JP3582762B2 - 基板保持装置およびこれを利用した基板処理装置 - Google Patents

基板保持装置およびこれを利用した基板処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板およびPDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板などの各種の被処理基板を保持するための基板保持装置、および基板保持装置を利用して構成される基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、半導体ウエハ(以下単に「ウエハ」という。)を薬液や純水を用いて洗浄したり、ウエハの表面に薄膜パターンを形成したりするためのウエハ処理装置が知られている。
図16は、ウエハ処理装置の一部の内部構成を示す平面図である。このウエハ処理装置は、薬液を用いてウエハWに洗浄処理を施すための薬液処理ユニット150と、薬液処理後のウエハWを純水で洗浄し、洗浄後のウエハWを高速回転させて乾燥させる水洗/乾燥処理ユニット151と、薬液処理後のウエハWを薬液処理ユニット150から搬出して水洗/乾燥処理ユニット151に搬入する搬送ロボット152とを有している。
【0003】
搬送ロボット152は、下アーム153と、下アーム153の一端を中心に回動する上アーム154とを有するスカラー式ロボットである。すなわち、下アーム153が上アーム154の先端付近に位置している回動軸線まわりに回動されることによって、下アーム153と上アーム154とが展開されたり(二点鎖線で示す状態)、収縮したりして(実線で示す状態)、薬液処理ユニット150または水洗/乾燥処理ユニット151に向かって伸縮するようになっている。
【0004】
図17は、下アーム153および上アーム154が展開された状態の搬送ロボット152の上アーム154付近の構成を示す断面図である。上アーム154の先端には、ウエハWの下面を吸着してウエハWを保持するウエハ保持部155が設けられている。ウエハ保持部155には、このウエハ保持部155の上面に開口する吸着孔156が形成されている。吸着孔156は、負圧源157につながる吸気経路158に連通されている。したがって、負圧源157によって吸気経路158内を負圧にすることにより、ウエハWの下面をウエハ保持部155に吸着させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の搬送ロボット152では、ウエハWの下面とウエハ保持部155とが接触した状態でウエハWが保持される。そのため、ウエハWの下面が傷つくおそれがあるうえ、ウエハ保持部155に付着していたパーティクルがウエハWの下面に転移するので、ウエハWの下面の汚染が避けられないという問題があった。
【0006】
また、吸気経路158内が負圧にされるので、薬液処理ユニット150内の薬液雰囲気が吸着経路158内に吸い込まれ、搬送ロボット152の金属部分が腐食されるおそれがあり、搬送ロボット152の寿命が短いという問題もあった。そこで、本発明の第1の目的は、上述の技術的課題を解決し、基板を保持する際の基板の汚染を防止でき、かつ装置の長寿命化を図ることができる基板保持装置を提供することである。
【0007】
また、本発明の第2の目的は、上述のような基板保持装置を用いることにより、基板を良好に処理できる基板処理装置を提供することである
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するためのこの発明の基板保持装置は、請求項1に記載のように、基板を保持するための基板保持部材と、この基板保持部材の上面に液膜を形成するための液膜形成手段とを備え、上記基板保持部材は、その上面に形成された上記液膜を介して基板を保持するものであり、上記基板保持部材の上面は、水平面に対して傾斜している傾斜面であり、上記液膜形成手段は、上記基板保持部材の上面に開口するように、上記傾斜面の頂上部付近に形成された吐出孔と、この吐出孔に対して、液膜を形成するための液体を供給する液体供給手段とを有するものであることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、基板は基板保持部材の上面に形成された液膜を介して保持される。すなわち、基板が保持される場合に、基板の下面が基板保持部材の上面に直接接触することはない。したがって、基板の下面が傷つけられたり、基板の下面に基板保持部材からパーティクルが転移したりすることを防止できる。そのため、基板汚染を防止できるから、高品質な基板を提供できる。
【0010】
また、基板の下面を吸着するための吸着経路は不要であるから、薬液雰囲気中に当該基板保持装置がさらされても、基板保持装置の内部の腐食を防止できる。そのため、基板保持装置の長寿命化に寄与できる。
また、上記基板保持部材の上面は、水平面に対して傾斜している傾斜面であるので、液膜を形成する液体が傾斜面に沿って流れ、液流を形成するから、たとえば基板の下面から洗い落とされたパーティクルが液膜内に滞留することはない。したがって、いったん除去されたパーティクルが基板の下面に再付着することを防止できる。
さらに、傾斜面の頂上部付近から液体が吐出されるから、液膜を効率的に形成することができる。
【0011】
本発明によれば、基板保持部材の上面に開口した吐出孔から液体が吐出されるから、液膜を良好に形成することができる。
請求項2記載の発明は、上記傾斜面には、上記吐出孔から吐出される液体を上記傾斜面の下流側に案内するための案内溝が形成されており、この案内溝の溝底部において上記吐出孔が開口していることを特徴とする請求項1記載の基板保持装置である。
また、請求項3記載の発明は、基板を保持するための基板保持部材と、この基板保持部材の上面に液膜を形成するための液膜形成手段とを備え、上記液膜形成手段は、上記基板保持部材の上面に開口するように形成された吐出孔と、この吐出孔に対して、液膜を形成するための液体を供給する液体供給手段とを有するものであり、上記基板保持部材は、その上面に形成された上記液膜を介して基板を保持するものであり、上記基板保持部材の上面は、水平面に対して傾斜している傾斜面であり、上記傾斜面には、上記吐出孔から吐出される液体を上記傾斜面の下流側に案内するための案内溝が形成されており、この案内溝の溝底部において上記吐出孔が開口していることを特徴とする基板保持装置である。
これらの発明によれば、液体は案内溝によって傾斜面の下方側に案内されるから、傾斜面全体を覆う液膜を効率的に形成することができる。
【0013】
請求項記載の発明は、上記基板保持部材の上面に形成された液膜を介して保持される基板を位置決めするためのガイド手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の基板保持装置である。
本発明によれば、液膜を介して基板保持部材に保持される基板が位置決めされるから、液膜に浮いている状態の基板の位置ずれを防止できる。そのため、基板を安定に保持できる。
【0014】
請求項記載の発明は、上記ガイド手段は、基板の端面に当接して基板を位置決めするものであることを特徴とする請求項記載の基板保持装置である。
本発明によれば、基板の上面(処理面)および下面とガイド手段とは接触しないから、基板の上下面とガイド手段とが擦れることによるパーティクルの発生を防止できる。
【0016】
なお、請求項に記載されているように、傾斜面に形成された液膜を介して傾斜した状態で保持された基板の下側の端面に当接するように、ガイド手段を設けることが好ましい。これにより、ガイド手段を駆動機構によって駆動しなくても基板を位置決めできるから、駆動機構におけるパーティクルの発生を考慮する必要はなく、また、基板保持装置の構成が簡単になる。そのうえ、液膜を形成する純水はガイド手段に向かって流れるから、基板の端面とガイド手段とが擦れてパーティクルが発生しても、そのパーティクルを除去することができる。
【0018】
請求項記載の発明は、上記傾斜面の水平面に対する傾斜角は、30度以下であることを特徴とする請求項ないしのいずれかに記載の基板保持装置である。
本発明によれば、傾斜面は最大でも30度しか水平面に対して傾斜しないから、液膜を良好に形成することができる。また、基板をたとえば搬送ロボットなどとの間で授受する場合においても、基板の授受を安定して行うことができる。
【0019】
なお、上記傾斜角は、5度程度とすることが好ましい
【0023】
上記液膜を形成するための液体は、純水であってもよい(請求項)。このようにすれば、保持前の基板の下面にパーティクルが付着していても、そのパーティクルを純水によって洗い流すことができるから、基板を清浄な状態にすることができる。
上記液体供給手段は、少なくとも上記基板保持部材が基板を保持している期間において、液体を連続的に供給するものであることが好ましい(請求項)。この構成によれば、液膜を形成する液体が流動するから、保持前の基板の下面に付着しているパーティクルを一層確実に除去できる。
請求項10記載の発明は、基板に対して処理を施すための処理部と、この処理部に対して授受すべき基板を一時的に保持するための上記請求項1ないしのいずれかに記載の基板保持装置と、を備えたことを特徴とする基板処理装置である。
【0024】
本発明によれば、液膜を介して保持された基板に対して処理を施すことができるから、高品質な基板を提供できる。
請求項11記載の発明は、上記基板保持装置と上記処理部との間で基板の授受を行うために、上記基板保持装置を上記処理部に向けて移動させるための移動手段をさらに備えたことを特徴とする請求項10記載の基板処理装置である。
【0025】
本発明によれば、基板を液膜を介して保持した状態で、処理部に基板を搬入したり、処理部から基板を搬出したりすることができるから、処理前の基板を汚染したり、処理済みの基板を汚染したりすることがない。
請求項12記載の発明は、上記処理部は、基板に対して薬液を供給して処理を施す薬液処理部を含むものであることを特徴とする請求項10または請求項11記載の基板処理装置である。
【0026】
本発明によれば、基板保持部材が薬液雰囲気にさらされて基板保持部材に薬液が付着しても、基板保持部材の上面に形成される液膜によって当該薬液が洗い流されるから、基板保持部材を常時清浄な状態に保つことができる。したがって、基板保持部材による基板汚染を防止できる。
請求項13記載の発明は、上記処理部は、基板に対して化学的かつ物理的に研磨処理が施された後の基板に対して洗浄処理を施す洗浄処理部を含むものであることを特徴とする請求項10ないし12のいずれかに記載の基板処理装置である。
【0027】
本発明によれば、基板は基板保持部材に直接接触せずに保持されるから、研磨処理が施された後の基板に付着している研磨剤等のスラリーが基板保持部材に転移することがない。したがって、基板保持部材を常時清浄な状態に保つことができるから、基板汚染を防止できる。また、基板の下面を常に濡らした状態にしておくことができるから、基板の下面に付着したスラリーが乾燥して固着することを防止できる。したがって、特に、スラリーの固着による基板汚染を防止できる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の基板処理装置の第1実施形態としてのウエハ処理装置の一部の内部構成を示す平面図である。このウエハ処理装置は、ウエハWの表面に形成された薄膜を物理的または化学的に研磨するCMP(Chemical Mechanical Polishing) 処理が行われた後にウエハWの表面に残っているスラリーを除去するためのもので、薬液を用いてウエハWの両面のスラリーを除去する薬液処理を行う両面洗浄ユニットDBCと、両面洗浄ユニットDBCでの処理後のウエハWの上面に対して薬液を用いた上面洗浄処理などを施すための上面洗浄ユニットTBCとを備えている。
【0029】
このウエハ処理装置は、さらに、未処理のウエハWを両面洗浄ユニットDBCに搬入するための第1搬送ユニットSTC1、両面洗浄ユニットDBCにおいて処理された後のウエハWを上面洗浄ユニットTBCに搬入するための第2搬送ユニットSTC2、および上面洗浄ユニットTBCにおいて処理された後のウエハWを搬出するための第3搬送ユニットSTC3を備えている。
【0030】
第1、第2および第3搬送ユニットSTC1,STC2,STC3には、それぞれ、副搬送ロボットSTR1,STR2,STR3と、副搬送ロボットSTR1,STR2,STR3を駆動するための駆動機構1,2,3とが備えられている。副搬送ロボットSTR1,STR2,STR3は、下アーム11と、下アーム11の一端を中心に回動する基板保持部材としての上アーム12とを有するスカラー式ロボットである。駆動機構1,2,3は、モータを有し、モータで発生された駆動力を利用して下アーム11を上アーム12の先端付近に位置している回動軸線まわりに水平に回動させ、さらに、下アーム11の回動をギア機構を介して上アーム12に伝達し、上アーム12を下アーム11の一端付近に位置している回動軸線まわりに水平に回動させる。これにより、副搬送ロボットSTR1,STR2,STR3は、下アーム11と上アーム12とを展開させたり(二点鎖線で示す状態)、収縮させたり(実線で示す状態)することができるようになっている。このように、この実施形態においては、駆動機構1,2,3および下アーム11などが移動手段に相当している。
【0031】
また、第1搬送ユニットSTC1の両面洗浄ユニットDBCとは反対側には、図示しない水中ローダが隣接している。この水中ローダは、処理前のウエハWが収容されたカセットを純水が貯留された水槽内に浸漬させた状態で、載置するものである。さらに、第3搬送ユニットSTC3の上面洗浄ユニットTBCとは反対側には、図示しない水洗/乾燥処理ユニットが隣接している。この水洗/乾燥処理ユニットは、上面洗浄ユニットTBCで用いられた薬液を純水によってウエハW上から洗い流した後、ウエハWを高速回転させることによってウエハWを乾燥させるものである。
【0032】
未処理のウエハWは、副搬送ロボットSTR1が下アーム11および上アーム12を隣接する水中ローダに向けて展開させ、上昇させ、収縮させることによって、図外の水中ローダ内のカセットから第1搬送ユニットSTC1に矢印5の向きに搬入される。その後、副搬送ロボットSTR1は、下アーム11および上アーム12を両面洗浄ユニットDBCに向けて展開させ、下降させて、上アーム12に保持されているウエハWを両面洗浄ユニットDBCに搬入する。
【0033】
両面洗浄ユニットDBCによって処理された後のウエハWは、副搬送ロボットSTR2によって取り出され、上面洗浄ユニットTBCに搬入される。すなわち、副搬送ロボットSTR2は、両面洗浄ユニットDBCに向けて下アーム11および上アーム12を展開させ、上昇させて、ウエハWを受け取り、その後上下のアーム11,12を収縮させ、さらに、上面洗浄ユニットTBCに向けて上下のアーム11,12を展開させ下降させて上面洗浄ユニットTBCにウエハWを搬入する。
【0034】
上面洗浄ユニットTBCによる上面処理を経たウエハWは、副搬送ロボットSTR3によって取り出され、図外の水洗/乾燥処理ユニットに搬入される。すなわち、副搬送ロボットSTR3は、上面洗浄ユニットTBCに向けて下アーム11および上アーム12を展開させ、上昇させてウエハWを受け取り、その後上下のアーム11,12を収縮させる。そして、この状態の副搬送ロボットSTR3が、図外の水洗/乾燥処理ユニットに向けて下アーム11および上アーム12を展開させ、下降させることによって、この水洗/乾燥処理ユニットに対して、ウエハWを矢印6の向きに搬入する。なお、この水洗/乾燥処理ユニットで処理が施され乾燥されたウエハWは、図外のアンロードロボットによって搬出され、図外のアンロード用カセットに収容される。
【0035】
図2は、下アーム11および上アーム12が展開された状態の副搬送ロボットSTR1,STR2,STR3の上アーム12付近の共通の構成を示す平面図であり、図3は、図2のIII−III 断面図である。下アーム11の一端には、回動可能な回動軸20が設けられており、この回動軸20の上端部にボルト21によって上アーム12が取り付けられている。
【0036】
上アーム12は、平板なビーム状のもので、回転軸20の上端に水平に取り付けられた基部12Aと、基部12Aの先端から斜め上方に屈曲した保持部12Bとを有している。すなわち、保持部12Bは、水平面に対して所定の傾斜角θだけ上方に傾斜している。この傾斜角θは、この第1実施形態では、ほぼ5度に設定されている。
【0037】
保持部12Bの上面には、保持部12Bの長手方向に沿って、案内溝30が形成されている。保持部12Bの頂上部付近には、保持部12Bの長手方向に対して直交する方向(以下「幅方向」という。)に沿って3つの純水吐出孔31が、案内溝30の溝底部に開口するように形成されている。純水吐出孔31からは純水が吐出されるようになっており、吐出された純水は、案内溝30内を保持部12Bの下端に向かって流れるとともに、案内溝30から保持部12Bの上面12b上に溢れ出て、保持部12Bの幅方向に広がりつつ下方に流れ、保持部12Bの側縁部から落下する。これにより、保持部12Bの上面12bに水膜37が形成されるようになっており、この水膜37の上にウエハWが保持される。案内溝30の働きにより、純水吐出孔31から吐出された純水を保持部12Bの下端まで案内することができるので、保持部12Bの上面12bには、その上端から下端に至る全域を覆う良好な水膜37が形成される。
【0038】
保持部12Bの内部には、純水吐出孔31に純水を供給するための純水供給路32が形成されている。この純水供給路32は、純水吐出孔31と連通しており、この純水吐出孔31の形成位置から保持部12Bの長手方向に沿って基部12Aまで延びており、その基端は、基部12Aの上面に開口するように形成された純水供給孔33に連通されている。純水供給孔33には、純水を圧送して供給する図外の純水供給源に一端が接続された純水供給パイプ34の他端が継ぎ手35を介して接続されている。純水供給パイプ34の途中部には純水供給弁36が介装されており、純水供給弁36の開閉を制御することにより純水の供給開始および供給停止を制御できるようになっている。
【0039】
保持部12Bの下端付近には、水膜37上に傾斜した状態で保持されたウエハWの下方側端面に当接してウエハWを位置決めするためのガイド手段としてのガイド部材22が取り付けられている。すなわち、保持部12Bの上面12bから水膜37の厚みだけ浮いた状態で保持されているウエハWをガイド部材22によって位置決めすることにより、ウエハWを安定に保持できる。
【0040】
ガイド部材22は、保持部12Bを上下から挟み込んでボルト24により互いに固定された本体部22Bおよびベース部22Aを有している。本体部22Bの上面側には、ウエハWの端面形状に応じて湾曲した段差部23が形成されている。この段差部23は、保持部12Bの上端側に対向しており、上アーム12にウエハWを傾斜した状態で保持する際にウエハWの下方側端面に当接する。すなわち、ガイド部材22は、ウエハWの端面に当接し、ウエハWの上下面を傷つけることなく、ウエハWを位置決めする。
【0041】
上アーム12によりウエハWが保持される際には、純水供給弁36が開成された状態に保持される。その結果、純水供給源からの純水は、純水供給パイプ34および純水供給孔33を介して純水供給路32に導かれ、純水吐出孔31から案内溝30内に連続的に吐出される。これにより、保持部12Bの上面12bに水膜37が形成された状態を維持できる。
【0042】
ウエハWは、上述のようにして形成された水膜37の水面にその下面が接した状態で上アーム12に保持される。つまり、ウエハWは、保持部12Bの上面12bに直接接触するのではなく、水膜37を介して保持されることになる。
純水吐出孔31からの純水の吐出は、ウエハWを保持する期間にわたって連続的に行われる。つまり、純水供給弁36は、ウエハWを保持する期間にわたって開成状態に保持される。したがって、ウエハWを保持している間は、ウエハWと保持部12Bの上面12bとの間には常時水膜37が存在する。
【0043】
なお、ウエハWは水膜37に浮いた状態で上アーム12に保持されるから、従来装置のようにウエハWの下面を吸着して保持する場合に比べて保持状態がいくぶん不安定になるかもしれない。そのような場合には、少なくともウエハWを保持している期間における上下のアーム11,12の展開の加速度/収縮の加速度を、ウエハWが上アーム12から振り落とされないように設定しておけばよい。
【0044】
図4は、両面洗浄ユニットDBCの構成を拡大して示す平面図である。図5は、図4の矢印X方向から見た側面図であり、両面洗浄ユニットDBCの内部構成を示している。両面洗浄ユニットDBCは、副搬送ロボットSTR1によって搬入されたウエハWを受け取って水平に保持し、かつ水平面内で回転させるための複数本(この実施形態では6本)の保持ローラ40a,40b,40c;41a,41b,41cを有しており、これらはすべて図外の駆動源から駆動力が与えられる駆動ローラとなっている。また、両面洗浄ユニットDBCは、ウエハWの上下面をそれぞれスクラブ洗浄するための上ディスクブラシ42Uおよび下ディスクブラシ42Lを有しており、これらは、保持ローラ40a,40b,40c;41a,41b,41cによって水平に保持されたウエハWを上下から挟むように配置されている。
【0045】
6本の保持ローラのうち3本の保持ローラ40a,40b,40cの組と、残る3本の保持ローラ41a,41b,41cの組とは、ウエハWを挟んでほぼ対向し、かつウエハWの端面に当接するように、ベース40,41にそれぞれ立設されている。この一対のベース40,41は、互いに近接したり離反したりすることができるようになっている。これにより、ウエハWを保持した状態と、ウエハWの保持を解放した状態とをとることができる。
【0046】
上ディスクブラシ42Uおよび下ディスクブラシ42Lは、ウエハWの中心から周縁までの領域をスクラブできるように円板状に形成されている。上ディスクブラシ42Uは、鉛直方向に沿って配設された回転軸43Uの下端に固定されており、上ブラシ回転駆動部44Uから回転駆動力が与えられることにより、鉛直軸まわりに回転駆動されるようになっている。同様に、下ディスクブラシ42Lは、鉛直方向に沿って配設された回転軸43Lの上端に固定されており、下ブラシ回転駆動部44Lから回転駆動力が与えられることにより、鉛直軸まわりに回転駆動されるようになっている。さらに、上ディスクブラシ42Uおよび下ディスクブラシ42Lが、ウエハWの上面および下面に対して近接/離反することができるように、上ディスクブラシ42Uおよび下ディスクブラシ42Lを昇降するための上ブラシ昇降駆動部45Uおよび下ブラシ昇降駆動部45Lがそれぞれ備えられている。
【0047】
回転軸43U,43Lは、いずれも中空の軸で構成されており、その内部には、ディスクブラシ42U,42Lの表面の近傍にまで至る洗浄液供給管46U,46Lが挿通している。この洗浄液供給管46U,46Lには、それぞれ、図外の洗浄液供給源から薬液や純水などの洗浄液が供給されるようになっており、この洗浄液が洗浄液供給管46U,46Lの先端のノズル47U,47Lから吐出されるようになっている。
【0048】
また、この両面洗浄ユニットDBCには、副搬送ロボットSTR1,STR2と保持ローラ40a,40b,40c;41a,41b,41cとの間のウエハWの受け渡しの際に、ウエハWを一時的に保持するための複数本(この実施形態では4本)の受け渡し用ピン48pが設けられている。4本の受け渡し用ピン48pは、平面視においてほぼ正方形の各頂点に対応する位置に、それぞれ設けられている。
【0049】
受け渡し用ピン48pには、ピン昇降駆動部49から駆動力が与えられるようになっている。ピン昇降駆動部49は、受け渡し用ピン48pを、ウエハ処理時などに待機している待機位置48Aと、待機位置48Aよりも上方に設定され、ウエハWを受け渡すための受け渡し位置48Bとの間で上下動させる。受け渡し位置48Bは、保持ローラ40a,40b,40c;41a,41b,41cに保持されるウエハWの下面に受け渡し用ピン48pの上端が当接する位置に設定されている。
【0050】
ウエハWの両面洗浄ユニットDBCへの搬入は、副搬送ロボットSTR1の下アーム11および上アーム12が両面洗浄ユニットDBCに向けて展開されることによって達成される。この場合、上アーム12に傾斜して保持されているウエハWは、その最下部が受け渡し位置48Bよりも上方に位置するようにして搬入される。
【0051】
次いで、待機位置48Aに位置している受け渡し用ピン48pが受け渡し位置48Bまで上昇させられる。その後、副搬送ロボットSTR1の上アーム12が下降させられる。その過程において、ウエハWは、上アーム12の基部12A側がまず受け渡し用ピン48pに載置され、その後上アーム12の先端側が受け渡し用ピン48pに載置されることにより、受け渡し用ピン48pに移される。こうして、上アーム12に傾斜した状態で保持されているウエハWは、受け渡し用ピン48pに水平に保持される。
【0052】
その後、副搬送ロボットSTR1の下アーム11および上アーム12が収縮された後、一方の組を構成する3本の保持ローラ40a,40b,40cと他方の組を構成する3本の保持ローラ41a,41b,41cとが互いに近接する方向に移動させられる。その結果、ウエハWが保持ローラ40a,40b,40c;41a,41b,41cにその端面が当接した状態で水平に保持される。受け渡し用ピン48pは、ウエハWが保持ローラ40a,40b,40c;41a,41b,41cに保持された後に下降させられ、待機位置48Aに戻される。
【0053】
次いで、保持ローラ40a,40b,40c;41a,41b,41cの回転によってウエハWが回転させられるとともに、ノズル47U,47Lから洗浄液が吐出される。さらに、上ディスクブラシ42Uおよび下ディスクブラシ42Lが回転駆動され、この状態においてウエハWの上下面に接触させられる。その結果、上ディスクブラシ42Uおよび下ディスクブラシ42LがウエハWの上下面をスクラブ洗浄する。
【0054】
その後、上ディスクブラシ42Uおよび下ディスクブラシ42Lが回転しつつウエハWから離反され、さらに、ノズル47U,47Lからの洗浄液の供給と、上ディスクブラシ42Uおよび下ディスクブラシ42Lの回転とが停止させられる。そして、受け渡し用ピン48pが受け渡し位置48Bまで上昇させられるとともに、一方の組を構成する3本の保持ローラ40a,40b,40cと他方の組を構成する3本の保持ローラ41a,41b,41cとが互いに離反する方向に移動させられる。その結果、ウエハWが受け渡し用ピン48pに移される。
【0055】
次いで、副搬送ロボットSTR2の下アーム11および上アーム12が両面洗浄ユニットDBCに向けて展開される。この場合、上アーム12の上端は、ウエハWの下方に位置する。その後、副搬送ロボットSTR2の上アーム12が上昇させられる。その過程において、ウエハWは、上アーム12の基部12A側がまず持ち上げられ、その後上アーム12の先端側が持ち上げられることにより、上アーム12に移される。その結果、ウエハWは、水膜37を介して上アーム12に保持される。その後、副搬送ロボットSTR2の下アーム11および上アーム12が伸縮される。こうして、ウエハWが両面洗浄ユニットDBCから搬出される。
【0056】
図6は、上面洗浄ユニットTBCの構成を拡大して示す平面図である。図7は、図6の矢印Y方向から見た側面図であり、上面洗浄ユニットTBCの内部構成を示している。上面洗浄ユニットTBCには、ウエハWを保持して回転させるためのスピンチャック50が備えられている。スピンチャック50は、回転駆動部51によって鉛直な回転軸線Oまわりに高速回転させられる回転体52と、回転体52の上端部に水平に取り付けられた回転板53と、回転板53の周縁部に沿ってほぼ等間隔で立設され、ウエハWを周縁部にて保持するための6本の保持爪54とを備えている。回転駆動部51は、たとえばマイクロコンピュータで構成された制御装置57によって制御されるようになっている。
【0057】
回転板53の回転中心付近には、ウエハWの下面に薬液や純水などの洗浄液を供給するためのノズル55が配置されており、さらに、スピンチャック50の近傍には、スピンチャック50に保持されたウエハWの上面に薬液や純水などの洗浄液を供給するためのノズル56が設けられている。
ウエハWに対して洗浄処理を施す場合には、保持爪54によってウエハWが保持された状態で、制御装置57によって回転駆動部51が制御されて回転体52が回転駆動され、かつ、ノズル55,56からウエハWの上下面に洗浄液が吐出される。
【0058】
洗浄処理が終了すると、回転駆動部51が制御装置57によって制御され、未処理のウエハWの副搬送ロボットSTR2による搬入時および処理済みのウエハWの副搬送ロボットSTR3による搬出時において、上面洗浄ユニットTBC内に挿入される副搬送ロボットSTR2,STR3の上アーム12と保持爪54とが干渉しないように、回転体52の回転位置が規制される。
【0059】
スピンチャック50と副搬送ロボットSTR2,STR3との間でウエハWの受け渡しを行うために、スピンチャック50を上下動させるための昇降駆動部56が設けられている。昇降駆動部56は、制御装置57によって制御されるようになっており、スピンチャック50を、ウエハWの受け渡しのための受け渡し位置と、この受け渡し位置よりも下方の位置であって、ウエハWに対して洗浄処理を施すための処理位置との間で上下動させる。
【0060】
副搬送ロボットSTR2からスピンチャック50へのウエハWの移載は、次のようにして行われる。すなわち、副搬送ロボットSTR2の下アーム11および上アーム12が展開されてウエハWが上面洗浄ユニットTBCに搬入されると、副搬送ロボットSTR2の上アーム12が下降させられる。その過程で、スピンチャック50の6本の保持爪54は、上アーム12の基部12A側のものから順次ウエハWの下面の縁部を保持していき、上アーム12の先端側に位置する保持爪54が最後にウエハWの下面縁部を保持する。このとき、上アーム12は、平面視において保持爪54の間に位置しており、この上アーム12と保持爪54とが干渉することはない。こうして、上アーム12に傾斜した状態で保持されているウエハWをスピンチャック50に移載し、このスピンチャック50に水平に保持させることができる。
【0061】
以上のようにこの第1実施形態によれば、ウエハWは水膜37を介して保持されるから、ウエハWの下面が上アーム12の保持部12Bの上面12bに直接接触することはない。したがって、ウエハWの下面が傷つけられたり、上アーム12に付着していたパーティクルがウエハWの下面に転移したりすることはない。また、純水によって水膜37を形成し、しかもこの水膜37を形成する純水を流動させているから、ウエハWの下面に付着しているパーティクルを除去することができる。さらに、除去されたパーティクルは流動する純水によって速やかに運び去られ、上アーム12上の水膜37中に滞留することがない。したがって、パーティクルがウエハWに再付着することがない。
【0062】
また、ガイド部材22の取付位置に向けて純水が流れるから、ウエハWの端面とガイド部材22とが擦れてパーティクルが発生しても、当該パーティクルも純水で洗い流すことができる。
さらに、上アーム12が両面洗浄ユニットDBCおよび上面洗浄ユニットTBC内の薬液雰囲気にさらされて、保持部12Bに薬液が付着したとしても、このような薬液を純水によって洗い流すことができる。そのため、上アーム12を清浄な状態に保つことができるから、上アーム12からウエハWに薬液が転移するおそれはない。
【0063】
さらにまた、従来装置のようにウエハを吸着保持するための吸気経路は不要なので、副搬送ロボットSTR1,STR2,STR3の内部の金属部が薬液雰囲気によって腐食されることを防止できる。これにより、副搬送ロボットSTR1,STR2,STR3の長寿命化に寄与できる。
なお、上記の説明では、上アーム12の保持部12Bの水平面に対する傾斜角θをほぼ5度に設定しているが、傾斜角θは、30度以下の角度であれば、他の任意の角度とされてもよい。すなわち、ウエハWの傾斜角θが30度以下であれば、保持部12Bの上面12bに水膜を良好に形成でき、また、両面洗浄ユニットDBC内の受け渡し用ピン48pや上面洗浄ユニットTBC内のスピンチャック50との間でウエハWを安定して授受できる。
【0064】
図8は、参考例に係るウエハ処理装置において、下アーム11および上アーム60が展開された状態の副搬送ロボットSTR10の上アーム60付近の構成を示す平面図であり、図9は、図8のIX-IX 断面図である。これら図8および図9において、図2および図3と同じ機能部分については同一の参照符号を使用する。
【0065】
この参考例のウエハ処理装置は、上述の第1実施形態のウエハ処理装置と同様の基本構成を有し、図8および図9の副搬送ロボットSTR10は、第1実施形態における副搬送ロボットSTR1,STR2,STR3に代えて用いられるべきものである。副搬送ロボットSTR10の上アーム60は、保持部60Bが基部60Aに対して屈曲することなく、水平に連なった平板ビーム状のものである。
【0066】
保持部60Bには、保持部60Bの上面に開口するように、保持部60Bの長手方向に沿って複数の純水吐出孔61が所定間隔ごとに形成されている。純水吐出孔61は、保持部60Bの長手方向に沿って基部60Aから保持部60Bの先端付近まで延びて形成された純水供給路62に連通されている。この構成により、純水供給路62に連続的に供給される純水は、複数の純水吐出孔61から保持部60Bの上面60bに吐出される。この場合、保持部60Bの上面60bに吐出された純水は、上面60bに沿う全方向に向かって流れる。これにより、保持部60Bの上面60bには、各純水吐出孔61から広がった純水による水膜37が形成される。
【0067】
保持部60Bには、さらに、基端部および先端部に一対のガイド部材63,64が対向して取り付けられている。ガイド部材63,64は、上記第1実施形態におけるガイド部材22と同様の構成を有しており、各段差部65,66が対向するように、かつ保持すべきウエハWの周縁に対応する位置に各段差部65,66が位置するように、保持部60Bの基部60A近傍の位置および保持部60Bの先端付近にそれぞれ取り付けられている。すなわち、ガイド部材63,64は、それぞれ、本体部63B,64Bとベース部63A,64Aとが保持部60Bを上下から挟んだ状態でボルト67,68によって互いに締め付けられることにより、保持部60Bに取り付けられている。これにより、ウエハWを互いに対向する方向から位置決めできるので、水平な保持部60Bの上面60bに、液膜37を介して、ウエハWを安定に保持できる。
【0068】
以上のようにこの参考例の構成によっても、ウエハWを水膜37を介して保持することができるから、ウエハWの下面が傷つけられたり汚染されたりすることがない。
また、基部60Aと保持部60Bとが水平に連なっているから、たとえば副搬送ロボットSTR10からスピンチャック50(図6および図7参照)にウエハWを渡す場合、6本の保持爪54がウエハWを同時に持ち上げることになる。したがって、副搬送ロボットSTR10とスピンチャック50との間でのウエハWの受渡しの信頼性を向上することができる。
【0069】
なお、上アーム60には、図10に示すように、保持部60Bの上面60bに、保持部60Bの長手方向に沿って長尺な貯留凹部90を形成し、複数の純水吐出孔61を貯留凹部90の底面に開口させるようにしてもよい
この構成によれば、純水吐出孔61から吐出される純水を貯留凹部90に一時的に貯留し、貯留凹部90の全方向に純水を均一に溢れさせることができるから、保持部60Bの上面60bの全体を覆う水膜を効率的に形成することができる。
【0070】
また、貯留凹部90に純水をいったん貯留するから、純水吐出孔61の形成位置を厳密に定めなくても、水膜を良好に形成できる。したがって、純水吐出孔61の穿設作業を簡単にすることができる。
また、図11に示すように、各純水吐出孔61に対応するように円形の貯留凹部91を複数個形成し、各貯留凹部91の底面に各純水吐出孔61を開口させるようにしてもよい。この構成によっても、純水吐出孔61から吐出された純水を貯留凹部91から全方向に均一に溢れさせることができるから、良好な水膜を効率的に形成することができる。
【0071】
図12は、他の参考例としてのウエハ処理装置において、下アーム11および上アーム70が展開された状態の副搬送ロボットSTR20の上アーム70付近の構成を示す平面図であり、図13は、図12のXIII-XIII 断面図である。これら図12および図13において、図2および図3と同じ機能部分については同一の参照符号を使用する。
【0072】
この参考例のウエハ処理装置は、上述の第1実施形態のウエハ処理装置と同様の基本構成を有し、図12および図13の副搬送ロボットSTR20は、第1実施形態における副搬送ロボットSTR1,STR2,STR3に代えて用いられるべきものである。
副搬送ロボットSTR20の上アーム70は、上記図8および図9の参考例に係る上アーム60と同様に、水平に連なった基部70Aおよび保持部70Bを有する平板ビーム状のものである。また、上記図8および図9の参考例に係る上アーム70に比べて幅広に形成されている。これにより、上記図8および図9の参考例に係る上アーム70よりもウエハWの保持状態が安定する。
【0073】
保持部70Bの中央付近には、保持部70Bの上面70bに開口するように、保持部70Bの長手方向に沿って複数の第1純水吐出孔71aが所定間隔ごとに形成されている。さらに、保持部70Bの第1純水吐出孔71aを挟んだ両側には、保持部70Bの上面70bに開口するように、それぞれ、保持部70Bの長手方向に沿って複数の第2純水吐出孔71bおよび複数の第3純水吐出孔71cが所定間隔ごとに形成されている。
【0074】
保持部70Bの内部には、保持部70Bの長手方向に沿って、基部70Aから保持部70Bの先端付近まで延びる第1純水供給路72aが形成されている。さらに、この第1純水供給路72aを挟むように、保持部70Bの長手方向に延びる第2純水供給路72bおよび第3純水供給路72cが形成されており、これらは保持部70Bのほぼ中央において、それぞれ、分岐路73,74を介して第1純水供給路72aに連通している。各複数の第1純水吐出孔71a、第2純水吐出孔71bおよび第3純水吐出孔71cは、それぞれ、第1、第2および第3純水供給路72a,72b,72cに連通している。
【0075】
このように、保持部70Bの上面に、複数の第1、第2および第3純水吐出孔71a,71b,71cが二次元的に配列されて開口しているから、幅広の上アーム70であっても、保持部70Bの上面70b全体に純水を行き渡らせることができる。よって、保持部70Bの上面70bの全域を覆う水膜37を形成することができる。
【0076】
保持部70Bの基部70Aの近傍位置および保持部70Bの先端付近には、ガイド手段としての各一対の円柱状のガイドピン75,76が、それぞれ立設されている。各ガイドピン75,76は、保持すべきウエハWの周縁に対応する位置に配置されている。ウエハWは、その端面がガイドピン75,76に当接した状態で保持される。
【0077】
以上のようにこの参考例においても、ウエハWを水膜37を介して保持することができるから、ウエハWの下面が傷つけられたり汚染されたりすることがない。しかも、ウエハWの位置決めをガイドピン75,76により行っているので、ウエハWの上下面は、周縁部においてさえも触れられることがない。そのため、ウエハWをより清浄な状態に保つことができる。
【0078】
なお、この参考例に係る上アーム70において、図10および図11に示すような貯留凹部を保持部70の上面70bに形成することができる
図14は、さらに他の参考例としてのウエハ処理装置において、下アーム11および上アーム80が展開された状態の副搬送ロボットSTR30の上アーム80付近の構成を示す平面図であり、図15は、図14のXV-XV 断面図である。これら図14および図15において、図2および図3と同じ機能部分については同一の参照符号を使用する。
【0079】
この参考例のウエハ処理装置は、上述の第1実施形態のウエハ処理装置と同様の基本構成を有しており、図14および図15には、第1実施形態の装置における副搬送ロボットSTR1,STR2,STR3に代えて用いられるべき副搬送ロボットSTR30が表されている。
副搬送ロボットSTR30の上アーム80は、上記図8および図9の参考例や図12および図13の参考例に係る上アーム60,70と同様に、水平に連なる基部80Aおよび保持部80Bを有している。保持部80Bは、基部80Aに連続する第1保持部81aと、第1保持部81aの基部80Aとは反対側から水平面内において開脚するように延びて形成された第2保持部81bおよび第3保持部81cとを有している。
【0080】
第1保持部81aには、第1保持部81aの上面に開口するように、第1保持部81aの長手方向に沿って所定間隔ごとに複数の第1純水吐出孔82aが形成されている。第1純水吐出孔82aは、第1保持部81aの長手方向に沿って基部80Aから第1保持部81aの先端付近まで延びて第1保持部81aの内部に形成された第1純水供給路83aに連通されている。
【0081】
同様に、第2保持部81bおよび第3保持部81cには、第2保持部81bおよび第3保持部81cの上面に開口するように、それぞれ、第2保持部81bおよび第3保持部81cの長手方向に沿って所定間隔ごとに複数の第2純水吐出孔82bおよび第3純水吐出孔82cが形成されている。また、第2保持部81bの内部には、第1純水供給路83aに連なり、第2保持部81bの長手方向に沿って第2保持部81bの先端付近まで延びる第2純水供給路83bが形成されている。また、第3保持部81cの内部にも同様に、第1純水供給路83aに連なり、第3保持部81cの長手方向に沿って第3保持部81cの先端付近まで延びる第3純水供給路83cが形成されている。これらの第2および第3純水供給路81b,81cに、第2および第3純水吐出孔82b,82cがそれぞれ連通している。
【0082】
この構成により、保持部80Bの上面80bには、第1、第2および第3吐出孔82a,82b,82cから吐出された純水が全方向に広がることにより、この上面80b全域を覆う水膜37が形成される。
第1保持部81aの基部80A近傍の位置、第2保持部81bの先端付近、および第3保持部81cの先端付近には、それぞれ、段差部85a,85b,85cが形成されている。段差部85a,85b,85cは、ウエハWの周縁に対応するように形成されており、ウエハWが保持される際には、ウエハWの端面が段差部85a,85b,85cに当接した状態となる。すなわち、段差部85a,85b,85cは、水膜37に浮いた状態のウエハWを位置決めし、ウエハWを安定に保持するためのガイド手段として作用する。
【0083】
なお、段差部85a,85b,85cの立ち上がり面をテーパ面としておき、このテーパ面の途中部がウエハWの端面に接するようにしておけば、ウエハWの上下面は、その周縁部においてさえもいずれの部材とも接触することがなくなる。
以上のようにこの参考例においても、ウエハWを水膜37を介して保持することができるから、ウエハWの下面が傷つけられたり汚染されたりすることがない。
【0084】
参考例に係る上アーム80においても、図10および図11に示すような貯留凹部を保持部80Bの上面80bに形成することができる
以上、本発明の実施形態について説明しが、本発明は上述の実施形態以外の形態を採り得るのはもちろんである。たとえば上記図12および図13に示した構成において、ウエハWの位置ずれを規制するガイド手段としてガイドピン75,76の代わりに、たとえば、上記図14および図15に示した構成における上アーム80に形成されているような段差部を保持部70Bの基部および先端部に形成し、これをガイド手段として用いるようにしてもよい。また、逆に、第1実施形態や図12および図13の構成におけるガイド部材22,63,64の代わりに、ガイドピン75,76と同様なガイドピンを用いてもよい。
【0085】
また、たとえば上アームの保持部の他の構成として、基部に連続し、平板ビーム状に形成された第1保持部と、この第1保持部の両側部から水平に延びた一対の第2保持部とを有するものを採用してもよい。この場合、第1保持部の長手方向に沿って所定間隔ごとに複数の第1純水吐出孔を第1保持部の上面に開口するように形成し、各第1純水吐出孔を、第1保持部の長手方向に沿って基部から第1保持部の先端付近まで延びて形成された第1純水供給路に連通させる。また、第2保持部の長手方向に沿って所定間隔ごとに複数の第2純水吐出孔を第2保持部の上面に開口するように形成し、各第2純水吐出孔を、第1純水供給路に連なり、第2保持部の先端付近まで形成された第2純水供給路に連通させる。この場合、第1保持部の基部近傍の位置および第1保持部の先端付近、ならびに第2保持部の先端付近に、ウエハWの端面形状に応じて、ウエハWの位置ずれを規制するためのガイド手段としての段差部を形成することが好ましい。このような構成であっても、ウエハWの下面は上アームの上面に水膜を介して保持されるから、ウエハWの下面が傷つけられたり汚染されたりすることがない。
【0087】
さらにまた、上記各実施形態および参考例では、上アームの上面に形成される液膜の液体として純水を用いているが、たとえばアンモニア水を用いてもよい。この構成によれば、純水に比べてウエハWの下面に付着しているパーティクルを一層良好に除去することができる。
【0088】
さらに、上記各実施形態では、上アームの上面に開口する純水供給孔に、純水供給パイプを接続することにより、上アームに純水を供給するようにしている。しかし、たとえば従来装置のように、副搬送ロボットの内部に形成された吸気経路と同じ経路を通る純水供給パイプを設け、この純水供給パイプを介して上アームに純水を供給するようにしてもよい。この構成によれば、純水供給パイプを装置内部に収めることができる。
【0089】
また、上述の各実施形態および参考例においては、ウエハWを保持している期間中、水膜37に連続的に純水を供給するようにしているが、水膜37が上アーム12とウエハWとの間に存在している状態が確保される限りにおいて、たとえば、純水の供給を間欠的に行ってもよい
【0090】
さらにまた、上記各実施形態および参考例では、本発明をウエハWを保持して搬送する副搬送ロボットSTR1,STR2,STR3,STR10,STR20,STR30に適用する場合を例にとって説明しているが、本発明は、他のウエハWを保持する他の装置に対しても広く適用することができる。たとえば、未処理のウエハWまたは処理済のウエハWを一時的に保持するためのウエハ載置台に本発明を適用することができる。
【0091】
さらに、上記実施形態および参考例では、ウエハWを処理する装置に本発明を適用する場合を例にとっているが、本発明は、たとえば液晶表示装置用ガラス基板を処理する装置やPDP用ガラス基板を処理する装置にも適用することができる。またさらに、上記実施形態では、CMP処理後のウエハWに洗浄処理を施す装置に本発明を適用する場合を例にとっているが、本発明は、広く、上記各種基板の処理装置全般に適用することができ、特に、各種基板の洗浄装置、現像装置、エッチング装置および剥膜装置等の処理液を用いる液処理装置全般に好適である。
【0092】
その他、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるウエハ処理装置の内部構成の一部を示す平面図である。
【図2】下アームおよび上アームが展開された状態の副搬送ロボットの上アーム付近の構成を示す平面図である。
【図3】図2のIII−III 断面図である。
【図4】両面洗浄ユニットの構成を拡大して示す平面図である。
【図5】両面洗浄ユニットの内部構成を示す側面図である。
【図6】上面処理ユニットの構成を拡大して示す平面図である。
【図7】上面処理ユニットの内部構成を示す側面図である。
【図8】参考例の構成を説明するための図であり、下アームおよび上アームが展開された状態の副搬送ロボットの上アーム付近の構成を示す平面図である。
【図9】図8のIX−IX 断面図である。
【図10】図8および図9の参考例における上アームの他の構成を示す平面図である。
【図11】図8および図9の参考例における上アームのさらに他の構成例を示す平面図である。
【図12】他の参考例の構成を説明するための図であり、下アームおよび上アームが展開された状態の副搬送ロボットの上アーム付近の構成を示す平面図である。
【図13】図12のXIII−XIII 断面図である。
【図14】さらに他の参考例の構成を説明するための図であり、下アームおよび上アームが展開された状態の副搬送ロボットの上アーム付近の構成を示す平面図である。
【図15】図14のXV−XV 断面図である。
【図16】従来のウエハ処理装置の一部の構成を示す平面図である。
【図17】従来のウエハ処理装置に備えられる搬送ロボットの一部の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1,2,3 駆動機構(移動手段)
12,60,70,80 上アーム(基板保持部材)
12b,60b,70b,80b 上面
22,63,64 ガイド部材(ガイド手段)
30 案内溝
31,61 純水吐出孔(液膜形成手段、吐出孔)
32,62 純水供給路(液膜形成手段、液体供給手段)
33 純水供給孔(液膜形成手段、液体供給手段)
34 純水供給パイプ(液膜形成手段、液体供給手段)
36 純水供給弁(液膜形成手段、液体供給手段)
37 水膜(液膜)
71a,82a 第1純水吐出孔(液膜形成手段、液体供給手段)
71b,82b 第2純水吐出孔(液膜形成手段、液体供給手段)
71c,82c 第3純水吐出孔(液膜形成手段、液体供給手段)
72a,83a 第1純水供給路(液膜形成手段、液体供給手段)
72b,83b 第2純水供給路(液膜形成手段、液体供給手段)
72c,83c 第3純水供給路(液膜形成手段、液体供給手段)
75,76 ガイドピン(ガイド手段)
85a,85b,85c 段差部(ガイド手段)
90,91 貯留凹部(凹部)
DBC 両面洗浄ユニット(薬液処理部、洗浄処理部)
TBC 上面洗浄ユニット(薬液処理部、洗浄処理部)
W ウエハ(基板)
θ 傾斜角

Claims (13)

  1. 基板を保持するための基板保持部材と、
    この基板保持部材の上面に液膜を形成するための液膜形成手段とを備え、
    上記基板保持部材は、その上面に形成された上記液膜を介して基板を保持するものであり、
    上記基板保持部材の上面は、水平面に対して傾斜している傾斜面であり、
    上記液膜形成手段は、上記基板保持部材の上面に開口するように、上記傾斜面の頂上部付近に形成された吐出孔と、この吐出孔に対して、液膜を形成するための液体を供給する液体供給手段とを有するものである
    ことを特徴とする基板保持装置。
  2. 上記傾斜面には、上記吐出孔から吐出される液体を上記傾斜面の下流側に案内するための案内溝が形成されており、この案内溝の溝底部において上記吐出孔が開口していることを特徴とする請求項1記載の基板保持装置。
  3. 基板を保持するための基板保持部材と、
    この基板保持部材の上面に液膜を形成するための液膜形成手段とを備え、
    上記液膜形成手段は、上記基板保持部材の上面に開口するように形成された吐出孔と、この吐出孔に対して、液膜を形成するための液体を供給する液体供給手段とを有するものであり、
    上記基板保持部材は、その上面に形成された上記液膜を介して基板を保持するものであり、
    上記基板保持部材の上面は、水平面に対して傾斜している傾斜面であり、
    上記傾斜面には、上記吐出孔から吐出される液体を上記傾斜面の下流側に案内するための案内溝が形成されており、
    この案内溝の溝底部において上記吐出孔が開口している
    ことを特徴とする基板保持装置。
  4. 上記基板保持部材の上面に形成された液膜を介して保持される基板を位置決めするためのガイド手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の基板保持装置。
  5. 上記ガイド手段は、基板の端面に当接して基板を位置決めするものであることを特徴とする請求項4記載の基板保持装置。
  6. 上記ガイド手段は、上記傾斜面上に形成された液膜を介して傾斜した状態で保持された基板の下側の端面に当接するものであることを特徴とする請求項5記載の基板保持装置。
  7. 上記傾斜面の水平面に対する傾斜角は、30度以下であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の基板保持装置。
  8. 上記液膜を形成する液体は、純水であることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の基板保持装置。
  9. 上記液体供給手段は、少なくとも上記基板保持部材が基板を保持している期間において、液体を連続的に供給するものであることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の基板保持装置。
  10. 基板に対して処理を施すための処理部と、
    この処理部に対して授受すべき基板を一時的に保持するための上記請求項1ないしのいずれかに記載の基板保持装置と、
    を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  11. 上記基板保持装置と上記処理部との間で基板の授受を行うために、上記基板保持装置を上記処理部に向けて移動させるための移動手段をさらに備えたことを特徴とする請求項10記載の基板処理装置。
  12. 上記処理部は、基板に対して薬液を供給して処理を施す薬液処理部を含むものであることを特徴とする請求項10または請求項11記載の基板処理装置。
  13. 上記処理部は、基板に対して化学的かつ物理的に研磨処理が施された後の基板に対して洗浄処理を施す洗浄処理部を含むものであることを特徴とする請求項10ないし12のいずれかに記載の基板処理装置。
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