JP3582148B2 - 電磁クラッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は電磁クラッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
椅子の背もたれやベッド内に組み込まれる自走式のマッサージ機では、マッサージ用の出力のほかに、走行用の出力が必要である。また、強弱調整、マッサージ位置の幅方向調整、マッサージ種別の変更等を可能とする多機能化にあたり、これらも電動で行うことができるようにしたものが提供されている。
【0003】
この場合、複数機能を同時に作動させる必要があまり無いことやコストの低減といった点から、単一のモータと上記の各機能部との間にクラッチを介在させてクラッチを通じて各機能部にモータ出力を伝達するようにしている。
一例を図7に示す。椅子の背もたれ内に上下走行自在となるように配される図示のマッサージ機構は、モータ6の出力軸の両端にプーリ60,60を設けて、ベルト61,61によってプーリ62,62に動力を伝達するとともに、プーリ62,62からさらにベルト63,63によってプーリ64,64に、さらにプーリ64からベルト65を介してプーリ66に動力を伝えるとともに、プーリ62,62,64,64,66に夫々電磁クラッチ1を接続して、各電磁クラッチ1の入切により、マッサージ、上下走行、幅調整、強弱調整、マッサージ種別の変更の各機能部への動力伝達を制御している。
【0004】
そして、ここにおける電磁クラッチ1としては、図8に示すように、プーリと一体に形成されたクラッチプレート10と、ヨーク11,12、コイル13、可動コア14、復帰ばね15で構成されるとともに、出力軸18に設けたスプライン部19に可動コア14が軸方向に摺動自在に係合装着されたものが用いられている。この電磁クラッチ1では、コイル13への通電でヨーク11、クラッチプレート10、可動コア14、ヨーク12を通る磁界が形成された時、図9に示すように、可動コア14がクラッチプレート10に吸着されてモータからの回転がベルトを介して伝えられることで回転しているプーリ(クラッチプレート10)の回転が可動コア14を通じて出力軸18に伝達され、コイル13への通電が遮断されたならば、復帰ばね15によって可動コア14がクラッチプレート10から離れ、出力軸18に対してクラッチプレート10のみが回転する図8に示す状態に戻る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここにおいて、上記タイプの電磁クラッチ1では、コイル13を励磁させることでクラッチプレート10に可動コア14を吸着させた時に衝突音が発生するほか、出力軸18とクラッチプレート10(プーリ)とこの間に介在させた軸受17の3者の間に隙間がある場合、プーリにかけられたベルトのテンションによって、図10に示すように、クラッチプレート10に傾きが生ずることがある。この時、クラッチプレート10に吸着された可動コア14は、出力軸18のスプライン部19との間のクリアランスにより、クラッチプレート10と同じ傾きを持つとともに、その回転につれてスプライン部19との接触位置が軸方向において変動することになる。このような噛み合い状態の変化は、異音を発生させる。
【0006】
本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その目的とするところは静音化を図ったクラッチを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、入力側のクラッチプレートと、出力側の出力軸と、出力軸に設けられたスプライン部に軸方向摺動自在に係合している可動コアと、可動コアをクラッチプレートに吸着させる磁力を発生させるコイルと、クラッチプレートと可動コアとの間に配されてクラッチプレートから可動コアを離す復帰ばねとからなる電磁クラッチであって、復帰ばねとスプライン部に係合している可動コアとの間に弾性を有するシートを介在させていることに特徴を有している。ここにおけるシートは可動コアにおけるクラッチプレートへの吸着面よりもクラッチプレート側に突出する突出部を備えたものであってもよい。
【0009】
【作用】
本発明の第1の特徴とするところによれば、弾性を有して可動コアに接しているシートによるダンピング効果で音の低減を図ることができる。この時、可動コアにおけるクラッチプレートへの吸着面よりもクラッチプレート側に突出する突出部をシートに設けておけば、可動コアとクラッチプレートとの衝突音の低減について高い効果を得ることができる。
【0011】
【実施例】
以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述する。なお、電磁クラッチ1の構造自体は上記従来例のものと同じであることから、異なる部分についてのみ説明する。図1に示す実施例では、可動コア14における皿ばねで形成された復帰ばね15が接する面に弾性を有するシート3を配して、このシート3を復帰ばね15と可動コア14との間に介在させている。このシート3は、可動コア14とスプライン部19との噛み合い音や可動コア14とクラッチプレート10との衝突音を和らげるダンピング効果により、静音化を図ることができる。
【0012】
上記の弾性を有するシート3として、図2及び図3に示すように複数個の突出部30が突設されたものを用いるとともに、この突出部30の頂部が可動コア14におけるクラッチプレート10への吸着面よりもクラッチプレート10側に突出しているものを用いた時には、可動コア14とクラッチプレート10との衝突音の低減について、さらに高い効果を有するものとなる。
【0013】
図4及び図5に示すように、金属からなる可動コア14のスプラインが形成された内周面に樹脂材33を被覆して、金属であるスプライン部19が樹脂部33に噛み合うようにしてもよい。可動コア14とスプライン部19との噛み合い部での異音の発生そのものを抑制することができる。スプライン部19側を樹脂成形品としてもよい。
【0014】
図6に示すものは、クラッチプレート10と可動コア14との相互吸着面のうちの少なくとも一方を軸に対して斜交する傾斜面とし、クラッチプレート10に可動コア14が吸着された時に可動コア14が少し傾いてしまうようにしている。この場合の可動コア14の傾きは、図10で示した場合の傾きと異なって出力軸18に対して一定の状態を保つものであり、可動コア14とスプライン部19との接触点が回転によって軸方向に変動したりすることがなく、このために異音が発生することはない。
【0015】
なお、入力側と出力側については、電磁クラッチ1においては相対的なものであるから、出力軸18を入力側、クラッチプレート10が出力側のものであってもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明においては、クラッチプレートと可動コアとの間に配された復帰ばねと、スプライン部に係合している可動コアとの間に弾性を有するシートを介在させているために、傾いたクラッチプレートに吸着された可動コアが出力軸のスプライン部との間のクリアランスによりクラッチプレートと同じ傾きを持つとともに、その回転につれてスプライン部との接触位置が軸方向において変動して異音を発生することになっても、弾性を有して可動コアに接しているシートによるダンピング効果によって、発生した音を低減することができるために、静音化を図ることができる。そして上記シートとして、可動コアにおけるクラッチプレートへの吸着面よりもクラッチプレート側に突出する突出部をシートに設けておけば、クラッチプレートに可動コアが吸着する時、シートの突出部が先にクラッチプレートに接触するために、可動コアとクラッチプレートとの衝突音を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の接続時の断面図である。
【図2】同上のシートの他例を示すもので、(a)は平面図、(b)は破断側面図である。
【図3】同上のシートを用いた場合の非接続時の断面図である。
【図4】他の実施例における可動コアを示すもので、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図5】同上の可動コアの樹脂部の平面図である。
【図6】別の実施例の接続時の断面図である。
【図7】電磁クラッチを備えたマッサージ機の一例の背面図である。
【図8】同上の電磁クラッチの非接続時の断面図である。
【図9】同上の電磁クラッチの接続時の断面図である。
【図10】同上の異音発生時を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 電磁クラッチ
3 シート
10 クラッチプレート
13 コイル
14 可動コア
15 復帰ばね
18 出力軸
19 スプライン部

Claims (2)

  1. 入力側のクラッチプレートと、出力側の出力軸と、出力軸に設けられたスプライン部に軸方向摺動自在に係合している可動コアと、可動コアをクラッチプレートに吸着させる磁力を発生させるコイルと、クラッチプレートと可動コアとの間に配されてクラッチプレートから可動コアを離す復帰ばねとからなる電磁クラッチであって、復帰ばねとスプライン部に係合している可動コアとの間に弾性を有するシートを介在させていることを特徴とする電磁クラッチ。
  2. シートは可動コアにおけるクラッチプレートへの吸着面よりもクラッチプレート側に突出する突出部を備えたものであることを特徴とする請求項1記載の電磁クラッチ。
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