JP3575244B2 - 照明装置および投写型表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、均一照明光学系を備えた照明装置およびその照明装置を備えた投写型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶ライトバルブを用いて画像情報に対応した変調光束を形成して当該変調光束をスクリーン(投写面)上に拡大投写する構成の投写型表示装置が知られている。このような投写型表示装置には、光源からの光で変調手段である液晶ライトバルブの画像形成領域(被照明領域)を均一に照明するために、複数のレンズがマトリクス状に配列されたレンズ板を2枚備えた均一照明光学系が設けられたものがある。例えば、特開3−111806号公報や特開平5−346557号公報に開示されている。また、本出願人が先に出願したWO94/22042号公報にも開示されている。
【0003】
これらの公報に開示されている投写型表示装置においては、光源から出射された光束は、一枚目のレンズ板を構成するレンズにより複数の部分光束に分離され、2枚目のレンズ板を構成するレンズを介して液晶ライトバルブの画像形成領域に重畳される。
【0004】
図9には均一照明光学系を備えた投写型表示装置における従来構成の光学系を示してある。この図に示すように、投写型表示装置1000は、2枚のレンズ板16、17を備えた均一照明光学系15が組み込まれた照明装置10Aと、照明装置10Aからの出射光束Wを3色の色光束R、G、Bに分離する色分離光学系20と、色分離光学系によって分離された各色光束R、G、Bを画像情報に対応して変調する3枚の液晶ライトバルブ30R、30G、30Bと、これらの液晶ライトバルブ30R、30G、30Bを介して変調された後の各色光束を合成するダイクロイックプリズム40と、ダイクロイックプリズム40によって合成された光束を投写面100に拡大投写する投写光学系50を備えている。また、青色光束Bを対応する液晶ライトバルブ30Bに導くための導光系60を備えている。
【0005】
照明装置10Aは、その光出射方向と投写光学系50による投写光の方向とが一致するように装置内に組付けられ、照明装置内では、ランプユニット11と均一照明光学系15を構成する2枚のレンズ板16、17が直線状に配列されている。
【0006】
投写型表示装置1000では、照明装置10A、色分離光学系20等の各光学要素によって構成される光学系全体が略L字形状になっているので、図7中に斜線で表す部分200がデッドスペースとなってしまう。また、このために装置全体の重量バランスも悪い。
【0007】
ここで、図10に示すように、反射ミラー(反射手段)19を挟み、2枚のレンズ板16、17が直交するように照明装置10Aの光学系が構成された投写型表示装置1000Aにおいては、ランプユニット11の光出射方向と照明装置自体の光出射方向が直交している。また、この照明装置10Aは、ランプユニット11の光出射方向が投写光学系50による投写光の方向に対して直交するように配置されている。この構成の光学系では、反射ミラー19によって照明装置内の光路が折り曲げられ、照明装置10Aの背面側のデッドスペースが少なくなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図10に示す光学系を採用した場合においても、ランプユニット11の背面側の部分(図10中に斜線で表す部分)201には依然として広いデッドスペースができやすい。
【0009】
本発明の課題は、上記の点に鑑みて、投写型表示装置において、各光学要素によって構成される光学系を狭いスペース内にコンパクトに纏めることができる照明装置を提供することにある。また、この照明装置が組み込まれた投写型表示装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明の照明装置は、ランプユニットと、マトリクス状に配列された複数のレンズを備え、当該ランプユニットからの出射光束を複数の部分光束に分割する第1のレンズ板と、マトリクス状に配列された複数のレンズを備え、前記部分光束が集束する位置付近に配置された第2のレンズ板と、前記第2のレンズ板から出射された光を被照明領域に重畳する重畳手段と、前記第2のレンズ板と前記重畳手段との間に配置され、前記第2のレンズ板からの出射光を前記重畳手段に向けて反射する反射手段とを有する構成を採用している。
【0011】
本発明の照明装置では、2枚のレンズ板が共に反射手段の光路上流側(ランプユニット側)に配置され、第2のレンズ板から出射された部分光束は反射手段の光路下流側に配置された重畳手段によって被照明領域に重畳される。従って、照明装置から出射される照明光の重畳手段から被照明領域までの距離が短くなる。すなわち、照明装置の重畳手段から被照明領域までの重畳距離が、第1および第2のレンズ板からなる均一照明光学系のみを用いた場合における第2のレンズ板から被照明領域までの重畳距離に比べて短くなる。
【0012】
このため、本発明の照明装置を投写型表示装置に用いれば、照明装置から、その被照明領域であるライトバルブに到る光路の長さを短縮でき、照明装置以降の光学系(色分離光学系、導光系等)を狭いスペース内にコンパクトに配列できる。
【0013】
また、本発明の照明装置では、2枚のレンズ板が共に反射手段の光路上流側に配置されている。このため、ランプユニットから反射手段までの光路を一直線とした場合には、照明装置の当該光路方向の長さ寸法が大きくなってしまうが、例えば、図10に示したような投写型表示装置の照明装置として使用すれば、照明装置の背面側のデッドスペースを有効利用できるので、投写型表示装置自体が大型化することはない。
【0014】
さらに、本発明の照明装置では、反射手段による光の反射方向を変更するのみで、出射される照明光の方向を簡単に変更できる。このように簡単に照明光の出射方向を変更できるので、当該照明装置が組み込まれる投写型表示装置の各部品の配列に関する設計自由度が高まる。
【0015】
ここで、反射手段により光路をどの程度変更するかは、投写型表示装置の光学系やその他の機械部品等の配列関係に応じて設定すれば良い。例えば、図8に示した投写型表示装置に本発明を適用した照明装置を組み込む場合には、反射手段による光路変更を90度にすれば、照明装置を含めた光学系を最もコンパクトに纏めることができる。
【0016】
本発明の照明装置は、装置内で複数の色光に分離するタイプにも適用できる。すなわち、ランプユニットと、マトリクス状に配列された複数のレンズを備え、当該ランプユニットからの出射光束を複数の部分光束に分割する第1のレンズ板と、マトリクス状に配列された複数のレンズを備え、前記部分光束が集光する位置付近に配置された第2のレンズ板と、前記第2のレンズ板から出射された光を集光する集光手段と、前記第2のレンズ板と前記集光手段との間に配置され、前記第2のレンズからの出射光を前記集光手段に向けて反射する反射手段とを有し、前記反射手段は、前記第2のレンズ板から出射された光束を複数の色光に分離する複数のダイクロイック面と、前記複数の色光のうちいずれかを反射する反射面とを有する構成である。
【0017】
このような本発明の照明装置では、2枚のレンズ板が共に反射手段の光路上流側(ランプユニット側)に配置され、第2のレンズ板から出射された部分光束は反射手段の光路下流側に配置された集光手段によって被照明領域に集光される。従って、照明装置から出射される照明光の集光手段から被照明領域までの距離が短くなる。すなわち、照明装置の集光手段から被照明領域までの距離が、第1および第2のレンズ板からなる均一照明光学系のみを用いた場合における第2のレンズ板から被照明領域までの距離に比べて短くなる。
【0018】
このため、この照明装置を投写型表示装置に用いれば、照明装置から、その被照明領域であるライトバルブに到る光路の長さを短縮でき、照明装置以降の光学系を狭いスペース内にコンパクトに配列できる。また、本発明の照明装置を用いれば、照明装置以降の光学系に色分離光学系を設置する必要がないので、その光学系を狭いスペース内にコンパクトに配列できる効果は大きい。
【0019】
また、本発明の照明装置でも、反射手段による光の反射方向を変更するのみで、出射される照明光の方向を簡単に変更できる。このように簡単に照明光の出射方向を変更できるので、当該照明装置が組み込まれる投写型表示装置の各部品の配列に関する設計自由度が高まる。
【0020】
これに加えて、本発明の照明装置では、装置内に設けられたダイクロイック面および反射面を備えた反射手段によって分離された各色光が対応するライトバルブの各画素に導かれる。このため、ライトバルブのカラーフィルタで光が遮られることがないので、光の利用効率が高く、明るい投写画像を得ることができる。本発明の照明装置は、カラー画像を投写可能な投写型表示装置に適用できる。この場合、投写型表示装置は、当該照明装置からの出射光束を各色の光束に分離する色分離手段と、当該色分離手段によって分離された各色の光束を画像情報に対応して変調する複数のライトバルブと、当該ライトバルブのそれぞれによって変調された各色の光束を合成する色合成手段と、当該色合成手段によって合成された光束を投写面上に拡大投写する投写手段とを有する構成とすれば良い。
【0021】
例えば、3枚のライトバルブを用いたいわゆる3板方式の投写型表示装置においては、前記色分離手段は、前記照明装置からの光束のうち、第1の色光成分を透過し、第2および第3の色光成分を反射する第1のダイクロイックミラーと、前記第2の色光成分を透過し、前記第3の色光成分を反射する第2のダイクロイックミラーと、前記第1の色光成分の光軸を折り曲げる反射手段とを備え、前記第1、第2、および第3の色光成分を第1、第2、および第3の前記ライトバルブによって変調する構成とすることができる。
【0022】
また、上記のような3板方式の投写型表示装置に限らず、照明装置から出射された光束の光路を変更する反射手段と、当該反射手段によって光路が変更された光束を画像情報に対応して変調するライトバルブと、当該ライトバルブによって変調された光束を投写面上に拡大投写する投写手段とを有するいわゆる単板方式の投写型表示装置に、本発明の照明装置を組み込むことも勿論可能である。特に、前記反射手段によって光路が90度変更された単板方式の投写型表示装置に、本発明の照明装置を組み込むと、装置自体のサイズを小さくできる。
【0023】
さらに、本発明の照明装置は、照明装置から出射された光束をP偏光光束およびS偏光光束に分離する偏光分離手段と、それぞれの偏光光束を変調する2つのライトバルブと、当該ライトバルブのそれぞれによって変調された各偏光光束を合成する偏光合成手段と、当該偏光合成手段によって合成された光束を投写面上に拡大投写する投写手段とを有する投写型表示装置に組み込むことも可能である。このような投写型表示装置によれば、本発明の照明装置を組み込むことによる効果に加えて、偏光分離手段および偏光合成手段を用いることにより、どちらの偏光光束も無駄なく用いることが可能となるため、明るい投写画像を得ることができる。
【0024】
ここで、装置内で複数の色光に分離する照明装置は、照明装置から出射された複数の色光を画像上方に対応して変調するライトバルブと、当該ライトバルブによって変調された光束を投写面上に拡大投写する投写手段とを備え、前記ライトバルブは、複数の画素と、前記照明装置から出射された前記複数の色光のそれぞれを前記画素に導く導光手段とを備える投写型表示装置に組み込むことが可能である。このような投写型表示装置によれば、照明装置によって複数の色光をそれぞれ対応する画素に導くことができ、ライトバルブのカラーフィルタで光が遮られることがないので、光の利用効率が高く、明るい投写画像を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明を適用した照明装置を投写型表示装置と共に説明する。
【0026】
[実施の形態1]
図1には本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の光学系の概略構成を示してある。この図に示す投写型表示装置1は、照明装置からの出射光束を、赤、青、緑の3色光束に分離し、分離された各色光束を液晶パネル等から構成される3つのライトバルブを通して画像情報に対応させて変調し、変調した後の各色光束を再合成して、投写光学系を介して投写面上に投写表示するいわゆる3板方式の投写型表示装置である。
【0027】
図1に示すように、本例の投写型表示装置1は、本発明を適用した照明装置10と、この照明装置10から出射される光束Wを赤、緑、青の各色光束(第1、第2、および第3の色光成分)R、G、Bに分離する色分離光学系20と、色分離光学系20によって分離された各色光束を変調するライトバルブとしての3枚の液晶ライトバルブ30R、30G、30Bと、変調された色光束を再合成する色合成光学系としてのダイクロイックプリズム40と、合成された光束を投写面100に拡大投写する投写光学系50を備えている。さらに、色分離光学系20によって分離された各色光束のうち、青色光束Bを対応する液晶ライトバルブ30Bに導く導光系60を備えている。
【0028】
照明装置10は、ランプユニット11と、このランプユニット11からの出射光束の光軸上に配置された均一照明光学系15を備えている。ランプユニット11は、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等の光源ランプ12と、この光源ランプ12の発散光を平行光となるように反射するリフレクタ13を備え、リフレクタ13によって反射された光の中心光軸1aの方向が投写光学系50による投写光の方向と直交するように配置されている。リフレクタ13としては、その反射面の形状がパラボラ形、楕円面形等のものが使用される。均一照明光学系15は、ランプユニット11からの出射光束を複数の部分光束に分割し、それぞれの部分光束を液晶ライトバルブ30R、30G、30B上に重畳させることにより、液晶ライトバルブ30R、30G、30Bをほぼ均一な照度で照明する機能を有している。均一照明光学系15は、マトリクス状に配置された複数の矩形レンズを備えた第1のレンズ板16を有し、この第1のレンズ板16は、ランプユニット11からの出射光束を空間的に複数の部分光束に分割し、各部分光束を所定の位置に集束させる。
【0029】
各部分光束が集束する位置近傍には、第1のレンズ板16と同様に、マトリクス状に配置された複数の矩形レンズを備えた第2のレンズ板17が配置され、第1のレンズ板16の各矩形レンズから出射された部分光束は第2のレンズ板16の対応する矩形レンズに入射する。
【0030】
第2のレンズ板17の各矩形レンズに入射した部分光束は、それぞれ矩形レンズから反射ミラー19に向かって出射され、当該反射ミラー19で光路が90度折り曲げられて、投写光学系50による投写光の方向と略平行な方向に反射される。
【0031】
反射ミラー19によって反射された部分光束は、重畳レンズ18によって対応する液晶ライトバルブ30R、30G、30B上に重畳される。
【0032】
各色分離光学系20は、青緑反射ダイクロイックミラー(第1のダイクロイックミラー)21と、緑反射ダイクロイックミラー(第2のダイクロイックミラー)22と、反射ミラー23から構成される。照明装置10から出射された光束Wは、まず、青緑反射ダイクロイックミラー21において、そこに含まれる青色光束(第3の色光成分)Bおよび緑色光束(第2の色光成分)Gがほぼ直角に反射され、緑反射ダイクロイックミラー22の側に向かう。
【0033】
赤色光束(第1の色光成分)Rは青緑反射ダイクロイックミラー21を透過して、後方の反射ミラー23でほぼ直角に反射されて、赤色光束Rの出射部24からダイクロイックプリズム40の側に出射される。青緑反射ダイクロイックミラー21において反射された緑および青色光束G、Bは、緑反射ダイクロイックミラー22において、緑色光束Gのみが直角に反射されて、緑色光束Gの出射部25からダイクロイックプリズム40の側に出射される。この緑反射ダイクロイックミラー22を透過した青色光束Bは、青色光束Bの出射部26から導光系60の側に出射される。本例では、照明装置10の出射部から、色分離光学系20における各色光束の出射部24、25、26までの距離がほぼ等しくなるように設定されている。
【0034】
色分離光学系20の赤色、緑色光束R、Gの出射部24、25の出射側には、それぞれ集光レンズ71、72が配置されている。従って、各出射部から出射した赤色光束Rおよび緑色光束Gは、それぞれの集光レンズ71、72に入射して平行化される。
【0035】
このように平行化された赤色光束Rおよび緑色光束Gは液晶ライトバルブ30R、30Gに入射して変調され、各色光に対応した画像情報が付加される。すなわち、これらのライトバルブは、不図示の駆動手段によって画像情報に応じてスイッチング制御されて、これにより、ここを通過する各色光の変調が行われる。このような駆動手段としては公知の手段をそのまま使用することができる。一方、青色光束Bは、導光系60を介して対応する液晶ライトバルブ30Bに導かれ、ここにおいて、同様に画像情報に応じて変調が施される。なお、本例の液晶ライトバルブとしては、例えば、一対の偏光板の間に、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として備えたアクティブマトリクス型の液晶パネルを配置してものを用いることができる。
【0036】
導光系60は、青色光束Bの出射部26の出射側に配置した集光レンズ61と、入射側反射ミラー62と、出射側反射ミラー63と、これらのミラーの間に配置された中間レンズ64と、液晶ライトバルブ30Bの手前側に配置した集光レンズ65とから構成される。各色光束の光路の長さ、すなわち、照明装置10から各液晶ライトバルブまでの距離は青色光束Bが最も長くなり、したがって、この光束の光量損失が最も多くなる。しかし、導光系60を介在させることにより、その光量損失を抑制できる。
【0037】
次に、各液晶ライトバルブ30R、30G、30Bを通って変調された各色光束はダイクロイックプリズム40に入射して再合成される。再合成されたカラー映像は、投写光学系50を介して所定の位置にある投写面100に拡大投写される。
【0038】
ここで、照明装置10から各液晶ライトバルブ30R、30G、30Bに至るまでの各光路は、光学系をコンパクトに納めるなどの理由から反射ミラー等を用いて折り曲げてあるが、光学的には直線状のシステム光軸Lに沿って各レンズを配列した光学系と等価である。図2(A)には本例の照明装置10の等価光学系を示し、図2(B)には図10に示した従来構成の照明装置10Aの等価光学系を示してある。なお、照明装置10と液晶ライトバルブ30R、30G、30Bとの間に構成されている色分離光学系20は省略してある。
【0039】
本例の投写型表示装置1の照明装置10においては、2枚のレンズ板16、17を反射ミラー19の光路上流側に配置してあると共に、第2のレンズ板17から出射された部分光束を反射ミラー19の光路下流側に配置した重畳レンズ18によって各液晶ライトバルブ30R、30G、30Bに重畳させている。このため、図2(A)および(B)の等価光学系を比較すれば分かるように、照明装置10の内部における光路の長さr1は、照明装置10Aの内部の光路の長さr2より長くなる。
【0040】
一方、本例の照明装置10を用いた場合における重畳レンズ18から液晶ライトバルブ30R、30G、30Bまでの距離R1は、従来のように第1および第2のレンズ板16、17からなる均一照明光学系15を照明装置に組み込んだ場合の第2のレンズ板17から液晶ライトバルブ30R、30G、30Bまでの距離R2に比べて短くなる。すなわち、本例によれば、照明装置10から液晶ライトバルブ30R、30G、30Bまでの光路の長さを短縮できる。従って、照明装置10が組み込まれた投写型表示装置1では、照明装置以降の光学系(色分離光学系20および導光系60)の配置に必要な面積を小さくすることができ、装置の小型化を図ることができる。
【0041】
また、照明装置10においては、その内部の光路の長さr1が従来の照明装置10Aより長くなっているが、ランプユニット11からの出射光束の光路を90度折り曲げる反射ミラー19を設けることにより、その長くなった部分、特にランプユニット11から反射ミラー19までの部分は、照明装置10の背面側に生じるデッドスペースに位置するようにしている。従って、従来構成ではデッドスペースのまま残る部分を照明装置10の一部を配置するために利用できるので、各光学要素(照明装置10、色分離光学系20、導光系60等)を全体的に重量バランスの良い状態に配列できる。
【0042】
以上のように、本例の照明装置10を備えた投写型表示装置1によれば、装置を小型でコンパクトに構成できることに加えて、装置の重量バランスを改善できる。
【0043】
図1に示した投写型表示装置1は、ダイクロイックプリズム40を用いて液晶ライトバルブ30R、30G、30Bによって変調された各色光束を合成しているが、ダイクロイックプリズム40を用いる代わりに、色合成用のダイクロイックミラーを用いて色合成を行うようにしても良い。図3には色合成用のダイクロイックミラーを用いて色合成を行う形式の投写型表示装置1Aの光学系を示してある。なお、図1に示した投写型表示装置1と共通する部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0044】
図3に示す投写型表示装置1Aでは、2枚の色合成用のダイクロイックミラー41、43を備えた色合成光学系40Aによって変調後の各色光束R、G、Bを合成している。すなわち、本例の投写型表示装置1Aでは、液晶ライトバルブ30Rによって変調された赤色光束Rは色合成用ダイクロイックミラー41を透過し、液晶ライトバルブ30Gによって変調された緑色光束Gは色合成用ダイクロイックミラー41で反射されて、2色の色合成が色合成用ダイクロイックミラー41によって行われる。
【0045】
この合成された赤、緑色光束R、Gは、色合成用ダイクロイックミラー43に入射して、このミラー43で反射される。
【0046】
一方、液晶ライトバルブ30Bによって変調された青色光束Bは反射ミラー42で反射され、色合成用ダイクロイックミラー43に入射する。この色合成用ダイクロイックミラー43に入射した青色光束Bは、このミラー43を透過する。この結果、赤、緑色光束R、Gと青色光束Bは、色合成用ダイクロイックミラー43で合成される。合成された光は、前述した投写型表示装置1と同様に、投写光学系50を介して投写面100の表面の投写される。
【0047】
このように構成された投写型表示装置1Aにおいても、本発明を適用した照明装置10が組み込まれているので、前述した投写型表示装置1の場合と同様に、照明装置以降の光学系の配置に必要な面積を小さくでき、投写型表示装置を小型に構成できる。また、従来構成の照明装置10Aの背面側のデッドスペースを照明装置10の一部を配置するために利用できるので、各光学要素(照明装置10、色分離光学系20、色合成光学系40A)をバランス良く配列することができ、装置の重量バランスを改善できる。これに加えて、本例の投写型表示装置1Aでは、色合成用のダイクロイックミラー41、43によって色合成光学系40Aを構成しているので、前述した投写型表示装置1に比べて照明装置以降の光学系の光路長は長くなるが、製法が複雑で高価であるダイクロイックプリズムを使用しない分、装置の低コスト化には有利である。
【0048】
[実施の形態2]
図4には本発明の実施の形態2に係る投写型表示装置1Bの光学系の概略構成図を示してある。なお、本例の投写型表示装置1Bにおいて、前述した投写型表示装置1と共通する部分については、同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0049】
図4に示す投写型表示装置1Bは、1枚の液晶ライトバルブ30を用いるいわゆる単板方式の投写型表示装置であり、照明装置10からの出射光束Wを反射ミラー81でほぼ直角に折り曲げ、その折り曲げた光束を集光レンズ82を介して液晶ライトバルブ30に導く構成となっている。本例の投写型表示装置1Bでは、照明装置10を、ランプユニット11の光出射方向と投写光学系50による投写光の方向とが逆向きとなるように配置して、照明装置10と照明装置以降の光学系が平行となるようにしてある。
【0050】
図5には、本例の投写型表示装置1Bに用いられる液晶ライトバルブ30の一例を示してある。この図に示すように、液晶ライトバルブ30は、カラー変調用の液晶ライトバルブであり、素子基板31と、この素子基板31に対向するように固定された対向基板32を有し、これらの基板の間に液晶を封入して、そこに液晶層33が構成された液晶パネルを用いている。
【0051】
素子基板31は、ガラスや石英等から形成されており、その表面には、ソース線311とゲート線312が格子状に形成され、これらには薄膜トランジスタ(TFT)313が接続されている。薄膜トランジスタ313には透明な画素電極314が直列に接続されている。
【0052】
一方、対向基板32の表面には、対向電極321が形成されており、薄膜トランジスタ313を介して画素電極314に電圧を印加すると、その画素電極314と対向電極321との間に挟まれた液晶が駆動される。また、対向基板32の表面には、カラーフィルター322が形成されている。カラーフィルター322は、赤色光束Rを透過するフィルターR’、緑色光束Gを透過するフィルターG’、青色光束Bを透過するフィルターB’の3種類のフィルターを備えている。本例では、これらのフィルターR’、G’、B’がモザイク型に配置されている。また、画素電極314の周囲部分は遮光部326によって遮光されている。
【0053】
なお、カラーフィルター322は、染色による形成や、顔料を分散させることにより構成することができる。また、ダイクロイックミラーのダイクロイック膜は光透過性に非常に優れているので、このダイクロイック膜からカラーフィルターを形成することが望ましい。
【0054】
本例の投写型表示装置1Bにおいては、上記のような液晶パネルを2枚の偏光板34、35で挟んで、透過型の液晶ライトバルブとして使用している。この液晶ライトバルブ30に照明装置10からの出射光束Wを入射させると、出射光束Wのうち、カラーフィルター322の各フィルターによって所定の色光束のみが透過して、その色光束に変調を施すことができる。
【0055】
このような本例の投写型表示装置1Bにおいても、本発明を適用した照明装置10が組み込まれているので、照明装置以降の光学系を配置するための面積を小さくでき、投写型表示装置を小型でコンパクトに構成できる。また、照明装置10と照明装置以降の光学系が平行となるようにして、各光学要素(照明装置10、色分離光学系20、色合成光学系40A)がバランス良く配列されている。このため、装置の重量バランスを改善できる。これに加えて、本例の投写型表示装置1Bでは、1枚の液晶ライトバルブ30によって各色光束の変調を行っているので、照明装置以降の光学系を簡略化でき、装置の小型化および低コスト化に非常に有利である。
【0056】
[実施の形態3]
図6には本発明の実施の形態3に係る投写型表示装置1Cの光学系の概略構成を示してある。本例の投写型表示装置1Cは、照明装置10からの出射光束Wを偏光分離素子によって2種類の偏光光束に分離し、それぞれの偏光光束を液晶ライトバルブによって変調して、変調後の偏光光束を偏光合成素子によって合成した後、投写光学系によって投写面上に拡大投写する構成となっている。なお、本例において、前述した投写型表示装置1と共通する部分については、同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0057】
本例の投写型表示装置1Cにおいて、照明装置10からの出射光束Wは、偏光分離素子である偏光ビームスプリッタ91に入射する。入射した出射光束Wは、当該出射光束Wの中心光軸に対してほぼ45度傾斜した状態に配置された偏光ビームスプリッタ91の偏光分離面911でP偏光光束とS偏光光束に分離される。本例では、P偏光光束は偏光分離面911を透過し、S偏光光束は偏光分離面911で直角に折り曲げられる。
【0058】
偏光ビームスプリッタ91を透過したP偏光光束は、第1の反射ミラー85によって直角に折り曲げられて、集光レンズ83を介して第1の液晶ライトバルブ30Pに導かれる。一方、偏光ビームスプリッタ91によって折り曲げられたS偏光光束は、第2の反射ミラー86によって直角に折り曲げられて、集光レンズ84を介して第2の液晶ライトバルブ30Sに導かれる。
【0059】
P偏光光束およびS偏光光束は、第1および第2の液晶ライトバルブ30P、30Sによって変調される。本例では、第1および第2の液晶ライトバルブ30P、30Sとして、図5を参照に説明したカラー変調用の液晶ライトバルブを用いている。なお、2枚の液晶ライトバルブ30P、30Sの双方をカラー変調用の液晶ライトバルブとする代わりに、一方の液晶ライトバルブをカラー変調用の液晶ライトバルブとし、他方の液晶ライトバルブを白黒変調用の液晶ライトバルブとすることも可能である。白黒変調用の液晶ライトバルブはカラー変調用の液晶ライトバルブからカラーフィルターの除いた構造であり、画素電極、対向電極等の基本的な構造はカラー変調用の液晶ライトバルブと同様である。
【0060】
第1および第2の液晶ライトバルブ30P、30Sによって変調されたP偏光光束およびS偏光光束は、偏光合成用の偏光ビームスプリッター92に入射する。入射したP偏光光束は偏光ビームスプリッター92の偏光分離面921で直角に折り曲げられ、一方、S偏光光束はその偏光分離面921をそのまま透過する。この結果、それぞれの液晶ライトバルブ30P、30Sによって変調されたP偏光光束およびS偏光光束は偏光ビームスプリッター92で偏光合成される。その後、合成された光束は投写光学系50によってスクリーン100に拡大投写される。
【0061】
このように構成された投写型表示装置1Cにおいても、本発明を適用した照明装置10が組み込まれているので、照明装置以降の光学系を配置するのに必要な面積を小さくでき、投写型表示装置を小型でコンパクトに構成できると共に、装置の重量バランスを改善できる。これに加えて、本例の投写型表示装置1Cでは、偏光分離用および偏光合成用の偏光ビームスプリッター91、92を用いることにより、どちらの偏光光束も無駄なく使用できるようにしているので、明るい投写画像を得ることができる。
【0062】
[実施の形態4]
図7には、本発明の実施の形態4に係る投写型表示装置1Dの光学系の概略構成図を示してある。図7に示す投写型表示装置1Dは、1枚の液晶ライトバルブ30Dを用いるいわゆる単板方式の投写型表示装置である点で、前述した実施の形態2に係る投写型表示装置1Bと共通する。従って、本形態の投写型表示装置1Dにおいて、前述した投写型表示装置1Bと共通する部分には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0063】
前述した実施形態では、いずれも照明装置からの出射光を三色に分離しているが、本実施形態では、照明装置10D内で色分離を行うようにしている。すなわち、本実施形態では、前述した実施形態における反射ミラー19の代わりに、両面に複数のダイクロイック面としての赤色反射ダイクロイック膜191および緑色反射ダイクロイック膜192が形成された板状のダイクロイックミラー190と、反射面としての反射ミラー193とからなる反射手段が採用されている。第2のレンズ板17から出射された各部分光束に含まれる赤色光束(第1の色光成分)Rは、赤色反射ダイクロイック膜191で反射され、緑色光束(第2の色光成分)Gは、緑色反射ダイクロイック膜192で反射され、青色光束(第3の色光成分)Bは、反射ミラー193によって反射される。従って、第2のレンズ板から出射された各部分光束は、それぞれ3色に分離された状態でほぼ直角に反射され、集光手段としての集光レンズ180、ならびに、もう1つの集光レンズ82を介して液晶ライトバルブ30D近傍に集光される。
【0064】
液晶ライトバルブ30Dは、図8に示すように、一対の偏光板340、350の間に液晶パネル300が配置され、さらに、入射側偏光板340の入射面側、出射側偏光板350の出射面側に、それぞれ回折格子360、370が配置された構造となっている。また、一対の偏光板340、350、液晶パネル300、回折格子360、370は、その周囲を枠380で固定されており、液晶パネル300はほぼ密閉されて状態となっている。
【0065】
入射側回折格子360は、集光レンズと同じ様な作用を有し、各色光束を液晶パネルの対応する画素に導く導光手段である。液晶パネル300と一対の偏光板340、350の構成については、先に説明した図5とほぼ同様である。ただし、本実施形態では液晶ライトバルブ30Dに入射する光がすでに3色の色光に分離されているため、カラーフィルタ322(図5参照)は不要である。なお、図中301は遮光部である。回折格子360によって、液晶パネル300の各画素に導かれた各色光束は、所定の画像信号に基づいて変調される。
【0066】
出射側回折格子370は、集光レンズと同じ様な作用を有し、出射側の偏光板350から出射された光束の拡散を低減するものである。このように、光束の拡散を低減する出射側回折格子370を設けることにより、投写光学系50にのみこまれる光の量を多くすることができ、明るい投写画像を得ることが可能となる。
【0067】
本実施形態に係る投写型表示装置1Dは、前述した実施の形態2に係る投写型表示装置と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態では、照明装置10D内に設けられたダイクロイックミラー190と反射ミラー193とによって分離された色光を、ライトバルブ30Dの各画素に導くようにしているため、カラーフィルタで光が遮られることがない。したがって、光の利用効率が高く、明るい投写画像を得ることができる。
【0068】
なお、入射側の回折格子360、出射側の回折格子370は、それぞれマイクロレンズアレイに置き換えることも可能である。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の照明装置では、2枚のレンズ板を共に反射手段の光路上流側に配置するようにしている。また、第2のレンズ板から出射された部分光束を反射手段の光路下流側に配置された重畳手段によって被照明領域に重畳させることにより、重畳手段から被照明領域までの重畳距離を短縮するようにしている。
【0070】
従って、本発明の照明装置を投写型表示装置に用いれば、照明装置からライトバルブに到る光路の長さを短くでき、照明装置以降の光学系(色分離光学系や導光系等)を狭いスペース内にコンパクトに配列できる。このため、投写型表示装置を小型でコンパクトに構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る投写型表示装置の光学系の概略構成図である。
【図2】重畳レンズを備えた照明装置が組み込まれている場合と重畳レンズがない照明装置が組み込まれている場合の重畳距離の相違を説明するための図である。
【図3】図1に示す投写型表示装置の光学系の変形例を示す図である。
【図4】単板方式の投写型表示装置の光学系の概略構成図である。
【図5】図4に示す投写型表示装置に組み込まれるカラー変調用の液晶ライトバルブの一例を示す図である。
【図6】偏光分離用および偏光合成用の偏光ビームスプリッタを備えた投写型表示装置の光学系の概略構成図である。
【図7】本発明の実施の形態4に係る投写型表示装置の光学系の概略構成図である。
【図8】図7に示す投写型表示装置に組み込まれている液晶ライトバルブの概略構成図である。
【図9】従来の投写型表示装置の光学系の概略構成図である。
【図10】反射ミラーが設置された照明装置を備えた投写型表示装置の光学系の概略構成図である。
Claims (9)
- ランプユニットと、
マトリクス状に配列された複数のレンズを備え、当該ランプユニットからの出射光束を複数の部分光束に分割する第1のレンズ板と、
マトリクス状に配列された複数のレンズを備え、前記部分光束が集束する位置付近に配置された第2のレンズ板と、
前記第2のレンズ板から出射された光を被照明領域に重畳する重畳手段と、
前記第2のレンズ板と前記重畳手段との間に配置され、前記第2のレンズ板からの出射光を前記重畳手段に向けて反射する反射手段とを有することを特徴とする照明装置。 - 請求項1において、前記反射手段は、前記第2のレンズからの出射光を直角に反射するものであることを特徴とする照明装置。
- ランプユニットと、
マトリクス状に配列された複数のレンズを備え、当該ランプユニットからの出射光束を複数の部分光束に分割する第1のレンズ板と、
マトリクス状に配列された複数のレンズを備え、前記部分光束が集束する位置付近に配置された第2のレンズ板と、
前記第2のレンズ板から出射された光を集光する集光手段と、
前記第2のレンズ板と前記集光手段との間に配置され、前記第2のレンズ板からの出射光を前記集光手段に向けて反射する反射手段とを有し、
前記反射手段は、前記第2のレンズ板から出射された光束を複数の色光に分離する複数のダイクロイック面と、前記複数の色光のうちいずれかを反射する反射面とを有することを特徴とする照明装置。 - 請求項1または2に記載の照明装置と、
当該照明装置から出射された光束を複数色の光束に分離する色分離手段と、
当該色分離手段によって分離された各色の光束を画像情報に対応して変調する複数のライトバルブと、
当該ライトバルブのそれぞれによって変調された各色の光束を合成する色合成手段と、
当該色合成手段によって合成された光束を投写面上に拡大投写する投写手段とを有することを特徴とする投写型表示装置。 - 請求項4において、前記色分離手段は、前記照明装置からの出射光束のうち、第1の色光成分を透過し、第2および第3の色光成分を反射する第1のダイクロイックミラーと、前記第2の色光成分を透過し、前記第3の色光成分を反射する第2のダイクロイックミラーと、前記第1の色光成分の光路を折り曲げる反射手段とを備え、前記第1、第2、および第3の色光成分を第1、第2、および第3の前記ライトバルブによって変調することを特徴とする投写型表示装置。
- 請求項1または2に記載の照明装置と、
当該照明装置からの出射光束の光路を変更する反射手段と、
当該反射手段によって光路が変更された光束を画像情報に対応して変調するライトバルブと、
当該ライトバルブによって変調された光束を投写面上に拡大投写する投写手段とを有することを特徴とする投写型表示装置。 - 請求項6において、前記反射手段によって光路が90度変更されていることを特徴とする投写型表示装置。
- 請求項1または2に記載の照明装置と、
当該照明装置からの出射光束をP偏光光束およびS偏光光束に分離する偏光分離手段と、
それぞれの偏光光束を変調する複数のライトバルブと、
当該ライトバルブのそれぞれによって変調された各偏光光束を合成する偏光合成手段と、
当該偏光合成手段によって合成された光束を投写面上に拡大投写する投写手段とを有することを特徴とする投写型表示装置。 - 請求項3に記載の照明装置と、
前記照明装置から出射された前記複数の色光を画像情報に対応して変調するライトバルブと、
当該ライトバルブによって変調された光束を投写面上に拡大投写する投写手段とを備え、
前記ライトバルブは、
複数の画素と、
前記照明装置から出射された前記複数の色光のそれぞれを前記画素に導く導光手段とを備えることを特徴とする投写型表示装置。
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JP27784897A JP3575244B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 照明装置および投写型表示装置 |
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JP27784897A JP3575244B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 照明装置および投写型表示装置 |
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JPH11119150A JPH11119150A (ja) | 1999-04-30 |
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Family
ID=17589123
Family Applications (1)
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JP27784897A Expired - Lifetime JP3575244B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 照明装置および投写型表示装置 |
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JP (1) | JP3575244B2 (ja) |
-
1997
- 1997-10-09 JP JP27784897A patent/JP3575244B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH11119150A (ja) | 1999-04-30 |
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