JP3573326B2 - 時計用装飾体駆動機構及び駆動装置 - Google Patents

時計用装飾体駆動機構及び駆動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、置き時計や掛け時計の装飾体に関するものであり、尚詳しくは、装飾体の駆動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、置き時計や掛け時計などの時計体は、水晶発振器を用いることにより極めて正確な秒信号を形成し、デジタル表示の時計体では、パルスカウンタにより秒信号をカウントしてカウント値による正確な時刻を表示し、又、アナログ式の時計体では、ステップモータにより秒信号に基づいて指針を駆動し、正確な時刻を表示している。
【0003】
しかし、これらの時計体においても、文字板などの時刻表示部により正確な時刻を表示する機能だけでなく、モーターや磁石を用いて駆動する装飾体を時計体に取り付け、時計体を見る楽しさを与え、又、電池などの消耗により停止しているのではなく、時計体が作動していることを確認できる安心感を与える時計体とされることが多い。
【0004】
そして、これらの時計体に取り付けられる装飾体としては、多くの場合、支点に吊り下げられて左右に揺動する振り子に類似した飾り振り子や、人形等を回転させる回転飾りなどが多く用いられている。
尚、時計用の装飾体は、人形や振り子などの形状を異ならせたものや動作に変化を与えたもの、又、動作をゆっくりさせるものなど、僅かではあっても差異を設けることにより、面白味に変化を与えて時計体毎に雰囲気が異なるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、水晶発振器やステップモータを用いるアナログ式の時計体は、飾り振り子などの動きのある装飾体を設け、この装飾体を作動させることにより時計体が作動していることを明示すると共に、その動作を見せて安心感と面白味とを与えることとしている。
【0006】
しかし、飾り振り子による左右への単調な揺動だけでは、装飾体の動きとして面白味が不足することもあり、時計用の装飾体としては、単純な構造ではあっても、変化のある装飾体の動きが要望されている。
又、左右に往復するように揺動する振り子においては、ゆっくりとした動きは支点と重心との距離を大きくする必要があるため、装飾体が大きくなり、装飾体を取り付ける時計体が限定される欠点があった。
【0007】
本発明は、上述の欠点を排除し、且つ、簡単な構造でゆったりした動作を装飾体に与えるため、ゆっくりとした往復運動と共に、折り返し時に一旦動作を停止し、落ち着いた動作を装飾体に行わせることを容易に可能とする時計用装飾体の駆動機構及びこの駆動機構を用いた駆動装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、駆動軸と補助軸とを一体に揺動可能として有すると共に、駆動軸と補助軸との間に回転部材を有し、駆動軸と補助軸とは相互に平行に且つ回転部材の回転平面と垂直な揺動平面を有し、駆動軸と補助軸との中間に位置する回転部材は、駆動軸や補助軸と接触し得る長さの突起部であって駆動軸と補助軸とに同時には接触しないように周方向に配置されて外方に突出する突起部を備えた時計用装飾体の駆動機構とする。
【0009】
このように、一体に揺動する駆動軸と補助軸との中間に設けた回転部材は、駆動軸と補助軸とに接触する長さとした突起部であって、且つ、駆動軸と補助軸とに同時には接触しないように配置した突起部を備えるため、この駆動機構は、回転部材の回転軸を一方向に回転させることにより、突起部を駆動軸に接触させて駆動軸及び補助軸を一方に揺動させ、突起部が駆動軸と離れたとき、当該突起部又は他の突起部を補助軸と接触させて補助軸及び駆動軸を他方向に揺動させることができ、駆動軸の往復揺動を繰り返させることができる。
【0010】
そして、駆動軸の往復揺動に際し、突起部が駆動軸から離れた後に突起部が補助軸に接触するまでの時間及び突起部が補助軸から離れた後に突起部が駆動軸に接触するまでの時間は駆動軸の揺動が停止するため、一旦停止を行いつつゆったりした揺動を繰り返して行わせることができることになる。
又、本発明としては、駆動軸と補助軸とを一体に揺動可能として有すると共に、駆動軸と補助軸との間に回転部材を有し、駆動軸と補助軸とは相互に平行に且つ回転部材の回転平面と垂直な揺動平面を有し、駆動軸と補助軸との中間に位置する回転部材は、駆動軸と補助軸とに接触する長さとした突起部であって周方向に1個の突起部又は回転周方向に等間隔角度で奇数個の突起部を備えた時計用装飾体の駆動機構とする。
【0011】
このように、一体に揺動する駆動軸と補助軸との中間に設けた回転部材は、駆動軸と補助軸とに接触する長さとした奇数個の突起部を有し、この奇数個の突起部を備えた回転部材を有する駆動機構は、回転軸を一方向に回転させることにより、突起部を駆動軸及び補助軸に同時に接触することなく突起部を駆動軸や補助軸に接触させ、一つの突起部が駆動軸に接触して駆動軸及び補助軸を一方に揺動させ、又、突起部が駆動軸と離れたとき、当該突起部又は他の突起部が補助軸と接触して補助軸及び駆動軸を他方向に揺動させることができ、駆動軸の往復揺動を繰り返させることができるものであり、駆動軸の往復揺動に際し、突起部が駆動軸から離れた後に突起部が補助軸に接触するまでの時間及び突起部が補助軸から離れた後に突起部が駆動軸に接触するまでの時間は駆動軸の揺動が停止し、一旦停止を行いつつ、ゆったりした揺動を繰り返すものである。
【0012】
更に、本発明としては、上述の駆動機構を用いた時計用装飾体の駆動装置として、装飾体駆動機構における回転部材の回転軸と同軸又は平行とする回動軸を有する回動台を回転軸の上方又は下方に設け、回動台と駆動軸の先端近くとを係合させることにより、駆動軸の揺動に合わせて回動台を往復回動させる駆動装置とするものである。
【0013】
このように、一旦停止を含むゆったりした揺動を行う装飾体駆動機構の駆動軸の先端近くと係合する回動台を回転軸の上方又は下方に設けるから、装飾体駆動機構における駆動軸の揺動に合わせ、回動台にゆったりした往復回動を行わせることができる。
又、本発明としては、前述の駆動機構を用いた時計用装飾体の駆動装置として、駆動機構における回転部材の回転軸の上方又は下方に水平な回動軸を有する揺動部材を設け、揺動部材と一体とするアーム部を駆動軸と係合させると共に、揺動部材に装飾体を載置したときの重心を回動軸の上方とし、駆動軸が所定の揺動幅で停止するストッパーを設けた駆動装置とするものである。
【0014】
このように、水平な回動軸を有する揺動部材を回転部材の上方又は下方に設けるから、この揺動部材の端部を上下に揺動させることができ、揺動部材と一体のアーム部を駆動機構の駆動軸と係合させているから、駆動軸の揺動に合わせ、揺動部材を垂直な回動面で回動させるように作動させ、揺動部材の両端にゆったりした往復上下動を行わせることができる。
【0015】
更に、本発明としては、駆動軸と補助軸とを一体に揺動可能として有すると共に、駆動軸と補助軸との間に回転部材を有し、前記駆動軸と補助軸とは相互に平行且つ回転部材の回転平面とは垂直な揺動平面を有し、駆動軸と補助軸との中間に位置する回転部材は、駆動軸や補助軸と接触し得る長さの突起部であって駆動軸と補助軸とに同時には接触しないように周方向に配置されて外方に突出する突起部を備え、回転部材の上方又は下方に水平な回動軸を有する揺動部材を有し、前記駆動軸と補助軸とは揺動部材に一体とされ、駆動軸及び補助軸を備えた揺動部材に装飾体を載置したときの重心を回動軸の上方とし、駆動軸及び補助軸が所定の揺動幅で停止するストッパーを設けた駆動装置とするものである。
【0016】
このように、水平な回動軸を有する揺動部材を回転部材の上方又は下方に設けるから、この揺動部材の端部を上下に揺動させることができ、揺動部材と一体の駆動軸と補助軸との中間に駆動軸や補助軸と接触し得る長さにして駆動軸と補助軸とに同時には接触しない突起部を備えた回転部材を有しているから、回転部材の回転軸を一方向に回転させることにより、突起部を駆動軸に接触させて駆動軸及び補助軸を一方に揺動させ、突起部が駆動軸と離れたとき、当該突起部又は他の突起部を補助軸と接触させて補助軸及び駆動軸を他方向に揺動させることができ、駆動軸の往復揺動を繰り返させることができるものであって、駆動軸の揺動に合わせて揺動部材の両端にゆったりした往復上下動を行わせることができるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に係る時計用装飾体の駆動機構は、図1に示すように、モーター31の回転軸33を挟むようにして回転軸33と平行に揺動する駆動軸11及び補助軸13を備え、駆動軸11と補助軸13との間には、外周に駆動軸11や補助軸13と接触する突起部21,22,23を有する回転板17を回転部材として回転軸33に取り付けた装飾体駆動機構10とするものである。
【0018】
そして、この装飾体駆動機構10は、図2及び図3に示すように、回動台61を有する固定部51の下方に組み込み、駆動軸11を回動台61に係合させることにより、装飾体を載置する回動台61を回動させる装飾体駆動装置とするものである。
この装飾体駆動機構10の回転板17は、モーター31の回転軸33に取り付けて水平方向に低速で回転させるものであり、モーター31には、低速で回転するフラットモーター31又は減速歯車を組み込んだギヤードモーター31などを用い、回転軸33の回転速度を1分間に数回転乃至十回転程度としている。
【0019】
尚、直流フラットモーター31を用いる場合は、低消費電流で回転軸33を低速回転させることができ、電池の寿命を長くすることが容易に可能となるものである。
又、軸方向を鉛直方向とする回転軸33に取り付ける回転部材は、回転板17の周囲に等間隔とした3個又は5個などの奇数個の突起部21,22,23を外方に突出させるものである。
【0020】
そして、回転板17及び回転軸33の両側には、駆動軸11と補助軸13とを平行として設けるものであり、棒状の駆動軸11の下端を第1揺動支持部43により揺動可能として台座41に固定するように支持し、棒状の補助軸13の下端を第2揺動支持部44により揺動可能として同様に台座41に固定するように支持するものである。
又、この第1揺動支持部43と第2揺動支持部44は、回転軸33を挟んで回転軸33の軸線と直交する線上に設けるものであり、この第1揺動支持部43は駆動軸11を回転板17と垂直な鉛直平面内を揺動させるように支持するものであって、第2揺動支持部44は補助軸13を回転軸33と平行な揺動平面であって駆動軸11の揺動平面と平行な鉛直平面内を揺動させるように支持するものである。
【0021】
更に、回転軸33の軸線から駆動軸11の揺動平面までの距離と回転軸33の軸線から補助軸13の揺動平面までの距離とが等しくなるように第1揺動支持部43により駆動軸11を、又、第2揺動支持部44により補助軸13を支持している。
そして、駆動軸11と補助軸13とを平行とするように連結部15により接続し、駆動軸11と補助軸13とを一体として左右に揺動させることができるようにすると共に、図4に示すように、駆動軸11と補助軸13との中央に位置する回転板17の周囲には、等間隔に3個の突起部21,22,23を設け、第1突起部21、第2突起部22、及び、第3突起部23の各突起部21,22,23は、駆動軸11及び補助軸13と接触する長さとして回転板17から外方に突出させると共に、駆動軸11の揺動平面に垂直にして回転軸33の中心を通る水平な直線から水平に約30度回転した位置で駆動軸11から突起部21,22,23が離れる長さとして回転板17から外方に突出させている。
【0022】
又、補助軸13には、この突起部21,22,23と接触する接触部14を設けるものであり、この接触部14は、図1及び図4や図5に示すように、補助軸13の揺動平面内又は揺動平面よりも回転軸33に僅かに近づけた位置であって、突起部21,22,23の回転方向に合わせて補助軸13よりも後退した位置に突起部21,22,23と接触させる箇所を形成するように、補助軸13に湾曲部を形成して接触部14としているものである。
【0023】
このため、図4の(1)に示すように、第1突起部21が駆動軸11と接触しているとき、回転軸33と一体に回転する回転板17の回転により駆動軸11を左方に移動させることができ、連結部15により一体とされる補助軸13も一緒に左方に移動させることができる。
そして、図4の(2)に示すように、第1突起部21が駆動軸11から離れる位置まで回転したとき、補助軸13は接触部14を各突起部21,22,23が描く円内に残して突起部21,22,23と接触しない位置に移動している。
【0024】
従って、更に回転軸33及び回転板17が回転すると、第2突起部22が補助軸13の接触部14と接触し、回転板17の回転に合わせて第2突起部22が補助軸13を右方に移動させ、図4の(3)に示すように、第2突起部22が接触部14から離れるとき、補助軸13と一体に右方に移動した駆動軸11を各突起部21,22,23の先端が描く円内に残すようにするものである。
【0025】
このようにして、図5の(1)に示すように、例えば第3突起部23が駆動軸11から離れるときには第1突起部21を接触部14の直前に位置させて駆動軸11の左方への移動を停止させることになる。そして、この直後に第1突起部21を接触部14と接触させ、補助軸13及び駆動軸11を右方に移動させ、回転板17が約60度回転すると、図5の(2)に示すように、第1突起部21が接触部14から離れて駆動軸11及び補助軸13の揺動を停止させる。このとき、第2突起部22が駆動軸11と接触する直前に位置し、回転板17の回転によって直後には第2突起部22が駆動軸11に接触し、駆動軸11の左方への揺動を開始させる。そして、更に回転板17が約60度回転したとき、図5の(3)に示すように、第2突起部22が駆動軸11から離れ、第3突起部23が接触部14の直前に位置することになる。従って、直後に第3突起部23が接触部14に接触して駆動軸11や補助軸13を右方に揺動させ、図5の(4)に示すように、第3突起部23が接触部14と離れるとき、第1突起部21が駆動軸11の直前に位置し、駆動軸11や補助軸13の移動を一旦停止させた後、回転板17の回転により第1突起部21が駆動軸11を左方に揺動させ、図5の(5)に示すように、第1突起部21が駆動軸11から離れるとき、第2突起部22を接触部14の直前に位置させる。そして、第2突起部22が接触部14と接して駆動軸11及び補助軸13を右方に揺動させ、図5の(6)に示すように、第2突起部22が接触部14から離れるとき、第3突起部23を駆動軸11の直前に位置させ、直後に第3突起部23を駆動軸11に接触させて駆動軸11を左方に揺動させ、図5の(1)に示したように、第3突起部23が駆動軸11から離れるとき、第1突起部21を接触部14の直前に位置させるものである。
【0026】
尚、台座41にはストッパー45を駆動軸11の両側に設け、駆動軸11が各突起部21,22,23から離れたとき、及び、補助軸13の接触部14が各突起部21,22,23から離れたとき、駆動軸11が更に傾かないように駆動軸11の揺動幅を規制することが好ましい。
又、突起部21,22,23の長さは、駆動軸11の揺動平面に垂直な直線で回転中心を通る直線から約30度の角度で駆動軸11から離れる長さとする場合のみでなく、突起部21,22,23の長さを多少短くし、又は回転軸33から駆動軸11や補助軸13までの距離を多少大きくすることにより、駆動軸11の揺動平面に垂直な直線で回転中心を通る直線から30度以下の回転角で駆動軸11から離れるようにし、駆動軸11が往復揺動するに際して一旦停止する時間を多少長くすることもある。
【0027】
更に、突起部21,22,23の数は3個に限るものでなく、奇数個である5個とし、図6に示すように、第1突起部21乃至第5突起部25を36度間隔に設け、各突起部21〜25が駆動軸11の揺動平面及び補助軸13の揺動平面と垂直な直線と約18度の角度で駆動軸11から離れるようにすることもある。
このように、一体に揺動する駆動軸11と補助軸13との中央に回転軸33を配置し、この回転軸33に回転部材としての突起部21,22,23を備えた回転板17を取り付け、突起部21,22,23は回転板17の周囲に等間隔に奇数個である3個又は5個などを設けるものであり、各突起部21,22,23の長さを駆動軸11や補助軸13と接触し得る長さとし、且つ、各突起部21,22,23が3個の場合は、駆動軸11及び補助軸13の揺動平面に対して垂直な直線であって回転板17の回転中心を通る直線から約30度回転した位置で補助軸13の接触部14や駆動軸11から離れる長さの突起部21,22,23としているから、この回転板17を回転させると、各突起部21,22,23が同時に駆動軸11と補助軸13とに接触することがなく、駆動軸11と接触して駆動軸11を左方に揺動させ、一旦短い停止を行った後、突起部21,22,23の内の一つを補助軸13の接触部14に接触させて補助軸13と駆動軸11とを右方に揺動させ、一旦短い停止を行った後、再度左方に駆動軸11を揺動させるようにして、回転板17の1回転で駆動軸11を3往復させるように揺動させることができる。
【0028】
従って、回転板17の回転速度を、1分間に数回転乃至十回転程度としておくことにより、1分間に十乃至数十往復の運動にして、一方に移動した後、一旦停止を行って他方に移動するゆったりと落ち着いた往復動作をさせることができる。又、このように、回転軸33を鉛直とする駆動機構10は、駆動軸11の左右への揺動を小さな力で行うことができ、モーター31の消費電力を少なくして電池を長寿命とすることができる。
【0029】
尚、図1乃至図6には、回転部材として、回転板17の周囲に突起部21,22,23を3個又は5個形成しているも、奇数個の突起部21,22,23を回転板17に設ける場合に限ることなく、回転軸33から3方又は5方などに突出する棒状の突起部とし、回転板17を省略した回転部材とすることもある。
尤も、回転板17の周囲に突起部21,22,23を設けた回転部材とする場合は、各突起部21,22,23自体の長さを長くする必要がなく、強度を有する突起部21,22,23を備えた回転部材の形成が容易となるものである。
【0030】
又、1個の突起部21により駆動軸11や補助軸13を左右に往復揺動させることもある。
尤も、3個の突起部21,22,23又は5個の突起部21〜25とすれば、駆動軸11や補助軸13の往復揺動に際しての一旦停止時間を短くし、動作に間延びを生じさせることがなく、更に、3個とすれば、駆動軸11の揺動角度を容易に大きくすることができるものである。
【0031】
そして、補助軸13の接触部14を、図7に示すように、大きく後退させるように補助軸13を湾曲させ、図8に示すように、回転部材としては回転板17の周囲に偶数個の突起部21,22,23,24,25・・・・を設けることもある。
この場合は、第1揺動支持部43の上方を左右に揺動する駆動軸11の揺動範囲を図8に示すように回転部材の回転中心からずらし、駆動軸11の揺動範囲と突起部21,22,23,24,25・・・・の回転面とが交差する揺動量t、即ち、駆動軸11が突起部21,22,23,24,25・・・・と接触して駆動軸11及び補助軸13が揺動する突起部21,22,23,24,25・・・・の回転面上の移動量である揺動量tの長さに対して補助軸13を湾曲させて接触部14を形成する際の接触部14の後退量Tを揺動量tの2倍余りの長さとして補助軸13の接触部14を形成するものである。
【0032】
尚、この場合は、駆動軸11の揺動平面と回転軸33との距離よりも、補助軸13の揺動平面と回転軸33との距離を僅かに大きく設定し、接触部14は補助軸13の揺動平面よりも内側に位置させることが好ましい。
このように、接触部14の後退量Tを揺動量tの2倍余りと大きく後退させるように湾曲させた補助軸13を用いることにより、図9の(1)に示すように、第1突起部21が駆動軸11の直前に位置する状態から回転板17の回転により第1突起部21が駆動軸11に接触し、図9の(2)に示すように、第1突起部21が駆動軸11を揺動量tだけ移動させて駆動軸11から離れるとき、第1突起部21の対象位置に位置する突起部としての第5突起部25に対して補助軸13の接触部14も揺動量tだけ移動して第5突起部25に接近し、第5突起部25の直前に補助軸13の接触部14が位置することになり、第1突起部21が駆動軸11から離れた直後に第5突起部25が接触部14に接触し、駆動軸11及び補助軸13を逆方向に揺動量tだけ移動させ、図9の(3)に示すように、第5突起部25が接触部14から離れるとき、第2突起部22が駆動軸11の直前に位置するものである。
【0033】
このように、駆動軸11及び補助軸13の揺動範囲を回転部材の回転中心である回転軸33から一方にずらし、接触部14の後退量Tや回転板17の周囲に等間隔に配置する突起部21,22,23,24,25・・・・の間隔を揺動量tの約2倍以上とすることにより、突起部21,22,23,24,25・・・・の偶数個を等間隔として配置した回転部材であって、回転板17の回転中心を中心として対象の位置に突起部21,22,23,24,25・・・・が配置される場合であっても、突起部21,22,23,24,25・・・・を補助軸13の接触部14や駆動軸11に交互に接触させて駆動軸11や補助軸13へ同時に接触しないようにし、一体とした駆動軸11や補助軸13を左右に揺動させ、且つ、揺動方向を変える際には一旦停止した時間を形成することができる。
【0034】
そして、偶数個とする突起部21,22,23,24,25・・・・は、図8に示したように8個を等間隔に設ける場合のみでなく、4個又は6個を等間隔角度に配置する場合もある。
尚、突起部21,22,23,24,25・・・・を偶数個設ける回転部材の場合は、例えば右か左に揺動方向を変える場合の一旦停止時間と、左から右に揺動方向を変える場合の一旦停止時間とが異なる場合が多く、揺動方向を変える際の一旦停止時間を常に一定とする場合には、前述のように、突起部21,22,23,24,25の数を奇数個とし、回転部材の回転中心を駆動軸11の揺動平面と補助軸13の揺動平面との中央とすることにより、回転部材とする突起部21,22,23を備えた回転板17や駆動軸11及び補助軸13の配置及び形状を容易に設定することができる。
【0035】
尚、駆動軸11や補助軸13の揺動に際しての機械的抵抗が極めて小さい場合は、駆動軸11及び補助軸13の重心が第1揺動支持部43と第2揺動支持部44とを結ぶ直線の上方を越えるまでは突起部により駆動軸11及び補助軸13が揺動し、重心が第1揺動支持部43と第2揺動支持部44とを結ぶ直線の上方を越えると駆動軸11及び補助軸13の自重により突起部から離れるようにして駆動軸11及び補助軸13は駆動軸11がストッパー45の位置まで移動することになるものである。
【0036】
そして、この駆動機構10を用いて装飾体駆動装置とする場合は、図2及び図3に示したように、板状の固定部51を固定脚53により台座41に取り付けて固定部51を回転板17の上方に配置し、この固定部51には、回転軸33と同軸とする鉛直方向の回動軸63を備えた回動台61を取り付け、回動台61は回動軸63により固定部51に対して回転自在とすると共に、回動台61と駆動軸11とを係合させることによって回動台61を回動可能とした装飾体駆動装置とするものである。
【0037】
従って、この装飾体駆動機構10を組み込んだ装飾体駆動装置では、駆動軸11の揺動によって回動台61に一定の回動幅とする往復回動を行わせることができることになる。
尚、回動台61と駆動軸11との係合は、図2に示したように、回動台61から駆動軸11を挟むように2本の棒状体を係合部65として突出させる場合のみでなく、回動台61から板状の係合部65を突出させ、板状の係合部65に回動台61の中心方向に長軸を有する長穴を設けて駆動軸11を長穴に挿入する場合や、回動台61に直接に回動台61の中心方向に長軸を有する長穴を設けて駆動軸11を長穴に挿入する場合、回動台61に突起状の係合部を設け、駆動軸11の先端を二股として突起状の係合部を挟む場合など、種々の係合手段を用いることができる。
【0038】
そして、この回動台61に装飾体を載置することにより、装飾体をゆっくり左右に回動させると共に、回動方向を変化させる際、一旦停止状態として逆方向への回動を開始させ、ゆったりとした動きを見せるようにすることができる。
又、回動台61を回動軸63により固定部51へ取り付ける際、回動台61を回動軸63に対して回転自在とすると共に、回動台61の下面及び固定部51の上面に各々反発磁石55,56を設けることがある。
【0039】
この各反発磁石55,56は、環状形状の永久磁石を回動軸63と同軸として設けるものであり、固定部51に設ける反発磁石55の上面と回動台61に設ける反発磁石56の下面とを同極としておくものである。
従って、回動台61は、両反発磁石55,56の反発力により固定部51から浮き上がり、小さな摺動抵抗で回転させることができるため、駆動機構10に用いるモーター31の消費電力を少なくし、電池の寿命を長くすることができる。
【0040】
尚、回動軸63を回動台61と一体とし、回動軸63を固定部51に回転自在に挿入することもある。
このように装飾体駆動機構10の駆動軸11と係合手段により係合された回動台61は、回動台61の回動角度を90度乃至100度程度以下とすることが容易であり、装飾体の回動幅を大きくすることがなく、横幅のある装飾体を載置することにより、幅に対して奥行きが小さな時計体に組み込む装飾体を横に大きくして見栄えのある装飾体とし、この見栄えのある装飾体をゆったりと揺動させることができ、重厚な動きを見せることができる装飾体駆動装置とすることができるものである。
【0041】
又、装飾体は回動台61に載置する場合のみでなく、回動軸63へ直接に装飾体を取り付け、回動軸63から外方に突出するアームなどを駆動軸11と係合させることもある。
このように、駆動軸11と補助軸13とを一体に揺動可能として有すると共に、駆動軸11と補助軸13との間にモーター31の回転軸33及び回動部材である突起部21,22,23を備えた回転板17を有し、駆動軸11と補助軸13とは相互に平行に且つ回転部材の回転平面と垂直な揺動平面を有し、駆動軸11と補助軸13との中間又は中央に位置する回転部材は、周方向に1個の突起部21又は回転周方向に等間隔角度で奇数個の突起部21,22,23か等間隔角度に配置した偶数個の突起部21,22,・・を有し、各突起部21,22,23は駆動軸11や補助軸13と接触し得る長さであって同時には駆動軸11や補助軸13と接触しない配置とされ、回転軸33と同軸とする回動軸63を備えた装飾体に駆動軸11を直接又は間接的に係合させて装飾体を駆動軸11により回動させる時計用の装飾体駆動装置は、人形等の装飾体にゆったりとした回転往復運動を行わせ、落ち着いた装飾体の動作を見せることができる。
【0042】
尚、回転軸33と回動軸63とは同軸とする場合に限るものでなく、回転軸33と回動軸63とが平行であれば、回転軸33と回動軸63とが多少ずれていても駆動軸11により回動台61を回動させることができるものである。
又、回動台61は、駆動機構10の上方に設ける場合のみでなく、装飾体駆動機構10の下方に設けることもある。
【0043】
この回動台61を装飾体駆動機構10の下方に設ける場合は、駆動軸11を第1揺動支持部43よりも下方に延設し、第1揺動支持部43及び第2揺動支持部44により支持される駆動軸11及び補助軸13や連結部15の重心位置を第1揺動支持部43及び第2揺動支持部44よりも上方に位置させつつ第1揺動支持部43よりも下方に延設した駆動軸11の下端又は下端近くを回動台61と係合させるものである。
【0044】
更に、時計用の装飾体駆動装置としては、図10に示すように、装飾体駆動機構10の駆動軸11と係合する係合部65を備えたアーム部66、及び、アーム部66と一体とした揺動杆であって左右両端に人形73を取り付けている揺動部材71を設けることもある。
この場合は、揺動杆である揺動部材71が駆動軸11の揺動平面と平行な揺動平面を有するように、水平な回動軸を有する平板状又は棒状の揺動部材71を揺動可能に装飾体支持部57で固定部51に支持するものである。
【0045】
そして、この人形73を備えた揺動部材71、及び、アーム部66や係合部65による可動部分の重心Gは、図11に示すように、装飾体支持部57の水平な先端と略一致させるようにするか、又は、重心Gを装飾体支持部57の僅か上方に位置させるようにして、装飾体支持部57の先端位置を回動中心として揺動部材71の左右両端を上下に揺動可能とするものである。
【0046】
従って、この揺動部材71は、その両端を交互にゆっくりと上下させ、人形73が最上点や最下点で一旦停止しつつ上下にゆっくりと移動する落ち着いた動きをさせることができる。
そして、可動部分の重心を装飾体支持部57の僅かに上方に位置させる場合は、回転板17の突起部21,22,23が駆動軸11から離れた際の駆動軸11の近くにストッパー45を設け、駆動軸11の揺動範囲を規制しておくものである。
【0047】
尚、ストッパー45は、駆動軸11の左右に設ける場合のみでなく、可動部分のアーム部66と接するようにしてアーム部66の揺動範囲を規制するストッパーを設ける場合、又、揺動部材71の端部が所定位置よりも下方に下がらないように揺動部材71の下方に設ける場合もある。
このように、この装飾体駆動機構10は、回動台61又は揺動部材71と駆動軸11とを係合手段によって係合させることにより、容易に装飾体に落ち着いた回動又は上下動をさせることができ、電池の寿命を長くし、1年間などの長期間、装飾体の動作を持続させることができる時計用装飾体の駆動装置を組み上げるのに適した駆動機構である。
【0048】
又、揺動部材71の両端を上下に揺動させるに際し、図12に示すように、アーム部66を駆動軸11とするようにしてアーム部66を突起部21,22,23へ直接に接触させることもある。
この時計用装飾体駆動装置としての実施の形態では、図13に示すように、揺動部材71の前後に各々揺動部材71と一体とする各アーム部66を設け、この2つのアーム部66の中間又は中央に回転部材を配置すると共に、アーム部66の一方を駆動軸11とし、アーム部66の他方を補助軸13として接触部14を形成するものである。
【0049】
尚、補助軸13を湾曲させて接触部14を形成する場合に限ることなく、駆動軸11とするアーム部66と補助軸13とするアーム部66とを回動軸となる装飾体支持部57からずらして揺動部材71に固定し、駆動軸11とするアーム部66及び補助軸13とするアーム部66とは平行な直線形状としつつ、後退量を形成するように回動軸から左右にずらして揺動部材71に駆動軸11と補助軸13とを固定するものとし、揺動部材71の揺動により回転部材の突起部21,22,23が描く円周の外方に直線形状の駆動軸11と補助軸13とが交互に位置するようにすることもある。
【0050】
このように、揺動部材71と一体とする駆動軸11と補助軸13とを設け、駆動軸11と補助軸13との間に回転部材を配置し、回転部材の突起部21,22,23を駆動軸11や補助軸13と同時に接触させることなく交互に接触させることにより、容易に揺動部材71の両端を上下に揺動させることができる。
尚、揺動部材71と一体とする駆動軸11や補助軸13を回転部材の突起部21,22,23へ直接に接触させる装飾体駆動装置では、ストッパーを駆動軸11の両側に設ける場合のみでなく、ストッパーを揺動部材71の下方などに設けることとし、又は、揺動部材71の下方に配置している固定部51などをストッパーとして用いることもある。
【0051】
そして、水平な回動軸を有する揺動部材71を用いる場合も、図10や図12に示したように、装飾体駆動機構10の上方に揺動部材71を配置する場合のみでなく、揺動部材71を装飾体駆動機構10の下方に配置することもある。
この場合は、揺動部材71と一体としたアーム部66を駆動軸11と係合させるに際し、駆動軸11を第1揺動支持部43よりも下方に延設して駆動軸11と係合させるものであり、アーム部66を駆動軸11や補助軸13としてアーム部66を直接に回転部材の突起部21,22,23と接触させる場合は、駆動軸11とするアーム部66や補助軸13とするアーム部66を揺動部材71から上方に延設するように設けるものである。
【0052】
【発明の効果】
請求項1に係る発明は、駆動軸と補助軸とを一体に揺動可能として有すると共に、駆動軸と補助軸との間に回転部材を有し、前記駆動軸と補助軸とは相互に平行であって回転部材の回転平面と垂直な揺動平面を有し、回転部材は、駆動軸や補助軸と接触し得る長さの突起部であって駆動軸と補助軸とに同時には接触しないように周方向に配置されて外方に突出する突起部を備えた時計用装飾体駆動機構とするものである。
【0053】
従って、回転軸を低速で回転させることにより、駆動軸をゆっくりと往復揺動させ、且つ、揺動方向を変えるときに一旦停止する動作を行わせることができ、駆動軸により装飾体を回動又は揺動させることが容易であって、時計用の装飾体に落ち着いた動作を容易に与えることができる。
又、請求項2に係る発明は、駆動軸と補助軸とを一体に揺動可能として有すると共に、駆動軸と補助軸との間に回転部材を有し、前記駆動軸と補助軸とは相互に平行に且つ回転部材の回転平面と垂直な揺動平面を有し、駆動軸と補助軸との中間に位置する回転部材は、駆動軸や補助軸と接触し得る長さの突起部であってその周方向へ1個の突起部又は回転周方向に等間隔角度とする奇数個の突起部を備えた時計用装飾体駆動機構とするものである。
【0054】
従って、回転軸を低速で回転させることにより、駆動軸をゆっくりと往復揺動させ、且つ、揺動方向を変えるときに一旦停止する動作を行わせることができ、駆動軸により装飾体を回動又は揺動させることが容易であって、時計用の装飾体に落ち着いた動作を容易に与えることができると共に、回転部材や駆動軸及び補助軸の配置決定及び組立を容易に行うことができる。
【0055】
そして、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載した駆動機構を用いた時計用装飾体の駆動装置であって、駆動機構における回転部材の回転軸と同軸又は平行とする回動軸を有する回動台を回転軸の上方又は下方に有し、回動台と駆動軸の先端近くとを係合させることにより、駆動軸の揺動に合わせて回動台を往復回動させる時計用装飾体駆動装置とするものである。
【0056】
従って、回動台に載置する装飾体をゆったりと左右に回動させ、奥行きの少ない時計体であっても、左右に広い装飾体を用いて見栄えのある落ち着いた動作をする装飾体を時計体に組み込むことができる。
更に、請求項4に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載した駆動機構を用いた時計用装飾体の駆動装置であって、駆動機構における回転部材の回転軸の上方又は下方に水平な回動軸を有する揺動部材を有し、揺動部材と一体とするアーム部を駆動軸と係合させると共に、揺動部材に装飾体を載置したときの重心を回動軸の上方とし、駆動軸が所定の揺動幅で停止するストッパーを有する時計用装飾体駆動装置とするものである。
【0057】
従って、揺動部材の端部に載置する装飾体をゆっくりと上下動させることができ、落ち着いた動作の装飾体を時計体に組み込むことができる。
又、請求項5に係る発明は、揺動部材と一体として回転部材の回転平面と垂直な揺動平面を有する駆動軸と補助軸との間に回転部材を有し、回転部材は、駆動軸や補助軸と接触し得る長さの突起部であって駆動軸と補助軸とに同時には接触しないように周方向に配置されて外方に突出する突起部を備え、回転部材の上方又は下方に水平な回動軸を有する揺動部材を備え、揺動部材に装飾体を載置したときの重心を回動軸の上方とし、駆動軸が所定の揺動幅で停止するストッパーを有する時計用装飾体駆動装置とするものである。
【0058】
従って、単純な構造であっても、揺動部材の端部に載置する装飾体をゆっくりと上下動させることができ、落ち着いた動作の装飾体を組み込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装飾体駆動機構の要部を示す斜視図。
【図2】本発明に係る装飾体駆動機構を用いた装飾体駆動装置を示す斜視図。
【図3】本発明に係る装飾体駆動機構を用いた装飾体駆動装置を示す側面図。
【図4】本発明に係る装飾体駆動機構の動作を示す模式図。
【図5】本発明に係る装飾体駆動機構の動作を示す模式図。
【図6】本発明に係る装飾体駆動機構の他の実施の形態を示す図。
【図7】本発明に係る装飾体駆動機構の更に他の実施の形態における要部を示す斜視図。
【図8】本発明に係る装飾体駆動機構の更に他の実施の形態における要部を示す模式図。
【図9】本発明に係る装飾体駆動機構の更に他の実施の形態における動作を示す模式図。
【図10】本発明に係る装飾体駆動機構を用いた他の装飾体駆動装置を示す斜視図。
【図11】本発明に係る装飾体駆動機構を用いた他の装飾体駆動装置の可動部分を示す正面図。
【図12】本発明に係る他の装飾体駆動装置の一例を示す斜視図。
【図13】本発明に係る他の装飾体駆動装置の一例を示す断面側面図。
【図14】本発明に係る他の装飾体駆動装置の一例の可動部分を示す図。
【符号の説明】
10 装飾体駆動機構
11 駆動軸 13 補助軸
14 接触部 15 連結部
17 回転板 21〜25 突起部
31 モーター 33 回転軸
41 台座
43 第1揺動支持部 44 第2揺動支持部
45 ストッパー
51 固定部 53 固定脚
55,56 反発磁石
57 装飾体支持部
61 回動台 63 回動軸
65 係合部 66 アーム部
71 揺動部材 73 人形

Claims (5)

  1. 駆動軸と補助軸とを一体に揺動可能として有すると共に、駆動軸と補助軸との間に回転部材を有し、前記駆動軸と補助軸とは相互に平行且つ回転部材の回転平面とは垂直な揺動平面を有し、駆動軸と補助軸との中間に位置する回転部材は、駆動軸や補助軸と接触し得る長さの突起部であって駆動軸と補助軸とに同時には接触しないように周方向に配置されて外方に突出する突起部を備えていることを特徴とする時計用装飾体駆動機構。
  2. 駆動軸と補助軸とを一体に揺動可能として有すると共に、駆動軸と補助軸との間に回転部材を有し、前記駆動軸と補助軸とは相互に平行且つ回転部材の回転平面とは垂直な揺動平面を有し、駆動軸と補助軸との中間に位置する回転部材は、駆動軸や補助軸と接触し得る長さの突起部であって、その周方向に1個の突起部又は回転周方向に等間隔角度とする奇数個の突起部を外方に突出させていることを特徴とする時計用装飾体駆動機構。
  3. 駆動軸と補助軸とを一体に揺動可能として有すると共に、駆動軸と補助軸との間に回転部材を有し、前記駆動軸と補助軸とは相互に平行且つ回転部材の回転平面とは垂直な揺動平面を有し、駆動軸と補助軸との中間に位置する回転部材は、駆動軸や補助軸と接触し得る長さの突起部であって駆動軸と補助軸とに同時には接触しないように周方向に配置されて外方に突出する突起部を備え、又、回転部材の回転軸と同軸又は平行とした回動軸を有する回動台を回転部材の上方又は下方に有し、回動台と駆動部材の先端近くとを係合させることにより回動台に駆動軸の揺動に合わせた往復回動をさせることを特徴とする時計用装飾体駆動装置。
  4. 駆動軸と補助軸とを一体に揺動可能として有すると共に、駆動軸と補助軸との間に回転部材を有し、前記駆動軸と補助軸とは相互に平行且つ回転部材の回転平面とは垂直な揺動平面を有し、駆動軸と補助軸との中間に位置する回転部材は、駆動軸や補助軸と接触し得る長さの突起部であって駆動軸と補助軸とに同時には接触しないように周方向に配置されて外方に突出する突起部を備え、回転部材の上方又は下方に水平な回動軸を有する揺動部材を有し、揺動部材と一体とするアーム部を駆動軸と係合させると共に、揺動部材に装飾体を載置したときの重心を回動軸の上方とし、駆動軸が所定の揺動幅で停止するストッパーを有することを特徴とする時計用装飾体駆動装置。
  5. 駆動軸と補助軸とを一体に揺動可能として有すると共に、駆動軸と補助軸との間に回転部材を有し、前記駆動軸と補助軸とは相互に平行且つ回転部材の回転平面とは垂直な揺動平面を有し、駆動軸と補助軸との中間に位置する回転部材は、駆動軸や補助軸と接触し得る長さの突起部であって駆動軸と補助軸とに同時には接触しないように周方向に配置されて外方に突出する突起部を備え、回転部材の上方又は下方に水平な回動軸を有する揺動部材を有し、駆動軸と補助軸とは揺動部材に一体とされ、駆動軸及び補助軸を備えた揺動部材に装飾体を載置したときの重心を回動軸の上方とし、駆動軸及び補助軸が所定の揺動幅で停止するストッパーを有することを特徴とする時計用装飾体駆動装置。
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