JPS5911045B2 - 軸用の継手のバックラツシ防止装置 - Google Patents

軸用の継手のバックラツシ防止装置

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JPS5911045B2
JPS5911045B2 JP52125167A JP12516777A JPS5911045B2 JP S5911045 B2 JPS5911045 B2 JP S5911045B2 JP 52125167 A JP52125167 A JP 52125167A JP 12516777 A JP12516777 A JP 12516777A JP S5911045 B2 JPS5911045 B2 JP S5911045B2
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JP
Japan
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joint
convex
shaft
concave
inclination angle
Prior art date
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Expired
Application number
JP52125167A
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English (en)
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JPS5459546A (en
Inventor
和彦 岡崎
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本装置は嵌合部にスプラインやキーなとをもつた軸用の
継手の軸との嵌合部のバツクラツシを防ぎながら軸方向
に推力を与えることなく、且つ製作が容易な装置として
発明されたものである。
軸継手は駆動側と被動側とが組み合わされてその機能を
はだすものであるが、本発明では簡単化するため被動側
を例にとって説明する。
従来からバツクラツシをなくする軸用の継手として特殊
フランジ付軸用継手があった。
第1図はこの特殊フランジ付軸用継手の一例の一部断面
した側面図であり、第2図は第1図の軸を除いたア方向
矢視図である。
本例ではスプライン軸用の特殊フランジ付軸用継手を取
り上げたが、キー付き軸用の場合もその主要部の構造は
同じである。
特殊フランジ付軸用継手は凸形継手↓、凹形継手スおよ
びこれら両者を締付ける締結ボルト3から構成される。
凸形継手↓はそのフランジ部11に傾斜角θを有する傾
斜爪12を備え、中心に被動軸4のイクスターナルスプ
ライン43と嵌合するインターナルスプライン13を有
する部品である。
一方凹形継手スは一端には前記傾斜爪12を挿入し得る
大きさの傾斜角θを有する凹形溝22を設けた、前記凸
形継手1のフランジ部11に係合するフランジ21を有
し、他端には駆動用継手フランジ5と係合し締結される
フランジ部24を有し、且つ中心に被動軸4のイクスク
ーナルスプライン43と嵌合するインターナルスプライ
ン23を有する部品である。
第1図、第2図に示すごとく、傾斜爪12および傾斜溝
22は凸形継手1および凹形継手λのフランジ部11お
よび21を対向させ、インターナルスプライン13と2
3の位置を完全に合わせた上傾斜爪12と凹形溝22と
の傾斜部を接触させたとき、フランジ部11および21
の面の間に隙間aができる位置に設けてある。
又上記の状態で締結ボルト3が余裕をもって貫通し得る
複数の締結用孔15および25がフランジ部11および
21にそれぞれ設けられている。
本例では傾斜爪12および凹形溝22は2個ずつ、締結
用孔15,25および締結ボル}3は4個ずつとなって
いるが必要に応じて数を変更してよい。
このような特殊フランジ付軸用継手を使用する場合第1
図および第2図に示した位置から締結ボルト盈を締め込
むと、傾斜爪12と凹形溝22の接触面がθの傾斜角を
有するため、隙間aが小となると共に被動軸4のイクス
ターナルスプライン43と継手側のインターナルスプラ
イン13,23との間のバツクラツシは減少して行き、
バツクラツシが丁度0になったときにはスプライン間の
面圧は0であるが、此の位置の判定をすることは大変困
難である。
従って更に締め付けトルクを増して締結ボルト1を締め
込んで行った場合には継手側のインターナルスプライン
13.23と、軸側のイクスクーナルスプライン43と
の間の面圧を増しながら隙間aが減少して行くため、か
じりを生じたり継手の軸方向位置に変動を生じたりする
不具合が出ることがあった。
またそれぞれ複数個処設けられた傾斜爪12および凹形
溝22の相対位置を完全に合致させて設ける加工は非常
に困難であり、実質的には力の不平衡を生じていること
が多いという不具合もあった。
本発明はこれらの不具合を無くした軸用の継手のバツク
ラツシ防止装置を提供するものである。
本発明の装置の一実施例の一部断面した側面図を第3図
に示す。
第4図は第3図の軸を除いたイ〜イ断面図で、左半分は
更に凸形コマlを除いて画いたものである。
第1図及び第2図と同符号のものは同じ要素を示してい
る。
凸形継手旦は一端に設けられたフランジ部61に傾斜角
βを有する傾斜爪62を備え、中心に被動軸4のイクス
ターナルスプライン43と嵌合するインターナルスプラ
イン63を有する部品である。
また凹形継手ヱは一端には前記傾斜爪62を挿入し得る
大きさの傾斜角αを有する傾斜切り欠き72を設けた前
記凸形継手旦のフランジ部61の面と密着係合するフラ
ンジ部71を有し、他端には駆動用継手フランジ部5と
係合し締結されるフランジ部γ4を有し、且つ中心に被
動軸4のイクスターナルスプライン43と嵌合するイン
ターナルスプライン73を有する部品である。
凸形コマ旦は傾斜角としてαおよびβを有する楔状凸部
82を有する部品で、第3図および第4図に示すように
前記の凸形継手旦の傾斜爪62を前記凹形継手Lの傾斜
切り欠き72に挿入して両者のフランジ部61と71と
の面を密着させ且つ両者のインターナルスプライン63
と73とを合致させた位置で、前記傾斜切り欠き72と
傾斜爪62とで構成されるv形の錯角をなす凹部に前記
凸形コマ旦の榛状凸部82を密着させたときに第3図に
示すごとく凸形コマlとフランジ部71との間に隙間b
が出来るように凸形コマ且を形成しておく。
又この状態で締結ボルト3が余裕をもって貫通し得る複
数の締結用孔65.65’,75および85をフランジ
部61、傾斜爪62、フランジ部71および凸形コマl
にそれぞれ設ける。
本例では傾斜爪62、傾斜切り欠き72および凸形コマ
8はそれぞれ2個ずつ、締結用ボルト3は凸形コマ1個
あたり2組ずつとしているが必要に応じてその数を変更
してもよい。
また簡単化のために傾斜爪62の傾斜角βと傾斜切り欠
き72の傾斜角α、すなわち凸形コマ翠の僕状凸部82
を構成する2つの傾斜角αとβとは相等しくしておくこ
とが望ましい。
以上詳細に説明した構造を有する本発明の装置を使用す
る場合は、第3図および第4図を示した位置で締結ボル
}3を締め込まない状態では被動軸4のイクスターナル
スプライン43と凹凸両継手7.6のインターナルスプ
ライン73.63との間には隙間があるので軸方向には
自由に位置決めすることができる。
その位置で締結ボルト3を締め込むと、凸形コマ旦の僕
状凸部82の傾斜面の分力により、凹形継手Lは駆動側
から見て反時計方向に、凸形継手旦は時計方向に、スプ
ライン面があたるまでバツクラッシ分だけ微少回転する
今αとβとを等しく製作してある場合を考え凹凸両継手
7.6のフランジ部71 .61の接触面の摩擦係数を
μとすると、傾斜角はαであるからμ(1 /tanα
のようにμとαの関係をとっておけば、更に締結ボルト
3を締め込んだ場合にボルト締結力による凸形コマ旦の
傾斜面圧によって作用する凹凸両継手7.6へのボルト
直角方向分力は凹凸両継手の接触面の摩擦力より大きい
ので、凸形継手旦および凹形継手Lは軸方向に移動する
ことなくスプライン面圧を適蟲に増加させることができ
る。
ここでスプライン面圧の調整は締付ボルト3の締付トル
クを管理すればよい。
第5図および第6図は締結ボルト3を締め込んだ後の使
用状態におけるスプラインの噛み合い状況を略示するも
ので、第3図のイ〜イにおける断面部分拡大図を第5図
に、ウ〜ウにおける断面部分拡大図を第6図に示す。
前にも述べたように締結ボル}3を締め込むことによっ
て、駆動側から見たとき凹形継手Iは反時計方向に、凸
形継手旦は時計方向に微少回転し、それぞれのインター
ナルスプライン73および63と被動軸4のイクスター
ナルスプライン43との間のバツクラツシをなくしてい
ることを示している。
従って駆動側からのトルクの伝達は次のごとくにしてな
される。
先ず7駆動側から見て反時計方向のトルクの場合は駆動
用継手フランジ部5と接合された凹形継手Jのフランジ
部γ4に伝えられたトルクは該凹形継手Jのインターナ
ルスプライン73の面と被動軸4のインターナルスプラ
イン43の面とが第5図に示すように接触しているので
、この面を通して被動軸4にトルクが伝達される。
次に駆動側から見て時計方向のトルクの場合には、凹形
継手ヱに伝達されたトルクは凹形継手Lの傾斜切り欠き
72の傾斜面の面圧として凸形コマ旦に伝達され、凸形
コマ旦から凸形継手旦の傾斜爪62の傾斜面に面圧とし
て伝達されたうえ、該凸形継手6のインターナルスプラ
イン63の面と被動軸{のイクスターナルスプライン4
3の面とが第6図に示すように接触しているので、この
面を通して被動軸Aにトルクが伝達される。
すなわち本発明の装置によればいずれの方向のトルクに
対してもバツクラツシなしでトルクを伝達することがで
きるうえ、締結ボルト3の締め込みに際しても凹凸両継
手7.6の軸方向の相互関係位置が変移しないので、か
じりなどの不具合を生じることもない。
また、複数個の凸形コマlを設置する場合に傾斜切り欠
き72と傾斜爪62との相対位置などに多少の加工誤差
を生じても、隙間bの多少の変動のみで誤差を吸収でき
るので容易に製作することが可能で、締結ボルト3の締
め込みトルクを管理するだけでスプライン面の面圧を適
当に調整することができる。
以上、被動軸がスプライン軸の場合について本発明の装
置につき詳細に説明したが、キー付き軸の場合にも同様
の構造で同様の効果を上げ得ることは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来からあるバツクラツシ防止用の特殊フラン
ジ付軸用継手の一例の一部断面した側面図であり、第2
図は第1図の軸を除いたア方向矢視図である。 第3図は本発明の装置の一実施例の一部断面した側面図
であり、第4図は第3図の軸を除いたイ〜イ断面図で、
その左半分は更に凸形コマを除いて画いてある。 第5図および第6図は締結ボルトを締め込んだ使用状態
におけるスプラインの噛み合い状況を略示するもので、
第5図は第3図のイ〜イにおける断面部分拡大図、第6
図は第3図のウ〜ウにおける断面部分拡大図である。 1・・・・・・凸形継手、2・・・・・・凹形継手、J
・・・・・・締結ボルト、歪・・・・・・被動軸、5・
・・・・・駆動用継手フランジ、旦・・・・・・凸形継
手、I・・・・・・凹形継手、旦・・・・・・凸形コマ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スプラインやキーなどを有する駆動軸又は従動軸を
    挿入されトルクを伝送する軸用の継手において、一端に
    設けたフランジ部の軸半径より充分大きい半径部位に傾
    斜角βを有する傾斜爪を設えた凸形継手と、一端に前記
    傾斜爪を挿入し得る大きさで傾斜角αを有する傾斜切り
    欠きを備えて前記凸形継手のフランジ部の面と密着係合
    するフランジ部を有する凹形継手と、これら凹凸両継手
    の前記傾斜切り欠きの傾斜角αと傾斜爪の傾斜角βによ
    り構成されたv形をなす四部に係合する楔状凸部を有す
    る凸形コマとを具備し、前記V形をなす凹部に凸形コマ
    の楔状凸部を押圧し取り付けることにより、前記凹形お
    よび凸形の2個の軸用の継手に対して互いに逆方向の回
    転力を与えて、前記スプラインやキーとの間のバツクラ
    ツシを無くするように構成した軸用の継手のバツクラツ
    シ防止装置。
JP52125167A 1977-10-20 1977-10-20 軸用の継手のバックラツシ防止装置 Expired JPS5911045B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5459546A JPS5459546A (en) 1979-05-14
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3582148B2 (ja) * 1995-05-19 2004-10-27 松下電工株式会社 電磁クラッチ

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50155853A (ja) * 1974-06-07 1975-12-16
JPS5213473U (ja) * 1975-07-18 1977-01-31

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JPS5457244U (ja) * 1977-09-29 1979-04-20

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