JP3572852B2 - 自動車のシートスライド装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のシートスライド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のシートは、乗員の体格等に合わせて最適位置が選択できるように前後にスライドできるようになっている。シートとフロアの間には、スライドレールが配されており、このスライドレールによりシートが前後動できるようになっている。このスライドレールには、ロック機構が設けられており、該ロック機構によりシートの前後動が停止できるようになっている。
【0003】
また、このロック機構は、操作部材から操作力が伝達されることにより、スライドの停止状態が解除されるようになっている。この操作部材もシートの下部に設けられており、その前端操作部がシートの下面から前方へ出た状態となっており、乗員はこの操作部材の前端操作部を前かがみ状態になって操作することにより、ロック機構を解除して、シートを前後にスライドさせるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、乗員が前かがみ状態にならないと操作部材を操作できないため、乗員にとって無理な姿勢を強いられることとなり、操作部材の操作性の面で好ましくない。特に、運転席側は、前方にハンドルが位置しているため、前かがみ状態になりづらい。
【0005】
また、助手席側にあっては、操作部材付近に体を支える部分がないため(運転席側はハンドルをつかめる)、ロック機構を解除した後に、シートを前後にスライドさせる動作が行いにくい。
【0006】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、乗員が前かがみ状態にならずにロック機構を解除することができる自動車のシートスライド装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、自動車のシートをスライドレールにより前後スライド自在に支持し、該スライドレールに設けられたロック機構によりシートを任意位置に固定できると共に、操作部材からの操作力をロック機構に伝達して該ロック機構を解除できるように構成されてなる自動車のシートスライド装置において、前記スライドレールが、後側に向けて下がった傾斜状態となっていると共に前記操作部材の操作部がドアに設けられており、該操作部材とロック機構とが操作力伝達手段により連結されてなることを特徴とする。
【0014】
請求項1記載の発明によれば、スライドレールが後側に向けて下がった傾斜状態となっているため、自動車に乗り込む前に、ドアを開けて操作部を操作することにより、シートが自動的に後方にスライドし、自動車への乗り込みが容易になる。特に、車椅子を利用する方などにとっては、車椅子からシートに乗り移る動作が行い易くなる。
【0018】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、スライドレールが後側に向けて下がった傾斜状態となっているため、自動車に乗り込む前に、ドアを開けて操作部を操作することにより、シートが自動的に後方にスライドし、自動車への乗り込みが容易になる。特に、車椅子を利用する方などにとっては、車椅子からシートに乗り移る動作が行い易くなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。符号1は、運転席側のシートで、左右一対のスライドレール2により前後にスライドできるようになっている。
【0020】
スライドレール2は、シート1側に固定されたアッパレール3と、フロア5側に固定されたロアレール4とから形成されている。このスライドレール2は、図2に示すように、フロア5に対して後側が下がった角度θの傾斜状態で取付けられている。スライドレール2がこのような角度θで傾斜しているのは、シート1を後側に位置させて着座する体格の大きい人と、シート1を前側に位置させて着座する体格の小さい人の視線高さを略等しくするためである。
【0021】
左右のスライドレール2には、それぞれ連動して動くロック機構6が設けられている。このロック機構6は、アッパレール3に取付けられたロック片7と、ロアレール4の角部に形成された複数のロック孔8とから構成されている。回動自在なロック片7を複数のロック孔8へ選択的に係合させることにより、シート1の前後位置をロックできるようになっている。また、ロック片7を回動させてロック孔8から外すことにより、シート1のロック状態、即ち所定の位置に停止させている状態を解除して、フリー状態、即ち自由に前後動可能な状態にすることができる。
【0022】
ロック片7には、アウタチューブ9にて覆われたワイヤ10の一端が接続されている。アウタチューブ9の一端は、ロック片7と前後に同動するブラケット11にて固定されている。このワイヤ10及びアウタチューブ9は、フレキシブルなため、車体の内部を通してドア12のアームレスト13まで導くことができる。尚、このワイヤ10及びアウタチューブ9にて、本実施形態の「操作力伝達手段」が形成されている。
【0023】
ドア12のトリム14に固定されているアームレスト13には、その上面からプルハンドル用の開口部15が凹設されている。そして、この開口部15内に操作部材16が設けられており、該操作部材16に前記ワイヤ10の他端が接続されている。
【0024】
すなわち、操作部材16は、図4に示すように、アームレスト13内に位置するピン17を中心に回動自在に取付けられており、その「操作部」となる一端部18を開口部15の内壁19に形成した切欠19aから開口部15内へ突出させている。そして、この操作部材16の他端部20に前記ワイヤ10の他端が連結されている。ワイヤ10を覆うアウタチューブ9の他端は、トリム14に取付けたブラケット21により固定されている。アウタチューブ9の両端は、それぞれブラケット11、21により固定されているため、ワイヤ10をアウタチューブ9に対して、押し方向及び引き方向へそれぞれ相対移動させることができる。
【0025】
操作部材16の回動点となるピン17には、バネ22が設けられており、操作部材16を常時ロック方向Aへ付勢している。ロック方向Aへ回動付勢された操作部材16は、ワイヤ10を押した状態になるため、ロック機構6のロック片7がロック孔8に係合し、シート1のロック状態が維持される。
【0026】
そして、操作部材16の一端部18を解除方向Bへ回動させれば、ワイヤ10が引かれるため、ロック片7がロック孔8から外れ、シート1を前後にスライドさせることができる。左右のロック機構6は、互いに連動するように連結されており、一方のロック機構6を操作するだけで他方も同じ状態になる。
【0027】
このように、操作部材16の一端部18をドア12のアームレスト13に形成されているプルハンドル用の開口部15内に臨まさせているため、乗員は前かがみ状態になることなく、操作部材16を操作してロック機構6を解除することができる。また、操作部材16の操作と同時にアームレスト13をつかむことができ、ロック機構6を解除した後にシート1を前後にスライドさせる動作が特に行い易くなる。尚、操作部材16の一端部18が開口部15内に位置しているため、通常時に乗員の体の一部が触れて誤作動するおそれがない。
【0028】
更に、スライドレール2が後側に向けて下がった傾斜状態となっているため、自動車に乗り込む前に、ドア12を開けてアームレスト13の操作部材16を操作することにより、シート1が自動的に後方にスライドし、自動車への乗り込みが容易になる。特に、車椅子を利用する方などにとっては、車椅子からシートに乗り移る動作が行い易くなる。
【0029】
尚、以上の実施形態では、操作部材16に付勢用のバネ22を設けたが、ロック機構6側に設けても良い。また、操作部材16の「操作部」がその一端部18である必要はなく、操作部材16を動かすことができ且つ開口部15内に臨まされていれば良く、例えばボタン式或いはスイッチ式の「操作部」でも良い。更に、「操作力伝達手段」も、ワイヤ10及びアウタチューブ9に限定されるものでなく、操作力を電気的に伝達するハーネスであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る自動車のシートスライド装置を示す車室内斜視図。
【図2】シートの側面図。
【図3】図1中矢視SA−SA線に沿う断面図。
【図4】図1中矢視SB−SB線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 シート
2 スライドレール
6 ロック機構
9 アウタチューブ(操作力伝達手段)
10 ワイヤ(操作力伝達手段)
12 ドア
13 アームレスト
15 開口部
16 操作部材
18 一端部(操作部)

Claims (1)

  1. 自動車のシートをスライドレールにより前後スライド自在に支持し、該スライドレールに設けられたロック機構によりシートを任意位置に固定できると共に、操作部材からの操作力をロック機構に伝達して該ロック機構を解除できるように構成されてなる自動車のシートスライド装置において、
    前記スライドレールが、後側に向けて下がった傾斜状態となっていると共に前記操作部材の操作部がドアに設けられており、該操作部材とロック機構とが操作力伝達手段により連結されてなることを特徴とする自動車のシートスライド装置。
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