JP3572897B2 - 車両のシートサスペンション装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のシートをエアサスペンションにより支持し、このエアサスペンションにより、路面からの振動を吸収するようにした車両のシートサスペンション装置、特に、エアサスペンションのエアがエア圧切換弁により給排されるようにした車両のシートサスペンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の乗員には路面からの振動がシートを介し加わることより、シートは各種の振動吸収部材により形成され、これにより振動を吸収し乗員の疲労を低減させている。通常、着座した乗員の重量を支えるシートは乗員が安定して着座でき、乗員に加わる振動を低減できるようシート基枠の回りを各種の弾性材で覆うようにして形成されているが、特に、車両の床面とシート下面との間にエアバネやコイルバネ式のシートサスペンションを介在し、これらによって路面からの振動を吸収し、乗員に加わる路面からの振動を低減させるようにした車両のシートサスペンション装置が知られている。
【0003】
このシートサスペンション装置の内、例えば、エアバネを用いたシートサスペンション装置は、このエアバネに加わるエア圧をエア切換弁の切換えにより調圧制御し、シート位置を設定された中立位置に保持し、これにより乗員の受ける振動を低減させると共に乗員のドライビングポジションを確保するようにしている。このようなエアバネを用いたシートサスペンションの一例が特開平4−314639号公報に開示されている。
【0004】
更に、図5に示すように、上述のようなエアバネ100を用いたシートサスペンション装置において、特に、リニアアクチュエータ101をエアバネ100に対し並設し、このリニアアクチュエータ101によりシート102に向かう路面反力を打ち消すようにシート102を積極的に上下変位させるというアクティブシートサスペンション装置が知られている。この場合、エアバネ100の衝撃吸収作用と、リニアアクチュエータ101の路面反力減衰作用とにより確実にシート102上の乗員の受ける振動を低減出来、疲労を低減させることが出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、エアバネを用いたシートサスペンション装置或いはエアバネとリニアアクチュエータを併用した図5に示したようなアクティブシートサスペンション装置では、車両の停車時に、運転者が着座状態にある間は体重とバネ反力が釣り合っているが、運転者が降車しようとして、シートから尻を持ち上げると、バネ力と体重との釣合い状態が崩れ、バネ反力のためシートが持ち上がってしまい、降車しにくくなる。また、乗車時も同様に、シートが持ち上がった状態にあると乗車しにくく、特に、運転席の場合では、ハンドルとシートの間隔が狭まっており、より乗車しにくくなるという問題がある。なお、エンジンキーのオフ時にシートダウンを図るものが提案されているが、この場合、エンジン駆動のままの一時降車であるとシートダウンを図れず、問題がある。
【0006】
本発明の目的は、エンジン駆動時においても乗員の乗降時を検出してシートを下げ、エアバネで支持されたシートへの乗員の着座や降車を容易化出来る車両のシートサスペンション装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された発明によれば、
エンジンキーがオフ状態の時、または、エンジンキーがオン状態下でパーキングブレーキの作動状態とドアの開状態とを検出した時のみには乗降時と見做し、これによりエア圧切換弁を排気に切換えてシートを設定シート位置より下げる。このため、エンジンキーのオフ時はもとより、エンジンキーがオン状態でも乗員の乗降時を検出でき、乗員のシートへの着座時やシートからの降車時にはシートを下げシートへの乗降を容易に行なえるようにでき、シートへの乗降性を向上できる。
【0008】
請求項2に記載された発明によれば、
請求項1記載の車両のシートサスペンション装置において、特に、車両の床とシートとの間に介装されたリニアアクチュエータにより、シートに加わる路面反力を打ち消すようシートを上下変位させる。このため、走行時は設定シート位置に保持されたシート上の乗員の受ける振動をエアバネとリニアアクチュエータの路面反力減衰作用とにより十分に低減でき、乗員のシートへの乗降性を向上でき、特に、アクティブシートサスペンション装置をより高品位化出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1には本発明の実施形態例としての車両のシートサスペンション装置を装備した運転席用のシート1を示した。なお、ここでは同シート1に対設されているステアリングハンドル2及び運転席側ドア3との各相対位置関係を示した。このシート1は乗員重量を受けるシートクッション4と同シートクッション4の後端部にリクライニング装置5を介し連結されるシートバック6とから成り、これらが床面F上にシートサスペンション装置を介して支持される。
【0010】
図1に示すように、車両のシートサスペンション装置は、車両の床面Fとシート1の下面fを上下変位可能に連結する昇降リンク機構7と、昇降リンク機構7内の空間で相互に干渉しない位置に配備されるエアバネ8及びリニアアクチュエータ9と、手動のリフトアジャスタ17を備える。昇降リンク機構7は、車両の床面Fに一体結合され、車両前後方向Xに延びる左右一対の下レール11と、シートクッション4の下面fに一体結合され、車両前後方向Xに延びる左右一対の上レール10と、一対の上下レール10間に相対変位可能に連結されるX結合リンク12とを備える。X結合リンク12は一対の上下後端を上下レール10,11の各後端側にピン結合され、一対の上下前端を上下レール10,11の各前側部位にローラrを介しコロ接触状態で連結される。この昇降リンク機構7は車両の床面Fに対しシート1の上下動を許容し、車幅方向及び車両前後方向Xの揺動を規制できる。なお、手動のリフトアジャスタ17はレバー操作によりカム機構を回動させ、シート1を上下に所定量調整できる周知機構を有する。
【0011】
エアバネ8はその下部を車両の床面Fに、上部をシート1下面にそれぞれ結合し、内部のエア室(図示せず)のエア圧に応じて、シート1側の1G荷重を支えると共に、床面Fに対するシート1高さを上下方向に調整できる。なお、ここでは単一のエアバネ8を用いたが、複数のエアバネを一体的なエア室として配管して制御するようにしても良い。エアバネ8には図2に示すように、吸気弁14を介し高圧エア源15が連結され、排気弁16を介し大気開放口161が連結される。図2に示すように、吸気弁14及び排気弁16は制御手段としてのコントローラ18に各駆動回路141,161を介しそれぞれ連結される。吸気弁14及び排気弁16は給排出力を受けないオフ時にそれぞれエア路Eを閉鎖し、給排出力を受けるオン時にそれぞれエア路Eを開放し、高圧エアの供給、エア室エアの排気を行なうように構成されている。なお、高圧エア源15はエアタンクであり、これには図示しないエンジン駆動のポンプより常時高圧エアが供給され、所定のエア圧を保持するように構成される。図3の詳細断面図にて示すリニアアクチュエータ9は互いに噛み合う螺子部材の回転駆動をリニア駆動に変換させるもので、モータ20の回転で駆動し、シート1を設定された位置、ここでは中立位置のシート1を上下方向に変動させることができる。なお、この中立位置は、シート1着座の通常体格の運転者が前方視界を容易に確保できるシート1位置として予め設定される。
【0012】
このリニアアクチュエータ9は図3に示すように、床面Fのブラケット21にピン22を介してモータ(例えぱACサーポモータ)20のケーシング201が支持され、ケーシング201には中空状の駆動軸23が軸受24を介して駆動回転自在に支持されている。駆動軸23の上端部位にはナット部材42が固定され、ナット部材42の外周はケーシング201の内部に一対の軸受(玉ころ軸受)25を介して回転自在に支持されている。ナット部材42にはボールナット26が一体状態に固定され、ボールナット26の内周にはめねじ部27が形成され、めねじ部27の中心は駆動軸の回転中心と同心状態に成っている。
【0013】
一方、ボールナット26のめねじ部27には雄ねじ軸としてのボールねじ28が螺合しており、ボールねじ28は駆動軸23の中空部内に配されている。ボールねじ28の上端部はピン29を介してシート1の下面側に連結されている。つまり、モー夕20が駆動して駆動軸23、ナット部材42及びボールナット26側が一体に回転することによって駆動軸23の中空部内に配されているボールねじ28が軸方向(上下方向)に移動し、ボールねじ28が移動することにより床面Fに対してシート1か昇降する。
【0014】
ここで、特に、シート1側の従動螺子であるボールねじ28とモータ20側の駆動螺子であるめねじ部27とはリード角が特に大きく設定されており、モータ20側が非通電時にあって、シート1側のボールねじ28に上下変位(スラスト変位)力が外部より作用すると、これに追従して非通電のモータ20側のめねじ部27が空回り可能なように構成されている。このため、リニアアクチュエータ9はモータ20が非通電時にあるとシート1に対しその位置を規制することが無いように形成されている。
【0015】
図1に示すコントローラ18はマイクロコンピュータからなる電子制御手段であり、エンジンキースイッチ(メインスイッチ)30よりエンジンのオン、オフ切換え信号S1を取り込み、サイドブレーキスイッチ(図4中にはサイドブレーキレバーSWと記した)31より車両のサイドブレーキレバーが引かれたサイドブレーキ信号S2を取り込み、ドアスイッチ(図4中にはドア開閉状態SWと記した)32よりシート1に対設された運転席側のドア3の開信号S3を取り込み、車速センサ33により車速パルス信号S4を取り込み、ゲイン切換えスイッチ34よりエアバネ8のバネ定数をハードあるいはソフトに切換え指定するゲイン信号S5を取り込み、回転計(レゾルバ)35よりモータ回転数信号S6を取り込み、最下点スイッチ(図4中には最下点SWと記した)36よりシート1が最下点位置に達したという最下点信号S7を取り込み、床Gセンサ37により車両の受ける路面反力に伴う加速度信号S8を取り込み、キャンセルスイッチ40によりシート下げ処理をキャンセルするキャンセル信号S9を取り込み、エアサスペンション制御及び周知のアクティブサスペンション制御を行なう。
【0016】
エアサスペンション制御では上述の各入力信号に基づきシート1の最下点への降下処理、中立位置保持処理、乗降時判定処理を行う。なお、乗降時判定処理では、表1に示すような車両状態に基づき乗降時判定処理を行なっている。
【0017】
【表1】
【0018】
ここで、図4及び表1に基づいてエアサスペンション制御を説明する。
【0019】
まず、ステップa1において、エンジンキーがオンされると、ステップa2に進み、同ステツプa2において最下点SW36がオンされているとステップa3、a4に進み排気弁16を停止し、シート高を演算する上下位置カウンタCUTlをゼロクリアしてステップa6以降の乗降時判定処理に進む。
上記ステップa2において、最下点SW36がオフ状態であるとステップa5に進み排気弁16を開きエアバネ8内のエアが排気されステップa2、a5は最下点SW36がオンになるまて繰り返される。
【0020】
次に乗隆時判定処理について説明していくと、ステップa6においては、エンジンキー30、サイドブレーキレバーSW31、ドア開閉状態SW32のオン/オフ状態をコントローラ18に取り込んでステップa7に進み、同ステップa7においてエンジンキー30がオンならばステップa8に進み、同ステップa8においてサイドブレーキレバーSW31がオンつまりサイドブレーキレバーが引かれている場合にはステップa9に進み、同ステップa9においてドア開閉状態SW32からの信号がドア3が開状態であることを示している場合にはステップa14に進む。上記ステップa6において取り込んだ信号が、これまでのステップa7、ステップa8、ステップa9の順に通る状態であった場合は表1に示す車両状態が(c)乗車時、降車時に相当する。
【0021】
上記ステップa7において、エンジンキー30がオフつまりエンジンが停止している場合には、ステップa15以降に進みシート1を下げる動作が行われる。上記ステップa8において、サイドブレーキレバーSW31がオフつまりサイドブレーキレバーが引かれていない状態の場合はステップa10以降に進み、この状態は表1の車両状態が(a)走行中、又は(b)ドアを開いてバックする、状態であることを示している。
上記ステップa9において、ドア開閉状態SW32からの信号がドア3が閉状態であることを示している場合にはステップa10に進み、この状態は表lの車両状態が(d)車内で休憩中の状態であることを示す。ステップa14は、上記ステップa9においてドア3が開状態であると判定されたにもかかわらず乗員の都合でキャンセルSW40がオンである場合にはステップa6以降の乗降時判走処理に戻り、キャンセルSW40がオフの場合にはステップa15以降の最下点への下降処理に進む判断が行われる。
【0022】
最下点への下隆処理について説明していくと、ステップa15において最下点SW36がオフ状態であるとステップa16に進み排気弁16を開きエアバネ8内のエアが排気されステップa15、al6は最下点SW36がオンになるまで操り返される。ステップa15において最下点SW36がオンであると判走されるとステップa17に進み同ステップal7では排気弁16を停止し、ステップa18に進む。ステップa18において、エンジンキー30がオン状態であれば、再び乗員が車室内に乗り込む可能性があるのでステップa6以降の乗降時判定処理に戻り、エンジンキー30がオフ状態であれば、エンジンが停止しているのでシート1が最下点まで降りた状態で全ての処理が終了する。
【0023】
次に中立位置保持処理について説明していくと、ここでは乗員が乗降時に一旦最下点まで下降したシート1を上昇させる制御が行われる。まずステップa10においては、上下位置カウンタCUTlの値を読み込み、ステップa11で、上下位置カウンタCUT1の値が予め設定されたしきい値の範囲内か否かが判断される。予め設定されたしきい値は、シート1の高さが同シート1の上下振幅の中心に位置するように定められている。ステップa11でしきい値よりも大きいと判断された場合、シートlが高すぎるので、ステップal2で吸気弁14をオフにすると共に排気弁16をオンにし、エアバネ8からエアを排気してシート1を下降させる。ステップa11で、しきい値よりも小さいと判断された場合、シート1の高さが低すぎるので、ステップa13で排気弁16をオフにすると共に吸気弁14をオンにし、エアバネ8にエアを供給してシート1を上昇させる。
【0024】
ステップa1lでしきい値の範囲内であると判断された場合、ステップal9で吸気弁l4及び排気弁16をオフ状熊にしてエアバネ8へのエアの給排を停止してシート1の高さを中立位置に固定し、ステップa20に進む。ステップa20では、車速パルス信号S4の信号から、車速V=0つまり車両が停車時である場合にはステップa6に戻り乗降時判走処理及び中立位置保持処理に進む。
上記ステップa20で、車差V≠0つまり車両が走行中である場合にはステップa21に進み、同ステップa21でアクティブサスペンションシート制御を行なう。この制御は、概略的には、床Gセンサ37からの路面反力に応じた加速度信号S8を取り込み、ここでの加速度を打ち消すだけの上下逆方向の加速度をシート1に発生させるモータ駆動出力Iを演算し、同出力をモータ駆動回路39を介しリニアアクチュエータ9のモータ20に出力し、同モータによりリニアアクチュエータ9の駆動螺子であるめねじ部27を介し従動螺子であるボールねじ28を駆動し、シート1を上下変位させ、シート1に加わる路面反力加速度を打ち消し、シート上の乗員の受ける路面反力を低減する。この制御は実賃的には車速V=0になるまで繰り返されるが、具体的制御の説明は省略する。
【0025】
このようなエアサスペンション制御により、エンジンキー30のオン時は中立位置に保持されたシート1上の運転者はドライビングポジションを確実に確保して走行でき、エアバネ8の衝撃吸収作用により路面からの振動を低減され、特に、リニアアクチュエータ9が路面反力を打ち消す加速度をシート1に積極的に加えるので、乗員に加わる路面反力に伴う振動は確実に低減し、運転者は疲労無くシート1へ長時間着座できる。しかも、一旦、エンジンキー30をオフにするか、エンジンキーがオンでもサイドブレーキが引かれ、運転席側ドアが開かれると、乗降時と見做し、シート1を最下点に下げるので、シート1からの降車、シート1への乗車を容易に行なえ、シート1への乗降性を向上できる。更に、キャンセルスイッチ40により必要時にはシート下げ処理をキャンセルでき、操作の多様化を図れ、制御の多様化を図れ、しかも、エンストに伴う再起動時にシートが上下変動することを排除したいというような場合にも有効利用できる。更に、ここではシート位置をリニアアクチュエータ9側の回転計(レゾルバ)41からのパルスのカウントでシート1高さを検出するので、ストロークセンサを別途必要とせず、スペースの制約を受けやすいシート1下部の空間を別途有効利用できる。
【0026】
図1の車両のシートサスペンション装置はシート位置をリニアアクチュエータ9内の回転計(レゾルバ)41よりのモータ回転数信号S6を上下位置カウンタCUT1の値の加減算処理により検出していたが、このリニアアクチュエータを用いない、エアサスペンション装置に本発明が適用される場合には、通常のリニアセンサによりシート位置を検出するようにしても良い。
更に、図1の車両のシートサスペンション装置は、運転席用のシートに装着されていたが、助手席やその他のセパレートタイプの後席シートに本発明を適用しても良く、この場合も同様の作用効果を得られる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、エンジンキーのオフ時はもとより、エンジンキーがオン状態でも乗員の乗降時を検出でき、乗員のシートへの着座時やシートからの降車時にシートを下げ、乗員のシートへの着座、シートからの降車を容易に行なえ、シートへの乗降性を向上できる。
請求項2に記載された発明によれば、リニアアクチュエータにより路面反力を打ち消すようシートを上下変位させるため、走行時は設定シート位置に保持されたシート上の乗員の受ける振動をエアバネとリニアアクチュエータの路面反力減衰作用とにより十分に低減でき、乗員のシートへの乗降性を向上でき、特に、アクティブシートサスペンション装置をより高品位化出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用された車両のシートサスペンション装置の全体構成図である。
【図2】図1の車両のシートサスペンション装置のエアサスペンション及びリニアアクチュエータの全体構成説明図である。
【図3】図1中のリニアアクチュエータの要部切欠拡大断面図である。
【図4】図1の装置が行なうエアサスペンション制御処理のフローチャートである。
【図5】従来の車両のシートサスペンション装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1 シート
3 ドア
8 エアバネ
9 リニアアクチュエータ
14 吸気弁
16 排気弁
18 コントローラ
30 エンジンキー
31 サイドブレーキスイッチ
32 ドアスイッチ
F 床面
S2 サイドブレーキ信号
S3 ドアの開信号
Claims (2)
- 車両の床とシートの間にエアバネを配設し、同エアバネのエア圧をエア切換弁により調圧することにより上記シートを設定シート位置に保持する車両のシートサスペンション装置において、
上記車両のエンジンキーと、上記車両のパーキングブレーキの作動状態を検出するパーキングブレーキセンサと、上記車両のドアの開状態を検出するドアセンサと、上記エア圧切換弁を給排切換えする制御手段とを設け、上記制御手段は上記エンジンキーがオフ状態の時、または、上記エンジンキーがオン状態下で上記パーキングブレーキ作動状態と上記ドア開状態とを検出した時のみに、上記エア圧切換弁を排気に切換え、上記シートを下げることを特徴とする車両のシートサスペンション装置。 - 請求項1記載の車両のシートサスペンション装置において、
上記車両の床とシートとの間に介装されたリニアアクチュエータにより、上記シートに加わる路面反力を打ち消すよう上記シートを上下変位させることを特徴とする車両のシートサスペンション装置。
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