JP3572283B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器類を出し入れする本体前面を開閉する扉に、複数の扉ロック機構を備えた食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、食器洗浄機においては、図13(a)にその一例の概略構成を示すように、本体1の前面部に、1枚構成の扉2が下部を支点に開閉可能に設けられたものが一般的に供されていたが、このものは、扉2を矢視方向に開放させたときに、扉2が本体1の前方のスペースX1を大きく占めるため、実用上前方に広い設置スペースを必要とし、図示しないキッチンキャビネット上に設置した場合には、開放した扉2が例えば水道のコックなど他の施設部位に当たってしまうというような問題を呈していた。
【0003】
そこで、最近では同図(b)に示すように、2枚の扉3,4が連設された折り畳み構成のものや、或は同図(c)に示すように上下に分離した2枚の扉5,6の構成のものが供されている。これによれば、いずれも矢視方向への開扉時に、一方の下扉4および6が必要とするスペースは、図(c)に示すように略半分のスペースX2以下で済むことは明らかで、1枚扉2のような大きなスペースX1を必要とすることなくキッチンスペースを有効に活用できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、そのうち上記図(b)に示した上扉3と下扉4とが上方に折り畳まれて開放されるものでは、上扉3に対して下扉4が折り畳み可能に設けられた構成のため、その開閉動作時に振れ易い扉構成となることは避けられない。
また、図(c)に示した上扉5と下扉6とが上方と下方にそれぞれ分かれて回動して開閉されるものでは、それぞれの自由端側(上扉5の下端部と下扉6の上端部)が接合するようにして1つの開口部を閉鎖する扉構成である。
【0005】
従って、この種2枚扉構成では1枚扉構成に比して、いずれも若干安定性に欠けるのが難点である。しかも、この種2枚扉構成には確実に閉扉状態を保持するために通常扉ロック機構を備えているが、これを扉自由端側に設けることが困難或は不可能であるため、例えば図(c)の下扉6の左右両側に設けたフックレバー7(一方のみ図示)を、本体1側に係合するようにした扉ロック機構を設けている。
【0006】
しかしながら、上記したように下扉4および6は開閉動作に若干安定性に欠けるが故に、左右に大きく離間した位置にある2つの扉ロック機構に対して1つが完全にロック状態に至らない場合がある。この状態は、一見して閉鎖状態に見えるために不安定な閉扉状態のまま運転開始することになることから、この異常事態を回避すべく図示しない開扉検知手段を設けることが考えられている。ところが、この開扉検知手段にて異常が検知されると、機器の運転は不可となり故障と判断されるなど、やはり円滑な運転ができない不具合を生じ使い勝手が悪いものとなる。
【0007】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、扉の両側に設けた複数の扉ロック機構に対して、確実にロックした閉扉状態を容易に得られるようにして扉の操作性を改善し、使い勝手の良い食器洗浄機を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の食器洗浄機は、第1の手段として、洗浄室を有するとともに、この洗浄室に対して食器類を出し入れするための開口部を有し、且つその洗浄室に収容された食器類を洗浄する洗浄機構を有する本体と、この本体に回動可能に設けられ前記開口部を開閉する扉とを備えたものにおいて、前記扉と前記本体との間に閉扉状態を保持する複数の扉ロック機構を設け、この扉ロック機構に対応して扉が開放状態であることを検知する開扉検知手段を設けるとともに、この開扉検知手段の検知結果をそれぞれ表示する表示手段を設けたことを特徴とする(請求項1の発明)。
【0009】
斯かる構成によれば、複数のうちのいずれの扉ロック機構が不完全であるかが、該当する表示手段にて明確に表示され、この状態は使用者が容易に認識できるので、運転開始前に扉の閉鎖状態を完全な状態にし直すことが簡単確実にでき、以って扉の操作性が向上するとともに、円滑な運転が可能となり使い勝手の良い食器洗浄機を提供できる。
【0010】
そして、請求項1記載のものにおいて、表示手段は、複数の扉ロック機構のそれぞれ近傍に位置して配設したことを特徴とする(請求項2の発明)。
【0011】
斯かる構成によれば、どの位置の扉ロック機構が正常であるか不具合であるかが、表示動作する表示位置にて認識でき、従って表示手段としては複雑な機能は不要で、例えばLED素子を点灯表示するのみの簡単な構成にて有効に機能させることができる。
【0012】
また、上記目的を達成するために、本発明の食器洗浄機は、第2の手段として、洗浄室を有するとともに、この洗浄室に対して食器類を出し入れするための開口部を有し、且つその洗浄室に収容された食器類を洗浄する洗浄機構を有する本体と、この本体に回動可能に設けられ前記開口部を開閉する扉とを備えたものにおいて、前記扉と前記本体との間に閉扉状態を保持する複数の扉ロック機構を設けるとともに、この扉ロック機構に対応して扉の開閉状態を表示する表示手段を設け、この表示手段は、扉側に設けられ前記扉ロック機構を構成するフックレバーに指標を施し、このフックレバーの回動に応じて移動する前記指標を、前記扉に設けた可視部から視認できる構成としたことを特徴とする(請求項3の発明)。
【0013】
斯かる構成によれば、フックレバーの機械的変位を利用して視認可能とした表示手段であるので、扉側に電気的な接続配線を施すことなく表示手段を構成でき、組立作業性が良くコスト的にも有利に製作できる。
【0014】
更に、上記目的を達成するために、本発明の食器洗浄機は、第3の手段として、洗浄室を有するとともに、この洗浄室に対して食器類を出し入れするための開口部を有し、且つその洗浄室に収容された食器類を洗浄する洗浄機構を有する本体と、この本体に回動可能に設けられ前記開口部を開閉する扉とを備えたものにおいて、前記扉と前記本体との間に閉扉状態を保持する複数の扉ロック機構を設け、この扉ロック機構に対応して扉が開放状態であることを検知する開扉検知手段を設けるとともに、扉若しくは本体のいずれか一方に設けられた操作パネルに、複数の扉ロック機構の配置構成図を印刷し、この構成図上に前記開扉検知手段の検知結果をそれぞれ表示する表示手段を設けたことを特徴とする(請求項4の発明)。
【0015】
斯かる構成によれば、複数の扉ロック機構を配置を記した例えば本体正面図を操作パネルに印刷表示して、開扉検知手段の検知結果をその図示上に同じ関係位置に、例えば表示手段として点灯表示させるようにしたもので、見易い操作パネルを利用して使用者が容易に認識できるとともに、本来必要な操作パネルにおける電気的な接続配線と併せて行なうことができ、効率良く組立作業ができる。特に操作パネルが本体側に設けてある場合には、回動する扉側への電気的接続配線が不要となり、一層簡易に構成できる。
【0016】
更にまた、上記目的を達成するために、本発明の食器洗浄機は、第4の手段として、洗浄室を有するとともに、この洗浄室に対して食器類を出し入れするための開口部を有し、且つその洗浄室に収容された食器類を洗浄する洗浄機構を有する本体と、この本体に回動可能に設けられ前記開口部を開閉する扉とを備えたものにおいて、前記扉と前記本体との間に閉扉状態を保持する複数の扉ロック機構を設け、この扉ロック機構に対応して扉が閉鎖状態であることを検知する閉扉検知手段を設けるとともに、この閉扉検知手段の検知結果をそれぞれ異なる音声にて報知する報知手段を設けたことを特徴とする(請求項5の発明)。
【0017】
斯かる構成によれば、扉が確実に閉鎖されたか否かが即時に判断できるとともに、上記発明と同様にどの扉ロック機構が不完全であるかも容易に認識できるので、表示手段の如き注視する確認動作は不要で、一層使い勝手が向上する。但し、表示手段との併用も可能で、この場合には、周りの騒音等で音声報知を聞き逃したときにも確実に対処できる点で有効となる。
【0018】
そして、上記目的を達成するために、本発明の食器洗浄機は、第5の手段として、洗浄室を有するとともに、この洗浄室に対して食器類を出し入れするための開口部を有し、且つその洗浄室に収容された食器類を洗浄する洗浄機構を有する本体と、この本体に回動可能に設けられ前記開口部を開閉する扉とを備えたものにおいて、前記扉と前記本体との間に閉扉状態を保持する複数の扉ロック機構を設け、この扉ロック機構に対応して扉が開放状態であることを検知する開扉検知手段を設けるとともに、前記扉ロック機構を構成するフックレバーを、前記扉を外扉部および内扉部から構成するうちの外扉部側に回動可能に軸支したシャフトに一体的に設けたことを特徴とする(請求項6の発明)。
【0019】
斯かる構成によれば、扉の閉鎖時にフックレバーが開扉検知手段と連携動作するときの反動も加わった外力が、シャフトに前方向への押圧力として作用するが、この外力に抗してシャフトは外扉部側にて強固に軸支されており、従って容易に撓むことがないのでフックレバーも変形することなく本体側との係合が確実にでき、且つそのロック状態に保持できて扉の操作性が向上し円滑な洗浄運転がなし得る。
【0020】
そして更には、上記目的を達成するために、本発明の食器洗浄機は、第6の手段として、洗浄室を有すると共に、この洗浄室に対して食器類を出し入れするための開口部を有し、且つその洗浄室に収容された食器類を洗浄する洗浄機構を有する本体と、この本体に回動可能に設けられ前記開口部を開閉する扉とを備えたものにおいて、前記扉と前記本体との間に閉扉状態を保持する複数の扉ロック機構を設け、この扉ロック機構に対応して扉が開放状態であることを検知する開扉検知手段を設けるとともに、この扉ロック機構を構成するフックレバーを、前記扉を外扉部および内扉部から構成するうちの内扉部側に回動可能に軸支したシャフトに一体的に設け、且つ該フックレバーと外扉部側との間に前記シャフトの反軸支側への移動を阻止する抜け止め手段を有することを特徴とする(請求項7の発明)。
【0021】
斯かる構成によれば、扉の閉鎖時にフックレバーがロック係合するときの反動を含む外力が、シャフトに前方たる反軸支側方向への押圧力として作用するが、該フックレバーは外扉部側との間に設けられた抜け止め手段にて移動が阻止される。従って、フックレバーやシャフトも撓むことがないのでフックレバーによる本体側とのロック係合が確実にでき、且つそのロック状態に確実に保持できるので、それだけ扉の操作性が改善され円滑な洗浄運転が期待できる。
【0022】
また、請求項7記載のものにおいて、抜け止め手段は、フックレバーの反軸支側への移動に対し弾性的に当接阻止する当接部を、扉側に設けてなる構成としたことを特徴とする(請求項8の発明)。
【0023】
斯かる構成によれば、扉の閉鎖時にフックレバーが係合ロックするときの反動を含む外力が、シャフトに前方向である反軸支側方向への押圧力として作用するが、該フックレバーは扉内に設けられた当接部にて弾性的に当接阻止される。従って、フックレバーの変形もなければシャフトが抜け出す方向に撓むこともなく、フックレバーによる本体側との係合が確実にでき、且つそのロック状態を確実に保持できて、扉の操作性の改善およびこれに伴い円滑な洗浄運転が期待でき使い勝手が良くなる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1実施例につき、図1〜図3を参照して説明する。
まず、図1に示すように、食器洗浄機は内部に後述する洗浄機構を有する本体11と、この本体11の前面部の1つの開口部12(図2参照)に設けられ扉としての上扉13および下扉14からなる、本実施例では上下に配した2枚扉構成を具備した構成にある。
このうち、本体11は、外郭を形成する外箱15の内部に、図2,3に示すように内箱16を配設していて、該内箱16の内部を洗浄室17としている。この洗浄室17は、その前面が開口した前記開口部12を有するとともに、詳細は後述するが前記上扉13および下扉14の2枚扉構成にて、略同時に開閉できるようにしている。
【0025】
しかるに、まず洗浄室17内には、図2に示すように内底部に例えばシーズ線からなるヒータ18を配設していて、これの上位に、噴射体として例えば2個を一対とした噴射アーム19を回転可能に配設している。この噴射アーム19は、外底部に設けられ洗浄室17内と循環連通した図示しない洗浄ポンプに連結され、該洗浄ポンプから圧送された洗浄水を上方に向けて噴射させるとともに、自身も噴射反動を利用して回転可能に設けられていて、所謂洗浄機構20を構成している。
【0026】
この洗浄機構20の上方には、図2中にニ点鎖線で示す食器かご21が、棚部22上をスライド可能に収容され、該食器かご21に収納された食器類(図示せず)は、上記洗浄機構20による噴射水により洗浄されるとともに、前記開口部12を介して出し入れされる。
その他、本体11内には、洗浄室17内と連通接続された図示しない洗浄水を給排水するための給水弁を有する給水装置や、排水ポンプを有する機外への排水装置、更には乾燥用のブロワを有する送風装置等を装備している。
【0027】
また、本体11の前面下部には、特には図1に示すように前記下扉14と略面一とする外箱15の前面部に操作パネル23を設けている。この操作パネル23には、使用者が必要な設定操作をするための例えば電源の「入り/切り」や、洗浄コースの選択設定等の各種操作キー24と、残り時間等を表示する表示部25を備えている。そして、この操作パネル23の裏側には、図3に示すように、例えばマイクロコンピュータからなる制御装置26を配設しており、この制御装置26によって、上記操作パネル23の操作入力に基づき、予め記憶されたプログラム等に沿って各種の行程動作を制御するようにしている。
【0028】
さて、前記した上下の2枚扉構成とした上扉13および下扉14は、具体的には以下のように構成されている。
まず、上扉13は、図3に示すように、上辺部の左右両端部(一方の右端部のみ図示)を本体11から延設されたヒンジ部材27によって支持されるとともに、軸28を中心に上下方向に回動可能に取付けており、図2では開扉状態を示すように上方へ回動し開放している(尚、ヒンジ部材27等複数の同一構成部分は、図3に図示されるように一方の構成部分につき説明する)。
【0029】
更には、上記軸28には捩じりコイルばね29が巻装されていて、その弾発力が上記上扉13を開放方向に付勢する付勢手段として機能している。即ち、この捩じりコイルばね29は、上扉13が閉鎖状態にあるとき十分な弾発力が蓄積された状態で、その一端が、固定されたヒンジ部材27に係合保持され、他端が回動する上扉13側(閉扉状態)の軸28中心より上部に宛がわれた状態にて装着されている。
一方、下扉14は、下辺部の左右両端部(やはり一方の右端部のみ図示)をそれぞれヒンジ部材30および軸31によって本体11に上下方向に回動可能に取付けられており、図2では開扉状態を示すように下方へ回動し略水平状態位置まで開放している。
【0030】
そして、上記のように開閉動作する両扉13,14は、図3に示す連動機構32により連動して開閉可能な構成としている。即ち、この連動機構32は、上記上扉13と下扉14との間に連携して設けられ、まず上扉13側について述べると、その左右両端部(一方のみ図示および説明する)に上アーム33が取付固定され、その裏側から突出した他端にワイヤ34の一端が連結されている。一方、下扉14には、やはり左右両端部(一方のみ図示)の下方に下アーム35が連結固定され、その裏側に突出した他端に上記ワイヤ34の他端が連結される。
【0031】
しかるに、これら上,下アーム33,35の各扉13,14から突出した他端は、内箱16と外箱15との両側壁間に収容配置され、従って両扉13,14が回動すると両アーム33,35も同時に各軸28,31を中心に回動し、図2に示す本体11前面の長孔42a,42bを出入りする。そして、これら上下に相対するアーム33,35のそれぞれに連結されたワイヤ34は、途中に複数のガイドローラ36a〜36dを介して張設され、且つテンションプーリ37にて常に所定の緊張状態に保持されて、該ワイヤ34がガイドローラ36a〜36dから不用意に外れないようにしていて、以って連動機構32を構成している。
【0032】
従って、斯かる連動機構32によれば、図3に示す閉扉状態から例えば、下扉14が回動され図2の開放状態に至る動作につき述べると、下扉14に連結された下アーム35も同じ軸31を中心に回動するとともに、ワイヤ34を連結した他端は上方たる矢印A方向に回動する。これに伴い、ワイヤ34が弛緩されるため、上アーム33と一体的な上扉13は、開放方向に付勢する捩じりコイルばね29の弾発力によって上方に回動し始め、遂には該上扉13を開放動作する。
【0033】
また逆に、開扉状態から下扉14を閉鎖方向に回動させた場合には、ワイヤ34は下アーム35の回動(反矢印A方向)により下方に引張られ、上アーム33を本体11側へ牽引する。これにより、開放状態の上扉13を付勢手段たる捩じりコイルばね29の弾発力に抗して回動し、閉鎖することができる。
上記のように、上扉13は付勢手段により開放方向に付勢されているので、図3に示す閉扉状態に保つには、連動機構32を拘束した状態にする必要があり、このため、連動する下扉14を閉鎖状態に保持する扉ロック機構38を設けている。
【0034】
この扉ロック機構38は、下扉14と本体11との間にわたって両側部(一方のみ図示および説明する)にそれぞれ配設されている。具体的には、特に図3に示すように中空状をなす下扉14内に、左右に長く延びる横軸状にて回転可能に軸支された基軸39を有し、その両端部(一方のみ図示)にそれぞれフックレバー40を一体に形成している。このフックレバー40は、先端部にフック部40aを下方に向けて形成しており、該フック部40aは引張りコイルばね41により常に下方に付勢されている。しかるに、このフック部40aを有する先端部は、下扉14の裏側に突出し本体11前面から内方に進入して、本体11側と係合することで下扉14を、その閉鎖状態にロック保持するもので、該本体11側にはスイッチケース43(詳細は後述する)を利用してフック部40aを係合保持するため、該フック部40aと対向して開口する係合口43aを本体11前面に臨んで形成している。
【0035】
このような構成からなる扉ロック機構38には、ロック解除用の押し釦44が設けられていて、この押し釦44は前記基軸39と一体に、その中央部位から下方に垂下状態に設けられ、且つ下扉14から前方に一部突出した形態に形成されている。また、この押し釦44の上部に近接して、下扉14の前面に横軸状態に懸架された取っ手45を備えており、使用者が片手で押し釦44を押し操作しながら取っ手45に手を掛けて、下扉14を開放操作できるようにしている。
【0036】
ここで、前記したスイッチケース43について述べるに、これは下扉14が開放状態にあることを検知する所謂開扉検知手段46を構成するもので、該スイッチケース43内にはマイクロスイッチ47と、そのアクチュエータ48とを具備してなる。即ち、揺動可能なアクチュエータ48の一端(図示左端)は、前記フックレバー40の先端の段部40bと当接係合する位置関係にあって、他端は上記マイクロスイッチ47をオン/オフ作動する。加えて、このマイクロスイッチ47がオン作動し開扉状態であることを検知したとき、その検知結果の表示手段として発光素子のLED49を、図1に示すように下扉14前面の左右両側部に配設し点灯表示するようにしている。
【0037】
しかして、各LED49は、下扉14の内方に位置する左右の扉ロック機構38の近傍にあって、この左右に位置するLED49の点灯表示に基づき、これに対応した上記扉ロック機構38の動作(ロック)状態が判断できるとともに、下扉14の開閉状態を知ることができる。また、このような構成からなる開扉検知手段46の検知結果は、前記した制御装置26に入力され、これに応じた運転制御が行なわれる。
【0038】
尚、図1に示すように、上扉13の前面部の上部には、前記洗浄室17内からの排気をするための排気口50を設けるとともに、その裏面側には図2に示すような方向性を有するリブ51を設けて、上扉13の開放時に該裏面に付着した水滴がリブ51に案内されて両側方へ流下するようにし、図示しない食器類を水滴で濡らしてしまうことがないようにしている。
【0039】
次に、上記構成の食器洗浄機の作用について述べる。
今、図1,3に示すように扉たる上,下扉13,14にて、本体11前面の開口部12が閉鎖され、その状態を扉ロック機構38により保持されたロック状態から、その扉を開放する場合につき述べる。この場合、例えば操作パネル23にて電源「入り」とした場合には、詳細は後述するが開扉検知手段46を介して閉扉状態であることをLED49が点灯表示する。
【0040】
この状態から、使用者が取っ手45を片手で掴みながら、その指先で押し釦44を押圧操作する。すると、基軸39が回動し一体のフックレバー40も引張りコイルばね41の引張力に抗して回動され、そのフック部40aを上方に移動させる。これにより、フック部40aはスイッチケース43の係合口43a下縁との係合が解かれ、扉ロック機構38による下扉14の閉鎖ロック状態が解除される。これと同時に、開扉検知手段46を構成するアクチュエータ48の一端が、フックレバー40先端の段部40bと当接係合して、これまでの押し下げていた状態から解放し、従って揺動する他端はマイクロスイッチ47の押圧を解除する。
【0041】
これに伴い、マイクロスイッチ74が例えばオフ作動し、下扉14の開放状態(この時点では開放可能な状態)を検知するとともに、併せて上記扉ロック機構38によるロック状態が解除されたことも検知するもので、その検知結果は下扉14の表示手段であるLED49を消灯する(但し、電源「切り」の状態であればLED49は、当初より消灯したままである)。
【0042】
その状態から続いて、使用者が取っ手45を掴んだまま下扉14を開放操作すると、連動機構32を構成する下アーム35も軸31を中心に図3の矢印A方向に回動することにより、上扉13を閉鎖状態に保持すべく引張って緊張状態にあったワイヤ34を弛緩させることとなり、従って上アーム33を介して上扉13の閉鎖方向への引張りが解除されることにより、上扉13に装着された捩りコイルばね29の弾発力による開放方向への付勢力によって該上扉13は所定位置まで開放回動される。
【0043】
このとき、上記連動機構32は、下扉14の開放度に対して上扉13の開放度を大きく設定してあり、図2に示すように下扉14が略水平位置まで開放するのに対して、上扉13を斜め上方位置まで大きく開放させる。
そして、この開扉状態において開口部12から引出した図2に二点鎖線で示す食器かご21内に、図示しない食器や箸、スプーン等を収容した後、洗浄室17内に再びスライド収納する。この場合、上扉13は斜め上方に大きく開放しているので、食器かご21に対する食器類の着脱操作が容易にできる。
【0044】
しかして、この開扉状態から再び扉を閉鎖操作することになる。この場合、使用者は下扉14のみ閉鎖操作すれば、連動機構32を介して上扉13も連動して閉鎖される。即ち、使用者は取っ手45に手を掛けて下扉14を上方に回動するとともに、略直立に起立した閉鎖位置では本体11側に向って押圧操作する。この間に、連動機構32の下アーム35が反矢印A方向に復帰回動して、これに連結されたワイヤ34を下方に引張り、従って上アーム33を引張ることとなって上扉13を捩りコイルばね29の付勢力に抗して閉鎖方向に回動させ、該上扉13も略直立に垂下する閉鎖位置まで回動され、以って本体11前面の一つの開口部12に対し、2枚の扉13,14にて閉鎖される。
【0045】
また、このとき扉ロック機構38は、スイッチケース43の係合口43a下縁部に、フックレバー40のフック部40aが引張りコイルばね41により弾性的に係合保持されるとともに、開扉検知手段46にあってはフックレバー40先端の段部40bがアクチュエーター48の一端と当接係合して押し下げ、この揺動にて他端ではマイクロスイッチ47をオン作動する。この結果、下扉14前面のLED49は点灯表示するとともに、制御装置26には検知信号が入力され上記扉ロック機構38による閉扉状態が正常にロックされていることを条件に運転開始可能な待機状態にさせる。
【0046】
ところが、今、下扉14が完全に閉鎖されず、例えば右側の扉ロック機構38のフックレバー40によるロック保持が不完全な場合には、対応する右側の開扉検知手段46のマイクロスイッチ47がオン作動せずオフのままとなり、従って右側のLED49は消灯したままとなり、左側の正常に点灯表示したLED49に対して、右側の扉ロック機構38が不完全であることを判然と視認できる。
【0047】
従って、この場合には、下扉14前面の主に左側を本体11側に押圧してやれば該下扉14は確実に完全な閉鎖状態に至り、当該扉ロック機構38も正常なロック保持がなされるとともに、開扉検知手段46によるマイクロスイッチ47のオン作動のもとに右側のLED49が点灯表示する。これにより、使用者は上記不具合の修正が有効に行なわれたことを確認できるとともに、正常な運転可能な待機状態となすことができる。そして、下扉14が正常な閉鎖状態に達することは、上扉13においても連動機構32を介して連動し正常な閉鎖位置まで回動され、以って開口部12は2枚扉構成においても確実に閉鎖され、その状態をロック保持される。
【0048】
尚、このとき、電源「切り」の状態であった場合には、修正後LED49による点灯表示はできないが、以降、続いて行なう操作パネル23の操作キー24にて電源「入り」操作をはじめ、洗浄コース等の設定操作が行なわれるので、食器洗浄機の運転開始に先立ち事前に認知し得て不具合有れば確実に対処できるので、何ら問題はない。
【0049】
しかして、各扉13,14による上記正常な閉鎖保持が行なわれた以降は、操作パネル23にて所望の設定操作を行ない運転スタートさせる。制御装置26は、上記開扉検知手段46および操作パネル23からの入力信号を受けて、予め記憶されたプログラムに沿って、「洗い・すすぎ・乾燥」の各行程を自動的に行なうもので、噴射アーム19等を有する洗浄機構にて図示しない食器類に噴射水を当てて「洗い・すすぎ」が行なわれ、また図示しないブロワによる送風装置にて「乾燥」が行なわれるもので、詳細な説明は省略する。
【0050】
このように、上記構成によれば次の効果を有する。
本構成では、扉が上扉13と下扉14の2枚で構成され、使用スペースとしてキッチンなどに有効に設置できることはもとより、連動機構32により、一方の下扉14の開閉操作のみで上扉13を連動して開閉できるため、その開閉操作は簡単で頗る使い勝手が良い。
【0051】
そして、特に本構成のものにおいては、下扉14と本体11との間に閉扉状態を保持する複数の扉ロック機構38を設け、この扉ロック機構38に対応して該下扉14が開放状態であることを検知する開扉検知手段46を設けるとともに、この開扉検知手段46の検知結果をそれぞれ表示する表示手段としてのLED49を設けてなる構成とした。従って、下扉14を閉鎖操作したにもかかわらず完全な閉鎖位置に至らず、対向する本体11側に対して密閉状態が得られない所謂未だ開扉状態にある場合には、これを開扉検知手段46が検知しLED49にて表示するようにした。
【0052】
具体的には、上記実施例では扉ロック機構38による正常なロック状態にある閉扉状態では点灯表示し、逆に不完全な場合には消灯状態として表示される。これにより、単に不具合であることを表示するだけでなく、下扉14の左右両側部のうち、どちらのLED49の点灯(消灯でも可)表示かを目視することで、いずれの個所のものが不具合であるか一目瞭然に確認できる。従って、不完全なまま運転開始の操作をした場合には、運転が開始されず、むしろ故障であるとの誤った判断がなされるなど、実用上非常に使い勝手が悪くなるが、本構成によればこのような憂いも回避できる。
【0053】
斯くして、左右両側に大きく離間した位置に扉ロック機構38が設けられていても、確実に閉扉状態にロック保持することができ、使い勝手に優れ円滑な運転が期待できる。
しかも、上記表示手段たるLED49は、左右の各扉ロック機構38のそれぞれ近傍に対応配置して設けたので、どの位置の扉ロック機構38が不具合であるかが認識できる表示機能として、格別な精度や複雑な手段を講じることが不要で、例えば本実施例の如く発光素子のLED49を点灯表示するのみの簡単な構成にて有効な表示機能を得ることができる。
【0054】
尚、上記実施例における開扉検知手段46は、換言すれば閉扉検知手段としての機能も有するものであると言えるが、扉が完全に閉鎖されず未だ開放状態にあることを防止する意図に基づき、本実施例では開扉検知手段46と称するとともに、その検知結果を表示するLED49は、その点灯若しくは消灯のいずれの手段でも採用可能である。
【0055】
上記実施例に対し、図4〜図12は本発明の第2〜第8実施例を示したもので、上記第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ以下説明する。
【0056】
(第2の実施の形態)
図4および図5は、本発明の第2実施例を示したもので、それぞれ要部の一部を破断して異なる動作状態を示す拡大図である。
このものは、上記第1実施例とは扉の開閉状態を示すロック状態にあるか否かを表示する表示手段が異なるもので、他は実質的に共通の構成にある。
【0057】
即ち、図4は本実施例における扉ロック機構52により扉を閉鎖位置にロック保持した状態を示しており、その扉ロック機構52は、上記第1実施例とは両側部に配したフックレバー53においてのみ異なるが、その相違点は反フック部53a側である基端部に例えば一部着色した指標53cを有するのみで、形状的には同一で先端には段部53bも備えて、開扉検知手段46のアクチュエーター48と対峙した構成にある。
【0058】
しかるに、このフックレバー53を設けた下扉54も、上記第1実施例とは異なる表示手段を構成する可視部55を、左右両側部に設けた構成において相違する。即ち、この下扉54は、例えば前面側を形成する外扉部54aと、裏側の内扉部54bとで中空状に組立構成され、そのうちの外扉部54aにおいて、内部の上記フックレバー53の指標53cと対向した部位に、透孔或は透明部材からなる可視部55を形成している。
【0059】
そして、この可視部55から内部のフックレバー53に施した指標53cが見易くするために、該指標53cが回動する軌跡に沿って円弧状に形成され、前面側に膨出した形状をなしている。斯くして、本実施例では上記指標53cと可視部55とで、扉たる下扉54および連動する上扉13の開閉状態と、該下扉54が正常にロックされた状態であるか否かを表示する表示手段を構成するもので、以下にその作用につき説明する。
【0060】
尚、図5は、ここでは下扉54が閉鎖する直前の状態を示したもので(これは押し釦44による開放操作直後の状態とも同じ)、また、下扉54の開閉動作と連動して上扉13も開閉するが、該上扉13については上記第1実施例と同様につき、その説明は省略する。
しかして、下扉54が開放状態にあるときは、フックレバー53のフック部53a側は、引張りコイルばね41に引張られて最も下方に回動した位置に規制されていて、これが下扉54の閉鎖移動が進にで図5に示す閉鎖直前に至り、フック部53aは係合口43aの下縁部を摺動しつつ上記引張りコイルばね41の付勢力に抗して上方に回動し、その先端の段部53bにアクチュエーター48の一端と当接係合する。
【0061】
しかる後、フック部53aが係合口43a下縁を乗り越えると、下方に回動して該係合口43aと確実に係合するに至り、図4に示すようにアクチュエーター48の一端は下方に押し下げられ、他端で図示しないマイクロスイッチを作動する。従って、開扉検知手段46は、下扉54が確実に閉鎖され、且つその状態にロックされたことを検知し、図示しない制御装置に入力する。
【0062】
一方、表示手段を構成するフックレバー53に施された指標53cは、先の図5の閉鎖直前まで可視部55からは視認できなかったが、図4に示す可視部55と対向する位置に移動してきており、使用者は外部から容易に確認することができ、これにより下扉54が閉鎖され扉ロック機構52による正常なロックがなされたことを知ることができる。
【0063】
逆に、上記ロック状態が不完全な場合には、フックレバー53の所定位置までの回動移動がないため、可視部55からは指標53cが見えない、若しくは一部しか見えない不完全な状態であるため、斯かる不具合な場合でも直ちに知ることができ、しかも左右両側部に設けてあるので、左右どちらの不具合かも同時に分かる。これにより、上記第1実施例と同様に、扉の閉鎖が不完全で不具合があったとしても、それは運転開始前に容易に修正対処でき、常に確実に閉扉状態にロック保持することができて、使い勝手に優れ円滑な運転が期待できる。
【0064】
(第3の実施の形態)
次に、図6および図7は、本発明の第3実施例を示すもので、図6は図1相当図で、図7は要部の拡大図である。
このものも、上記第1実施例とは表示手段においてのみ異なるもので、その表示手段は操作パネル56に設けられている。
即ち、この操作パネル56には、上記第1実施例と同様の各種コース設定等するための操作キー24や、残り運転時間等を表示する表示部25を有する以外に、例えば本体11の前面である正面図を模式的に印刷表示した印刷部57を設けている。この印刷部57には、図6に示す左右両側部(一方のみ図示)に配した扉ロック機構38の位置関係に合わせて、図7に拡大して示すように印刷部57上の左右にLED58を配設している。つまり、この印刷部57は本体11の正面図の如く、少なくとも複数の扉ロック機構38に対応した位置が簡単に推測できる配置構成図であれば良い。
【0065】
従って、今、下扉14を閉鎖したときに、開扉検知手段46が左右いずれか一方の扉ロック機構38によるロック保持が不完全であることを検知した場合には、その検知結果に基づき印刷部57上の左右いずれか一方のLED58が点灯し、他方は消灯状態にある。これにより、今、点灯側のロックが正常に行なわれたことを表示するのであれば、消灯側の扉ロック機構38が不完全であることが察知でき、その不具合を直ちに修正対処できる。
【0066】
しかも、斯かる表示手段は見易い操作パネル56を利用して使用者が容易に知得できるとともに、本来必要な操作パネル56部分における電気的な接続配線と併せて行なうことで、効率良く組立作業ができる。特に本実施例に示すように操作パネル56が本体側に設けてある場合には、回動する扉側への電気的接続配線が不要となり、一層簡易に構成できる利点を有する。
尚、表示手段としてLED58を用いたが、これに限らず電気的な発光手段は種々考えられるし、また前記したように印刷部57は複数の扉ロック機構38の位置付けが察知できる配置構成図であれば良いなど、種々変更して実施できるものである。
【0067】
(第4の実施の形態)
そして、図8は本発明の第4実施例を示す図1相当図で、この実施例はこれまでの扉の開閉状態を示す表示手段に代えて、音声による報知手段を備えたものである。
即ち、このものも上記第1実施例と同様の扉ロック機構38を有し、これに関連して連携動作する閉扉検知手段59を備えている。この閉扉検知手段59は、第1実施例における開扉検知手段46と実質的に共通の構成をなしていて(構成部分は同一符号で示す)、ただ本実施例では扉が完全に閉鎖されたことを検知することを意図とする点で異なり閉扉検知手段59としたものである。
【0068】
しかるに、上記閉扉検知手段59では、複数の扉ロック機構38が正常なロック状態を得、更にこれらに対応したマイクロスイッチ47がオン作動したとき、これを条件とした検知信号に基づき操作パネル60に設けたスピーカ61から音声報知するようにしたものである。所謂、下扉14が完全に閉鎖された状態のとき、正常である旨の音声報知を行なうようにしたもので、使用者は直ちに知ることができて速やかに運転開始などの次操作ができる。
【0069】
尚、このときの報知時間としては、5秒以下に抑えることで長時間報知による音声の煩わしさから回避できる。また、上記実施例では左右のうちいずれか一方でもマイクロスイッチ47が作動しない場合、所謂扉ロック機構38のいずれか一方が不完全である場合、音声報知がなく閉鎖状態が不完全であることは容易に知ることができても、左右どちらが不具合か明確でない。
【0070】
従って、更に詳しい情報を知りたい場合には、音声報知による用途を拡大して、例えば右,左の位置に合わせて音色や音調が異なるブザー報知、或は如何なる状態でも話し言葉でその状態報知を行なうことで、より詳細な検知情報を容易に確認することができる。
その他、上記第1実施例の如く表示手段と併用することも可能で、斯かる場合には周りの騒音等により音声報知を聞き逃したときでも確認できて有効であるなど、種々に展開できる。
【0071】
(第5の実施の形態)
次に、図9は本発明の第5実施例を示す一部破断した要部の拡大図である。 このものは、下扉14の閉鎖時に扉ロック機構38が確実にロックされず不安定な状態を招く要因の一つとして、基軸39やフックレバー40の撓み変形であることに着目して、これに対処したものである。
即ち、下扉14は、その前面を側を形成する外扉部14aと、裏側を形成する内扉部14bとから強固な中空状に組立構成され、その外扉部14aに一体若しくは一体的に固定された複数の軸支部材62(1個のみ図示)にて基軸39を支え、従って該基軸39と一体のフックレバー40、および押し釦44を支持した構成にある。
【0072】
上記軸支部材62は、更に具体的には基軸39の左右長手方向に沿う複数個所に配設され、外扉部14a側から内方に向け延びた先端部は開放した溝部62aを挟んで二股状をなし、この複数の溝部62a間に基軸39が回動可能に懸架されている。そして、上記溝部62aの開放側を弾性板63にて塞ぐように取り付け、以って外扉部14a側に軸支された基軸39を回動可能としながら、その振れ(遊び)を極力防ぐようにするとともに、該溝部62aから反軸支側(図示右方)への抜け止めとしている。
【0073】
斯かる構成によれば、基軸39およびフックレバー40が、閉扉時に受ける前方である矢印B方向への外力に対し、これに抗して支持する複数の軸支部材62が強固な外扉部14a側に設けられているので、これら基軸39およびフックレバー40は容易に撓むことなく支持され、従って扉ロック機構38として正常なロック動作が期待できる。
【0074】
因みに、上記した閉扉時に受ける矢印B方向への外力は、閉扉直前におけるフックレバー40は、図中二点鎖線で示す位置にあって、先端部の段部40bは開扉検知手段46を構成するアクチュエーター48の一端と当接係合する。即ち、フックレバー40は、下扉14とともに反矢印B方向に移動(回動)されて、係合口43aを通過するやアクチュエーター48と当接係合する。そのときの衝撃により、フックレバー40には矢印B方向への比較的大きな分力たる外力が生じる。しかるに、上記したように外扉部14a側に固定された軸支部材62は、上記衝撃に伴う反動力も加味した外力を受けて十分に耐える強度を有しており、加えて外力は基軸39が挿入される溝部62aの開放側とは反対方向に作用するため、該基軸39は抜け出るおそれもなく確実に軸支され、且つフックレバー40も撓み変形することはない。
【0075】
仮に、基軸39が矢印B方向に撓んだ場合には、当然フックレバー40も同方向に撓み変形することになる。すると、そのフック部40aは、スイッチケース43の係合口43aに対し図示左方に後退した位置となり、引張りコイルばね41により下方に回動されても該係合口43aの下縁と係合できないケースが多く発生することになる。所謂、下扉14を閉鎖操作したにもかかわらず完全な閉鎖状態を得ず、扉ロック機構38も正常なロック保持ができない状態を招くのである。
【0076】
これに対し、上記した本実施例によれば、閉扉時に矢印B方向への外力が発生しても、基軸39およびフックレバー40が撓むことなく外扉部14a側に支持され、下扉14が不完全な閉鎖状態となることを回避でき、それだけ扉の操作性が改善できて使い勝手の良い食器洗浄機を提供できる。
【0077】
(第6の実施の形態)
図10は、本発明の第6実施例を示す図9相当図である。
この実施例は、特に上記第5実施例と同様の趣旨に基づき案出されたもので、第5実施例ではフックレバー40を外扉部14a側に軸支させた構成であったのに対し、後述するように内扉部64b側に軸支した構成とするとともに、フックレバー67に抜け止め手段を講じたものである。
【0078】
即ち、まず下扉64は、外扉部64aおよび内扉部64bからなる中空状をなしていて、そのうちの内扉部64b側に一体若しくは一体的に固定された複数の軸支部材65(1個のみ図示)にて基軸66を支え、従って該基軸66と一体のフックレバー67、および押し釦68を支持した構成にある。また、上記軸支部材65は、上記第5実施例と同様に基軸66の左右長手方向に沿って複数個所に設けられ、内扉部64b側から前方に延びた先端部には開放した溝部65aを挟んで二股状をなし、これら複数の溝部65a間に基軸66が回動可能に懸架されている。そして、上記溝部65aの開放側を弾性板63にて塞ぐように取り付け、基軸39を回動可能に軸支しながら、その振れ(遊び)を極力防ぐようにするとともに該溝部65aから容易に抜け出ないように軸支している。
【0079】
一方、扉ロック機構70を構成する上記フックレバー67には、反フック部67a側の基端部に小突部67cを突設し、外扉部64aの裏面である当接部69と当接した状態で回動可能な構成としている。そのために、上記小突部67cは、極力摩擦抵抗等が小さい尖鋭な小突起、或は細リブから構成されている。尚、更に摩擦抵抗を小さくするためには、上記外扉部64a自体を金属製として、上記小突部67cが摺接する当接部69との摩擦抵抗を小さくしたり、或は当接部69を金属製の別部材から構成するのが有効である。
【0080】
斯かる構成において、基軸66およびフックレバー67が閉扉時に矢印B方向への外力を受けるのは、上記第5実施例と同じ作用に基づくもので、図中二点鎖線で示すフックレバー67の段部67bと開扉検知手段46のアクチュエーター48との当接係合によるもので、フック部67aが係合口43aに係合するまで作用し、特に閉鎖時の衝撃に対する反動も加わり大きな外力が加わる。
【0081】
この外力は、本実施例の場合、基軸66が内扉部64b側に軸支されているので軸支部材65の溝部65aにより軸支された側とは逆の反軸支側に作用し、所謂溝部65aの開放側に作用し抜け易い。これに抗して、弾性板63が弾性的に支持する構成にあるが、上記外力を受けて弾性変形し易く、依って特にフックレバー67近傍の基軸66部分には大きな外力が加わり、それだけ矢印B方向へ大きく撓み変形し易い。
【0082】
しかしながら、本実施例ではフックレバー67の基端部に形成した小突部67cが、外扉部64aの当接部69と当接しており、矢印B方向である反軸支方向への移動を阻止するので、基軸66も軸支部材65から抜き出る方向の移動が阻止された状態に支持固定されるのである。従って、斯かる小突部67cは当接部69との当接により、閉扉時に生ずる大きな外力に対して基軸66の抜け止めの作用をなし、所謂抜け止め手段しての機能を発揮するものである。
【0083】
しかして、本実施例においても結果的に上記第5実施例と同様に、基軸66やフックレバー67が不用意に移動や変形することがなく、下扉64の閉鎖に伴う扉ロック機構70による正常なロック動作が確実に行なわれ、操作性や使い勝手が向上する。
尚、本実施例に対し、上記第1〜第3実施例にて開示したような表示手段や報知手段を併用することは可能で、斯かる場合には一層使い勝手の向上が期待できる。
【0084】
(第7の実施の形態)
また、図11は本発明の第7実施例を示す図9相当図で、特には上記図10にて開示した第6実施例と類似した趣旨構成としている。但し、扉ロック機構38および開扉検知手段46については、先の第1実施例と共通の構成にある。
即ち、本実施例では、下扉71が外扉部71aと内扉部71bとから構成され、そのうちの内扉部71b側に突設された軸支部材72の溝部72aに、基軸39を挿入支持した所謂内扉部71b側に軸支された基本的構成において上記第6実施例と共通としている。
【0085】
ところが、フックレバー40の基端部外周が摺接する当接部73は、例えば樹脂成形にて外扉部71aが形成され、周囲を薄肉に形成して弾力性に富んだ構成としていて、この場合、内方に突出した形態にあって、フックレバー40の基端部の円弧状外周面と弾力的に当接している。尚、斯かる外扉部71aの前面には、装飾板75が被着され、表面に現われる当接部73の薄肉等の形跡を覆い美観を損なわないようにしている。
【0086】
斯くして、下扉71の閉鎖時に図中二点鎖線で示すフックレバー40が実線で示す位置まで移動(回動)する間に、開扉検知手段46のアクチュエーター48との連携動作に伴い矢印B方向の外力が生じ、基軸39には反軸支側である溝部72aの開放側への外力が作用する。しかるに、上記外力に対抗する弾性板63に加えて、基軸39と一体のフックレバー40が当接部73にて受け止められ、しかも当接部73の弾力は、矢印B方向たる反軸支側への移動に対して、より強く抵抗力が増す構成なので当該移動を阻止するに有効である。
【0087】
従って、本実施例においても、結果的に上記第6実施例と同様に、基軸39やフックレバー40が不用意に移動や変形することがなく、下扉71の閉鎖に伴い扉ロック機構38による正常なロック動作が確実に行なわれ、操作性や使い勝手が向上する。
尚、当接部73は外扉部71aと一体に樹脂成形する構成に限らず、下扉71内に設ければ良いもので、例えば別部材の弾性部材をフックレバー40と弾性的に当接する構成にすることで、該フックレバー40の回動時の摩擦抵抗を小さくできるなど、上記構成と実質的に同様の作用効果が期待できるものである。
【0088】
(第8の実施の形態)
そして、図12は本発明の第8実施例を示す図9相当図で、特には図10にて開示した第6実施例と類似した軸支構成にあって、抜け止め手段が異なる以外は共通である。
即ち、本実施例における軸支構成は、下扉64が外扉部64aと内扉部64bとから構成され、そのうちの内扉部64b側に突設された軸支部材65の溝部65aに、基軸66を挿入支持した構成にあって、この基軸66と一体に形成されたフックレバー74に、所謂抜け止め手段としての突部74cを基軸66中心より上位に突設したものである。
【0089】
上記抜け止め手段は、下扉64の閉鎖直前の未だ開放状態にあるとき、フックレバー74は段部74bとアクチュエーター48との当接係合により図中実線で示す状態にあって、その反フック部74a側の基端部に設けた上記突部74cが、外扉部64aの当接部69に摺接して、当該フックレバー74との間に隙間が無い状態となる。従って、この状態で矢印B方向の外力が加わっても、突部74cが当接部69にて衝止された状態にあるので、該フックレバー74、従って基軸66が矢印B方向たる反軸支側に移動するのが阻止され、上記突部74cは基軸の抜け止め手段として機能する。
【0090】
しかるに、フック部74aが係合口43aと係合し、所謂扉ロック機構76として正常に下扉64を閉鎖したロック状態に至ると、このときの回動により上記突部74cは上方に移動し(二点鎖線で示す)、当接部69から離反して隙間を生じるようになる。このことは、下扉64の閉鎖時に生ずる衝撃的な大きな外力(矢印B方向)に対しては、突部74cと当接部69とが当接して該フックレバー74および基軸66を反軸支側への移動を有効に阻止し、その後、フックレバー74が係合ロックする回動に伴い該突部74cが摺接する摩擦抵抗が減少し無くなるもので、係合口43cとの係合のための回動がスムースに行なわれ確実に係合ロックされる。
【0091】
このように、本実施例における抜け止め手段としての突部74cは、所謂扉の閉鎖当初のみ当接部69にて当接支持され、その後、係合しロック保持されるに伴い離反して隙間を生じ、摩擦抵抗などを無くすことができるようにしたもので、必要時以外はフックレバー74の回動抵抗を無くすことで、特に閉扉時における扉の操作性の向上が期待でき、以って円滑な運転開始ができて使い勝手の良い食器洗浄機を提供できる。
【0092】
尚、本発明は上記し且つ図面に示した各実施例に限定されることなく、例えば上,下扉間に設けた連動機構はワイヤ手段に限らずリンク機構を用いても可能であるし、のみならず、扉は上下に配置したものに限らず複数の扉ロック機構を離間して配設した扉構成に広く採用可能であるなど、実施に際して要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものである。
【0093】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように、洗浄室を有する本体前面の開口部を開閉する扉を備えた食器洗浄機において、前記扉と前記本体との間に閉扉状態を保持する複数の扉ロック機構を設け、この扉ロック機構に対応して扉が開放状態であることを検知する開扉検知手段を設けるとともに、この開扉検知手段の検知結果をそれぞれ表示する表示手段を設けたものである。
従って、複数のうちのいずれの扉ロック機構が不完全であるかが、該当する表示手段にて明確に表示され、この状態は使用者が容易に認識できて扉を完全な閉鎖状態にし直すことが簡単確実にでき、以って扉の操作性が改善されるとともに円滑な運転が可能となり使い勝手の良い食器洗浄機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す食器洗浄機全体の外観斜視図
【図2】食器洗浄機全体を示す開扉状態の斜視図
【図3】食器洗浄機全体を示す破断した側面図
【図4】本発明の第2実施例を示す一部破断した要部の拡大側面図
【図5】異なる状態を示す一部破断した要部の拡大側面図
【図6】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図7】要部の拡大図
【図8】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図9】本発明の第5実施例を示す一部破断した要部の拡大側面図
【図10】本発明の第6実施例を示す図9相当図
【図11】本発明の第7実施例を示す図9相当図
【図12】本発明の第8実施例を示す図9相当図
【図13】従来例の異なる(a,b,c)食器洗浄機の概略構成を示す側面図
【符号の説明】
図中、11は本体、12は開口部、13は上扉、14,54,64,71は下扉(扉)、14a,54a,64a,71aは外扉部、14b,54b,64b,71bは内扉部、17は洗浄室、20は洗浄機構、23,56,60は操作パネル、32は連動機構、34はワイヤ、38,52,70,76は扉ロック機構、39,66は基軸、40,53,67,74はフックレバー、40a,53aはフック部、40b,53bは段部、43はスイッチケース、43aは係合口、46は開扉検知手段、48はアクチュエーター、49,58はLED(表示手段)、53cは指標(表示手段)、55は可視部(表示手段)、57は印刷部(配置構成図)、59は閉扉検知手段、61はスピーカ、62,65,72は軸支部材、67cは小突部(抜け止め手段)、69,73は当接部、74cは突部(抜け止め手段)を示す。

Claims (8)

  1. 洗浄室を有するとともに、この洗浄室に対して食器類を出し入れするための開口部を有し、且つその洗浄室に収容された食器類を洗浄する洗浄機構を有する本体と、この本体に回動可能に設けられ前記開口部を開閉する扉とを備えたものにおいて、
    前記扉と前記本体との間に閉扉状態を保持する複数の扉ロック機構を設け、この扉ロック機構に対応して扉が開放状態であることを検知する開扉検知手段を設けるとともに、この開扉検知手段の検知結果をそれぞれ表示する表示手段を設けたことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 表示手段は、複数の扉ロック機構のそれぞれ近傍に位置して配設したことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 洗浄室を有するとともに、この洗浄室に対して食器類を出し入れするための開口部を有し、且つその洗浄室に収容された食器類を洗浄する洗浄機構を有する本体と、この本体に回動可能に設けられ前記開口部を開閉する扉とを備えたものにおいて、
    前記扉と前記本体との間に閉扉状態を保持する複数の扉ロック機構を設けるとともに、この扉ロック機構に対応して扉の開閉状態を表示する表示手段を設け、この表示手段は、扉側に設けられ前記扉ロック機構を構成するフックレバーに指標を施し、このフックレバーの回動に応じて移動する前記指標を、前記扉に設けた可視部から視認できる構成としたことを特徴とする食器洗浄機。
  4. 洗浄室を有するとともに、この洗浄室に対して食器類を出し入れするための開口部を有し、且つその洗浄室に収容された食器類を洗浄する洗浄機構を有する本体と、この本体に回動可能に設けられ前記開口部を開閉する扉とを備えたものにおいて、
    前記扉と前記本体との間に閉扉状態を保持する複数の扉ロック機構を設け、この扉ロック機構に対応して扉が開放状態であることを検知する開扉検知手段を設けるとともに、扉若しくは本体のいずれか一方に設けられた操作パネルに、複数の扉ロック機構の配置構成図を印刷し、この構成図上に前記開扉検知手段の検知結果をそれぞれ表示する表示手段を設けたことを特徴とする食器洗浄機。
  5. 洗浄室を有するとともに、この洗浄室に対して食器類を出し入れするための開口部を有し、且つその洗浄室に収容された食器類を洗浄する洗浄機構を有する本体と、この本体に回動可能に設けられ前記開口部を開閉する扉とを備えたものにおいて、
    前記扉と前記本体との間に閉扉状態を保持する複数の扉ロック機構を設け、この扉ロック機構に対応して扉が閉鎖状態であることを検知する閉扉検知手段を設けるとともに、この閉扉検知手段の検知結果をそれぞれ異なる音声にて報知する報知手段を設けたことを特徴とする食器洗浄機。
  6. 洗浄室を有するとともに、この洗浄室に対して食器類を出し入れするための開口部を有し、且つその洗浄室に収容された食器類を洗浄する洗浄機構を有する本体と、この本体に回動可能に設けられ前記開口部を開閉する扉とを備えたものにおいて、
    前記扉と前記本体との間に閉扉状態を保持する複数の扉ロック機構を設け、この扉ロック機構に対応して扉が開放状態であることを検知する開扉検知手段を設けるとともに、前記扉ロック機構を構成するフックレバーを、前記扉を外扉部および内扉部から構成するうちの外扉部側に回動可能に軸支したシャフトに一体的に設けたことを特徴とする食器洗浄機。
  7. 洗浄室を有すると共に、この洗浄室に対して食器類を出し入れするための開口部を有し、且つその洗浄室に収容された食器類を洗浄する洗浄機構を有する本体と、この本体に回動可能に設けられ前記開口部を開閉する扉とを備えたものにおいて、
    前記扉と前記本体との間に閉扉状態を保持する複数の扉ロック機構を設け、この扉ロック機構に対応して扉が開放状態であることを検知する開扉検知手段を設けるとともに、前記扉ロック機構を構成するフックレバーを、前記扉を外扉部および内扉部から構成するうちの内扉部側に回動可能に軸支持したシャフトに一体的に設け、且つ該フックレバーと外扉部側との間に前記シャフトの反軸支側への移動を阻止する抜け止め手段を有することを特徴とする食器洗浄機。
  8. 抜け止め手段は、フックレバーの反軸支側への移動に対し弾性的に当接阻止する当接部を、扉側に設けてなる構成としたことを特徴とする請求項7記載の食器洗浄機。
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