JP3575361B2 - 液状商品供給装置 - Google Patents

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    • B67D1/1234Flow control, e.g. for controlling total amount or mixture ratio of liquids to be dispensed to determine the total amount
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  • Table Devices Or Equipment (AREA)
  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器が有するIDタグを利用して液状商品を供給する液状商品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、回転すし店においては、客が着座するテーブルの前面に給湯口を設け、客が湯のみ茶碗を差出して給湯口の下方に設けられたノブを押圧操作したときは、給湯口から湯のみ茶碗に湯を供給するようにしている。従って、湯のみ茶碗にお茶のパックを入れた状態で湯の供給を受けることにより、客はお茶を飲むことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成では、幼年者がノブを手で誤って押圧操作したときは、給湯口から吐出した湯が手にかかって火傷を負う危険性がある。また、耐熱性の低いガラスコップに湯を供給したときは、ガラスコップが破損する虞がある。
また、給湯口からは湯しか供給できないので、客が水を飲みたい場合は、給水機まで一々出向く必要があり、使い勝手が悪かった。
【0004】
一方、ファーストフード店においては、所定金額を支払った客に対してジュースを飲み放題とする店があるものの、ジュースの供給回数を制限して料金を安く設定した方が客にとっても店にとっても利便性がよい場合がある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、不必要に液状商品が供給されてしまうことを防止することができると共に、客の所望する種別の液状商品を供給することができ、さらには利便性を高めることができる液状商品供給装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、給液口の下方に容器を位置すると、容器が有するIDタグがアンテナ用コイルの通信領域に位置する。
【0007】
すると、ノブが操作されるので、給液弁が開放して液状商品を供給可能な状態となる。このとき、読取手段は、給液弁が開放したタイミングでIDタグからタグ情報を読取って制御弁を開放するので、給液口から液状商品を容器に確実に供給することができる。
【0008】
請求項の発明によれば、アンテナ用コイルは、供給口に中心軸が略一致するように設けられているので、アンテナ用コイルの通信領域に容器が精度よく位置し、アンテナ用コイルによりIDタグからのタグ情報の読取りを確実に行うことができる。
【0009】
請求項の発明によれば、容器を給液口の下方に位置させると、読取手段は、IDタグから液状商品の種別情報を読取る。すると、制御手段は、読取った種別情報に基づいて制御弁を開放するので、給液管を通じて給液口から所定の液状商品が供給される。これにより、容器を給液口の下方に位置させるだけで、所望の液状商品の供給を受けることができる。
【0010】
請求項の発明によれば、読取手段は、IDタグから液状商品の供給可能回数を読取ったときは、IDタグに記憶されている供給可能回数を1だけ減算する。そして、供給可能回数だけの液状商品の供給を受けることによりIDタグに記憶されている供給可能回数が零となったときは、制御手段は、制御弁に対する開放を中止する。これにより、液状商品の供給回数を制限することができる。
【0011】
請求項の発明によれば、アンテナ用コイルと読取手段とを接続するケーブルは導電性金属からなる給液管内に配設されているので、給液管が電磁シールドとして機能し、アンテナ用コイルと読取手段との間の通信がノイズの影響により支障を生じることを防止できる。
【0012】
請求項の発明によれば、読取手段は、所定のアンテナ用コイルにアクセスするときは、所定のアンテナ用コイルに対応して設けられた選択手段を選択する。このとき、選択手段は読取手段により選択された状態では、読取手段によるアンテナ用コイルに対するアクセスを許可するので、読取手段は所定のアンテナ用コイルにアクセスしてIDタグと通信することができる。従って、1つの読取手段により複数のアンテナ用コイルを管理することができるので、コストを低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明を回転すし店に適用した第1の実施の形態を図1乃至図5を参照して説明する。ここで、回転すし店とは、次のような販売システムの店である。図2はすしの販売システムを概略的に示している。この図2において、店内にはループ状のコンベア1が設けられ、そのコンベア1に沿ってテーブル2および客席3が設けられている。すしは皿4に載せられ、コンベア1によって客席3に沿って運ばれる。客は、コンベア1によって運ばれてくる皿4のうちから、好みのすしが載せられている皿4を取り、食べ終えた後の皿4は順にテーブル2上に重ね置いていく。店側では、すしをその売値に応じた色或いは模様の皿に載せるので、客は、重ね置いた皿4と枚数とから店に支払うべきおおよその金額を知ることができるようになっている。食事を終えた後は、店員によって皿の枚数が色或いは模様別に数えられ、店に支払うべき金額が決定される。
【0014】
ここで、テーブル2の前方には給湯口5が客席に対応して設けられており、湯のみを差出して給湯口5から湯の供給を受けることによりお茶を飲むことができるようになっている。
【0015】
図1は給湯口5に湯を供給するための給湯装置の側面を概略的に示している。この図1において、コンベア1を支持する支持体6の前面には給湯口(給液口に相当)5が設けられており、その給湯口5に給湯管(給液管に相当)7が連結されていると共に当該給湯管7に制御弁8が設けられている。この制御弁8は、リーダライタ(読取手段、制御手段に相当)9からの指令に応じて開放されるようになっており、その開放状態で給湯管7を通じて湯が給湯口5側に供給されるようになっている。
【0016】
一方、支持体6の前面において給湯口5の下方となる位置にはノブ10が設けられていると共に、給湯口5と制御弁8との間には給湯弁(給液弁に相当)11が設けられており、ノブ10が押圧された状態で給湯弁11が開放するようになっている。この給湯弁11には図示しない給液スイッチが設けられており、給湯弁11が開放した状態で給液スイッチがオンしてリーダライタ9にオン信号が与えられる。
【0017】
ここで、給湯口5にはアンテナ用コイル12が装着されている。このアンテナ用コイル12は、コイル12aを容器12bに収納してなり、その中心軸は給湯口5の中心軸に略一致している。また、アンテナ用コイル12はケーブル13を通じてリーダライタ9と接続されており、リーダライタ9から電力用信号が与えられた状態で高周波の電力用信号を送信する。この場合、アンテナ用コイル12とリーダライタ9とを接続するケーブル13は給湯管7内に配設されている。
【0018】
また、給湯口5から供給された湯を受けるための湯のみ茶碗(容器に相当)14の底面にはIDタグ15が装着されており、湯のみ茶碗14が給湯口5の下方に位置された状態でIDタグ15がアンテナ用コイル12の通信領域に位置するようになっている。
【0019】
図3はIDタグ15の電気的構成を概略的に示している。この図3において、このIDタグ15は、電波信号を送受信するためのアンテナ用コイル16と、共振コンデンサ17と、制御用IC18と、平滑部19とから構成され、共振コンデンサ17、制御用IC18および平滑部19はプリント配線基板20上に搭載されている。
【0020】
上記制御用IC18は、制御部としてのMPU(マイクロプロセッサユニット)21の他、整流部22、変復調部23、メモリ部24などを構成する半導体素子をワンチップ化したものである。また、平滑部19は、図示はしないが平滑コンデンサ、ツェナーダイオードなどを有している。
【0021】
そして、上記アンテナ用コイル16は、共振コンデンサ17と並列に接続されて共振回路25を構成し、リーダライタ9から所定の高周波数の電力用電波信号が送信されてくると、これを受信して整流部22に送信する。整流部22は、平滑部19と共に動作用電源回路を構成するもので、共振回路25から送信されてきた電力用電波信号を整流し、平滑部19により平滑化し且つ一定電圧の直流電力(動作用電力)にしてMPU21などに供給する。
【0022】
リーダライタ9から送信されてくるデータなどの信号は、電力用電波信号に重畳して送信されるようになっており、その信号は、変復調部23により復調されてMPU21に与えられる。MPU21は、メモリ部24が有するROMに記憶された動作プログラムに従って動作するもので、変復調部23から入力される信号に応じた処理を実行し、受信したデータをメモリ部24が有するEEPROMなどの消去可能な不揮発性メモリに書き込んだり、メモリ部24からデータを読み出して変復調部23により変調し、アンテナ用コイル16から電波信号として送信したりする。この場合、EEPROMには、図4に示すようにID番号及び給湯を許可していることを示すタグ情報が記憶されている。
【0023】
リーダライタ9は、IDタグ15との通信を行う際には、キャリア信号を変調して電力用電波信号としてアンテナ用コイル12から送信し、その後、送信すべきデータを電力用電波信号に重畳するように変調してアンテナ用コイル12に送信する。この場合、リーダライタ9は、IDタグ15からタグ情報を読取り、タグ情報が給湯を許可していることを示していたときは制御弁8を開放するようになっている。
【0024】
次に上記構成の作用について説明する。
図5はリーダライタ9の動作を示すフローチャートである。この図5において、リーダライタ9は、給湯弁11に設けられた給液スイッチがオンしたかを判断している(S101)。
【0025】
さて、客がお茶を飲むために、湯のみ茶碗14にお茶のパックを入れてノブ10を押圧すると、リーダライタ9は、給湯弁11が開放したことに応じてアンテナ用コイル12を通じて湯のみ茶碗14に装着されているIDタグ15からタグ情報の読取り動作を実行し(S102)、読取り可能かを判断する(S103)。この場合、IDタグ15から読取ったIDタグ情報は給湯を許可していることを示しているので(S103:YES)、制御弁8を開放する(S105)。このとき、給湯弁11はノブ10に対する押圧操作に応じて開放しているので、給湯口5から湯が湯のみ茶碗14に供給される。
【0026】
そして、湯のみ茶碗14に適量の湯が供給されると、客は、湯のみ茶碗14をノブ10から離すので、給湯弁11が閉鎖する。これにより、給湯が停止すると同時に、IDタグ15からの読取りが不可能となったことに応じて(S106:NO)、リーダライタ9は制御弁8を閉鎖する(S107)。従って、客は、湯のみ茶碗14のお茶を飲むことができる。
【0027】
ところで、幼年者がノブ10を手で誤って押圧操作したとき、或いは耐熱性の低いガラスコップでノブ10を押圧操作したときは、本実施の形態では、次のように給湯口5から湯が吐出してしまうことを防止するようにした。
【0028】
即ち、ノブ10が押圧操作されたときは、給液スイッチがオンするので、リーダライタ9はアンテナ用コイル12を通じてIDタグ15からタグ情報を読取ろうとする(S103)。
【0029】
しかしながら、IDタグ15は存在せず、IDタグ15からのタグ情報の読取りに失敗するので(S103:NO)、リーダライタ9は、制御弁8を開放することはなく、制御弁8の閉鎖状態が継続する。この結果、ノブ10の押圧操作に応じて給湯弁11が開放するにしても、制御弁8を通じた湯の供給が禁止されているので、給湯口5から湯が吐出してしまうことはない。
【0030】
このような本実施の形態によれば、給湯口5にアンテナ用コイル12を設け、ノブ10に対する操作に応じてアンテナ用コイル12を通じて湯のみ茶碗14に装着されたIDタグ15からタグ情報を読取り、給湯口5の下方に湯のみ茶碗14が存在することを確認した場合のみに給湯口5から給湯するようにしたので、湯のみ茶碗14以外でノブ10が押圧操作されるにしても、給湯口5から湯を吐出してしまうことはない。従って、ノブが操作されたときは給湯口から湯を吐出してしまう従来のものと違って、幼年者がノブ10を誤って押圧操作したり、耐熱性の低いガラスコップでノブ10を押圧操作した場合であっても、火傷を負ったり、ガラスコップが割れてしまうという不具合を防止できる。
【0031】
また、アンテナ用コイル12を給湯口5と略同一軸となるように配設したので、給湯口5の真下に位置する湯のみ茶碗14に装着されたIDタグ15からタグ情報を確実に読取ることができる。
【0032】
さらに、アンテナ用コイル12のケーブル13を給湯管7内に配線するようにしたので、給湯管7が電磁シールドとして機能するようになり、耐ノイズ性を高めることができる。
【0033】
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態を図6乃至図8を参照して説明するに、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略すると共に、同一ステップには同一ステップ番号を付し、異なる部分について説明する。この第2の実施の形態は、給湯口5から湯に加えて水を吐出するように構成されていることを特徴とする。
【0034】
給湯装置を概略的に示す図6において、給湯口5はに給湯管7に加えて給水管31が連結されており、その給水管31にリーダライタ9により開閉制御される制御弁32が設けられている。
【0035】
この実施の形態では、湯のみ茶碗14に加えて、図示しないガラスコップの底にもIDタグ15が装着されている。この場合、湯のみ茶碗14及びガラスコップに装着されたIDタグ15には、図7に示すようにID番号及び供給飲料の種別を示す種別情報が記憶されている。
【0036】
リーダライタ9は、給液スイッチがオンすることに応じてIDタグ15からタグ情報を読取ったときは、タグ情報に基づいて飲料の種別を判断し、判断した結果に応じて制御弁8,32の開閉を制御するようになっている。
【0037】
即ち、リーダライタ9の動作を示す図8において、客が湯のみ茶碗14でノブ10を押圧操作すると、リーダライタ9は、給液スイッチがオンするのに応じてアンテナ用コイル12を通じてIDタグ15からタグ情報を読取る。この場合、IDタグ15にはタグ情報として湯の供給を許可する情報が記憶されているので、リーダライタ9は、第1の実施の形態と同様に給湯管7に設けられている制御弁8を開放する(S101〜S107)。これにより、客は湯のみ茶碗14に湯の供給を受けてお茶を飲むことができる。
【0038】
また、客がガラスコップでノブ10を押圧操作することにより、IDタグ15からタグ情報として水の供給を許可する情報を読取ったときは(S201:YES)、タグ情報の読取り可能な期間だけ給水管31に設けられている制御弁32を開放する(S202〜S204)。これにより、客はガラスコップに水の供給を受けて飲むことができる。
【0039】
従って、客は、差出した容器の種別に応じて給湯口5から湯または水の供給を自動的に受けることができる。
【0040】
この第2の実施の形態によれば、給湯口5に給湯管7及び給水管31を連結し、客が差出した容器に装着されたIDタグ15に記憶されたタグ情報に基づいて所定の種別の飲料を自動的に供給するようにしたので、客は飲料の種別を選択することなく飲料の供給を受けることができ、使い勝手が優れている。
この場合、ノブ10を手で押圧操作しただけでは、給湯口5から飲料が供給されないのは第1の実施の形態と同様である。
【0041】
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施の形態を図9及び図10を参照して説明する。この第3の実施の形態は、1台のリーダライタ9で複数のアンテナ用コイル12を管理することを特徴とする。
【0042】
給湯装置を概略的に示す図9において、給湯口5と連結された給湯管7に設けられた各制御弁8はリーダライタ9と接続されている。ここで、図10に示すようにアンテナ用コイル12には選択装置(選択手段に相当)41が一体に設けられており、この選択装置41は、ケーブル13によりリーダライタ9とシリアル接続されている。また、この選択装置41は固有のアドレスを有しており、リーダライタ9から与えられたアドレスが自己の固有のアドレスと一致したときは、リーダライタ9によるアンテナ用コイル12に対するアクセスを許可するようになっている。
【0043】
リーダライタ9は、所定の選択装置41のアドレスを順に出力することにより当該選択装置41に対応して設けられたアンテナ用コイル12に対して順にアクセスするようになっている。
【0044】
この第3の実施の形態によれば、1台のリーダライタ9により複数のアンテナ用コイル12にアクセスしてIDタグ15からタグ情報を読取ることができるので、上記第1,第2の実施の形態のものに比較して、リーダライタ9を削減してコストの低減を図ることができる。
【0045】
また、各アンテナ用コイル12とはシリアル通信を行うようにしたので、給湯管7内に配設したケーブル13をシリアル接続することができ、各アンテナ用コイル12とパラレル通信を行う構成と比較して、アンテナ用コイル12の数が増加するにしても給湯管7内に配設するケーブル13の数が増加することはなく、給湯管7の給湯量が低下することはない。
【0046】
(第4の実施の形態)
次に本発明を飲料供給装置に適用した第4の実施の形態を図11及び図12を参照して説明する。この第4の実施の形態は、飲料の供給回数を制限したことを特徴とする。尚、本実施の形態の飲料供給装置は例えばファーストフード店に設置されるものであり、所定の飲料代金を支払った客は、自分用の特定の飲料容器を使用することにより飲料の提供を受けることができるシステムとなっている。尚、自分用の特定の飲料容器は、店に預けることが可能となっている。
【0047】
図11はIDタグに記憶されたタグ情報を示している。この図11において、IDタグ15には、ID番号、供給飲料の種別(牛乳かオレンジジュース)、供給可能回数及び有効期限が記憶されている。この場合、供給可能回数とは、客が飲料の供給を受けることができる回数であり、所定回数分の飲料の代金を支払った客が所望の飲料を所定回数(例えば10回)だけ飲むことができるようなシステムとなっている。
【0048】
リーダライタ9の動作を示す図12において、リーダライタ9は、IDタグ15からタグ情報を読取ったときは(S101〜S103)、タグ情報に基づいて供給可能回数が零でないことを確認してから(S301:YES)、飲料の種別を判断する(S302、S303)。このとき、飲料の種別がオレンジジュースであったときは(S303:YES)、オレンジジュース供給用の制御弁8を開放することによりオレンジジュースを供給する(S304)。このとき、リーダライタ9は、IDタグ15からのタグ情報の読取りができなくなって(S305:NO)、オレンジジュース供給用の制御弁8を閉鎖したときは(S306)、読取った供給可能回数から1を減算し(S307)、その値をIDタグ15に書込む(S308)。従って、客がオレンジジュースを2杯飲んだときは、IDタグ15には「8」が記憶されることになり、次の来店時には、オレンジジュースを8杯飲むことができる。
【0049】
そして、次に来店した客がオレンジジュースを合計10回飲んだときは、IDタグ15に記憶されている供給可能回数は零となるので、次の時点においてリーダライタ9がIDタグ15から読取った供給可能回数は零となり、リーダライタ9は、供給不可能であると判断し(S301:NO)、制御弁8を開放することはなく制御弁8の閉鎖状態が継続する。
【0050】
このような制御は牛乳においても同様に行われる(S309〜S313)。 従って、客が所定回数の飲料の供給を受けたときは、それ以上の飲料の供給を受けることはできなくなるので、客に対する飲料の供給回数を制限することができる。
尚、供給可能回数が零でない場合であっても、有効期限が過ぎた場合は、リーダライタ9は、制御弁8を開放することはない。
【0051】
この第4の実施の形態によれば、IDタグ15に飲料の供給可能回数を記憶し、その供給可能回数が零となったときは、飲料の供給を中止するようにしたので、客に対する飲料の供給回数を制限することができ、客のニーズに応じた種々のサービスを提供することができ、利便性を高めることができる。
【0052】
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
アンテナ用コイル12を給湯口5の下方に位置するテーブル2に設けるようにしてもよい。
ノブ10及び給湯弁11を省略し、リーダライタ9がIDタグ15から飲料の供給可能を示すタグ情報を読取ったときは、制御弁8を一定時間開放することにより一定量の飲料を供給するようにしてもよい。
供給する飲料の種別は、2種類に限定されることなく、3種類以上としてもよい。
また、家庭用の給湯機として応用しもよい。小さな子供が誤って給湯スイッチを操作しても、出湯を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における給湯装置を概略的に示す縦断面図
【図2】回転すしシステムの平面図
【図3】IDタグの電気的構成を示す概略図
【図4】IDタグに記憶されたタグ情報を示す図
【図5】リーダライタの動作を示すフローチャート
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す図1相当図
【図7】図4相当図
【図8】図5相当図
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す図1相当図
【図10】アンテナ用コイルを概略的に示す横断面図
【図11】本発明の第4の実施の形態を示す図4相当図
【図12】図5相当図
【符号の説明】
5は給湯口(給液口)、7は給湯管(給液管)、9はリーダライタ(読取手段、制御手段)、10はノブ、11は給湯弁(給液弁)、12はアンテナ用コイル、13はケーブル、14は湯のみ茶碗(容器)、15はIDタグ、31は給水管(給液管)、41は選択装置(選択手段)である。

Claims (8)

  1. 給液口と接続された給液管に設けられ、開放状態で液状商品を通過させる制御弁と、
    前記給液口の下方の所定位置に前記容器が位置された状態で操作されるノブと、
    このノブが操作された状態で前記給液口から前記液状商品を供給可能とする給液弁と、
    前記給液口の下方に通信領域を形成するように設けられたアンテナ用コイルと、
    IDタグを有した容器と、
    前記アンテナ用コイルを通じて前記給液弁が開放したタイミングで前記IDタグからタグ情報を読取る読取手段と、
    この読取手段が読取ったタグ情報に基づいて前記制御弁を開放する制御手段とを備えたことを特徴とする液状商品供給装置。
  2. 前記アンテナ用コイルは、前記給液口に中心軸が略一致するように設けられていることを特徴とする請求項1記載の液状商品供給装置。
  3. 前記給液口は、異なる液状商品を供給する複数の給液管が接続され、上記給液管に設けられた前記制御弁の開放に応じて所定の液状商品を供給可能に構成され、
    前記IDタグは、供給すべき液状商品の種別情報が記憶され、
    前記制御手段は、前記読取手段が前記IDタグから読取った種別情報に基づいて前記制御弁を開放することを特徴とする請求項または2記載の液状商品供給装置。
  4. 前記IDタグは液状商品の供給可能回数が記憶され、
    前記読取手段は、前記IDタグから供給可能回数を読取ったときは、前記IDタグに記憶されている供給可能回数を1だけ減算し、
    前記制御手段は、前記読取手段が前記IDタグから読取った供給可能回数が零となったときは前記制御弁に対する開放を中止することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の液状商品供給装置。
  5. 前記給液管は導電性金属からなり、
    前記アンテナ用コイルと前記読取手段とを接続するケーブルは前記給液管内に配設されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の液状商品供給装置。
  6. 前記アンテナ用コイルに対応して設けられ、前記読取手段により選択された状態で前記読取手段による前記アンテナ用コイルに対するアクセスを許可する選択手段を備え、
    前記読取手段は、所定のアンテナ用コイルにアクセスするときは当該アンテナ用コイルに対応して設けられた選択手段を選択した状態でアクセスすることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の液状商品供給装置。
  7. 前記液状商品として湯が設定されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の液状商品供給装置。
  8. 前記液状商品として湯及び水が設定されていることを特徴とする請求項3乃至6の何れか1項に記載の液状商品供給装置。
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