JP3583448B2 - 手術用顕微鏡装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば、医療分野において適用される手術用顕微鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から手術用具や手術方法の発達に伴い、微細な患部の手術であるいわゆるマイクロサージャリが盛んに行われている。
【0003】
近年、マイクロサージャリー技術の発展やその普及に伴って、脳神経外科手術や眼科手術等に例を見るように、多くの医療分野において3次元空間を移動可能に構成されたいわゆる手術用顕微鏡が適用されている。
【0004】
一般に、顕微鏡下での手術においては、術者の他に助手が共同で手術を行う場合が多い。このような手術では、術者と助手が同一患部を同時に観察しながら手術を行う必要がある。このため、手術中において患部の像を術者と助手が同時に観察可能な手術用顕微鏡が適用されている。
特開平4−40407号公報には、かかる手術用顕微鏡の一例が開示されている(従来例1)。
【0005】
この従来例1の発明は、対象物を観察する術者用光学系と、この術者用光学系の観察光路中に介装されたビームスプリッタによって分光された患部の像を助手が観察するための助手用光学系とを備えており、このため、助手は、助手用光学系を介して術者が観察している患部の像と同一の像を同時に観察可能に構成されている。
【0006】
また、最近では、観察者や助手等に対して患部の立体映像を提供するための立体TVが注目を浴びており(特開平1−319721号公報参照)、1つのモニタに左右の映像を時分割的に投影することによって、観察者の左右の眼に切り替えて供給させる方法や、左右各々の映像を2つのモニタに別々に供給し、それを左右別々に観察する方法が一般的に知られている。。
【0007】
特に、特開平4−231950号公報に開示されたように、顕微鏡の左右に設けられたTVカメラを介して観察光路中を導光される患部の像をTVモニタ上に立体映像として写し出すように構成された手術用顕微鏡も知られている(従来例2)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来例1及び2において、観察している患部に対するTVカメラの撮像方向は、通常、術者の観察方向に一致している。ここで、例えば、助手が術者に対して右側からTVモニタを観察しつつ介助を行う場合において、助手がその左手(即ち、術者側の手)を患部に接近させてゆくと、観察方向と介助方向のずれによって、TVモニタ上には、助手自身の左手が、あたかも自分の右側から延びてくるように写し出されてしまう。
このため、助手は、常に、観察方向と介助方向のずれを考慮しつつ、術者に対する介助を行わなければならない。
【0009】
従来例2によると、TVカメラを顕微鏡に取り付ける場合は、高精度の位置調節が必要になるが、TVカメラは直接、外部から衝撃を受けやすく、衝撃を受けると心ズレ等を起こす可能性がある。また、TVカメラが鏡体の左右方向に突出しているために、顕微鏡下での作業スペースを広く確保できない。
また、例えば、手術中において、術者が観察方向を変えたり、あるいは、助手自身が介助方向を変えたりした場合、助手がTVモニタを介して観察方向と介助方向のずれを即座に認識することは不可能である。
【0010】
上述したような弊害を残した状態で手術を続行すると、助手に対して多大な精神的疲労を与えるだけでなく、円滑な手術処理を行うことが困難となり、結果、手術の長時間化を招くことになる。更に、出血等の非常時に正しい介助が行えずに患者の生命を危険にさらすことにもなりかねない。
【0011】
本発明は、術者の観察方向と助手の介助方向のずれを迅速且つ高精度に認識することができる手術用顕微鏡装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明の一態様に係る手術用顕微鏡装置は、鏡体の観察光路上に配置され観察対象物の像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像した画像を表示するモニタと、このモニタを観察している観察者の前記鏡体に対する相対位置を識別して、その相対位置識別信号を出力する相対位置識別手段と、前記相対位置識別信号に基づいて、前記鏡体に対する前記観察者の相体位置を演算して、その演算結果信号を出力する相対位置演算手段と、前記演算結果信号に基づいて、前記鏡体に対する前記観察者の相体位置を前記モニタ上に表示する相対位置表示手段と、を具備することを特徴とする。 この態様において、前記モニタは3Dモニタであってもよい。また、前記モニタはヘッドマウントディスプレイであってもよい。
【0015】
【作用】
本発明の一態様に係る手術用顕微鏡装置によれば、鏡体の観察光路上に配置された撮像手段により観察対象物の像が撮像され、モニタにより前記撮像手段で撮像された画像が表示され、相対位置識別手段によりこのモニタを観察している観察者の前記鏡体に対する相対位置が識別されて、その相対位置識別信号が出力され、相対位置演算手段により前記相対位置識別信号に基づいて、前記鏡体に対する前記観察者の相体位置が演算されて、その演算結果信号が出力され、相対位置表示手段により前記演算結果信号に基づいて前記鏡体に対する前記観察者の相体位置が前記モニタ上に表示される。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の第1の実施例に係る手術用顕微鏡装置について、図1ないし図4を参照して説明する。
【0018】
図1に示すように、架台2の上端には、第1のアーム4が軸線Aを中心に回動自在に枢支されている。この第1のアーム4には、第2のアーム6が軸線B及びこの軸線Bに直交する軸線Cを中心に回動自在に枢支されている。この第2のアーム6の先端には、鏡体アーム8が軸線Dを中心に回動自在に枢支されている。この鏡体アーム8には、患部(図示しない)を所定の倍率で観察可能な鏡体10が空間内を3次元的に移動可能に支持されている。
鏡体10の両側には、第1及び第2のTVカメラアダプタ12,14を介して第1及び第2のTVカメラ16,18が取り付けられている。
【0019】
第1及び第2のTVカメラ16,18は、夫々対応する第1及び第2のカメラコントロールユニット20,22を介して3Dコンバータ24に接続されている。このため、第1及び第2のTVカメラ16,18を介して撮像された患部の像は、第1及び第2のカメラコントロールユニット20,22において映像信号に変換された後、3Dコンバータ24に入力可能に構成されている。
【0020】
3Dコンバータ24は、第1及び第2のカメラコントロールユニット20,22を介して出力された映像信号に基づいて、所定の立体映像信号を出力する立体映像処理回路(図示しない)と、後述する円偏光形液晶偏光板32の偏光方向を制御する液晶制御回路(図示しない)とを備えている。
【0021】
立体映像処理回路は、後述する機能を有するスーパーインポーズ回路26を介して3Dモニタ28に接続されており、3Dモニタ28上に患部の像を表示可能に構成されている。また、液晶制御回路は、液晶ドライバ30を介して円偏光形液晶偏光板32に接続されており、液晶偏光板32の偏光方向を制御可能に構成されている。
【0022】
なお、3Dコンバータ24は、VTR34に接続されており、3Dコンバータ24を介して出力された立体映像信号を所定の記録媒体(図示しない)に記録可能に構成されている。
【0023】
図2には、一対の観察光学系を有する鏡体10と、この鏡体10の両側に光学的に隣接された第1及び第2のTVカメラアダプタ12,14と、これらカメラアダプタ12,14に光学的に隣接された第1及び第2のTVカメラ16,18の光学的な内部構成が概略的に示されている。
【0024】
即ち、患部(P)から反射した反射光は、対物レンズ36を介して第1及び第2の変倍レンズ38,40に導光される。第1及び第2の変倍レンズ38,40によって所定倍率に規制された反射光は、夫々対応する第1及び第2のビームスプリッタ42,44に照射されて、2方向に振り分けられる。
【0025】
一方の反射光は、第1及び第2のビームスプリッタ42,44を透過して左右眼用接眼レンズ46に照射される。この結果、術者は、接眼レンズ46を介して患部の像を立体的に目視観察することができる。
他方の反射光は、第1及び第2のビームスプリッタ42,44から反射して、上述した第1及び第2のTVカメラアダプタ12,14内に導光される。
【0026】
これらTVカメラアダプタ12,14には、夫々、レンズ48及びミラー50が内蔵されており、第1及び第2のビームスプリッタ42,44から反射した反射光は、レンズ48を経た後、ミラー50で反射され、上述した第1及び第2のTVカメラ16,18内に導光される。
【0027】
これらTVカメラ16,18には、夫々、撮像素子52が内蔵されており、ミラー50から反射した反射光は、撮像素子52の撮像面(図示しない)に結像される。なお、このような鏡体10には、照明手段(図示しない)が設けられている。
【0028】
図3に示すように、鏡体10の外面には、スイッチユニット54が設けられており、このスイッチユニット54は、例えばテープスイッチ等の第1ないし第7の接点部54a〜54gを備えている。
これら第1ないし第7の接点部54a〜54gは、位置検出回路56を介してスーパーインポーズ回路26(図1参照)に接続されている。
位置検出回路56は、鏡体10に対する助手の相対位置を検出して、その位置検出信号をスーパーインポーズ回路26に出力する機能を有する。
【0029】
このスーパーインポーズ回路26は、位置検出回路56から出力された位置検出信号に基づいて、3Dモニタ28(図1参照)上に図4に示すようなカーソル表示58をスーパーインポーズさせる機能を有する。
なお、図3には、鏡体10の配置の関係上、第5ないし第7の接点部54e〜54gは図示されていない。
次に、本実施例の動作について説明する。
【0030】
患部(P)から反射した反射光は、対物レンズ36を介して鏡体10内に導入された後、第1及び第2のビームスプリッタ42,44によって2方向に振り分けられる。
その一方の反射光は、第1及び第2のビームスプリッタ42,44を透過して左右眼用接眼レンズ46に照射される。
【0031】
他方の反射光は、第1及び第2のビームスプリッタ42,44から反射した後、レンズ48及びミラー50を介して第1及び第2のTVカメラ16,18の撮像素子52に結像される。
【0032】
これら撮像素子52に結像した反射光は、その光量に対応した電気信号に変換された後、夫々対応する第1及び第2のカメラコントロールユニット20,22に入力される。
第1及び第2のカメラコントロールユニット20,22に入力された電気信号は、ここで映像信号に変換された後、3Dコンバータ24に入力される。
【0033】
3Dコンバータ24の立体映像処理回路に入力された映像信号は、ここで所定の立体映像信号に変換された後、スーパーインポーズ回路26を介して3Dモニタ28に入力される。
この結果、3Dモニタ28上には、第1及び第2のTVカメラ16,18を介して撮像された患部の映像が、交互に写し出される。
【0034】
一方、3Dコンバータ24の液晶制御回路は、前記立体映像信号に基づいて、所定の駆動信号を液晶ドライバ30に出力して、円偏光形液晶偏光板32の偏光方向を制御する。
【0035】
具体的には、液晶制御回路は、液晶ドライバ30を介して液晶偏光板32の偏光方向を3Dモニタ28上に写し出される映像の切り替わるタイミングに整合させて変化させている。
【0036】
液晶偏光板32の偏光方向は、3Dモニタ28が左眼用の映像を写し出している場合、3Dモニタ28を観察する助手が装着する円偏光眼鏡(図示しない)の左眼用の円偏光板(図示しない)の偏光方向に一致する。右眼についても同様である。
このように、助手は、左眼には左眼用の映像のみ、右眼には右眼用の映像のみが観察されるため、立体感を有する患部の映像を観察することになる。
【0037】
いま、助手が術者に対して右隣に位置していると仮定すると、助手は、鏡体10に設けられているスイッチユニット54の第3の接点部54cを押すことになる。
位置検出回路56は、第3の接点部54cから出力された信号に基づいて、所定の位置検出信号をスーパーインポーズ回路26に出力する。
スーパーインポーズ回路26は、位置検出信号に基づいて、3Dモニタ28上にカーソル表示58をスーパーインポーズさせる。
【0038】
このとき、助手は、3Dモニタ28上に写し出されている患部の立体映像と共に、この立体映像上にスーパーインポーズされたカーソル表示58を観察可能となる。
【0039】
この結果、助手は、鏡体10に対する自己の相対位置(即ち、介助方向)を3Dモニタ28上にスーパーインポーズされたカーソル表示58によって確認することができる。
【0040】
なお、第1ないし第7の接点部54a〜54gとカーソル表示58の位置との関係は、例えば、第1の接点部54aが押された場合、カーソル表示58は、3Dモニタ28の左下にスーパーインポーズされ、また、第2の接点部54bが押された場合、カーソル表示58は、3Dモニタ28の右下にスーパーインポーズされ、第4の接点部54dが押された場合、カーソル表示58は、3Dモニタ28の右上にスーパーインポーズされる。
【0041】
即ち、カーソル表示58は、術者が鏡体190を介して観察する観察方向(即ち、第1及び第2のTVカメラ16,18の撮像方向)に対する第1ないし第7の接点部54a〜54gの位置に対応した位置にスーパーインポーズされることになる。
また、カーソル表示58の矢印の指示方向は、3Dモニタ28の画面の中央方向を向いている。
【0042】
このように、本実施例の手術用顕微鏡装置は、介助を行う位置に対して最も近い位置にある接点部54a〜54gを押圧することによって、この押圧された接点部の位置に対応して、3Dモニタ28上にカーソル表示58をスーパーインポーズさせることができる。このため、助手は、スーパーインポーズされたカーソル表示を確認するだけで、術者に対する助手の介助方向を簡単に認識することができる。
【0043】
更に、カーソル表示58をスーパーインポーズさせることによって、術者の観察方向と助手の介助方向のずれを迅速且つ高精度に認識することができる。このため、手術中において、常時、術者との相対位置関係を意識している必要がなく、手術に集中することができ、結果、円滑且つ安全な介助を行うことが可能となる。
【0044】
また更に、本実施例は、テープスイッチ等の接点部54a〜54gが適用されているため、構造が簡単且つ安価な手術用顕微鏡装置を提供することができる。次に、本発明の第2の実施例に係る手術用顕微鏡装置について、図5ないし図8を参照して説明する。
なお、本実施例の説明に際し、第1の実施例と同様の構成には同一符号を付してその説明を省略する。
【0045】
図5及び図6に示すように、本実施例の装置は、鏡体10と、この鏡体10上に隣設され且つ患部(P)を立体的に撮像するための第1及び第2のTVカメラ16,18を内蔵した3DTVアダプタ60とを備えている。また、3DTVアダプタ60には、鏡筒62を介して左右眼用接眼レンズ46が取り付けられている。
【0046】
図5及び図6には、本実施例の装置に適用された鏡体10と、この鏡体10に光学的に隣接した3DTVアダプタ60の光学的な内部構成が概略的に示されている。
【0047】
即ち、第1の実施例と同様に、患部(P)から反射した反射光は、対物レンズ36及び第1及び第2の変倍レンズ38,40を介して対応する第1及び第2のビームスプリッタ42,44に照射され、ここで2方向に振り分けられる。
【0048】
一方の反射光は、第1及び第2のビームスプリッタ42,44から反射した後、特に図6に示すように、対応する第1及び第2のミラー(図6には、第1のミラー64のみを示す)で再度反射された後、鏡筒62を介して接眼レンズ46に導光される。この結果、術者は、接眼レンズ46を介して患部(P)の像を目視観察可能となる。
【0049】
なお、図6には、第1のビームスプリッタ42と第1のミラー64と間の光学的関係のみが示されているが、第2のビームスプリッタ44と第2のミラー (図示しない)との間も同様の関係にある。
【0050】
他方の反射光は、第1及び第2のビームスプリッタ42,44を透過した後、対応する第1及び第2のTVカメラ16,18に結像されることになるが、双方共同様の光学系を有している。このため、以下では、第1のビームスプリッタ42から第1のTVカメラ16に至るまでの光学系のみを説明し、第2のビームスプリッタ44から第2のTVカメラ18に至るまでの光学系には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0051】
即ち、他方の反射光は、第1のビームスプリッタ42を透過した後、第1のリレーレンズ66、プリズム68及び第2のリレーレンズ70を介して明るさ絞り72に照射される。
【0052】
明るさ絞り72は、制御回路(図示しない)が接続されており、第1のカメラコントロールユニット20から出力された輝度信号に基づいて、第1のTVカメラ16の撮像素子(図2参照)に最適な光量の反射光が結像されるように、その絞りの度合いが制御されている。
【0053】
このような明るさ絞り72によって、その光量が調整された反射光は、結像レンズ74を介して第1のTVカメラ16の撮像素子(図2参照)に結像される。
なお、第1及び第2のTVカメラ16,18は、夫々、3DTVアダプタ60に設けられた第1及び第2のマウント(図6には、第1のマウント76のみを示す)を介して固定された状態で、その外部がカバー78で覆われている。
図7及び図8に示すように、鏡体10の外面には、非接触形スイッチユニット80が設けられている。
【0054】
本実施例に適用された非接触形スイッチユニット80は、第1ないし第7の光電反射形フォトスイッチ82a〜82gを備えている。これら第1ないし第7の光電反射形フォトスイッチ82a〜82gには、夫々、所定の光を発光可能に構成された発光素子84と、この発光素子84から発光された光を受光可能に構成された受光素子86とが設けられている。
なお、図7には、鏡体10の配置の関係上、第5ないし第7の光電反射形フォトスイッチ82e〜82gは図示されていない。
発光素子84は、電源88に接続されており、また、受光素子86は、信号処理回路90を介して位置検出回路92に接続されている。
【0055】
位置検出回路92は、信号処理回路90から出力された所定の信号に基づいて、鏡体10に対する助手の相対位置検出可能に構成されたロジック回路であり、その位置検出信号をスーパーインポーズ回路26に出力可能に構成されている。
【0056】
なお、上述した実施例と同様に、第1及び第2のTVカメラ16,18を介して導光された患部の像は、第1及び第2のカメラコントロールユニット20,22において映像信号に変換された後、3Dコンバータ24に入力可能に構成されている。
【0057】
3Dコンバータ24は、映像信号に基づいて、所定の立体映像信号を出力する立体映像処理回路(図示しない)と、円偏光形液晶偏光板32の偏光方向を制御する液晶制御回路(図示しない)とを備えている。
【0058】
立体映像処理回路は、スーパーインポーズ回路26を介して3Dモニタ28に接続されており、3Dモニタ28上に患部の像を表示可能に構成されている。また、液晶制御回路は、液晶ドライバ30を介して円偏光形液晶偏光板32に接続されており、液晶偏光板32の偏光方向を制御可能に構成されている。
以下、本実施例の主たる動作についてのみ説明する。
【0059】
第1ないし第7の光電反射形フォトスイッチ82a〜82gに設けられた発光素子84は、電源88から出力される発光駆動信号に対応して発光して、その前方に光を照射している。
【0060】
このとき、助手(図示しない)が指94を第1ないし第7の光電反射形フォトスイッチ82a〜82gのいずれかに接近させると、発光素子84から発光している光は、その指先表面で反射して、受光素子86に照射される。
受光素子86によって受光された光は、所定の電気信号に変換された後、信号処理回路90を介して位置検出回路92に入力される。
位置検出回路92は、入力された電気信号に基づいて、所定の位置検出信号をスーパーインポーズ回路26に出力する。
スーパーインポーズ回路26は、位置検出信号に基づいて、3Dモニタ28上にカーソル表示(図4参照)をスーパーインポーズさせる。
【0061】
この結果、第1の実施例と同様に、助手は、3Dモニタ28上にスーパーインポーズされたカーソル表示の位置を確認することによって簡単に鏡体10に対する自己の相対位置を認識することができる。
【0062】
ここで、例えば、助手が術者の右側から介助を行う場合、助手は、鏡体10に設けられた第1ないし第7の光電反射形フォトスイッチ82a〜82gのうち、助手から最も近い第3のフォトスイッチ82cに指94を接近させる。
【0063】
この第3のフォトスイッチ82cは、術者の観察視野に対して右側に位置しているため、3Dモニタ28上には、その右側にカーソル表示がスーパーインポーズされる。
【0064】
従って、助手は、かかるカーソル表示の位置を確認することによって、現在自分が術者に対していかなる方向から介助を行っているのかを簡単に認識することができる。
【0065】
本実施例には、非接触形スイッチユニット80が適用されているため、鏡体10に触れることなく、助手の介助方向を確認することができる。この結果、術者が観察を行っている鏡体10に無用な振動を与えて術部が観察視野からずれてしまうという弊害が未然に防止されると共に、もし鏡体10が清潔状態にない場合でも患部に対する衛生状態が維持できる。
【0066】
更に、本実施例では、第1及び第2のTVカメラ16,18は、共に3DTVアダプタ60内に内蔵された状態にあるため、鏡体10に対する左右への突出状態がなくなり、鏡体部分を小型化させることが可能となる。この結果、顕微鏡下での作業スペースを広く確保でき、作業効率を大幅に向上させることができる。また、第1及び第2のTVカメラ16,18は、極めて高精度に位置調節されているが、カバー78によって被覆されているため、外部からの衝撃による心ずれ等を最小限に押さえることが可能となる。
次に、本発明の第3の実施例に係る手術用顕微鏡装置について、図9ないし図13を参照して説明する。
なお、本実施例の説明に際し、上述した実施例と同様の構成には同一符号を付してその説明を省略する。
【0067】
図9及び図10に示すように、本実施例の装置は、鏡体10と、この鏡体10上に隣設され且つ患部(P)を立体的に撮像するための第1及び第2の撮像部96,98が内蔵された3Dアダプタ100とを備えている。また、この3Dアダプタ100には、鏡筒62を介して左右眼用接眼レンズ46が取り付けられている。
【0068】
図9及び図10には、本実施例の装置に適用された鏡体10と、この鏡体10に光学的に隣接した3Dアダプタ100の光学的な内部構成が概略的に示されている。
【0069】
即ち、患部(P)から反射した反射光は、対物レンズ36及び第1及び第2の変倍レンズ38,40を介して対応する第1及び第2のビームスプリッタ102,104に照射され、2方向に振り分けられる。
【0070】
一方の反射光は、第1及び第2のビームスプリッタ102,104から反射した後、特に図9に示すように、鏡筒62を介して接眼レンズ46に導光される。この結果、接眼レンズ46を介して患部(P)の像を目視観察可能となる。
【0071】
なお、図9には、第1のビームスプリッタ102と一方の接眼レンズ46と間の光学的関係のみが示されているが、第2のビームスプリッタ104と他方の接眼レンズ46(図示しない)との間も同様の光学的関係にある。
【0072】
他方の反射光は、第1及び第2のビームスプリッタ102,104を透過した後、対応する第1及び第2の撮像部96,98に集光されることになるが、双方共同様の光路構成を有している。このため、以下では、第1の撮像部96に至るまでの経路のみを説明し、他方の光路構成には、同一符号を付してその説明を省略する。
即ち、他方の反射光は、第1のビームスプリッタ102を透過した後、明るさ絞り106及び結像レンズ108を介して第1の撮像部96に集光される。
【0073】
なお、明るさ絞り106も、上述した実施例と同様に、制御回路(図示しない)が接続されており、第1の撮像部96に最適な光量の反射光が集光されるように、その絞りの度合いが制御されている。
【0074】
特に図9に示すように、第1の撮像部96には、入射光をR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色の成分に分割する3色分解光学系110が設けられており、この3色分解光学系110によって分割された光路上には、夫々、R画像撮像用撮像素子112と、G画像撮像用撮像素子114と、B画像撮像用撮像素子116とが設けられている。なお、第2の撮像部98も同様に構成されている(図示しない)。
【0075】
図11及び図13に示すように、第1及び第2の撮像部96,98は、対応する第1及び第2のケーブル118,120を介して対応する第1及び第2のプロセッサ122,124に接続されている。
【0076】
これら第1及び第2のプロセッサ122,124は、夫々、第1及び第2の撮像部96,98及びその映像信号出力を制御する駆動制御回路、増幅回路、フィルタ回路及び映像プロセス回路を備えており(いずれも図示しない)、第1及び第2の撮像部96,98から出力された映像信号を3Dコンバータ126に出力可能に構成されている。
このような第1及び第2のプロセッサ122,124は、3Dコンバータ126及びスーパーインポーズ回路128に接続されている。
【0077】
3Dコンバータ126には、第1及び第2のプロセッサ122,124から出力された映像信号に基づいて、所定の立体映像信号を出力可能な立体映像信号回路(図示しない)と、液晶偏光板32の偏光方向を制御する液晶制御回路(図示しない)とが設けられている。
【0078】
立体映像信号回路は、3Dモニタ28及びVTR34に接続されており、立体映像信号を3Dモニタ28上に表示させ、また、立体映像信号をVTR34に記録させるように構成されている。また、液晶制御回路は、液晶ドライバ30を介して液晶偏光板32に接続されており、液晶偏光板32の偏光方向を変化させるように構成されている。
スーパーインポーズ回路128は、送信器130及び後述する位置検出回路140に接続されている。
【0079】
送信器130は、第1及び第2のプロセッサ122,124から出力された映像信号を送信信号に変換して、後述するヘッドマウントディスプレイ142(図12参照)に対して送信可能に構成されている。
【0080】
また、鏡体10は、その外面にスイッチユニット132を備えており、このスイッチユニット132には、第1ないし第7の超音波受信部134a〜134gが設けられている。なお、図11には、鏡体10の配置の関係上、第5ないし第7の超音波受信部134e〜134gは図示されていない。
【0081】
これら第1ないし第7の超音波受信部134a〜134gは、後述するヘッドマウントディスプレイ142(図12参照)から発信されている所定の超音波を受信可能に構成されており、増幅回路136、A/D変換回路138を介して位置検出回路140に接続されている。
【0082】
なお、図13には、第1及び第2の超音波発信部134a,134bから位置検出回路140に至る回路構成のみが示されているが、他の超音波発信部134c〜134gから位置検出回路140に至る回路構成も同様の回路構成を有しているため図示しないこととする。
【0083】
位置検出回路140は、第1ないし第7の超音波受信部134a〜134gから上記回路を経て入力された信号に基づいて、上記スーパーインポーズ回路128に位置検出信号を出力可能に構成されている。
【0084】
スーパーインポーズ回路128は、位置検出回路140から出力された位置検出信号に基づいて、第1及び第2のプロセッサ122,124から出力された映像信号に介助方向をスーパーインポーズさせるように構成されている。
なお、かかる介助方向は、3Dモニタ28上にスーパーインポーズされたカーソル表示(図4参照)の位置を確認することによって容易に認識できる。
【0085】
図12に示すように、本実施例には、ヘッドマウントディスプレイ142が適用されており、このヘッドマウントディスプレイ142は、頭部固定部材144を介して助手の頭部に搭載可能に構成されている。
【0086】
ヘッドマウントディスプレイ142は、上記送信器130を介して送信された送信信号を受信し、所定の映像信号に変換して出力する受信器146と、この受信器146から出力された映像信号に基づいて、所定の立体映像(即ち、右眼には右眼用の映像、そして、左眼には左眼用の映像)を液晶表示するLCDモニタ148(図面には、左眼用のLCDモニタ148のみを示す)と、このLCDモニタ148に液晶表示された立体映像を助手の左右眼150に導光する第1及び第2のミラー152,154と、所定の超音波を常時発信している超音波発信部156とを備えている。
【0087】
なお、ヘッドマウントディスプレイ142には、上述した構成部材を作動させるためのバッテリ(図示しない)が設けられている。また、図12には、助手の配置の関係上、助手の左右眼150のうち左側の眼150に対応する部分のみを示す。
以下、本実施例の動作について説明する。
【0088】
患部(P)から反射した反射光は、対物レンズ36及び第1及び第2の変倍レンズ38,40を介して対応する第1及び第2のビームスプリッタ42,44に照射され、ここで2方向に振り分けられる。
【0089】
一方の反射光は、鏡筒62を介して接眼レンズ46に導光され、他方の反射光は、第1及び第2のビームスプリッタ102,104を透過した後、対応する第1及び第2の撮像部96,98に集光される。
【0090】
これら第1及び第2の撮像部96,98において、3色分解光学系110を介して3原色成分に分割された反射光は、夫々対応するR,G,B画像撮像用撮像素子112,114,116上に結像し、夫々R画像、G画像、B画像として撮像される。
【0091】
ここで、これらR画像、G画像、B画像は、夫々対応した電気信号に変換された後、第1及び第2のケーブル118,120を介して対応する第1及び第2のプロセッサ122,124に出力される。
【0092】
第1及び第2のプロセッサ122,124は、夫々、入力した電気信号に基づいて、映像信号を3Dコンバータ126及びスーパーインポーズ回路128に出力する。
【0093】
3Dコンバータ126において、立体映像信号回路は、入力した映像信号に基づいて、所定の立体映像信号を3Dモニタ28及びVTR34に出力する。また、液晶制御回路は、入力した映像信号に基づいて、液晶ドライバ30を制御する。
【0094】
液晶ドライバ30は、上記立体映像信号に基づいて3Dモニタ28上に表示された右目用又は左目用の映像に対応させて、液晶偏光板32の偏光方向を変化させる。
【0095】
この結果、3Dモニタ28を観察している者例えば助手は、円偏光用眼鏡をかけることによって、右眼には右眼用の映像が、また、左眼には左眼用の映像が投影されることになり、結果、患部(P)の立体映像を目視観察することが可能となる。
【0096】
助手の頭部に搭載されたヘッドマウントディスプレイ142の超音波発信部156は、常時、その前方に向かって一定強度及び一定波長の超音波を発信させている。
【0097】
この超音波発信部156から発信した所定の超音波は、鏡体10の外周面に設けられた第1ないし第7の超音波受信部134a〜134g(図11には、第5ないし第7の超音波受信部134e〜134gは図示しない)によって受信され、所定の電気信号に変換される。
【0098】
例えば、第1の超音波受信部134aから出力された所定の電気信号は、増幅回路136を介して所定量だけ増幅された後、そのピーク値がA/D変換回路138によってデジタルデータに変換され、位置検出回路140に入力される。
第2ないし第7の超音波受信部134b〜134gから夫々出力された所定の電気信号も同様の演算処理が施された後、位置検出回路140に入力される。
【0099】
位置検出回路140は、第1ないし第7の超音波受信部134a〜134gを介して入力された夫々のデジタルデータを比較演算して、その強度が最も高い超音波信号を受信した超音波受信部134b〜134gの位置を検出する。
位置検出回路140は、その位置検出信号をスーパーインポーズ回路128に出力する。
【0100】
スーパーインポーズ回路128は、入力した位置検出信号に基づいて、第1及び第2のプロセッサ122,124から出力される映像信号に介助方向を示すカーソル表示(図4参照)をスーパーインポーズさせる。
カーソル表示がスーパーインポーズされた映像信号は、送信器130を介してヘッドマウントディスプレイ142の受信器146に送信される。
受信器146によって受信された映像信号は、LCDモニタ148を介して表示される。
【0101】
助手は、第1及び第2のミラー152,154を介して導光された左右眼に対応した映像(即ち、カーソル表示がスーパーインポーズされた映像)を目視観察することになる。
【0102】
LCDモニタ148上のカーソル表示位置は、例えば、第1の超音波受信部134aに受信された超音波が最も強度が高い場合、LCDモニタ148の左下に規定され、第2の超音波受信部134bが強い場合、右下に規定される。
即ち、カーソル表示位置は、鏡筒10を介して患部(P)を観察している術者の観察方向に対する相対位置に一致したものとなる。
【0103】
従って、例えば、助手が術者に対して左側から介助を行う場合、助手は、ヘッドマウントディスプレイ142を頭部に搭載して、そのLCDモニタ148に表示される夫々の映像を観察しながら鏡体10の左側に立つことになる。
【0104】
このとき、助手が搭載しているヘッドマウントディスプレイ142の前方に取り付けられた超音波発信部156からは、常時、一定強度及び一定波長の超音波が発信している。
【0105】
この超音波発信部156から発信された超音波は、第1ないし第7の超音波受信部134a〜134gにおいて受信されるが、超音波発信部156に対して最も近距離に位置する超音波受信部即ちかかる場合では符号134gの超音波受信部(図11には、鏡体10の裏側に隠れているため、図示されていない)に最も強い超音波が受信される。
【0106】
この結果、位置検出回路140から出力された位置検出信号に基づいて、カーソル表示は、LCDモニタ148の左側部分に重ね合わされて表示されることになる。
【0107】
このように本実施例によれば、超音波によって自動的に助手の介助方向の入力が可能に構成されているため、助手が介助方向を任意に変更した場合でも、その都度介助方向をあらためて設定する手間を省くことができる。この結果、迅速なる介助を行うことが可能となる。
【0108】
また、3Dモニタ28とは別に、助手が搭載したLCDモニタ148を介して助手の介助方向をカーソル表示させるように構成したことによって、助手以外の観察者に対しては、通常の立体映像を別に提供させることができる。
【0109】
更に、超音波の波長を複数バンド使用して、各波長に対してそれに対応する介助方向を対応するLCDモニタ148に表示させるように構成したことによって、複数の助手が立体映像を観察しながら介助を行う場合でも、夫々の助手に対して各介助方向を適確に表示させることができる。
【0110】
また更に、鏡体10の上方に第1及び第2の撮像部96,98を内蔵させたことによって、鏡体10の側面部分が大幅に簡略化され、肉眼での患部(P)の視認性の向上、鏡体10の軽量化、操作性の向上等の効果が得られる。
これは、術者のみならず助手に対しても同様の効果を提供できる。
【0111】
更に、第1及び第2の撮像部96,98は、予め調整させた状態で3Dアダプタ100内に固定させている関係上、外部からの衝撃等に起因する心ずれ等の弊害を防止することが可能となる。
【0112】
【発明の効果】
本発明によれば、術者の観察方向と助手の介助方向のずれを迅速且つ高精度に認識することができる手術用顕微鏡装置を提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る手術用顕微鏡装置の構成及びその回路構成を概略的に示す図。
【図2】図1に示す装置に適用された鏡体とこの鏡体に隣接した第1及び第2のTVカメラアダプタとこれらカメラアダプタに隣接した第1及び第2のTVカメラの内部に設けられた光学系の構成を概略的に示す図。
【図3】図1に示す装置に適用された鏡体の外面に設けられたスイッチユニットの構成を概略的に示す図。
【図4】図1に示す装置に適用された3Dモニタ上に助手の介助方向を示すカーソル表示がスーパーインポーズされた状態を示す図。
【図5】
本発明の第2の実施例に係る手術用顕微鏡装置に適用された鏡体と、この鏡体に光学的に隣接した3DTVアダプタの光学的な内部構成を概略的に示す平面図。
【図6】図5に示す光学系の構成を概略的に示す側面図。
【図7】図5に示す装置に適用された鏡体の外面に設けられた非接触形スイッチユニットの構成を概略的に示す斜視図。
【図8】図5に示す装置に適用された回路のブロック図。
【図9】本発明の第3の実施例に係る手術用顕微鏡装置に適用された鏡体と、この鏡体に光学的に隣接した3Dアダプタの光学的な内部構成を概略的に示す側面図。
【図10】図9に示す光学系の構成を概略的に示す平面図。
【図11】図9に示す装置に適用された鏡体の外面に設けられたスイッチユニットの構成を概略的に示す斜視図。
【図12】図9に示す装置に適用されたヘッドマウントディスプレイの構成を概略的に示す側面図。
【図13】図9に示す装置に適用された回路のブロック図。
【符号の説明】
2…架台、4…第1のアーム、6…第2のアーム、8…鏡体アーム、10…鏡体、12…第1のTVカメラアダプタ、14…第2のTVカメラアダプタ、16…第1のTVカメラ、18…第2のTVカメラ、20…第1のカメラコントロールユニット、22…第2のカメラコントロールユニット、24…3Dコンバータ、26…スーパーインポーズ回路、28…3Dモニタ、30…液晶ドライバ、32…円偏光形液晶偏光板。

Claims (3)

  1. 鏡体の観察光路上に配置され観察対象物の像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像した画像を表示するモニタと、
    このモニタを観察している観察者の前記鏡体に対する相対位置を識別して、その相対位置識別信号を出力する相対位置識別手段と、
    前記相対位置識別信号に基づいて、前記鏡体に対する前記観察者の相体位置を演算して、その演算結果信号を出力する相対位置演算手段と、
    前記演算結果信号に基づいて、前記鏡体に対する前記観察者の相体位置を前記モニタ上に表示する相対位置表示手段と、
    を具備することを特徴とする手術用顕微鏡装置。
  2. 前記モニタは3Dモニタであることを更に特徴とする請求項1に記載の手術用顕微鏡装置。
  3. 前記モニタはヘッドマウントディスプレイであることを更に特徴とする請求項1に記載の手術用顕微鏡装置。
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