JP3571451B2 - 電動式遊戯機用ソレノイド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁的に移動子を動かす電動式遊戯機用ソレノイドに関し、特にパチンコ機、スマートボール機、ピンボール機等の球を発射する形式の電動式遊戯機の打球発射装置として最適な電動式遊戯機用ソレノイドに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の電動式遊戯機用ソレノイドとしては、特開平4−290209号公報に記載されたものがある。この公報に記載されたソレノイドは、図3に示すように、中空のボビン50にコイル51を巻回し、コイル51を外枠52,53で覆って磁気回路を構成し、ボビン50の中空部分に磁性移動子54を移動可能に挿通し、移動子54に空洞部55を形成し、空洞部55を通って外枠52の外方に突出する心棒56を移動子54に固定したものである。又、ボビン50の中空部分の後側には、磁性移動子54の往復運動の際の軸受として機能するスリーブ状のカプラ57が取付けられている。更に、図3には示していないが、心棒56には、磁性移動子54を元の位置に復帰させるスプリングが取付けられている。
【0003】
このソレノイドでは、コイル51に励磁電流を流すと、磁界によって移動子54と心棒56が図面の左方向に一体に移動し、心棒56の先端によって球を弾く。励磁電流を切ると、スプリングによって移動子54と心棒56は元の位置に復帰する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなソレノイドでは、次のような問題点▲1▼〜▲3▼がある。
▲1▼消費電力の低減や小型化等のために磁性移動子54に空洞部55を形成し、移動子54を軽量化してあるが、その分、移動子54の強度が低下する。
▲2▼磁性移動子54と心棒56との固定部54aが短いため、移動子54の軸心と心棒56の軸心とにズレが生じ、それが原因で軸受として機能するカプラ57や移動子54の左方向への移動を制限する当接部材58の軸心と移動子54や心棒56の軸心とがズレてしまい、移動子54とカプラ57が接触して、移動子54が動作しなくなる。或いは、カプラ57等の軸受部(軸受相当部品)の寿命が低下する。
▲3▼磁性移動子54と心棒56との固定部54aの位置が片側(左側)に寄っているため、即ち移動子54の空洞部55内で心棒56が宙に浮いた状態にあるため、固定部54aを中心として図3の矢印A方向のモーメントが移動子54(心棒56)に加わり、固定部54aが劣化し易い。特に、磁性移動子54として純鉄等の軟らかい材料を使用するため、モーメントが作用すると固定部54aの劣化が著しい。
【0005】
従って、本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、磁性移動子の強度を高め、軸受部(軸受相当部品)と移動子及び心棒との軸心のズレをなくし、軸受部の寿命を向上し、固定部を強化する電動式遊戯機用ソレノイドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の電動式遊戯機用ソレノイドは、中空のボビンと、この中空ボビンに巻回したコイルと、ボビンの中空部分に移動可能に挿通すると共に空洞部を設けた磁性移動子と、少なくとも一端が中空ボビンの外方に突出するように磁性移動子に固定した心棒とを備えるものにおいて、前記磁性移動子の空洞部内に心棒に沿って延びる中心出し用補正部材を設けたことを特徴とする。
【0007】
このソレノイドでは、磁性移動子の空洞部内に中心出し用補正部材が心棒に沿って設けられているため、磁性移動子の軸心と心棒の軸心とのズレがなくなる。又、空洞部内において、心棒が中心出し用補正部材によって支持されるので、つまり磁性移動子と心棒との固定部の長さが実質的に長くなって、固定部が片側に寄らなくなるので、磁性移動子の動作不良がなくなり、軸受部(軸受相当部品)の寿命を改善できる。又、磁性移動子の固定部の劣化を防ぐことができる。更に、中心出し用補正部材の補強効果により、磁性移動子の強度が向上する。
【0008】
それに加えて、中心出し用補正部材を弾性材で構成すること(請求項2記載)により、上記効果の他に、磁性移動子の衝撃時の緩衝及び消音効果をも持たせることができる。
一方、請求項3記載の電動式遊戯機用ソレノイドは、中空のボビンと、この中空ボビンに巻回したコイルと、ボビンの中空部分に移動可能に挿通すると共に空洞部を設けた磁性移動子と、少なくとも一端が中空ボビンの外方に突出するように磁性移動子に固定した心棒とを備えるものにおいて、前記磁性移動子の心棒固定部を空洞部内に心棒に沿って延長したことを特徴とする。
【0009】
このソレノイドでは、磁性移動子の心棒固定部を空洞部内に心棒に沿って延長してあるので、心棒固定部が前記の中心出し用補正部材と同様の機能を果たし、前記と同じ作用効果が得られる。
なお、本発明の電動式遊戯機用ソレノイドは、主にパチンコ機、スマートボール機、ピンボール機等のように球を打つ電動式遊戯機の打球発射装置として使用するものであるが、用途はこれらの遊戯機に限定されるものではない。例えば、移動子の運動によってスイッチを開閉したり、バルブの開閉を行ったりすることもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施の形態に基づいて説明する。
一実施形態に係る電動式遊戯機用ソレノイドの要部断面図を図1に示す。このソレノイドは、例えばパチンコ機の打球発射装置用として構成したものである。中空円筒状のボビン1にはコイル2が巻回され、ボビン1の中空部分には円柱状の磁性移動子3が移動可能に挿通されている。移動子3は当該移動子と同心の円柱状空洞部4を有し、これにより移動子3は中空円筒状を呈する。移動子3の前側の肉厚部3aには、軽い非磁性金属又はプラスチックからなる心棒5がピン6によって固定され、肉厚部3aは心棒5を移動子3に固定する固定部となっている。
【0011】
ボビン1の前端側にはヨーク7が取付けられ、後端側にはバック金具8が取付けられている。更に、バック金具8にはバックケース9がネジ等により固定されている。ボビン1の中空部分の前側には、移動子3の前側(図1の左方向)への移動を制限する当接部材10が嵌め込まれ、当接部材10は移動子3の固定部3aに対応する形状(相補形状)を有している。又、ボビン1の中空部分の後側には、移動子3を移動可能に保持するスリーブ状のカプラ11が嵌め込まれている。移動子3は、左方向へは当接部材10に当接するまで移動し、右方向へはバックケース9に近接するまで移動し、その範囲で往復運動を繰り返す。
【0012】
心棒5がヨーク7を貫通する部分には、軸受12が当接部材10に設けられ、また心棒5がバックケース9を貫通する部分には、軸受13がバックケース9に設けられている。この軸受12,13は、心棒5のスムーズな移動を確保すると共に、心棒5の軸方向がずれないように支持している。
心棒5の先端(弾発部分)及び後端には、それぞれショットスペーサ14,15が嵌着され、先端のショットスペーサ14を介して球が弾かれる。ショットスペーサ15に隣接して心棒5の後端側にはE形止め輪16が嵌め込まれ、バックケース9の後端側にはプッシュナット17が取付けられている。そして、移動子3を右方向へ常時付勢するスプリング18の一端がE形止め輪16に、他端がプッシュナット17に係止されている。
【0013】
磁性移動子3の固定部3aに消音パッキン19が取付けられ、この消音パッキン19は、移動子3が当接部材10に衝突する時の衝撃や衝撃音を和らげるためのものである。勿論、消音パッキン19は当接部材10側に取付けてもよい。
磁性移動子3の空洞部4内には、固定部3a側から軸受13に近接する位置まで心棒5に沿って延びる中心出し用補正部材20が取付けられている。この補正部材20は、心棒5の軸心と磁性移動子3の軸心とを一致させると共に、心棒5を支持する役目をする。又、補正部材20は弾性材で構成することが好ましく、補正部材20が弾性を有する場合、移動子3がバックケース9に当たる直前に補正部材20がバックケース9に衝突するように設定することで、移動子3の衝撃や衝撃音を和らげる作用をもする。
【0014】
更に、ボビン1とヨーク7との間及びボビン1とバック金具8との間に、それぞれ緩衝部材(ゴム、Oリング、板バネ等の弾性体)25,26が設けられている。この緩衝部材25,26により、移動子3が当接部材10に衝突するときの衝撃によるボビン1とヨーク7との間及びボビン1とバック金具8との間の衝撃が和らげられる。なお、緩衝部材25,26は、どちらか一方のみでもよい。
【0015】
このように構成した電動式遊戯機用ソレノイドでは、コイル2に励磁電流(パルス電圧)を流すと、磁界が移動子3に加わり、移動子3と心棒5はスプリング18の復帰力に抗して左方向に一体に動く。移動子3が移動し始めると励磁電流は直ぐに断たれるが、移動子3は、その慣性により固定部3aが当接部材10に当接するまで移動する。その過程で、心棒5の先端(ショットスペーサ14)は球を弾く。
【0016】
移動子3が当接部材10に当接すると、スプリング18の復帰力により移動子3は、補正部材20がバックケース9に当接するまで右方向に移動する。補正部材20がバックケース9に当接して移動子3が止まると、次の励磁電流により移動子3は再び左方向に移動し、心棒5の先端で球が弾かれる。このような動作が繰り返されることで、打球が連続して行われる。
【0017】
心棒5は磁性移動子3の固定部3aの他に、空洞部4内の補正部材20によって支持されているため、移動子3の往復運動が激しく繰り返されても、移動子3と心棒5との軸心がずれるようなことはなく、両者の軸心の一致状態が安定して保持される。従って、磁性移動子3の動作不良がなくなり、磁性移動子3を移動可能に支持する軸受部としてのカプラ11の寿命も長くなる。しかも、磁性移動子3の固定部3aが劣化し難く、また磁性移動子3が補正部材20により補強された態様であるので、移動子3の強度が向上する。
【0018】
別実施形態に係るソレノイドの要部断面図を図2に示す。但し、図1のソレノイドと同じ要素には同一符号を付してある。このソレノイドでは、前記中心出し用補正部材20の代わりに、磁性移動子3の固定部3aを空洞部4内に心棒5に沿って延長した部分3bを設けてある。この延長部分3bは、固定部3a側から軸受13に隣接する位置まで延びる中空パイプ状を呈している。この延長部分3bも、前記補正部材と同様に、心棒5の軸心と磁性移動子3の軸心とを一致させると共に、心棒5を支持する。従って、前記と同様の作用効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載のソレノイドによれば、磁性移動子の空洞部内に中心出し用補正部材を心棒に沿って設けてあるため、磁性移動子の軸心と心棒の軸心とのズレがなくなる。又、空洞部内において、心棒が中心出し用補正部材によって支持されるので、つまり磁性移動子と心棒との固定部の長さが実質的に長くなって、固定部が片側に寄らなくなるので、磁性移動子の動作不良がなくなり、軸受部(軸受相当部品)の寿命を改善できる。又、磁性移動子の固定部の劣化を防ぐことができる。更に、中心出し用補正部材の補強効果により、磁性移動子の強度が向上する。
【0020】
上記構成に加えて、中心出し用補正部材を弾性材で構成すること(請求項2記載)により、上記効果の他に、磁性移動子の衝撃時の緩衝及び消音効果をも持たせることができる。
請求項3記載のソレノイドによれば、磁性移動子の心棒固定部を空洞部内に心棒に沿って延長してあるので、心棒固定部が前記の中心出し用補正部材と同様の機能を果たし、前記と同じ作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係るソレノイドの要部断面図である。
【図2】別実施形態に係るソレノイドの要部断面図である。
【図3】従来例に係るソレノイドの要部断面図である。
【符号の説明】
1 中空のボビン
2 コイル
3 磁性移動子
3a 磁性移動子の固定部
3b 磁性移動子の延長部分
4 空洞部
5 心棒
11 カプラ
20 中心出し用補正部材

Claims (3)

  1. 中空のボビンと、この中空ボビンに巻回したコイルと、ボビンの中空部分に移動可能に挿通すると共に空洞部を設けた磁性移動子と、少なくとも一端が中空ボビンの外方に突出するように磁性移動子に固定した心棒とを備えるソレノイドにおいて、
    前記磁性移動子の空洞部内に心棒に沿って延びる中心出し用補正部材を設けたことを特徴とする電動式遊戯機用ソレノイド。
  2. 前記中心出し用補正部材は、弾性材からなることを特徴とする請求項1記載の電動式遊戯機用ソレノイド。
  3. 中空のボビンと、この中空ボビンに巻回したコイルと、ボビンの中空部分に移動可能に挿通すると共に空洞部を設けた磁性移動子と、少なくとも一端が中空ボビンの外方に突出するように磁性移動子に固定した心棒とを備えるソレノイドにおいて、
    前記磁性移動子の心棒固定部を空洞部内に心棒に沿って延長したことを特徴とする電動式遊戯機用ソレノイド。
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