JP3575532B2 - 間仕切の配線構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、間仕切の配線構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
間仕切にコード類を配線できるようにすることは従来から種々考えられており、上端部に配線用のダクトを設けてこれを天カバーで塞いだり、或いは、巾木で塞がれた下端部に配線用ダクトを設けたりすることは広く行われている。
【0003】
また、実公平8−100979号公報には、表裏パネルの間に空間が開いた中空状の間仕切において、その中途高さ位置の内部に、表裏パネルで挟まれた配線用ダクトを水平状に設けることが記載されている。
【0004】
また、実開平7−21825号公報には、間仕切の中途高さ位置に、水平状に延びる配線用収納部を形成し、この収納部の長手方向の側面を覆い、且つパネルと同じ平面状に配置したカバー体を着脱自在に構成することにより、この収納部から間仕切の表面にコード類を引き出すことを可能とする技術が開示されている。
【0005】
更に、実用新案登録第2747259号公報には、表裏パネルの間に空間を開けた中空状の間仕切において、その内部に配線スペース(ケーブルダクトスペース)を形成し、このケーブルダクトスペースをパネルで覆い、更に、パネルの下方に、ケーブル類(コード類)を引き出しできる隙間を設けることが記載されている。
【0006】
ところで、近年の間仕切は単に室を仕切る機能のみでなく、その前面に机天板を取付けるなど機能が向上しており、このため、間仕切の表面箇所からコード類を引き出しできることが要請されている。
【0007】
しかし、実公平8−10097号公報のように、パネルで隠れた内部に配線用ダクトを設けたものは、単に間仕切の内部を配線通路として利用できるに過ぎず、上記要請には応え難い問題があった。
【0008】
これに対して実開平7−21825号公報や実用新案登録第2747259号公報の場合は、コード類を間仕切の表面方向に引き出すことができるため、使い勝手を向上できるようになっている。
【0009】
他方、近年の自立型等の間仕切において、例えば、実公平4−11046号公報に開示されているように、採光のために透明もしくは半透明のガラス板や樹脂板を通常の不透明なパネルの代わりに嵌め入れたり、通気性を向上させるために、間仕切の一部に前記パネルを配置しない空間箇所を形成することが行われている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記通常のパネルを配置しない箇所であっても、間仕切内に挿通した配線用のコード類を前記机天板等の箇所に引き回す必要があるところ、特に前記採光性及び/または通気性のためにパネルを設けていない空間箇所では、挿通したコード類の途中部分が露出して外観が悪くなるという問題があった。
【0011】
本発明は、この問題を解消した間仕切における配線構造を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するめたの手段】
前記目的を達成するため請求項1に記載の発明の間仕切における配線構造は、間仕切の枠フレームを、左右一対の支柱部と、該左右支柱部の適宜高さ位置で横に連結する横桟とにより構成し、その少なくとも上下一対の横桟と前記左右一対の支柱部とで囲まれた区域を通風性もしくは透光性の空間となし、前記支柱部における前記空間寄りの一側面に上下長手の縦カバー体を着脱可能に装着することにより、前記支柱部の前記一側面と前記縦カバー体とで囲まれた空所を、前記空間に対して区画された配線空間に形成し、前記上下両横桟のうち前記配線空間に臨む箇所には、コード類が通るコード挿通孔を穿設したものである。
【0013】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の間仕切の配線構造において、前記縦カバー体はその横断面が一側開放状の溝型断面に形成され、且つ縦カバー体の一対の開放縁片はそれ自体の弾性により、前記支柱部の対向する一対の側面を挟持できるように構成されているものである。
【0014】
そして、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の間仕切の配線構造において、前記縦カバー体の内面には、前記支柱部の一対の側面に摺接するスライダを設けたものである。
【0015】
【発明の実施形態】
次に、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。図1は間仕切の全体斜視図、図2は間仕切の枠体の上半部の一部切欠き斜視図、図3は間仕切の枠体の下半部の正面図、図4は縦方向の配線構造の要部縦断面図である。間仕切は複数のユニット1を平面視直線状やT字状等に接続して成っており、図1では、3つ以上のユニット1で囲われた空間に机天板2を配置し、該机天板2はユニット1を構成する枠フレーム3に着脱自在に突設した図示しないブラケットにて支持されている。
【0016】
図2は各ユニット1を構成する枠フレーム3の概略斜視図であり、金属製の枠フレーム3は主としてメインフレーム4からなり、その上面に積上げ式フレーム5を所望により接合してもよい。両フレーム4,5とも左右一対の中空状断面の縦長の支柱部6と横長の横長連結部材7とを備えており、メインフレーム4は支柱部6の上下を横長連結部材7,7にて連結しているが、積上げ式フレーム5では、支柱部6の上部だけが横長連結部材7で連結されている。
【0017】
積上げ式フレーム5における左右一対の支柱部6の下端にガイド片8を下向き突設し、これを、メインフレーム4における支柱部6の縦溝9に嵌め入れ、その状態で、メインフレーム4の横長連結部材7と積上げ式フレーム5の支柱部6とを取付け金具10及びねじ11で締結している。左右に隣合ったフレーム4、5の支柱部6は図示しない金具で一体に連結されている。
【0018】
各支柱部6には、棚板(図示せず)を支持するブラケット(図示せず)や机天板2を支持するブラケットを取付けるための溝孔12が上下方向に沿って多数形成されている。また、メインフレーム4や積上げ式フレーム5の前後面を覆うためのパネル14等を取付けるための係合孔13も適宜個数形成されている。
【0019】
次に、図3〜図8を参照しながら、枠フレーム3としてのメインフレーム4における縦方向の配線構造について説明する。メインフレーム4における左右一対の支柱部6、6の高さ方向中途部には、図3及び図6に示すような断面C型チャネル状の上下の横桟15、15を連結金具16等を介して連結する。連結金具16は、支柱部6の側面に穿設された前記係合孔13に基端を嵌合して吊懸してその下端に屈曲形成された突出部16aを有する。横桟15の水平板15aの左右両端部には支柱部6の前後側面を囲むことができる切欠き部17が形成され、該切欠き部17に続いて、上下方向に貫通するコード挿通孔19が平面視で略半円状に切欠き穿設されている(図4、図5及び図6で一方のみ示す)。そして、該コード挿通孔19の縁には垂直方向に屈曲させた平面視円弧状の規制片20を備えている。
【0020】
従って、正面視矩形枠状のメインフレーム4の適宜高さ位置に、左右一対の支柱部6、6の間に上下の横桟15、15を差し込んで、連結金具16、16を介して接合できる。この左右一対の支柱部6、6と上下の横桟15、15とで囲まれた正面視矩形状の区域は、上述の通常のパネル14を装着せず、間仕切の前後に貫通する空間21とする。例えば、机天板2より下方に前記空間21を形成して、机天板2の前に座る人の足元の通気性及び採光性を良好とするものである(図1参照)。
【0021】
図3において、下側の横桟15より下方には、巾木22を支柱部6、6の前後面に着脱自在に取付けてあり、二重床23等から電源用や配線用のコード類24を引き出し、支柱部6の一側(前記空間21に対面する側)に沿って上方に延ばし、下方の横桟15のコード挿通孔19及び上方の横桟15のコード挿通孔19を経てその上方のコード受け樋25の端部等に導き、該コード受け樋25の長手方向の外側面側に配置された回動カバー体26の切欠溝27から間仕切の前面もしくは後面等にコード類24を引き出すことができるようにする。その場合、前記上下横桟15、15の間の空間21の箇所でコード類24の中途部が外部から見えないようにするための縦樋状(一側開放状の溝型断面)の縦カバー体29を前記支柱部6の側面に弾性的に被嵌装着して取付けるのである(図3及び図6参照)。
【0022】
縦カバー体29は、金属板をプレス等にて湾曲成形したもので、前記コード挿通孔19を隠し、且つ前記規制片20の外面に沿うことができるように、断面中央部位は略半円状に形成され、その開放縁片である両側片29a,29aは、支柱部6の前後外面に当接する断面コ字型に屈曲形成されている。この縦カバー体29は、自由状態において、その一対の両側片29a,29aの内側間の寸法を、前記支柱部6の前後側面間の距離より若干小さくなるように形成し、該縦カバー体29自体の弾性力に抗して前記一対の両側片29a,29aの自由端間の距離を若干広げた状態で支柱部6の前後外面に嵌め入れて挟持するのである。なお、前記一対の両側片29a,29aの内面には、図7、図8(a)及び図8(b)に示すような摩擦係数の小さい材料(例えば、フッ素樹脂材)からなる上下一対のスライダ30を固着し、支柱部6と縦カバー体29との金属片同士の接触を防止し、スライダ30における当接片30aが摺接可能となるように構成している。
【0023】
上記の構成により、前記巾木22及び縦カバー体29を外した状態で、コード類24をユニット1の厚さ内にて下の横桟15の端部のコード挿通孔19を介して上方に引き出し、支柱部6に沿わせて上方の横桟15のコード挿通孔19から上に導いた後、前記空間21の箇所で支柱部6の側面を覆うように縦カバー体29を被嵌装着する。これにより、支柱部6と縦カバー体29とで囲まれた縦方向の空所は、前記空間21に対して区画されたコード類24の配線空間となり、且つ外部からコード類24が見えないようにすることができ、外観が向上するのである。縦カバー体29自体の弾性変形力により、溝型断面状の縦カバー体29の一対の側片29a,29aで支柱部を両外側から挟持できるから、当該縦カバー体29の着脱作業が至極簡単にできるという効果を奏する。従って、縦カバー体29の材料を合成樹脂材にて形成しても良い。
【0024】
また、前記縦カバー体29の一対の両側片29a,29aの内面にスライダ30を設けることにより、縦カバー体29の着脱作業時に、異音が発生するのを防止することができ、且つ支柱部6の表面を傷つけないようにすることができる。
【0025】
次に、図3、図9〜図12を参照しながら、前記空間21より上方に配置する配線ダクト装置の構成について説明する。合成樹脂材もしくはアルミ金属の押出成形等にて形成された断面上向き開放樋状であって、ユニット1の左右の支柱部6、6の間に配置すべき長手のコード受け樋25は、前記間仕切のユニット1における上側(積み上げ式)のフレーム5の上横桟7の下方等に二段等の多段に吊懸配置されるものである。
【0026】
各コード受け樋25は底板25aと該底板25aの前後から上向きに伸びる前後壁板25b,25bとからなる上向きコ字型断面形状に形成されている。
【0027】
下端(ボルト頭)を最下段のコード受け樋25の底板25aに落下不能に支持させ上向きに貫通突出させた吊りボルト35の上端を、下向きフック部36bを有する取付け金具36の下片36aに螺着させる。前記左右一対の取付け金具36、36をフレーム5等における断面四角筒状の横長連結部材7に取付けするには、図9及び図12に示すように、前記各下向きフック部36bを横長連結部材7に外周から係合する一方、下片36aから上向きに螺合させた押しボルト37にて前記横長連結部材7の下面に挟みつけて固定すれば良い。押しボルト37にて横桟7の下面に押しつけすることにより、取付け金具36は位置は横ずれしないし、前記横桟7から外れないのである。前記横長連結部材7が存在しない中途高さ位置で、左右の支柱部6、6の内側に取付けするときは(図3参照)、各支柱部6に固定した仲介金具38に取付け金具36を固定すれば良い。
【0028】
前記吊りボルト35に被嵌したスペーサ筒39の上端にて上側のコード受け樋25の底板25aを落下不能に支持し、且つ上下のコード受け樋25,25の上下間隔を保持させるものであり、前記吊りボルト35と取付け金具36とを予めコード受け樋25の長手方向の少なくとも2カ所に配置することにより、ユニット1のフレーム4、5の間口方向から装着できるようになる。なお、そのためには、各コード受け樋25の長さをフレーム4(5)における左右の支柱部6,6の配置間隔より短く形成しておくことが望ましい。
【0029】
前記各コード受け樋25の長手方向の側面(前後面)の外側に配置して、ユニット1の外から見えないように、前記間口方向に沿って長手に配置するフラップ扉26は、コード受け樋25の前後壁板25bの外側に対して上下回動可能で、且つ着脱可能に装着されるものである。
【0030】
即ち、本実施形態におけるコード受け樋25の前後壁板25bの外側には、図9、図11及び図12に示すように、ABS樹脂等の合成樹脂製もしくはアルミ押出材等からなるフラップ扉26の基部を起伏回動可能且つコード受け樋25の外面に対して交叉する方向から着脱自在な装着部としての雄型係合部40が上下適宜間隔にて複数箇所(実施例では上下二段)に形成されている。即ち、壁板25bの外側には、各雄型係合部40としての回動中心となる断面丸軸部40aが上向き突出するように設けられている。他方、合成樹脂材もしくはアルミ金属の押出成形等にて形成されたフラップ扉26の下端縁(基部)には、前記丸軸部40aに対して回動可能に被嵌する断面略半円状の雌型係合部41が形成されている。さらに、各フラップ扉26の内面には前記雌型係合部41より上位置に丸軸状の係止条42が一体的に形成されている。
【0031】
これらの雌型係合部41及び係止条42はフラップ扉26の全長にわたって一体的に形成され、雄型係合部40は、コード受け樋25の長手の全長にわたって一体的に形成されている。
【0032】
上記の構成により、図9における右側で示すように、フラップ扉26の大部分が鉛直状となるように閉じる位置から、図9における左側で示すフラップ扉26がコード受け樋25の壁板25bに対して略45度外向きに傾く姿勢まで回動でき、この傾き状態にてコード受け樋25の壁板25bの外側から雌型係合部41の下端開放部を雄型係合部40における丸軸部40aに上方から装着でき、逆に外すことができる。
【0033】
また、各コード受け樋25の壁板25bには前記雄型係合部40が上下に複数段に設けられているから、高い位置の雄型係合部40にフラップ扉26の基部の雌型係合部41を嵌合した場合には、当該フラップ扉26の上方の隙間の上下寸法を小さくできる一方、低い位置の雄型係合部40にフラップ扉26の基部の雌型係合部41を嵌合した場合には、前記横長の連続状の隙間の上下寸法を大きくできるのであり、上下の位置の装着部としての雄型係合部40に対するフラップ扉26基部の取付け位置代えにより、コード受け樋25から間仕切の前面方向に引き出すコード類Cの太さに応じた大きさの隙間を至極簡単に形成することができる。
【0034】
図9、図11及び図12はフラップ扉26をパネル14と平行状(鉛直状)に保持するための開閉保持部の構成を示す。合成樹脂製の端キャップ43は断面売り向き略U字状に一体成形され、コード受け樋25における前後両壁板25b,25bの長手方向の端面部を着脱可能に挟む複数の係止片44が設けられている。そして、前記係止片44の突出方向と直角方向に突出する二股状の嵌合溝45が上下複数高さ位置に設けられており、各嵌合溝45は鉛直状に立てたフラップ扉26における雌型係合部40の丸軸部40aを弾性的に係合するようになっている。
【0035】
なお、間仕切のユニット1の間口方向に長い偏平板状のフラップ扉26の長手方向の両側端に対して着脱可能なフラップキャップ47が取付けられている。即ち、フラップ扉26の上端には、その全長にわたって後ろ下向きコ字型の保護縁部48が形成され、フラップ扉26の下端(基部)には雌型係合部40が形成されており、各フラップキャップ47には、その基板49から横向きに突出してフラップ扉26の端部裏面を支持する支持板部50と、基板49から支持板部50の上方に横向きに突出してフラップ扉26の上縁側に位置する上保護板部51と、該上保護板部51から下向きに突設して前記フラップ扉26の保護縁部48を脱落不能に抱える係止フック52と、前記支持板部50の下部寄りに設けて雌型係合部40を表裏から抱持する抱持部53とにより構成されている。
【0036】
このように構成すると、フラップ扉26の左右両側端に装着したフラップキャップ47、47間の長さ(フラップ扉26の全長)がユニット1の左右両側の支柱部6,6までの間隔ひいてはパネル14の間口方向寸法とほぼ同じ長さになるように設定することができ、コード類Cの配線作業等のためにフラップ扉26を開いたとき、左右の支柱部6,6の箇所まで大きく露出させることができて、隣接ユニット1への配線作業が容易になる。そして、フラップキャップ47の高さ寸法をフラップ扉26の高さより高く形成しておけば、フラップ扉26を閉めたとき、当該フラップ扉26上方の空間68の上下寸法を大きくしながら左右の支柱部6,6の箇所を確実に覆い隠すことができて美観が向上する。さらに、前記フラップキャップ47を外すことにより、コード類Cを支柱部6の近接箇所からユニット1の前方に引き出すのに便利となる。
【0037】
上記各実施形態の場合、フラップ扉26は間仕切の表裏両面のうち片側だけに設けても良いし、両側に設けても良く、間仕切の使用形態に応じて選択したらよい。また、コード受け樋25やフラップ扉26の左右長さ(間仕切の間口方向に沿う長手さ)や上下高さ寸法も必要に応じて設定したら良い。また、コード受け樋25は、間仕切の間口方向の全長にわたって上下多段に設けても良いし、間仕切の間口方向の一部もしくは間仕切の高さ方向の一部だけに設けても良い。この実施形態のように回動自在に取付けると、開閉をワンタッチで行え、間仕切の間口方向からのコード類の配線作業が至極容易にできる利点がある。なお、蝶番を使用するなど、他の取付け形態でフラップ扉26を開閉自在としても良い。前記空間21の箇所を透明もしくは半透明のガラス板や樹脂板にて覆うようにしても良い。この場合は採光性のみ達成できる。
【0038】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、間仕切における配線構造は、間仕切の枠フレームを、左右一対の支柱部と、該左右支柱部の適宜高さ位置で横に連結する横桟とにより構成し、その少なくとも上下一対の横桟と前記左右一対の支柱部とで囲まれた区域を通風性もしくは透光性の空間となし、前記支柱部における前記空間寄りの一側面に上下長手の縦カバー体を着脱可能に装着することにより、前記支柱部の前記一側面と前記縦カバー体とで囲まれた空所を、前記空間に対して区画された配線空間に形成し、前記上下両横桟のうち前記配線空間に臨む箇所には、コード類が通るコード挿通孔を穿設したものである。
【0039】
このように構成すれば、縦カバー体を外した状態で、コード類を上下の横桟の端部のコード挿通孔を介して支柱部に沿わせて簡単に配線できる。そして、その後、前記空間の箇所で支柱部の側面を覆うように縦カバー体を被嵌装着すれば、支柱部と縦カバー体とで囲まれた縦方向の空所は、前記空間に対して区画されたコード類の配線空間となり、且つ外部からコード類が見えないようにすることができ、外観が向上するとともに、採光性及び/または通気性の優れた間仕切を提供することができるという効果を奏する。
【0040】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の間仕切の配線構造において、前記縦カバー体はその横断面が一側開放状の溝型断面に形成され、且つ縦カバー体の一対の開放縁片はそれ自体の弾性により、前記支柱部の対向する一対の側面を挟持できるように構成されているものである。
【0041】
この構成によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、縦カバー体自体の弾性変形力により、溝型断面状の縦カバー体の一対の開放縁片で支柱部を両外側から挟持できるから、当該縦カバー体の着脱作業が至極簡単にできるという効果を奏する。
【0042】
そして、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の間仕切の配線構造において、前記縦カバー体の内面には、前記支柱部の一対の側面に摺接するスライダを設けたものであるから、請求項1または請求項2に記載の発明のの効果に加えて、縦カバー体の着脱作業時に、異音が発生するのを防止することができ、且つ支柱部の表面を傷つけないようにすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】間仕切の斜視図である。
【図2】間仕切のフレームの一部切欠き斜視図である。
【図3】フレームの一部切欠き正面図である。
【図4】縦カバー体装着部の要部拡大断面図である。
【図5】図4のV−V線矢視断面図である。
【図6】下横桟の取付け状態を示す図である。
【図7】支柱部と縦カバー体との装着状態を示す断面図である。
【図8】(a)はスライダの側面図、(b)はスライダの平面図である。
【図9】コード受け樋及びフラップ扉の取付け構造を示す側断面図である。
【図10】フラップ扉とフラップキャップとの取付け状態を示す正面図である。
【図11】コード受け樋の取付け構造の一部切欠き正面図である。
【図12】図11のXII −XII 線矢視拡大図である。
【符号の説明】
1 間仕切のユニット
3 枠フレーム
4 下部フレーム
6 支柱部
7 横長連結部材
15 横桟
16 連結金具
19 コード挿通孔
21 空間
22 巾木
24 コード類
25 コード受け樋
26 フラップ扉
29 縦カバー体
29a 側片
30 スライダ
Claims (3)
- 間仕切の枠フレームを、左右一対の支柱部と、該左右支柱部の適宜高さ位置で横に連結する横桟とにより構成し、その少なくとも上下一対の横桟と前記左右一対の支柱部とで囲まれた区域を通風性もしくは透光性の空間となし、
前記支柱部における前記空間寄りの一側面に上下長手の縦カバー体を着脱可能に装着することにより、前記支柱部の前記一側面と前記縦カバー体とで囲まれた空所を、前記空間に対して区画された配線空間に形成し、
前記上下両横桟のうち前記配線空間に臨む箇所には、コード類が通るコード挿通孔を穿設したことを特徴とする間仕切の配線構造。 - 前記縦カバー体はその横断面が一側開放状の溝型断面に形成され、且つ縦カバー体の一対の開放縁片はそれ自体の弾性により、前記支柱部の対向する一対の側面を挟持できるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の間仕切の配線構造。
- 前記縦カバー体の内面には、前記支柱部の一対の側面に摺接するスライダを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の間仕切の配線構造。
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