JP3578444B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体記憶装置に関し、特に、階層ビット線方式のROMのメモリセルアレイ及び行デコーダの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の不揮発性メモリ、例えばFLASHEEPROMやマスクROM等のメモリについて、階層ビット線方式が提案されている(特開平6−104406号公報参照)。
【0003】
図3Aは、従来の階層ビット線方式のメモリのレイアウトパターンの一部を示す。図3Bは、従来の階層ビット線方式のメモリの等価回路の一部を示す。階層ビット線方式のメモリは半導体基板上に構成され、複数の副ビット線(SB11〜SB28等)と、複数のワード線(WL001〜WL232等)と、複数のメモリセルトランジスタ(M1〜M7等。以下、「メモリセル」という。)と、補助導電領域(BB11〜BB22等)と、バンク選択トランジスタ(TB01〜TB27等。以下、「バンクセル」という。)と、バンク選択線(BS01〜BS24等)とを有する。
【0004】
副ビット線SBは、半導体基板と逆導電型の拡散層により構成される。ワード線WLは、副ビット線SBに交差して配線され、ポリシリコンから成る。メモリセルMは、副ビット線SB間に構成され、ワード線WLをゲート電極とする。補助導電領域BBは、副ビット線SBの端部に配置された、副ビット線SBと同一導電型の導電領域である。バンクセルTBは、補助導電領域BBと副ビット線SB間に構成される。バンク選択線BSは、当該バンクセルTBのゲート電極となり、ポリシリコンから成る。
【0005】
補助導電領域BBはコンタクト(CT11〜CT22等)により金属配線である主ビット線(MB1〜MB4等)に接続される。平行に配線された副ビット線SBの列及び当該副ビット線SBに接続する補助導電領域BBの組を、バンク領域(BNK0等)という。バンク選択線BSはバンク領域BNK毎に配線されている。複数のバンク領域BNKが補助導電領域BBを共通に列方向に繰り返し配置され、メモリセルアレイを構成する。
【0006】
各バンク領域BNKにおいて交互に配線されている2本の副ビット線SBのうち一方の副ビット線SBと、バンクセルTBを介して第1の主ビット線MBに接続され、当該副ビット線SBに隣接し交互に配線される他方の副ビット線SBは、当該副ビット線SBの他端よりバンクセルTBを介して第2の主ビット線MBに接続されている。
【0007】
以下の説明においては、半導体基板はP−型であり、副ビット線SB及び補助導電領域BBはN+型であるものとする。
【0008】
バンク選択線BSの電位を高レベルとすることにより、当該バンク選択線BSをゲート電極とするバンクセルTBが選択される。また、ワード線WLの電位を高レベルとすることにより、当該ワード線WLをゲート電極とするメモリセルMが選択される。
【0009】
メモリセルMの閾値は、ゲート電極下に形成されるチャネル領域に打ち込まれるボロンイオンの注入量により設定することができる。イオン注入を行ったメモリセルMは閾値電圧が高くなり所定の注入量によりゲート電位を高レベルとしてもオフ状態になり(オフセル)、イオン注入を行わない場合はゲート電位を高レベルとするとオン状態となる(オンセル)ように設定する。バンク選択線BSのうち、バンクセルTBを構成しない部分は前記イオン注入によりオフ状態に設定しておく。
【0010】
1つのバンク領域BNKに含まれる1つのメモリセルMの選択は、行選択回路2により当該メモリセルMのゲート電極となるワード線WLを高レベルにし、ソース及びドレインとなる副ビット線SBに接続するバンクセルTBのゲート電極となるバンク選択線BSを高レベルにすることにより行う。例えば、メモリセルM2の読出しは、バンクセルTB11、TB16を選択することにより行う。バンクセルTB11、TB16の選択は、ワード線WL132と、バンク選択線BS11、BS14とを高レベルとし、他を低レベルとすることにより行う。バンクセルTB11が選択されることにより、副ビット線SB12はコンタクトCT11を介して主ビット線MB2に接続される。バンクセルTB12が選択されることにより、副ビット線SB13はコンタクトCT21を介して主ビット線MB1に接続される。
【0011】
主ビット線MBは列選択回路1により選択的にデータ線(図示しない)に接続される。選択されたメモリセルの内容は、接続されたデータ線と主ビット線との経路により読み出される。
【0012】
このように、所定のメモリセルM2を選択するには、所定のワード線WL132及び当該メモリセルM2を含むバンク領域BNK1の相対する辺のそれぞれの所定のバンク選択線BS11、BS14を活性化すればよい。
【0013】
当該2本の主ビット線MB1、MB2は前記列選択回路1を介してデータ線に接続され、当該データ線の一方は低電位に他方は高電位に接続され、当該データ線の電流の差を検出することにより、当該メモリセルM2の状態を2値情報として読み出す。このとき、オフセルのメモリセルについては他方のデータ線は高電位を維持するが、オンセルのメモリセルについては他方のデータ線は高電位から低電位に遷移する。これを検出することにより2値情報を読み出す。
【0014】
階層ビット線構造にすることにより、1つの主ビット線MBに接続する複数の副ビット線SBのうち、アクセスの対象となるメモリセルMの属する副ビット線SB以外はバンクセルTBにより分離される。従って、主ビット線MBの負荷が軽減され、アクセスの高速化が可能になる。
【0015】
このように不揮発性メモリは1つのトランジスタで1つのメモリセルを構成するので、DRAM等の揮発性メモリに比べてメモリセルアレイの集積度が密である。従って、ワード線WLの配線ピッチが密になり、ワード線毎に行デコーダや駆動回路を設けることが困難である。かかる課題を解決するために、1群の行デコーダや駆動回路を複数のバンク領域で共有し、隣接する複数のバンク領域BNKには同一の行デコーダ群等によって出力される共通のワード線群に接続する。従って、各バンク領域BNKの同一行のワード線WLには同一の信号が与えられ、選択された各バンク領域BNKの同一行のワード線WLが同時に活性化する。所定のメモリセルを読み出すためには、前記複数のバンク領域のうち、何れかのバンク領域BNKのバンク選択線BSを活性化することにより、一つのメモリセルを主ビット線MBに接続することにより行っている。
【0016】
図1Bは、従来の行デコーダの構成を示す。図1Bにおいて、メモリセルアレイは行選択回路を挟んで両側に配置されている。行選択回路は、行デコーダと、ドライバ1と、ドライバ2により構成されている。ドライバ1は、右側のメモリセルアレイ1に対する駆動回路である。ドライバ2は、左側のメモリセルアレイ2に対する駆動回路である。
【0017】
行デコーダは、入力アドレスに基づいて、バンク選択線やワード線の信号を発生させる。RB1AU、RB1AL等は、バンク選択線BS1AU、BS1AL等の状態をアドレス信号に基づいて発生させるデコーダである。RW101、RW103等は、ワード線WL1A01、WL1A02等の状態をアドレス信号に基づいて発生させるデコーダである。
【0018】
メモリセルアレイ1は、列方向に複数配列されたバンク領域BNK1A〜BNK4Bから構成される。1つのバンク領域BNKに入力される1群のワード線をワード線群と呼ぶ。図1Bにおいて、例えば、バンク領域BNK1A、BNK1Bのワード線群は同一行デコーダ(RW101〜RW104)によって発生されるので、同一ワード線群に属する。そのため、ワード線WL1A01とWL1B01には同一の信号が与えられる。ワード線WL1A01及びWL1B01が活性化されたときには、バンク選択線BS1AU及びBS1AL、又は、BS1BL及びBS1BUの何れかの組が活性化される。バンク選択線BS1AU及びBS1ALが活性化されたときワード線WL1A01により選択されたメモリセルMが読み出され、バンク選択線BS1BU及びBS1BLが活性化されたときワード線WLB01により選択されたメモリセルMが読み出される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
従来の階層ビット線方式のメモリにおいて、主ビット線の配線ピッチを緩和するために、1本の主ビット線MBに接続する副ビット線SBの本数を増やすことが考えられる。しかし、これではバンク選択線BSが増加し、チップ面積が増大するという問題が生じる。
【0020】
図3Cは、従来のメモリの他のレイアウトパターンの一部を示す。図3Dは、従来のメモリの他の等価回路の一部を示す。図3C、図3Dにおいては、1本の主ビット線には4本の副ビット線が接続されている。この場合、各バンク領域の特定のメモリセルを主ビット線に接続するために、各バンク領域毎に独立したバンク選択線を配線している。このように、1本の主ビット線MBに接続する副ビット線SBの本数を増やすと、バンク選択線BSが増加し、チップ面積が増大する。
【0021】
一方、隣接するバンク領域間でバンク選択線を共有することにより、バンク選択線の本数を減らすことが可能であり、これにより、チップ面積の縮小が可能である。
【0022】
図2Aは、1本の主ビット線に4本の副ビット線を接続し、隣接するバンク領域間でバンク選択線を共有する場合のメモリのレイアウトパターンを示す。図2Bはその等価回路図を示す。この場合には、バンク選択線の本数を減らすことによってチップ面積が縮小されている。
【0023】
しかし、図2A、図2Bにおいては、隣接するバンク領域のバンク選択線をゲート電極とするバンクセルが同時に選択される。従って、隣接するバンク領域に同一のワード線群が入力されると、1つの主ビット線に同時に2つの副ビット線が接続される。ワード線によって選択されたメモリセルがオンセルの場合、不所望の過渡電流が流れ、アクセスが遅延する。
【0024】
図2A及び図2Bを参照して、メモリセルM4を読み出す場合について説明する。ワード線WL132及び、バンク選択線BS12、BS14を活性化(高電位化)することにより、メモリセルM4を含む行、及びバンクセルTB11、TB17が選択され、副ビット線SB14、SB15が当該バンクセルを介して主ビット線MB2、MB1に接続される。このとき、バンク選択線BS14によりバンクセルTB27が選択され、バンク選択線BS12によりバンクセルTB01が選択される。従って、バンク領域BNK2においては、副ビット線SB25もバンクセルTB27を介して、主ビット線MB1に接続される。しかし、バンク領域BNK1に隣接するバンク領域BNK2がBNK1と同じワード線群に属するとすると、バンク領域BNK2のワード線WL232も活性化される。従って、ワード線WL232により選択されるメモリセルM21、M22等がオンセルであると、それらを介して副ビット線SB24、SB26も主ビット線MB1の負荷として接続し、更に、それらに隣接するメモリセルもオンセルであれば更に、副ビット線SB等も主ビット線MB1の負荷として接続し、これらの負荷の充放電により、アクセスが遅延する。
【0025】
上記課題に鑑み、本発明は、隣接するバンク領域間でバンク選択線を共有することにより、バンク選択線を減らしてチップ面積の減少を図ると共に、隣接するバンク領域に同一のワード線群が入力されることによるアクセスの遅延を防止することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明による半導体記憶装置は、メモリセルがマトリクス状に配列されたバンク領域が列方向に複数配列された半導体記憶装置であって、複数の前記バンク領域には、共通の行デコーダによって出力される信号が入力されるワード線群がそれぞれ配置され、隣接する前記バンク領域に配線されるワード線群に、異なる行デコーダの信号がそれぞれ入力され、少なくとも1つおきに配列される一対の前記バンク領域に配置された前記ワード線群には、共通の前記行デコーダの信号が入力され、これにより上記目的が達成される。
【0028】
本発明による別の半導体記憶装置は、行毎に配線されるワード線と、列毎に前記ワード線に略直交して配線される副ビット線と、前記ワード線をゲート電極とし、隣接する前記副ビット線の間の領域をチャネル領域とするメモリセルトランジスタがマトリクス状に配列されるメモリセルアレイと、前記副ビット線と略平行に配線される主ビット線と、前記メモリセルアレイを挟んで、前記ワード線と略平行して配線されるバンク選択線と、前記バンク選択線をゲート電極とし、前記副ビット線の一端と前記主ビット線とを選択的に接続するバンクセルとを備えているバンク領域が列方向に複数配列された半導体記憶装置であって、複数の前記バンク領域には、共通の前記行デコーダによって出力される信号が入力されるワード線群がそれぞれ配置され、前記隣接するバンク領域のワード線は同時には活性化せず、これにより上記目的が達成される。
【0029】
本発明による別の半導体記憶装置は、一導電型の半導体基板と、前記半導体基板の表面部分に互いに一定の間隔を空けて平行に配置される前記半導体基板とは逆導電型の複数列の導電領域である副ビット線と、前記副ビット線に接続したドレイン又はソースを有するメモリセルトランジスタがマトリクス状に配列されたメモリセルアレイと、前記メモリセルトランジスタのゲートに接続し、前記副ビット線と交差して前記半導体基板上に互いに平行に配列される複数本のワード線と、前記副ビット線の端部に配置され前記副ビット線と同一導電型の複数の補助導電領域と、前記副ビット線の端部と前記補助導電領域との間に跨って配置されるバンク選択トランジスタと、前記バンク選択トランジスタのゲートに接続し、前記ワード線に略平行に配線された複数のバンク選択線とを備えているバンク領域が前記補助導電領域を共通にして繰り返し配置され、前記副ビット線に略平行に配線されてそれぞれ前記補助導電領域に電気的に接続される導電線である主ビット線とを備えた半導体記憶装置であって、複数の前記バンク領域には、共通の行デコーダによって出力される信号が入力されるワード線群がそれぞれ配置され、隣接する前記バンク領域間で補助導電領域を共通にする副ビット線対が、バンク選択線を共有し、隣接する前記バンク領域に配線されるワード線群に異なる行デコーダの信号がそれぞれ入力され、これにより上記目的が達成される。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0031】
図1Aは、本発明の行デコーダの構成を示す。
【0032】
図1Aに示される行デコーダは、BNK1A〜BNK4Bの8つのバンク領域を有する。バンク領域BNK1AとBNK1Bは同一のワード線群に属し、バンク領域BNK2AとBNK2Bは他の同一のワード線群に属する。同様に、バンク領域BNK3AとBNK3B、バンク領域BNK4AとBNK4Bが、それぞれ同一のワード線群に属している。
【0033】
バンク領域BNK1AとBNK1Bは同一のワード線群に属するため、例えばワード線WL1A01とWL1B01には同一ワード線群の同一の信号が与えられる。しかし、バンク領域BNK1AとBNK2Aは異なるワード線群に属するため、例えばワード線WL1A01とWL2A01には異なるワード線群の異なる信号が与えられる。同様に、バンク領域BNK2AとBNK1Bは異なるワード線群に属するため、例えばワード線WL2A01とWL1B01には異なるワード線群の異なる信号が与えられる。このように、同一のワード線群に属するバンク領域が1つおきに設けられているため、図1Aに示される行デコーダにおいては、隣接するバンク領域には異なるワード線群の異なる信号が与えられる。そのため、隣接するバンク領域のワード線が同時に活性化することはない。
【0034】
バンク選択線BS1Aは隣接するバンク領域BNK1A、BNK2Aに共有され、両バンク領域の対応する副ビット線が選択されるが、隣接するバンク領域は異なるワード線群に属するので両バンク領域のワード線は同時には活性化されない。 図1Aの例においては、バンク領域に1つおきにワード線群が入力されているが、ワード線群が入力されるバンク領域は例えば2つおきであってもよい。すなわち、隣接するバンク領域のワード線が、同時に活性化しなければよい。
【0035】
図2Aは、本発明の階層ビット線方式のマスクROMのメモリセルアレイのレイアウトパターンの一部を示す。図2Bは、本発明の階層ビット線方式のマスクROMのメモリセルアレイの等価回路図の一部を示す。バンク領域BNK1、BNK2は補助導電領域BB22を共有して配列され、バンク選択線BS13、BS14、BS23、BS24は当該隣接するバンク領域のバンク選択トランジスタによって共有されている。即ち、バンクセルTB15、TB25はバンク選択線BS23を共有し、バンクセルTB16、TB26はバンク選択線BS24を共有し、バンクセルTB17、TB27はバンク選択線BS14を共有し、バンクセルTB18、TB28はバンク選択線BS13を共有する。
【0036】
図2A、図2Bに示されるマスクROMは複数の副ビット線(SB11〜SB17)と、複数のワード線(WL101〜WL132)と、メモリセル(M1〜M7)と、補助導電領域(BB11、BB22)と、バンクセル(TB11、TB12等)と、バンク選択線(BS11、BS12、BS13、BS14)とを有する。
【0037】
副ビット線SBはP−型の半導体基板上に構成され、前記半導体基板と逆導電型であるN+型拡散層により構成される。ワード線WLは、副ビット線SBに交差して配線され、ポリシリコン層から成る。メモリセルMは、副ビット線SB間に構成され、ワード線WLをゲート電極とする。補助導電領域BBは、副ビット線の端部に配置された副ビット線と同一導電型の導電領域である。バンクセルTBは、補助導電領域BBと副ビット線SB間に構成される。バンク選択線BSは、バンクセルTBのゲート電極となり、ポリシリコンから成る。
【0038】
補助導電領域BBは、コンタクト(CT1〜CT2)により金属配線である主ビット線(MB1、MB2)に接続される。隣接する第1のバンク領域(BNK1)及び第2のバンク領域(BNK2)は補助導電領域(BB21、BB22)を共通にして配列される。
【0039】
補助導電領域BB22は、バンク領域BNK1の副ビット線(SB11〜SB17)とバンクセル(TB15〜TB18)を介して接続され、バンク領域BNK2の副ビット線(SB21〜SB27)とバンクセル(TB25〜TB28)を介して接続される。バンクセル(TB15、TB25)はバンク選択線BS23、バンクセル(TB16、TB26)はバンク選択線BS24、バンクセル(TB17、TB27)はバンク選択線BS14、バンクセル(TB18、TB28)はバンク選択線BS13、を共通のゲート電極とする。
【0040】
この構成により、従来の構成(図3C、図3D)に比べて、バンク選択線を減らすことができる。
【0041】
図2A、図2Bにおいてメモリセルを読み出す動作の一例として、メモリセルM4を読み出す場合について説明する。ワード線WL132及び、バンク選択線BS12、BS14を活性化(高電位化)することにより、メモリセルM4を含む行、及びバンクセルTB11、TB17が選択され、副ビット線SB14、SB15が主ビット線MB1、MB2に接続される。このとき、バンク選択線BS14によりバンクセルTB27が選択され、バンク選択線BS12によりバンクセルTB01が選択される。従って、バンク領域BNK2では、副ビット線SB25もバンクセルTB27を介して、主ビット線MB2に接続される。しかし、バンク領域BNK1に隣接するバンク領域BNK0、BNK2は、BNK1とは異なるワード線群に属するので何れのワード線も活性化されない。従って、主ビット線MB2には副ビット線SB25が接続するのみで負荷の増加は少なく、アクセスタイムの遅延は抑えられる。
【0042】
上記の実施形態においては、イオン注入によりROMプログラムを行うマスクROMについて説明したが、他のマスクROMやEEPROM等の階層ビット線方式を採用する不揮発性メモリにも本発明を容易に適用できることは明らかである。また、ワード線、バンク選択線としてポリシリコンを例示しているが、ポリサイド、シリサイド等の場合でも同様である。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、階層ビット線方式のメモリにおいて、隣接するバンク領域のバンクセルでバンク選択線を共有した場合であっても、余分な過渡電流を抑えながら所定のメモリセルを読み出すことができる。これにより、アクセスタイムの遅延を抑えながら、バンク選択線の削減によるチップ面積の減少を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明の行デコーダの構成を示す図である。
【図1B】従来の行デコーダの構成を示す図である。
【図2A】本発明のメモリのレイアウトパターンの一部を示す図である。
【図2B】本発明のメモリの等価回路の一部を示す回路図である。
【図3A】従来のメモリのレイアウトパターンの一部を示す図である。
【図3B】従来のメモリの等価回路の一部を示す回路図である。
【図3C】従来のメモリの他のレイアウトパターンの一部を示す図である。
【図3D】従来のメモリの他の等価回路の一部を示す回路図である。
【符号の説明】
TB01〜TB28 バンク選択トランジスタ(バンクセル)
M1〜M7 メモリセルトランジスタ(メモリセル)
SB11〜SB28 副ビット線
MB1〜MB4 主ビット線
BB11〜BB22 補助導電領域
CT11〜CT22 コンタクト
BS01〜BS28 バンク選択線
WL001〜WL232 ワード線
BNK0〜2、BNK1A〜4B バンク領域
RB1A〜4B バンク選択線用の行デコーダ
RW101〜404 ワード線用の行デコーダ
Claims (3)
- メモリセルがマトリクス状に配列されたバンク領域が列方向に複数配列された半導体記憶装置であって、
複数の前記バンク領域には、共通の行デコーダによって出力される信号が入力されるワード線群がそれぞれ配置され、
隣接する前記バンク領域に配線されるワード線群に、異なる行デコーダの信号がそれぞれ入力され、
少なくとも1つおきに配列される一対の前記バンク領域に配置された前記ワード線群には、共通の前記行デコーダの信号が入力される、半導体記憶装置。 - 行毎に配線されるワード線と、
列毎に前記ワード線に略直交して配線される副ビット線と、
前記ワード線をゲート電極とし、隣接する前記副ビット線の間の領域をチャネル領域とするメモリセルトランジスタがマトリクス状に配列されるメモリセルアレイと、
前記副ビット線と略平行に配線される主ビット線と、
前記メモリセルアレイを挟んで、前記ワード線と略平行して配線されるバンク選択線と、
前記バンク選択線をゲート電極とし、前記副ビット線の一端と前記主ビット線とを選択的に接続するバンクセルと
を備えているバンク領域が列方向に複数配列された半導体記憶装置であって、
複数の前記バンク領域には、共通の前記行デコーダによって出力される信号が入力されるワード線群がそれぞれ配置され、
前記隣接するバンク領域のワード線は同時には活性化しない、半導体記憶装置。 - 一導電型の半導体基板と、
前記半導体基板の表面部分に互いに一定の間隔を空けて平行に配置される前記半導体基板とは逆導電型の複数列の導電領域である副ビット線と、
前記副ビット線に接続したドレイン又はソースを有するメモリセルトランジスタがマトリクス状に配列されたメモリセルアレイと、
前記メモリセルトランジスタのゲートに接続し、前記副ビット線と交差して前記半導体基板上に互いに平行に配列される複数本のワード線と、
前記副ビット線の端部に配置され前記副ビット線と同一導電型の複数の補助導電領域と、
前記副ビット線の端部と前記補助導電領域との間に跨って配置されるバンク選択トランジスタと、
前記バンク選択トランジスタのゲートに接続し、前記ワード線に略平行に配線された複数のバンク選択線と
を備えているバンク領域が前記補助導電領域を共通にして繰り返し配置され、
前記副ビット線に略平行に配線されてそれぞれ前記補助導電領域に電気的に接続される導電線である主ビット線とを備えた半導体記憶装置であって、
複数の前記バンク領域には、共通の行デコーダによって出力される信号が入力されるワード線群がそれぞれ配置され、
隣接する前記バンク領域間で補助導電領域を共通にする副ビット線対が、バンク選択線を共有し、
隣接する前記バンク領域に配線されるワード線群に異なる行デコーダの信号がそれぞれ入力される、半導体記憶装置。
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