JP3571739B2 - ディジタル画像再生システム及び方法並びに装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ディジタル画像再生システム及び方法並びに装置に関し、より具体的には、画像再生に対して所定の料金を徴収するディジタル画像再生システム及び方法並びに装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、映画等の画像を提供し、その対価により利潤を挙げる業種として以下のものがある。1つは、画像情報を記録したビデオ・テープ又はビデオ・ディスクなどの形態で画像情報を提供するレンタル・ビデオ店であり、来店した客にビデオ・カセット等を有料で貸し出し、客はそのビデオ・カセットを持ち帰り自宅等で再生するというものである。
【0003】
もう1つは、プログラム・コード及びテキスト・データなどをオンラインで提供するコンピュータ通信サービス会社であり、オンライン通信の会員の要求に応じて電話回線等を通じて様々なディジタルデータを送信し、もしそれらの惰報のダウンロード又は閲覧が有料であれば会員に対して所定の金額を課金するものである。近年は、テキスト・データ以外に、画像データを提供するサービスも考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これら2つの例を、画像の提供方法と画像提供に対する料金の課金方法の面から検討する。レンタル・ビデオ店の例では、客はビデオの借り出しと料金の支払いを店頭で行なう。つまり、レンタルビデオ店は、画像の提供と課金を共にオフラインで行なっている。このため、客はビデオを借りるのに、その都度店に足を運ばなくてはならず、また業者もビデオ・カセットの貸出しや課金を人手を介さずに自動化することができない。
【0005】
他方、コンピュータ通信サービス会社の例では、画像等がオンラインで提供されるので、ユーザは、好きな時間に好きな場所でその画像を利用できる。また画像等のダウンロードの対価は自動計算され一括してユーザに請求されるので、通信サービス会社及びユーザ共に、利用料金の管理が容易である。しかし、ディジタル画像はその再頒布、複製及び改変が容易である。従って、コンピュータ・オンライン通信では、それらの行為によって商業的に大きな損害を被る可能性のある高付加価値のディジタル画像(映画等)は提供されにくく、提供されるディジタル画像のほとんどが利用に対して対価を要求しないものであった。そのため、コンピュータ・オンライン通信では、ダウンロードしてきた画像をユーザが利用する際に、その行為に課金する仕組みを持っていなかった。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決し、適切な利用料金のもとで、映画等も含めた様々なディジタル画像をオンラインで提供するディジタル画像再生システム及び方法並びに装置を提示することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るディジタル画像再生システムは、通信回線を介して画像提供元から、再生方法に応じた料金体系を規定する情報が関連付けられたディジタル画像データを受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記料金体系を規定する情報と前記ディジタル画像データを記憶媒体に記憶させる記憶制御手段と、使用者の指示に基づいて、前記記憶媒体に記憶されている前記ディジタル画像データを再生する再生手段と、前記指示により再生指示されたディジタル画像データに関連付けられている前記料金体系を規定する情報を、前記記憶媒体から参照し、参照された前記料金体系を規定する情報と、前記指示の内容とに基づいて、前記ディジタル画像データの再生に応じた料金を示す信号を生成して、前記画像提供元に送信する送信手段とを有することを特徴とする。
本発明に係るディジタル画像再生システムは、通信回線を介して画像提供元から、再生方法に応じた複数の料金体系を規定する情報が関連付けられたディジタル画像データを受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記複数の料金体系のうちのいずれかをユーザに選択させる選択手段と、前記選択手段で選択された前記料金体系を規定する情報と前記ディジタル画像データとを記憶媒体に記憶させる記憶制御手段と、前記ディジタル画像データの再生時には、前記記憶媒体に記憶された前記料金体系を示す情報が参照されて前記指示に基づく再生動作を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明に係るディジタル画像再生方法は、通信回線を介して画像提供元から、再生方法に応じた料金体系を規定する情報が関連付けられたディジタル画像データを受信し、受信した前記料金体系を規定する情報と前記ディジタル画像データを記憶媒体に記憶し、使用者の指示に基づいて、前記記憶媒体に記憶されている前記ディジタル画像データを再生し、前記指示により再生指示されたディジタル画像データに関連付けられている前記料金体系を規定する情報を、前記記憶媒体から参照し、参照された前記料金体系を規定する情報と、前記指示の内容とに基づいて、前記ディジタル画像データの再生に応じた料金を示す信号を生成して、前記画像提供元に送信することを特徴とする。
本発明に係るディジタル画像再生方法は、通信回線を介して画像提供元から、再生方法に応じた複数の料金体系を規定する情報が関連付けられたディジタル画像データを受信し、受信した前記複数の料金体系のうちのいずれかをユーザに選択させ、選択された前記料金体系を規定する情報と前記ディジタル画像データとを記憶媒体に記憶し、前記ディジタル画像データの再生時には、前記記憶媒体に記憶された前記料金体系を示す情報が参照されて前記指示に基づく再生動作を制御することを特徴とする。
本発明に係るディジタル画像再生装置は、通信回線を介して画像提供元から、再生方法に応じた料金体系を規定する情報が関連付けられたディジタル画像データを受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記料金体系を規定する情報と前記ディジタル画像データを記憶媒体に記憶させる記憶制御手段と、使用者の指示に基づいて、前記記憶媒体に記憶されている前記ディジタル画像データを再生する再生手段と、前記指示により再生指示されたディジタル画像データに関連付けられている前記料金体系を規定する情報を、前記記憶媒体から参照し、参照された前記料金体系を規定する情報と、前記指示の内容とに基づいて、前記ディジタル画像データの再生に応じた料金を示す信号を生成して、前記画像提供元に送信する送信手段とを有することを特徴とする。
本発明に係るディジタル画像再生装置は、通信回線を介して画像提供元から、再生方法に応じた複数の料金体系を規定する情報が関連付けられたディジタル画像データを受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記複数の料金体系のうちのいずれかをユーザに選択させる選択手段と、前記選択手段で選択された前記料金体系を規定する情報と前記ディジタル画像データとを記憶媒体に記憶させる記憶制御手段と、前記ディジタル画像データの再生時には、前記記憶媒体に記憶された前記料金体系を示す情報が参照されて前記指示に基づく再生動作を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
【0010】
図1は、本発明一実施例のハードウエア構成の概略ブロック図を示す。10はパーソナル・コンピュータ等のコンピュータ、12はディジタル入出力端子を具備するビデオテープ・レコーダ(VTR)、14はハードディスク装置(HD装置)、16は情報処理機器同士を接続する比較的高速のネットワーク回線である。18はマルチメディア・コントローラであり、中央処理装置(CPU)20、CRTや液晶表示装置などからなる表示装置22、キーボード等の入力装置24、RAM26、ハード・ディスク装置28及びR0M30を具備する。マルチメディア・コントローラ18は周辺機器接続ケーブル32,34を介してVTR12及びハード・ディスク装置14と接続し、VTR12及びハード・ディスク装置14を制御すると共に、VTR12及びハード・ディスク装置14とデータ入出力する。マルチメディア・コントローラ18はまた、ネットワーク回線16を介してコンピユータ10及び図示しない外部ネットワークと通信を行うことができる。
【0011】
図1では、VTR12及びハード・ディスク装置14を周辺機器接続ケーブル32,34を介してマルチメディア・コントローラ18に接続したが、図2に示すように、ネットワーク対応としてネットワーク回線16に直接接続してもよい。即ち、図2で、36はネットワーク対応のVTR、38はネットワーク対応のハード・ディスク装置である。図2では、VTR36及びハード・ディスク装置38は、マルチメディア・コントローラ18に対して、独立したファイル・サーバとして機能する。
【0012】
図3は、本実施例における画像オブジェクトのデータ構造を示す。40は画像オブジェクト、42は他のオブジェクトとメッセージのやり取りを行なうメッセージ通信手段、44は他のオブジェクトから受信したメッセージを解析し当該メッセージの目的に添ったメソッド(データ処理手段)を検索する処理検索手段、46は画像オブジェクト40に固有の複数のメソッド46−1,46−2,・・・,46−mを格納するメソッド部、48は画像オブジェクト40が内部で使用する内部データ48−1,48−2,・・・,48−nを格納する内部データ部、50はすべての画像オブジェクト40が使用できるメソッド(クラス・メソッド)50−1,50−2,・・・,50−mへのポインタを格納するクラス・メソッド・テーブル、52はクラス・メソッド・テーブル50へのポインタを格納するクラス・メソッド・テーブル・ポインタ格納部、54はオブジェクト間でグローバルに使用可能な外部データである。
【0013】
画像オブジェクト40の動作を説明する。他のオブジェクトからメッセージが送られてくると、メッセージ通信手段42はそのメッセージを受け取り、処理検索手段44に転送する。処理検索手段は受け取ったメッセージを解析し、メッセージの目的に添ったメソッドを先ずメソッド部46から検索し、もし発見できない場合は、クラス・メソッド・テーブル50から検索する。ここで、クラス・メソッド・テーブル50から検索するときには、クラス・メソッド・テーブル・ポインタ格納部52を参照し、クラス・メソッド・テーブル50のアドレスを得る。検索されたメソッドは、外部データ54及び内部データ部48に格納されている内部データ48−1,48−2,・・・,48−nを使用しながら、所定の処理を実行する。この処理の最中又は終了後に、様々な処理の依頼や自己の処理が終了したことの通知等を行うために、このメソッドが他のオブジェクトに対してメッセージを送出する場合、メッセージ通信手段42に対してそのメッセージの内容及びメッセージの送信相手のアドレスを渡す。メッセージ通信手段42は、受け取ったメッセージを目的のオブジェクトに送出する。
【0014】
図4は、画像オブジェクト40の持つメソッド及び内部データの一例を示す。内部データには、以下のものが含まれる。idデータ60は、画像オブジェクト40を一意に決定するためのデータである。画像データ62は、画像圧縮され、所定のフォーマットに成形されたデータである。再生属性データ64は、このデータ64を含む画像オブジェクト40の再生に対する対価の支払い方法としてユーザが選択した料金体系(以下では、再生属性と呼ぶ。)を示す。再生属性としてユーザが選択できる料金体系として、本実施例では3種類用意されている。
【0015】
即ち、第1は、ユーザが画像オブジェクト40を使用する期間を決め、その期問に応じた料金を支払う方式(以下、日数方式と呼ぶ。)である。例えば、オブジェクト提供元側がそれぞれの画像オブジェクト40に対して1時間使用する場合の料金、及び1日(24時間)使用する場合の料金などを定めておく。そして、もしユーザが2日間の期限で画像オブジェクト40を使用する場合には、ユーザに2日分の料金を課す。
【0016】
第2は、基本料金と使用した時間に応じた料金(時間料金と呼ぶ)を支払う方式(以下、時間方式と呼ぶ。)である。基本料金は画像オブジェクト40をダウンロードする際に課金される。時間料金は、実際に画像オブジェクト40の再生等を行なった時間に応じて、例えば1分に付き何円という具合にかかる。
【0017】
第3は、一度料金を支払えば無期限に利用できる方式(以下、無期限方式と呼ぶ。)である。この方式を選択することによって、ユーザは、画像オブジェクト40を永久的に利用する権利を取得する。
【0018】
このような3種類の料金体系のどれを選択したかを、再生属性データ64中に格納する。例えば、図5(1)は、日数方式の場合の再生属性データ64を示す。ここでは、再生が可能な期限を示す日時が格納される。図5(2)は、時間方式の場合の再生属性データ64を示す。時間方式であることを示すコード又は文字列(ここでは”TIME”という文字列)が格納される。図5(3)は無期限方式の場合の再生属性データ64を示す。無期限方式であることを示すコード又は文字列(ここでは、”NO_LIMIT”という文字列)が格納される。
【0019】
料金体系データ66には、このデータ66を含む画像オブジェクト40の再生、コピー及び再生属性変更の各操作に対する全ての料金を格納する。例えば、図6に示すように、画像オブジェクト40を日数方式で利用する場合の1時間の料金や1日の料金、画像オブジェクト40を時間方式で利用する場合の基本料金と時間料金、画像オブジェクト40を無期限方式で利用する時の料金、画像オブジェクト40のコピーを行う場合の料金、並びに、画像オブジェクト40の属性変更を行う場合の料金がそれぞれ格納されている。
【0020】
支払い料金データ68には、このデータ68を含む画像オブジェクト40の再生属性が時間方式である場合で、画像オブジェクト40を再生中にオブジェクト提供元へ通じるネットワーク回線に異常が発生したときにそれまでに再生した分の料金を格納する。
【0021】
再生開始時刻データ70には、このデータ70を含む画像オブジェクト40の再生属性が時間方式である場合に、画像オブジェクト40の再生を開始した時刻を格納する。
【0022】
画像オブジェクト40のメソッドには、以下のものが含まれる。
【0023】
再生開始メソッド72は、このメソッド72が含まれる画像オブジェクト40の再生をユーザが指示した時に最初に呼び出されて実行されるメソッドである。まず最初に再生属性データ64を検査し、それ以降、再生属性データ64に応じた様々なメソッドを呼び出す。
【0024】
コピー開始メソッド74は、このメソッド74を含む画像オブジェク40のコピーをユーザが指示した時に最初に呼び出されて実行されるメソッドである。他の様々なメソッドを呼び出す。
【0025】
再生属性変更開始メソッド76は、このメソッド76を含む画像オブジェクト40の再生属性変更をユーザが指示した時に最初に呼び出されて実行されるメソッドである。他の様々なメソッドを呼び出す。
【0026】
再生メソッド78は、画像データ62を解析し、適切な画像伸長を行ない、表示装置に再生画像を表示させるメソッドである。
【0027】
停止メソッド80は、このメソッド80を含む画像オブジェクト40の再生メソッド78が実行している画像再生を停止するメソッドである。
【0028】
早送りメソッド82は、このメソッド82を含む画像オブジェクト40の再生メソッド78が実行している画像再生作業に割り込み、画像の早送り再生を行なうメソッドである。
【0029】
巻き戻しメソッド84は、このメソッド84を含む画像オブジェクト40の再生メソッド78が実行している画像再生作業に割り込み、画像の巻き戻し再生を行なうメソッドである。
【0030】
再生開始時刻記録メソッド86は、このメソッド86を含む画像オブジェクト40の再生開始時刻データ70に書き込みを行なうメソッドである。
【0031】
支払い料金記録メソッド88は、このメソッド88を含む画像オブジェクト40の支払い料金データ68に書き込みを行なうメソッドである。
【0032】
支払い料金提示メソッド90は、このメソッド90を含む画像オブジェクト40の支払い料金データ68に書き込む値をユーザにも提示するメソッドである。
【0033】
支払い料金計算メソッド92は、このメソッド92を含む画像オブジェクト40の再生属性が時間方式である場合、画像オブジェクト40の画像再生が終了した時点で、再生開始時刻データ70、料金体系データ66、再生属性データ64及び現在時刻を参照し、その再生にかかった料金を計算するメソッドである。
【0034】
料金表示メソッド94は、このメソッド94を含む画像オブジェクト40の再生、コピー及び再生属性変更の実行時に、画像オブジェクト40の再生属性データ64及び料金体系データ66を参照して、それぞれにかかる料金を表示し、ユーザに確認を求めるメソッドである。
【0035】
回線チェックメソッド96は、オブジェクト提供元へ通じるネットワーク回線の異常又は正常を検査するメソッドである。
【0036】
ホスト通信メソッド98は、オブジェクト提供元に対して様々な情報を送出し、その後、オブジェクト提供元から受信確認信号を受け取るメソッドである。
【0037】
オブジェクト消去メソッド100は、このメソッド100を含む画像オブジェクト40を消去するためのメソッドである。このメソッド100には、オブジェクトの消去を直接実行するプログラムを記述してもよいし、又は他のオブジェクトに依頼するためのプログラムを記述してもよい。
【0038】
コピーメソッド102は、このメソッド102を含む画像オブジェクト40の複製を作成するメソッドである。
【0039】
再生属性変更メソッド104は、このメソッド104を含む画像オブジェクト40の再生属性データ64に対して書き込みや変更を行なうメソッドである。また、再生属性を日数方式から時問方式に変更する場合、詳細は後述するが、実際の変更が即座には行なわれないので、このメソッド104は、再生属性が変更になる時期を計算し、ユーザに提示する。
【0040】
再生可能判定メソッド106は、このメソッド106を含む画像オブジェクト40の再生属性が日数方式である場合、画像オブジェクト40を再生する時に、現在が再生可能な時刻かどうかを判定するメソッドである。
【0041】
再生属性入力メソッド108は、このメソッド108を含む画像オブジェクト40をコピーする際に、複製によって作成される新しい画像オブジェクト40の再生属性の入力をユーザに要求し、また既存の画像オブジェクト40の再生属性を変更する際に、新しい再生属性の入力をユーザに要求するメソッドである。
【0042】
定期通信メソッド110は、このメソッド110が含まれる画像オブジェクト40の支払い料金データ68に記録があるが、オブジェクト提供元への回線異常によりオブジェクト提供元に課金情報が送出されていない場合、画像オブジェクト40が回線チェックメソッド96を呼び出し、回線が正常になったかどうかを定期的に検査するようにするメソッドである。
【0043】
これらのメソッド72〜110は、すべての画像オブジェクト40が持つものであるので、図3に示すクラス・メソッド・テーブル50中に格納される。特定の画像オブジェクト40が持つメソッド46−1乃至46−mには、例えば、新規の圧縮方法が用いられている画像データ62を再生するための、クラス・メソッドに用意されていない画像伸長方法を使用する再生メソッド78等がある。
【0044】
次に本実施例の動作を説明する。
【0045】
まず、画像オブジェクト40のダウンロードの際の動作を説明する。図7は、画像オブジェクト40をダウンロードする際のフローチャートを示す。ユーザは先ず、コンピュータ10又はマルチメディア・コントローラ18上で画像オブジェクト40のダウンロードを行なうアプリケーションを起動する。すると、起動されたアプリケーションは、ネットワーク回線16を介して外部ネットワークに存在するオブジェクト提供元にアクセスする(S1)。そして、当該アプリケーションは、オブジェクト提供元が提供するオブジェクトの一覧を表示装置22又はコンピュータ10の表示装置に表示し、ユーザに所望のオブジェクトを選択させる(S3)。
【0046】
当該アプリケーションは、選択されたオブジェクトの再生属性の入力をユーザに要求し、ユーザが日数方式を選択した場合は、利用する期間の入力も要求する(S3)。ここで、ユーザが再生属性として時間方式を選択した場合、前述したようにユーザに対して基本料金が課金され、日数方式を選択した場合はユーザが画像オブジェクト40を使用する期間に応じた料金が課金され、無期限方式を選択した場合、それに相応した金額が課金される。
【0047】
S3の後、オブジェクト提供元は、ユーザによって選択された画像オブジェクト40中の再生属性データ64に、入力された再生属性を書き込む(S4)。そして、オブジェクト提供元は、選択された画像オブジェクト40を回線を通じて送信する(S5)。
【0048】
アプリケーションは、最後に、ユーザに画像オブジェクト40の保存場所を選択させ、その場所へオブジェクト提供元から送信されてきた画像オブジェクト40を記録する(S6)。
【0049】
本実施例では、ユーザは、保存場所としてハード・ディスク装置14(又は38)、VTR12(又は36)、ハード・ディスク装置28、又はコンピュータ10に付属する記憶媒体のいずれかを選択できる。
【0050】
画像オブジェクト40を再生する際の動作を説明する。マルチメディア・コントローラ18上で稼働するソフトウエアを用いて、ユーザが、ハード・ディスク装置14(又は38)、VTR12(又は36)、ハード・ディスク装置28、又はコンピュータ10に付属する記憶媒体のいずれかに存在する画像オブジェクト40の再生を指示すると、当該ソフトウエアは、この画像オブジェクト40をRAM26に読み込む。そして、当該ソフトウエアは、RAM26に記憶される画像オブジェクト40を再生するためのメッセージを送出する。このメッセージに応じて、当該画像オブジェクト40中の再生開始メソッド72が実行され、まず当該画像オブジェクト40の再生属性が検査される。以降の手順は、再生属性によって異なる。
【0051】
図8は、再生属性が時間方式の場合の手順を示す。再生開始メソッド72は同一画像オブジェクト40中の料金表示メソッド94を呼び出し、例えば図9に示すように、その画像オブジェクト40を再生するのにかかる料金を表示し、ユーザの確認を得る(S11)。そして、次に回線チェックメソッド96を呼び出し、オブジェクト提供元へ接続されているネットワーク回線の状態を検査する(S12)。もし、回線断絶等の障害があり、修復が困難であった場合、画像オブジェクト40の再生をせずに終了する。回線に異常がない場合(S12)、ホスト通信メソッド98を呼び出し、オブジェクト提供元に再生の開始を知らせる(S13)。ここで送出されるデータは、ユーザを一意に決定するid番号と、再生を行おうとしている画像オブジェクト40のidデータ60であり、これらによってオブジェクト提供元は、どこの場所(家庭・オフィス等)でどの画像オブジェクト40が再生されたのかを知ることができる。
【0052】
オブジェクト提供元から再生開始信号の受信を知らせる信号が返されたら、再生開始メソッド72は、再生開始時刻記録メソッド86を呼び出し、再生が開始された時刻を再生開始時刻データ70に書き込む(S14)。この時刻は、マルチメディア・コントローラ18上のオペレーティング・システムが管理する時刻情報(これをシステム・タイムと呼ぶ)から得てもよいし、システム・タイムがユーザによって変更される恐れがある時には、オブジェクト提供元が、再生開始信号の受信を知らせる信号を返すときに現在時刻も一緒に送出するようにし、この、オブジェクト提供元からの時刻情報から再生開始時刻を決定してもよい。
【0053】
再生メソッド78を呼び出すことにより画像データ62の再生を開始し、表示装置22に再生画像を表示し、ユーザの中断指示に対して停止メソッド80が画像再生を停止するまで、画像表示が継続される(S15)。再生中に、ユーザは、早送り再生や巻き戻し再生を行なうこともできる。この早送り再生と巻き戻し再生は、それぞれ早送りメソッド82と巻き戻しメソッド84が再生メソッド78に割り込むことで実現される。更に、家庭に普及しているVTRで可能な他の機能も同様にして実現できることはいうまでもない。
【0054】
また、この再生の間、再生開始メソッド72は、ホスト通信メソッド98を一定時問間隔で呼び出し、再生中であることを示す信号をオブジェクト提供元に送出する(S17)。これは、再生中にオブジェクト提供元への回線に異常が発生すると、それ以降、再生終了をオブジェクト提供元に知らせることが不可能になってしまい、オブジェクト提供元が再生にかかった料金を知ることができなくなるからである。S17で、もし回線断絶等の障害があり修復が困難な場合は、停止メソッド80が画像の再生を停止する。そして、再生開始メソッド72は、支払い料金計算メソッド92を呼び出し、再生開始から再生中止までの経過時間と単位時間あたりの再生料金金額を基に再生にかかった料金を計算する(S18)。
【0055】
再生にかかった料金を計算する方法として2通り考えられる。1つは、現在の時刻をシステム・タイムから得て、この時刻と再生開始時刻データ70との差を取ることで、再生開始から再生中止までの経過時間を求め、そして、料金体系データ66に記述されている単位時間あたりの再生料金から、再生にかかった料金を計算する。2つめは、再生開始時から一定時間間隔でシステム・タイムからタイム・カウントを受け取り、それをもとに再生開始から再生中止時までの経過時間を計算し、以後は第1の方法と同様にして再生にかかった料金を求める方法である。後者の方法は、システム・タイムがユーザによって変更される恐れがある時に有効である。
【0056】
S18の後、再生開始メソッド72は、支払い料金記録メソッド88を呼び出すことによって、再生にかかった料金を支払い料金データ68に記録し(S19)、支払い料金提示メソッド90を呼び出してユーザにその金額を提示する(S20)。
【0057】
ユーザによって再生が中断されるか、あるいは最後まで再生し終わった時に(S16)、再生開始メソッド72は、回線チェックメソッド96を呼び出し、オブジェクト提供元へ通じる回線を検査する(S21)。ここで、回線に障害があり修復が困難な場合、再生開始メソッド72は、ステップS18、S19及びS20を実行する。回線が正常な場合(S21)、再生開始メソッド72は、ホスト通信メソッド98を呼び出して、オブジェクト提供元に再生が終了したことを示す信号を送出し(S212)、また、支払い料金計算メソッド92を呼び出して、再生開始から再生終了までの経過時間と単位時間あたりの再生料金金額を基に再生にかかった料金を計算する(S23)。
【0058】
S23では、S18で実行する2通りの方法に加え、別の方法も用いることが可能である。それは、オブジェクト提供元との通信により現在時刻を得て、その時刻と再生開始時刻データ70との差を取ることで、再生開始から再生終了までの経過時間を求め、そして料金体系データ66に記述されている単位時間あたりの再生料金から、再生にかかった料金を計算する方法である。またさらに、画像オブジェクト40ではなく、オブジェクト提供元が、再生終了を示す前述の信号を受け取った時点で、再生にかかった料金を計算することもできる。
【0059】
これらの内の何れかの方法により再生にかかった料金が計算された後、ホスト通信メソッド98を呼び出してこの料金をオブジェクト提供元に送信し(S24)、そして最後に、支払い料金提示メソッド90を呼び出し、この料金をユーザにも提示する(S20)。
【0060】
図10は再生属性が日数方式の場合の、画像オブジェクト40の再生手順のフローチャートを示す。画像オブジェクト40の再生開始メソッド72は、再生可能判定メソッド106を呼び出し、再生属性データ64の値と現在時刻を参照し、現在が再生可能時間内かどうかを調べる(S31)。ここで、現在時刻としてシステム・タイムを利用しても、通信によってオブジェクト提供元に問い合わせるようにしてもよい。
【0061】
再生可能ならば(S31)、再生メソッド78を呼び出して再生を行ない(S32)、ユーザが中断指示を出し停止メソッド80により終了するまで画像再生を継続する。再生不可能ならば(S31)、再生開始メソッド72は、画像オブジェクト40の再生可能期限が過ぎていることをユーザに通知し、同時に画像オブジェクト40を消去するか否かをユーザに尋ね(S33)、消去する場合には、オブジェクト消去メソッド100を呼び出して画像オブジェクト40を消去する(S34)。消去しない場合は、何も行なわずに終了する。
【0062】
図11は、再生属性が無期限方式の場合の、画像オブジェクト40の再生手順のフローチャートを示す。
【0063】
画像オブジェクト40の再生開始メソッド72は、再生メソッド78を呼び出し(S41)、ユーザが中断指示を出し停止メソッド80により終了するまで、画像再生を継続する。
【0064】
次に、画像オブジェクト40のコピーの際の動作を説明する。
【0065】
マルチメディア・コントローラ18上で稼働するソフトウエアを用いて、ユーザがハード・ディスク装置14(又は38)、VTR12(又は36)、ハード・ディスク装置28、又はコンピュータ10に付属する記憶媒体のいずれかに存在する画像オブジェクト40のコピーを指示すると、このソフトウエアは、指定された画像オブジェクト40をRAM26に読み込む。そして、このソフトウエアは、RAM26に記憶される画像オブジェクト40をコピーするためのメッセージを送出する。このメッセージに応じて、当該画像オブジェクト40中のコピー開始メソッド74が実行される。
【0066】
図12は、コピー開始メソッド74の処理を示すフローチャートである。コピー開始メソッド74は先ず、再生属性入力メソッド108を呼び出し、コピーにより新たに作成される画像オブジェクト40の再生属性を選択するようユーザに要求する(S51)。ユーザは、複製された画像オプジェクト40に対して好みの再生属性を選択することができる。コピー開始メソッド74は、料金表示メソッド94を呼び出してコピーにかかる料金を表示し、その確認を求める(S52)。
【0067】
コピーにかかる料金は、ダウンロードする場合と同様である。即ち、日数方式の場合は、利用する日数に応じて課金され、時間方式の場合は基本料金が課金され、無期限方式の場合は相応の金額が課金される。
【0068】
料金が確認されたら、コピー開始メソッド74は、回線チェックメソッド96を呼び出し、オブジェクト提供元へ接続されているネットワーク回線の状態を検査する(S53)。もし、回線断絶等の障害があり、修復が困難な場合には、コピーを行なうことができないので、そのまま、又は必要により回線障害によりコピー不可能である旨をユーザに通知して終了する。回線に異常がない場合(S53)、コピー開始メソッド74は、ホスト通信メソッド98を呼び出し、再生属性に応じたコピー料金等の情報をオブジェクト提供元に課金情報として送出する(S54)。そして、コピー開始メソッド74は、コピーメソッド102を呼び出し、自身の画像オブジェクト40のコピーを作成する(S55)。コピー開始メソッド74はまた、再生属性変更メソッド104を呼び出し、選択された再生属性を、コピーされた画像オブジェクト40に設定する(S56)。
【0069】
次に、画像オブジェクト40の再生属性の変更及び再設定の動作を説明する。マルチメディア・コントローラ106上で稼働するソフトウエアを用いて、ユーザがハード・ディスク装置14(又は38)、VTR12(又は36)、ハード・ディスク装置28、又はコンピュータ10に付属する記憶媒体のいずれかに存在する画像オブジェクト40の再生属性の変更を指示すると、このソフトウエアは、指定された画像オブジェクト40をRAM26に読み込む。そして、このソフトウエアは、RAM26に記憶される画像オブジェクト40の再生属を変更するためのメッセージを送出する。このメッセージに応じて、この画像オブジェクト40中の再生属性変更開始メソッド76が実行される。
【0070】
図13は、再生属性変更開始メソッド76の処理を示すフローチャートである。再生属性変更開始メソッド76は先ず、再生属性入力メソッド108を呼び出し、変更先の再生属性を指定するようにユーザに要求し(S61)、次に料金表示メソッド94を呼び出し、再生属性変更にかかる料金を表示してその確認を求める(S62)。
【0071】
再生属性を変更できるパターンとしては、図14に示す3通りがある。それぞれを簡単に説明する。日数方式から時間方式に変更できる(図14(1)参照)。この場合、ユーザに課金される金額は、オブジェクト提供元から時間方式として新規に画像オブジェクト40をダウンロードしたり、時間方式として画像オブジェクト40をコピーするときにかかる金額と同一とする。つまり、基本料金が課金される。ただし、実際に再生属性が変更になるのは、元の日数方式で契約した期限が過ぎてからとする。例えば、1日の期限で契約し、契約が切れる2時間前に再生属性を時間方式に変更した場合、実際に再生属性が変更になるのはその2時間後である。また、再生属性変更の操作を行なっている最中に契約の期限が過ぎても、その操作が継続されている間は、画像オブジェクト40が消去されることはないものとする、
日数方式から無期限方式にも変更できる(図14(2)参照)。この場合も、ユーザに課金される金額は、オブジェクト提供元から無期限方式として新規に画像オブジェクト40をダウンロードしたり、無期限方式として画像オブジェクト40をコピーする時にかかる金額と同一とする。再生属性の変更は即座に行なわれる。
【0072】
時間方式から無期限方式に変更できる(図14(3)参照)。この場合、ユーザに課金される金額は、オブジェクト提供元から無期限方式として新規に画像オブジェクト40をダウンロードしたり、無期限方式として画像オブジェクト40をコピーする時にかかる金額と同一とする。再生属性の変更は即座に行なわれる。
【0073】
S62の後、再生属性変更開始メソッド76は、回線チェックメソッド96を呼び出し、オブジェクト提供元へ接続されているネットワーク回線の状態を検査する(S63)。回線断絶等の障害があり、修復が困難な場合、再生属性を変更できない。回線に異常がない場合(S63)、再生属性変更開始メソッド76は、ホスト通信メソッド98を呼び出し、再生属性の変更にかかる金額等の情報をオブジェクト提供元に課金情報として送出する(S64)。そして、再生属性変更開始メソッド76は、再生属性変更メソッド104を呼び出し、
選択した再生属性への変更を実行する(S65)。また、再生属性を日数方式から時間方式に変更する場合、前述したようにすぐにはその変更が行われないので、再生属性変更メソッド104は、属性が変更になる時期を求め、ユーザに提示する(S66)。
【0074】
なお、再生属性が日数方式の画像オブジェクト40を再生する際、再生可能な期限が切れて再生が行なえない時に、新たな契約を行なって再び再生できるようにするためには、図13に示す手順を実行し、この画像オブジェクト40に新たな再生属性を設定すればよい。
【0075】
前述したように、時間方式の再生属性を持つ画像オブジェクト40を再生している最中や再生を終了した時に、オブジェクト提供元への回線の異常が発生した場合、再生にかかった料金をオブジェクト提供元に送信することができない。これに備えるため、その料金を画像オブジェクト40内の支払い料金データ68に記録する。オブジェクト提供元は、この画像オブジェクト40内に記録された金額を次のいずれかの方法でチェックし、ユーザに課金する。
【0076】
第1の方法は、次の通りである。即ち、支払い料金データ68にユーザが支払うべき料金が記録されている画像オブジェクト40が、定期通信メソッド110により回線チェックメソッド96を呼び出し、ある一定期間(例えば10分、又は毎月1回等)ごとに定期的にオブジェクト提供元に通信を試みる。そして、回線が正常になった時点で、支払い料金データ68に記録が存在する画像オブジェクト40がホスト通信メソッド98により支払い料金データ68をオブジェクト提供元に送信するか、あるいは、オブジェクト提供元が当該画像オブジェクト40内の支払い料金データ68をチェックする。
【0077】
第2の方法は、次の通りである。即ち、前述のようにオブジェクト提供元は、図8のS13において画像の再生開始信号を受信しているので、画像を再生したユーザ位置を特定できる。そこで、オブジェクト提供元は、ある一定期間ごとに定期的に、そのユーザに関して支払い料金データ68に記録が存在する画像オブジェクト40に通信を試みる。そして、回線が正常になった時点で、当該画像オブジェクト40がホスト通信メソッド98により支払い料金データ68をオブジェクト提供元に送信するか、あるいはオブジェクト提供元が当該画像オブジェクト40内の支払い料金データ68をチェックする。
【0078】
第3の方法は、次の通りである。即ち、例えば、本システム内の他のオブジェクト等の、画像オブジェクト40やオブジェクト提供元以外の手段により、支払い料金データ68に記録が存在する画像オブジェクト40に回線が正常になったことが知らされたら、当該画像オブジェクト40、オブジェクト提供元に支払い料金データ68を送信する。
【0079】
これらの方法によっても、オブジェクト提供元が画像オブジェクト40の支払い料金データ68に記録された金額をある一定期間、知ることができなかった場合、つまり回線の異常が長引いた場合、オブジェクト提供元は、このようなオンラインの課金方法ではなく、従来から存在するオフラインによる課金及び集金を実行する。これにより、オブジェクト提供元は、最終的にユーザが支払うべき金額の合計を知ることができる。
【0080】
なお、オブジェクト提供元は、図8のS17において、再生中であることを示す信号を一定時間間隔で受信しているので、この信号が途絶えた時点で、ユーザへの回線の異常を知ることができ、上記3つのいずれかの方法の実行を開始することができる。
【0081】
本実施例では、画像オブジェクト40の保存場所としてVTR及びハード・ディスク装置を示したが、もちろん、ディジタル入出力端子を持つ光磁気ディスク装置等の他の機器でも構わない。また、本実施例では、画像オブジェクト40の画像を表示装置22に表示させるようにしたが、ネットワーク上の他の表示装置に表示させてもよい。
【0082】
さらに、本実施例では、画像オブジェクト40の再生、コピー及び料金属性変更をマルチメディア・コントローラ106により実行したが、その代わりにコンピュータ10等の他の情報処理機器を用いてよいことは明らかである。
【0083】
ソフトウエアによる実施例を説明したが、その一部及び全部をハードウエアにより実現できることも、明らかである。
【0084】
【発明の効果】
以上の様に、請求項1,8,15の発明によれば、再生のための料金体系を規定する情報をふくむ画像データを一旦記憶すれば、再生の度に発生する料金を画像提供元に送信するので、ダウンロード時のみしか課金出来なかった従来の問題を解決することが出来る。
また、請求項2,9,16の発明によれば、選択した料金体系との情報を記憶しておき、再生時には選択した料金体系を参照するように画像データが管理されるので、選択した条件でのみ再生が可能になり、ダウンロード後の課金を管理することが可能になり、むやみにディジタルデータが再生されたい再配布されたりすることを防止することが出来る。
また、選択された料金体系以外にも、複数の料金体系も記憶しておくので、例えば利用期限日数が経過した後には、新たに画像データを受信しなくても、選択された料金体系を変更するのみで、再生が可能になる。
【0085】
また、画像オブジェクトに対してユーザが操作を行なう場合に画像オブジェクトがオブジェクト提供元と通信を試み、通信が可能な場合にこの操作を実現するようにすることによって、この操作にかかる金額を通信によってオブジェクト提供元に通知することができる。
【0086】
さらに、画像オブジェクトの再生が終了した時に、画像オブジェクトがオブジェクト提供元と通信を試み、通信が可能な場合に再生にかかった料金を前記オブジェクト提供元に知らせ、通信が不可能な場合は再生にかかった料金を画像オブジェクト内に記録して、後日、オブジェクト提供元がオンライン又はオフラインでこの料金を知りうるようにし、画像オブジェクトの再生途中でオブジェクト提供元との通信が不可能になった場合は再生を終了し、再生にかかった料金を画像オブジェクト内に記録して、後日、オブジェクト提供元がオンライン又はオフラインでこの料金を知りうるようにすることによって、ユーザが再生を行なった時間に基づいて画像オブジェクトの利用料金をオブジェクト提供元との通信の可否に関わらず課金することができる。
【0087】
画像の再生を行なった時間に基づいた利用料金を支払う方式である画像オブジェクトが自身の画像の再生にかかった料金を計算する場合に、画像オブジェクトがオブジェクト提供元から通信によって時刻を入手し、それを用いて再生を行った時間を算出することによって、システム・タイムがユーザによって変更される恐れがある場合でも、画像の再生を行なった正確な時間を求め適正な利用料金を計算できる。
【0088】
画像オブジェクトの料全体系を変更する場合に、ユーザが決めた利用期間に応じた利用料金を支払う料金体系から、画像の再生時間に基づいた利用料金を支払う料金体系へ変更するときは、ユーザが利用料金を支払って決めた利用期間が経過した後に実際の料金体系の変更が行なわれるようにすることによって、ユーザは、自分が支払った料金分の時間だけ確実に画像の再生が可能となる。従って、ユーザは、金銭的な損失を被ることなく、料全体系を変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のハードウエアの概略構成ブロック図である。
【図2】本実施例の別のハードウエア構成の概略構成ブロック図である。
【図3】本実施例の画像オブジェクトの構成図である。
【図4】画像オブジェクトの内部データ及びメソッドの構成図である。
【図5】再生属性データの例である。
【図6】料金体系データの一例である。
【図7】画像オブジェクトのダウンロードに対するフローチャートである。
【図8】再生属性が時間方式である画像オブジェクトの再生手順のフローチャートである。
【図9】時間方式での料金表示例である。
【図10】再生属性が日数方式の場合の、画像オブジェクト40の再生手順のフローチャートである。
【図11】再生属性が無期限方式の場合の、画像オブジェクト40の再生手順のフローチャートである。
【図12】コピー開始メソッド74の処理を示すフローチャートである。
【図13】再生属性変更開始メソッド76の処理を示すフローチャートである。
【図14】再生属性の変更パターンである。
【符号の説明】
10:コンピュータ 12:ビデオテープ・レコーダ 14:ハード・ディスク装置 16:ネットワーク回線 18:マルチメディア・コントローラ 20:中央処理装置(CPU) 22:表示装置 24:入力装置 26:RAM 28:ハード・ディスク装置 30:R0M 32,34:周辺機器接続ケーブル36:ネットワーク対応のVTR 38:ネットワーク対応のハード・ディスク装置 40:画像オブジェクト 42:メッセージ通信手段 44:処理検索手段 46:メソッド部 46−1,46−2,・・・,46−m:メソッド 48:内部データ部 48−1,48−2,・・・,48−n:内部データ 50:クラス・メソッド・テーブル 50−1,50−2,・・・,50−m:メソッド(クラス・メソッド) 52:クラス・メソッド・テーブル・ポインタ格納部 54:外部データ 60:idデータ 62:画像データ 64:再生属性データ 66:料金体系データ 68:支払い料金データ 70:再生開始時刻データ 72:再生開始メソッド 74:コピー開始メソッド 76:再生属性変更開始メソッド 78:再生メソッド 80:停止メソッド 82:早送りメソッド 84:巻き戻しメソッド 86:再生開始時刻記録メソッド 88:支払い料金記録メソッド 90:支払い料金提示メソッド 92:支払い料金計算メソッド 94:料金表示メソッド 96:回線チェックメソッド 98:ホスト通信メソッド 100:オブジェクト消去メソッド 102:コピーメソッド 104:再生属性変更メソッド 106:再生可能判定メソッド 108:再生属性入力メソッド 110:定期通信メソッド

Claims (16)

  1. 通信回線を介して画像提供元から、再生方法に応じた料金体系を規定する情報が関連付けられたディジタル画像データを受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した前記料金体系を規定する情報と前記ディジタル画像データを記憶媒体に記憶させる記憶制御手段と
    使用者の指示に基づいて、前記記憶媒体に記憶されている前記ディジタル画像データを再生する再生手段と、
    前記指示により再生指示されたディジタル画像データに関連付けられている前記料金体系を規定する情報を、前記記憶媒体から参照し、参照された前記料金体系を規定する情報と、前記指示の内容とに基づいて、前記ディジタル画像データの再生に応じた料金を示す信号を生成して、前記画像提供元に送信する送信手段
    とを有することを特徴とするディジタル画像再生システム。
  2. 通信回線を介して画像提供元から、再生方法に応じた複数の料金体系を規定する情報が関連付けられたディジタル画像データを受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した前記複数の料金体系のうちのいずれかをユーザに選択させる選択手段と、
    前記選択手段で選択された前記料金体系を規定する情報と前記ディジタル画像データとを記憶媒体に記憶させる記憶制御手段と
    前記ディジタル画像データの再生時には、前記記憶媒体に記憶された前記料金体系を示す情報が参照されて前記指示に基づく再生動作を制御する制御手段
    とを有することを特徴とするディジタル画像再生システム。
  3. 前記複数の料金体系が、画像を実際に再生した時間に基づく料金を支払う第1の料金体系と、ユーザが決めた期限に応じた料金を支払う第2の料金体系と、無期限の再生が可能な利用料金を支払う第3の料金体系を含む請求項2に記載のディジタル画像再生システム。
  4. 前記第1の料金体系で前記ディジタル画像を再生する場合、前記画像提供元から通信によって時刻を入手し、それを用いて再生に要する時間を算出する請求項3に記載のディジタルディジタル画像再生システム。
  5. 前記第2の料金体系で前記ディジタル画像を再生する場合、前記ディジタル画像再生可能時間内であるか調ベ、再生可能時間内でない時には前記ディジタル画像の消去が可能である請求項3又は4に記載のディジタル画像再生システム。
  6. 前記ディジタル画像の複製を作成する場合、複製によって作成される新たな画像データの料金体系を、ユーザに前記複数の料金体系のうちのいずれかから選択させる事を特徴とする請求項2、3,4又は5に記載のディジタル画像再生システム。
  7. 前記画像提供元と通信可能な場合に、前記選択手段で選択された前記ディジタル画像データの料金体系を、ユーザの指示により変更又は再設定を実行可能とし、通信不可能な場合は料金体系の変更又は再設定を行なわないよう制御することを特徴とする請求項2、3,4,5又は6に記載のディジタル画像再生システム。
  8. 通信回線を介して画像提供元から、再生方法に応じた料金体系を規定する情報が関連付けられたディジタル画像データを受信し、
    受信した前記料金体系を規定する情報と前記ディジタル画像データを記憶媒体に記憶し
    使用者の指示に基づいて、前記記憶媒体に記憶されている前記ディジタル画像データを再生し、
    前記指示により再生指示されたディジタル画像データに関連付けられている前記料金体系を規定する情報を、前記記憶媒体から参照し、参照された前記料金体系を規定する情報と、前記指示の内容とに基づいて、前記ディジタル画像データの再生に応じた料金を示す信号を生成して、前記画像提供元に送信する
    ことを特徴とするディジタル画像再生方法。
  9. 通信回線を介して画像提供元から、再生方法に応じた複数の料金体系を規定する情報が関連付けられたディジタル画像データを受信し、
    受信した前記複数の料金体系のうちのいずれかをユーザに選択させ、
    選択された前記料金体系を規定する情報と前記ディジタル画像データとを記憶媒体に記憶し
    前記ディジタル画像データの再生時には、前記記憶媒体に記憶された前記料金体系を示す情報が参照されて前記指示に基づく再生動作を制御する
    ことを特徴とするディジタル画像再生方法。
  10. 前記複数の料金体系が、画像を実際に再生した時間に基づく料金を支払う第1の料金体系と、ユーザが決めた期限に応じた料金を支払う第2の料金体系と、無期限の再生が可能な利用料金を支払う第3の料金体系を含む請求項に記載のディジタル画像再生方法。
  11. 前記第1の料金体系で前記ディジタル画像を再生する場合、前記画像提供元から通信によって時刻を入手し、それを用いて再生に要する時間を算出する請求項10に記載のディジタル画像再生方法。
  12. 前記第2の料金体系で前記ディジタル画像を再生する場合、前記ディジタル画像再生可能時間内であるか調ベ、再生可能時間内でない時には前記ディジタル画像の消去が可能である請求項10又は11に記載のディジタル画像再生方法。
  13. 前記ディジタル画像の複製を作成する場合、複製によって作成される新たな画像データの料金体系を、ユーザに前記複数の料金体系のうちのいずれかから選択させる事を特徴とする請求項9、10、11又は12に記載のディジタル画像再生方法。
  14. 前記画像提供元と通信可能な場合に、前記選択手段で選択された前記ディジタル画像データの料金体系を、ユーザの指示により変更又は再設定を実行可能とし、通信不可能な場合は料金体系の変更又は再設定を行なわないよう制御することを特徴とする請求項9、10,11,12又は13に記載のディジタル画像再生方法。
  15. 通信回線を介して画像提供元から、再生方法に応じた料金体系を規定する情報が関連付けられたディジタル画像データを受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した前記料金体系を規定する情報と前記ディジタル画像データを記憶媒体に記憶させる記憶制御手段と
    使用者の指示に基づいて、前記記憶媒体に記憶されている前記ディジタル画像データを再生する再生手段と、
    前記指示により再生指示されたディジタル画像データに関連付けられている前記料金体系を規定する情報を、前記記憶媒体から参照し、参照された前記料金体系を規定する情報と、前記指示の内容とに基づいて、前記ディジタル画像データの再生に応じた料金を示す信号を生成して、前記画像提供元に送信する送信手段
    とを有することを特徴とするディジタル画像再生装置。
  16. 通信回線を介して画像提供元から、再生方法に応じた複数の料金体系を規定する情報が関連付けられたディジタル画像データを受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した前記複数の料金体系のうちのいずれかをユーザに選択させる選択手段と、
    前記選択手段で選択された前記料金体系を規定する情報と前記ディジタル画像データとを記憶媒体に記憶させる記憶制御手段と
    前記ディジタル画像データの再生時には、前記記憶媒体に記憶された前記料金体系を示す情報が参照されて前記指示に基づく再生動作を制御する制御手段
    とを有することを特徴とするディジタル画像再生装置。
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