JP3573366B2 - 液体滴下用中栓 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、倒立させて液体を滴下させる容器の中栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、水田において田植えの後、苗の根元周りに害虫が付き易いことから、これを駆除するために農薬を使用している。この用途に用いられる農薬として液体状のものがあり、散布に際してこれを収めた容器を人が持ってその農薬を注出させながら振りまき均一に行き渡らせるようにしていた。また、その農薬を散布する作業を軽減するために液体の農薬を滴下できるようにした容器を用い、その容器を例えば水田の所定位置に倒立させた状態で定置させて、自然滴下による農薬の供給を行わせるようにした工夫がある。
図3と図4に示すように実開平4−124954号に開示された中栓1は、容器の口部aに螺着される取付部2の上に筒部3が延設されていて、その筒部天面4の中央に筒部中心軸に対し開口面が傾斜している注出孔5を開口し、その注出孔5に、側面に複数の仕切り片6を張り出させた仕切り具7を挿着したものであって、その仕切り具によって倒立注出時に液体流路と空気通路とが分かれて形成されるようにし、容器を倒立させることによってある程度の粘性を有する液体状の農薬を滴下させるようにしていた。そして前記構造の中栓1に対しては、上方から筒部天面を覆うようにしたキャップ8を筒部3の外ねじによって螺着させ、前記キャップ8の内部に形成したコンタクトリング9の下端が、前記注出孔5の周りの受け面部4aに当接させてシールが行われるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記中栓を有しキャップが取り付けられている容器が流通段階などにおいて何らかの事情により倒立したり横倒れしていた場合、上記コンタクトリング9と筒部天面4とによって囲まれたコンタクトリング内空間10に農薬が入り込み、そしてこの状態の容器を正立させてもその農薬にある程度の粘性があることから、すぐには容器内に戻り難くなっているため、容器を倒立状態や横倒し状態から正立させてすぐにキャップを取り外すと、コンタクトリング内にあった農薬が容器外に流れ落ちるという不都合を生じている。
【0004】
そこで本発明は上記事情に鑑み、キャップのコンタクトリング内空間に内容物が充満していた場合でも、正立した容器からキャップを取り外した際に内容物を筒部天面上で塞き止められるようにすることを課題とし、キャップを取り外す際の農薬の流れ落ちを防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、筒部天面に筒部中心軸に対して傾斜状に開口した注出孔に、液体流路と空気流路とを分ける仕切り具を挿着し、前記筒部天面を覆うようにして装着するキャップのコンタクトリングが当接する受け面部を、前記注出孔の周りの筒部天面に設けた液体滴下用中栓において、前記筒部天面の周縁に筒壁を設けて、該筒壁内の空間容積を、前記コンタクトリングと受け面部とにより囲んでなるコンタクトリング内空間の容積より大きくしたことを特徴とする液体滴下用中栓を提供して、上記課題を解消するものである。
【0006】
【作用】
本発明においては、中栓の筒部天面上に形成される筒壁内の空間容積がコンタクトリング内空間容積より大きいことから、仮にコンタクトリング内空間に内容物が充満していて、キャップを取り外した場合、前記内容物は筒壁内から外部へは溢れでず、注出孔から容器内へ戻るようになる。
【0007】
【実施例】
つぎに本発明を図1と図2に示す実施例に基づいて詳細に説明する。なお、図3と図4に示す従来例と構成が重複する部分は同符号を付してその説明を省略する。
すなわち、本発明においては、筒部天面4の周縁に筒壁11を一体に設けてその上端12を上方に延設し、その筒壁内空間13の容積を、コンタクトリング内空間10の容積より大きくしたものである。勿論、前記筒壁11の上端は、取り付けられるキャップ8の天部に当接しない位置である。
なお、前記筒壁11が上方に長いことから、容器を直接振り回して内容物を注出する時の液飛びを防止し易くなるが、筒壁11の上端12の断面形状において、図示のように内周縁14の形状を曲面とすれば、容器を直接スクイズしながら振り回す際、注出孔から飛び出る内容物(農薬)が前記内周縁に接触しても細かく散ることがなく、その液飛びによる作業者側への付着がより一層防止できるようになる。
【0008】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の液体滴下用中栓は、筒部天面に筒部中心軸に対して傾斜状に開口した注出孔に、液体流路と空気流路とを分ける仕切り具を挿着し、前記筒部天面を覆うようにして装着するキャップのコンタクトリングが当接する受け面部を、前記注出孔の周りの筒部天面に設けたものであって、前記筒部天面の周縁に筒壁を設けて、該筒壁内の空間容積を、前記コンタクトリングと受け面部とにより囲んでなるコンタクトリング内空間の容積より大きくしたことを特徴とするものである。これによって、この中栓を有してキャップが取り付けられている容器を倒立したりや横倒しして前記コンタクトリング内空間に内容物が入り、この状態で容器を正立して直ぐにキャップを取り外すようにしても、筒壁がコンタクトリング内空間にあった内容物を受け止め、容器外に流れ落ちることがなくなるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体滴下用中栓の一実施例を示す説明図である。
【図2】一実施例の装着状態を断面で示す説明図である。
【図3】従来例の説明図である。
【図4】従来例の装着状態を示すもので、(ア)は縦断面を示す説明図、(イ)は要部を底面から見た状態で示す説明図である。
【符号の説明】
1…中栓
3…筒部
4…筒部天面
5…注出孔
8…キャップ
9…コンタクトリング
10…コンタクトリング内空間
11…筒壁
12…筒壁の上端
13…筒壁内空間

Claims (1)

  1. 筒部天面に筒部中心軸に対して傾斜状に開口した注出孔に、液体流路と空気流路とを分ける仕切り具を挿着し、前記筒部天面を覆うようにして装着するキャップのコンタクトリングが当接する受け面部を、前記注出孔の周りの筒部天面に設けた液体滴下用中栓において、
    前記筒部天面の周縁に筒壁を設けて、該筒壁内の空間容積を、前記コンタクトリングと受け面部とにより囲んでなるコンタクトリング内空間の容積より大きくしたことを特徴とする液体滴下用中栓。
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