JP3574663B2 - 円筒形の飲料デイスペンサー - Google Patents

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Description

発明の背景
本発明は、市場においてさらに魅力的で、絵を簡単に交換でき、占有面積(footprint)が小さく、冷却効率がよく、整備がしやすく、製造費が低いコンパクトポストミックス(post−mix)飲料ディスペンサーに関する。さらに具体的には、本発明は,カン、ボトル、コップ、グラス、などの様々な飲料の容器の形にすることができる円筒状のハウジングを有し、分配される製品の冷却のさらなる効率の向上をはかるための製品と冷却液の円形流路を有する、コンパクト飲料ディスペンサーに関する。
ほとんどのポストミックス飲料ディスペンサーは、10またはそれ以上の金属薄板の部分からなり、パネルを流動式で固定させるため30以上ものベンディング操作を要する箱状ハウジングを有する。これらの構造は比較的、製造費用が高い。
これら一般の箱状ハウジングは、通常、前壁と側壁の固定された製品のグラフィックを有し、新しいグラフィックに変えたり、所望の新規な外観にするには、修理工場へ輸送しなければならなかった。
これら周知の飲料ディスペンサーは、さらに比較的複雑な作りつけの冷却システムを有し、整備するのが困難であった。
加えて、箱状の四角いハウジングは、ハウジングの角にある空所のため、必要以上に大きい占有面積が必要であった。従って、箱状ハウジングは、ファーストフードレストランのカウンターのスペースを必要以上にとっていた。
さらに、箱状ハウジングは、通常、四角い外型に沿う、四角いプロダクトクーリングラインとエエバポレーターコイルを有する。その中の四角い流路はウォーターバス(水浴)の角に空所を有し、プロダクトクーリングラインに急な角を有するため、大きな圧力降下が生じた。加えて、箱状ハウジングは、四角いハウジングの角の空所のため、必要以上に大きなウォーターバスを要した。結果的に、水の冷却がおくれ、アイスバンク(Ice Bank)の形と、内部表面特質の予期ができなかった。
箱状ハウジングにおいて、アイスバンクは円形の内部表面を形成しようとする。しかし、これは、水(ソーダ)とシロップの氷結を生ずるため、中の水、または、シロップの流れを止めてしまったり、にぶくしたしする。
多くの現存の冷却したウオーターバスを利用する飲料ディスペンサーは、それらのウオーターバスに利用する改善されたカーボネーターが必要である。さらに、カーボネーターに、必要な構成要素の数及び伝熱効率を減少することができれば望ましい。
一般的には、コンパクト飲料ディスペンサーは、さらに、一つのディスペンサーノズルで複数の製品を分配するため味のまざりを生ずる。
現存の冷却されたウオターバスを有するコンパクト飲料ディスペンサーは、手で調整するのにアクセスしやすく、扱いやすいため、通常プロダクト−クーリングラインの下流に、フロー・コントロール・レギュレーターを有する。しかし、調節の問題が解決されるなら、水温の高いウォーターバスの上流にフローレギュレーターをとりつけた方が有利である。すでに知られているように、低温の液体においての温度が少し変化すると、液体の粘度に大きな変化をもたらすが、高温においては、事実ではない。
いくつかの飲料ディスペンサーは、米国特許第3,926,342号明細書の炭酸水生成装置のように当分野で知られているが、円筒状ハウジングと、関連する円筒カーボネーターを利用しているこれらのディスペンサーは、箱状ハウジング構造の上述した問題点を解決するのに有用な、これらの円筒状ハウジングの有する全ての潜在的利点を把握してはいない。
従って、市場において大多数を占める商業的ポストミックスディスペンサーに採用されている箱状飲料ディスペンサー構造の上述した全ての欠点を克服する小型の飲料ディスペンサーに対する需要が当該技術分野に存在する。
発明の概要
従って、このように、市場での魅力を向上させる形を有し、パネルの絵の取り外しが簡単で、整備がしやすく、低コストの製造技術を有し、小さい占有面積を有し、冷却組立体の効率を上げ、製品の成分のフローコントロールが改善されたコンパクトポストミックス飲料ディスペンサーを供給することが本発明の第一の目的である。
冷却用ウォターバスのために円筒状ハウジングを供給し、それにより四角いハウジングにある角の空所をなくすことにより、水の循環の向上をもたらすことも本発明の目的の一つである。
製品の絵を飲料ディスペンサーの側壁に360゜にわたってディスプレイし、目につきにくい所をなくす形を有する飲料ディスペンサーを供給する事も本発明の目的の一つである。
本発明は、さらに、分配される製品の様々な容器をまねた形を有し、希望によってその形の種類を交換できる飲料ディスペンサーを供給することを目的とする。
本発明は、さらに特別又は新規のプロモーションの際に新しい外観に変えるために絵を簡単に交換できるように交換容易なパネルとして、ディスペンサーと別々に保管でき、ディスペンサーと別々に、又は一緒に輸送できる平ら又は予めまるめたグラフィックパネルを供給することも又目的とする。
本発明はベンディング操作を減らし、総製造費を削減するため少ないハウジング部品からなるコンパクト飲料ディスペンサーを供給することをさらに目的の一つとする。
本発明は、増強された二酸化炭素/水のインターフェイスを有し、より大きい容量、そのハウジングと周辺のウオーターバスの表面接触領域を有し、従って、熱伝導が良く、別々のバッフルで水面値プローブとソーダ水ディップチューブを炭酸水貯蔵容器の残りの部分から守り、隔離する必要のないポストミックス飲料ディスペンサーのウォーターバスにつかわれる改良されたカーボネータータンクを供給することをさらに目標の一つとする。
本発明の目的は、
ウォーターバスを形成する水の供給源を有する円筒状ハウジング;
該円筒状ハウジングとウォーターバス内に設置する事が出来る円筒形カーボネータータンク;
ここで、該カーボネーターは、その間に、ソーダ水の環状チャンバーを規定する内部の一つの同心円状シリンダーを含み;そして、
ハウジングの内部表面の辺りに円筒形アイスバンク(ice bank)を形成し、ウオーターバスとカーボネータータンク中やの水を冷却するための円筒状ハウジングの辺りに同心円状に設置された円状エバポレーターコイル;
流れを妨げるコーナーや、折れがない環状の円筒状ハウジングカーボネータータンク及びエバポレーターコイルのそれぞれを通る主要な水の流路
を含んでなるポストミックス飲料デイスペンサーの冷却組立体を供給することにより達成される。
整備を簡単にするため、モジュラーユニットとして、デイスペサーの円筒状ハウジングに取外し可能な形で冷却組立体のハイメンテナンス部品は取り付けられている。これらの部品は、循環しているフレオン(冷却剤)成分から分けて取り外す事が出来る。ポストミックス飲料デイスペンサーは、さらに炭酸水化される水をカーボネーターに供給する為の管と、周りを取り囲んでいるウオーターバス中にカーボネーターを取り囲んで、循環する形の炭酸水排出コイルを有する。シロップの導管もまた備えていて、ウオーターバス中をコイル状で循環する。一つの具体例として、ウオーターバスそして従って、ウオーターバスの出口のディスペンサーバルブへの水の流れを調整するために、インライン(in line)フローレギュレーターがウオーターバスの上流に取り付けられている。
水とシロップクーリングコイルを通る水とシロップの主要な流路が環状で大きな圧力降下を生じさせる水流を妨げる折れや、制限がないため、フローコントロールデイスペンシングバルブ組立体で高い炭酸水とシロップの圧力を生じ、割合の調整がよりうまくできる。さらに、ウオーターバスの円筒状は、コーナーに空所を有さず、そこで形成されたアイスバンクは、滑らかな円筒状内部表面と実質的に均一な厚さを有する。これらの、環状カーボネーター、及び環状シロップ及び水冷却用コイルの組み合わせによるこれらの要素は、バスの中で能率の良い水の循環を促し、シロップと水の冷却コイルの氷結の危険性を減らす事が出来る。
本発明の他の重要な特徴の一つは、改善された市場アピールを導く形を有するキャビネット組立体を供給することにある。円、又は、円筒状のデイスパンサーハウジングは、色々な、違った外見、例えば、カン、ボトル、グラス、及びコップなどに適応することができる。加えて、基本的な円筒状ハウジングの形を飲料のカンのような形に作られた場合、ボトル、コップ、及び、グラスなどの種類の容器の形を表したり、まねたりするための、装飾用スリーブのベースとして利用できる。
加えて、装飾用スリーブの使用は、炭酸飲料の外見をまねたスリーブと円筒状ハウジングの間の透明なスリーブと液体を利用して、市場でのアピールを向上させる。
さらに、本発明の応用の範囲は、いかに記す詳細な説明で明らかにされるであろう。しかし、詳細な説明及び実施例は本発明の好適な具体例を示すものではあるが、説明の経過で与えられるものにすぎず、本発明の精神と視野の範囲内で様々な変化や改変をすることは、本詳細な説明から当業者にとっては明らかなものになるであろう。
【図面の簡単な説明】
図2は、図1の部分部分解の一部で、本発明の攪拌器/ファン組立体を示す。
図3は、図1の具体例の断面図である。
図3Aは、図3の3A−3Aの方向に切断した時の断面図で、上部平面のウォーターバスと構成部品を示す。
図4は、本発明のカーボネータータンクの断面図である。
図5は、図3の飲料ディスペンサーハウジングの上部から中を見たときの断面図である。
図6は、図7の6−6にそったの断面図で、図3のディスペンサーに使われるバルブ組立体フローレギュレーター、及び混合ノズルの具体例を詳細を示す。
図7は、図3の本発明のディスペンサーハウジングの上部平面図の一部と関連するノズルハウジングである。
図8は、図3の本発明のディスペンサーの好適なバルブとノズル組立体とサプライ供給管システムの模式的ブロック図である。
図9及び図10は、図1のディスペンサーの円筒状ハウジングに装飾スリーブが取り付けられ、ベル型グラスと発泡飲料のジャケットを有し、そして、氷と飲料ストローを模した本発明のディスペンサーの他の具体例のそれぞれ全体図と側面図である。図1は望ましい本発明の飲料ディスペンサーの具体例で、飲料のカンの形をした円筒状ハウジングの図である。
図11は、図1の飲料ディスペンサーの円筒状ハウジングに配置された曲った(bowed)透明素材の部分的スリーブから形成された模擬ベル型グラスを表す本発明のディスペンサーのもう1つの具体例の図である。
図12Aは、図11のディスペンサーの上部平面図と関連する装飾用スリーブである。
図12Bは、図12Aの装飾用スリーブの継ぎ目部分の拡大断面図である。
図13は、側に溝の入ったカンの形をした装飾用スリーブ他の、具体例の全体図である。
図14は、飲料用ボトルの形をした図1のディスペンサーに配置される装飾用スリーブの他の具体例の側面図である。
図15は、他の装飾用円錐台形(frustoconical)スリーブと関連する氷とストローのキャップが図1のディスペンサーの円筒状ハウジングの辺に配置されているコップ外観を模した具体的な全体図である。
図16は、図1と3の飲料ディスペンサーの選択可能な具体例の底面部の断面図の一部でウォーターバスの上流のアイスバンクとインラインフローレギュレーターの下にあるシロップコイルの選択できる位置を例示している。
図17は、本発明の図16のディスペンサーの具体例の水とシロップのプロダクトラインに使われるまっすぐなインラインフローレギュレーターの断面図である。
好適な具体例の説明
図1を見ると、一般的に10と示されている本発明の飲料ディスペンサーの好適な具体例が図解される。一般的に使われている箱状ハウジングのデイスペンサーと比べて、市場でのアピールを高めるため円筒状のハウジングは、通常の清涼飲料のカンの形である。円筒状ハウジング12なら、消費者はグラフィックを360゜見ることができ、見えにくい箇所がない。加えて、飲料カン、又は後述す他の容器を模した形は、客を魅了するため、売り行きの潜在力を高める。
円筒ハウジング12の他の利点は、付属のグラフィック12Aその場で簡単に取り替えられることでる。現在のディスペンサーは、新規な外見にするには、ディスペンサーをとりはずし、修理工場へ輸送しなければならない。しかし、本発明の円筒状ハウジングは、平なパネル、又予めはまるめたグラッフィクパネルをその場に輸送し、プロモーション(promotion)、ディスプレイの交換、その他の理由の際、希望に応じて新しいパネルに交換することができる。
図1のディスペンサーは、フレーバー選択ボタン18とデイスペンシングノズル20がディスペンサーバルブ組立体16の下側に備えてある。ディスペンサーバルブ組立体16及びドリップトレイ22をつないでいるのはスプラッシュプレート24である。ディスペンサーバルブ組立体16、スプラッシュプレート24、及びドリップトレー22は円筒ハウジングの内部構造に適当に固定されている。
取り外しできるスリーブ11とそれについているグラフィック11Aは円筒12に固定されている。スリーブ11は、ディスペンサーとは、別に保管しておけるよう、あらかじめ巻いてあるグラフィックパネルであることが好ましい。これは、パネルをその場でより柔軟に変えることができ、世界中で使用できる単一の同じディスペンサーの製造を可能にする。なぜなら種々の異なったパネルを容易に倉庫に保管し、又は、装着時に装着できるからである。
後述でもっと詳しく説明されるようにノズル20は、図17Bと17C図の説明に従って所望ならばそれぞれの違ったフレーバー用に複数のノズルを有しても良い。図17Aで示されるように、一つのノズルを使用することを選択しても良い。
ハウジング12の上部は空気をハウジング12から外へまたは中へ流すためにグリル14が装備されている。図2の分解図は、ブラッケット45に搭載されるインペラー42とモーター44を有する攪拌組立体40の付け外しの為のグリル14の取り外しする方法を示している。さらに、ブラッケット45に搭載されているのは一組のコンデンサーファン−モーターユニット46である。ブラッケット45の上部はバッフル47を形成するため湾曲している。冷法システムの非フレオン化合物を修理の準備のために取りはずせるように他の高いメンテナンス(high maintenance)電気部品、例えば、変圧器、電気ボックスなども、ブラッケット45に搭載されている。
図3と3Aの断面図は、ハウジング12の底部とその詳しい構造を図解する。図3の選択出来る具体例は図16に関連して以降説明する。シリンダー12には、絶縁材(insulation)23を有する間の境界を定める同心円状に配置された外側シェル12Aと内側シェル12Bを有する。ディスペンサーウォーターバスを有する従来の箱状ハウジングを比べると、これは、全部で30にもなることがあるハウジングパネルの複数のベンドやつなぎ目を省くことができる。従って、本発明のディスペンサーの円筒12は、従来の箱状ハウジング構造と比べて製造費が安くなる。同心円状に装備されている内側シェル12Bは冷却ウォーターバス25を有するためのチャンバーの境界を規定する。エバポレーターコイル26は、シェル12Bの内部のまわりの環状コースに同心円状に配置され、シェル12Bの内側表面のコイル26の辺に円筒状アイスバンク28を形成する。
複数のシロップサプライコイル36は、カーボネーター30の辺りの積み重なった環状コースに同心状に配置されている。シロップは、インプットフィティングス36Aを通じてこれらの導管36に供給される。シロップ導管36は、スプラッシュプレート24の後ろに伸ばし、ウオーターバスの上部から通すか導管36は、ディスペンサーの前面を通す事も可能である。
本発明のディスペンサーに使われるカーボネーター組立体30は図3でも図解されているように、円筒ハウジング12の中心軸の上にあるウオーターバスにうめこまれる。カーボネータータンク30はされに詳しく図4に図解される。
図3と図3Aに示されているように、カーボネータータンク30のための1組の水供給コイルの循環コース又は導管34はウオーターバス内のカーボネータータンク30の外回りに集中的に配置してある。これらのコイルや導管34はインプットフィティング34Aと接続されている。
カーボネータータンク30は図4に図解されているように外側シリンダー30Aと内側シリンダー30Bを有し、それは、それらの間にある環状チャンバー32中にある炭酸水貯蔵器の規定となっているため、従来の炭酸水器と比べてユニークで改良された構造を有する。内シリンダー30Bは、軸の口径(axial bore)33を形成し、ウオーターバスからそこへの水の流れを調節する。このカーボネータータンクの環状又はドーナツ形は、ウオーターバスの中で水にさらされている表面積を増やし、結果、カーボネーターの伝熱効率を良くする。
さらに、内シリンダー30Bはソーダ出口34と水面プローブ(図解されていない)を入する水によって起こる乱流から隔離する、障壁する役目を果たす。
組立体30の末端30Cとインプット及びアウトプットポート又はその中で成形された詰め物に適したどんなタイプのプラスチックでも作ることができる。末端壁30Cは、適当なO−リング37を利用して、シリンダー30Aの末端に水が漏れないように調節された状態で固定し、そして、外側シリンダー30Aの遠端をまるめ末端30Cをとめがねで固定する。これは、カーボネータータンクの製造費を下げる。
二酸化炭素ガスは、カーボネーター組立体30にある環状チャンバー32へ導管41を通じて供給される。炭酸水化される水は、導管39を経て、カーボネータータンク30へ供給される。炭酸水(ソーダ)はタンク30から、アウトプット導管34を経て出る。
図3、3A、4の説明からわかるように、すべての主要な液体流路は、円形で、従来技術の装置の大多数である角形又は箱形ハウジング及び、カーボネーターの構造にある切迫した角や曲がりはない。曲がりくねった流路も、これらの曲がりは通常環状流路の半径よりも一般に小さい半径を有することから回避されている。クーリングライン手段に環状導管を使うことは、与えられた導管の長さを通じて圧力降下が低くなり、結果、ディスペンシングバルブへより高い水圧で流れ、フローコントロールがよりよく機能する。
本発明のディスペンサーの機械的冷却部品は、図3に図解されているように、容器12の中のウオーターバスのすぐ上のデック101により支えられている。これら機械部品はコンプレッサー100、コンデンサー102と取り外し可能ブラッケット45に別々に搭載される一組のサーキュレーションファン46を含む。矢印43に示されるように、空気の循環は、グリッド14を経て、コンデンサー102、ファン46及びハウジング12からグリッド14を経て外へ出る。コンデンサー102は勿論、エバポレーターコイル26を有する液体循環路に結合されている前述したハウジングの下部にあるアイスバス28を作る。
ハウジング上部にある機械冷却部品は図3のライン5−5−に沿っ切り取られた部分的断面図の図5にさらに示されている。図5は、ハウジングの上部をのぞき込んだ部品の相対的配置を図解している。
図3のバルブハウジング161に使うに適当なバルブ組立体120は図6と図7と連係して図解される。図6の下部は図7のライン6−6に沿って切り取られた部分的断面図である。これは、複数のインラインバルブ121、122、123、125を有する導管35を含む一般に120と示されるバルブ組立体、とインラインフローレギュレーター124を描写する。バルブ121は、プレイン(plain)[スティル(still)]ウォーターライン37に取り付けられている手動操作可能なバルブである。バルブ122は、炭酸水(ソーダ水)ライン34に取り付けられている手動操作可能なバルブである。ディスペンサーを使うために、セットアップする際、希望に応じてこれらのバルブは、あらかじめ真水(plain water)、又は炭酸水、の分配を調整するために選択されて、開けても閉じても良い。バルブ123は、単にいかなる液体も導管35からミクシングノズル20Aへの流れを開く又は閉めるシャットオフバルブである。ソレノイドバルブ125が取り付けられていて、そして、バルブハウジング16についているセレクターボタン18の中の適当なボタンの作動に反応して作動する。フローレギュレーター124は、どんな種類にも適したスプリングで強制された(spring−biased)フローレギュレーターである。フローレギュレーターは、例えば、後述する図17の改良されたタイプでも良い。
図6に描写されているように、ノズル20Aは、そのそれぞれのボアと水ラインとシロップラインへの接続の関連配置を明確に図解するため90度回転させてあることを注意されたい。
図6の上部は、シロップをノズル20Aに供給する多少に似かよったバルブ組立体120'を図解している。水、及びソーダバルブ121、122は必要ない。しかし、シャットオフバルブ123、フローレギュレーター124及びソレノイドバルブ125は、図6の下半分に描かれたウォーターサプライバルブ組立体120にあるように備わっている。
それぞれの導管36を経たシロップ流路は、それとの流体連通する120'などのバルブ組立体を含むこともある。そのようなバルブは一つのしか明示されていないが、二つのシロップ導管36A,36Bはノズル20Aのインプットと接続されていることに注意するべきである。これらの導管はノズル20A内で2種のフレーバーのシロップをソレノイド125から環状チャンバー21へ出された炭酸水と交ぜるため、通路19A,Bとそれぞれ連通する。
カーボネーター30、シロップ導管36と真水導管37から分配される炭酸水を含む水の導管34はその液が、ウォーターバスを通過した後に、図7のノズル21A、20B、20C及び関連するバルブ組立体に注入される。円筒状壁にあるバルジ(bulge)29は、図7に図解してある導管のため設けられており、アイスバンク28のとなりのバッフルプレート27を含む。バッフル27とバルジ29の間にあるチャンバーは、ウォーターバスの一部であり、その中の水がこれらの導管の中の物を冷やす。図7には、説明の明確化のため、一つのバルブ組立体120しか示されていないがノズル20BやCに真水や炭酸水をインプットするように類似のバルブ組立体120示されているように取り付けられていてもようことに注意されたい。同じように、説明を明確にする為、図7にはシロップ供給バルブ組立体120'は全く示されていない。しかしこれらのバルブ組立体が存在し図示されるように、図6の上部で接続されていることを理解されたい。
3つのノズルから複数のあらかじめ選択されたフレーバを分配する本発明のシステム機能は、図8でさらに図解される。20A,20B,20Cのそれぞれのノズルは図8に図解されるように6種の違うフレーバーのシロップ1−VIから決められた二種類の飲料を選択的に分配する。それぞれのノズルから選択された分配されるフレーバーは、フレーバーの交ざり(carry over)の問題を最小化するために、交互性があるように選ばれている。それは、例えば、ノズル20Aから分配される選択されたフレーバーI又は、IIは互いに味の交ざりを生じにくい傾向にあるフレーバーである。ノズル20BのフレーバーIII、IV,及びノズル20CのフレーバーV,VIのフレーバーの選択についても同じ配慮をする。特別強いフレーバーが使われ、殆んど何かのフレーバーの交ざりを生じてしまうときは、ノズル20Bをその専用のノズルにすればよい。
図8をさらにくわしく見ると、図6と図7に関して前述の水/ソーダ選択バルブ121、122は、ノズル20Aと20Bのウォーターインプットラインに搭載されている。ノズル20Bは、水が[真水(plainwater)],ソレノイド23を通って直接ノズルBに供給されるという多少異なった水供給アレンジメントを有するこれらのソレノイド123と125はそれぞれ選択パネルのボタン18の一つによりプレインウオーター又は炭酸ポストミックス飲料のうちのどれが選択されるかに従って作動する。
図9−11、13−15には、市場アピールを向上させる本発明の様々な飲料ディスペンサーの具体例が図解されている。これらのそれぞれの具体例には、装飾スリーブが図1の円筒状カンに飲料ボトル、グラス、又は、サービングカップの形を模して配置されている。
図9と10に一つの装飾スリーブの具体例か描写されている。この具体例では、スリーブ60は、装飾スリーブ60とカンの周りに、透明な外壁を有するベル型グラスを有し、外壁は飲料の色をした液体62が入る環状ジャケットの貯蔵のためにカンとの間に空間が開けられている。スリーブ66の底には、アパーチャーチューブ67を有する空気ポンプ66で空気泡64を液62に注入するためそこから、環状ジャケットに延びている。これらの気泡は、ベル型グラスの中で、飲料が泡立ち活気付いているように見せる。飲料を出来るだけ魅力的に見せるため、円筒ハウジングの外表面は、液62と同じ色で塗装する事も出来る。スリーブ、又は、グラス60も、氷を模倣した透明な塊68とそこから伸びているストロー67を有する装飾キャップを備えてもよい。63からの空気の流入と65からの空気の流出を促すために、適当な開口が装飾キャップに装備されている。
図11を見ると、図9と11の円筒状カン12の上部だけに取り付けられたスリーブ80の一部からなる修正された形のベル型グラス具体例が示されている。装飾スリーブは、ベル型グラスの上部の開口とへりを模倣した装飾キャップ部分81とカンの上部16を囲む下方の延び出て、弓曲しているスカートの部分82を有する。所望ならスリーブ82とカンの外壁12の環状スペースにスリーブ部分82の外内壁の間の空間にある発泡液体を後から照明を当てる為にライト84が取り付けてある。即ち、スリーブ部分82は、図5の示された具体例の二重壁構造のもので、炭酸水の外見を模するため、その中に飲料の色の液体と気泡を有する。本具体例の円筒12の下半分は、スリーブ部分82の中にある液体と同じ色で塗装され、従って図11の飲料デイスペンサーハウジングの全体的な外見は、消費されるべき飲料が満たされたベル型グラスのように見える。キャップ部81も希望があれば、透明な氷の塊とそれから伸びるストローを装備する事ができる。
図12Aには、装飾スリーブ60のさらなる詳細が示されている。スリーブ60は、例えばシーム70とカットアウト60Aを有し、そのため、円筒ハウジング12の周りにまく事が出来る。カットアウト60Aは、バルブ組立体16、ノズル20とドリップトレー22を適応するために作られている。
シーム70の拡大された断面図が図12Bに図解されているシーム70は、糊付け、または、ヒートシールドされた重なった部分、70Aと70Bを有する。スリーブ60外表面のシームのあたりは、客にシーム70を見えないように、環状チャンバー、又は、ジャケット内の液体62と同じ色のコーテイング;又は、ペイント69がなされている。スリーブ60は液体62をその間に収容するようにスリーブ60Aと60Bを含む二重壁構造になっていて、シーム70に隣接した部分には、シーム70に近接する領域の液体62のもれを防ぐため、ウオール60Aと60Bの末端の結合部分に、シリコンシーラント材料61が用意されている。
泡の出た、活気のある飲料を模するための液体62の入った二重構造壁は、図14の飲料ボトルをまねた具体例でも使う事が出来るということを理解されたい。
図13は、溝のある側壁を有する他のカンの形の装飾スリーブ12の具体例を示している。
図14には、コカコーラの溝のある曲形のボトルの形の装飾スリーブ50の他の具体例が、示されている。このボルトの形は、コカコーラ社の登録商標である。スリーブ50はベースである、円筒ハウジング、又は、カン12の周りに適当な状態で装備されている。スリーブ50の内部表面は、円筒12の外形に補足する形に形づくられていて、それにより、より安定的に固定される。装備されているスリーブ50は、それの後方の表面にシーム(解されていない)を有し、従って、単に、カンの周りにまいてあり、シームの所で固定されている。カットアウトは、バルブ組立体16と、ドリップトレー22を収容するためにスリーブ50の前方の壁に設けられている。グリッド50Aは、スリーブを経て、円筒ハウジングへ入る空気を収容するため、スリーブ50の首の部分に備えられている。
ボトルを模したキャップ50Cは、スリーブ50の上部に備えられており、50Bにグリル、または、他の種類の開口が、スリーブ50からの空気の流れを許容するように、備えられている。図15は、さらに、消費されるべき飲料水をいれるコップの形を有する本発明の具体例である。このコップは、前述の他の飲料容器の具体例と似た形で固定された円錐台形装飾スリーブ90を有する。コップに似せたスリーブ90は氷の塊68や、そこから伸びるストロー67を有してもよい。
図16は、本発明のデスペンサーのハウジング12の下部の断面図で、シロップ導管36の位置と炭酸水化される水用とシロップ用のそれぞれのインプットフィテイング34A及び36Aのためのウオーターバスの上流のインラインレギュレーター38の使用のほかの具体例を示している。フローレギュレーター38は、アウトプットフィテイング150(図17)からの、図16のフィテイング34Aと36Aまでのホースによって対になってもよい。温度の高いウオーターバスの上流にあるプロダクトラインに、インラインフローレギュレーターを配置すると有利である。高温では、低温の時と比べて、温度変化の粘度への影響は、比例的小さい。しかし、通常手の届きにくい所に設置されている事から、ウオーターバスのインプット側に、もっとコンパクトで、簡単に調節が出来るインラインフローレギュレーターが必要となる。
改良された、インラインフローレギュレーター38の詳細は、図17に示してある。全ての部品を、共通の縦軸上に直線的に取り付ける事により、簡単に調節できるコンパクトな構造になる。レギュレーター38は、共通の縦軸上に一直線に配置されたインプットカプリング(coupling)149とアウトプットカプリング140を有する円筒形のハウジング150を有する。ハウジング140の中に備えられた固定された円筒スリーブ141は、その周囲にそれを通って、環状通路145と連絡する一連の間隔の開いたフローコントロール開口スプリング148は、スリーブ141を適所に保持し、可動プラグ146の上部先端を接する。開口144の有効サイズは、スリーブ141の中を縦軸方向に移動可能で、開口144の有効サイズを変化させるように、ピストン142の上端142Bが開口144を横切って移動するピストンの142上の位よって変化する。ピストン142の底には開口142がある。従って、液体は、インプットカプリング149、開口144、環状通路145とアウトプットカプリング150の中の放射状と縦状の通路を経てレギュレーター38を流れる。
ピストン142は、開口144の効果的なサイズをレギュレーター38と通る液体の圧力の変化に応じて、伸縮するコイルスプリング143によってばねの力がかけられる(spring baiased)。スプリング143は、ピストン142の底とプラグ146の底の間に備えられている。従って、レギュレーター38を通過する液体の流れる速度は、その都度のアジャスメントナット147の手動セッテイングにより圧力の変化にも関わらず、充分に一定に保たれている。
アジャステイングナット147は、同心円状に、ハウジング140の外部に配置され、それに装着される。ナット147の回転は、レギュレーター38からの流出速度を調節する。ナット147を締めるとプラグ146が押し下がり、それにより、スプリング143を圧迫し、スプリング143の効果的な力を強め、流出温度を下げる。ナット147を緩めると、スプリング143の効果的な力を弱め、流出速度を高める。
ナット147は、レギュレーター38が、例えば、図16のデイスペンサーの底の窪みなどの手の届きにくいところに設置されていてもこのフローレギュレーターは、調整のため操作者の指で簡単につかむ事が出来る。従って、道具を必要としないため、調整が簡単である。又、インラインの結果を達成する為90゜にまげられたエルボー(それによる圧力降下)を要する。既知のデバイスにより、インライン構造がその装着を容易にする。
ここまで、記述されてきた発明で、同じ物が、様々に変化しうる事は明らかである。そのようなバリエーションは、本発明外のものとはみなされず、そのような修正をしても、当技術に詳しい人物は、以下の請求項に記載される発明である事が、明白である。

Claims (22)

  1. ウオーターバス(25)を形成する水の供給源を有し、ディスペンサー(10)の外形を規定するようになっている円筒状ハウジング(12)、
    該円筒形ハウジング(12)及びウオーターバス(25)内に配置可能な円筒状カーボネータータンク(30)、
    該ハウジングの内部表面の回りに実質的に均一な環状アイスバンク(28)を形成し、該カーボネータータンク及び該ウオーターバス内の水を冷却するための、該円筒状ハウジングに同心円状に設けられている循環路コースを有するエパポレーターコイル(26)、
    炭酸水となる水をカーボネーターに供給し、そこから炭酸水導管手段(34)を経て炭酸水を外に出すための水導 管手段(34、39)炭酸水導管手段(34)は内部の流路の主要な部分が流れを妨げる角や曲りを有さない、
    水を炭酸水にするため、炭酸ガスをカーボネータータンクの水に供給するための炭酸ガス供給手段(41)、
    該ウオーターバスを介して伸び、内部の流路の主要な部分が流れを妨げる角や曲りを有さないシロップ導管手段(36)、
    ポストミックス飲料を分配するための、該炭酸水及びシロップ導管手段(36)と流体連通しており、該円筒ハウジングの外表面に接続され、少なくとも1つの分配ノズル(20)と流体連通しているバルブ組立体、及び
    円筒状ハウジング(12)、水導管手段(34)、シロップ導管手段(36)の各々を介し、実質的に円形のカーボネータータンク(30)の周りの主要な流路を具備することを特徴とするポストミックス飲料ディスペンサー。
  2. 炭酸水導管手段(34)の大部分にカーボネータータンク(30)の辺りに同心円状に装備された円形コースを有する請求項1記載のデイスペンサー。
  3. シロップ導管手段(36)の大部分に、円筒状ハウジング(12)内に同心円状に装備された円形コースを有する請求項2記載のデイスペンサー。
  4. シロップ導管(36)の主要な部分が円筒状ハウジング内(12)で同心円状に配置された円形コースからなる請求項1記載のディスペンサー。
  5. 該円形ハウジング(12)がポストミックス飲料を提供する際にいれる容器を模した形、及び飾り付けされた請求項1記載のディスペンサー。
  6. 該容器が、飲料カン(11)である請求項5記載のデイスペンサー。
  7. 該容器が、飲料ボトル(50)である請求項5記載のデイスペンサー。
  8. 該容器が、飲料カップ(90)である請求項5記載のデイスペンサー。
  9. 該容器が、飲料グラス(60)である請求項5記載のデイスペンサー。
  10. グラスが、円筒状ハウジング(12)を覆う装飾スリーブ(60)からなる請求項9記載のデイスペンサー。
  11. グラスに入った飲料の外見を模するため装飾スリーブと円筒状ハウジングの間に、さらに流体(62)を含む請求項10のデイスペンサー。
  12. グラスに入った、炭酸水の外見を模するため、流体(62)にさらに気泡(64)を有する請求項11のデイスペンサー。
  13. 氷(68)の塊とそれから伸びるストロー(67)を模したものをさらに含む飾り蓋を含んでなる請求項12のデイスペンサー。
  14. 円筒状ハウジング(12)を囲む装飾スリーブ(50)を含んでなる請求項7のディスペンサー。
  15. 円筒状ハウジング(12)を囲む装飾スリーブ(90)を含んでなる請求項8のディスペンサー。
  16. 氷(68)の塊とそれから伸びるストロー(67)を模したものをさらに有する装飾キャップを含んでなる請求項15のディスペンサー。
  17. 炭酸水を入れる環状チャンバー(32)を規定する第1と第2の同心円シリンダー(30A、30B)を有するカーボネーションタンク(30)を含み、円筒シリンダーの内側のもの(30B)がウオーターバス(25)からの冷却された水を調節する(accomodate)ための中心の穴(33)を規定する請求項1のポストミックス飲料ディスペンサー。
  18. さらに、装飾スリーブ(50)と円筒形ハウジング(12)の間に、ボトルの中の飲料の外見を模するため、流体(62)を有する請求項5のデイスペンサー。
  19. さらに、ボトルに入った炭酸飲料を模するため、気泡(64)を液体中に有する請求項18のデイスペンサー。
  20. 該ウオーターバス(25)の水を冷却するため、コンプレッサー(100)、コンデンサー(102)を含む冷却材循環部材;
    冷却システムをコントロールし、運転するための電気部品群を含む電気的サブ組立(40、46)、但し、該電気的サブサセンブリーは、該冷却材循環部材と液体連絡にある配管された(plumbed)部材を含まない;
    該冷却材循環部材を取り外し可能な状態で支える為の該ハウジングのデッキ(101)、及び;
    ハウジングから電気的サブ組立体を個々に支え、取外しする為の取外し可能なブラケット(45);
    冷却材循環部材手段(100、102)を取り外さずに、修理のために容易に取外しが出来る電気的サブ組立体(40、46);
    をさらに含む請求項1のデイスペンサー。
  21. 該ウオーターバスの水を循環させる攪拌組立体(40)と、コンデンサーとハウジング(12)を通して空気を循環させるファン組立体(46)を含む請求項20のシステム。
  22. 縦軸と該軸に装備されたインプット・アウトプットポート(149、150)を有するハウジング(140)、
    流体の圧力の変化に応じて、軸にそって動くための該ハウジング内に配置されているピストン、
    該ピストン(142)の動きと位置に応じた有効通路サイズを有するインプット及びアウトプットポート(149、150)の間の該ハウジング内の調整可能な通路手段(144)、
    有効通路サイズの調整可能な力決定因子で該ピストン(142)を強制するスプリング手段(143)、
    該ハウジング(140)の外側に同心状に配置され操作者の指によって手動調節が可能であるカラー、
    を含む液体の流速を調節する為のシロップ及び炭酸水導管手段中の液体フローレギュレーターを含んでなる請求項1のデイスペンサー。
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