JP2003006019A - 記録媒体交換機能を有するデータ受信システム - Google Patents

記録媒体交換機能を有するデータ受信システム

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JP2003006019A
JP2003006019A JP2002066885A JP2002066885A JP2003006019A JP 2003006019 A JP2003006019 A JP 2003006019A JP 2002066885 A JP2002066885 A JP 2002066885A JP 2002066885 A JP2002066885 A JP 2002066885A JP 2003006019 A JP2003006019 A JP 2003006019A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信したコンテンツを記録し再生する受信装
置において、破損した記録媒体を交換するときに、コン
テンツを容易に復元できるようにする。 【解決手段】 受信装置11は、コンテンツ配信装置1
から配信されたコンテンツをハードディスク81に記録
し、視聴者からの指示に従いコンテンツを再生する。受
信装置11は、ハードディスク81に記録されたコンテ
ンツの識別情報を含んだ管理情報を管理装置21に送信
し、管理装置21は管理情報蓄積部50にその情報を蓄
積する。ハードディスク81が破損したときには、交換
用ハードディスク82が管理装置21に装着される。管
理装置21は、蓄積した管理情報に基づき、コンテンツ
配信装置1などからハードディスク81に記録されてい
たコンテンツを取得し、交換用ハードディスク82に記
録する。コンテンツ記録後のハードディスク82は、破
損したハードディスク81と交換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信したデータを
蓄積し再生するデータ受信システムに関し、より特定的
には、データを記録した記録媒体が破損などした場合
に、記録媒体を交換しデータを復元する機能を有するデ
ータ受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータなどで大量のデータを蓄積
するためには、ハードディスクを始めとする記録媒体が
使用される。しかし、記録媒体は、しばしば破損する。
一般的に、ハードディスクが破損したときには、その製
造販売会社は、代替のハードディスクを提供するに留ま
り、失われたデータを復元することまでは行わない。例
えば、Seagate Technology社製のハ
ードディスク(日本では株式会社シネックスが販売)の
保証書には、ハードディスクが2年間の保証期間内に破
損した場合には、ハードディスクの無償交換には応じる
が、ハードディスクに記録されていたデータを復元する
ことは保証しない旨が明記されている。
【0003】一方、ハードディスクの大容量化に伴い、
ハードディスクを用いた蓄積型映像配信サービスが提案
されている。蓄積型映像配信サービスの具体例は、例え
ば、特開2000−278618号公報に記載されてい
る。このサービスでは、視聴制限のある映像データがサ
ーバから受信装置に配信され、配信された映像データ
は、受信装置に内蔵されたハードディスクに記録され
る。視聴者は、映像データに課せられた視聴制限に従っ
て映像を視聴する。映像データには、ビデオテープやD
VD(Digital Versatile Disk:デジタルバーサタイル
ディスク)に記録されたデータのように、利用者が無期
限に保有できるものがある。また、視聴回数や視聴期限
に制限が課せられている映像データもある。このような
蓄積型映像配信サービスでは、記録された映像データの
量が多いほど、ハードディスクは高い価値を有している
と言える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、ハードディスクは、様々な理由によって破損
する。多くの映像データを記録したハードディスクが破
損した場合には、ハードディスク自体よりも、それに記
録されていたデータのほうがより高い価値を有する。し
たがって、このような場合には、ハードディスク自体の
修理交換よりも、データを復元することがより重要とな
る。
【0005】また、ハードディスクは加速的に大容量化
しており、数年後には数TByte(テラバイト)を越
える容量を有するハードディスクが出現すると予想され
ている。数TByteの容量を有するハードディスクに
は、数百時間の映像データを記録することができる。し
たがって、このような大量のデータの管理やバックアッ
プを個人の責任で行うことは、蓄積型映像配信サービス
の提供を受ける視聴者にとって大きな負担となる。これ
に対して、このような大容量のハードディスクがひとた
び破損すると、その金銭的な被害は甚大なものとなる。
【0006】また、ハードディスクが破損した場合だけ
でなく、ハードディスクを移行する場合にも同様の問題
が発生する。例えば、視聴者が受信装置を買い換える場
合を考える。この場合にハードディスクの内容を新しい
受信装置にそのまま移行できないのであれば、視聴者
は、元のハードディスクに記録されていた映像データを
視聴する権利を放棄したことになる。また、ハードディ
スクは、急激に大容量化しているため、従来よりも早い
時期に陳腐化する。したがって、受信装置が陳腐化する
前に、受信装置に内蔵されたハードディスクが先に陳腐
化する場合があり、このような場合には、ハードディス
クだけを交換して受信装置を継続して使用する視聴者も
現れる。ハードディスクの交換作業自体は、視聴者にと
ってそれほど困難ではない。しかし、新旧ハードディス
ク間でデータを転送するには、特別な装置や専門的な知
識が必要とされる。このため、ハードディスク間のデー
タ転送は、誰にでも容易にできるものではない。また、
ハードディスクは受信装置に内蔵されているため、装置
の性能保証の観点から、視聴者によるハードディスクの
取り外しが制限されることもある。
【0007】上記問題点を解決する1つの方法として、
ビデオテープなどの各種メディアに映像データをコピー
する方法が考えられる。しかし、例えば数TByteの
ハードディスクに記録されたデータをすべてコピーする
ことは、現実には極めて困難である。また、たとえコピ
ーを行っても多数のメディアを管理する必要が新たに生
じるだけであり、視聴者の手間は全く解消されない。
【0008】それ故に、本発明は、データを記録した記
録媒体が破損などした場合に、記録媒体を交換し、デー
タを容易に復元できるデータ受信システムを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、記録媒体を有する1以上の受信装置と、受信装
置を管理する管理装置とを備えたデータ受信システムで
あって、受信装置は、データ配信元からデータを受信す
るデータ受信手段と、データ受信手段で受信したデータ
を記録しておく記録媒体と、記録媒体に対するアクセス
を制御する記録制御手段と、記録媒体に記録されたデー
タの識別情報を含んだ管理情報を出力する管理情報出力
手段とを備え、管理装置は、管理情報を入力する管理情
報入力手段と、記録媒体を交換するときに、管理情報入
力手段で入力された管理情報に基づき、交換前の記録媒
体に記録されていたデータを復元データとして復元する
データ復元手段とを備える。このような第1の発明によ
れば、受信装置は記録媒体に記録されたデータの識別情
報を含んだ管理情報を出力し、管理装置は入力された管
理情報に基づきデータを復元する。これにより、受信装
置の記録媒体が破損などした場合に、記録媒体を交換
し、交換前の記録媒体に記録されていたデータを容易に
復元することができる。
【0010】第2の発明は、第1の発明において、管理
装置は、記録媒体を着脱可能に構成され、記録媒体を交
換するときに、管理装置に装着された交換用の記録媒体
に復元データを記録する第2の記録制御手段をさらに備
える。このような第2の発明によれば、受信装置の記録
媒体が破損などした場合に、管理装置に装着された交換
用の記録媒体に、交換前の記録媒体に記録されていたデ
ータが記録される。この記録媒体を受信装置に装着する
ことにより、受信装置の利用者は、記録媒体の交換前と
同じように、受信装置に蓄積されていたデータを利用す
ることができる。
【0011】第3の発明は、第1の発明において、管理
装置は、復元データを送信する復元データ送信手段をさ
らに備え、受信装置は、復元データを受信する復元デー
タ受信手段をさらに備え、記録制御手段は、記録媒体を
交換するときに、交換用の記録媒体に復元データ受信手
段で受信した復元データを記録することを特徴とする。
このような第3の発明によれば、受信装置の記録媒体が
破損などした場合に、受信装置に装着された交換用の記
録媒体に、交換前の記録媒体に記録されていたデータが
記録される。これにより、受信装置の利用者は、記録媒
体の交換前と同じように、受信装置に蓄積されていたデ
ータを利用することができる。また、記録媒体を管理装
置の設置場所まで運搬することなく、交換前の記録媒体
に記録されていたデータを復元することができる。
【0012】第4の発明は、第1の発明において、管理
装置は、記録媒体を着脱可能に構成され、記録媒体を交
換するときに、管理装置に装着された交換用の記録媒体
に、復元データを受信するためのプログラムを記録する
第2の記録制御手段と、復元データを送信する復元デー
タ送信手段とをさらに備え、受信装置は、記録媒体を交
換するときに、管理装置から取り外して受信装置に装着
された交換用の記録媒体からプログラムを読み出し、読
み出したプログラムを用いて復元データを受信する復元
データ受信手段をさらに備え、記録制御手段は、記録媒
体を交換するときに、交換用の記録媒体に復元データ受
信手段で受信した復元データを記録することを特徴とす
る。このような第4の発明によれば、受信装置の記録媒
体が破損などした場合に、管理装置に装着された交換用
の記録媒体に、復元したデータを受信するためのプログ
ラムが記録され、この記録媒体を装着した受信装置は、
記録されたプログラムを用いて、管理装置から復元され
たデータを受信する。これにより、大量のデータを交換
用の記録媒体に記録することなく、交換前の記録媒体に
記録されていたデータを復元することができる。
【0013】第5の発明は、第1の発明において、管理
情報出力手段は、管理情報を管理装置に送信し、管理情
報入力手段は、受信装置から管理情報を受信して内部に
蓄積し、記録媒体を交換するときに、蓄積した管理情報
をデータ復元手段に出力することを特徴とする。このよ
うな第5の発明によれば、データを復元するために必要
とされる管理情報を受信装置で蓄積する必要がなく、管
理装置では複数の受信装置に関する管理情報を一括して
管理することができる。
【0014】第6の発明は、第5の発明において、管理
情報出力手段は、記録媒体に記録されたデータの利用制
限情報を管理情報に含めて管理装置に送信するととも
に、記録媒体に記録されたデータが利用されたときに
は、そのデータの利用通知を管理装置に送信し、管理情
報入力手段は、管理情報出力手段から受信した利用通知
に基づき、内部に蓄積した管理情報に含まれているその
データの利用制限情報を更新することを特徴とする。こ
のような第6の発明によれば、受信装置に蓄積されたデ
ータが利用されたときには、管理装置に蓄積された管理
情報は常に更新される。したがって、記録媒体を交換し
たときに、利用者は、記録媒体の交換前と同じ利用制限
に従って、受信装置に蓄積されたデータを利用すること
ができる。
【0015】第7の発明は、第1の発明において、受信
装置と管理装置とは、いずれも、記録媒体とは異なる第
2の記録媒体を着脱可能に構成されており、管理情報出
力手段は、受信装置に装着された第2の記録媒体に管理
情報を記録し、管理情報入力手段は、記録媒体を交換す
るときに、受信装置から取り外して管理装置に装着され
た第2の記録媒体から管理情報を読み出して、データ復
元手段に出力することを特徴とする。このような第7の
発明によれば、通信手段を備えていない受信装置であっ
ても、データを復元するために必要な管理情報を管理装
置に提供することができる。
【0016】第8の発明は、第7の発明において、管理
情報出力手段は、記録媒体に記録されたデータの利用制
限情報を管理情報に含めて第2の記録媒体に記録し、記
録媒体に記録されたデータが利用されたときには、第2
の記録媒体に記録されたそのデータの利用制限情報を更
新することを特徴とする。このような第8の発明によれ
ば、受信装置に蓄積されたデータが利用されたときに
は、第2の記録媒体に記録された管理情報は常に更新さ
れる。したがって、記録媒体を交換したときに、利用者
は、記録媒体の交換前と同じ利用制限に従って、受信装
置に蓄積されたデータを利用することができる。
【0017】第9の発明は、第1の発明において、管理
情報出力手段は、管理情報を内部に蓄積するとともに、
記録媒体を交換するときに、蓄積した管理情報を管理装
置に送信し、管理情報入力手段は、記録媒体を交換する
ときに、受信装置から管理情報を受信して、データ復元
手段に出力することを特徴とする。このような第9の発
明によれば、データを復元するために必要な管理情報を
受信装置で蓄積し、記録媒体を交換するときに送信する
ことにより、管理情報の通信量を削減することができ
る。
【0018】第10の発明は、第9の発明において、管
理情報出力手段は、記録媒体に記録されたデータの利用
制限を管理情報に含めて内部に蓄積し、記録媒体に記録
されたデータが利用されたときには、内部に蓄積した管
理情報に含まれているそのデータの利用制限情報を更新
することを特徴とする。このような第10の発明によれ
ば、受信装置に蓄積されたデータが利用されたときに
は、受信装置に蓄積された管理情報は常に更新される。
したがって、記録媒体を交換したときに、利用者は、記
録媒体の交換前と同じ利用制限に従って、受信装置に蓄
積されたデータを利用することができる。
【0019】第11の発明は、第1の発明において、デ
ータ復元手段は、記録媒体を交換するときに、データ配
信元からデータを受信し、受信したデータに基づき復元
データを求めることを特徴とする。このような第11の
発明によれば、記録媒体を交換するときに、データ配信
元からデータを受信することにより、自らの内部にデー
タを蓄積することなく、交換前の記録媒体に記録されて
いたデータを復元することができる。
【0020】第12の発明は、第1の発明において、デ
ータ復元手段は、記録媒体を交換するときに、記録媒体
を交換する受信装置以外の受信装置からデータを受信
し、受信したデータに基づき復元データを求めることを
特徴とする。このような第12の発明によれば、記録媒
体を交換するときに、記録媒体を交換する受信装置以外
の受信装置からデータを受信することにより、自らの内
部にデータを蓄積することなく、交換前の記録媒体に記
録されていたデータを復元することができる。また、デ
ータ配信元が配信したデータをもはや蓄積していない場
合であっても、交換前の記録媒体に記録されていたデー
タを復元することができる。
【0021】第13の発明は、第1の発明において、管
理装置は、配信期間が限定されたデータを受信して蓄積
する期間限定データ取得手段をさらに備え、データ復元
手段は、記録媒体を交換するときに、期間限定データ取
得手段に蓄積されたデータに基づき復元データを求める
ことを特徴とする。このような第13の発明によれば、
管理装置は、記録媒体を交換するときに、交換前の記録
媒体に配信期間が限定されたデータが記録されていた場
合であっても、このデータを含めて、交換前の記録媒体
に記録されていたデータを復元することができる。
【0022】第14の発明は、第1の発明において、受
信装置は、記録媒体の交換の要否を判定する判定手段を
さらに備える。このような第14の発明によれば、記録
媒体の交換の要否が自動的に判定されるので、時期を逸
することなく、記録媒体を交換しデータを復元すること
ができる。
【0023】第15の発明は、第14の発明において、
判定手段は、記録媒体の破損状態に基づき、記録媒体の
交換の要否を判定することを特徴とする。このような第
15の発明によれば、記録媒体の破損が自動的に検知さ
れるので、記録媒体が破損したときに、直ちに記録媒体
を交換しデータを復元することができる。
【0024】第16の発明は、第14の発明において、
判定手段は、記録媒体の残り容量に基づき、記録媒体の
交換の要否を判定することを特徴とする。このような第
16の発明によれば、記録媒体の容量不足が自動的に検
知されるので、記録媒体が容量不足となったときに、直
ちに記録媒体を交換しデータを復元することができる。
【0025】第17の発明は、第14の発明において、
受信装置は、判定手段における判定結果を表示する表示
手段をさらに備える。このような第17の発明によれ
ば、記録媒体の破損や容量不足を利用者に認識させ、直
ちに記録媒体を交換しデータを復元することができる。
【0026】第18の発明は、第14の発明において、
データ復元手段は、判定手段における判定結果に基づ
き、復元データを求める処理を開始することを特徴とす
る。このような第18の発明によれば、記録媒体を交換
すべきことを確認した上で、記録媒体を交換しデータを
復元することができる。
【0027】第19の発明は、第14の発明において、
記録制御手段は、判定手段で記録媒体を交換すべきと判
定された後、記録媒体の交換が完了するまでの間、記録
媒体にアクセスすることに代えて、管理装置から復元デ
ータを受信することを特徴とする。このような第19の
発明によれば、記録媒体が破損などしたために、記録媒
体に記録されたデータを利用できないときでも、利用者
は、管理装置から代替のデータを受信して、これを利用
することができる。
【0028】第20の発明は、第1の発明において、記
録媒体に記録されたデータは、各前記受信装置に固有の
暗号鍵を用いて暗号化されていることを特徴とする。第
21の発明は、第1の発明において、復元データは、復
元後に所定の期間経過した後は、記録媒体の返却条件が
満たされた場合に限り使用できることを特徴とする。第
22の発明は、第1の発明において、記録媒体は、受信
装置から取り外したときには、記録したデータが消去さ
れるように構成されていることを特徴とする。このよう
な第20ないし第22の発明によれば、記録媒体に記録
されていたデータの不正利用を防止することができる。
【0029】第23の発明は、第1の発明において、受
信装置と管理装置とは、インターネットで接続されてい
ることを特徴とする。このような第23の発明によれ
ば、受信装置と管理装置との間で、必要に応じて直ちに
データを送受信することができる。また、専用の通信網
を設けたり、専用の通信手順を備えることなく、データ
を送受信することができる。
【0030】第24の発明は、記録媒体を有する1以上
の受信装置と、受信装置を管理する管理装置とを用いた
データ受信方法であって、受信装置は、記録媒体に記録
すべきデータをデータ配信元から受信するデータ受信ス
テップと、記録媒体に対するアクセスを制御する記録制
御ステップと、記録媒体に記録されたデータの識別情報
を含んだ管理情報を出力する管理情報出力ステップとを
実行し、管理装置は、管理情報を入力する管理情報入力
ステップと、記録媒体を交換するときに、管理情報入力
ステップで入力された管理情報に基づき、交換前の記録
媒体に記録されていたデータを復元データとして復元す
るデータ復元ステップとを実行する。このような第24
の発明によれば、受信装置は記録媒体に記録されたデー
タの識別情報を含んだ管理情報を出力し、管理装置は入
力された管理情報に基づきデータを復元する。これによ
り、受信装置の記録媒体が破損などした場合に、記録媒
体を交換し、交換前の記録媒体に記録されていたデータ
を容易に復元することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態に係るコンテンツ受信システムを含
んだコンテンツ配信システムの構成図である。図1に示
すコンテンツ配信システムは、m台のコンテンツ配信装
置1、n台の受信装置10、および、管理装置20を備
えている。このうち、n台の受信装置10と管理装置2
0とが、本実施形態に係るコンテンツ受信システムに相
当する。n台の受信装置10は各家庭などに設置され、
管理装置20は、例えばサービスセンターのような場所
に設置される。図1に示す各装置は、インターネット2
で相互に通信可能に接続されている。
【0032】コンテンツ配信装置1は、映像データなど
のコンテンツを蓄積しており、受信装置10からの要求
に応じて、蓄積したコンテンツを配信する。現行のテレ
ビジョンサービスと同様に、コンテンツ配信装置1を管
理する業者は、コンテンツの配信には責任を持つが、配
信後のコンテンツの管理については何ら責任を持たない
ものとする。
【0033】受信装置10はハードディスク81を内蔵
しており、コンテンツ配信装置1から配信されたコンテ
ンツは、ハードディスク81に記録される。受信装置1
0の利用者(以下「視聴者」という)は、ハードディス
ク81に記録されたコンテンツを再生し視聴する。ある
いは、視聴者は、配信されたコンテンツをハードディス
ク81に記録しながら、同時にコンテンツを視聴しても
よい。
【0034】管理装置20は、任意台数(図1ではn
台)の受信装置10を管理するために設けられる。管理
装置20は、n台の受信装置10のいずれかに内蔵され
たハードディスク81が破損したときに、破損したハー
ドディスク81に記録されていたコンテンツを復元する
処理を行う。なお、図1では図面を簡略化するために管
理装置20を1台だけ記載したが、n台の受信装置10
を管理するために、複数の管理装置を設けてもよい。ま
た以下では、管理装置20を管理する業者を「管理会
社」という。
【0035】図2は、本実施形態に係るコンテンツ受信
システムの構成を示すブロック図である。図2に示す受
信装置11および管理装置21は、それぞれ、図1に示
す受信装置10および管理装置20を詳細化したもので
ある。受信装置11は、送受信部30、コンテンツ受信
部31、記録制御部32、ハードディスク81、再生部
33、表示部34、および、故障検出部35を備える。
管理装置21は、送受信部40、コンテンツ復元部4
1、記録制御部42、および、管理情報蓄積部50を備
える。
【0036】図3および図4は、図2に示すコンテンツ
受信システムの動作を説明する図である。このコンテン
ツ受信システムは、コンテンツ受信時(図3)とハード
ディスク交換時(図4)とで異なる動作を行う。図3に
おける黒塗り矢印は、コンテンツ受信時におけるデータ
の流れを示し、図4における白抜き矢印は、ハードディ
スク交換時におけるデータの流れを示す。図2は、図3
と図4とを重畳して描いたものである。
【0037】図3に示すように、コンテンツ受信時に
は、主に受信装置11が動作する。コンテンツ受信時の
受信装置11は、コンテンツ配信装置1から配信された
コンテンツを受信し、ハードディスク81に記録する。
その後、受信装置11は、視聴者の操作に従い、ハード
ディスク81に記録したコンテンツを再生する。
【0038】一方、図4に示すように、ハードディスク
交換時には、管理装置21が動作する。ハードディスク
交換時の管理装置21には、受信装置11に内蔵された
ハードディスク81と交換するためのハードディスク8
2が装着される。管理装置21は、元のハードディスク
81に記録されていたコンテンツを復元し、復元したコ
ンテンツを交換用ハードディスク82に記録する。
【0039】以下、図3および図4を参照して、受信装
置11および管理装置21の動作を詳細に説明する。送
受信部30および送受信部40は、インターネット2を
介して相互に通信を行う。コンテンツ受信部31は、コ
ンテンツ配信装置1から配信されたコンテンツを受信す
る。コンテンツ配信装置1は、受信装置11からの要求
に応じてコンテンツを配信してもよく、受信装置11か
らの要求の有無に関わらずコンテンツを配信してもよ
い。記録制御部32は、コンテンツ受信部31で受信し
たコンテンツをハードディスク81に記録する。再生部
33は、視聴者の操作に従って、ハードディスク81に
記録されたコンテンツを読み出し、再生する。表示部3
4は、コンテンツを再生して得られた画像を出力する。
【0040】コンテンツには利用制限が設けられてお
り、コンテンツ受信部31は、コンテンツ配信装置1か
らコンテンツとともに、コンテンツの利用制限を表す利
用制限情報を受信する。記録制御部32は、受信した利
用制限情報をコンテンツとともにハードディスク81に
記録する。再生部33は、利用制限情報で規定された範
囲内でコンテンツを再生する。視聴者がコンテンツを再
生できるのは、利用制限情報を受信した後に限られる。
なお、受信装置11は、利用制限情報を、コンテンツと
は別のデータとして受信してもよく、コンテンツに含ま
れるデータとして受信してもよい。前者の場合には、利
用制限情報は、コンテンツ配信装置1から受信装置11
と管理装置21とに別々に配信されることとしてもよ
い。
【0041】記録制御部32は、受信したコンテンツを
ハードディスク81に記録するときに、以下に述べる管
理情報を出力する。管理情報には、ハードディスク81
に記録された各コンテンツについて、識別情報と、取得
元情報と、利用制限情報とが含まれている。例えば、識
別情報としては、コンテンツ名、コンテンツのURL
(Uniform Resource Locator)、各コンテンツに一意に
割り当てられた識別番号などがある。取得元情報とは、
各コンテンツをどの装置から取得できるかを表す情報を
いい、この情報には、各コンテンツを配信したコンテン
ツ配信装置や、各コンテンツを受信して蓄積している受
信装置などが記録されている。利用制限情報には、コン
テンツの残り利用回数および利用期限などが含まれる。
管理情報は、管理装置21において、受信装置11のハ
ードディスク81に記録されていたコンテンツを復元す
るときに使用される。
【0042】記録制御部32から出力された管理情報
は、送受信部30に入力される。送受信部30は、入力
された管理情報を管理装置21に送信する。管理装置2
1では送受信部40が、受信装置11から送信された管
理情報を受信する。送受信部40で受信された管理情報
は、管理情報蓄積部50に蓄積される。管理装置21は
n台の受信装置10に対応して設けられているので、管
理情報蓄積部50には、n台の受信装置10のハードデ
ィスクに記録されたコンテンツに関する管理情報が蓄積
される。
【0043】図5および図6は、管理情報蓄積部50に
蓄積された管理情報の例を示す図である。図5に示すテ
ーブル51は、上述した識別情報および利用制限情報の
例を示したものであり、受信装置61、所有コンテンツ
62、残り利用回数63、および、利用期限64からな
る。例えば、テーブル51の第2行めは、「受信装置R
1のハードディスクには映画F2が記録されており、受
信装置R1では映画F2は無期限にあと2回利用でき
る」ことを示している。
【0044】図6に示す2つのテーブル52および53
は、いずれも上述した取得元情報の例を示したものであ
る。テーブル52は、コンテンツ名65およびコンテン
ツ配信装置66からなり、テーブル53は、コンテンツ
名65および受信装置67からなる。例えば、テーブル
52の第2行めは、「映画F2は、コンテンツ配信装置
S2から取得できる」ことを示し、テーブル53の第2
行めは、「映画F2は、受信装置R1またはR2から取
得できる」ことを示している。取得元情報を表すため
に、テーブル52または53の一方を使用してもよく、
あるいは、両者を併用してもよい。
【0045】記録制御部32は、受信したコンテンツを
ハードディスク81に記録するときに管理情報を出力す
ることに加えて、ハードディスク81に記録されたコン
テンツが利用されたときに、その旨を示す利用通知を出
力する。記録制御部32から出力された利用通知は、送
受信部30および40を経由して管理情報蓄積部50に
到達し、これにより、管理情報蓄積部50に蓄積された
管理情報は、常に最新の状態に更新される。例えば、再
生部33があるコンテンツを再生したときには、記録制
御部32は、そのコンテンツが1回利用されたことを示
す利用通知を出力する。管理情報蓄積部50に蓄積され
た管理情報のうち、再生されたコンテンツの残り利用回
数63は、この利用通知に基づき1回だけ減らされる。
同様にして、コンテンツが消去されたときや、コンテン
ツの利用制限情報が変更されたときなどにも、記録制御
部32は同様の通知を行い、これにより、管理情報蓄積
部50に蓄積された管理情報は更新される。
【0046】故障検出部35は、ハードディスク81に
生じた故障を検出する。故障検出部35は、記録制御部
32とは独立したハードウェア回路を用いて、ハードデ
ィスク81の故障を検出してもよく、あるいは、記録制
御部32からの出力信号に基づき、ハードディスク81
の故障を検出してもよい。また、故障検出部35は、ハ
ードディスク81が物理的に故障した場合に加えて、ハ
ードディスク81の残り容量が所定値以下となった場合
にも、ハードディスク81に故障が生じたと判断しても
よい。以下では、残り容量不足の場合を、故障の場合に
含めて説明する。
【0047】故障検出部35は、ハードディスク81の
故障を検出したときには、故障検出信号を送受信部30
と表示部34とに出力する。表示部34は、故障検出信
号に基づき、ハードディスク81に故障が生じた旨を画
面に表示する。これにより、視聴者は、ハードディスク
81に故障が生じたことを認識する。一方、送受信部3
0に入力された故障検出信号は、送受信部40を経て、
管理装置21の表示部(図示せず)と管理情報蓄積部5
0とに到達する。故障検出信号に基づき、管理装置21
の表示部は、ハードディスク81が故障した旨を表示
し、管理情報蓄積部50にも同様の情報が蓄積される。
【0048】管理装置21の表示部にハードディスク8
1が故障した旨が表示されると、管理装置21のオペレ
ータ(以下「オペレータ」という)は、電話、電子メー
ルなどの方法で視聴者に連絡し、ハードディスク81を
交換する意志の有無を確認する。視聴者は、オペレータ
から連絡を受けると、表示部34に故障表示がされてい
ることを確認した後、ハードディスク81の交換を要求
する。
【0049】管理装置21は、ハードディスク81と交
換するためのハードディスク82を装着可能に構成され
ている。ハードディスク81の故障の場合には、オペレ
ータは、ハードディスク81と同じ種類の交換用ハード
ディスク82を管理装置21に装着する。ハードディス
ク81の残り容量不足の場合には、オペレータは、ハー
ドディスク81より容量の大きいハードディスク82を
管理装置21に装着する。次に、オペレータは、管理装
置21の入力部(図示せず)を用いて、交換すべきハー
ドディスク81を指定する。管理装置21では、交換す
べきハードディスクの指定を受けると、コンテンツ復元
部41が、以下に述べるコンテンツ復元処理を開始す
る。
【0050】図7は、コンテンツ復元部41によるコン
テンツ復元処理を示すフローチャートである。コンテン
ツ復元部41は、まずオペレータから、交換すべきハー
ドディスク81の指定を受け取る(ステップS10
1)。次に、コンテンツ復元部41は、指定されたハー
ドディスクが実際に故障しているか否かを確認する(ス
テップS102)。具体的には、コンテンツ復元部41
は、管理情報蓄積部50に蓄積された管理情報に、指定
されたハードディスクは故障した旨が記録されているか
否かを調べる。コンテンツ復元部41は、指定されたハ
ードディスクの故障を確認したときにはステップS10
3へ進む。
【0051】次に、コンテンツ復元部41は、管理情報
蓄積部50から、交換すべきハードディスクに記録され
ていた、あるコンテンツを選択し、そのコンテンツのコ
ンテンツ名を読み出す(ステップS103)。次に、コ
ンテンツ復元部41は、管理情報蓄積部50から、その
コンテンツが蓄積されている他の装置(コンテンツ配信
装置または他の受信装置)を選択する(ステップS10
4)。次に、コンテンツ復元部41は、ステップS10
3で選択したコンテンツを、ステップS104で選択し
た装置から取得する(ステップS105)。より詳細に
は、コンテンツ復元部41は、インターネット2によっ
て、コンテンツ配信装置1および他の受信装置10と通
信可能に接続されており、これらの装置のいずれかに対
してコンテンツ取得要求を送信し、これに応じて送信さ
れたコンテンツを受信する。
【0052】次に、コンテンツ復元部41は、記録制御
部42に対して、ステップS105で取得したコンテン
ツを復元コンテンツとして、ハードディスク82に記録
するよう指示する(ステップS106)。記録制御部4
2は、コンテンツ復元部41からの指示に従い、コンテ
ンツ復元部41から出力された復元コンテンツをハード
ディスク82に記録する。次に、コンテンツ復元部41
は、すべてのコンテンツを復元したか否かを調べる(ス
テップS107)。コンテンツ復元部41は、すべての
コンテンツを復元ずみであるときにはコンテンツ復元処
理を終了し、それ以外のときはステップS103へ進
む。
【0053】なお、コンテンツ復元部41は、ステップ
S102において指定されたハードディスクの故障を確
認できなかったときには、ステップS108へ進む。こ
の場合、コンテンツ復元部41は、管理装置21の表示
部にエラーを表示して(ステップS108)、処理を終
了する。
【0054】オペレータは、コンテンツ復元処理により
コンテンツを記録したハードディスク82を管理装置2
1から取り外す。その後、ハードディスク82は、管理
会社の技術者(以下「技術者」という)によって、受信
装置11の設置場所まで運搬される。技術者は、交換す
べきハードディスク81を受信装置11から取り外し、
運搬したハードディスク82を受信装置11に装着す
る。その後、技術者は、取り外したハードディスク81
を持ち帰る。
【0055】交換後のハードディスクには、交換前のハ
ードディスク81に記録されていたコンテンツが記録さ
れている。このため、ハードディスク交換後の受信装置
11は、ハードディスク交換前と同様に動作する。した
がって、視聴者は、ハードディスク交換前と同じ視聴制
限のもとで、ハードディスク交換前と同じコンテンツを
視聴することができる。
【0056】以上に示すように、本実施形態に係るコン
テンツ受信システムによれば、受信装置はハードディス
クに記録されたコンテンツの識別情報を含んだ管理情報
を送信し、管理装置は送信された管理情報に基づきコン
テンツを復元する。また、復元されたコンテンツは、管
理装置に装着された交換用ハードディスクに記録され
る。復元されたコンテンツを記録したハードディスク
は、受信装置に内蔵されたハードディスクと交換され
る。これにより、受信装置のハードディスクが破損など
した場合に、ハードディスクを交換し、交換前のハード
ディスクに記録されていたコンテンツを容易に復元する
ことができる。
【0057】(第2の実施形態)図8は、本発明の第2
の実施形態に係るコンテンツ受信システムの構成を示す
ブロック図である。本実施形態に係るコンテンツ受信シ
ステムは、メモリカードを用いて管理情報を受け渡すこ
とを特徴とする。受信装置12は、送受信部30を備え
ず、かつ、メモリカード91を装着可能とした点で、第
1の実施形態に係る受信装置11と相違する。管理装置
22は、送受信部40を備えず、かつ、受信装置12か
ら取り外して管理装置21に装着されたメモリカード9
2を装着可能とした点で、第1の実施形態に係る管理装
置21と相違する。本実施形態の構成要素のうち、第1
の実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符
号を付して、説明を省略する。
【0058】コンテンツ受信時の受信装置12では、記
録制御部32から出力された管理情報は、メモリカード
91に記録される(図8の黒塗り矢印を参照)。メモリ
カード91に記録された管理情報は、第1の実施形態と
同様に、常に最新の状態に更新される。例えば、再生部
33があるコンテンツを再生したときには、記録制御部
32は、メモリカード91に記録された管理情報を更新
する。それ以外の点では、受信装置12は、第1の実施
形態に係る受信装置11と同じ動作を行う。故障検出部
35は、ハードディスク81に生じた故障を検出し、故
障検出信号をメモリカード91と表示部34とに出力す
る。表示部34にはハードディスク81に故障が生じた
旨が表示され、メモリカード91には同様の情報が蓄積
される。
【0059】視聴者は、表示部34に故障表示がされて
いることを認識すると、ハードディスク81とメモリカ
ード91とを受信装置12から取り外し、管理装置22
の設置場所まで送付する。オペレータは、ハードディス
ク81と同じ種類の(または、より容量の大きい)交換
用ハードディスク82と、送付されたメモリカード91
とを管理装置22に装着する。受信装置12から取り外
され管理装置22に装着されたメモリカード91を、メ
モリカード92と呼ぶ。オペレータは、第1の実施形態
と同様に、故障したハードディスク81を指定する。そ
の後、管理装置22では、第1の実施形態と同様に、コ
ンテンツ復元部41が、図7に示すコンテンツ復元処理
を行う。ただし、コンテンツ復元部41は、メモリカー
ド92に記録された管理情報に基づきコンテンツを復元
する(図8の白抜き矢印を参照)。
【0060】オペレータは、コンテンツを記録したハー
ドディスク82とメモリカード92とを管理装置22か
ら取り外し、視聴者に返送する。視聴者は、返送された
ハードディスク82とメモリカード92とを、受信装置
12に装着する。交換後のハードディスクには、交換前
のハードディスク81に記録されていたコンテンツが記
録されている。このため、ハードディスク交換後の受信
装置12は、ハードディスク交換前と同様に動作する。
したがって、視聴者は、ハードディスク交換前と同じ視
聴制限のもとで、ハードディスク交換前と同じコンテン
ツを視聴することができる。
【0061】以上に示すように、本実施形態に係るコン
テンツ受信システムによれば、管理情報はメモリカード
に記録された状態で受信装置から管理装置へ受け渡しさ
れる。したがって、受信装置のハードディスクが破損な
どした場合に、ハードディスクを交換し、交換前のハー
ドディスクに記録されていたコンテンツを容易に復元す
ることができる。また、受信装置は、送受信部に代え
て、郵送などの物理的な運搬手段を用いて、復元したコ
ンテンツを入手することができる。このため、視聴者
が、予めコンテンツ復元サービスの申し込みを行ってい
ない場合でも、メモリカードを受信装置に装着しておき
さえすれば、ハードディスクが破損したときに初めて料
金を支払い、コンテンツ復元サービスを受けることがで
きる。また、BS(Broadcasting Satellite)デジタル
放送の場合には、既に受信装置に含まれているCAS
(Conditional Access Systems)カードを、コンテンツ
復元サービスのメモリカードとして使用することもでき
る。この方法によれば、コンテンツ復元サービスのため
に、新たなメモリカードを設ける必要はない。
【0062】(第3の実施形態)図9は、本発明の第3
の実施形態に係るコンテンツ受信システムの構成を示す
ブロック図である。本実施形態に係るコンテンツ受信装
置は、管理情報を受信装置で蓄積することを特徴とす
る。受信装置13は、第1の実施形態に係る受信装置1
1に、管理情報蓄積部54を追加したものである。管理
装置23は、第1の実施形態に係る管理装置21から、
管理情報蓄積部50を削除したものである。本実施形態
の構成要素のうち、第1の実施形態と同一の構成要素に
ついては、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
【0063】受信装置13において、管理情報蓄積部5
4は、ハードディスク81とは独立した記憶装置であ
る。ハードディスク81に故障が発生しても、管理情報
蓄積部54にはその影響が及ばないものとする。管理情
報蓄積部54は、メモリカードであってもハードディス
クであってもよい。管理情報蓄積部54には、受信装置
13に関する管理情報のみが蓄積される。
【0064】コンテンツ受信時の受信装置13では、記
録制御部32から出力された管理情報は、受信装置13
内にある管理情報蓄積部54に蓄積される(図9の黒塗
り矢印を参照)。管理情報蓄積部54に蓄積された管理
情報は、第1の実施形態と同様に、常に最新の状態に更
新される。例えば、再生部33があるコンテンツを再生
したときには、記録制御部32は、管理情報蓄積部54
に蓄積された管理情報を更新する。それ以外の点では、
受信装置13は、第1の実施形態に係る受信装置11と
同じ動作を行う。故障検出部35は、ハードディスク8
1に生じた故障を検出し、故障検出信号を管理情報蓄積
部54と表示部34とに出力する。表示部34にはハー
ドディスク81に故障が生じた旨が表示され、管理情報
蓄積部54には同様の情報が蓄積される。
【0065】視聴者は、表示部34に故障表示がされて
いることを認識すると、ハードディスク81を受信装置
13から取り外し、管理装置23の設置場所まで送付す
る。オペレータは、ハードディスク81と同じ種類の
(または、より容量の大きい)交換用ハードディスク8
2を管理装置23に装着する。オペレータは、第1の実
施形態と同様に、故障したハードディスク81を指定す
る。その後、管理装置23では、第1の実施形態と同様
に、コンテンツ復元部41が、図7に示すコンテンツ復
元処理を行う。ただし、管理情報蓄積部54に蓄積され
た管理情報は、送受信部30および40を経由してコン
テンツ復元部41に到達し、コンテンツ復元部41は、
この管理情報に基づきコンテンツを復元する(図9の白
抜き矢印を参照)。
【0066】オペレータは、コンテンツを記録したハー
ドディスク82を管理装置23から取り外し、視聴者に
返送する。視聴者は、返送されたハードディスク82を
受信装置13に装着する。交換後のハードディスクに
は、交換前のハードディスク81に記録されていたコン
テンツが記録されている。このため、ハードディスク交
換後の受信装置13は、ハードディスク交換前と同様に
動作する。したがって、視聴者は、ハードディスク交換
前と同じ視聴制限のもとで、ハードディスク交換前と同
じコンテンツを視聴することができる。
【0067】以上に示すように、本実施形態に係るコン
テンツ受信システムによれば、管理情報は受信装置に蓄
積され、コンテンツ復元時に受信装置から管理装置へ送
信される。したがって、受信装置のハードディスクが破
損などした場合に、ハードディスクを交換し、交換前の
ハードディスクに記録されていたコンテンツを容易に復
元することができる。
【0068】(第4ないし第6の実施形態)図10ない
し図12は、本発明の第4ないし第6の実施形態に係る
コンテンツ受信システムの構成を示すブロック図であ
る。第4ないし第6の実施形態に係るコンテンツ受信シ
ステムは、受信装置に交換用ハードディスクを装着する
ことを特徴とする。第4、第5および第6の実施形態
は、それぞれ、第1、第2および第3の実施形態に上記
特徴を付加したものである。各実施形態の構成および動
作は概ね同じであるので、以下では代表として、図12
に示す第6の実施形態について説明する。本実施形態の
構成要素のうち、第3の実施形態と同一の構成要素につ
いては、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
【0069】受信装置16は、第3の実施形態に係る受
信装置13と同じ構成要素を備えている。管理装置26
は、送受信部40およびコンテンツ復元部41を備えて
いる。コンテンツ受信時には、受信装置16は、第3の
実施形態に係る受信装置13と同じ動作を行う(図12
に示す黒塗り矢印を参照)。これに対し、ハードディス
ク交換時には、受信装置16および管理装置26は、第
3の実施形態に係る受信装置13および管理装置23と
異なる動作を行う(図12に示す白抜き矢印を参照)。
故障検出部35は、ハードディスク81に生じた故障を
検出し、故障検出信号を管理情報蓄積部54と表示部3
4とに出力する。表示部34にはハードディスク81に
故障が生じた旨が表示され、管理情報蓄積部54には同
様の情報が蓄積される。
【0070】視聴者は、表示部34に故障表示がされて
いることを確認すると、ハードディスク81を受信装置
16から取り外し、ハードディスク81と同じ種類の
(または、より容量の大きい)交換用ハードディスクを
受信装置16に装着する。その後、視聴者は、入力部
(図示せず)を用いて、受信装置16にコンテンツ復元
処理を行うよう指示する。この指示を受けると、管理情
報蓄積部54に蓄積された管理情報は、送受信部30お
よび40によって送受信され、コンテンツ復元部41に
到達する。コンテンツ復元部41は、第3の実施形態と
同様に、受信した管理情報に基づきコンテンツを復元す
る。復元されたコンテンツは、送受信部30および40
によって送受信され、記録制御部32に到達する。記録
制御部32は、受信したコンテンツを交換用ハードディ
スク81に記録する。
【0071】コンテンツ記録後のハードディスク81に
は、交換前のハードディスク81に記録されていたコン
テンツが記録されている。このため、ハードディスク交
換後の受信装置16は、ハードディスク交換前と同様に
動作する。したがって、視聴者は、ハードディスク交換
前と同じ視聴制限のもとで、ハードディスク交換前と同
じコンテンツを視聴することができる。
【0072】以上に示すように、第6の実施形態に係る
コンテンツ受信システムによれば、第3の実施形態と同
様に、管理情報は受信装置に蓄積され、コンテンツ復元
時に受信装置から管理装置へ送信される。したがって、
受信装置のハードディスクが破損などした場合に、ハー
ドディスクを交換し、コンテンツを容易に復元すること
ができる。また、交換用ハードディスクは受信装置16
に装着されるので、ハードディスクを運搬することな
く、コンテンツの復元処理を容易に行うことができる。
同様に、第4および第5の実施形態に係るコンテンツ受
信システムによれば、それぞれ、第1および第2の実施
形態の効果に加えて、ハードディスクを運搬することな
く、コンテンツの復元処理を容易に行うことができると
いう効果を奏する。
【0073】以下、上記第1ないし第6の実施形態に係
るコンテンツ受信システムに関して、いくつかの点を説
明する。まず、受信装置10のハードディスク81を交
換する場合としては、次のような場合が考えられる。す
なわち、1)ハードディスク81が破損または故障した
場合、2)受信装置10が故障した場合、3)受信装置
10を買い換えた場合、4)ハードディスク81の残り
容量が低下し、大容量のハードディスクへ移行する場
合、5)視聴者からの指示があった場合などには、ハー
ドディスクを交換する必要が生じる。上記いずれの場合
でも、ハードディスクを交換するときに、交換前のハー
ドディスクに記録されていたコンテンツを復元して、交
換用ハードディスクに記録する必要がある。この場合、
ハードディスク81が故障した後、ハードディスク81
の交換が完了するまでの間、管理装置20は、復元した
コンテンツをストリーミング形式で受信装置10に送信
し、受信装置10は、ハードディスク81にアクセスす
ることに代えて、管理装置20から復元コンテンツを受
信し、これを再生することとしてもよい。これにより、
ハードディスク81が破損したためにハードディスクに
記録されていたコンテンツを利用できないときでも、視
聴者は、管理装置20から復元コンテンツを受信して、
これを再生することができる。
【0074】次に、各実施形態に係るコンテンツ復元サ
ービスを運営するための料金徴収方法としては、次の2
つの方法が考えられる。第1の方法として、視聴者から
料金を徴収する方法がある。視聴者は、ハードディスク
81に記録されたデータに保険をかけるという意味で、
管理会社に料金を支払う。視聴者は、コンテンツ配信サ
ービスに申し込むと同時に、管理会社に対してコンテン
ツ復元サービスの申し込むこととしてもよい。また、コ
ンテンツ復元サービスの料金は、コンテンツ配信サービ
スの利用料に合算して、例えば銀行口座からの自動振り
替えにより、自動的に引き落とすこととしてもよい。こ
れにより、管理会社は、独自に料金を徴収することな
く、コンテンツ配信装置1を運営する業者を経由して、
確実に料金を徴収することができる。
【0075】第2の方法として、受信装置10のメーカ
から料金を徴収する方法がある。ハードディスク81の
故障は、受信装置10のメーカの信用に関わる。そこ
で、管理会社は、受信装置10のメーカから所定の料金
を徴収し、受信装置10のアフターサービスという意味
で、コンテンツ復元サービスを行う。この場合、ハード
ディスク81を交換するときに、交換用ハードディスク
82を受信装置10のメーカから優先的に購入すること
により、受信装置10のメーカに対して、ハードディス
ク交換需要におけるビジネスの機会を与えることができ
る。
【0076】次に、コンテンツ配信装置1から所定の期
間(例えば、3日間)だけ配信されるコンテンツ(以
下、「期間限定コンテンツ」という)を復元する方法に
ついて説明する。管理装置20は、期間限定コンテンツ
を復元するために、期間限定コンテンツを自らの内部に
蓄積することとしてもよい。このため、管理装置20
は、期間限定コンテンツを蓄積するためのコンテンツ蓄
積部を備え、視聴者と管理会社との間の契約に基づき、
受信装置10に記録された期間限定コンテンツをコピー
して、コンテンツ蓄積部に蓄積してもよい。あるいは、
管理装置20は、受信可能な期間内に、コンテンツ配信
装置1から期間限定コンテンツの配信を受け、配信され
たコンテンツをコンテンツ蓄積部に蓄積してもよい。ま
た、管理装置20は、コンテンツ復元処理を行うとき
に、n台の受信装置10のうちから期間限定コンテンツ
を蓄積している受信装置を探索し、探し出した受信装置
から期間限定コンテンツを取得してもよい。この場合、
期間限定コンテンツを蓄積していた受信装置の所有者に
は、料金の一部を払い戻すなどの特典を与えてもよい。
【0077】次に、取り外したハードディスクに記録さ
れていたデータの不正利用を防止する方法として、次の
ような方法が考えられる。第1の方法として、受信した
コンテンツをハードディスク81に記録するときに、受
信装置10に固有の暗号鍵を用いてコンテンツを暗号化
する方法がある。第2の方法として、所定の期間内(例
えば、1週間以内)に交換前のハードディスク81が返
却されなければ、交換されたハードディスク81に記録
されたコンテンツの再生を禁止する方法がある。第3の
方法として、記録されたコンテンツを消去しなれけれ
ば、ハードディスク81を受信装置10から取り外すこ
とができない仕組みを設ける方法がある。例えば、ハー
ドディスク81の取り外しボタンを押すと、ハードディ
スクが物理的に破壊されるか、記憶したコンテンツが消
去される仕組みを設けておけばよい。
【0078】次に、第1ないし第3の実施形態では、受
信装置10のハードディスク交換作業を技術者が行うこ
ととしたが、これに代えて視聴者が行ってもよく、受信
装置10のメーカまたはレンタル業者のサービスマンが
行ってもよい。交換作業が視聴者にとって技術的に困難
である場合や、ハードディスク81に記録されたコンテ
ンツの著作権を保護し、受信装置10の性能を保証する
ために、視聴者が交換作業を行うことが好ましくない場
合には、技術者が交換作業を行えばよい。
【0079】また、第1ないし第3の実施形態では、交
換用ハードディスク82には、交換前のハードディスク
81に記録されていたコンテンツを記録することとし
た。これに代えて、交換用ハードディスク82には、受
信装置10に装着すると、必要なコンテンツをインター
ネット2経由で自動的にダウンロードするプログラムを
記録しておいてもよい。また、ダウンロードすると課金
されるコンテンツや上述した期間限定コンテンツのよう
に、特別な手順でダウンロードすべきコンテンツのみを
管理装置20で交換用ハードディスク82に記録してお
き、その他のコンテンツは、受信装置10でダウンロー
ドすることとしてもよい。
【0080】なお、第1ないし第6の実施形態では、イ
ンターネット2を用いて、コンテンツの配信と管理情報
の送受信とを行うこととした。これに代えて、コンテン
ツの配信には、他の通信ネットワーク、例えば、ケーブ
ルテレビ網や衛星放送網を用いてもよい。また、管理情
報の送受信にも、他の通信ネットワーク、例えば、携帯
電話網や専用回線を用いてもよい。また、ハードディス
クやメモリカードの運搬方法は、各記憶媒体の内容を保
証できる限り任意に選択してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1ないし第6の実施形態に係るコン
テンツ受信システムを含んだコンテンツ配信システムの
構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ受信
システムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ受信
システムの通常時の動作を説明するための図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ受信
システムのハードディスク交換時の動作を説明するため
の図である。
【図5】本発明の第1ないし第6の実施形態に係るコン
テンツ受信システムにおける管理情報の一例である。
【図6】本発明の第1ないし第6の実施形態に係るコン
テンツ受信システムにおける管理情報の他の例である。
【図7】本発明の第1ないし第6の実施形態に係るコン
テンツ受信システムのコンテンツ復元部の動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るコンテンツ受信
システムの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係るコンテンツ受信
システムの構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第4の実施形態に係るコンテンツ受
信システムの構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第5の実施形態に係るコンテンツ受
信システムの構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第6の実施形態に係るコンテンツ受
信システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 1…コンテンツ配信装置 2…インターネット 10、11、12、13、14、15、16…受信装置 20、21、22、23、24、25、26…管理装置 30、40…送受信部 31…コンテンツ受信部 32、42…記録制御部 33…再生部 34…表示部 35…故障検出部 41…コンテンツ復元部 50、54…管理情報蓄積部 81、82…ハードディスク 91、92…メモリカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/765 H04N 7/16 Z 5D110 5/781 5/91 L 7/16 5/781 510Z (72)発明者 生駒 達郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B065 BA01 CA40 CE21 EA12 EA24 EA33 PA04 ZA03 5B082 DE01 EA07 EA11 5C053 FA15 FA23 KA05 LA14 5C064 BA01 BB06 BC18 BC25 BD13 5D044 AB07 BC01 BC03 CC04 GK11 HL06 HL11 5D110 AA12 DA03 DA07 DA11 DA14 DE01

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を有する1以上の受信装置と、
    前記受信装置を管理する管理装置とを備えたデータ受信
    システムであって、 前記受信装置は、 データ配信元からデータを受信するデータ受信手段と、 前記データ受信手段で受信したデータを記録しておく記
    録媒体と、 前記記録媒体に対するアクセスを制御する記録制御手段
    と、 前記記録媒体に記録されたデータの識別情報を含んだ管
    理情報を出力する管理情報出力手段とを備え、 前記管理装置は、 前記管理情報を入力する管理情報入力手段と、 前記記録媒体を交換するときに、前記管理情報入力手段
    で入力された管理情報に基づき、交換前の記録媒体に記
    録されていたデータを復元データとして復元するデータ
    復元手段とを備えた、データ受信システム。
  2. 【請求項2】 前記管理装置は、前記記録媒体を着脱可
    能に構成され、 前記記録媒体を交換するときに、前記管理装置に装着さ
    れた交換用の記録媒体に前記復元データを記録する第2
    の記録制御手段をさらに備えた、請求項1に記載のデー
    タ受信システム。
  3. 【請求項3】 前記管理装置は、前記復元データを送信
    する復元データ送信手段をさらに備え、 前記受信装置は、前記復元データを受信する復元データ
    受信手段をさらに備え、 前記記録制御手段は、前記記録媒体を交換するときに、
    交換用の記録媒体に前記復元データ受信手段で受信した
    復元データを記録することを特徴とする、請求項1に記
    載のデータ受信システム。
  4. 【請求項4】 前記管理装置は、 前記記録媒体を着脱可能に構成され、 前記記録媒体を交換するときに、前記管理装置に装着さ
    れた交換用の記録媒体に、前記復元データを受信するた
    めのプログラムを記録する第2の記録制御手段と、 前記復元データを送信する復元データ送信手段とをさら
    に備え、 前記受信装置は、 前記記録媒体を交換するときに、前記管理装置から取り
    外して前記受信装置に装着された交換用の記録媒体から
    前記プログラムを読み出し、読み出した前記プログラム
    を用いて前記復元データを受信する復元データ受信手段
    をさらに備え、 前記記録制御手段は、前記記録媒体を交換するときに、
    前記交換用の記録媒体に前記復元データ受信手段で受信
    した復元データを記録することを特徴とする、請求項1
    に記載のデータ受信システム。
  5. 【請求項5】 前記管理情報出力手段は、前記管理情報
    を前記管理装置に送信し、 前記管理情報入力手段は、前記受信装置から前記管理情
    報を受信して内部に蓄積し、前記記録媒体を交換すると
    きに、蓄積した前記管理情報を前記データ復元手段に出
    力することを特徴とする、請求項1に記載のデータ受信
    システム。
  6. 【請求項6】 前記管理情報出力手段は、前記記録媒体
    に記録されたデータの利用制限情報を前記管理情報に含
    めて前記管理装置に送信するとともに、前記記録媒体に
    記録されたデータが利用されたときには、当該データの
    利用通知を前記管理装置に送信し、 前記管理情報入力手段は、前記管理情報出力手段から受
    信した利用通知に基づき、内部に蓄積した前記管理情報
    に含まれている当該データの利用制限情報を更新するこ
    とを特徴とする、請求項5に記載のデータ受信システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記受信装置と前記管理装置とは、いず
    れも、前記記録媒体とは異なる第2の記録媒体を着脱可
    能に構成されており、 前記管理情報出力手段は、前記受信装置に装着された前
    記第2の記録媒体に前記管理情報を記録し、 前記管理情報入力手段は、前記記録媒体を交換するとき
    に、前記受信装置から取り外して前記管理装置に装着さ
    れた前記第2の記録媒体から前記管理情報を読み出し
    て、前記データ復元手段に出力することを特徴とする、
    請求項1に記載のデータ受信システム。
  8. 【請求項8】 前記管理情報出力手段は、前記記録媒体
    に記録されたデータの利用制限情報を前記管理情報に含
    めて前記第2の記録媒体に記録し、前記記録媒体に記録
    されたデータが利用されたときには、前記第2の記録媒
    体に記録された当該データの利用制限情報を更新するこ
    とを特徴とする、請求項7に記載のデータ受信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記管理情報出力手段は、前記管理情報
    を内部に蓄積するとともに、前記記録媒体を交換すると
    きに、蓄積した前記管理情報を前記管理装置に送信し、 前記管理情報入力手段は、前記記録媒体を交換するとき
    に、前記受信装置から前記管理情報を受信して、前記デ
    ータ復元手段に出力することを特徴とする、請求項1に
    記載のデータ受信システム。
  10. 【請求項10】 前記管理情報出力手段は、前記記録媒
    体に記録されたデータの利用制限を前記管理情報に含め
    て内部に蓄積し、前記記録媒体に記録されたデータが利
    用されたときには、内部に蓄積した前記管理情報に含ま
    れている当該データの利用制限情報を更新することを特
    徴とする、請求項9に記載のデータ受信システム。
  11. 【請求項11】 前記データ復元手段は、前記記録媒体
    を交換するときに、前記データ配信元からデータを受信
    し、受信したデータに基づき前記復元データを求めるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載のデータ受信システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記データ復元手段は、前記記録媒体
    を交換するときに、前記記録媒体を交換する受信装置以
    外の受信装置からデータを受信し、受信したデータに基
    づき前記復元データを求めることを特徴とする、請求項
    1に記載のデータ受信システム。
  13. 【請求項13】 前記管理装置は、配信期間が限定され
    たデータを受信して蓄積する期間限定データ取得手段を
    さらに備え、 前記データ復元手段は、前記記録媒体を交換するとき
    に、前記期間限定データ取得手段に蓄積されたデータに
    基づき前記復元データを求めることを特徴とする、請求
    項1に記載のデータ受信システム。
  14. 【請求項14】 前記受信装置は、前記記録媒体の交換
    の要否を判定する判定手段をさらに備えた、請求項1に
    記載のデータ受信システム。
  15. 【請求項15】 前記判定手段は、前記記録媒体の破損
    状態に基づき、前記記録媒体の交換の要否を判定するこ
    とを特徴とする、請求項14に記載のデータ受信システ
    ム。
  16. 【請求項16】 前記判定手段は、前記記録媒体の残り
    容量に基づき、前記記録媒体の交換の要否を判定するこ
    とを特徴とする、請求項14に記載のデータ受信システ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記受信装置は、前記判定手段におけ
    る判定結果を表示する表示手段をさらに備えた、請求項
    14に記載のデータ受信システム。
  18. 【請求項18】 前記データ復元手段は、前記判定手段
    における判定結果に基づき、前記復元データを求める処
    理を開始することを特徴とする、請求項14に記載のデ
    ータ受信システム。
  19. 【請求項19】 前記記録制御手段は、前記判定手段で
    前記記録媒体を交換すべきと判定された後、前記記録媒
    体の交換が完了するまでの間、前記記録媒体にアクセス
    することに代えて、前記管理装置から前記復元データを
    受信することを特徴とする、請求項14に記載のデータ
    受信システム。
  20. 【請求項20】 前記記録媒体に記録されたデータは、
    各前記受信装置に固有の暗号鍵を用いて暗号化されてい
    ることを特徴とする、請求項1に記載のデータ受信シス
    テム。
  21. 【請求項21】 前記復元データは、復元後に所定の期
    間経過した後は、前記記録媒体の返却条件が満たされた
    場合に限り使用できることを特徴とする、請求項1に記
    載のデータ受信システム。
  22. 【請求項22】 前記記録媒体は、前記受信装置から取
    り外したときには、記録したデータが消去されるように
    構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のデ
    ータ受信システム。
  23. 【請求項23】 前記受信装置と前記管理装置とは、イ
    ンターネットで接続されていることを特徴とする、請求
    項1に記載のデータ受信システム。
  24. 【請求項24】 記録媒体を有する1以上の受信装置
    と、前記受信装置を管理する管理装置とを用いたデータ
    受信方法であって、 前記受信装置は、 記録媒体に記録すべきデータをデータ配信元から受信す
    るデータ受信ステップと、 前記記録媒体に対するアクセスを制御する記録制御ステ
    ップと、 前記記録媒体に記録されたデータの識別情報を含んだ管
    理情報を出力する管理情報出力ステップとを実行し、 前記管理装置は、 前記管理情報を入力する管理情報入力ステップと、 前記記録媒体を交換するときに、前記管理情報入力ステ
    ップで入力された管理情報に基づき、交換前の記録媒体
    に記録されていたデータを復元データとして復元するデ
    ータ復元ステップとを実行する、データ受信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006524006A (ja) * 2003-03-11 2006-10-19 トムソン ライセンシング ディジタル記録のためのコンテンツ保護
JP2007325186A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Sharp Corp コンテンツ記録再生装置
JP2008520017A (ja) * 2004-11-15 2008-06-12 トムソン ライセンシング 携帯型メモリ・デバイスに記憶された私的コンテンツを保護するための方法および携帯型メモリ・デバイス

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