JP3577631B2 - 成形容器内異物除去装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空容器内の異物を除去するための異物除去装置に関する。特に、飲料充填前の空容器内における異物の万一の存在も排除するのに好適な成形容器内異物除去装置に関する。
【0002】
本明細書においては、成形容器としてプラスチック製の飲食物用容器、より具体的には飲料用容器を例に採り説明するが、本発明は、他の材質、例えば、セラミックス、ガラス、金属製の容器についても適用可能であり、さらには、他の用途、例えば、薬品用容器等にも適用可能である。
【0003】
【従来の技術】
プラスチック製の飲料用の空容器に飲料を充填する飲料充填プラントにおけるフローシート(流れ図)の一例を示す。
【0004】
基本的には、容器貯蔵タンク12、容器整立機(容器整列起立機)14、印刷機18及び飲料充填機20が、工程の流れに沿って配置されている。そして、容器貯蔵タンク12と容器整立機14との間は、容器輸送管22により接続され、又、容器整立機14、印刷機18及び飲料充填機20に沿って第一コンベア16、第二コンベア17が配置されて、順次各工程へ搬送可能とされている。なお、飲料充填プラントは、通常、無塵・無菌工場に設置されている。
【0005】
飲料充填プラントの流れの概略を以下に説明する。飲料充填プラントは、生産性の見地から、通常、高速連続充填で運転する。例えば、65mLの飲料用容器の場合、1プラント当りの処理量は約600個/min(36000個/h)と高速充填である。
【0006】
容器貯蔵タンク12内には、通常、非常に多数個(例えば、20万〜40万個)の空の飲料容器(以下「空容器」という。)が投入されている。飲料容器(空容器)は、通常、プラスチック材料(例えば、ポリスチレン)からブロー成形等により製造されたものを使用する。
【0007】
容器貯蔵タンク12の容器輸送管22と接続する底部出口(図示せず)を開として、容器貯蔵タンク12内の空容器は、通常、エア搬送及び上方容器の重量圧等により、容器整立機14へ順次送り込まれる。このとき送り込みは、飲料充填機20の充填能力に見合った個数となるように制御されて行われる。
【0008】
該容器整立機14は、順次送り込まれて来る空容器を起立(整立)状態とし、第一コンベア16を経て印刷機18へ送り込む。印刷機18により空容器の外側表面にマークその他装飾が印刷される。そして、印刷後の空容器は、第二コンベア17により飲料充填機20により飲料が充填・密封されて製品とされる。
【0009】
上記の如く、飲料充填工程は、成形後の飲料用容器を使用して飲料充填を無埃・無菌工場内で行なうため、空容器内には、本来的には異物が存在することはない。
【0010】
しかし、空容器内に異物が存在する可能性が全く皆無とはいえない。
【0011】
このため、異物混入を皆無(ゼロディフェクト)とすることが要望されていた。しかし、当該要望に応えられる異物除去装置は、本発明者らが知る限りにおいては公知ではない。
【0012】
なお、本発明の発明性に影響を与えるものではないが、特開平8−133775号公報において、搬送の過程で容器を上下反転させるとともに、上下反転で下を向いた容器の口部内にエアを吹き込んで、エアブローすることにより、異物を吹き飛ばすようにして、容器内の異物を除去する容器反転装置が提案されている。
【0013】
しかし、上記容器反転装置は、飲料を飲料用容器に高速連続充填、即ち、高速連続搬送する場合には適していない。飲料充填前の空容器内の異物を除去するには、上記装置は容器の反転時、コンベア全体が反転するため、コンベア上への容器の搬送を一時停止させる必要があるためである。
【0014】
本発明は、高速連続搬送される空容器内における異物の万一の存在を排除することができる成形容器内異物除去装置及び異物除去方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成するために、鋭意研究・開発に努力する過程で、下記構成の成形容器内異物除去装置に想到した。
【0016】
多数個の空の成形容器(空容器)をそれぞれ所定位置まで連続的に起立(立設)搬送する前側搬送手段(第一搬送手段)と後側搬送手段(第二搬送手段)との間に配置される成形容器内異物除去装置であって、
第一搬送手段から送り込まれて来る空容器を連続的に反転/起立させて第二搬送手段へ送り出す反転/起立搬送手段と、反転状態の空容器の内部に向かって流体を噴射する噴射口又は噴射ノズルを備えた流体噴射手段とを備え、
反転/起立搬送手段が、周面が空容器の送り面とされた回転円盤と、送り面の両側に配置され落下防止機能を備えたガイド部材とを備えていることを特徴とする。
【0017】
反転/起立搬送手段が、回転円盤の周面で回転させながら行なうため、流体噴射を連続的に行なうに際して、流体噴射方向が微小に変化して容器隅に向かい易く、異物の除去が、垂直反転させる場合に比して、確実に可能となる。又、第一搬送手段と第二搬送手段の搬送速度に違いが発生しても、回転円盤の回転速度を変更することにより、容易に対処可能となる。
【0018】
上記構成において、適用する空容器は、通常、プラスチック製である。飲料用として多用されているためである。
【0019】
流体噴射手段は、気体噴射手段とすることが、液体に比して取り扱いが容易となる。
【0020】
上記構成において、反転状態の空容器の内部に臨む吸引口又は吸引ノズルを備えた構成とすることが、気体噴射により空容器から落下して来る異物が舞い上がってから容器内に再侵入するおそれをなくすことができる。
【0021】
適用する空容器がプラスチック製の場合、複数の噴射口又は噴射ノズルを備え、該複数の噴射口又は噴射ノズルの間に位置させて、空容器を除電可能に除電手段をさらに備えた構成とすることが、静電付着した異物を確実に除去可能となる。
【0022】
除電手段としては、通常、空容器に対してイオン供給が可能な除電機が、非接触除電できて実際的である。
【0023】
本発明の異物除去装置は、空容器として、充填前における空容器内の異物の万一の存在を排除する必要がある飲食物充填容器に適用することが、本発明の効果がより顕著となる。
【0024】
上記異物除去装置を使用しての成形容器内の異物除去方法は、それぞれ下記構成となる。
【0025】
空の成形容器(空容器)が多数個投入された容器貯蔵タンクから送り込まれて来る前記空容器を起立状態で連続的に充填ステーションまで搬送するに際して、前記空容器内の異物を除去する方法であって、
前記搬送途中で、空容器を、両側に配置され落下防止機能を備えたガイド部材を備えた立設円周面に沿わせて搬送することにより反転/起立させるとともに、
該反転をさせた状態において、前記空容器の内部に向けて気体噴射することを特徴とする。
【0026】
上記成形容器内の異物除去方法は、空容器をプラスチック製とし、複数回の気体噴射の間で成形容器の除電を行うことが、前記と同様の理由で望ましい。
【0027】
さらに、気体噴射と同時に気体噴射周囲部の吸引を行なうことが、前記と同様の理由で望ましい。
【0028】
上記異物除去装置に使用する反転/起立搬送装置の構成は、下記の如くとなる。
【0029】
多数個の被搬送物をそれぞれ所定位置まで連続的に起立(立設)搬送する前側搬送手段(第一搬送手段)と後側搬送手段(第二搬送手段)との間に配置され、第一搬送手段から送り込まれて来る被搬送物を連続的に反転/起立させて第二搬送手段へ送り出す装置であって、反転/起立手段が、周面が被搬送物の送り面とされた回転円盤と、送り面の両側に配置され落下防止機能を備えたガイド部材とを備えていることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の異物除去装置の一実施形態、プラスチック製の飲料充填用の空容器に適用する場合を例に採り説明する。
【0031】
図2は、既設の容器整立機(セレクター)14に、本実施形態の異物除去装置24を組み込んだモデル平面図である。
【0032】
即ち、異物除去装置24は、セレクター14から空容器を、それぞれ所定位置(異物除去装置24、印刷機18)まで連続的に起立(立設)搬送する前側搬送手段(第一搬送手段)16aと後側搬送手段(第二搬送手段)16bとの間に配置されている。なお、前側搬送手段16aと後側搬送手段16bの各搬送ラインは、同一ライン上にはなく、平行な別ラインとなっている(図2参照)。空容器26を回転円盤36の周面32を搬送させて反転/起立搬送するためである。そして、前側搬送手段16aのラインから後側搬送手段16bのラインに移行させるために、前側搬送手段16aの後端部には、直線部Sに続いてライン移行路(斜め搬送路)となる屈曲部Bを備えている(図4・5参照)。
【0033】
図3〜5は、本実施形態の異物除去装置の構成を示し、図3は概略一部切り欠き正面図、図4は概略平面図、図5は概略右側面図である(作図等の都合上、各図は部分省略ないし整合しないところがある。)。
【0034】
第一搬送手段16aから送り込まれて来る空の成形容器(空容器)26を連続的に反転/起立させて第二搬送手段16bへ送り出す反転/起立搬送手段28と、反転状態の空容器26の内部に向かって流体を噴射する噴射ノズル(吹き込みノズル)52a、52b、52cを備えた流体噴射手段30とを備えている。そして、反転/起立搬送手段28が、周面が空容器送り面32とされた回転円盤36と、空容器送り面32の両側に配置され落下防止機能を備えたガイド部材(容器ガイド)38とを備えている。
【0035】
本装置を組み込む架台ケース72は側面形状U字形形状とされている。即ち、ベース部74と第一立設部76とで側面形状アングル型を構成する架台ケース本体78と、該架台ケース72のベース部74の上に第一立設部76と対面させて固定されている第二立設部80とからなる。
【0036】
ここで、反転/起立搬送手段28は、周面が送り面32とされ垂直面(図2における時計回り方向)駆動される回転円盤36と、送り面32の両側に配置された落下防止機能を備えたガイド部材(容器ガイド)38を備えている。
【0037】
ここで、回転円盤36の回転軸50は、第一立設部76及び第二立設部80の対向壁面内側に取り付けられた第一・第二ベアリング(軸受け)51、53により回転自在に支持され、該回転軸50は、第一立設部76の外方壁面外側に取り付けられた円盤用ギアドモータ(歯車付電動機)48の出力軸49と結合されて駆動回転されるようになっている。
【0038】
また、ガイド部材38は、外側が回転軸50にガイド板保持ベアリング39を介して結合させた円板34aと、内側が第一立設部の内側から延設されたブラケットに結合させた円環板34bとで本体を構成し、円板34a及び円環板34bの内側に、それぞれガイド滑り板40、40を貼り付けたものである(図6参照)。各ガイド滑り板40は、空容器26の落下防止機構を容器26の中間くびれ26aに係合する凸条40aを内側に備えている。なお、ガイド滑り板40、40の形成材料は、通常、滑り性の良好なふっ素樹脂、ポリアセタール等の硬質合成樹脂で形成するが、当然、金属等でプレス加工等により一体形成してもよい。
【0039】
ここでは、落下防止機能は、容器26と凸条40aによる係合手段によったが、これに限られることなく、磁石手段や真空吸着手段等によってもよい。
【0040】
そして、本実施形態では、前述の如く、前側搬送手段16a、後側搬送手段16bは、平行な別ラインとなっている(図2参照)。各搬送路31は、基本的には、図2のA−A断面の如く、チャンネル状の滑り搬送路31及びチャンネルの一側面を切り欠いて容器を側面駆動して搬送する搬送側面ベルト42、66、70とからなる。なお、滑り搬送路の両側壁内側には、前述と同様、ガイド滑り板40、40が貼着されている。
【0041】
そして、前側搬送手段16aは、直線部Sと下方さらには横方向(幅方向)へ屈曲する屈曲部Bとから、後側搬送手段16bは直線部Sのみからなる。なお、屈曲部Bは、後側搬送手段16b側に設けてもよい。
【0042】
したがって、前側搬送手段16aにおいては、第一搬送側面ベルト42と、屈曲部下方側に配設する第二搬送側面ベルト66を備えている。また、後側搬送手段16bは、直線部Sのみであるので第三搬送側面ベルト70のみである(図2参照)。なお、前側搬送手段16aの屈曲部Bの幅方向変更部は斜め下方へ傾斜する構成であるため、第二搬送側面ベルトは必然的ではない。
【0043】
なお、各搬送側面ベルト42、66、70は、各第一・第二・第三ベルト用ギアドモータ62、63(第三ベルト用ギアドモータは図示せず)に取り付けられた各第一・第二・第三原動プーリ44、64、69と各一対の前・後ローラ46、47(67、68)(92、93)とで三点支持されて構成されている。図例中、65はテンションローラである。
【0044】
なお、第一ベルト用ギアドモータ62は、架台ケース72の第一立設部76天井壁下側に取り付けられ、前・後従動ローラ46、47は、それぞれ、該天井壁から導入側方向に伸びる第一ブラケット82及び前後に伸びる第二ブラケット84に支持されている。
【0045】
また、第二ベルト用ギアドモータ63は、第一立設部76の内側壁に取り付けられた補助架台ケース86内側に取り付けられ、前・後従動ローラ67、68は、補助架台ケース86に支持されている。
【0046】
そして、流体噴射手段30は、本実施形態では、空容器が飲料を充填するものであり、エア噴射手段である。エア以外の、他の気体(例えば、窒素、アルゴン等の不活性ガス)であってもよく、さらには、水、超純水等の液体であってもよい。
【0047】
具体的には、エア噴射手段30は、工場共用コンプレッサ系統にて除菌して無菌であるエアを噴射可能にエア配管54が回転円盤36の下方直下に回りこんで形成され、略軸線位置とその手前約10°及び約35°位置に3本の噴射ノズル52a、52b、52cが形成されている。本実施形態では、必然的ではないが各噴射ノズル52a、52b、52cは、エア吸引ノズル58a、58b、58c内に臨んで形成されている。このエア吸引ノズル58a、58b、58cは、エア配管54を途中から内包して回転円盤36の下方直下に回り込んで形成された真空配管57に形成されている。真空配管57は、吸引用ブロア25に接続されている。なお、図例中56は、万一の大きな異物を受ける異物受けである。
【0048】
さらに、第一・第二噴射ノズル52a、52bの間には、空容器に対してイオン供給(コロナ放電による。)が可能な除電機(除電手段)60が配置されている。具体的には、キーエンス社から「超小型スポットタイプ高速除電器SJ−S」の商品名で製造販売されているI.C.C.方式の除電機を好適に使用できる。ここで「I.C.C.方式」とは、「Ion Current Control」の略で、対象物の帯電に応じてイオンバランスとイオン生成量をコントロールする方式をいう。その他DC方式(直流電圧を印加してコロナ放電を行なう方法)、 AC方式(交流電圧を印加してコロナ放電を行なう方法)等の除電機も勿論使用可能である。
【0049】
次に、本実施形態の使用態様について説明をする。
【0050】
まず、円盤用ギアドモータ48および第一・第二・第三ベルト用ギアドモータ62、63(第三ベルト用ギアドモータは図示せず)を起動させて、回転円盤36及び第一・第二・第三搬送側面ベルト42、66、70を駆動させる。当然、これらの搬送装置は、同期運転される。
【0051】
また、加圧エア配管のバルブを開とし、吸引用ブロア25を起動させるとともに除電機60の電源もオン状態とする。すると、各噴射ノズル52a、52b、52c及び吸引ノズル58a、58b、58cが作動状態となるとともに、除電機60も作動状態となる。
【0052】
この状態で、容器整立機14と容器貯蔵タンク12との間の容器輸送管22を導通状態とするとともに容器整立機14を起動させる。
【0053】
すると、容器貯蔵タンク12内の空容器は、重力の作用で輸送管22から容器整立機14へ送り込まれ、容器整立機14で起立状態となって、順次、前側搬送路へ送出されて来る。そして、第一搬送側面ベルト42により空容器26は起立状態を維持しながら前側搬送路16aの直線部Sを滑り屈曲部(ライン変更路)Bへ送り込まれる。そして、さらに屈曲部Bの下方ライン変更部で第二搬送側面ベルト66により回転円盤36の容器送り面32に強制送出される。
【0054】
そして、円盤36の回転により容器送り面32で強制搬送されながら、後側搬送路16bに送出される。そして、後側搬送路16bでも、第三搬送側面ベルト70により強制送出されて、印刷機18へ、さらには飲料充填装置20へ従来と同様にして搬送される。
【0055】
ここでは、連続搬送させる場合を例に採ったが、間欠搬送でもよい。例えば、整立された空容器相互のピッチ距離を移動(搬送)後、1〜2秒後保持して、再度、前記ピッチ距離を移動(搬送)することを繰り返す。
【0056】
上記において、空容器26内に万一異物が存在している場合、下記の如くに除去される。
【0057】
まず、空容器が反転状態となるため、大きな異物は、略反転状態となるときに落下する。
【0058】
そして、微小異物は、まず、第一噴射ノズル52aからエア噴射により空容器内から剥離落下する。これで、通常の空容器内の異物は除去される。
【0059】
さらに、静電付着している微小異物は、除電機60により除電され、第二噴射ノズル52bさらには第三噴射ノズル52cからの二度のエア噴射により確実に剥離落下する。
【0060】
なお、上記各空容器内から剥離落下した微小異物は、各噴射ノズル52a、52b、52cと同心的に配された吸引ノズル58a、58b、58c内により吸引されるため、微小異物が舞い上がって空容器内に再度侵入することがない。
【0061】
なお、図5に示す形状において、形状寸法が、高さh:約75mm、本体径D:約40mm、開口径d:約20mmのポリスチレン製容器について、本実施形態の異物除去装置を用いて異物除去を行なう場合の運転条件は、例えば、下記の如くになる。
【0062】
処理個数:36000個/h、噴射ノズル/容器開口間距離:約3cm、
噴射圧:約0.01Mpa、吸引ブロア馬力:1.5kW、除電機:「SJ−S020」
【0063】
上記実施形態以外であっても、 本発明の要旨を逸脱しなければ、 各個所に適宜設計変更を施すことができる。
【0064】
なお、上記異物除去以外にも、本発明の下記構成の反転搬送装置は、各種分野(乾燥・洗浄・塗装等各種処理)において使用の可能性が期待できる。
【0065】
「多数個の被搬送物を所定位置まで連続的に起立(立設)搬送する前側搬送手段(第一搬送手段)と後側搬送手段(第二搬送手段)との間に配置され、
前記第一搬送手段から送り込まれて来る被搬送物を連続的に反転/起立させて前記第二搬送手段へ送り出す装置であって、
前記反転/起立手段が、周面が前記空容器の送り面とされた回転円盤と、前記送り面の両側に配置され落下防止機能を備えたガイド部材とを備えていることを特徴とする。」
すなわち、 本発明の流体噴射手段等を設ける代わりに、 乾燥手段や、 洗浄手段、塗装手段等を設けるだけでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異物除去装置を適用可能な飲料充填用プラントのフローシート(流れ図)である。
【図2】本発明の異物除去装置を組み込んだ飲料充填用プラントの要部流れ図である。
【図3】本発明の異物除去装置の一実施形態を示す正面概略図である。
【図4】同じく平面概略図である。
【図5】同じく右側面概略図である。
【図6】本発明の異物除去装置に適用する空容器の全体図及びその落下防止機能を示すモデル図である。
【符号の説明】
16a :前側搬送手段
16b :後側搬送手段
24 :異物除去装置
26 :空容器
28 :反転/起立搬送手段
32 :容器送り面(回転円盤の周面)
34 :容器ガイド部材
36 :回転円盤
38 :容器ガイド部材
42 :第一搬送側面ベルト
52a、52b、52c :気体噴射口(エア噴射ノズル)
58a、58b、58c :真空吸引口(エア吸引ノズル)
60 :除電手段(除電機)
Claims (11)
- 多数個の空の成形容器(以下「空容器」という。)をそれぞれ所定位置まで連続的に起立(立設)搬送する前側搬送手段(第一搬送手段)と後側搬送手段(第二搬送手段)との間に配置される成形容器内異物除去装置であって、
前記第一搬送手段から送り込まれて来る前記空容器を連続的に反転/起立させて前記第二搬送手段へ送り出す反転/起立搬送手段と、反転状態の前記空容器の内部に向かって流体を噴射する噴射口又は噴射ノズルを備えた流体噴射手段とを備え、
前記反転/起立搬送手段が、周面が前記空容器の送り面とされた回転円盤と、前記送り面の両側に配置され落下防止機能を備えたガイド部材とを備えていることを特徴とする成形容器内異物除去装置。 - 前記空容器がプラスチック製であることを特徴とする請求項1記載の成形容器内異物除去装置。
- 前記流体噴射手段がエア噴射手段であることを特徴とする請求項1記載の成形容器内異物除去装置。
- 反転状態の前記空容器の内部に臨む吸引口又は吸引ノズルを備えた吸引手段をさらに備えていることを特徴とする請求項3記載の成形容器内異物除去装置。
- 前記流体噴射手段の噴射口又は噴射ノズルが前記吸引手段の吸引ノズル内に臨んで配置されていることを特徴とする請求項4記載の成形容器内異物除去装置。
- 前記エア噴射手段が、複数の噴射口又は噴射ノズルを備え、該複数の噴射口又は噴射ノズルの間に位置させて、前記空容器を除電可能に除電手段をさらに備えていることを特徴とする請求項4記載の成形容器内異物除去装置。
- 前記除電手段が、前記空容器に対してイオン供給が可能な除電機であることを特徴とする請求項6記載の成形容器内異物除去装置。
- 前記空容器が、飲食物充填容器であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の成形容器内異物除去装置。
- 空容器が多数個投入された容器貯蔵タンクから送り込まれて来る前記空容器を起立状態で連続的に充填ステーションまで搬送するに際して、前記空容器内の異物を除去する方法であって、
前記搬送途中で、空容器を、両側に配置され落下防止機能を備えたガイド部材を備えた立設円周面に沿わせて搬送することにより反転/起立させるとともに、
該反転をさせた状態において、前記空容器の内部に向けて気体噴射することを特徴とする成形容器内の異物除去方法。 - 前記空容器がプラスチック製であり、前記気体噴射を複数回とし、該複数回の気体噴射の間で前記成形容器の除電を行うことを特徴とする請求項9記載の成形容器内の異物除去方法。
- 前記気体噴射と同時に気体噴射周囲部の吸引を行なうことを特徴とする請求項9記載の成形容器内の異物除去方法。
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