JP3572825B2 - カッティングプロッタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、カッティングシートから文字や図形を切抜くカッティングプロッタに関するものであり、特に、カッティング後のカッティングシートの取扱いを容易にしたカッティングプロッタに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
図5は従来のカッティングプロッタにより文字をカッティングした剥離紙付カッティングシートSを示し、表層のカッティングシートには入力データに応じた書体と寸法で文字のアウトラインが切断処理されレタリングシートLが作成されている。レタリングシートLをディスプレイとして使用する際は、先ずカッティングシートSのレタリングシートL以外の余白Mを裏面の剥離紙から剥し、カッティングシートSの表面に透明な粘着性アプリケーションシートを載せ、アプリケーションシートにレタリングシートLを貼付けて剥離紙を剥がす。そして、アプリケーションシートを目的の場所に貼ってアプリケーションシートの表面をスクィージにて摩擦し、レタリングシートLを接着対象面に接着してアプリケーションシートを剥がせば、対象面にレタリングシートLが残る。
【0003】
また、カッティングシートSからレタリングシートLを除去して余白Mをアプリケーションシートに転写し、白抜き文字シートとして使用する場合もある。
上述した従来のシート転写工程においては、カッティングシートSに文字や記号をカッティングした後に基材である剥離紙から不要部分を除去する作業に手間がかかり、特に、除去部分の面積が大きい場合は剥離に要する力が大きい。また、剥離した不要シートが剥離紙上の使用部分に貼りついて使用部分も同時に剥離紙から剥がれることがあり、取扱いが容易ではないという問題がある。
【0004】
カッティングシートの不要部分の剥離を容易化する提案としては、粘着シート(カッティングシート)の粘着面または基板のいずれか一方に水または石鹸水などの液体を塗布し、粘着シートと基板を剥離しやすい状態で貼りあわせ、この積層体の粘着シートにカッティング処理を行った後に、粘着シートの不要部分を基板から除去し、基板上に残った粘着シートに圧力を加えて粘着シートと基板間の液体を排出させて粘着シートを基板へ強く接着させる方法が提案されている(特開平 1-221225 号公報)。この方法は、粘着シートの不要部分の剥離を容易化するという目的を達成しているものの、基板と粘着シートのいずれか一方に液体を塗布してから貼りあわせる作業を要するとともに、カッティング処理後に粘着シートの文字や図形などの部分が基板に接着されるので、基板そのものをガラス窓や壁材として使用することになり、既設のガラス窓や壁面などにカッティング文字を転写することはできず、用途が限定されるものである。
そこで、ディスプレイ基板へカッティングシートを貼りあわせてカット処理を行う方法の欠点であるカッティングシートの貼付場所の制約を解消するとともに、カッティングシートの不要部分の除去に要する手間を解消するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、入力された作図データに基づいて文字や記号のアウトラインデータを演算処理するカッティング制御部と、カッティングヘッドを駆動するカッティングヘッド駆動装置とを備え、アウトラインデータに基づいてカッティングヘッドを駆動してカッティングシートを切抜き、レタリングシートを作成するカッティングプロッタにおいて、作図領域における文字や記号のアウトラインの外側または内側の領域を塗り潰し指定する手段と、指定領域の塗り潰しデータを演算する手段と、プリンタヘッドと、塗り潰しデータに基づいてプリンタヘッドを駆動するプリンタ駆動部を設け、アウトラインカッティングとともに前記プリンタヘッドにより塗り潰し領域にシリコーンあるいはワックス等の粘着防止剤を転写することを特徴とするカッティングプロッタを提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を図に従って詳述する。図1はカッティングプロッタ1のシステム構成を示し、プロッタ/プリンタ制御装置2とプロッタ部3とサーマルプリンタ部4とによって構成されている。サーマルプリンタ部4へ装填されるリボンカセットCのリボンRは、プラスティック射出成形等の離型剤として使用するシリコーンやステアリン酸塩またはワックス等を結合材と混合した粘着防止剤ペーストをポリエチレンのベースフィルムに塗着したものであり、ライン型サーマルヘッド5によってリボンRからカッティングシートSの表面へ粘着防止剤が熱転写される。
【0007】
図2はカッティングプロッタ1の機能ブロック図であり、キーボード6またはホストコンピュータ等のデータ入力手段からインタフェース7を通じて入出力制御装置8へ入力された作図データは、CPU9、ROM10、RAM11によって構成されたプロッタ/プリンタ制御部12へ入力される。
【0008】
キーボード6からプロッタ/プリンタ制御部12へ入力された文字や記号等の作図データは、プロッタ/プリンタ制御部12が表示部駆動回路13へデータを転送してLCDディスプレイ14によって表示される。
【0009】
プロッタ部3は、X軸モータ駆動回路15、Y軸モータ駆動回路16、Z軸アクチュエータ駆動回路17と、X軸モータ18、Y軸モータ19、Z軸アクチュエータ20によって構成されている。
【0010】
サーマルプリンタ部4は、サーマルヘッド駆動回路21、プラテンローラ駆動回路22、サーマルヘッド5、プラテンローラ駆動モータ23によって構成され、プロッタ部3とサーマルプリンタ部4がプロッタ/プリンタ制御装置2の入出力制御装置8へ接続されている。
【0011】
プロッタ/プリンタ制御部12へ入力された作図データは、ROM10に格納されているアウトラインデータ演算プログラム24と塗り潰しデータ演算プログラム25にしたがって演算処理される。
【0012】
CPU9は、入力された文字や記号等のキャラクタデータを文字間隔、文字サイズ、フォント指定等の書式設定データとアウトラインデータ演算プログラム24に基づいて文字や記号等のアウトラインを展開し、ストロークデータ形式のアウトラインデータを演算する。そして、キャラクタ塗り潰しか反転塗り潰しかのプリントモード設定に応じて、文字や記号等のアウトライン外またはアウトライン内の領域の塗り潰しドットデータを塗り潰しデータ演算プログラム25によって演算し、アウトラインデータと塗り潰しドットデータとをRAM11へ格納する。
【0013】
キーボード6からカッティング実行コードを入力すると、CPU9はRAM11に書き込まれているアウトラインデータをプロッタ部3のX軸、Y軸、Z軸のそれぞれの駆動回路15,16,17へ出力し、X軸モータ18、Y軸モータ19、Z軸アクチュエータ20を同期駆動してカッティングシートSに文字や記号等のアウトラインカッティングを実行する。
【0014】
そして、アウトラインカッティングを終了したカッティングシートSをサーマルプリンタ部4にセットしてプリント実行コードを入力すると、サーマルプリンタ部4が起動する。プリント工程においてはプラテンローラ駆動モータ23への制御信号と同期してサーマルヘッド5へ塗り潰しドットデータが1走査線単位で転送されてプリントが実行され、反転塗り潰し設定の場合は、図3に示すように、カッティングシートSのレタリングシートL以外の余白領域Mに粘着防止剤stが熱転写される。
【0015】
そして、粘着防止剤を転写したカッティングシートの表面にアプリケーションシートを載せてスクィージ等で表面を摩擦すると、粘着防止剤stを塗着した余白領域Mはアプリケーションシートに貼付かず、レタリングシートLがアプリケーションシートに転写される。
【0016】
また、プリントモード設定時にキャラクタ塗り潰しを設定した場合は、図4に示すように、レタリングシートLのアウトライン内領域に粘着防止剤stが熱転写され、白抜きレタリングシートとして使用する余白領域Mがアプリケーションシートに貼着する。
【0017】
したがって、アプリケーションシートをカッティングシートから剥す際に、アプリケーションシートとともに必要部分のみが剥離紙から剥離されて不要部分は剥離紙上に残るので、カッティングを終了したカッティングシートから不要部分を除去する作業が不要となる。
【0018】
尚、本発明は上記の実施形態に限定するものではなく、例えば、カッティングプロッタ部とプリンタ部とを一体に連結してカッティングとプリントとを連続的に実行するように構成することもできる。また、プリンタとしてサーマルプリンタ部に代えてインクジェットプリンタを使用する等、本発明の技術的範囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のカッティングプロッタは、キャラクタのアウトラインをカッティングしたカッティングシートの不要余白部分に粘着防止剤を転写するので余白部分は他のものに貼付かない。したがって、粘着防止剤転写後のカッティングシートにアプリケーションシートを載せれば、必要部分のみがアプリケーションシートに接着されるので、従来のカッティングプロッタによって作成したカッティングシートとは異なり、アプリケーションシートの接着工程前にカッティングシートから余白部分を剥す作業が不要となり、作業労力の軽減及び作業時間の短縮に効果を発揮する。また、剥離紙に余白を残したまま転写作業ができるので、余白が周囲や剥離紙上のレタリングシートに貼付くこともなく、カッティングシートの取扱いが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカッティングプロッタのシステム構成解説図。
【図2】図1のカッティングプロッタの機能ブロック図。
【図3】本発明のカッティングプロッタにより文字外領域に粘着防止処理したカッティングシートの平面図。
【図4】本発明のカッティングプロッタによりカッティング文字に粘着防止処理したカッティングシートの平面図。
【図5】従来のカッティングプロッタによりカッティングしたカッティングシートの平面図。
【符号の説明】
1 カッティングプロッタ
2 プロッタ/プリンタ制御装置
3 プロッタ部
4 サーマルプリンタ部
5 サーマルヘッド
12 プロッタ/プリンタ制御部
24 アウトラインデータ演算プログラム
25 塗り潰しデータ演算プログラム
S カッティングシート
L レタリングシート
M 余白
C リボンカセット
R リボン
st 粘着防止剤
Claims (1)
- 入力された作図データに基づいて文字や記号のアウトラインデータを演算処理するカッティング制御部と、カッティングヘッドを駆動するカッティングヘッド駆動装置とを備え、アウトラインデータに基づいてカッティングヘッドを駆動してカッティングシートを切抜き、レタリングシートを作成するカッティングプロッタにおいて、
作図領域における文字や記号のアウトラインの外側または内側の領域を塗り潰し指定する手段と、指定領域の塗り潰しデータを演算する手段と、プリンタヘッドと、塗り潰しデータに基づいてプリンタヘッドを駆動するプリンタ駆動部を設け、アウトラインカッティングとともに前記プリンタヘッドにより塗り潰し領域にシリコーンあるいはワックス等の粘着防止剤を転写することを特徴とするカッティングプロッタ。
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JP26844296A JP3572825B2 (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | カッティングプロッタ |
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- 1996-10-09 JP JP26844296A patent/JP3572825B2/ja not_active Expired - Fee Related
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