JP3570598B2 - 自動二輪車のカウリング取付構造 - Google Patents

自動二輪車のカウリング取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車のカウリング取付構造に関し、特に、燃料タンクとカウリングの分割ラインの隙間を最小限に抑えて外観品質の向上を図るための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カウリング(車体カバー)付きの自動二輪車として、車体前面部分から側面部分にかけて覆う形態のカウリングを備えたものが広く知られている。このカウリングは、走行時の空気抵抗の低減、冷却空気の取り込みなどの機能性向上に加えて、外観品質の向上を図る上でも重要な役目を担っている。
【0003】
また、この種のカウリングは一般に樹脂製としている。そのため、カウリング自体の成形性や車体への取付作業性などの点を考慮して、複数に分割したタイプのものが多い。分割形態としては、車体上部から順に、アッパーカウル、ミドルカウル、ロアカウルなどに分割され、さらに必要に応じて左右に分割される場合も多々ある。
【0004】
そして、このようなカウリングの車体への取付態様については、車体フレームにカウルステーやブラケットなどを設け、それらにネジ止めや嵌め込みなどの方法を併用して取り付けるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこうしたカウリングの取付態様では、以下に述べるような点においてさらに解決すべき課題があることが判った。それは、カウリングの前部をカウルステーに対して位置決めする形態で取り付けていたことにより生じる不具合である。
【0006】
即ち、カウリングの前部をカウルステーに位置決め状態で取り付けた場合、カウリングの位置が剛性のあるカウルステーによって必然的に規制されてしまうために、カウリングと燃料タンクとの位置関係が互いに精度良く合致ぜずにルーズになってしまうことである。その結果、カウリングと燃料タンクとの間の隙間(分割ライン)が大きくなり、その分、外観品質を損なうことになる。
【0007】
この点の対策として、カウルステー及びカウリングの加工精度、並びにそれらの取付精度をさらに向上させることも考えられる。しかし、この方法では製作コストがアップする上に取付作業性も低下するため、良い解決策とは言えない。
【0008】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、カウルステーとカウリングの取付部に工夫を凝らす一方、カウリングと燃料タンクとの間に取付部を設けることにより、燃料タンクに対するカウリングの位置決めを正確にしかも容易に行えるようにし、これにより互いの隙間を最小限にして外観品質の向上を図ることができるようにした自動二輪車のカウリング取付構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明では、車体の前面部分から側面部分にかけて覆う形態で配置するカウリングの前部を、車体フレームのヘッドパイプから延びるカウルステーに取り付け、カウリングの後部を前記ヘッドパイプよりも後方に位置する燃料タンクの側面部分に取り付けるようにした自動二輪車のカウリング取付構造であって、カウリングとカウルステーとの取付部を、カウリング自体が車体の前後方向に移動可能な構造とし、カウリングと燃料タンクとの取付部によってカウリングの位置決めを行う構造とした。
【0010】
カウリングとカウルステーとの取付部は、カウリングが車体の前後方向に移動可能な構造となっているので、カウリングの位置がカウルステーによって規制されなくなる。その結果、カウリングを燃料タンクに対して正確に位置決めして取り付けることが可能になる。これにより、カウリングと燃料タンクとの隙間を最小限にして外観品質の向上を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明を適用した自動二輪車のカウリング取付構造の好適な実施の形態については、以下のような態様を採ることができる。
【0012】
カウリングとカウルステーとの取付部は、カウルステー側に設けられ車幅方向に延びる支持軸と、カウリング側に設けられ前記支持軸の外周に添う形状でカウルステーの各端部を保持するU字リブとを含み、U字リブはその解放部分が車体の後方側へ向いている構成とするのが好ましい。さらに好ましくは、U字リブと支持軸との間に弾性材のスペーサが介装される。そうすれば、カウリングが車体前後方向に移動可能になるだけでなく、U字リブの開放部分を利用してカウルステーの支持軸に引っかけるような形態でカウリングを前方から容易に仮セットすることができる。したがって、取り付け作業性も良くなる。
【0013】
カウリングと燃料タンクとの取付部を複数設け、各取付部のうちの少なくとも一つをねじ止め構造とするのも好適である。そうすることで、カウリングの燃料タンクへの位置決めをさらに高精度にしかも確実に行うことができる。
【0014】
カウリングが、車体上部に位置するアッパーカウルと、そのアッパーカウルの下に位置するミドルカウルと、そのミドルカウルの下に位置するロアカウルとに分割されている場合、アッパーカウルに対してカウルステー及び燃料タンクとの取付部をそれぞれ設けるのが好ましい。このようにすれば、ミドルカウル及びロアカウルを先に取り付けた後からでも、アッパーカウルの燃料タンクへの位置決め調整をしながら高精度に取り付けることができるので、カウリング全体としても高精度にしかも容易に取り付けることができる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、添付の図1〜図9を参照して説明する。図1は本発明を適用した自動二輪車の側面図、図2はその車体フレームの平面図、図3はリヤブラケットを示す側面図、図4はカウルステーの平面図、図5はカウリングの側面図、図6はカウリングの正面図、図7は取付部の断面図、図8はリヤブラケットと排気管との関係を示す側面図、図9はその部分断面図を示している。
【0016】
この実施例による自動二輪車は、図1において全体として符号10で示している。この自動二輪車10は、前輪11を支持するフロントフォーク12の上部に、ステアリング軸が装着されるヘッドパイプ13を備えている。そして、このヘッドパイプ13を含むメインフレーム14及びシートレール15が車体中央に位置している。
【0017】
メインフレーム14及びシートレール15の上部には、それらを上から覆うような形態で、燃料タンク16、シート17が設けられている。メインフレーム14の下部にはエンジン18が搭載され、チェーン19を介して後輪20を駆動するようになっている。21はリヤアーム、22はリヤサスペンション、23はハンドルである。
【0018】
そして、この自動二輪車10は、車体の前面部分から左右の側面部分にかけて覆う形態のカウリング(車体カバー)30を備えている。このカウリング30は複数に分割され、それぞれが後述するような取付構造となっている。
【0019】
図2及び図3は、車体フレームFの構造を示している。ヘッドパイプ13から左右に分かれて後方へ延びる左右一対のメインフレーム14、14は角パイプにより構成され、それらがサイドメンバ24によって連結されている。メインフレーム14、14の下にはサブフレーム26、26が設けられ、その後方にサイドメンバ24から延びるシートレール15、15が配置されている。シートレール15、15同士はサイドメンバ25により連結されている。メインフレーム14、14の後端には、下方へ延びるリヤアームブラケット27、27、及び後方へ延びるアンダーフレーム28、28がそれぞれ設けられている。29はエンジン18を支持するためのエンジンマウントブラケットである。
【0020】
図4はカウルステー40の構造を示している。このカウルステー40は、ヘッドパイプ13に対して、カウルステー40に溶接されたボルト41とナット42によって連結するための連結フレーム43と、その連結フレーム43に溶接により固定されて車幅方向に延在するパイプ状の支持フレーム44とを備える。そして、この支持フレーム44の両端に、幾分下方に延びるブラケット44aを介して、カウリング30を支持する支持軸45が設けられている。支持軸45はカウリング30側に設けたU字リブ36を支持する。U字リブ36は、その解放部分が車体の後方側へ向いている。これにより、カウリング30は車体前後方向に移動可能に支持される。U字リブ36は支持軸45の直径よりも大きく形成されていて、そのU字リブ36と支持軸45との間にはスペーサ(ラバー)46が介装されている。同図において、47、48はメータ類の取付ブラケットを示している。
【0021】
図5及び図6はカウリング30の外観を示す側面図及び正面図である。このカウリング30は、上から順に、アッパーカウル31、ミドルカウル32、ロアカウル33に分割されている。さらに、ミドルカウル32は左右にそれぞれ2分割されている。また、前記U字リブ36はアッパーカウル31に設けられる。図において、35は風防部、136はヘッドライトユニット、37はフラッシャライトを示している。
【0022】
図7(A)、(B)、(C)はアッパーカウル31の車体に対する取付部の構造を示している。これらのうち、図7(A)はカウルステー40とアッパーカウル31との取付部であり、図5のAーA線断面図として示している。同図から理解できるように、カウルステー40の支持軸45の外側に弾性のあるラバーからなる前記スペーサ46がはめ込まれ、そのスペーサ46に対してアッパーカウル31のU字リブ36を引っかけるようにして取り付けている。U字リブ36はアッパーカウル31の内面から突出している。したがって、U字リブ36自体はU字の開放部分の他に、図中左端側になる突出端部側とに開放部分を有する形状である。スペーサ46は弾性を有するので、U字リブ36との間の摩擦力と弾性力によって互いに密着する形態で取り付けられるが、U字リブ36の形状に基づく相関関係で、アッパーカウル31が車体前後方向に移動可能な取付部となる。このような弾性材のスペーサ46を介装することにより、U字リブ36と支持軸45との間の位置ずれが有効に吸収されカウリングがカウルステーに確実に固定保持される。
【0023】
図7(B)は、アッパーカウル31と燃料タンク16との取付部であり、図5のBーB線断面図として示している。この取付部はネジ止め構造であり、燃料タンク16の側面下部からさらに下方へ突出した取付フランジ50の内側にナット51を溶接していて、そのナット51に外側から皿ネジ状のスクリュー52をねじ込むことにより、アッパーカウル31の後部を取り付ける構造としている。取付フランジ50は二枚合わせの構造であり、燃料タンク16の側面板16aと、底面板16bとを重ねて下方に延ばし、溶接して一体化したものである。取付フランジ50の外面とスクリュー52の頭部52aとの間には、合成ゴム等からなるグロメット53を装填している。このグロメット53は、その外周部にアッパーカウル31に設けた孔31aに嵌まり込む周溝53aを有する。さらに、中心の孔の部分にはグロメットの押し潰れ防止およびスペーサ用のカラー54をセットしている。これにより、スクリュー52をねじ込むだけで、アッパーカウル31の後部を燃料タンク16に容易に取り付けることができる。
【0024】
図7(C)は、同じく燃料タンク16に対するアッパーカウル31の別の取付部であり、図5のCーC線断面図として示している。この取付部は嵌め込み構造であり、燃料タンク16から延びるフランジ状の側面板16aに設けた孔にグロメット56を装着し、そのグロメット56に対し、アッパーカウル31の内面から突出させた突起31cを嵌め込むことにより取り付ける構造としている。この突起31cには、グロメット56の孔56aから容易に抜け出さないようにするためのフック部31dが設けられている。なお、ミドルカウル32及びロアカウル33の取付部については、ここでは特に詳細に示していないが、図7(B)及び図7(C)に示したようなネジ止めあるいは嵌め込み構造などが採用されている。
【0025】
このような取付構造とした場合、取付作業に際しては、例えば、カウルステー40をヘッドパイプ13に固定した後、そのカウルステー40に対してアッパーカウル31のU字リブ36を引っかけるようにセットしてアッパーカウル31を仮に位置決めしておき、しかる後、アッパーカウル31を前後に若干移動させながら位置調整しつつ、燃料タンク16に対して上記のスクリュー52、突起31cを利用して取り付ければよい。これにより、アッパーカウル31を燃料タンク16の側面部分にしっかりと、しかもアッパーカウルに無理なたわみ(変形)を伴うことなく隙間のない状態で取り付けることが可能になり、接続面が滑らかに連続した良好な合わせ面が得られる。本取付け構造によると、車体フレーム(カウルステー)に対して前後の位置が不定のアッパーカウルの風防部35とカウルステーに取付けられるメーター71との間の隙間が変化することになるが、この部分はライダーからはメーター71の陰になり見え難い。逆にライダーから見えやすい(目に付きやすい)カウルとタンクとの間の合せ状態を最優先とした。
【0026】
図8は車体フレームFと排気管60との取り合い関係を示し、図9はリヤアームブラケット27により排気管60を支持した構造を示している。リヤアームブラケット27は、図9に明示するようにインナーパネル27Aと、アウターパネル27Bとからなり、それらの下部にボス部材61の一端側が固定され、インナーパネル27Aにアウターパネル27Bが嵌め合わされて筺体状のブラケットが形成される。そして、ボス部材61の他端側に、二枚の支持プレート62、63を介して排気管60が支持される。
【0027】
両パネルを連結するボス部材61の一端側には小径部61aがあり、その小径部61aの部分をインナーパネル27Aに設けた孔27cから挿入し、溶接64によりボス部材61とインナーパネル27Aとを固定している。ボス部材61の中心部分にはその軸線方向に貫通するネジ孔があり、アウターパネル27Bはこのネジ孔に対して外側からねじ込む第1ボルト66によって、フートレスト用ブラケット69を介してボス部材61の一端側の端面に固定される。
【0028】
二枚の支持プレート62、63は、上部が互いに重ね合わされ、下部が排気管60の外周面に添って互いに相反する方向に広がる形態であり、それらの下部が排気管60に溶接止めされる。重ね合わされた上部は、ボス部材61のネジ孔に対して第1ボルト66と反対側からねじ込む第2ボルト67によってボス部材61の他端側の端面に固定される。68はワッシャーを示している。
【0029】
このような支持構造においては、アウターパネル27Bをボルト止めとし、インナーパネル27Aのみをボス部材61に対して溶接止めとしているので、溶接部分が外側から見えない構造として外観品質の向上を図ることができる。また、アウターパネル27Bをボス部材61に対して溶接しない構造としたので、ボス部材61の一端側からボルト締めする場合、その座面確保のためにボス部材端面を大きくする必要がなく、ボスを小径化することができ、したがって、ボス部材61の軽量化を図ることができる。また、ボスの小径化により溶接長が短くなる。さらに、このようにアウターパネル27Bをボス部材61に対して溶接しない構造とすることで、溶接に必要な肉厚との関係を考慮する必要もなくなり、したがって、アウターパネル27B自体を薄くすることもでき、この点からも軽量化に寄与する。また、アウターパネル嵌合溶接時の位置決めストッパとして、インナーパネル周囲にフランジ状突起等を設ける必要はなく、ボス端面を位置決めストッパとして用いてアウターパネルとインナーパネルとの重ね合わせ部を溶接することができるため、構造が簡単になり、作業も容易になる。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、車体の前面部分から側面部分にかけて覆う形態で配置するカウリングとカウルステーとの取付部を、カウリング自体が車体の前後方向に移動可能な構造とし、カウリングと燃料タンクとの取付部によってカウリングの位置決めを行う構造としたので、カウリングの位置がカウルステーによって規制されないようにすることができる。その結果、カウリングを燃料タンクに対して正確に位置決めして取り付けることが可能となり、これにより、カウリングと燃料タンクとの隙間を均一にかつ最小限にして合わせ面を良好にし外観品質の向上を図ることができる。
【0031】
カウリングとカウルステーとの取付部は、カウルステー側に設けられ車幅方向に延びる支持軸と、カウリング側に設けられ前記支持軸の外周に添う形状のU字リブと、そのU字リブと支持軸との間に介装されるスペーサとを含み、U字リブはその解放部分が車体の後方側へ向いている構成とすることによって、カウリングが車体前後方向に移動可能になるだけでなく、U字リブの開放部分を利用してカウルステーの支持軸に引っかけるような形態でカウリングを容易に仮セットすることができ、これにより取付作業性も良くすることができる。
【0032】
カウリングと燃料タンクとの取付部を複数設け、各取付部のうちの少なくとも一つをねじ止め構造とすることによって、カウリングの燃料タンクへの位置決めをさらに高精度にしかも確実に行うことができる。
【0033】
カウリングが、車体上部に位置するアッパーカウルと、そのアッパーカウルの下に位置するミドルカウルと、そのミドルカウルの下に位置するロアカウルとに分割されている場合、アッパーカウルに対してカウルステー及び燃料タンクとの取付部をそれぞれ設けることによって、ミドルカウル及びロアカウルを先に取り付けた後からでも、アッパーカウルの燃料タンクへの位置決め調整をしながら高精度に取り付けることができるので、カウリング全体としても高精度にしかも容易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自動二輪車の側面図。
【図2】本発明の実施例に係る車体フレームの平面図。
【図3】本発明の実施例に係るリヤーブラケットの側面図。
【図4】本発明の実施例に係るカウルステーの平面図。
【図5】本発明の実施例に係るカウリングの側面図。
【図6】本発明の実施例に係るカウリングの正面図。
【図7】本発明の実施例に係る各取付部の断面図。
【図8】リヤーブラケットと排気管との関係を示す側面図。
【図9】図8の部分断面図。
【符号の説明】
10:自動二輪車、13:ヘッドパイプ、16:燃料タンク、
30:カウリング、31:アッパーカウル、32:ミドルカウル、
33:ロアカウル、36:U字リブ、40:カウルステー、45:支持軸、
46:スペーサ。

Claims (3)

  1. 車体の前面部分から側面部分にかけて覆う形態で配置するカウリングの前部を、車体フレームのヘッドパイプから延びるカウルステーに取り付け、カウリングの後部を前記ヘッドパイプよりも後方に位置する燃料タンクの側面部分に取り付けるようにした自動二輪車のカウリング取付構造であって、前記カウリングとカウルステーとの取付部を、カウリング自体が車体の前後方向に移動可能な構造とし、カウリングの位置がカウルステーによって規制されない状態で前記カウリングと燃料タンクとの取付部によってカウリングの位置決めを行う構造とし、
    前記カウリングと燃料タンクとの取付部を複数設け、各取付部のうちの少なくとも一つをねじ止め構造としたことを特徴とする自動二輪車のカウリング取付構造。
  2. 前記カウリングとカウルステーとの取付部は、カウルステー側に設けられ車幅方向に延びる支持軸と、カウリング側に設けられ前記支持軸の外周に添う形状でカウルステーの各端部を保持するU字リブとを含み、前記U字リブはその解放部分が車体の後方側へ向いていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のカウリング取付構造。
  3. 前記カウリングは、車体上部に位置するアッパーカウルと、そのアッパーカウルの下に位置するミドルカウルと、そのミドルカウルの下に位置するロアカウルとに分割され、前記アッパーカウルに対して前記カウルステー及び燃料タンクとの取付部がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車のカウリング取付構造。
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