JP3574909B2 - プラント監視装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、プラント監視装置にかかり、特に、火力発電プラントなど各種のプラントにおいて、プラントの状態に関連する各種事象、例えば、プラント機器の異常、プラント各部の状態から設定された警報が発生した時に、この事象に関連する他の事象が設定時間内に発生するのを予測するための情報を生成するに好適なプラント監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
火力発電プラントなどの各種のプラントにおいては、プラントの状態を監視し、プラントの状態が正常状態からはずれた時に、プラントの状態に応じて各種の警報を発することが行なわれている。各種警報を発するに際しては、特開平1−100608号公報に記載されているように、「警報発生に至る原因となる警報」と「警報が逆に原因となって波及して発生する警報」のデ−タベ−スを設定し、複数の警報が同時に発生した場合には、複数個の異常項目について、それぞれ「警報発生に至る原因となる警報」と「警報が逆に原因となって波及して発生する警報」のデ−タを検索して照合し、原因・結果、原因・結果……原因・結果の関係が成立する警報の順序を定め、この順序により第1原因となる警報を選出する方法が採用されている。この方法によれば、第1原因となる警報を選出することができるため、的確な警報を発することができる。しかし、この方法では各種警報に合わせて各種の警報に関連するデ−タをデ−タベ−スに予め格納しておく必要がある。また従来技術では、運転履歴をデ−タベ−スに反映することは行なっておらず、デ−タベ−スの信頼性を上げることは困難である。
【0003】
一方、運転履歴を利用したものとして、火力原子力発電1991年6月号「火力プラント運転記録デ−タの有効利用とデ−タ記録編集装置」に記載されているものが知られている。この装置によれば、プラント機器の長期運転デ−タを取り込み、このデ−タを基に、機器の性能・運転状況など監視要素の実績、基準および偏差を求め、この算出値を処理して機器の性能劣化・経年変化を判定することができる。しかし、この装置では、警報発生の履歴デ−タを用いて、警報の発生を予測することについては考慮されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、プラントの状態を監視するに際して、警報の発生を予測することは可能であるが、予め予測のためのデ−タを作成しておかなければならず、運転の実績を用いて予測デ−タを自動的に作成することについては考慮されていない。また、プラント機器の運転状態に対する警報が発生した場合、警報発生を記録する履歴デ−タベ−スに警報の情報を記録し、このデ−タベ−スを後から運転の分析などに用いることが多く、警報の発生を予測するといった情報の有効利用については考慮されていない。すなわち、デ−タベ−スの情報に、プラント情報処理装置が一定の手順に従って処理を行なうだけである。
【0005】
本発明の目的は、各種事象の発生を予測するための情報をプラントの状態に合わせて生成することができるプラント監視装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、プラントの状態に関連する各種事象の発生を検出する複数の事象発生検出手段と、各事象発生検出手段により事象が検出されたときに当該事象の発生時から設定時間内に発生した他の事象を当該事象に関連して発生する事象として各事象間の関連予測データを自動生成する相関関係設定手段と、相関関係設定手段により生成された前記関連予測データを事象毎に記録する相関関係記録手段とを備えてプラント監視装置を構成したものである。
【0007】
プラント監視装置を構成するに際して、上記プラント監視装置の要素に加えて以下の要素を付加したものを構成することができる。
【0008】
(1)各事象発生検出手段により検出された各事象を発生時刻と関連付けて記録する事象記録手段。
【0009】
(2)事象記録手段に記録された各事象を基準に各事象の発生時から設定時間内に発生した他の事象を相互に関連が事象として設定する相関関係設定手段。
【0010】
(3)各事象発生検出手段により事象の発生が検出された時に相関関係記録手段を検索して事象発生検出手段の検出事象と相関関係にある他の事象を抽出する事象検索手段。
【0011】
(4)事象検索手段により抽出された事象を事象発生検出手段の検出事象と関連付けて表示する事象表示手段。
【0012】
(5)各事象発生検出手段により検出された事象毎に各事象の発生時から設定時間内における運転員の対応操作に伴う操作データを記録する操作データ記録手段と、各事象発生検出手段により事象の発生が検出されたときに操作データ記録手段の操作データを検索して各事象発生検出手段の検出事象に対応した操作データを抽出する操作データ検索手段と、操作データ検索手段により抽出された操作データの内容を表示する対応操作表示手段とを備えている。
【0013】
(6)プラントの状態を検出する状態検出手段を備え、相関関係記録手段は、各事象の相関関係に状態検出手段の検出出力を付加情報として記録する機能を有し、検索手段は、各事象発生検出手段により事象の発生が検出されたときに相関関係記録手段を検索して各事象発生検出手段の検出事象と状態検出手段の検出出力とから定まる他の事象を抽出する機能を有する。
【0014】
(7)事象の発生に従った操作員の操作に伴うプラントの状態の変化を検出する状態変化検出手段を備え、相関関係記録手段は、各事象の相関関係に状態変化検出手段の検出出力に応じた意味付け情報を付加情報として記録する機能を有し、検索手段は、各事象発生検出手段により事象の発生が検出されたときに相関関係記録手段を検索して各事象発生検出手段の検出事象と状態変化検出手段の検出出力とから定まる他の事象を抽出する機能を有する。
【0015】
(8)相関関係記録手段の記録情報を検索して指定の事象の相関関係に関する情報を呼び出す事象呼出し手段を備えている。
【0016】
(9)操作データ記録手段の記録データを検索して指定の操作データを呼び出す操作データ呼出し手段を備えている。
【0017】
(10)各事象発生検出手段の検出出力を監視して各事象の発生回数を記録する発生回数記録手段と、発生回数記録手段の記録情報を検索して各事象の発生回数に関する情報を抽出する発生回数検索手段とを備えている。
【0018】
(11)各事象発生検出手段の検出出力を監視して各事象の最終発生日時を記録する最終日時記録手段と、最終日時記録手段の記録情報を検索して各事象の最終日時に関する情報を抽出する最終日時検索手段とを備えている。
【0019】
(12)修正指令に応答して相関関係記録手段の記録情報を修正情報に従って修正する相関関係修正手段を備えている。
【0020】
(13)相関関係記録手段に情報が記録されてから設定時間が経過したときに相関関係記録手段の記録情報を指定の修正情報に従って修正する相関関係自動修正手段を備えている。
【0021】
(14)各事象に対処するためのガイダンス情報を各事象に対応付けて記録するガイダンス情報記録手段と、各事象発生検出手段により事象の発生が検出されたときにガイダンス情報記録手段の記録情報を検索して各事象発生検出手段の検出事象に対応したガイダンス情報を抽出するガイダンス情報検索手段と、ガイダンス情報検索手段により抽出されたガイダンス情報を表示するガイダンス情報表示手段とを備えている。
【0022】
(15)各事象の推定原因に関する情報を各事象に対応付けて記録する推定原因情報記録手段と、各事象発生検出手段により事象の発生が検出されたときに推定原因情報記録手段の記録情報を検索して各事象発生検出手段の検出事象に対応した推定原因情報を抽出する推定原因情報検索手段と、推定原因情報検索手段により抽出された推定原因情報を表示する推定原因情報表示手段とを備えている。
【0023】
(16)各事象発生検出手段の検出出力を監視して相関関係設定手段により設定された他の事象が設定時間内に発生しないときには他の事象の発生を検出する事象発生検出手段に異常があると判定する異常判定手段を備えている。
【0024】
(17)各事象発生検出手段は、プラント各部の異常の発生、プラント各部の故障の発生、プラント各部の状態から設定された警報の発生のうちいずれか一つを検出してなる。
【0025】
【作用】
前記した手段によれば、プラントの状態に関連する各種の事象が発生すると、各事象が発生時刻と関連付けて記録される。そして各事象を基準に、各事象の発生時から設定時間内に他の事象が発生した時には、この事象が相互に関連する事象、すなわち相関関係がある事象として設定され、設定された事象ごとに事象の相関関係が記録される。このため、各事象の発生を予測するための情報をプラントの状態に合わせて生成することができる。そして各事象について相関関係に関する情報が記録された時には、次に再度同じ事象が発生した時には、相関関係が記録された情報を検索すると、検出事象と相関関係にある他の事象を抽出することができる。そしてこの抽出された事象は検出事象と関連付けて表示されるため、表示された情報を基にプラントの運転状態を制御するなどの対応処置を採ることができる。
【0026】
また各事象が発生した時に、各事象の発生時から設定時間内における運転員の対応操作に伴う操作デ−タを記録すると、次に同じ事象が発生した時に、この事象に関連する操作デ−タを抽出し、操作デ−タの内容を表示することもできる。この場合には事象の発生に伴う対応操作を迅速に行なうことが可能となる。
【0027】
またプラントの状態を検出する状態検出手段を設けた場合、各事象の相関関係に状態検出手段の検出出力を付加情報として記録することができる。この場合、同じ事象が発生した時には、相関関係に関する情報を検索して検出事象と状態検出手段の検出出力から定まる他の事象を抽出することができる。
【0028】
さらに、事象の発生に従った操作員の操作に伴うプラントの状態の変化を検出する状態変化検出手段を設けた場合、各事象の相関関係に状態変化検出手段の検出出力に応じた意味付け情報を付加情報として記録することができる。この場合には、同じ事象が発生した時に、相関関係に関する情報を検索して検出事象と状態変化検出手段の検出出力とから定まる他の事象を抽出することができる。
【0029】
次に、事象呼出し手段を設けた時には、指定の事象の相関関係に関する情報を呼び出すことができる。また操作デ−タ呼出し手段を設けた時には、操作デ−タ記録手段の記録デ−タを検出することにより、指定の操作デ−タを呼び出すことができる。
【0030】
また、発生回数記録手段と発生回数検索手段を設けた時には、各事象の発生回数に関する情報を抽出することができる。
【0031】
最終日時記録手段と最終日時検索手段を設けた時には、最終日時に関する情報を検索して各事象の最終日時に関する情報を抽出することができる。
【0032】
相関関係修正手段を設けた時には、修正指令を出力することで、相関関係に関する記録情報を修正情報に従って修正することができる。
【0033】
相関関係自動修正手段を設けた時には、相関関係に関する情報が記録されてから設定時間が経過すると、相関関係に関する記録情報が指定の修正情報に従って自動的に修正することができる。
【0034】
ガイダンス情報記録手段とガイダンス情報検索手段およびガイダンス情報表示手段を設けた時には、各事象が発生した時に、ガイダンス情報を検索することによって各検出事象に対応したガイダンス情報を抽出し、ガイダンス情報の内容を表示することができる。
【0035】
推定原因情報記録手段と推定原因情報検索手段および推定原因情報表示手段を設けた時には、各事象が発生した時に、推定原因情報の記録情報を検索することにより、各検出事象に対応した推定原因情報を抽出し、この推定原因情報の内容を表示することができる。
【0036】
異常判定手段を設けた時には、各事象の発生を監視し、ある事象が発生した時に、この事象に関連する他の事象が設定時間内に発生しない時には、他の事象の発生を検出するための事象発生検出手段に異常があると判定することができる。
【0037】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0038】
図1は、本発明の一実施例を示すプラント監視装置の全体構成図である。図1において、プラント監視装置は、プラント情報入力部10、キ−ボ−ド12、プラント情報処理部14、デ−タベ−ス16、画面表示処理部18、表示器20を備えて構成されている。
【0039】
プラント情報入力部10には、プラントの各種機器の運転状態を検出するセンサ(図示省略)、プラント各部の温度を検出する温度センサ(図示省略)、プラント各部の圧力を検出する圧力センサ(図示省略)、プラントの各流体通路の流量を検出する流量センサ(図示省略)からの信号が入力されている。プラント情報入力部10は各種センサからの信号をデジタル信号に変換し、変換した信号をプラント情報処理部14へ出力するようになっている。プラント情報処理部14にはキ−ボ−ド12から各種の情報、指令などが入力されるようになっており、プラント情報処理部14は、キ−ボ−ド12からの指令、情報、プラント情報入力部10からのプラント情報およびデ−タベ−ス16に格納された各種デ−タを基にプラント情報に関する処理を行ない、処理結果をデ−タベ−ス16に格納するとともに、処理結果の内容を画像表示処理部18を介して表示器20の表示画面上に表示するようになっている。
【0040】
すなわち、各種センサは、プラント情報処理部14と共に、プラントの状態に関連する各種事象、例えば、プラント各部の異常、プラント各部の故障、プラント各部の状態から設定された警報の発生を検出する事象発生検出手段、プラントの状態を検出する状態検出手段、事象の発生に従った操作員の操作に伴うプラントの状態の変化を検出する状態変化検出手段を構成するようになっている。
【0041】
デ−タベ−ス16は、各事象を発生時刻と関連付けて記録する事象記録手段、各事象毎に事象の相関関係を記録する相関関係記録手段、各事象の発生時から設定時間内における運転員の対応操作に伴う操作デ−タを記録する操作デ−タ記録手段、各事象の発生回数を記録する発生回数記録手段、各事象の最終発生日時を記録する最終日時記録手段、ガイダンス情報を記録するガイダンス情報記録手段、推定原因情報を記録する推定原因情報記録手段を構成するようになっている。
【0042】
キ−ボ−ド12は、修正指令を出力する修正指令手段、事象呼出し手段、操作デ−タ呼出し手段を構成するようになっている。
【0043】
一方、プラント情報処理部14は、各センサの検出出力を基に各事象の発生が検出された時に、各事象を基準に、各事象の発生時から設定時間、たとえば10分内に発生した他の事象を相互に関連がある事象として設定する相関関係設定手段を構成するようになっている。さらに、プラント情報処理部14は、各種の機能を備えている。例えば、(1)事象の発生が検出された時に、デ−タベ−ス16のデ−タを検索して検出事象と相関関係にある他の事象を抽出する事象検索手段、(2)デ−タベ−ス16の操作デ−タを検索して指定の操作データを抽出する操作デ−タ検索手段、デ−タベ−ス16の発生回数を検索する発生回数検索手段、(3)デ−タベ−ス16の最終発生日時を抽出する最終日時検索手段、(4)デ−タベ−ス16に記録されたデ−タを修正情報に従って修正する相関関係修正手段、(4)デ−タベ−ス16に記録された情報が、記録されてから設定時間経過した時に指定の修正情報に従って自動的に修正する相関関係自動修正手段、(5)デ−タベ−ス16のガイダンス情報を検索するガイダンス情報検索手段、(6)デ−タベ−ス16の推定原因情報を検索する推定原因情報検索手段、(7)各事象が発生した時に、この事象に関連する他の事象が設定時間内に発生しない時に、他の事象の発生を検出するセンサに異常があると判定する異常判定手段を構成するようになっている。
【0044】
一方、画面表示処理部18、表示器20は、プラント情報処理部14により抽出された事象を検出事象と関連付けて表示する事象表示手段を構成すると共に、操作デ−タの内容を表示する対応操作表示手段、ガイダンス情報を表示するガイダンス情報表示手段、推定原因情報を表示する推定原因情報表示手段を構成するようになっている。
【0045】
以下、図2ないし図8に従って具体的な内容について説明する。
【0046】
プラント情報処理部14は、各種センサからの信号をプラント情報入力部10を介して入力してプラントの状態を監視し、プラントの状態の変化に伴って、設定時間、例えば、10分内に複数の警報が発生した時には、これら警報が相互に関連がある警報、すなわち相関関係にある警報として、各警報の相関関係に関する情報をデ−タベ−ス16に記録する。
【0047】
例えば、図2に示すように、プラントの運転中に、警報Aが発生して、その後他の警報Bが5分以内に発生した時には、警報Aと警報Bは互いに相関関係がある警報として、各警報A、Bの発生に関する情報をデ−タベ−ス16に記録する。この場合、警報Aを基準に、警報A、Bの種類、発生日時などを記録するとともに、警報Bを警報Aに関連する警報をして記録する。この情報は警報発生の履歴に関する情報としてデ−タベ−ス16に記録される。
【0048】
デ−タベ−ス16に警報発生の履歴に関する情報が記録されると、次に警報Aが再度発生した時には、警報Aを基準にデ−タベ−ス16の情報を検索すると、警報Aに関連する警報として、警報Bを、次に発生する警報として抽出することができる。すなわち警報Aを基準にデ−タベ−ス16を検索して、警報Aに関連する警報Bを抽出すれば、警報Aの発生後、次に発生する可能性がある警報として警報Bを予測することができる。
【0049】
またデ−タベ−ス16に各種情報を記録するに際して、図3に示すように、警報Aが発生した後、警報B、Cが10分以内に発生した時には、警報B、Cをそれぞれ記録するとともに、プラントの状態、例えば、起動中、停止中などの情報を付加情報として合わせて記録する。デ−タベ−ス16に相関関係に関する情報とともにプラントの状態に関する付加情報を記録しておくと、次に、プラントの起動中に警報Aが再度発生した場合、警報Bのみが相関関係にある警報として抽出され、警報Bのみが表示器20に表示される。そして警報Cはプラント起動中であるので表示されないことになる。
【0050】
一方、プラント停止中に警報Aが発生した時には、警報Cのみが相関関係にある警報として抽出され、警報Cの内容が表示器20に表示され、警報Bの内容は表示されない。これにより、プラントの状態に合わせて警報の発生を的確に予測をすることができる。
【0051】
また、図4に示すように、警報発生時から設定時間、例えば、5分以内に行われた運手員の操作に関する情報、例えば、弁の開閉操作、ポンプの起動操作を警報の対応操作に関する情報としてデータベース16に記録することもできる。このような対応操作に関する情報をデータベース16に記録しておくと、同じ警報が再度発生したときには、この警報に関する情報を基にデータベース16のデータを検索するだけで、過去の対応操作を表示器20の画面上に表示することができる。この場合には対応操作が即座に表示されるので、運転員は迅速に対応操作を実行することができる。
【0052】
次に、データベース16に記録された各種データを整理するためのメンテナンスを実行するに際しては、キーボード12からの指令を基にプラント情報処理部14の処理によって実行することができる。この場合、警報の発生回数、警報の最終発生日時を記録し、この情報を基に、例えば、次の2通りの方法でデータをメンテナンスすることができる。
【0053】
まず、一つめは、図5に示すように、一定期間毎、例えば、1年ごとに、データベース16のデータを検索し、すべての組合せの警報について、相関関係の発生回数を集計する。即ち、ある日時に、警報Aが発生し、続いて警報Bが相関関係にある警報として発生したときには、警報Aと警報Bは相関関係にある警報としてデータベース16に記録される。これを1回としてカウントし、別の日に、警報A、Bが相関関係にある警報として発生したときには、これを2回とカウントする。そして、運転員がキーボード12を操作してメンテナンスする場合は、例えば、警報同士の相関関係の発生回数を表示器20の画面上にマトリクス状に画像表示する。この後、運転員がキーボード12を操作して発生回数を、例えば、3回と設定する、発生回数が3回以下の相関関係に関する警報の情報がデータベース16から消去される。この場合、情報を消去するための判断基準となる発生回数を期間等に対応づけて予め設定しておけば、一定期間が経過する毎に、データベース16の情報を一定期間毎に自動的にメンテナンスすることができる。
【0054】
2つめは、図6に示すように、一定期間毎、例えば、1年ごとに、データベース16のデータを検索し、すべての組合せの警報について、相関関係の最終発生日時を集計する。即ち、ある日時に、警報Aが発生し、続いて警報Bが相関関係にある警報として発生したときには、警報Aと警報Bは相関関係にある警報としてデータベース16に記録される。このとき、相関関係の発生日時がこの時点での最終発生日時として記録される。そして、別の日に、警報A、Bが相関関係にある警報として発生したときには、この発生日時がこの時点での最終発生日時として記録される。このような情報が各警報について記録された後、運転員がキーボード12を操作してメンテナンスする場合は、例えば、警報同士の相関関係の最終発生日時を表示器20の画面上にマトリクス状に画像表示する。この後、運転員がキーボード12を操作して最終日時を指定すると、指定された日時より以前にしか発生していない警報同士の相関関係に関する情報がデータベース16から消去される。この場合、情報を消去するための判断基準となる最終日時を予め設定しておけば、指定の最終日時になったときに、データベース16の情報を自動的にメンテナンスすることができる。
【0055】
次に、データベース16とは異なる補助データベースを用意し、補助データベースに警報に関連する情報としてガイダンス情報等を予め記録しておくときの処理を図7に従って説明する。
【0056】
まず、データベース16とは異なる補助データベースを用意し、この補助データベースに警報に関連する情報として、ガイダンス情報、推定原因情報、警報の原因なる情報をプロセス値に対応づけて予め記録しておく。そして、警報Aを基準に、警報Bが相関関係にある警報として記録されているときに、警報Aが発生した場合、警報Aを基準にデータベース16を検索し、警報Bを抽出したときには、補助データベースを検索して警報Bの情報1、2、……を抽出する。情報1が弁の開閉操作に関するガイダンス情報であれば、このガイダンス情報が表示器20の画面上に表示される。なお、データベース16の容量に余裕があるときには、補助データベースと同じ情報を予めデータベース16に記録しておくこともできる。
【0057】
次に、データベース16に各種情報を記録するに際して、図8に示すように、プラントの運転が開始される前に、他のプラント等で得られたデータを基に、各種警報の相関関係に関する情報、運転員の操作に伴う情報等を予め記録しておくことができる。このような処理をしておくと、プラントの運転開始時点から発生する警報の発生を予測することができる。この場合、予め記録されていた情報を基に警報の発生に関する情報等を生成することができるので、情報生成の処理が容易となる。
【0058】
次に、警報の発生を検出するセンサ等が誤動作したか否かを判定する処理を図9に従って説明する。
【0059】
警報Aを基準に、警報Bが相関関係にある警報としてデータベース16に記録されているときに、警報Aが発生した場合、警報Aを基準にデータベース16を検索すると、警報Bが次に発生する警報として抽出される。そして警報Aが発生した後、設定時間である10分以内に警報Bが発生しないときには、警報Bの発生を検出するセンサが誤動作しているとして、このセンサの名称等を誤動作の可能性を示す文字等とともに表示器20の画面上に表示する。この場合、警報Aが発生した後警報Bが10分以内に発生しないときには、警報Bに関するセンサの誤動作を運転員が即座に把握することができる。
【0060】
また、警報発生時から設定時間、例えば、5分以内に行われた運転員の操作により、警報の原因となるプロセス値の異常がさらに拡大するか、小さくなる(場合によっては、警報が無くなる)かをプラント情報処理部14がデータベース16を自動的に検索して判断する。そして、操作にプロセス値の変化を関連づけて記録し、記録した警報が再度発生したときに、プラント情報処理部14がデータベース16を自動的に検索し、過去の対応操作とその際のプロセス値の変化を表示器20の画面上に表示し、運転員にガイドすることも可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、各種事象が発生したときに各事象の発生時間を基に各事象が相互に関連する事象であるか否かを判定し、各事象毎に相関関係にある事象を記録するようにしたため、各事象の発生を予測するための情報をプラントの状態に合わせて生成することができと共に、各事象の発生を予測するための情報の構築に要する労力を削減できる。また、プラントの運転状態に合った情報が得られるので、この情報を用いると、高い精度で事象の発生を予測することができ、プラントの運用上優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すプラント監視装置の全体構成図である。
【図2】プラント監視装置により警報の発生を検出したときの処理方法を説明するための説明図である。
【図3】警報の相関関係とプラントの状態とを関連づけたとの処理方法を説明するための説明図である。
【図4】警報の発生日時と警報の対応操作との関係を説明するための説明図である。
【図5】データベースの情報をメンテナンスするときの処理方法を説明するための説明図である。
【図6】データベースの情報をメンテナンスするときの他の処理方法を説明するための説明図である。
【図7】データベースと補助データベースとの関係を説明するための説明図である。
【図8】警報の相関関係に関する情報を運転開始前に予め記録しておくときの処理方法を説明するための説明図である。
【図9】センサの誤動作を検出する処理方法を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10 プラント情報入力部、
12 キーボード、
14 プラント情報処理部、
16 データベース、
18 画面表示処理部、
20 表示器。

Claims (17)

  1. プラントの状態に関連する各種事象の発生を検出する複数の事象発生検出手段と、各事象発生検出手段により事象が検出されたときに当該事象の発生時から設定時間内に発生した他の事象を当該事象に関連して発生する事象として各事象間の関連予測データを自動生成する相関関係設定手段と、相関関係設定手段により生成された前記関連予測データを事象毎に記録する相関関係記録手段とを備えているプラント監視装置。
  2. 前記各事象発生検出手段により事象の発生が検出されたときに前記相関関係記録手段の前記関連予測データを検索して検出事象に関連して発生する他の事象を抽出する事象検索手段備えていることを特徴とする請求項1に記載のプラント監視装置。
  3. 前記各事象発生検出手段により検出された各事象を発生時刻と関連づけて記録する事象記録手段を備え、前記相関関係設定手段は、前記事象記録手段に記録された各事象の発生時刻に基づいて前記設定時間内に発生した他の事象を抽出して前記関連予測データを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載のプラント監視装置。
  4. 前記事象検索手段により抽出された事象を前記事象発生検出手段の検出事象と関連付けて表示する事象表示手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載のプラント監視装置。
  5. 前記各事象発生検出手段により検出された事象毎に各事象の発生時から設定時間内における運転員の対応操作に伴う操作データを記録する操作データ記録手段と、前記各事象発生検出手段により事象の発生が検出されたときに操作データ記録手段の操作データを検索して前記各事象発生検出手段の検出事象に対応した操作データを抽出する操作データ検索手段と、操作データ検索手段により抽出された操作データの内容を表示する対応操作表示手段とを備えていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のプラント監視装置。
  6. プラントの状態を検出する状態検出手段を備え、前記相関関係記録手段は、各事象の相関関係に状態検出手段の検出出力を付加情報として記録する機能を有し、前記事象検索手段は、各事象発生検出手段により事象の発生が検出されたときに前記相関関係記録手段を検索して前記各事象発生検出手段の検出事象と状態検出手段の検出出力とから定まる他の事象を抽出する機能を有することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のプラント監視装置。
  7. 事象の発生に従った操作員の操作に伴うプラントの状態の変化を検出する状態変化検出手段を備え、前記相関関係記録手段は、各事象の相関関係に前記状態変化検出手段の検出出力に応じた意味付け情報を付加情報として記録する機能を有し、前記事象検索手段は、各事象発生検出手段により事象の発生が検出されたときに前記相関関係記録手段を検索して前記各事象発生検出手段の検出事象と前記状態変化検出手段の検出出力とから定まる他の事象を抽出する機能を有することを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載のプラント監視装置。
  8. 前記相関関係記録手段の記録情報を検索して指定の事象の相関関係に関する情報を呼び出す事象呼出し手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプラント監視装置。
  9. 前記操作データ記録手段の記録データを検索して指定の操作データを呼び出す操作データ呼出し手段を備えていることを特徴とする請求項5に記載のプラント監視装置。
  10. 前記各事象発生検出手段の検出出力を監視して各事象の発生回数を記録する発生回数記録手段と、発生回数記録手段の記録情報を検索して各事象の発生回数に関する情報を抽出する発生回数検索手段とを備えていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のプラント監視装置。
  11. 前記各事象発生検出手段の検出出力を監視して各事象の最終発生日時を記録する最終日時記録手段と、最終日時記録手段の記録情報を検索して各事象の最終日時に関する情報を抽出する最終日時検索手段とを備えていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のプラント監視装置。
  12. 修正指令に応答して前記相関関係記録手段の記録情報を修正情報に従って修正する相関関係修正手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のプラント監視装置。
  13. 前記相関関係記録手段に情報が記録されてから設定時間が経過したときに相関関係記録手段の記録情報を指定の修正情報に従って修正する相関関係自動修正手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のプラント監視装置。
  14. 各事象に対処するためのガイダンス情報を各事象に対応付けて記録するガイダンス情報記録手段と、前記各事象発生検出手段により事象の発生が検出されたときにガイダンス情報記録手段の記録情報を検索して各事象発生検出手段の検出事象に対応したガイダンス情報を抽出するガイダンス情報検索手段と、ガイダンス情報検索手段により抽出されたガイダンス情報を表示するガイダンス情報表示手段とを備えていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載のプラント監視装置。
  15. 各事象の推定原因に関する情報を各事象に対応付けて記録する推定原因情報記録手段と、前記各事象発生検出手段により事象の発生が検出されたときに前記推定原因情報記録手段の記録情報を検索して前記各事象発生検出手段の検出事象に対応した推定原因情報を抽出する推定原因情報検索手段と、推定原因情報検索手段により抽出された推定原因情報を表示する推定原因情報表示手段とを備えていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載のプラント監視装置。
  16. 前記各事象発生検出手段の検出出力を監視して前記相関関係設定手段により設定された他の事象が設定時間内に発生しないときには他の事象の発生を検出する前記事象発生検出手段に異常があると判定する異常判定手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載のプラント監視装置。
  17. 前記各事象発生検出手段は、プラント各部の異常の発生、プラント各部の故障の発生、プラント各部の状態から設定された警報の発生のうちいずれか一つを検出してなることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載のプラント監視装置。
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