JP3578535B2 - コードレス電話機 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコードレス電話機に関し、特にコードレス電話機から定形的データを送出して、電話回線網を介して相手端末機器を遠隔操作する手段を有するコードレス電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電話機は、すなわちコードレス電話機、アナログ電話機等の電話機にあっては、その電話機から電話回線網を介して、例えば留守番電話機を呼び出し、該留守番電話機の録音再生等を行おうとする場合、該留守番電話機で応答した後、電話機から暗証番号を送出し、それに続いて録音再生その他必要な操作を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術によると、電話機から電話回線網を介して例えば留守番電話機を呼び出して録音再生等を行う場合、暗証番号を忘れると、留守番電話機を電話回線網を介して遠隔操作することができないという問題点がある。
【0004】
本発明はこの問題点を解決するために提案するもので、電話回線網を介して接続する相手端末機器の遠隔操作を行おうとする場合、暗証番号の記憶を必要とせず、しかも複雑な操作を行うことなく簡単な操作で上記遠隔操作を行うことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、請求項1に記載のように、コードレス電話機から発信して、発呼側端末機器に応答信号を送出する方式の電話回線網を介して相手端末機器に接続し、該コードレス電話機から発信した電話番号と予め記憶手段に記憶した相手端末機器の電話番号とを比較し、該相手端末機器が応答した時、該比較結果が一致していると該相手端末機器に対応する暗証番号のデータを、該相手端末機器に適合する信号に変換して自動的に該相手端末機器に送出する手段を有することを特徴とするコードレス電話機にある。
【0006】
第2の発明は、請求項2に記載のように、上記第1の発明で、前記相手端末機器が応答した時に送出する信号に対応するデータは、前記暗証番号のデータに続く休止時間のデータと、該休止時間の経過後相手端末機器を遠隔制御する信号に対応するデータとで構成されたものであることを特徴とする。
【0007】
第3の発明は、請求項3に記載のように、上記いずれかの発明で、前記コードレス電話機はディジタルコードレス電話機であることを特徴とする。
【0008】
上記データの記憶及び該データの読み出し、信号への変換、送出等の制御はソフトウエア処理により実現することができ、請求項1、2に対応するソフトウエアは夫々異なったソフトウエアである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態に係るシステム構成図、図2は本発明の実施の形態に係るディジタルコードレス電話機の要部ブロック図、図3はディジタルコードレス電話機に記憶するデータの構成図、図4は本実施の形態に係るシステムのフローチャートである。
また、本発明は、電話回線網に収容された被呼側端末機器として留守番電話機のみでなく、銀行サービス、座席予約システム等にも適用できるものである。
【0010】
図1において、1は電話回線網(電話回線網1には、応答信号を送出する方式と、応答信号を送出しない方式とがある。)、2は留守番電話機、3はディジタルコードレス電話基地局(以下、「基地局」という。)、4はディジタルコードレス電話機(以下、「コードレス電話機」という。)、5は無線回線、6は銀行サービス端末機器、7は座席予約端末機器である。
【0011】
図1は、電話回線網1に接続された端末機器として留守番電話機2、基地局3及び基地局3と無線回線5を介して接続されたコードレス電話機4、銀行サービス端末機器6、座席予約端末機器7を示し、留守番電話機2、銀行サービス端末機器6及び座席予約端末機器7は、基地局3及び電話回線網1を介してコードレス電話機4からの遠隔操作の対象となるものである。
【0012】
図2において、401はアンテナ、402は無線信号の送受信を行う無線部、403は送信信号の変調、受信信号の復調を行う変復調部,404は送信信号の多重化、受信信号の復号化を行うディジタル伝送処理部(以下、「伝送処理部」という。)、405は送信信号のアナログ/ディジタル変換(以下、「A/D変換」という。)、受信信号のディジタル/アナログ変換(以下、「D/A変換」という。)等を行う音声処理部、406はコードレス電話機全般を制御する制御部、407はPB信号発生部、408はダイヤル釦、機能釦等を有する操作部、409はソフトウエア及びデータ等を記憶するメモリ部、410は受話器、411は送話器である。
【0013】
図3(A)は、通信する相手端末機器の電話番号のデータと、該通信する相手端末機器の電話番号をコードレス電話機より送出した時から、該相手端末機器が応答するまでの時間を見積った休止時間のデータと、暗証番号のデータ(即ち、相手端末機器が応答したときに送出する信号に対応するデータ。)を一組としたデータの構成を示し、図3(B)は、通信する相手端末機器の電話番号のデータと、暗証番号のデータ(即ち、相手端末機器が応答した時に送出する信号に対応するデータ。)を一組としたデータの構成を示し、図3(C)は、上記図3(A)及び(B)における暗証番号のデータに替えて使用するデータの構成を示すもので、暗証番号のデータと、休止時間のデータと、録音再生(録音したものを再生することをいう。)信号のデータ(即ち、遠隔制御信号のデータ)、即ち上記「暗証番号と制御信号のデータ」で構成されるデータの構成を示す。
【0014】
図4は、電話回線網1に収容された留守番電話機2(被呼側)が着信に対して応答した時に、電話回線網1からコードレス電話機4(発呼側)に応答信号を送出する方式の電話回線網1にコードレス電話機4が収容された場合のシステムのフローチャートを示し、点線で示す部分のフローチャートは暗証番号のデータに替え、図3(C)に示すデータを用いた場合を示す。
図4のフローチャートに従ってコードレス電話機4の動作を説明する。
【0015】
コードレス電話機4において、予め暗証番号(暗証番号に先立って送出する特殊信号を含む。)のデータを、操作部408を操作して、制御部406の制御によりメモリ部409に記憶しておく。
【0016】
コードレス電話機4において発呼操作を行うと、操作部408から制御部406へ発呼情報が送出され、制御部406は該発呼情報を受信して、メモリ部409から発呼信号(発呼信号等制御上必要な信号はデータとしてメモリ部409に記憶されている。)を読み出し、これを伝送処理部404へ送付し、伝送処理部404は該発呼信号を受信してこれを多重化し、変復調部403へ送付し、該変復調部403で該発呼信号を変調して無線部402へ送付し、無線部402はこれを無線信号としてアンテナ401から無線回線5を介して基地局3へ送信する(ステップS1)。
【0017】
基地局3は該発呼信号を受信して、コードレス電話機4との無線回線5を設定するとともに電話回線網1を起動する(ステップS2)。
【0018】
次いでコードレス電話機4で相手留守番電話機2の電話番号を操作部408を操作してダイヤルすると、該ダイヤル情報は操作部408から制御部406へ送出され、制御部406は該ダイヤル情報を受信して、これに対応するPB信号をPB信号発生部407を制御して音声処理部405に送付し、音声処理部405は該PBダイヤル信号をA/D変換し、伝送処理部404で多重化し、変復調部403で変調の処理を行い無線部402へ送付し、無線部402はこれを無線信号としてアンテナ401から無線回線5を介して基地局3へ送信する(ステップS3)。
【0019】
制御部406は操作部408から上記ダイヤル情報を受信した時、上記PBダイヤル信号の送出制御とともに、メモリ部409に記憶してある特定の相手端末機器である留守番電話機の電話番号のデータを読み出し、該電話番号のデータと上記操作部408から送出されたダイヤル情報とを比較し、一致すれば現在発信中の相手は留守番電話機2であり、電話回線網1から基地局3、無線回線5を介してコードレス電話機4に応答信号が来た時、暗証番号を送出する特定の相手端末機器であることを記憶しておく。基地局3は上記PBダイヤル信号を受信して、これを電話回線網1へ送付し、電話回線網1は該PBダイヤル信号を受信して(ステップS4)基地局3と留守番電話機2とを電話回線網1を介して接続し(ステップS5)、留守番電話機2に着信信号を送出する(ステップS6)。
【0020】
留守番電話機2で上記着信信号を受信して(ステップS7)応答すれば(ステップS8)、電話回線網1は該応答を検出し(ステップS9)、基地局3へ応答信号を送出し(ステップS10)、基地局3は該応答信号を受信して、これを無線回線5を介してコードレス電話機4へ送信する。
【0021】
コードレス電話機4は上記応答信号をアンテナ401から無線部402で受信して、これを変復調部403へ送って復調して伝送処理部404へ送り、伝送処理部404は該応答信号を復号して制御部406へ送り、制御部406は該応答信号を受信すると(ステップS11)、前記のように当該相手端末機器は、相手端末機器の応答した時に暗証番号を送出する相手であることを記憶しているので、メモリ部409から予め記憶してある暗証番号のデータを読み出し、該暗証番号のデータに対応するPB信号(以下、「暗証番号のPB信号」という。)をPB信号発生部407から音声処理部405へ送り、以後該暗証番号のPB信号は前記PBダイヤル信号を送出する場合の動作と同様にしてアンテナ401から無線回線5を介して基地局3へ送信され(ステップS12)、基地局3は該PB信号を受信して,これを電話回線網1を介して留守番電話機2へ送出する。
【0022】
留守番電話機2は上記暗証番号のPB信号を受信して(ステップS13)、以後コードレス電話機4から送られる遠隔操作のための信号を受信することが可能となることを示す信号音を送出する(ステップS14)。
【0023】
上記図4のフローチャートに従ったコードレス電話機4の動作説明において、暗証番号のデータに替え、図3(C)に示す暗証番号のデータと休止時間のデータと録音再生信号のデータとを用いることにより、ステップS11以降の動作は以下に述べるような動作となる。
【0024】
前記のようにコードレス電話機4において、当該相手端末機器が応答した時に、上記暗証番号と録音再生を送出する相手端末機器であることを記憶しているので、ステップS11に続いてメモリ部409から予め記憶してある暗証番号のデータと、休止時間のデータと、録音再生信号のデータとからなるデータを読み出し、前記ステップS12の動作と同様に暗証番号のPB信号を送出し、留守番電話機2は該暗証番号のPB信号を受信して(ステップS13)、以後コードレス電話機4から送られる遠隔操作のための信号を受信することが可能となることを示す信号音を送出する(ステップS14)。
【0025】
コードレス電話機4は、上記暗証番号のPB信号を送出した後、休止時間のデータにより、留守番電話機2が上記ステップS14に達するまでの時間を待合せ(ステップS26)、該休止時間の経過後、録音再生信号のデータに対応するPB信号(以下、「録音再生のPB信号」という。)を送出する(ステップS27)。
【0026】
留守番電話機2は上記録音再生のPB信号を受信して録音再生を行う。
【0027】
通信を終了してコードレス電話機4で終話すれば、操作部408から制御部406へ終話情報が送出され、制御部406は該終話情報を受信して、メモリ部409から終話信号を読み出し、前記発呼信号送出の場合と同様な動作で該終話信号をアンテナ411から無線回線5を介して基地局3へ送信する。
【0028】
基地局3は上記終話信号を受信して、コードレス電話機4との無線回線5を開放することにより、コードレス電話機4は平常状態に戻り(ステップS15)、又基地局3は電話回線網1を開放するので電話回線網1は基地局3からの該開放情報により平常状態に戻り(ステップS16)、それによって留守番電話機2も平常状態に戻る(ステップS17)。
【0029】
上記説明において、コードレス電話機4は、PB信号発生部407を有し、暗証番号及びダイヤル情報等をそれぞれのデータに対応するPB信号に変換して無線回線5を介して基地局3へ送出しているが、コードレス電話機4にPB信号発生部407を設けないで、基地局3にPB信号発生部407と同一の機能を設け、コードレス電話機4から上記暗証番号、録音再生、録音消去等の遠隔操作のためのデータ及びダイヤル情報等を送出する場合は、メモリ部409から読み出したデータをデータのまま制御部406から伝送処理部404へ送付し、伝送処理部404において多重化し、変復調部403で変調を行い、無線部402において無線信号としてアンテナ401から無線回線5を介して基地局3へ送信し、基地局3は上記データを受信して、該データを当該データに対応するPB信号に変換して、これを電話回線網1へ送出することも可能である。
【0030】
以上の説明は、図1において、コードレス電話機4から無線回線5、基地局3及び電話回線網1を介して留守番電話機2への接続する場合の動作であるが、電話回線網1に接続された銀行サービス端末機器6、座席予約端末機器7等に対してもそれぞれのサービス又は端末機器に対応したデータをコードレス電話機4に記憶し、且つ、該データに対応する機能釦をコードレス電話機4に設けることにより留守番電話機2に対する動作と同様に銀行サービス、座席予約等に対する暗証番号の送出及び遠隔操作が可能である。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、暗証番号を記憶する必要がなく簡単な操作で遠隔操作を行うことが可能となり、銀行サービス,座席予約等電話回線網を介した各種サービスにも使用することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すシステム図
【図2】ディジタルコードレス電話機の要部ブロック図
【図3】ディジタルコードレス電話機に記憶するデータの構成図
【図4】本発明の実施の形態のシステムのフローチャート
【符号の説明】
1…電話回線網 2…留守番電話機
3…ディジタルコードレス電話基地局 4…ディジタルコードレス電話機
5…無線回線 6…銀行サービス端末機器
7…座席予約端末機器
401…アンテナ 402…無線部
403…変復調部 404…ディジタル伝送処理部
405…音声処理部 406…制御部
407…PB信号発生部 408…操作部
409…メモリ部 410…受話器
411…送話器
【発明の属する技術分野】
本発明はコードレス電話機に関し、特にコードレス電話機から定形的データを送出して、電話回線網を介して相手端末機器を遠隔操作する手段を有するコードレス電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電話機は、すなわちコードレス電話機、アナログ電話機等の電話機にあっては、その電話機から電話回線網を介して、例えば留守番電話機を呼び出し、該留守番電話機の録音再生等を行おうとする場合、該留守番電話機で応答した後、電話機から暗証番号を送出し、それに続いて録音再生その他必要な操作を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術によると、電話機から電話回線網を介して例えば留守番電話機を呼び出して録音再生等を行う場合、暗証番号を忘れると、留守番電話機を電話回線網を介して遠隔操作することができないという問題点がある。
【0004】
本発明はこの問題点を解決するために提案するもので、電話回線網を介して接続する相手端末機器の遠隔操作を行おうとする場合、暗証番号の記憶を必要とせず、しかも複雑な操作を行うことなく簡単な操作で上記遠隔操作を行うことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、請求項1に記載のように、コードレス電話機から発信して、発呼側端末機器に応答信号を送出する方式の電話回線網を介して相手端末機器に接続し、該コードレス電話機から発信した電話番号と予め記憶手段に記憶した相手端末機器の電話番号とを比較し、該相手端末機器が応答した時、該比較結果が一致していると該相手端末機器に対応する暗証番号のデータを、該相手端末機器に適合する信号に変換して自動的に該相手端末機器に送出する手段を有することを特徴とするコードレス電話機にある。
【0006】
第2の発明は、請求項2に記載のように、上記第1の発明で、前記相手端末機器が応答した時に送出する信号に対応するデータは、前記暗証番号のデータに続く休止時間のデータと、該休止時間の経過後相手端末機器を遠隔制御する信号に対応するデータとで構成されたものであることを特徴とする。
【0007】
第3の発明は、請求項3に記載のように、上記いずれかの発明で、前記コードレス電話機はディジタルコードレス電話機であることを特徴とする。
【0008】
上記データの記憶及び該データの読み出し、信号への変換、送出等の制御はソフトウエア処理により実現することができ、請求項1、2に対応するソフトウエアは夫々異なったソフトウエアである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態に係るシステム構成図、図2は本発明の実施の形態に係るディジタルコードレス電話機の要部ブロック図、図3はディジタルコードレス電話機に記憶するデータの構成図、図4は本実施の形態に係るシステムのフローチャートである。
また、本発明は、電話回線網に収容された被呼側端末機器として留守番電話機のみでなく、銀行サービス、座席予約システム等にも適用できるものである。
【0010】
図1において、1は電話回線網(電話回線網1には、応答信号を送出する方式と、応答信号を送出しない方式とがある。)、2は留守番電話機、3はディジタルコードレス電話基地局(以下、「基地局」という。)、4はディジタルコードレス電話機(以下、「コードレス電話機」という。)、5は無線回線、6は銀行サービス端末機器、7は座席予約端末機器である。
【0011】
図1は、電話回線網1に接続された端末機器として留守番電話機2、基地局3及び基地局3と無線回線5を介して接続されたコードレス電話機4、銀行サービス端末機器6、座席予約端末機器7を示し、留守番電話機2、銀行サービス端末機器6及び座席予約端末機器7は、基地局3及び電話回線網1を介してコードレス電話機4からの遠隔操作の対象となるものである。
【0012】
図2において、401はアンテナ、402は無線信号の送受信を行う無線部、403は送信信号の変調、受信信号の復調を行う変復調部,404は送信信号の多重化、受信信号の復号化を行うディジタル伝送処理部(以下、「伝送処理部」という。)、405は送信信号のアナログ/ディジタル変換(以下、「A/D変換」という。)、受信信号のディジタル/アナログ変換(以下、「D/A変換」という。)等を行う音声処理部、406はコードレス電話機全般を制御する制御部、407はPB信号発生部、408はダイヤル釦、機能釦等を有する操作部、409はソフトウエア及びデータ等を記憶するメモリ部、410は受話器、411は送話器である。
【0013】
図3(A)は、通信する相手端末機器の電話番号のデータと、該通信する相手端末機器の電話番号をコードレス電話機より送出した時から、該相手端末機器が応答するまでの時間を見積った休止時間のデータと、暗証番号のデータ(即ち、相手端末機器が応答したときに送出する信号に対応するデータ。)を一組としたデータの構成を示し、図3(B)は、通信する相手端末機器の電話番号のデータと、暗証番号のデータ(即ち、相手端末機器が応答した時に送出する信号に対応するデータ。)を一組としたデータの構成を示し、図3(C)は、上記図3(A)及び(B)における暗証番号のデータに替えて使用するデータの構成を示すもので、暗証番号のデータと、休止時間のデータと、録音再生(録音したものを再生することをいう。)信号のデータ(即ち、遠隔制御信号のデータ)、即ち上記「暗証番号と制御信号のデータ」で構成されるデータの構成を示す。
【0014】
図4は、電話回線網1に収容された留守番電話機2(被呼側)が着信に対して応答した時に、電話回線網1からコードレス電話機4(発呼側)に応答信号を送出する方式の電話回線網1にコードレス電話機4が収容された場合のシステムのフローチャートを示し、点線で示す部分のフローチャートは暗証番号のデータに替え、図3(C)に示すデータを用いた場合を示す。
図4のフローチャートに従ってコードレス電話機4の動作を説明する。
【0015】
コードレス電話機4において、予め暗証番号(暗証番号に先立って送出する特殊信号を含む。)のデータを、操作部408を操作して、制御部406の制御によりメモリ部409に記憶しておく。
【0016】
コードレス電話機4において発呼操作を行うと、操作部408から制御部406へ発呼情報が送出され、制御部406は該発呼情報を受信して、メモリ部409から発呼信号(発呼信号等制御上必要な信号はデータとしてメモリ部409に記憶されている。)を読み出し、これを伝送処理部404へ送付し、伝送処理部404は該発呼信号を受信してこれを多重化し、変復調部403へ送付し、該変復調部403で該発呼信号を変調して無線部402へ送付し、無線部402はこれを無線信号としてアンテナ401から無線回線5を介して基地局3へ送信する(ステップS1)。
【0017】
基地局3は該発呼信号を受信して、コードレス電話機4との無線回線5を設定するとともに電話回線網1を起動する(ステップS2)。
【0018】
次いでコードレス電話機4で相手留守番電話機2の電話番号を操作部408を操作してダイヤルすると、該ダイヤル情報は操作部408から制御部406へ送出され、制御部406は該ダイヤル情報を受信して、これに対応するPB信号をPB信号発生部407を制御して音声処理部405に送付し、音声処理部405は該PBダイヤル信号をA/D変換し、伝送処理部404で多重化し、変復調部403で変調の処理を行い無線部402へ送付し、無線部402はこれを無線信号としてアンテナ401から無線回線5を介して基地局3へ送信する(ステップS3)。
【0019】
制御部406は操作部408から上記ダイヤル情報を受信した時、上記PBダイヤル信号の送出制御とともに、メモリ部409に記憶してある特定の相手端末機器である留守番電話機の電話番号のデータを読み出し、該電話番号のデータと上記操作部408から送出されたダイヤル情報とを比較し、一致すれば現在発信中の相手は留守番電話機2であり、電話回線網1から基地局3、無線回線5を介してコードレス電話機4に応答信号が来た時、暗証番号を送出する特定の相手端末機器であることを記憶しておく。基地局3は上記PBダイヤル信号を受信して、これを電話回線網1へ送付し、電話回線網1は該PBダイヤル信号を受信して(ステップS4)基地局3と留守番電話機2とを電話回線網1を介して接続し(ステップS5)、留守番電話機2に着信信号を送出する(ステップS6)。
【0020】
留守番電話機2で上記着信信号を受信して(ステップS7)応答すれば(ステップS8)、電話回線網1は該応答を検出し(ステップS9)、基地局3へ応答信号を送出し(ステップS10)、基地局3は該応答信号を受信して、これを無線回線5を介してコードレス電話機4へ送信する。
【0021】
コードレス電話機4は上記応答信号をアンテナ401から無線部402で受信して、これを変復調部403へ送って復調して伝送処理部404へ送り、伝送処理部404は該応答信号を復号して制御部406へ送り、制御部406は該応答信号を受信すると(ステップS11)、前記のように当該相手端末機器は、相手端末機器の応答した時に暗証番号を送出する相手であることを記憶しているので、メモリ部409から予め記憶してある暗証番号のデータを読み出し、該暗証番号のデータに対応するPB信号(以下、「暗証番号のPB信号」という。)をPB信号発生部407から音声処理部405へ送り、以後該暗証番号のPB信号は前記PBダイヤル信号を送出する場合の動作と同様にしてアンテナ401から無線回線5を介して基地局3へ送信され(ステップS12)、基地局3は該PB信号を受信して,これを電話回線網1を介して留守番電話機2へ送出する。
【0022】
留守番電話機2は上記暗証番号のPB信号を受信して(ステップS13)、以後コードレス電話機4から送られる遠隔操作のための信号を受信することが可能となることを示す信号音を送出する(ステップS14)。
【0023】
上記図4のフローチャートに従ったコードレス電話機4の動作説明において、暗証番号のデータに替え、図3(C)に示す暗証番号のデータと休止時間のデータと録音再生信号のデータとを用いることにより、ステップS11以降の動作は以下に述べるような動作となる。
【0024】
前記のようにコードレス電話機4において、当該相手端末機器が応答した時に、上記暗証番号と録音再生を送出する相手端末機器であることを記憶しているので、ステップS11に続いてメモリ部409から予め記憶してある暗証番号のデータと、休止時間のデータと、録音再生信号のデータとからなるデータを読み出し、前記ステップS12の動作と同様に暗証番号のPB信号を送出し、留守番電話機2は該暗証番号のPB信号を受信して(ステップS13)、以後コードレス電話機4から送られる遠隔操作のための信号を受信することが可能となることを示す信号音を送出する(ステップS14)。
【0025】
コードレス電話機4は、上記暗証番号のPB信号を送出した後、休止時間のデータにより、留守番電話機2が上記ステップS14に達するまでの時間を待合せ(ステップS26)、該休止時間の経過後、録音再生信号のデータに対応するPB信号(以下、「録音再生のPB信号」という。)を送出する(ステップS27)。
【0026】
留守番電話機2は上記録音再生のPB信号を受信して録音再生を行う。
【0027】
通信を終了してコードレス電話機4で終話すれば、操作部408から制御部406へ終話情報が送出され、制御部406は該終話情報を受信して、メモリ部409から終話信号を読み出し、前記発呼信号送出の場合と同様な動作で該終話信号をアンテナ411から無線回線5を介して基地局3へ送信する。
【0028】
基地局3は上記終話信号を受信して、コードレス電話機4との無線回線5を開放することにより、コードレス電話機4は平常状態に戻り(ステップS15)、又基地局3は電話回線網1を開放するので電話回線網1は基地局3からの該開放情報により平常状態に戻り(ステップS16)、それによって留守番電話機2も平常状態に戻る(ステップS17)。
【0029】
上記説明において、コードレス電話機4は、PB信号発生部407を有し、暗証番号及びダイヤル情報等をそれぞれのデータに対応するPB信号に変換して無線回線5を介して基地局3へ送出しているが、コードレス電話機4にPB信号発生部407を設けないで、基地局3にPB信号発生部407と同一の機能を設け、コードレス電話機4から上記暗証番号、録音再生、録音消去等の遠隔操作のためのデータ及びダイヤル情報等を送出する場合は、メモリ部409から読み出したデータをデータのまま制御部406から伝送処理部404へ送付し、伝送処理部404において多重化し、変復調部403で変調を行い、無線部402において無線信号としてアンテナ401から無線回線5を介して基地局3へ送信し、基地局3は上記データを受信して、該データを当該データに対応するPB信号に変換して、これを電話回線網1へ送出することも可能である。
【0030】
以上の説明は、図1において、コードレス電話機4から無線回線5、基地局3及び電話回線網1を介して留守番電話機2への接続する場合の動作であるが、電話回線網1に接続された銀行サービス端末機器6、座席予約端末機器7等に対してもそれぞれのサービス又は端末機器に対応したデータをコードレス電話機4に記憶し、且つ、該データに対応する機能釦をコードレス電話機4に設けることにより留守番電話機2に対する動作と同様に銀行サービス、座席予約等に対する暗証番号の送出及び遠隔操作が可能である。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、暗証番号を記憶する必要がなく簡単な操作で遠隔操作を行うことが可能となり、銀行サービス,座席予約等電話回線網を介した各種サービスにも使用することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すシステム図
【図2】ディジタルコードレス電話機の要部ブロック図
【図3】ディジタルコードレス電話機に記憶するデータの構成図
【図4】本発明の実施の形態のシステムのフローチャート
【符号の説明】
1…電話回線網 2…留守番電話機
3…ディジタルコードレス電話基地局 4…ディジタルコードレス電話機
5…無線回線 6…銀行サービス端末機器
7…座席予約端末機器
401…アンテナ 402…無線部
403…変復調部 404…ディジタル伝送処理部
405…音声処理部 406…制御部
407…PB信号発生部 408…操作部
409…メモリ部 410…受話器
411…送話器
Claims (3)
- コードレス電話機から発信して、発呼側端末機器に応答信号を送出する方式の電話回線網を介して相手端末機器に接続し、該コードレス電話機から発信した電話番号と予め記憶手段に記憶した相手端末機器の電話番号とを比較し、該相手端末機器が応答した時、該比較結果が一致していると該相手端末機器に対応する暗証番号のデータを、該相手端末機器に適合する信号に変換して自動的に該相手端末機器に送出する手段を有することを特徴とするコードレス電話機。
- 前記相手端末機器が応答した時に送出する信号に対応するデータは、前記暗証番号のデータに続く休止時間のデータと、該休止時間の経過後相手端末機器を遠隔制御する信号に対応するデータとで構成されたものであることを特徴とする請求項1に記載のコードレス電話機。
- 前記コードレス電話機はディジタルコードレス電話機であることを特徴とする請求項1または2に記載のコードレス電話機。
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Applications Claiming Priority (1)
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- 1996-01-16 JP JP00497096A patent/JP3578535B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09200329A (ja) | 1997-07-31 |
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