し、係止爪61dとケーシング1との係止が解除されるものであることを特徴とする扉開閉用ハンドル装置。 - 錠部材5はシリンダー錠であり、
押し込み防止手段53は、錠部材5の外周から径外方向に突設された錠押し込み防止用突起であり、施錠時において錠押し込み防止用突起53が錠収納部16に設けられた突起当接用当接壁16a、16aに当たって後方側への移動が阻止されるものであり、
回転防止手段52、52は、錠部材5の外周から径外方向に突設され配位されたタンブラ52であり、タンブラ52は、錠部材5の前面に設けられた鍵片嵌挿孔54から鍵片を錠部材5内に入れるに伴って、タンブラ52、52の外周先端が錠部材5の略外周位置にまで錠部材5内に沈み込み、鍵片を錠部材5から抜くと錠部材5の外周に突出するものであり、
タンブラ52、52が錠収納部16に設けられたタンブラ当接壁16cとタンブラ当接壁16dとの間に配位されることにより、施錠時における錠部材15の回転が防止されるものであることを特徴とする請求項1記載の扉開閉用ハンドル装置。 - 付勢手段62はコイルバネ62であり、
係止部材61は、上部側に、コイルバネ62に接続するバネ接続片61aを備えているとともに、下方側に、被覆用壁61cと、被覆用壁61cから下方に突設された係止爪61dとを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の扉開閉用ハンドル装置。
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