JP3575078B2 - 作業機の走行装置の伝動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、作業機の走行装置の伝動装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】
従来、入力軸と、副変速軸と、副変速軸の回転を左右ホイル軸に伝達するのを入切させる左右クラッチおよび左右ホイル軸に伝達する回転に制動を与えて旋回するピボットターンを可能にする左右ブレーキを設けたサイドクラッチ軸と、左右ホイル軸を互いに逆転させる逆転機構と、左右ホイル軸のうち旋回外側のホイル軸の回転数に対して所定の減速比率により旋回内側のホイル軸を駆動回転させて行なう緩旋回用の回転を切替え伝達するスピン・緩旋回切替伝達機構とから構成したものは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記公知例は、スピン・緩旋回切替伝達機構までもミッションケース内に組み込んだ設計のため、スピン・緩旋回切替伝達機構のみを外すことはできず、ピボットターンのみ行える標準機と、スピンおよび緩旋回可能な高級機とを別々に用意する必要があり、製造、組立て、運搬流通等あらゆところで、コストが掛かるという課題がある。
【0004】
【発明の目的】
ピボットターンのみ行える標準機と、スピンおよび緩旋回可能な高級機のいずれにも使用できるミッションケースの提供、部品共通化、コスト削減。
【0005】
【課題を解決するための手段】
よって、本発明は、エンジンの回転が伝達される入力軸2と、該入力軸2より左右ホイル軸22、22’に伝達する回転を入切させる左右クラッチ13、13’および左右ホイル軸22、22’に伝達する回転に制動を与えて旋回するピボットターンを可能にする左右ブレーキ16、16’を設けたサイドクラッチ軸8と、前記左右ホイル軸22、22’を互いに逆転させるスピンまたは左右ホイル軸22、22’のうち旋回外側のホイル軸の回転数に対して所定の減速比率により旋回内側のホイル軸を駆動回転させて行なう緩旋回するために伝達する回転を入切させる左右のスピン・緩旋回用クラッチ28、28’を有するスピン・緩旋回用伝達軸25と、該スピン・緩旋回用伝達軸25にスピンターン用の回転または緩旋回用の回転を伝達するスピン・緩旋回用伝動機構Xを有する走行装置の伝動構成において、入力軸2およびサイドクラッチ軸8およびスピン・緩旋回用伝達軸25はエンジンの回転を走行装置に伝達するミッションケース1に設け、前記スピン・緩旋回用伝動機構Xは、前記スピン・緩旋回用伝達軸25に前記スピンまたは前記緩旋回の回転を切替え伝達するスピン・緩旋回切替歯車34を有するスピン・緩旋回用切替軸33と、前記スピン・緩旋回切替歯車34に前記緩旋回用の回転を伝達する緩旋回用出力歯車36を有する緩旋回用出力軸35と、前記スピン・緩旋回切替歯車34に前記スピンターン用の回転を伝達するスピン用出力歯車38を有するスピン用出力軸37とによりサブケース32内に設けて構成し、該サブケース32を前記ミッションケース1の側部に着脱自在に取付けることによって、ピボットターン・スピンターン・緩旋回を可能とし、前記スピン用出力歯車38と前記緩旋回用出力歯車36は正面視重合しないように配置し、前記スピン・緩旋回切替歯車34をシフタ39により摺動させて緩旋回用出力歯車36またはスピン用出力歯車38のいずれか一方に噛み合わせてスピンターンと緩旋回とに切替えるようにし、前記スピン・緩旋回用切替軸33は前記スピン・緩旋回用伝達軸25と、前記緩旋回用出力軸35はミッションケース1に設けた副変速軸5と、スピン用出力軸37は前記サイドクラッチ軸8と、それぞれ同一軸心となるように対応するサブケース32に配置した作業機の走行装置の伝動装置としたものである。
【0006】
【実施例】
本発明の実施例を図面により説明すると、1はコンバイン等の作業機の走行装置にエンジンの回転を伝達するミッションケースであり、ミッションケース1の上部には入力軸2を設ける。入力軸2にはエンジンの回転が直接または変速装置(ハイドロスタチックトランスミッション等)を介して伝達される。3は入力軸2に摺動自在に設けた歯車群、4はシフタ、5は副変速軸、は副変速軸5に固定した歯車群、7は副変速軸5に固定の駆動歯車7である。
前記駆動歯車7にはサイドクラッチ軸8に固定のセンターギヤ9を常時噛合わせる。センターギヤ9の左右両側部にはクラッチ爪10をそれぞれ設ける。センターギヤ9の左右両側にはサイドクラッチギヤ11、11’を設け、サイドクラッチギヤ11、11’にはクラッチ爪12を設け、クラッチ爪12をクラッチ爪10に継脱自在に係合するようにして、左右クラッチ13、13’を構成する。
【0007】
サイドクラッチ軸8の左右両側のミッションケース1には左右固定ドラム15、15’を設け、左右固定ドラム15、15’内に左右ブレーキ16、16’を設ける。前記左右ブレーキ16、16’は、サイドクラッチギヤ11、11’と共に回転する回転ディスク17、17’を、前記左右固定ドラム15、15’内に設けた固定ディスク18、18’に接離自在に摺接するようにして構成する。20は中間軸であり、中間軸20にはサイドクラッチギヤ11、11’に常時噛み合う中間歯車21、21’を回転のみ自在に遊嵌し、中間歯車21、21’には左右のホイル軸22、22’に設けたホイル歯車23、23’を噛み合わせる。
しかして、旋回は、左右いずれかのクローラー(図示省略)の回転に制動を与えて旋回するピボットターンと、左右のクローラーのうち旋回外側のクローラーの回転数に対して所定の減速比率により旋回内側のクローラーを駆動回転させて行なう緩旋回と、左右のクローラーを互いに逆転させるスピンターンとを行えるように構成する。
【0008】
そのため、副変速軸5とサイドクラッチ軸8と中間軸20の近傍のミッションケース1内には、後述する伝動経路から伝達された回転を左右のホイル軸22、22’に伝達するスピン・緩旋回用伝達軸25を設ける。スピン・緩旋回用伝達軸25にはスピン・緩旋回用伝達歯車26、26’を遊嵌し、スピン・緩旋回用伝達歯車26、26’は前記中間歯車21、21’と一体回転するように設けた受動歯車27、27’に噛み合わせる。スピン・緩旋回用伝達歯車26、26’とスピン・緩旋回用伝達軸25との間にはスピン・緩旋回用クラッチ28、28’を設ける。スピン・緩旋回用クラッチ28、28’は、スピン・緩旋回用伝達軸25に固定の回転ドラム29、29’内の回転ディスク30、30’を、スピン・緩旋回用伝達歯車26、26’と一体回転するように設けた回転ディスク31、31’に接離自在に摺接するようにして構成する。
しかして、ミッションケース1の側部には、スピン・緩旋回用伝達軸25にスピンターン用の回転および緩旋回用の回転を伝達するスピン・緩旋回用伝動機構Xを有するサブケース32を着脱自在に設ける。
【0009】
そして、ミッションケース1にサブケース32を取付けることによって、ピボット、スピン、緩旋回の旋回を可能とし、ミッションケース1をピボット専用構成として、部品共通化を図り、コストを削減している。
サブケース32には、スピン・緩旋回用切替軸33を設け、スピン・緩旋回用切替軸33にはスピン・緩旋回切替歯車34を摺動自在に設け、スピン・緩旋回用切替軸33の近傍には緩旋回用出力軸35を設け、緩旋回用出力軸35には緩旋回用出力歯車36を設け、また、スピン・緩旋回用切替軸33と緩旋回用出力軸35の近傍にはスピン用出力軸37を設け、スピン用出力軸37にはスピン用出力歯車38を設ける。
【0010】
該スピン用出力歯車38と前記緩旋回用出力歯車36は正面視重合しないように配置し、前記スピン・緩旋回切替歯車34をシフタ39により摺動させて緩旋回用出力歯車36またはスピン用出力歯車38のいずれか一方に噛み合わせ、スピンターンと緩旋回とに切替えるようにして、スピン・緩旋回用伝動機構Xを構成し、緩旋回用出力軸35およびスピン用出力軸37にミッションケース1の入力軸2より回転を伝達され、これをスピン・緩旋回用切替軸33よりスピン・緩旋回用伝達軸25に回転を伝達する。
なお、いずれとも噛み合わないようにもできる。
【0011】
しかして、スピン・緩旋回用切替軸33は、 前記スピン・緩旋回用伝達軸25の側部に対応するサブケース32に同軸状(同一軸心)に配置し、スピン・緩旋回用伝達軸25に一体回転するように接続する。
また、緩旋回用出力軸35は、副変速軸5の側部に対応するサブケース32に同軸状に配置し、副変速軸5に一体回転するように接続する。
また、スピン用出力軸37は、前記サイドクラッチ軸8の側部に対応するサブケース32に同軸状に配置し、サイドクラッチ軸8と一体回転するように接続する。
したがって、サブケース32内に設けたスピン・緩旋回用伝動機構Xは、スピン・緩旋回用伝動機構Xの入力軸となる緩旋回用出力軸35およびスピン用出力軸37と、スピン・緩旋回用伝動機構Xからミッションケース1への出力軸となるスピン・緩旋回用切替軸33を、ミッションケース1の各軸と同軸状に配置することで、構成を簡素化し、軽量化に貢献し、コストを下げる。
【0012】
しかして、サブケース32を着脱する構成を前提としてのミッションケース1は、図1の状態から、単にサブケース32を外して図3のようにし、サブケース32を外すことによって生じる開口部をカバー40により閉塞した構成、あるいは、サブケース32を外すだけでなく、スピン・緩旋回用クラッチ28、28’およびスピン・緩旋回用伝達歯車26、26’と共にスピン・緩旋回用伝達軸25を外した状態とし、ピボットターンのみ行えるように構成する(図4)。この場合、スピン・緩旋回用伝達歯車26、26’をセンターギヤ9に当たることなく外せるように構成している。
図中、41は左右クラッチ13、13’を入り切りさせうるシフタである。
なお、図示は省略するが、シフタ41をシリンダにより作動させて、左右クラッチ13、13’を入り切りさせるが、シフタ41と駐車ブレーキペダルとを、ワイヤーにより接続し、左右のシフタ41により左右ブレーキ16、16’を作動させて、駐車ブレーキとしている。また、スピン・緩旋回用クラッチ28、28’は、スピン・緩旋回用伝達軸25に固定の回転ドラム29、29’内の回転ディスク30、30’を、回転ドラム29、29’内に設けたシリンダによりスピン・緩旋回用伝達歯車26、26’と一体回転するように設けた回転ディスク31、31’に接離自在に摺接させる。
【0013】
次に実施例の作用を述べる。
エンジンの回転が入力軸2に伝達され、入力軸2の回転が副変速軸5に固定の駆動歯車7を介してサイドクラッチ軸8に固定のセンターギヤ9に伝達され、センターギヤ9の左右両側部のクラッチ爪10にサイドクラッチギヤ11、11’に設けたクラッチ爪12を係合させると、左右クラッチ13、13’が「入」となって、これによりサイドクラッチギヤ11、11’が回転し、サイドクラッチギヤ11、11’は中間歯車21、21’を介してホイル軸22、22’に回転を伝達して走行装置2を駆動させて、走行させる。
【0014】
しかして、ターンモード切替レバーをピボットモードにし、パワステレバー(図示省略)を左右のいずれかに傾倒操作すると、左右サイドクラッチギヤ11、11’のいずれか一方のクラッチ爪12を離脱させ、例えば、左クラッチ13を「切」とし、更に、クラッチ爪12を完全に離脱させた中立位置をこえて左サイドクラッチギヤ11がサイドクラッチ軸8に対して摺動し、左ブレーキ16の回転ディスク17をミッションケース1に固定の固定ディスク18に当接させ、回転ディスク17の回転に制動を与えるから、左サイドクラッチギヤ11を介して左ホイル軸22の回転を減速させて、左旋回のピボットターン(ブレーキターン)を行なう。
【0015】
モード切替レバーを切替え、コントロールボックスの制御モードをピボットモードから緩旋回モードに変えると、シフタ39によりスピン・緩旋回切替歯車34を緩旋回用出力歯車36に噛み合わせ、スピン・緩旋回用切替軸33およびスピン・緩旋回用伝達軸25を所定比率に減速した減速回転させ、次に、パワステレバーを傾倒操作すると、左右クラッチ13、13’の一方を切にし例えば、左クラッチ13を「切」とし、次に、これに対応する左スピン・緩旋回用クラッチ28を入りにし、スピン・緩旋回用伝達軸25の回転を左スピン・緩旋回用伝達歯車26に伝達し、スピン・緩旋回用伝達歯車26の回転を受動歯車27、中間歯車21を介して左ホイル歯車23に伝達して、旋回内側の左ホイル軸22の回転を減速させて、左旋回の緩旋回を行なう。
【0016】
次に、モード切替レバーを切替え、コントロールボックスの制御モードを緩旋回モードからスピンモードに変えると、シフタ39はスピン・緩旋回切替歯車34をスピン用出力歯車38に噛み合わせ、スピン・緩旋回用切替軸33およびスピン・緩旋回用伝達軸25を反対に回転させ、次に、パワステレバーを傾倒操作すると、左右クラッチ13、13’の一方を切にし 例えば、左クラッチ13を「切」とし、次に、左スピン・緩旋回用クラッチ28を入りにし、スピン・緩旋回用伝達軸25の回転を左スピン・緩旋回用伝達歯車26に伝達し、スピン・緩旋回用伝達歯車26の回転を受動歯車27、中間歯車21を介して左ホイル歯車23に伝達して、左ホイル軸22と右ホイル軸22’とを互いに反対に回転させて、左右のクローラーを互いに逆転させるスピンターンを行う。
【0017】
また、スピン・緩旋回用伝達軸25のスピン・緩旋回用クラッチ28、28’は、スピンと緩旋回の両方のクラッチとして両用できるので、構成を簡素化している。
しかして、ミッションケース1の側部にはサブケース32を設け、スピン・緩旋回用伝達軸25の側部に対応するサブケース32には、スピン・緩旋回切替歯車34を有するスピン・緩旋回用切替軸33をスピン・緩旋回用伝達軸25と一体回転するように、また、副変速軸5の側部に対応するサブケース32には、緩旋回用出力歯車36を有する緩旋回用出力軸35を副変速軸5と一体回転するように、また、前記サイドクラッチ軸8の側部に対応するサブケース32には、スピン用出力歯車38を有するスピン用出力軸37をサイドクラッチ軸8と一体回転するように、それぞれ設けているから、サブケース32内にはスピン・緩旋回用伝達軸25にスピンターン用の回転および緩旋回用の回転を伝達するスピン・緩旋回用伝動機構Xを設けることができる。
【0018】
そして、サブケース32はミッションケース1に着脱自在に取付けるように構成しているから、ミッションケース1にサブケース32を取付けることによって、ピボット、スピン、緩旋回の旋回を可能とし、ミッションケース1をピボット専用構成として、部品共通化を図り、コストを削減している。
即ち、ミッションケース1には、ピボットターンを行えるように、左右クラッチ13、13’および左右ブレーキ16、16’を設ければよく、これにサブケース32を取付けると、スピン・緩旋回可能なミッションケース1とすることができる。
【0019】
しかして、図3は、左右クラッチ13、13’および左右ブレーキ16、16’のみならず、スピン・緩旋回用クラッチ28、28’およびスピン・緩旋回用伝達歯車26、26’を有し、単にサブケース32を外したものであるが、図4のように、サブケース32を外すだけでなく、スピン・緩旋回用クラッチ28、28’およびスピン・緩旋回用伝達歯車26、26’と共にスピン・緩旋回用伝達軸25を外した状態とし、ピボットターンのみ行えるようにミッションケース1を構成すると、不要な部品(スピン・緩旋回用クラッチ28、28’等)がないだけ、コストを低くし、また、軽量化を図れる。
【0020】
【効果】
本発明は、エンジンの回転が伝達される入力軸2と、該入力軸2より左右ホイル軸22、22’に伝達する回転を入切させる左右クラッチ13、13’および左右ホイル軸22、22’に伝達する回転に制動を与えて旋回するピボットターンを可能にする左右ブレーキ16、16’を設けたサイドクラッチ軸8と、前記左右ホイル軸22、22’を互いに逆転させるスピンまたは左右ホイル軸22、22’のうち旋回外側のホイル軸の回転数に対して所定の減速比率により旋回内側のホイル軸を駆動回転させて行なう緩旋回するために伝達する回転を入切させる左右のスピン・緩旋回用クラッチ28、28’を有するスピン・緩旋回用伝達軸25と、該スピン・緩旋回用伝達軸25にスピンターン用の回転または緩旋回用の回転を伝達するスピン・緩旋回用伝動機構Xを有する走行装置の伝動構成において、入力軸2およびサイドクラッチ軸8およびスピン・緩旋回用伝達軸25はエンジンの回転を走行装置に伝達するミッションケース1に設け、前記スピン・緩旋回用伝動機構Xは、前記スピン・緩旋回用伝達軸25に前記スピンまたは前記緩旋回の回転を切替え伝達するスピン・緩旋回切替歯車34を有するスピン・緩旋回用切替軸33と、前記スピン・緩旋回切替歯車34に前記緩旋回用の回転を伝達する緩旋回用出力歯車36を有する緩旋回用出力軸35と、前記スピン・緩旋回切替歯車34に前記スピンターン用の回転を伝達するスピン用出力歯車38を有するスピン用出力軸37とによりサブケース32内に設けて構成し、該サブケース32を前記ミッションケース1の側部に着脱自在に取付けることによって、ピボットターン・スピンターン・緩旋回を可能とし、前記スピン用出力歯車38と前記緩旋回用出力歯車36は正面視重合しないように配置し、前記スピン・緩旋回切替歯車34をシフタ39により摺動させて緩旋回用出力歯車36またはスピン用出力歯車38のいずれか一方に噛み合わせてスピンターンと緩旋回とに切替えるようにし、前記スピン・緩旋回用切替軸33は前記スピン・緩旋回用伝達軸25と、前記緩旋回用出力軸35はミッションケース1に設けた副変速軸5と、スピン用出力軸37は前記サイドクラッチ軸8と、それぞれ同一軸心となるように対応するサブケース32に配置した作業機の走行装置の伝動装置としたものであるから、ミッションケース1をピボット専用構成として、部品共通化を図り、ミッションケース1にサブケース32を取付けることによって、ピボット、スピン、緩旋回の旋回を可能とし、コストを削減している。
【図面の簡単な説明】
【図1】ミッションケースの展開状態の略図。
【図2】サブケースおよびスピン・緩旋回用伝動機構Xの展開状態の略図。
【図3】サブケースを外したミッションケースの展開状態の略図。
【図4】ピボット専用構成としたミッションケースの展開状態の略図。
【図5】サブケースの軸とミッションケースの軸の接続状態図。
【符号の説明】
1…ミッションケース、2…入力軸、3…歯車群、4…シフタ、5…副変速軸、6…歯車群、7…駆動歯車、8…サイドクラッチ軸、9…センターギヤ、10…クラッチ爪、11、11’…サイドクラッチギヤ、12…クラッチ爪、13、13’…左右クラッチ、15、15’…左右固定ドラム、16、16’…左右ブレーキ、17、17’…回転ディスク、18、18’…固定ディスク、20…中間軸、21、21’…中間歯車、22、22’…ホイル軸、23、23’…ホイル歯車、25…スピン・緩旋回用伝達軸、26、26’…スピン・緩旋回用伝達歯車、27、27’…受動歯車、28、28’…スピン・緩旋回用クラッチ、29、29’…回転ドラム、30、30’…回転ディスク、31、31’…回転ディスク、32…サブケース、33…スピン・緩旋回用切替軸、34…スピン・緩旋回切替歯車、35…緩旋回用出力軸、36…緩旋回用出力歯車、37…スピン用出力軸、38…スピン用出力歯車、39…シフタ、40…カバー、41…シフタ。

Claims (1)

  1. エンジンの回転が伝達される入力軸2と、該入力軸2より左右ホイル軸22、22’に伝達する回転を入切させる左右クラッチ13、13’および左右ホイル軸22、22’に伝達する回転に制動を与えて旋回するピボットターンを可能にする左右ブレーキ16、16’を設けたサイドクラッチ軸8と、前記左右ホイル軸22、22’を互いに逆転させるスピンまたは左右ホイル軸22、22’のうち旋回外側のホイル軸の回転数に対して所定の減速比率により旋回内側のホイル軸を駆動回転させて行なう緩旋回するために伝達する回転を入切させる左右のスピン・緩旋回用クラッチ28、28’を有するスピン・緩旋回用伝達軸25と、該スピン・緩旋回用伝達軸25にスピンターン用の回転または緩旋回用の回転を伝達するスピン・緩旋回用伝動機構Xを有する走行装置の伝動構成において、入力軸2およびサイドクラッチ軸8およびスピン・緩旋回用伝達軸25はエンジンの回転を走行装置に伝達するミッションケース1に設け、前記スピン・緩旋回用伝動機構Xは、前記スピン・緩旋回用伝達軸25に前記スピンまたは前記緩旋回の回転を切替え伝達するスピン・緩旋回切替歯車34を有するスピン・緩旋回用切替軸33と、前記スピン・緩旋回切替歯車34に前記緩旋回用の回転を伝達する緩旋回用出力歯車36を有する緩旋回用出力軸35と、前記スピン・緩旋回切替歯車34に前記スピンターン用の回転を伝達するスピン用出力歯車38を有するスピン用出力軸37とによりサブケース32内に設けて構成し、該サブケース32を前記ミッションケース1の側部に着脱自在に取付けることによって、ピボットターン・スピンターン・緩旋回を可能とし、前記スピン用出力歯車38と前記緩旋回用出力歯車36は正面視重合しないように配置し、前記スピン・緩旋回切替歯車34をシフタ39により摺動させて緩旋回用出力歯車36またはスピン用出力歯車38のいずれか一方に噛み合わせてスピンターンと緩旋回とに切替えるようにし、前記スピン・緩旋回用切替軸33は前記スピン・緩旋回用伝達軸25と、前記緩旋回用出力軸35はミッションケース1に設けた副変速軸5と、スピン用出力軸37は前記サイドクラッチ軸8と、それぞれ同一軸心となるように対応するサブケース32に配置した作業機の走行装置の伝動装置。
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