JPH03273481A - 自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、自動販売機本体の外枠を形成するキャビネッ
トに関する。

（ロ）従来の技術 自動販売機は、実開昭６３−１７９５８５号公報に開示
されているように、商品の販売口や操作パネルのある面
を前面とし、この前面の一部（こ広告や商品展示用の看
板部を形成するのが一般的である。そして、看板部以外
のキャビネットのＯ１！１部については、例えば実開昭
６３−１９２８７６号公報にも示されているように、凝
縮器の吸込口または吐出口が形成される以外には特に利
用されていない。

（ハ）発明が解決しようとする課題 しかしながら、自動販売機に対する昨今の要望としては
周囲の雰囲気との調和が挙げられているが、従来の自動
販売機にあっては、キャビネットの看板部以外は無表情
のスチールの面であるために、周囲の雰囲気に溶は込む
ものではなかった。

そのため、キャビネットの側部全体にノ）たって看板部
を形成するのが好ましいが、この場合、冷却装置を備え
た自動販売機にあっては、凝縮器の吸込口または吐出口
が看板内に配置されることになって、せっかく看板部を
設けても見苦しいものとなる。

従って、本発明は、ユニークな魅力にて人を引きつける
ことができる自動販売機のキャビネットを提供するもの
である。

（ニ）課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために、本発明による自動販売機
は、本体の外観が、販売により送出する物品の形状を連
想させるように、該物品に似せた形状を有するキャビネ
ットにて構成する。

そして、冷却装置を有する自動販売機にあっては、接客
部を除くキャビネットの側部全体にわたって看板部を形
成すると共に、該キャビネットの天面には、前記冷却装
置におけるコンデンシングユニットの熱交換用空気の吸
込口または吐出口を形成して成る。

更に、冷却装置を有する自動販売機にあっては、前記キ
ャビネットの外観及び前記看板部は自動販売機における
販売用のカップを連想する構成に成し、前記入面にはこ
の販売用カップに差し込まれるストロ−若しくはマドラ
−をイメージする筒を設け、該笥開口を前記吸込口また
は前記吐出口として成る。

また、本発明による自動販売機は、前記キャビネットに
は人間が入ってメンテナンス作業が行える程度の空間を
形成し、該キャビネットの側部の一部には人間が出入り
するための扉を形成している。

（ホ）作用 自動販売機の外観を、販売により送出する物品に似せて
構成することで、キャビネット全体が看板部としての機
能を有するようになる。

そして、自動販売機のキャビネットの天面に、冷却装置
におけるコンデンシングユニットの熱交換用空気の吸込
口または吐出口を形成したことで、キャビネットの側部
全体を看板部として有効に利用できる。これにより、キ
ャビネットの外観及び看板部を自動販売機における販売
用のカップを連想する構成すると共に、このカップに差
し込んだストロ−若しくはマドラ−を連想する筒を設け
て、この開口部を吸込口または吐出口とすることで一部
ユニークな自動販売機となる。

また、サービスマンは扉を開けてキャビネットノ中に入
りメンテナンス作業が行えるために、自動販売機の客の
見ている前で自動販売機のメンテナンスを行う見苦しさ
がない。

（へ）実施例 以下、本発明をカップ式自動販売機の例で説明する。

カップ式自動販売機は、販売動作の開始により機内に飲
料を調合し、販売用のカップに注入して販売に供するも
のであるが、第１図ないし第３図において、この自動販
売機のキャビネット１の外観形状は販売用のカップをイ
メージして構成される。

このキャビネットｌの側部には、接客部２が形成される
以外は全体が看板部３となっている。そして、看板部３
には販売用のカップの下地の色と同種の色が塗られると
共に、カップに印刷されているのと同じ標章及び模様が
そのまま描がれている。

またキャビネットｌの天面４には、販売用のカップに差
し込まれているストロ−若しくはマドラ−をイメージす
る筒５と、販売用のカップの開口から覗く氷をイメージ
する飾り部６とを設けてぃる。

接客部２は、操作パネル部２Ａと販売口２Ｂとを有して
いる。そして、この操作パネル部２Ａには、自動販売機
が販売する商品の種類に応じて複数の押しボタン式の商
品選択スイッチ７が設けられており、商品選択スイッチ
７のそれぞれの位置には、販売可表示や売り切れ表示を
商品の種類ごとに行うインジケータ８がそれぞれ設けら
れている。インジケータ８は、例えばランプや発光ダイ
オードなどから成り、販売可表示のインジケータはその
関連の商品選択スイッチ７によって選択される商品が販
売可能であるときに駆動し、売り切れ表示のインジケー
タはその関連の商品選択スイッチ７によって選択される
商品が売り切れであるときに駆動する。

また操作パネル部２Ａには、硬貨投入口９およびカード
挿入口１０が設けられて、この自動販売機は硬貨および
カードのいずれによっても販売が行えるようになってい
る。したがってキャビネット１の内部には、硬貨受は入
れ口を硬貨投入口９に接続したコインメカニズムと、カ
ード挿入口１０より挿入されたカードに対して、カード
情報の書き込み及び読み取り処理を行うカードリーダと
を配置している。釣銭払い出し時若しくは投入硬貨の返
却時にコインメカニズムから払い呂さレタ硬貨は、硬貨
受取口２０より受は取ることができるようになっている
。

そして更に、操作パネル部２Ａには金額表示器１１が設
けられる。この金額表示５１１は、例えば４桁の数値を
表示できるディジタル表示器であり、硬貨投入口９から
投入された硬貨の合計金額や、カード挿入口ＩＯに挿入
されたカードが有している金額的価値を表示するために
利用される。

販売口２Ｂは、機内に設けたカップレストに対応してお
り、販売動作が終了すると、顧客はカップレスト２０に
載置されているカップを販売口２Ｂから受は取るように
なっている。

このカップ式自動販売機は、カップ供給位置。

飲料供給位置、カップレストを機内に分散して設けてお
り、カップ供給位置に送出されたカップを飲料供給位置
及びカップレストに順次移送することで飲料が注入され
たカップを販売に供するものである。そして、この自動
販売機は、カップが移送される間に商品の加工が施され
る様子を顧客が目視できるよう、接客部２において販売
用のカップが移動する部分に対応して透明板１２を設け
ている。

かかる販売機構を第４図により説明する。

同図において、２１はキャビネット１の中に水平に配置
されたレール、２２はこのレール１の上に摺動自在に装
架されたカップ保持装置で、カップ保持装置２２がレー
ル２１上を移動する途上には、大カップ供給位置ＣＩ、
小カップ供給位置Ｃ２、氷供給位置Ｉ、飲料供給位置Ｂ
、販売口２Ｂに対応するカップ取出位置Ｖが定められて
おり、それぞれの位置には、移動してくるカップ保持装
置２を検知するためのセンサＳ１〜Ｓ５を配置している
。そして各々の位置ＣＩ、Ｃ２，Ｉ、Ｂ。

■に対応してその上方には、大カップ供給装置ｔ２３、
小カップ供給装置２４．製氷機を具備した氷供給装置２
５．飲料供給装置ｌＺ　６．ストロ−供給装置２７を配
置している。また、前述のカップレスト２９はカップ取
出位１ｖに設けている。

大カップ供給装置ｉｉ：２３および小カップ供給装置２
４は、それぞれ１６ｏｚの大カップ、９ｏｚの小カップ
を収納しており、販売動作時には顧客の指定に応じてい
づれかのカップ供給装置が駆動して、収納しているカッ
プを送出する。

飲料供給装置２６は、顧客による商品選択動作に応答し
て飲料を調合するもので、カップ保持装置２２がカップ
を保持している状態で飲料供給位置Ｂに停止していると
き、そのカップの中に調合した飲料を注出する。このと
き飲料供給装置２６は、シロップを炭酸水にて希釈して
炭酸飲料を調合したり、またはコーヒー等の粉末原料を
湯にて溶解すると共に必要に応じて砂糖、ミルクを添加
してコーヒー飲料を調合する。

かかる構成で販売指令が与えられると、まずカップ保持
装置２２は、顧客のカップサイズの選定に応じてセンサ
Ｓ１またはＳ２にて検知される位置まで進み、大カップ
供給位置Ｃ１あるいは小カップ供給位置Ｃ２に待機して
カップを受は取る。

そして、カップ保持装置２２はそのままレール２１上を
矢印Ａ方向に移動し、途中でセンサＳ３゜Ｓ４に検知さ
れて氷供給位置Ｉ、飲料供給位置Ｂにそれぞれ停止する
と、氷供給装置２５および飲料供給装置２６が動作して
カップ保持装置２２が保持しているカップに氷や調合し
た飲料を送出する。そして、最終のカップ取出位置■に
到達するとセンサＳ５に検知されて、カップ保持装置２
２は移動を停止すると共に、ストロ−供給装置２７が動
作して、カップ保持装置２２が保持しているカップにス
トロ−を送出する。そして力・ンプにストロ−が送出さ
れると、カップ保持装置２２は、このカップをカップレ
スト２９に載置してレール２１上を矢印Ｂ方向に移動し
て販売待機状態に復帰する。これにより顧客は、カップ
レスト２９に載置されているカップを販売口２Ｂから取
り出すことができる。また顧客は、販売用のカップがカ
ップ保持装置２２に把持されて販売口２Ｂまで移送され
る行程を透明板１２を通して確認することができる。

また、キャビネット１の内部には、上記の販売機構やコ
インメカニズム、カードリーダ等と共にシロップ及び炭
酸水を冷却するための冷却装置が配置されている。冷却
装置は、コンプレッサから吐出された高温、高圧の冷媒
を凝縮器にて凝縮し、更に減圧器にて減圧した後に蒸発
器へ導入することで、冷媒が周囲から熱を奪うために冷
却を行うが、コンプレッサ及び凝縮器は高温となるため
に、機外がら空気を取り入れて熱交換した後、再び機外
へ排出する必要がある。よって、この自動販売機の熱交
換の構成について説明する。

コンプレッサ３ＯＡ及び凝縮５３０Ｂから成るコンデン
シングユニット３０は、重・シ・等の関係からキャビネ
ット１内において下方に配置されるが、キャビネット１
の底板１４には凝縮器の吸込口１５を設けると共に、吐
出側は、接続金具１７゜１８にて接続される排気ダクト
１６を介して筒５に連通させている。従って、この場合
は筒５の開口１９が、吸込口１５から吸い込みコンデン
シングユニット３０を熱交換した空気の吐出口となる。

この排気ダクト１６は、フレキシブルに動くことができ
る構造をしており、吐出口に合わせて位置が調整できる
ようになっている。また排気ダクト１６はトラップを有
しており、筒５の開口から流れ込んだ水が機内の電装部
品に達してショートさせることを防止している。

更に、キャビネット１の内部には、人間が入ってメンテ
ナンス作業が行える程度の空間が形成されると共に、看
板部３であるキャビネットｌの側部の一部を扉１３とし
ている。従って、サービスマンは扉１３を開けてキャビ
ネット１の中に入って、飲料を調合する原料を原料タン
ク３１に補充したり、販売用のカップの補給や売上金の
回収等のメンテナンス作業が行える。

（ト）発明の効果 本発明の自動販売機は、その外観を販売により送出する
物品の形状を連想させるように構成したことで、遊園地
や博覧会場等の人の多く集まる場所で集客力を発揮する
。

更に、本発明によれば、キャビネットの天面に冷却装置
におけるコンデンシングユニットの吸込口または吐出口
を形成するために、キャビネットの側部全体にわたって
看板部を形成することができ、設置している場所の雰囲
気に合わせた自動販売機が提供される。

そして、キャビネットの外観形状及び前記看板部は自動
販売機における販売用のカップをイメージして構成する
と共に、天面にはこの販売用カップに差し込まれるスト
ロ−若しくはマドラ−をイメージする筒を設けて、この
筒の開口を吸込口または吐出口とすることで、人を引き
つける自動販売機が提供される。

また、キャビネットには人間が入ってメンテナンス作業
が行えるようにしたことで、自動販売機の客の見ている
前で自動販売機のメンテナンスを行う見苦しさが無くな
るばかりか、防犯上の効果もある。即ち、従来の自動販
売機のように扉を開放したままでの作業が無いために、
作業中に機械の中を除かれて金庫の位置等が確認される
こともなくセキュリティーの高い自動販売機が提供され
る。そして、メンテナンス作業中に埃等の侵入も無くな
り、衛生的にも優れた自動販売機である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による自動販売機の外観図、第２図は自
動販売機機内の要部を示す図、第３図はキャビネットの
扉を開けた状態を示す図、第４図は販売機構の構成図で
ある。 １・・・キャビネット、２・・・接客部、３・・・看板
部、４−・・天面、５・・・鍔、１３・・・扉、１５・
・・吸込口、１９・・・吐出口（筒の開口）、３０・・
・コンデンシングユニット。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、自動販売機本体の外観が、販売により送出する物品
   の形状を連想させるように、該物品に似せた形状を有す
   るキャビネットにて構成したことを特徴とする自動販売
   機。 ２、請求範囲の第２項において、前記キャビネットの内
   部は人間が入ってメンテナンス作業が行える程度の空間
   を有しており、該キャビネットの側部の一部には人間が
   出入りするための扉を形成したことを特徴とする自動販
   売機。 ３、冷却装置を有する自動販売機において、接客部を除
   くキャビネットの側部全体にわたって看板部を形成する
   と共に、該キャビネットの天面には、前記冷却装置にお
   けるコンデンシングユニットの熱交換用空気の吸込口ま
   たは吐出口を形成したことを特徴とする自動販売機。 ４、請求範囲の第３項において、前記キャビネットの外
   観及び前記看板部は自動販売機における販売用のカップ
   を連想する構成に成し、前記天面にはこの販売用カップ
   に差し込まれるストロー若しくはマドラーをイメージす
   る筒を設け、該筒の開口を前記吸込口または前記吐出口
   としたことを特徴とする自動販売機。 ５、請求範囲の第４項において、前記キャビネットの内
   部は人間が入ってメンテナンス作業が行える程度の空間
   を有しており、該キャビネットの側部の一部には人間が
   出入りするための扉を形成したことを特徴とする自動販
   売機。