JP2005279290A - 食器洗い機 - Google Patents

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誠 大橋
Naohito Onoe
尚人 尾上
Tomoya Kawaguchi
智也 川口
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Abstract

【課題】 引出し式食器洗い機では、洗浄庫を前方に引き出す際に上蓋が円滑に上方に退避し、且つ確実に上方の空間で保持され、また、洗浄庫を筐体に押し入れる際には、上蓋が円滑に下降して、洗浄庫の上面開口を高い水密性を有して閉塞することが望まれている。
【解決手段】 洗浄庫2が前方に引き出された状態では、上蓋10は、引張りコイルばね22の付勢力により、筐体1内の上部空間に位置し、また前記洗浄庫2を前記筐体1内に押し入れると、前記洗浄庫2がレール5に沿って後方に移動して前記洗浄庫2が前記上蓋10を後方へ押圧し、前記ローラ24が、案内枠23に沿って斜め下方に降下することで、前記上蓋10は、前記洗浄庫2の上面開口3を閉塞する構成である。
【選択図】 図3

Description

本発明は食器洗い機に関し、更に詳しくは、ビルトインタイプに好適な食器洗い機に関する。
家庭用の食器洗い機は、一般に、洗浄庫内に水道水を導入してその底部に貯留し、そのあとポンプを作動させて貯留した水を吸引してノズルへ送給し、ノズルから勢いよく水を噴射させて洗浄庫内に収容した食器類を洗浄するという構成を有している。従来のこの種の食器洗い機は、筐体の内部に洗浄庫が配設され、筐体の前面には手前下方に回動するドアが設けられ、ドアを開いた状態で洗浄庫内から食器籠を水平前方に引き出す構造となっている。
近年、システムキッチンの普及に伴い、システムキッチンに組み込むためのビルトインタイプの食器洗い機が市販されている。この種の食器洗い機はいわゆる引出し方式の食器洗い機であって、食器を収納するための食器籠を内装する洗浄庫が前面板を兼ねるドアとともに前方に引出し可能に構成されている。洗浄庫を引き出した状態では洗浄庫の上面が広く開口していて上から食器類を出し入れできるようになっており、洗浄庫を筐体に押し入れると筐体内の上部空間に待機していた上蓋が降下して洗浄庫の上面開口を閉塞する構造を有している。(特許文献1参照)
、特開2000−139799号公報
このような引出し式食器洗い機では、洗浄庫を前方に引き出す際に上蓋が円滑に上方に退避し、且つ確実に上方の空間で保持されている必要がある。また、洗浄庫を筐体に押し入れる際には、上蓋が円滑に下降して洗浄庫の上縁部に密着し、その密着箇所の水封性が高いことが望まれる。
本発明はこのような点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、引出し式の食器洗い機において、洗浄庫の引出し及び押入れ動作に必要以上の力を要することなくスムーズに開閉が行える食器洗い機を提供することにある。また、本発明の他の目的とするところは、洗浄庫を筐体に収納したときに、上蓋が洗浄庫の上面開口を確実に高い水密性をもって閉塞することにより、洗浄運転時にも庫外への水漏れの発生のない食器洗い機を提供することにある。
上記課題を解決するために成された第1発明は、前面が開口した筐体と、該筐体の両側壁内側に設置されたレールと、前記筐体から前方に前記レールに沿って引き出し自在であって上面開口を有する洗浄庫と、該洗浄庫の上面開口を閉塞するための上蓋と、該上蓋の側面に突設した突起と、前記筐体の両側面内側にそれぞれ設けられ、前記上蓋の突起が斜めに往復動する案内枠と、前記上蓋を斜め上方向に付勢する引張ばねと、を備え、前記洗浄庫が前方に引き出された状態では、前記上蓋は、前記引張りばねの付勢力により、前記筐体内の上部空間に位置し、また前記洗浄庫を前記筐体内に押し入れると、前記洗浄庫が前記レールに沿って後方に移動して前記洗浄庫が前記上蓋を後方へ押圧し、前記上蓋の突起が、前記案内枠に沿って斜め下方に降下することで、前記上蓋は、前記洗浄庫の上面開口を閉塞することを特徴としている。
上記課題を解決するために成された第2発明は、前面が開口した筐体と、前記筐体から前方に引き出し自在であって上面開口を有する洗浄庫と、該洗浄庫の上面開口を閉塞するための上蓋と、該上蓋の側面に突設した突起と、前記筐体の両側面内側にそれぞれ設けられ、内部を前記上蓋の突起が移動可能な案内枠と、前記上蓋を上方向又は斜め上方向に付勢する引張ばねと、を備え、前記洗浄庫が前方に引き出された状態では、前記上蓋は、前記引張りばねの付勢力により、前記筐体内の上部空間に位置し、また前記洗浄庫を前記筐体内に押し入れると、前記洗浄庫が後方に移動して前記洗浄庫が前記上蓋を後方へ押圧し、前記上蓋の突起が、前記案内枠に沿って下方に降下することで、前記上蓋は、前記洗浄庫の上面開口を閉塞することを特徴としている。
上記課題を解決するために成された第3発明は、前面が開口した筐体と、該筐体から前方に引き出し自在であって上面開口を有する洗浄庫と、該洗浄庫の上面開口を閉塞するための上蓋と、前記上蓋を上方向又は斜め前上方向に付勢する付勢手段と、前記上蓋から外側に突出した突起と、前記筐体の両側面内側にそれぞれ設けられ、前記突起を案内する案内路が前方が後方よりも高い傾斜状に形成された案内手段と、前記上蓋にあって、前記洗浄庫が筐体内に押し込まれる際に前記洗浄庫の一部に当接して該上蓋を後方へ押圧する係合手段と、を備え、前記洗浄庫が前記筐体内に押し込まれる際に、前記洗浄庫と前記係合手段の当接により前記上蓋を前記付勢手段による付勢力に抗して斜め後下方に押し下げて前記洗浄庫の上面開口を閉塞し、前記洗浄庫を前記筐体内から引き出す際には、前記付勢手段による付勢力により前記上蓋を斜め前上方へ持ち上げて所定の退避位置に保持することを特徴としている。
上記課題を解決するために成された第4発明は、前面が開口した筐体と、該筐体から前方に引き出し自在であって上面開口を有する洗浄庫と、前記筐体内にあって前記洗浄庫の上部空間に設けられ、前記洗浄庫の上面開口を閉塞するための上蓋と、該上蓋から突設した突起と、前記上蓋を前記洗浄庫の上面開口を閉塞可能な位置とその上方の退避位置との間で上下動自在とすべく前記突起を移動可能とした案内枠と、を備え、前記上蓋は、前記洗浄庫が引き出された際に前記退避位置に位置し、また前記洗浄庫の押入れ動作に連動して前記案内枠に沿って前記退避位置から降下し、前記洗浄庫の上面開口を閉塞することを特徴としている。
さらに、上記第1から第4発明に係る食器洗い機において、前記突起は、回転自在のローラであることを特徴としている。
また、上記課題を解決するために成された第5発明は、前面が開口した筐体と、該筐体から前方に引き出し自在であって上面開口を有する洗浄庫と、該洗浄庫の上面開口を閉塞するための上蓋と、前記筐体内上部空間で前記上蓋を上下動自在に案内する案内手段と、前記上蓋を上方向に付勢する付勢手段と、前記洗浄庫に設けられた第1係合手段と、前記上蓋に設けられた第2係合手段と、を備え、前記洗浄庫が筐体内に押し込まれる際に、前記第1及び第2係合手段の係合により前記洗浄庫が前記上蓋を降下させて前記洗浄庫の上面開口を閉塞し、また前記洗浄庫を前記筐体内から引き出す際には、前記第1及び第2係合手段の係合が解除されて、前記付勢手段が前記上蓋を上昇させることを特徴とする。
本発明によれば、上蓋と洗浄庫との水密性が確保できるとともに、洗浄庫の出し入れに連動して洗浄庫の上面開口を適切に開放又は閉塞することができる。
また、突起が案内路に沿って移動する際に両者の摩擦力が大きいと洗浄庫の円滑な出し入れを妨げるから、突起をローラとすることで、案内路に沿って円滑に移動し、洗浄庫の出し入れに大きな力を必要とせずにすむ。
〔第1実施例〕
第1発明の一実施例である第1実施例による食器洗い機について図面を参照して説明する。図1及び図2は本実施例による食器洗い機の全体構成を示す概略側面断面図であり、図1は洗浄庫を筐体に収納した状態、図2は洗浄庫を筐体から引き出した状態を示している。
図1及び図2に基づいて、本食器洗い機の構成を説明する。前面が開口した筐体1の内部には上面開口3を有する洗浄庫2が配設され、洗浄庫2の内部には食器類を整列するための図示しない食器籠が設置されている。洗浄庫2は筐体1の前面開口を閉塞する前面板を兼ねたドア4と一体になっており、筐体1の両側壁内側に略水平に設置されたレール5に沿って前方に引き出し自在となっている。洗浄庫2の底部中央には、上面に複数のノズルが形成された回転自在のアーム6が設けられている。また、洗浄庫2の後壁面には図示しない給水バルブを備えた伸縮自在の給水管9が接続されており、給水バルブが開かれると外部の水道栓から供給された水が給水管9を通して洗浄庫2内に注がれる。洗浄庫2の底部には貯水槽7が連通して配設されるとともに、洗浄庫2の底面下方には洗浄兼排水ポンプ8が配置され、この洗浄兼排水ポンプ8が洗浄ポンプとして作動するとき、貯水槽7から吸引された水がアーム6へと送出され、ノズルから洗浄庫2内に噴射される。これにより、洗浄庫2内に収納された食器類に水が掛かり、汚れが落とされる。
筐体1内にあって洗浄庫2の上方空間には、洗浄庫2の上面開口3を閉塞するための上蓋10が設けられている。この上蓋10は洗浄庫2が筐体1内に収納された状態では洗浄庫2の上面開口3を高い水密性を有して閉塞し、洗浄庫2が前方に引き出される際にはその引出し動作の妨げとならないように迅速に上方へと退避し、所定位置に保持される。このような洗浄庫2の引出し・押入れ動作に連動した上蓋10の上下方向の動作を行うために、本食器洗い機では特徴的な構成を利用している。この構成について以下に詳細に説明する。
上蓋10の上面とこれに対面する筐体1の上壁1aの下面との間には、引張コイルばね12が張設され、これにより上蓋10は略垂直上方に付勢されている。また、筐体1の上壁1aの下面には垂直下方を指向して案内棒13が突設され、一方、上蓋10の上面には案内棒13が遊嵌する案内筒部14が突設されている。図1、図2では、引張コイルばね12、案内棒13及び案内筒部14は前後の2組しか見えていないが、実際には上蓋10を上から見たときの四隅近傍の位置にそれぞれ設けられている。
案内棒13は案内筒部14内を上下方向に移動可能であって、これにより上蓋10の前後及び左右方向の移動が規制されている。案内棒13の外径は案内筒部14の内径よりも所定の余裕(遊び)をもって小さく形成されているため、上蓋10は或る程度前後左右方向へも移動が可能である。これにより、上蓋10が前後又は左右に横振れしても支障なく上下動する。また、上蓋10が降下する際に洗浄庫2の上縁部に密着する瞬間、及び、上蓋10が上昇する際に洗浄庫2の上縁部から離間する瞬間に、洗浄庫2の移動方向に応じて上蓋10が同方向に微動することができる。そのため、上蓋10の下面に装着されている後述のガスケット10aに無理な負荷が掛かりにくく、ガスケット10aの経時劣化を軽減することができる。なお、上蓋10の遊びの範囲はガスケット10aが洗浄庫2の上縁部から外れることなく接触可能な範囲としておく。
洗浄庫2の両側壁2a外側(図1、図2では一方の側壁しか見えないが他の側壁も同様の構成を有する)の所定位置には、円柱形状でその中心軸を中心に回転自在のローラ15が前後に設けられている。これに対し、上蓋10の両側部から下方に延出して、前方に開放した所定形状の案内溝16aを形成したカム板16が設けられている。このローラ15が上記第1係合手段、カム板16が第2係合手段であって、両者は、洗浄庫2が筐体1内に押し入れられる際に、上蓋10を引張コイルばね12の付勢力に抗して下方に押し下げる作用を有する。
上記構成を有する上蓋駆動機構による動作を説明する。図2に示すように洗浄庫2が前方に引き出された状態では、引張コイルばね12の付勢力により上蓋10は上方向に持ち上げられているが、案内棒13の先端が案内筒部14の穴の底に当接する位置で上蓋10は停止されている。すなわち、案内棒13及び案内筒部14は上蓋10の最高位置(退避位置)を決める位置規制手段としての作用も有する。このとき、ローラ15とカム板16の案内溝16aの開口部とは高さ方向にほぼ同一位置にある。この状態から使用者が洗浄庫2を筐体1内に押し入れると、洗浄庫2はレール5に沿って略水平に移動し、ローラ15はカム板16の案内溝16aの開口部に入り、更に案内溝16aのカーブに沿ってローラ15が移動するに従い、ローラ15はカム板16を下方向へと押し、これにより上蓋10は引張コイルばね12の付勢力に抗して降下する。
洗浄庫2の水平方向の移動速度が一定であるとすると、カム板16の案内溝16aの形状が上蓋10の降下速度を左右する。図1、図2に示すように案内溝16aは後方側でその勾配が急になるような形状を有しているから、洗浄庫2が筐体1内の奥に達するときに上蓋10の降下速度が速まって洗浄庫2の上縁部に当接し、図1に示すように洗浄庫2の上面開口3を閉塞する。上蓋10の下面の周縁部には中空の弾性部材から成るガスケット10aが周設されており、上蓋10が洗浄庫2の上面開口3を閉塞するとき、ガスケット10aは上蓋10と洗浄庫2の上縁部との間で押し潰され、これにより高い水密性を確保することができる。
このように洗浄庫2が筐体1内に完全に収納された状態から使用者が洗浄庫2を前方に引き出すと、洗浄庫2の移動に伴いローラ15はカム板16の案内溝16aに沿って水平前方へ移動し、このときカム板16はローラ15から上方への力を受ける。これにより上蓋10は上方に押し上げられる。そして、ローラ15がカム板16の案内溝16aから離脱すると、引張コイルばね12の付勢力によって上蓋10は急に上昇する。先の押入れ動作時とは逆に、案内溝16aの勾配によって、洗浄庫2が前方に動き始める際には上蓋10は迅速に洗浄庫2から離間するので、上蓋10との摩擦を殆ど受けることなく洗浄庫2は円滑に引き出される。
このようにして、洗浄庫2の引出し及び押入れ動作に連動して上蓋10は円滑に上昇及び下降し、洗浄庫2が完全に引き出された状態では上蓋10は筐体1内の上部空間に確実に保持され、洗浄庫2が完全に筐体1内に収納された状態では上蓋10は洗浄庫2の上面開口3を高い水密性を有して閉塞する。
〔第2実施例〕
次に、第2発明の一実施例である第2実施例による食器洗い機について図面を参照して説明する。図3及び図4は本実施例による食器洗い機の全体構成を示す概略側面断面図であり、図3は洗浄庫を筐体に収納した状態、図4は洗浄庫を筐体から引き出した状態を示している。なお、上記第1実施例による食器洗い機と同一又は相当する構成には同一符号を付して説明を省略する。
この第2実施例による食器洗い機では、上蓋10の上面とこれに対面する筐体1の上壁1aの下面との間には、引張コイルばね22が傾斜して張設され、これにより上蓋10は斜め上方向に付勢されている。筐体1の両側壁の内側には下方が開口した案内枠23が傾斜して設けられ、一方、上蓋10の側面には上記案内枠23の内部を移動可能な回転自在のローラ24が突設されている。更に、上蓋10の下面後方には突部25が形成されている。なお、図3、図4では、引張コイルばね22、案内枠23及びローラ24は前後の2組しか見えていないが、実際には両側面にそれぞれ設けられている。
上蓋10はローラ24が案内枠23の内部を斜め直線状に往復動する範囲で斜め直線状に移動可能であって、外部から力を受けないときには引張コイルばね22の付勢力により、ローラ24は案内枠23の上端部に位置している。すなわち、これが図4に示すように洗浄庫2が前方に引き出された状態である。このとき、上蓋10の突部25の下端は洗浄庫2の上縁部の後端リブ2bよりも下に位置している。この状態から使用者が洗浄庫2を筐体1内に押し入れると、洗浄庫2はレール5に沿って略水平後方に移動し、洗浄庫2の後端リブ2bが上蓋10の突部25に当接し、これを後方へ押圧する。すると、ローラ24は引張コイルばね22の付勢力に抗して、案内枠23に沿って斜め下方に降下する。そして、上蓋10は洗浄庫2の上縁部に当接し、図3に示すように洗浄庫2の上面開口3を閉塞する。
なお、案内枠23は下方が開口しているため、組立時にこの開口からローラ24を入れることができ、組立の手間が省ける。しかし、機能的にはこの開口は閉塞していても構わない。
このようにして、洗浄庫2の引出し及び押入れ動作に連動して上蓋10は円滑に上昇及び下降し、洗浄庫2が完全に引き出された状態では上蓋10は筐体1内の上部空間に確実に保持され、洗浄庫2が完全に筐体1内に収納された状態では上蓋10は洗浄庫2の上面開口3を高い水密性を有して閉塞する。
〔第3実施例〕
次に、第3発明の一実施例である第3実施例による食器洗い機について図面を参照して説明する。図5及び図6は本実施例による食器洗い機の全体構成を示す概略側面断面図であり、図5は洗浄庫を筐体に収納した状態、図6は洗浄庫を筐体から引き出した状態を示している。なお、上記第1実施例による食器洗い機と同一又は相当する構成には同一符号を付して説明を省略する。
この第3実施例による食器洗い機では、上蓋10の上面とこれに対面する筐体1の上壁1aの下面との間には、引張コイルばね52が張設され、これにより上蓋10は上方向に付勢されている。また、前後1組の平行リンク53が、筐体1の側壁内側に設けられた軸55で一端が軸支され、他端が上蓋10の側面に設けられた軸54で軸支されている。更に、洗浄庫2の両側壁2aの前後には円柱状の押圧部56が突設されており、上蓋10の両側面にあって平行リンク53の軸54の近傍には、下方に延出して被押圧片57が設けられている。なお、図5、6では、平行リンク53や押圧部56及び被押圧片57は前後の2組のみが見えているが、反対側の側面にも同様に設けられている。
図6に示すように洗浄庫2が前方に引き出された状態では、引張コイルばね52の付勢力により上蓋10は上斜め前方向に持ち上げられている。このとき、押圧部56は被押圧片57の下端よりも上に位置している。この状態から使用者が洗浄庫2を筐体1内に押し入れると、洗浄庫2はレール5に沿って略水平に移動し、前後及び左右両側の4個の押圧部56は同じく4個の被押圧片57にほぼ同時に当接してこれを押す。すると、上蓋10は、引張コイルばね52の付勢力に抗して平行リンク53の動作により円弧を描きながら斜め下方へと降下し、洗浄庫2が筐体1内に完全に収納された状態では、上蓋10は図5に示すように洗浄庫2の上面開口3を閉塞する。前後左右の4箇所でほぼ同時に被押圧片57を押し込むことによって、上蓋10はほぼ水平状態を維持したまま降下し、全周にほぼ均等な高い水密性を得ることができる。
このように洗浄庫2が筐体1内に完全に収納された状態から使用者が洗浄庫2を前方に引き出すと、押圧部56による被押圧片57の押圧が解除されるから、引張コイルばね52の付勢力によって上蓋10が平行リンク53により持ち上がる。
このようにして、洗浄庫2の引出し及び押入れ動作に連動して上蓋10は円滑に上昇及び下降し、洗浄庫2が完全に引き出された状態では上蓋10は筐体1内の上部空間に確実に保持され、洗浄庫2が完全に筐体1内に収納された状態では上蓋10は洗浄庫2の上面開口3を高い水密性を有して閉塞する。
〔第4実施例〕
次に、第4発明の一実施例である第4実施例による食器洗い機について図面を参照して説明する。図7及び図8は本実施例による食器洗い機の全体構成を示す概略側面断面図であり、図7は洗浄庫を筐体に収納した状態、図8は洗浄庫を筐体から引き出した状態を示している。また、図9は本実施例の食器洗い機の要部の電気系構成図、図10は本実施例の食器洗い機におけるドア開閉に関する制御フローチャートである。なお、上記第1実施例による食器洗い機と同一又は相当する構成には同一符号を付して説明を省略する。
この第4実施例による食器洗い機では、上蓋10の上面とこれに対面する筐体1の上壁1aの下面との間には、引張コイルばね32が設けられ、これにより上蓋10は略垂直上方向に付勢されている。また、筐体1の上壁1aの下面には垂直下方を指向して案内棒33が突設され、一方、上蓋10の上面には案内棒33が遊嵌する案内筒部34が突設されている。案内棒33は案内筒部34内を上下方向に移動可能であって、これにより上蓋10の前後及び左右方向の移動が規制されている。案内棒33の外径は案内筒部34の内径よりも所定の余裕をもって小さく形成されており、上蓋10は或る程度前後左右方向へも移動が可能であるため、上蓋10が前後又は左右に横振れしても支障なく上下動する。
上蓋10の側面前部には第1ワイヤ35aの一端が固着され、筐体1の側壁内側に設けられた案内部37aを介して垂下され、滑車36aにより水平後方に向きを変えて連結部38に他端が固着されている。上蓋10の側面後部に一端が固着された第2ワイヤ35bも同様に、筐体1の側壁内側に設けられた案内部37bを介して垂下され、滑車36bにより水平後方に向きを変えて連結部38に他端が固着される。連結部38はトルクモータ39の駆動力によって水平方向に所定距離だけ往復動する。また、筐体1の前上部にはドアロック装置として進退自在のロッドを備えるソレノイド40が設けられ、ドア4の上部には上記ソレノイド40のロッドを受容するロック穴41が開口し、その下方にはロッドにより押圧される操作子を有するスイッチ42が配置されている。
図9に示すように、制御の中心にはマイクロコンピュータを含む制御部100が据えられ、ロック検知スイッチ42の検知信号のほか、スタートキー103や停止キー104を含む各種操作キーを備えた操作部102からのキー入力信号が入力される。このような各種信号を受けて制御部100は、所定の制御プログラムを実行することにより、負荷駆動部101を介して上記トルクモータ39やソレノイド40のほか、洗浄兼排水ポンプ8による洗浄ポンプ8a、排水ポンプ8b、ブロアモータ106、給水バルブ107等の動作を制御するとともに、表示部105の表示やブザー108の鳴動などを制御している。
次に、本実施例における食器洗い機の動作を図10により説明する。使用者によってスタートキー103がオンされると(ステップS1で「Y」)、制御部100はドアロック動作としてソレノイド40を駆動し、そのロッドを進出させる(ステップS2)。洗浄庫2が筐体1内に完全に収納されている場合には、図7に示すようにロッドはロック穴41に挿入されてロック検知スイッチ42の操作子を押圧する。制御部100はこれによってドア4がロックされたことを検知し(ステップS3で「Y」)、トルクモータ39を作動させる(ステップS4)。すると、連結部38を介して第1、第2ワイヤ35a、35bが牽引され、上蓋10は引張コイルばね32の付勢力に抗して降下し、洗浄庫2の上面開口3を閉
塞する。そのあと制御部100は洗浄ポンプ8a等を制御して、洗浄運転を実行する(ステップS5)。
上記ステップS3でドアロックが検知されない場合、洗浄庫2が筐体1内に完全に収納されていない可能性がある。そこで、ドアロック解除動作としてソレノイド40のロッドを後退させ(ステップS11)、ブザー108の鳴動や表示部105に所定の表示を行いドア開閉異常を報知する(ステップS12)。
洗浄運転中に停止キー104がオンされると(ステップS6で「Y」)、運転を停止し(ステップS8)、トルクモータ39をオフして連結部38の牽引を解除する(ステップS9)。すると、引張コイルばね32の付勢力によって上蓋10は上昇し、洗浄庫2の上面開口3は開放された状態となる。確実に上蓋10が上昇した状態で洗浄庫2の引き出し動作が為されるようにするために、トルクモータ39をオフしたあと、所定時間ここでは5秒間待機し(ステップS10)、その後にドアロック解除動作としてソレノイド40のロッドを後退させ(ステップS11)、使用者が洗浄庫2を引出し可能な状態とする。洗浄運転中に停止キー104がオンされないときには(ステップS6で「N」)、運転が終了するまで洗浄運転動作を繰り返し(ステップ7、S5)、運転が終了したならばステップS8へと進む。
このようにして、この第4実施例の食器洗い機では、洗浄庫2が筐体1内に完全に収納されたときに上蓋10を円滑に下降させて洗浄庫2の上面開口3を高い水密性を有して閉塞し、また、引出し動作が行われる際には、それに先立って上蓋10を円滑に上部空間に持ち上げて洗浄庫10の引出し動作の妨げとならないようにすることができる。
〔第5実施例〕
次に、第5発明の一実施例である第5実施例による食器洗い機について図面を参照して説明する。図11及び図12は本実施例による食器洗い機の全体構成を示す概略側面断面図であり、図11は洗浄庫を筐体に収納した状態、図12は洗浄庫を筐体から引き出した状態を示している。なお、上記第1実施例による食器洗い機と同一又は相当する構成には同一符号を付して説明を省略する。
上記第1〜第4実施例はいずれも、洗浄庫2を前方に引き出した際には上蓋10は垂直又は斜め上方に移動し、上方空間の所定位置に保持されている。これに対し、この第5実施例による食器洗い機では、上蓋60は筐体1の上壁1aの下面(又は側壁でもよい)に固定され(つまり移動せず)、洗浄庫2が筐体1内に収納されると、洗浄庫2の上面開口3と上蓋60とが直接対峙する。このとき上蓋60と洗浄庫2の上縁部との間の水密性を確保し、且つ洗浄庫2の引出し及び押入れ動作の際には摩擦を小さくするために、本食器洗い機では、両側上縁部にラビリンス構造によるシールを採用している。
図13は洗浄庫2及び上蓋60の側上縁部の縦断面図、図14は図13中のA−A’矢視線における断面図、図15は上蓋後面の部分図、図16は洗浄庫後面の部分図である。
図13に示すように、洗浄庫2の両側壁2aの上縁部には外側に略水平に延出するフランジ2dが形成されており、そのフランジ2dの上面及び下面には前後方向に延伸する凹溝2d1が形成されている。一方、上蓋60の両側縁部には、上記フランジ2dを囲繞するように案内部61を形成し、その案内部61の内面にはフランジ2dの凹溝2d1と僅かな間隙を保って対面するように前後方向に延伸する凸条61aが形成されている。フランジ2dの凹溝2d1と上蓋60の凸条61aとが互いに遊嵌することによって、両者の間には曲がりくねった迷路状の間隙が形成されている。
但し、案内部61の凸条61aのうちの1箇所のみ、すなわち凹溝2d1と凸条61aにより形成される迷路状の間隙の最も外側(洗浄庫2内側と反対側)の位置においては、他の凸条61aよりも高く且つ断面円弧状の頂部61bを有しており、これによってその頂部61bと対向するフランジ2dの凹溝2d1と僅かに接触している。つまり、洗浄庫2のフランジ2dと上蓋60の案内部61とはその横断面(図13)においてはほぼ1点で接触し、実際には前後方向に延伸する1本の直線で接触している。これにより、フランジ2dと案内部61との間の水密性を格段に高めつつ、接触面積が小さいので摩擦も大きくならずにすむ。
両側縁は上述したラビリンス構造によりシールされているが、前縁及び後縁はガスケットによりシールされている。すなわち、図15に示すように、上蓋60の前面には案内部61を含めてその上縁に弾性部材によるガスケット61cを取り付けている。一方、図16に示すように、洗浄庫2の後壁2fの後面には両側のフランジ2dに差し渡してガスケット2eを取り付けている。これにより、洗浄庫2を筐体1内に収納した場合には、図14に示すように、後方側ではガスケット2eにより洗浄庫2の後壁2f(及びフランジ2dの後壁)と上蓋60の後面(及び案内部61の後面61d)との間の水密性が確保され、前方側ではガスケット61cにより洗浄庫2の前壁2cと上蓋60の前縁部との間の水密性が確保されている。
このようにして、洗浄庫2が完全に筐体1内に収納された状態では上蓋60は洗浄庫2の上面開口3を高い水密性を有して閉塞し、洗浄庫2の円滑な引出し及び押入れ動作も達成される。
なお、図13に示したラビリンス構造は一例であって、洗浄運転時にノズルから噴射される水の圧力が相対的に低いような場合には、より簡易的なラビリンス構造を採用してもよい。図17はラビリンス構造の変形例であって、フランジ2dの上面に形成された凹溝2d1と上蓋60の案内部61の下面に形成された凸条61aとの間の凹凸の遊嵌のみによって迷路状の間隙が形成されている。また、ここではフランジ2d側に頂部2d2を設け、上蓋60側に1点で接触するように構成している。このような構造では、ノズルから噴射された水が上蓋60の下面に当たると上蓋60を持ち上げるように作用し、ラビリンス構造の水密性には不利であるが、水圧があまり高くない場合にはこの程度の構造で充分使用に耐え得る。
〔第6実施例〕
次に、第6発明の一実施例である第6実施例による食器洗い機について図面を参照して説明する。図18は本実施例による食器洗い機の要部の構成を示す概略図である。この実施例の食器洗い機では、第5実施例による食器洗い機のように、上蓋60の位置を固定し、洗浄庫2が筐体1内に収納されたときに洗浄庫2の上面開口3と上蓋60とが対峙する構成を採るが、洗浄庫2の上縁部と上蓋60との間の間隙を塞ぐシールの方法が第5実施例とは相違する。
この第6実施例の食器洗い機では、洗浄庫2の上縁部に凹溝2gを形成し、その凹溝2gの中に、中空で且つ通水管71が連結された、弾性部材から成るガスケット70を設けている。通水管71は洗浄兼排水ポンプ8の洗浄ポンプ室81に連通している。一方、上蓋60の下面には凹溝2gに対向して凸条60bが形成されていて、洗浄庫2が筐体1内に収納された状態ではその凸条60bと凹溝2gとの間隙は比較的狭くなっているものの、水密性が確保できるほどの狭さではなく、換言すれば円滑に洗浄庫2のスライド移動が可能になっている。
洗浄庫2が筐体1内に収納されたあと、洗浄運転が開始されて洗浄兼排水ポンプ8が洗浄ポンプとして作動すると、洗浄ポンプ室81からアーム6へと送出される水の一部が通水管71を通ってガスケット70内に流入する。すると、ガスケット70は徐々に膨張し、凸条60bと凹溝2gとの間の間隙がなくなり、高い水密性が発揮される。こうした高い水密性は洗浄ポンプが動作している間、常に継続するから、アーム6から噴射された水がこの境界に当たっても庫外へは漏出しない。洗浄兼排水ポンプ8において洗浄ポンプとしての動作が停止されると、ガスケット70から水が抜けて凸条60bと凹溝2gとの間に間隙が生じ、洗浄庫2はこのガスケット70の妨げを受けることなく円滑に前へ引出し可能となる。
このようにして、この第6実施例による食器洗い機では、洗浄庫2の出し入れに連動してではなく、洗浄ポンプの動作に応じて上蓋60が洗浄庫2の上面開口3を高い水密性を有して閉塞する。
ところで、上記第1実施例(第2〜第4実施例でも同様)による食器洗い機では、上蓋10の下面周縁部にガスケット10aが設けられており、上蓋10が洗浄庫2の上面開口3を閉塞する際に、ガスケット10aが洗浄庫2の上縁部との間に挟まれて押し潰れることによって高い水密性を達成している。しかしながら、この構成を次のように変形することによって、両者の間の水密性を一段と向上させることができる。
図19はこの変形例による食器洗い機における洗浄庫2上縁部と上蓋10との断面斜視図である。図19(a)に示すように、洗浄庫2の上縁部には凹溝2hが形成されており、凹溝2h内には断面円筒形状又は楕円筒形状のガスケット72が凹溝2hから突出しないように配設されている。一方、上蓋10の下面には凹溝2hに対向して凸条10bが形成されている。例えば第1実施例の食器洗い機のように、洗浄庫2が筐体1内に押し入れられるに伴って上蓋10が下降すると、凸条10bが凹溝2hに嵌挿されてガスケット72を押圧する。図19(b)に示すようにガスケット72は押し潰されるが、ガスケット72は変形しても凹溝2hからはみ出さないので、その弾性力によって凸条10bと凹溝2hとの間では高い水密性が達成されるとともに、ガスケット72が凹溝2hに収納されているためガスケット72の保護にも有利である。
このようなシールの構成を上記実施例の如き食器洗い機に適用することにより、上蓋が洗浄庫の上面開口を閉塞する際の両者の密着性を一段と高め、庫外への水漏れをより確実に防止することができる。
なお、上記実施例は単に一例であって、本発明の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行えることは明らかである。
第1発明の一実施例(第1実施例)による食器洗い機において洗浄庫を筐体に収納した状態での側面略断面図。 第1実施例による食器洗い機において洗浄庫を筐体から引き出した状態での側面略断面図。 第2発明の一実施例(第2実施例)による食器洗い機において洗浄庫を筐体に収納した状態での側面略断面図。 第2実施例による食器洗い機において洗浄庫を筐体から引き出した状態での側面略断面図。 第3発明の一実施例(第3実施例)による食器洗い機において洗浄庫を筐体に収納した状態での側面略断面図。 第3実施例による食器洗い機において洗浄庫を筐体から引き出した状態での側面略断面図。 第4発明の一実施例(第4実施例)による食器洗い機において洗浄庫を筐体に収納した状態での側面略断面図。 第4実施例による食器洗い機において洗浄庫を筐体から引き出した状態での側面略断面図。 第4実施例による食器洗い機における要部の電気系構成図。 第4実施例による食器洗い機におけるドア開放動作に関する制御フローチャート。 第5発明の一実施例(第5実施例)の食器洗い機において洗浄庫を筐体に収納した状態での側面略断面図。 第5実施例による食器洗い機において洗浄庫を筐体から引き出した状態での側面略断面図。 第5実施例による食器洗い機において洗浄庫及び上蓋の側上縁部の縦断面図。 図13中のA−A’矢視線における断面図。 第5実施例による食器洗い機における上蓋後面の部分図。 第5実施例による食器洗い機における洗浄庫後面の部分図。 第5実施例の変形例による食器洗い機において洗浄庫及び上蓋の側上縁部の縦断面図。 第6発明の一実施例(第6実施例)による食器洗い機の要部の構成図。 洗浄庫と上蓋との密着性を改善するための一実施例による食器洗い機における要部の断面斜視図。
符号の説明
1…筐体
1a…上壁
2…洗浄庫
2a…側壁
2b…後端リブ
2c…前壁
2d…フランジ
2e、10a、61c、70、72…ガスケット
2f…後壁
2g、2h…凹溝
3…上面開口
4…ドア
5…レール
7…貯水槽
8…洗浄兼排水ポンプ
10、60…上蓋
10b、61a…凸条
13、33…案内棒
14、34…案内筒部
15、24…ローラ
16…カム板
16a…案内溝
23…案内枠
25…突部
35a、35b…ワイヤ
36a、36b…滑車
37a、37b…案内部
38…連結部
39…トルクモータ
40…ソレノイド
41…ロック穴
42…ロック検知用スイッチ
53…平行リンク
54、55…軸
56…押圧部
57…被押圧片
61…案内部
61b…頂部
71…通水管

Claims (6)

  1. 前面が開口した筐体と、該筐体の両側壁内側に設置されたレールと、前記筐体から前方に前記レールに沿って引き出し自在であって上面開口を有する洗浄庫と、該洗浄庫の上面開口を閉塞するための上蓋と、該上蓋の側面に突設した突起と、前記筐体の両側面内側にそれぞれ設けられ、前記上蓋の突起が斜めに往復動する案内枠と、前記上蓋を斜め上方向に付勢する引張ばねと、を備え、
    前記洗浄庫が前方に引き出された状態では、前記上蓋は、前記引張りばねの付勢力により、前記筐体内の上部空間に位置し、また前記洗浄庫を前記筐体内に押し入れると、前記洗浄庫が前記レールに沿って後方に移動して前記洗浄庫が前記上蓋を後方へ押圧し、前記上蓋の突起が、前記案内枠に沿って斜め下方に降下することで、前記上蓋は、前記洗浄庫の上面開口を閉塞することを特徴とする食器洗い機。
  2. 前面が開口した筐体と、前記筐体から前方に引き出し自在であって上面開口を有する洗浄庫と、該洗浄庫の上面開口を閉塞するための上蓋と、該上蓋の側面に突設した突起と、前記筐体の両側面内側にそれぞれ設けられ、内部を前記上蓋の突起が移動可能な案内枠と、前記上蓋を上方向又は斜め上方向に付勢する引張ばねと、を備え、
    前記洗浄庫が前方に引き出された状態では、前記上蓋は、前記引張りばねの付勢力により、前記筐体内の上部空間に位置し、また前記洗浄庫を前記筐体内に押し入れると、前記洗浄庫が後方に移動して前記洗浄庫が前記上蓋を後方へ押圧し、前記上蓋の突起が、前記案内枠に沿って下方に降下することで、前記上蓋は、前記洗浄庫の上面開口を閉塞することを特徴とする食器洗い機。
  3. 前面が開口した筐体と、該筐体から前方に引き出し自在であって上面開口を有する洗浄庫と、該洗浄庫の上面開口を閉塞するための上蓋と、前記上蓋を上方向又は斜め前上方向に付勢する付勢手段と、前記上蓋から外側に突出した突起と、前記筐体の両側面内側にそれぞれ設けられ、前記突起を案内する案内路が前方が後方よりも高い傾斜状に形成された案内手段と、前記上蓋にあって、前記洗浄庫が筐体内に押し込まれる際に前記洗浄庫の一部に当接して該上蓋を後方へ押圧する係合手段と、を備え、
    前記洗浄庫が前記筐体内に押し込まれる際に、前記洗浄庫と前記係合手段の当接により前記上蓋を前記付勢手段による付勢力に抗して斜め後下方に押し下げて前記洗浄庫の上面開口を閉塞し、前記洗浄庫を前記筐体内から引き出す際には、前記付勢手段による付勢力により前記上蓋を斜め前上方へ持ち上げて所定の退避位置に保持することを特徴とする食器洗い機。
  4. 前面が開口した筐体と、該筐体から前方に引き出し自在であって上面開口を有する洗浄庫と、前記筐体内にあって前記洗浄庫の上部空間に設けられ、前記洗浄庫の上面開口を閉塞するための上蓋と、該上蓋から突設した突起と、前記上蓋を前記洗浄庫の上面開口を閉塞可能な位置とその上方の退避位置との間で上下動自在とすべく前記突起を移動可能とした案内枠と、を備え、
    前記上蓋は、前記洗浄庫が引き出された際に前記退避位置に位置し、また前記洗浄庫の押入れ動作に連動して前記案内枠に沿って前記退避位置から降下し、前記洗浄庫の上面開口を閉塞することを特徴とする食器洗い機。
  5. 前記突起は、回転自在のローラであることを特徴とする請求項から請求項4のいずれか1つに記載の食器洗い機。
  6. 前面が開口した筐体と、該筐体から前方に引き出し自在であって上面開口を有する洗浄庫と、該洗浄庫の上面開口を閉塞するための上蓋と、前記筐体内上部空間で前記上蓋を上下動自在に案内する案内手段と、前記上蓋を上方向に付勢する付勢手段と、前記洗浄庫に設けられた第1係合手段と、前記上蓋に設けられた第2係合手段と、を備え、
    前記洗浄庫が筐体内に押し込まれる際に、前記第1及び第2係合手段の係合により前記洗浄庫が前記上蓋を降下させて前記洗浄庫の上面開口を閉塞し、また前記洗浄庫を前記筐体内から引き出す際には、前記第1及び第2係合手段の係合が解除されて、前記付勢手段が前記上蓋を上昇させることを特徴とする食器洗い機。
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