JP3576735B2 - 電力制御装置および方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力制御装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やレーザビームプリンタなど電子写真プロセスを利用した画像記録装置で熱定着を行う場合、複数のハロゲンランプ(ヒータ)に電力を供給する電力制御装置が知られている。
【0003】
このような電力制御装置は交流電源の電圧変動にかかわらずヒータの消費電力を常に一定にする定電圧出力回路を有しており、ヒータ表面温度のオーバシュートやリップルを防止する。
【0004】
また、画像記録装置と同一のコンセントから電力が供給される照明器具が存在する場合、電源インピーダンスによってはヒータのオンオフ時に電流の急激な増減により照明器具がちらつく等のフリッカ現象を生じるので、従来の電力制御装置では、所定の時定数でもって徐々に定電圧出力回路の出力電圧を上げたり下げたりすることによりヒータのオンオフ時に電流の急激な増減を無くしてフリッカ現象を防止していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電力制御装置では、1つの定電圧出力回路に複数のヒータが接続されるので、複数のヒータが全てオフ状態からその一部もしくは全てをオンにする時、あるいは一部もしくは全てのヒータがオン状態から全てをオフにする時、定電圧出力回路の出力電圧を所定の時定数でもって徐々に上げたり下げたりすることにより電流の急激な増減を無くすことができるが、一部のヒータがオン状態にある場合に別のヒータをオンにする時や、オン状態にある複数のヒータの一部をオフする時などでは定電圧出力回路が既に出力している状態で新たにヒータを定電圧出力回路に接続したり遮断することとなるので、この時には急激な電流の増減が発生してフリッカ現象を生じてしまうという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は一部の通電対象がオン状態にありさらに別の通電対象をオンにする時や、オン状態にある複数の通電対象の一部をオフする時などでも電流の急激な増減を抑制できる電力制御装置および方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の電力制御装置は、複数の通電対象に電力を供給する電力供給手段と、該電力供給手段および前記各通電対象間にそれぞれ設けられ、該電力供給手段および前記通電対象間を接続あるいは遮断に切り替える複数のスイッチング手段とを備えた電力制御装置において、前記複数のスイッチング手段により前記電力供給手段および前記複数の通電対象間の少なくとも1つが接続あるいは遮断に切り替えられる前、該電力供給手段の出力電圧を所定の立ち下がり時定数で所定値以下に降下させる電圧降下手段と、前記複数のスイッチング手段により前記電力供給手段および前記複数の通電対象間の少なくとも1つが接続あるいは遮断に切り替えられた後、前記電力供給手段から電力供給すべき前記通電対象がある場合、該電力供給手段の出力電圧を所定の立ち上がり時定数で復帰させる電圧復帰手段とを備えたことを特徴とす
【0009】
請求項に記載の電力制御装置では、請求項1に係る電力制御装置において前記電力供給手段は定電圧出力回路であり、一定電圧を前記通電対象に印加することを特徴とする。
【0010】
請求項に記載の電力制御装置は、請求項に係る電力制御装置において前記立ち下がり時定数および/または前記立ち上がり時定数を前記電力供給手段および前記複数の通電対象間の接続状態に応じて変更する時定数変更手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項に記載の電力制御装置は、請求項1に係る電力制御装置において前記複数のスイッチング手段により前記電力供給手段および前記複数の通電対象間が全て遮断されている場合、前記電力供給手段の出力電圧を所定値以下に設定することを特徴とする。
【0012】
請求項に記載の電力制御装置では、請求項1に係る電力制御装置において、前記通電対象はヒータであることを特徴とする。
【0013】
請求項に記載の電力制御方法は、複数の通電対象に電力供給回路から電力を供給する際、電力供給回路および各通電対象間にそれぞれ設けられた複数のスイッチング回路により該電力供給回路および前記各通電対象間を接続あるいは遮断に切り替える電力制御方法において、前記複数のスイッチング回路により前記電力供給回路および前記複数の通電対象間の少なくとも1つが接続あるいは遮断に切り替えられる前、該電力供給回路の出力電圧を所定の立ち下がり時定数で所定値以下に降下させる工程と、前記複数のスイッチング回路により前記電力供給回路および前記複数の通電対象間の少なくともに1つが接続あるいは遮断に切り替えられた後、前記電力供給手段から電力供給すべき前記通電対象がある場合、該電力供給回路の出力電圧を所定の立ち上がり時定数で復帰させる工程とを有することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の電力制御装置および方法の実施の形態について説明する。本実施の形態における電力制御装置は複写機やレーザビームプリンタなど電子写真プロセスを利用した画像記録装置内の熱定着部に適用されるヒータ制御装置である。
【0016】
[第1の実施の形態]
図1は実施の形態におけるヒータ制御装置の構成を示す回路図である。図において、1および2は加熱用のハロゲンランプ(ヒータ)であり、定電圧出力回路3およびスイッチング素子(FET)4、5に接続されている。FET4、5が導通状態になり定電圧出力回路3からヒータ1、2に電力供給が行われると、各ハロゲンランプ1、2は発光する。
【0017】
FET4、5のゲートにはそれぞれフォトカップラPC2、PC3のフォトトランジスタ6a、7aとプルアップ抵抗8、9が接続されている。フォトカップラPC2、PC3のフォトダイオード6b、7bのアノードは抵抗10、11を介して+5V電源に接続され、カソードはトランジスタ12、13のコレクタに接続されている。
【0018】
一方、トランジスタ12、13のベースは抵抗15、16を介してマイクロプロセッサ(MPU)14のディジタル出力ポートP2、P3に接続されており、MPU14はタイマ、ROM、RAM、各入出力ポート(図示せず)などを有し、後述する処理手順にしたがってヒータ1、2の点灯制御を行う。つまり、MPU14の出力ポートをLレベルにすることによってトランジスタ12、13をオフにし、フォトダイオード6b、7bをオフにする。これにより、FET4、5のゲート電位が上がりFET4、5が導通してヒータ1、2が定電圧出力回路3に接続されると、ハロゲンランプ1、2が発光する。
【0019】
定電圧出力回路3はチョッピング用FET17、インダクタ18、スナバ用ダイオード19を有し、降圧型のDC/DCコンバータを形成する。20はコントロールIC(本実施形態ではUNITRODE社のUC3854を使用)であり、電圧検知回路21で出力電圧を検出し、電流検出抵抗22で出力電流を検出し、抵抗23およびコンデンサ24により入力実行値電圧を検出し、抵抗25、26により入力電圧波形をそれぞれ検出して出力電圧を一定にする。また、コントロールIC20は出力電流波形が入力電圧波形と相似波形になるように約100KHzでオンオフしているチョッピングFET17のオンデューティを制御する。
【0020】
MPU14はディジタル出力ポートP1をHレベルにすることによって抵抗27を介してトランジスタ28をオンにし、プルアップ抵抗29を介して+5V電源に接続されたフォトカップラPC1のフォトダイオード30bをオンにする。これによりフォトトランジスタ30aがオンし、抵抗31を介してトランジスタ32がオフすると、電源電圧Vccが抵抗33を介してコントロールIC20のイネーブル端子ENAに入力されてコントロールIC20が作動し、定電圧出力制御を開始する。
【0021】
コントロールIC20が作動すると同時に抵抗34を介してトランジスタ35がオフになると、コントロールIC20のソフトスタート端子SSに接続されているコンデンサ36がソフトスタート端子SSからの供給電流により充電され、ソフトスタート端子SSの電位が徐々に上昇し、定電圧出力回路3の出力電圧Voutが時定数Trで上昇する。時定数Trはコンデンサ36の容量値を変更することにより調節される。
【0022】
一方、コントロールIC20が作動しない場合、トランジスタ35がオンになるので、コンデンサ36に充電されていた電荷が抵抗37を介して放電されるとソフトスタート端子SSの電位が徐々に下がり、定電圧出力回路3の出力電圧が時定数Tfで下降する。本実施形態では時定数Tfは時定数rと同一の値に設定されているが、別の値になるように設定してもよい。
【0023】
ここで、トランジスタ32のベースに接続されているコンデンサ38はフォトカップラPC1のフォトトランジスタ30aのオンオフ時、ソフトスタート制御用トランジスタ35に対してイネーブル制御用トランジスタ32が所定の遅延時間でオンオフされるようにするためのものである。抵抗39はトランジスタ32、35をオンにするためのプルアップ抵抗である。
【0024】
定電圧出力回路3はダイオードブリッジ40およびノイズフィルタ(NF)41を介して商用電源42に接続されている。また、MPU14は温度検知素子であるサーミスタ43および抵抗44によって熱定着部の温度を検出し、検出された熱定着部の温度にしたがって定電圧出力回路3のオンオフおよび各ヒータ1、2を接続/遮断することにより熱定着部の温度が目標値となるように制御する。
【0025】
図2はヒータのオンオフ時における各部の信号波形を示すタイミングチャートである。同図はヒータ1、2が共にオフ状態からヒータ1をオンにし、続いてヒータ2をオンにし、そして、ヒータ1だけをオフにし、続いてヒータ2をオフにする場合の定電圧出力回路3の出力電圧Vout、商用電源42からの入力電流Iinを示す。まず、ヒータ1、2が共にオフ状態からヒータ1をオンにする場合、定電圧出力制御を開始する前に(図2参照)もしくは定電圧出力制御を開始すると同時にヒータ1をオンに(接続)する。
【0026】
定電圧出力回路3の出力電圧Voutは定電圧出力制御が開始されてからスロースタート機能により時定数Trで立ち上がるので、入力電流Iinが徐々に増加する。続いてヒータ2をオンにする場合、一旦、定電圧出力制御を停止し、定電圧出力回路3の出力電圧Voutをスローダウン機能により時定数Tfで立ち下げた後、ヒータ2をオンに(接続)する。ここで、ヒータ2を接続するタイミングは定電圧出力制御の信号がオフしてから出力電圧Voutがオフするまでの時間Tfが経過した時間Toff(Toff>Tf)後に行う。そして、再び定電圧出力制御を開始する。
【0027】
ヒータ1だけをオンにした場合と同様に定電圧出力回路3の出力電圧Voutは定電圧出力制御を開始してからスロースタート機能により時定数Trで立ち上がるので、入力電流Iinも徐々に増加する。また、ヒータ1だけをオフにする場合、一旦、定電圧出力制御を停止し、定電圧出力回路3の出力を時定数Tfで立ち下げた後、ヒータ1を遮断し、再び定電圧出力制御を開始する。さらに、ヒータ2をオフにする場合、同様に定電圧出力制御を停止した後にヒータ2を遮断する。
【0028】
図3はMPU14によって実行されるヒータ制御処理手順を示すフローチャートである。まず、サーミスタ43によって検出される熱定着部の温度などにより各ヒータ1、2の点灯状態を変化させるべきか否かを判別し(ステップS101)、変化させる場合、現在の定電圧出力回路3が一定電圧を出力中であるか否かを確認する(ステップS102)。一定電圧を出力して点灯中である場合、出力ポートP1をLレベルに設定して定電圧出力回路3をオフにし(ステップS103)、定電圧出力回路3が完全にオフになるまでの時間Toff待機する(ステップS104)。
【0029】
定電圧出力が完全にオフになると、各ヒータ1、2のオンオフ制御にしたがって出力ポートP2、P3をLレベルあるいはHレベルに設定してヒータ1、2と定電圧出力回路3との接続あるいは遮断を行う(ステップS105〜S110)。
【0030】
ヒータ1、2が共に遮断されているか否かを判別し(ステップS111)、共に遮断されている場合終了し、一方でも接続されている場合、定電圧出力を開始する(ステップS112)。一方、ステップS102で一定電圧を出力していない場合、そのままステップS105の処理に移行する。また、ステップS101でヒータ点灯状態を変化させない場合、そのまま処理を終了する。
【0031】
このように、ヒータ1、2と定電圧出力回路3との接続、遮断を切り替える際、定電圧出力回路3の出力電圧を常に一旦、所定値以下にしてから切り替えることにより、一部のヒータがオン状態にあってさらに別のヒータをオンする時や、オン状態にある複数のヒータの一部をオフする時などでも電流の急激な増減を無くすことができ、同一のコンセントに照明器具などが接続されている場合にそのフリッカ現象を防止できる。
【0032】
尚、本実施の形態では、出力電圧Voutが完全にオフになる時間Toffが経過してからヒータ1、2をオンオフさせていたが、時間を計測する代わりに出力電圧Voutを直接検出し、検出された電圧が所定電圧以下になった時点でヒータをオンオフさせてもよい。
【0033】
[第2の実施の形態]
図4は第2の実施の形態におけるヒータ制御装置の構成を示す回路図である。前記第1の実施形態と同一の構成要素については同一の番号を付してその説明を省略する。本実施形態のヒータ制御装置は、前記第1の実施形態と異なり定電圧出力の立ち上がり立ち下がり時定数を可変にするためにコントロールIC20のソフトスタート端子SSにコンデンサ50およびフォトカップラPC4を直列に設け、フォトカップラPC4のフォトダイオード51bを発光させてフォトトランジスタ51aをオンにすることによりコンデンサ36およびコンデンサ50をソフトスタート端子SSに並列に接続する。この結果、ソフトスタート端子SSに接続され、ソフトスタート端子SSから電流供給されるコンデンサの合成容量が大きくなり、定電圧出力の立ち上がり立ち下がり時定数が大きくなる(Tr1<Tr2、Tf1<Tf2)。
【0034】
図5は各ヒータのオンオフ時における各部の信号波形を示すタイミングチャートである。同図は前述の図2の場合と同様にヒータ1、2が共にオフ状態からヒータ1をオンにし、続いてヒータ2をオンにし、さらにヒータ1だけをオフにし、続いてヒータ2をオフにする場合の定電圧出力回路3の出力電圧Vout、商用電源42からの入力電流Iinを示す。
【0035】
このヒータ制御装置は、ヒータ1、2のいずれか一方だけをオンオフする場合、立ち上がり立ち下がりの時定数をSHORTモードに設定して定電圧出力回路3のオンオフを迅速に行う。一方、ヒータ1、2を共にオンオフする場合、立ち上がり立ち下がり時定数をLONGモードに設定し、入力電流Iinの急激な変化を抑える。ここで、ヒータ1、2の接続、遮断を行うタイミングは立ち上がり立ち下がりの時定数に合わせて切り替えられ、SHORTモード時にはToff1(Toff1>Tf1)、LONGモード時にはToff2(Toff2>Tf2)に設定されている。
【0036】
図6はMPU14によって実行されるヒータ制御処理手順を示すフローチャートである。前記第1の実施形態の図3と同一の処理については同一のステップ番号を付してその説明を省略する。
【0037】
まず、サーミスタ43によって検出される熱定着部の温度などによりヒータ点灯状態を変化させる場合、定電圧出力回路3が一定電圧を出力中であるか否かを判別し(ステップS101、S102)、一定電圧を出力中である場合、ヒータの点灯状態を確認する(ステップS201)。
【0038】
ヒータ1、2共に点灯中である場合、LONGモードの時定数Tf2に設定し(ステップS202)、ヒータ1、2のいずれか一方だけが点灯中である場合、SHORTモードの時定数Tf1に設定した後(ステップS205)、定電圧出力回路3をオフにする(ステップS203、S206)。そして、各モードに合わせた時間(LONGモードでToff2時間、SHORTモードでToff1時間)待機する。
【0039】
そして、ヒータ1、2の接続あるいは遮断を切り替えた後、ヒータ1、2が共に遮断されているか否かを判別し(ステップS111)、ヒータ1、2の少なくとも一方が接続されている時、ヒータ1、2の点灯状態を確認し(ステップS208)、ヒータ1、2を共に点灯する場合、LONGモードの時定数Tr2に設定し(ステップS209)、ヒータ1、2のいずれか一方だけを点灯する場合、SHORTモードの時定数Tr1に設定して(ステップS210)から定電圧出力を開始する(ステップS112)。
【0040】
このように、スローアップ、スローダウンの時定数を可変にし、定電圧出力回路3に接続されているヒータの状態に応じてスローアップ、スローダウンの時定数を切り替えることにより、ヒータ1、2が共に接続されている場合に時定数を長くすることで急激な電流の増減をより効果的に防止し、1つのヒータだけが定電圧出力回路3に接続されている場合に時定数を短くすることでヒータ1、2の接続あるいは遮断を迅速に行うことができる。
【0041】
尚、電流が流れやすいオン抵抗が小さいヒータの場合に時定数を長く設定し、電流がさほど流れないオン抵抗が大きいヒータの場合に時定数を短く設定しても同様の効果を挙げることができる。
【0042】
また、上記実施の形態では、2つのヒータが定電圧出力回路に接続されている場合について示したが、3つ以上であっても同様に適用でき、この場合オンオフするヒータの数に応じてLONGモード、SHORTモードの2種類の時定数のに限らず3種類以上の時定数を設定してもよい。
【0043】
さらに、通電対象としてのヒータにハロゲンランプに適用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、赤外線ヒータ、セラミックヒータなどに適用してもよい。また、ヒータ以外に表示器やモータなどの電子部品に適用してもよい。同様に、画像記録装置以外の電子機器に適用できることはいうまでもない。
【0044】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の電力制御装置によれば、一部の通電対象がオン状態にありさらに別の通電対象をオンにする時や、オン状態にある複数の通電対象の一部をオフにする時などでも電流の急激な増減を抑制することができ、例えば電力制御装置が搭載された画像記録装置と同一のコンセントに照明器具などが接続されている場合にそのフリッカ現象を防止できる。また、複数の通電対象が接続あるいは遮断に切り替えられた後の電流の急激な増減を抑制できる。
【0046】
請求項記載の電力制御装置によれば、前記電力供給手段は定電圧出力回路であり、一定電圧を前記通電対象に印加するので、出力電圧を所定電圧に降下あるいは復帰させるまでの時間を容易に設定することができる。
【0047】
請求項に記載の電力制御装置によれば、前記立ち下がり時定数および/または前記立ち上がり時定数を前記電力供給手段および前記複数の通電対象間の接続状態に応じて変更するので、例えば、複数の通電対象が接続されている場合や電流が多く流れるオン抵抗の小さな通電対象が接続されている場合に時定数を長くすることで急激な電流の増減をより効果的に防止し、1つの通電対象だけが接続されている場合や電流がさほど流れないオン抵抗の大きな通電対象が接続されている場合に時定数を短くすることで通電対象の接続あるいは遮断を迅速に行うことができる。
【0048】
請求項に記載の電力制御装置によれば、前記スイッチング手段により前記電力供給手段および前記通電対象間が全て遮断されている場合、前記電力供給手段の出力電圧を所定値以下に設定するので、不要な電力消費を抑えることができる。
【0049】
請求項に記載の電力制御装置によれば、前記通電対象はヒータであるので、電力量の多いヒータを制御する場合でも他の照明器具などにフリッカ現象を生じさせない。
【0050】
請求項に記載の電力制御方法によれば、一部の通電対象がオン状態にありさらに別の通電対象をオンにする時や、オン状態にある複数の通電対象の一部をオフにする時などでも電流の急激な増減を抑制することができる。また、複数の通電対象が接続あるいは遮断に切り替えられた後の電流の急激な増減を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるヒータ制御装置の構成を示す回路図である。
【図2】ヒータのオンオフ時における各部の信号波形を示すタイミングチャートである。
【図3】MPU14によって実行されるヒータ制御処理手順を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施の形態におけるヒータ制御装置の構成を示す回路図である。
【図5】各ヒータのオンオフ時における各部の信号波形を示すタイミングチャートである。
【図6】MPU14によって実行されるヒータ制御処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、2 ハロゲンランプ(ヒータ)
3 定電圧出力回路
4、5 FET
14 MPU
20 コントロールIC
36、50 コンデンサ
PC1、PC2、PC3、PC4 フォトカップラ

Claims (6)

  1. 複数の通電対象に電力を供給する電力供給手段と、
    該電力供給手段および前記各通電対象間にそれぞれ設けられ、該電力供給手段および前記通電対象間を接続あるいは遮断に切り替える複数のスイッチング手段とを備えた電力制御装置において、
    前記複数のスイッチング手段により前記電力供給手段および前記複数の通電対象間の少なくとも1つが接続あるいは遮断に切り替えられる前、該電力供給手段の出力電圧を所定の立ち下がり時定数で所定値以下に降下させる電圧降下手段と、
    前記複数のスイッチング手段により前記電力供給手段および前記複数の通電対象間の少なくとも1つが接続あるいは遮断に切り替えられた後、前記電力供給手段から電力供給すべき前記通電対象がある場合、該電力供給手段の出力電圧を所定の立ち上がり時定数で復帰させる電圧復帰手段とを備えたことを特徴とする電力制御装置。
  2. 前記電力供給手段は定電圧出力回路であり、一定電圧を前記通電対象に印加することを特徴とする請求項1記載の電力制御装置。
  3. 前記立ち下がり時定数および/または前記立ち上がり時定数を前記電力供給手段および前記複数の通電対象間の接続状態に応じて変更する時定数変更手段を備えたことを特徴とする請求項記載の電力制御装置。
  4. 前記複数のスイッチング手段により前記電力供給手段および前記複数の通電対象間が全て遮断されている場合、前記電力供給手段の出力電圧を所定値以下に設定することを特徴とする請求項1記載の電力制御装置。
  5. 前記通電対象はヒータであることを特徴とする請求項1記載の電力制御装置。
  6. 複数の通電対象に電力供給回路から電力を供給する際、電力供給回路および各通電対象間にそれぞれ設けられた複数のスイッチング回路により該電力供給回路および前記各通電対象間を接続あるいは遮断に切り替える電力制御方法において、
    前記複数のスイッチング回路により前記電力供給回路および前記複数の通電対象間の少なくとも1つが接続あるいは遮断に切り替えられる前、該電力供給回路の出力電圧を所定の立ち下がり時定数で所定値以下に降下させる工程と、
    前記複数のスイッチング回路により前記電力供給回路および前記複数の通電対象間の少なくともに1つが接続あるいは遮断に切り替えられた後、前記電力供給手段から電力供給すべき前記通電対象がある場合、該電力供給回路の出力電圧を所定の立ち上がり時定数で復帰させる工程とを有することを特徴とする電力制御方法。
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