JP3574264B2 - 電子楽器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子楽器に関し、特に演奏者の姿勢により楽音を制御する機能を有する電子楽器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のシンセサイザー、電子ピアノ、電子オルガン、シングルキーボード等の電子楽器においては、所望の楽音を得るために、様々な演奏情報入力手段が提案されている。例えば電子ピアノの場合には、鍵盤のタッチ感をピアノに近づけ、鍵盤スイッチによって打鍵強さを検出して、楽音の音色等を制御している。またシンセサイザーの場合には、ベンダーと呼ばれる操作子を搭載し、音色やピッチを変化可能に構成されている。また、打鍵後のアフタータッチを検出して楽音を制御するものもある。その他、足で操作するフットペダル、エクスプレッションペダル、息のスピード、圧力、マウスピースをくわえる力等によって楽音を制御する電子楽器もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子楽器における演奏情報入力方式においては、手、足、口等を使用するので、その操作には限界があり、例えば鍵盤楽器や吹奏楽器は通常両手で演奏するために、ベンダーなどの手で操作する操作子は使用しにくいという問題点があった。また、ペダルを使用する場合には、例えば本体と分離してペダル装置を設ける必要があり、演奏時には設置場所が必要であり、演奏姿勢も制限されるというような問題点があった。
【0004】
本発明の目的は、前記のような従来技術の問題点を解決し、演奏者が基本的な音高情報以外の演奏情報を容易に入力可能な、従来に無い演奏情報入力機能を備えた電子楽器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するために、本発明は、電子楽器において、鍵盤の各鍵におけるタッチを検出し、タッチ情報を出力するタッチ検出手段と、演奏者の姿勢あるいは姿勢変化を検出し、姿勢情報を出力する姿勢検出手段と、前記タッチ検出手段から出力されるタッチ情報および前記姿勢検出手段から出力される姿勢情報に基づいて楽音信号変化係数を生成し、該楽音信号変化係数に応じて、発生する楽音信号を変化させる楽音信号変更手段とを備え、前記楽音信号変更手段は、楽音信号変化係数を生成するために、任意に設定可能な変換テーブルを有することを特徴とする。また、姿勢検出手段は、演奏者と電子楽器との距離あるいは距離の変化のいずれかを測定するものであるところにも特徴がある。
【0006】
演奏者は通常、演奏中には、音楽に対する感情に応じて体が大きく動き、演奏姿勢が音楽表現の一部になっている。本発明は前記したような構成により、演奏者が鍵盤楽器を演奏する場合に、両手で鍵盤を演奏しながら、感情に応じて体を動かすことにより、電子楽器が音楽表現である演奏姿勢を検出し、発生させる楽音に反映させることができる。そして、演奏者は鍵盤の演奏以外に演奏情報を入力するために手や足で操作を行う必要がなく、演奏に対する負担も無い。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明を適用した電子ピアノの構成を示すブロック図である。CPU20は、ROM23に格納されている制御プログラムに基づき、電子ピアノ全体の制御を行う中央処理装置である。また、予め設定された所定の周期でCPU20に割り込みをかけるタイマ回路、パネル21との接続のためのパラレルポート、MIDIインターフェース回路22との接続のためのシリアルポートを内蔵している。パネル回路21は、パネルにある音色選択、自動演奏曲選択などのための各種スイッチ、液晶やLEDにより文字等を表示する表示装置、ペダルスイッチおよびそれらのインターフェース回路からなる。
【0008】
MIDIインターフェース回路22は、外部のMIDIインターフェース回路を備えた機器との間でMIDI信号の送受信を行う。ROM23には制御プログラム、音色データ、自動演奏データ等が記憶されている。RAM24はワークエリアおよびバッファとして使用される。また、バッテリ等によりバックアップされていてもよい。キーボード25は、例えばそれぞれ2つのスイッチを有する複数の鍵からなる鍵盤であり、キーボードインターフェース回路26は、キーボードの各鍵のスイッチをスキャンし、状態変化情報やタッチ情報を検出してCPU20に通知する。
【0009】
楽音発生回路29は、例えば波形読み出し方式により所望の楽音信号を発生する回路であり、デジタル楽音波形情報が記憶されている波形メモリから、発音すべき音高に比例したアドレス間隔で順次楽音波形を読み出し、補間演算等を行って楽音波形信号を発生させる。また、エンベロープ信号発生回路を有し、設定されたエンベロープパラメータに基づいて発生したエンベロープ信号を楽音波形信号に乗算してエンベロープを付与し、楽音信号を出力する。楽音発生回路8は、複数の楽音発生チャネルを有しているが、実際には、1つの楽音発生回路を時分割多重動作させることにより、同時に複数の楽音信号を独立して発生可能に構成されている。
【0010】
D/A変換器30はデジタル楽音信号をアナログ信号に変換し、アンプ31によって増幅された楽音信号はスピーカ32によって発音される。バス33は電子ピアノ内の各回路を接続している。なお、必要に応じて、メモリカードインターフェース回路、フロッピィディスク装置等を備えていてもよい。
【0011】
距離センサ1は、電子ピアノ本体と演奏者の間の距離あるいは動き(距離の変化)を測定するためのセンサであり、任意のものを採用可能である。例えば、超音波を発射し、受信した反射波の到達時間により距離を検出するセンサであってもよいし、入射した赤外線電力の変化に応じた電圧を出力する焦電型赤外線センサを使用してもよい。焦電型赤外線センサの場合には、人間の放射する赤外線電力の変化に応じた出力電圧を生じるので、人が近づいたり遠ざかったりする動きを検出可能である。焦電型赤外線センサの構成および動作は、例えば「トランジスタ技術」1993年7月号第244〜249頁に記載されているように周知である。A/D変換器2は、距離センサの出力する、演奏者の距離や動きに応じた出力電圧を例えば8ビットのデジタル信号にA/D変換する。
【0012】
図3は、本発明を適用した電子ピアノを示す斜視図であり、図4は、電子ピアノと演奏者の位置関係を示す説明図である。距離センサ1は、例えば電子ピアノの本体中央部のカバー部分に、演奏者と対向するように設置される。そして、焦電型赤外線センサーの場合には、演奏者の胸部あるいは頭部から放射される赤外線の変化を検出する。また、超音波の反射により距離を測定するセンサーの場合には、演奏者の胸部あるいは頭部に向かって超音波を発射し、その反射波を検出する。
【0013】
図1は、本発明の原理を説明するための機能ブロック図である。距離センサ部1において検知/測定された電子ピアノと演奏者との距離/動きに対応した電圧は、A/D変換器2によってデジタル信号に変換される。この信号はCPU20に読み込まれ、これ以降の機能ブロック(3〜12)はソフトウェアにより処理される。
【0014】
変化幅最適化変換テーブル3は、A/D変換器2の出力信号をフルスケールでほぼリニアに変化する信号に変換する。距離センサ部1の出力電圧は、測定方式やセンサ素子の特性に依存して、A/D変換器の入力電圧範囲に対してセンサ出力電圧範囲が狭かったり、出力特性がリニアでない場合がある。この変化幅最適化変換テーブル3は、距離センサ部1固有の特性を補正し、フルスケールでほぼリニアに変化する信号に変換する。ピッチ変化テーブル4、フィルタ変化テーブル5、レベル変化テーブル6は、それぞれ変化幅最適化変換テーブル3によってリニアに変換された信号をそれぞれ所望の特性に変換する。
【0015】
乗算器7、8、9は、ピッチ変化テーブル4、フィルタ変化テーブル5、レベル変化テーブル6の出力信号に所定の定数K1、K2、K3をそれぞれ乗算する。この係数は、ピッチ、カットオフ、レベル等のパラメータに測定された距離の影響をどの程度与えるかを決定する。ピッチ情報発生手段10は、押鍵されたキーボードのノートナンバーを周波数ナンバーに変換し、更に乗算器7の出力信号を乗算することによってピッチ(周波数)を修正する。フィルター情報発生手段11は、例えばパネルから設定されてる音色情報や、ノートナンバーの音域情報に基づき、例えばフィルタのカットオフ周波数情報を求め、この情報に、更に乗算器8の出力信号を乗算することによってフィルタのカットオフ周波数情報を修正する。
【0016】
レベル情報発生手段12は、例えばパネルから設定されてる音色情報や、ノートナンバーの音域情報に基づき、例えばエンベロープパラメータを求め、このパラメータに、更に乗算器9の出力信号を乗算することによってアタックレベル等のエンベロープパラメータを修正する。
【0017】
楽音波形発生部13、フィルタ部14、振幅制御部15は楽音発生回路29の内部にある回路であり、CPUから各種のパラメータを設定されて、楽音信号を発生する。楽音波形発生部13は、CPUから設定された周波数ナンバーを累算することにより、楽音信号波形を記憶している波形メモリの読み出しアドレスを発生する。そして、内蔵する波形メモリからキーナンバーに対応する間隔で波形データを読み出し、補間演算処理を行って楽音波形信号を出力する。フィルタ部14は、CPUから設定されたカットオフ周波数等のパラメータに基づいて楽音波形信号をフィルタリングし、振幅制御部15は、CPUから設定されたパラメータに基づき、内蔵するエンベロープ信号発生器によって発生したエンベロープ信号を楽音波形信号に乗算して、振幅制御を行う。
【0018】
図8は、本発明の第1の実施例の動作を説明するための機能ブロック図であり、図1と同じものには同じ番号が付与されている。この実施例はタッチ情報によりピッチ、フィルタ特性、レベルを制御する電子ピアノに本発明を適用した例である。図8の上部は図1と同じ構成であるので説明は省略する。図8の下部はタッチ情報を検出し、修正係数を発生させる部分であり、まずタッチ検出部41はキーボード25の各鍵のスイッチの状態をスキャンし、タッチ情報を発生する。鍵盤タッチカーブテーブル42は、後段での制御がしやすいように、タッチ情報を例えば8ビットのフルスケールで直線的に変化するデータに変換する。
【0019】
ピッチ変化タッチカーブテーブル43は変換されたタッチデータに基づき、ピッチ変化係数を発生する。この係数は、乗算器46によって所定の定数K1と乗算され、更に乗算器7によって距離に基づく係数と乗算される。そして、ピッチ情報発生手段10に入力され、ピッチがタッチ情報および距離情報の双方の影響を受けて変化する。フィルタのカットオフ周波数情報、レベル情報についても同様にタッチ情報および距離情報の双方の影響を受けて変化する。
【0020】
図5は、図8の本発明の第1の実施例に対応するCPU20のメイン処理を示すフローチャートである。ステップS1においては、CPU、RAM、楽音発生回路のLSI等の初期化を行う。ステップS2においては、パネルイベント処理が行われ、パネルのスイッチ等の状態情報を取り込み、状態変化を検出して、対応する処理を行う。ステップS3においては、ペダルイベント処理が行われ、ペダルの状態情報を取り込み、状態変化を検出して、対応する処理を行う。
【0021】
ステップS4においては、オンイベントが発生した、即ちキーボードの鍵が押下されたか否かが判定され、判定結果が肯定の場合にはステップS5に移行する。ステップS5においては、後述するセンサデータ取り込み処理が行われる。その後、ステップS6、7、8においては、図1の番号4から12に対応する、ピッチ情報発生処理、フィルタ情報発生処理、レベル情報発生処理が行われる。これらの処理については後述する。ステップS9においては、ステップS6〜8において決定された各種パラメータを楽音発生回路29の割り当てられた楽音発生チャネルに設定し、発音を開始させる。
【0022】
ステップS4における判定結果が否定の場合にはステップS10に移行する。ステップS10においては、オフイベントが発生したか否かが判定され、結果が肯定であればステップS11に移行する。ステップS11においては、ダンパーペダルがオンであるか否かが判定され、結果が肯定の場合にはキーオフを無視してステップS2に戻るが、否定の場合にはステップS12に移行する。ステップS12においては、楽音発生回路29を含む音源LSIにエンベロープパラメータの1つであるリリーススピードパラメータを設定し、該当する発音を所定のスピードで減衰させる。そして楽音信号レベルが所定値以下に減衰すると、該当する発音チャネルが開放される。
【0023】
図6(a)は、図5のステップS5のセンサデータ取り込み処理を示すフローチャートである。ステップS20においては、A/D変換された距離センサ部の出力値SDをA/D変換器2から読み込む。ステップS21においては、変化幅最適化変換テーブルを使用してSDをSDCに変換する。ステップS22においては、キーボードインターフェース回路26に含まれるタッチ検出回路の出力値TDを読み込む。ステップS23においては、鍵盤タッチカーブテーブル42を用いてTDをTDCに変換する。
【0024】
図6(b)は、図5のステップS6のピッチ情報発生処理を示すフローチャートである。ステップS30においては、ピッチ変化テーブル4を使用してSDCをSDPに変換する。ステップS31においては、ピッチ変化タッチカーブテーブル43を用いてTDCをTDPに変換する。ステップS32においては、現在指定されている音色におけるキーオンの音域に対応する波形メモリのピッチパラメータMPP(楽音波形のサンプリング周期等に関するパラメータ)を図示しない音色パラメータテーブルから読み出す。ステップS33においては、音高情報(ノートナンバー)、SDP、TDP、MPP、定数K1に基づき、ピッチ情報(周波数ナンバー)を計算する。ステップS34においては、楽音発生回路29内の楽音波形発生部13にピッチ情報を設定する。
【0025】
図7(a)は、図5のステップS7のフィルタ情報発生処理を示すフローチャートである。ステップS40においては、フィルタ変化テーブル5を使用してSDCをSDFに変換する。ステップS41においては、フィルタ変化タッチカーブテーブル44を用いてTDCをTDFに変換する。ステップS42においては、現在指定されている音色におけるキーオンの音域に対応するフィルタパラメータMPFを図示しない音色パラメータテーブルから読み出す。ステップS43においては、SDF、TDF、MPF、定数K2に基づき、フィルタ情報(カットオフ周波数データ)を計算する。ステップS44においては、楽音発生回路29内のフィルタ部14にフィルタ情報を設定する。
【0026】
図7(b)は、図5のステップS8のレベル情報発生処理を示すフローチャートである。ステップS50においては、レベル変化テーブル6を使用してSDCをSDLに変換する。ステップS51においては、レベル変化タッチカーブテーブル45を用いてTDCをTDLに変換する。ステップS52においては、現在指定されている音色におけるキーオンの音域に対応するレベルパラメータMPLを図示しない音色パラメータテーブルから読み出す。ステップS53においては、SDL、TDL、MPL、定数K3に基づき、レベル情報(エンベロープのアタックレベルパラメータ等)を計算する。ステップS54においては、楽音発生回路29内の振幅制御部15にレベル情報を設定する。
【0027】
図9は、変化幅最適化変換テーブル3の特性例を示す説明図である。(a)は、入力と出力が1対1に対応している場合であって、距離センサからのデータを変換する必要のない場合に使用される。(b)は距離センサからのデータのレンジが狭く、特定の範囲の値しかとらない場合に使用され、変換によって最小値から最大値まで変化するようになる。(c)、(d)は変化の仕方を変換した場合であって、距離の変化(センサの出力)に対して楽音がどの程度制御されるかがテーブルに設定される。(e)は(a)と全く逆の値を出力する。(f)は距離が特定の範囲内にあるときにのみ楽音が変化する。
【0028】
前記のように、変化幅最適化変換テーブル3の特性を任意に設定することにより、距離の変化に対する楽音の変化の仕方を様々に調整することができる。また、ピッチ変化テーブル4、フィルタ変化テーブル5、レベル変化テーブル6の特性をそれぞれ独立して設定することにより、距離の変化に対するピッチ、フィルタ、レベルへの変化の仕方をそれぞれ独立して制御することができる。
【0029】
図10は、第2の実施例である可搬型電子楽器の構成を示す正面図である。この電子楽器50は、キーボード51を備え、ベルト54を使用して楽器本体を肩に掛けて使用するものである。ネック部52には、音色設定や効果付与等のためのスイッチ53が設けられている。ネック部52の先端には距離センサ55が備えれらており、この距離センサによって床までの距離(a)あるいは演奏者までの距離(b)を測定し、その測定結果によって楽音を制御する。
【0030】
演奏者はネック部52をつかんで演奏を行うので、ネック部の先端を容易に移動可能であり、自然にあるいは意図してネック部52を振り回すことにより、床あるいは演奏者との距離が変化し、例えば楽音の音色が変化することになる。
【0031】
センサの位置はネックの頭部以外であってもよく、例えば床との距離であれば楽器の底部でもよい。
【0032】
以上、実施例を説明したが、次のような変形例も考えられる。実施例ではセンサ出力がアナログ信号であるのでA/D変換器2を用いているが、センサ出力がデジタル信号の場合にはA/D変換器2は不要である。
【0033】
実施例においては1個のセンサにより距離もしくは動きを検出しているが、2個のセンサを使用して、前後の動きと左右の動き(ある方向と、それと90度異なる方向)を分離して検出するようにしてもよく、検出された2方向の位置あるい動きに応じて、例えばレベルとピッチというようにそれぞれ別のパラメータを制御するようにしてもよい。
【0034】
焦電型赤外線センサのように動きの変化に対応した出力を生じるようなセンサの場合には、後段に積分器を挿入してもよく、また距離そのものを出力するようなセンサの場合には微分器を挿入してもよい。
【0035】
以上述べたように、本発明においては、鍵盤楽器の場合に、両手で鍵盤を演奏しながら感情に応じてあるいは意図して体を動かすことにより、電子楽器が音楽表現である演奏姿勢を検出して、発生させる楽音の音色等に反映させることができるので、表現力の豊かな電子楽器を提供することができるという効果がある。そして、演奏者は鍵盤の演奏以外に演奏情報を入力するために手や足で操作を行う必要がなく、演奏に対する負担も無いので演奏に集中することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための機能ブロック図である。
【図2】本発明を適用した電子ピアノの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明を適用した電子ピアノを示す斜視図である。
【図4】電子ピアノと演奏者の位置関係を示す説明図である。
【図5】本発明のCPUのメイン処理を示すフローチャートである。
【図6】センサデータ取り込み処理およびピッチ情報発生処理を示すフローチャートである。
【図7】フィルタ情報発生処理およびレベル情報発生処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施例の動作を説明するための機能ブロック図である。
【図9】変化幅最適化変換テーブル3の特性例を示す説明図である。
【図10】本発明の第2の実施例である可搬型電子楽器の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1…距離センサ部、2…A/D変換器、3…変化幅最適化変換テーブル、4…ピッチ変化テーブル、5…フィルタ変化テーブル、6…レベル変化テーブル、7、8、9…乗算器、10…ピッチ情報発生手段、11…フィルタ情報発生手段、12…レベル情報発生手段、13…楽音波形発生部、14…フィルタ部、15…振幅制御部
Claims (3)
- 鍵盤の各鍵におけるタッチを検出し、タッチ情報を出力するタッチ検出手段と、
演奏者の姿勢あるいは姿勢変化を検出し、姿勢情報を出力する姿勢検出手段と、
前記タッチ検出手段から出力されるタッチ情報および前記姿勢検出手段から出力される姿勢情報に基づいて楽音信号変化係数を生成し、該楽音信号変化係数に応じて、発生する楽音信号を変化させる楽音信号変更手段とを備え、
前記楽音信号変更手段は、楽音信号変化係数を生成するために、任意に設定可能な変換テーブルを有することを特徴とする電子楽器。 - 前記姿勢検出手段は、演奏者と電子楽器との距離あるいは距離の変化のいずれかを測定するものであることを特徴とする請求項1に記載の電子楽器。
- 楽音信号変更手段は、前記姿勢情報に応じて、発生する楽音信号のピッチ、フィルタのカットオフ周波数、信号レベルの内の少なくとも1つを制御することを特徴とする請求項1または2に記載の電子楽器。
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