JP3569968B2 - 花茎結束装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は例えば、ゆり、菊等の生花を結束する際に用いられる花茎結束装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の花茎の結束に際しては、所定本数の花の茎を掴持して紐により人為的に結束したり、また近年では結束機構及び花落機構を用いて結束並びに下葉落としを半自動的に行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこの従来構造の場合、先ず、所定複数本の花の茎を結束機構を用いて結束紐により縛着結束し、次いで、この結束完了後に葉落機構を用いて花の茎の基端部側の下葉を落とすことになるため、結束された束の内側の茎の下葉は外側の茎の存在により効果的に落とすことができないことがあり、また外側の下葉にあっても内側の茎の存在により効果的に落とすことができないことがあり、このため結束された花の商品価値を低下させたり、結束作業能率を低下させることがあるという不都合を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような不都合を解決することを目的とするもので、その要旨は、複数本の花の茎を分離並列状態に載置搬送可能な搬送コンベヤと、該搬送コンベヤにより送られてくる花の茎の基端部を切断して長さ揃え可能な切断機構と、該切断されて送られてくる各々の花の茎の下葉をその分離並列状態のままで落とす葉落機構と、該葉落機構により下葉を落とされた分離並列状態の複数本の花の茎を一個の束に集束可能な集束機構と、該集束された複数本の花の茎を結束可能な結束機構とを備えてなり、上記集束機構を、搬送コンベヤに配設された複数個の押圧凸部の搬送方向前側の押圧面と、上記結束機構に配設された張設状態の結束紐と、上記集束状態を検出して上記結束機構に開始信号を出力する起動用センサーとにより構成し、かつ、上記搬送コンベヤを前側搬送コンベヤと後側搬送コンベヤから構成し、前側搬送コンベヤの前側搬送ベルトに押圧凸部を所定間隔をおいて配設し、前側搬送ベルトの先端部側を前側駆動ローラ及び支承ローラにより前下り状部分に形成し、該押圧凸部を撓み得るほぼ台形に保形し、該押圧面を斜面に形成し、更に、上記結束機構に結束紐を巻回したボビンを遊転自在に保持可能な着脱機構を配設し、該着脱機構に該ボビンの結束紐の繰出に伴う従動遊転に制動力を付与するブレーキ機構を配設し、該ブレーキ機構は上記ボビンに摩擦による制動力を付与する弾圧用バネを含んでなることを特徴とする花茎結束装置にある。
【0005】
【作用】
複数本の花の茎は搬送コンベヤにより分離並列状態で載置搬送され、この搬送コンベヤにより送られてくる花の茎の基端部は切断機構により切断されて長さが揃えられ、この切断されて送られてくる各々の花の茎の下葉はその分離並列状態のままで葉落機構により落とされ、下葉を落とされた分離並列状態の複数本の花の茎は集束機構により一個の束に集束され、集束された複数本の花の茎は結束機構により結束されることになり、上記集束機構を、搬送コンベヤに配設された複数個の押圧凸部の搬送方向前側の押圧面と、結束機構に配設された張設状態の結束紐と、上記集束状態を検出して結束機構に開始信号を出力する起動用センサーとから構成しているから、構造を簡素化することができるとともに結束作動を確実に行わせることになり、かつ、搬送コンベヤを前側搬送コンベヤと後側搬送コンベヤから構成し、前側搬送コンベヤの前側搬送ベルトに押圧凸部を所定間隔をおいて配設し、前側搬送ベルトの先端部側を前側駆動ローラ及び支承ローラにより前下り状部分に形成し、この押圧凸部を撓み得るほぼ台形に保形し、押圧面を斜面に形成しているから、結束された花束が後側搬送コンベヤの後側搬送ベルトにより水平搬送される際に、前側搬送ベルトは、花束を上方から押さえ付けて痛めることなく、円滑に下向きに迂回することになり、それだけ花束の取り出しを良好に行うことになり、又、ボビンから繰り出される結束紐で花の茎が結束される際において、ボビンは結束紐の繰出に伴って従動遊転し、このボビンの従動遊転に上記ボビンに摩擦による制動力を付与する弾圧用バネを含んでなるブレーキ機構により制動力が付与される。
【0006】
【実施例】
図1乃至図15は本発明の実施例を示し、1は搬送コンベヤであって、この場合、前側搬送コンベヤ2と後側搬送コンベヤ3から構成され、機台4の下部に駆動モータ5を取付け、機台4の左端部に前側駆動ローラ6及び後側駆動ローラ7を上下に架設し、機台4の右端部に従動ローラ8を架設し、機台4の中程部分に下りローラ9、数個の支承ローラ10を架設し、この後側駆動ローラ7、下りローラ9、数個の支承ローラ10及び従動ローラ8間に前側搬送コンベヤ2の前側搬送ベルト11を掛回し、後側駆動ローラ7、支承ローラ10及び従動ローラ8間に後側搬送コンベヤ3の後側搬送ベルト12を掛回し、前側搬送ベルト11にベルト素材製の撓み得るほぼ台形に保形した複数個の押圧凸部13を花の茎Wの結束本数に応じた間隔をおいて接着形成し、駆動モータ5の主軸と前側駆動ローラ6及び後側駆動ローラ7の主軸に取り付けたプーリ14・15・16にベルト17を三角状に掛回し、前側搬送ベルト11及び後側搬送ベルト12を図中左方向に走行可能に構成している。
【0007】
18は切断機構であって、この場合図3の如く、機台4に側部機台19を取付け、側部機台19に切断用モータ20を取付け、切断用モータ19に丸鋸板21を取り付け、搬送コンベヤ1により送られてくる花の茎Wの基端部を切断して長さを揃えるように構成したものである。
【0008】
22は葉落機構であって、この場合図4、図5の如く、上記側部機台19に下回転軸23・23を二個並列横設し、この下回転軸23・23に硬質ゴム製にして外周面対向位置に複数個の掻き凸部24aを並列突出させた掻きロータ24を90度の位相差をもって取付け、かつ側部機台19に上回転軸25を横設し、この上回転軸25に硬柔質合成樹脂製の払落とし杆26aを放射状に突出させた払い落とし体26を取付け、側部機台19に掻きロータ24を回転させるモータ27と払い落とし体26を回転させるモータ28を取り付け、切断されて送られてくる各々の花の茎Wの下葉W1をその分離並列状態のままで落とすように構成構成したものである。
【0009】
29は結束機構であって、この場合、図11乃至図14の如く、機台4に結束機体30を取付け、結束機体30の上面に支持ケース31を立設し、支持ケース31に支持部材32を横設し、支持部材32に紐ガイド33、ローラ34・35を配置すると共に支持部材32内に作動軸36を内装してその先端部に弓状の作動アーム37を取付け、作動アーム37の側面にガイド38・38を取付け、作動アーム37の先端部に挿通穴39を形成し、一方支持部材32に支持板40を立設し、支持板40に結束紐Hを巻回したボビンBを遊転自在に保持する着脱機構41を設け、着脱機構41にボビンBの結束紐Hの繰出に伴う従動遊転に制動力を付与するブレーキ機構42を設け、支持板40に杆体43を横設し、杆体43に取付具44を回動自在に取付け、取付具44にボビンBに巻回された結束紐Hの周面に当接する摩擦杆45を取付具44に対して引出スライド自在に取付け、ボビンBから引き出した結束紐Hを紐ガイド33、ローラ34・35、ガイド38・38及び挿通穴39を挿通したのち結束機体30内の、この場合ノッタ式結束内部機構に張設状態で接続し、この内部機構と作動アーム37との協働により自動的に複数本の茎Wの束を巻き付けて結束するように構成されている。
【0010】
この着脱機構41及びブレーキ機構42は、上記支持板40に軸筒46を横設し、軸筒46内に保持軸47を挿通し、保持軸47の一方端部側のネジ部47aにナット48を螺着し、ナット48を正逆回動することにより保持軸47を軸方向移動自在に設け、保持軸47に合成樹脂姓の一対の挟圧盤49・50を遊転自在に挿通し、一方の挟圧盤49を軸筒46に当接し、挟圧盤49・50の間にボビンBを配置し、保持軸47の他方端部にバネ受け盤51を止めピン52により抜け止めし、バネ受け盤51と挟圧盤50との間に弾圧用バネ53を介在し、弾圧用バネ52によって挟圧盤49・50でボビンBの芯管B1の両側面を挟圧保持し、この挟圧によるボビンBと挟圧盤49・50との間の摩擦によりボビンBの結束紐Hの繰出に伴う保持軸47上における従動遊転に制動力を付与するように構成している。又ナット体48を正逆回動して保持軸47を軸方向に移動し、この移動により弾圧用バネ53のバネ圧を調節し、これにより適当な上記制動力を可変調節し得るように構成している。
【0011】
54は集束機構であって、この場合上記搬送コンベヤ1としての前側搬送ベルト11に配設された複数個の押圧凸部13の搬送方向前側の押圧面55と、結束機構29に配設された張設状態の結束紐Hと、この結束紐Hの側方に位置して上記支持部材32に上方から下向きに取り付けられた起動センサー56とを備えてなり、押圧面55により押されてくる花の茎Wが前方の結束紐Hに当接し、結束紐Hの存在により前進が阻害されて分離並列状態の花の茎Wが順次束に集められ、下葉を落とされた花の茎Wが一個の束となり、さらなる押圧面55による押圧に伏して結束紐Hが撓んだ際に起動センサー56の検出杆5aが検出作動し、これにより集束状態を検出して結束機構29に起動信号を出力するように構成されている。
【0012】
この場合前側搬送ベルト11の切断機構18対向位置から葉落機構22対向位置の上方の間に茎の上面を押圧しつつ送る茎押さえベルト57を配設するととも前側搬送コンベヤ11の前方位置にして右端から切断機構18の下側位置に茎を受けつつ送る茎受けベルト58を循回走行可能に配設している。
【0013】
この実施例は上記構成であるから、図6の如く、所定複数本の花の茎Wを前側搬送コンベヤ2の押圧凸部13間に分離並列状態でいわゆるばらの状態で載置すると、これらの花は分離並列状態で載置搬送されることになり、この場合花の茎Wの先端部は後側搬送コンベヤ3に載置され、茎Wの基端部は茎受けベルト58上に載置され、花は分離並列状態で載置搬送されることになり、次いでこの搬送コンベヤ2により送られてくる花の茎Wの基端部は、図7の如く、切断機構18の丸鋸板21により切断されて長さが揃えられ、次いで、この切断されて送られてくる各々の花の茎Wの下葉W1は図8の如く、その分離並列状態のままで葉落機構22の掻きロータ24及び払い落とし体26の回転作用によって落とされ、次いで、下葉W1を落とされた分離並列状態の複数本の花の茎Wは集束機構54により一個の束に集束され、図9の如く、集束状態を起動用センサー56の検出杆56aが茎Wの束に押されて揺動することにより検出作動すると結束機構29が作動し、図10の如く、集束された複数本の花の茎WはボビンBから内部機構により引かれて繰り出された結束紐Hにより結束されることになり、図11の如く、前側搬送コンベヤ2の前側搬送ベルト11の左端部たる先端部は前側駆動ローラ6及び支承ローラ9により前下り状部分Mに形成されているため、結束された花束は後側搬送コンベヤ1の後側搬送ベルト12により水平搬送され、取り出されることになる。
【0014】
このように各々の花の茎Wの下葉W1を分離並列状態のままで葉落機構22によって落とし、下葉W1を落としたのち、集束して結束機構29により結束することになるから、各々の茎の下葉W1を確実に落とすことができ、このため結束された花の商品価値を低下させることがなくなるとともに、それだけ結束作業能率を向上することができる。
【0015】
この際上記集束機構54を、搬送コンベヤ1に配設された複数個の押圧凸部13の搬送方向前側の押圧面55と、結束機構29に配設された張設状態の結束紐Hと、上記集束状態を検出して結束機構29に開始信号を出力する起動用センサー56から構成しているから、構造を簡素化することができるとともに結束作動を確実に行わせることができる。
【0016】
またこの場合、搬送コンベヤ1を前側搬送コンベヤ2と後側搬送コンベヤ3から構成し、前側搬送コンベヤ2の前側搬送ベルト11に押圧凸部13を所定間隔をおいて配設し、前側搬送ベルト11の先端部側を前側駆動ローラ6及び支承ローラ9により前下り状部分Mに形成し、この押圧凸部13を撓み得るほぼ台形に保形し、押圧面55を斜面に形成しているから、結束された花束が後側搬送コンベヤ1の後側搬送ベルト12により水平搬送される際に、前側搬送ベルト11は、図11の如く、花束を上方から押さえ付けて痛めることなく、円滑に下向きに迂回することになり、それだけ花束の取り出しを良好に行うことができる。
【0017】
また特に、上記結束機構29に結束紐Hを巻回したボビンBを遊転自在に保持可能な着脱機構41を配設し、着脱機構41にボビンBの結束紐Hの繰出に伴う従動遊転に制動力を付与するブレーキ機構42を配設しているから、結束時において、ボビンBの従動遊転に摩擦力が付与され、繰り出される結束紐Hに適宜なバックテンションを与えることができ、このため被結束物としての茎Wを適切なしまり強さで結束することができ、結束不良を抑制して良好な結束作業を行うことができる。
【0018】
この場合上記ブレーキ機構42を、上記ボビンBに摩擦による制動力を付与する弾圧用バネ53を含んで構成しているから、構造を簡素化することができて、製作コストを低減することができ、しかも保持軸47の軸方向移動により弾圧用バネ53のバネ圧を調節し、これにより制動力を可変調節し得るから、それだけ茎Wの本数や大きさに応じて調節することにより良好な結束状態を得ることができる。
【0019】
尚、本発明は上記実施例に限られるものではなく、結束機構29、着脱機構41、ブレーキ機構42、集束機構54の構造等は適宜変更して設計される。
【0020】
また上記実施例では搬送コンベヤ1を前側搬送コンベヤ2と後側搬送コンベヤ3から構成しているが、前側搬送ベルト11のベルト幅を大きくして後側搬送コンベヤ3を無くし、後側搬送コンベヤ3の代わりを機台4に置換させる構造にすることもでき、この場合花束は前側搬送ベルト11の押圧凸部13から釈放された位置に停留することになるが、その停留位置を取り出し位置とすればよく、その他は上記同様な作用効果を得る。
【0021】
【発明の効果】
本発明は上述の如く、各々の花の茎の下葉を分離並列状態のままで葉落機構によって落とし、下葉を落としたのち、集束して結束機構により結束することになるから、各々の茎の下葉を確実に落とすことができ、このため結束された花の商品価値を低下させることがなくなるとともに、それだけ結束作業能率を向上することができ、上記集束機構を、搬送コンベヤに配設された複数個の押圧凸部の搬送方向前側の押圧面と、結束機構に配設された張設状態の結束紐と、上記集束状態を検出して結束機構に開始信号を出力する起動用センサーとから構成しているから、構造を簡素化することができるとともに結束作動を確実に行わせることができ、かつ、搬送コンベヤを前側搬送コンベヤと後側搬送コンベヤから構成し、前側搬送コンベヤの前側搬送ベルトに押圧凸部を所定間隔をおいて配設し、前側搬送ベルトの先端部側を前側駆動ローラ及び支承ローラにより前下り状部分に形成し、この押圧凸部を撓み得るほぼ台形に保形し、押圧面を斜面に形成しているから、結束された花束が後側搬送コンベヤの後側搬送ベルトにより水平搬送される際に、前側搬送ベルトは、花束を上方から押さえ付けて痛めることなく、円滑に下向きに迂回することになり、それだけ花束の取り出しを良好に行うことができ、特に結束機構に結束紐を巻回したボビンを遊転自在に保持可能な着脱機構を配設し、着脱機構にボビンの結束紐の繰出に伴う従動遊転に制動力を付与するブレーキ機構を配設しているから、結束時において、ボビンの従動遊転に摩擦力が付与され、繰り出される結束紐に適宜なバックテンションを与えることができ、このため被結束物としての茎を適切なしまり強さで結束することができ、結束不良を抑制して良好な結束作業を行うことができ、かつ、ブレーキ機構を、上記ボビンに摩擦による制動力を付与する弾圧用バネを含んで構成することにより、構造を簡素化することができて、製作コストを低減することができる。
【0022】
以上、所期の目的を充分達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体正面図である。
【図2】図1で示す実施例の全体平面図である。
【図3】図1で示す実施例の部分横断面図である。
【図4】図1で示す実施例の部分横断面図である。
【図5】図1で示す実施例の部分縦断面図である。
【図6】図1で示す実施例の作動状態の斜視図である。
【図7】図1で示す実施例の作動状態の斜視図である。
【図8】図1で示す実施例の作動状態の斜視図である。
【図9】図1で示す実施例の作動状態の斜視図である。
【図10】図1で示す実施例の作動状態の斜視図である。
【図11】図1で示す実施例の部分断面図である。
【図12】図1で示す実施例の結束機構の平面図である。
【図13】図1で示す実施例の結束機構の側面図である。
【図14】図1で示す実施例の結束機構の側面図である。
【図15】図1で示す実施例の結束機構の部分側断面図である。
【符号の説明】
W 茎
W1 下葉
H 結束紐
B ボビン
M 前下り状部分
1 搬送コンベヤ
2 前側搬送コンベヤ
3 後側搬送コンベヤ
6 前側駆動ローラ
9 支承ローラ
11 前側搬送ベルト
12 後側搬送ベルト
13 押圧凸部
18 切断機構
22 葉落機構
29 結束機構
41 着脱機構
42 ブレーキ機構
53 弾圧用バネ
54 集束機構
55 押圧面
56 起動用センサー
【産業上の利用分野】
本発明は例えば、ゆり、菊等の生花を結束する際に用いられる花茎結束装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の花茎の結束に際しては、所定本数の花の茎を掴持して紐により人為的に結束したり、また近年では結束機構及び花落機構を用いて結束並びに下葉落としを半自動的に行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこの従来構造の場合、先ず、所定複数本の花の茎を結束機構を用いて結束紐により縛着結束し、次いで、この結束完了後に葉落機構を用いて花の茎の基端部側の下葉を落とすことになるため、結束された束の内側の茎の下葉は外側の茎の存在により効果的に落とすことができないことがあり、また外側の下葉にあっても内側の茎の存在により効果的に落とすことができないことがあり、このため結束された花の商品価値を低下させたり、結束作業能率を低下させることがあるという不都合を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような不都合を解決することを目的とするもので、その要旨は、複数本の花の茎を分離並列状態に載置搬送可能な搬送コンベヤと、該搬送コンベヤにより送られてくる花の茎の基端部を切断して長さ揃え可能な切断機構と、該切断されて送られてくる各々の花の茎の下葉をその分離並列状態のままで落とす葉落機構と、該葉落機構により下葉を落とされた分離並列状態の複数本の花の茎を一個の束に集束可能な集束機構と、該集束された複数本の花の茎を結束可能な結束機構とを備えてなり、上記集束機構を、搬送コンベヤに配設された複数個の押圧凸部の搬送方向前側の押圧面と、上記結束機構に配設された張設状態の結束紐と、上記集束状態を検出して上記結束機構に開始信号を出力する起動用センサーとにより構成し、かつ、上記搬送コンベヤを前側搬送コンベヤと後側搬送コンベヤから構成し、前側搬送コンベヤの前側搬送ベルトに押圧凸部を所定間隔をおいて配設し、前側搬送ベルトの先端部側を前側駆動ローラ及び支承ローラにより前下り状部分に形成し、該押圧凸部を撓み得るほぼ台形に保形し、該押圧面を斜面に形成し、更に、上記結束機構に結束紐を巻回したボビンを遊転自在に保持可能な着脱機構を配設し、該着脱機構に該ボビンの結束紐の繰出に伴う従動遊転に制動力を付与するブレーキ機構を配設し、該ブレーキ機構は上記ボビンに摩擦による制動力を付与する弾圧用バネを含んでなることを特徴とする花茎結束装置にある。
【0005】
【作用】
複数本の花の茎は搬送コンベヤにより分離並列状態で載置搬送され、この搬送コンベヤにより送られてくる花の茎の基端部は切断機構により切断されて長さが揃えられ、この切断されて送られてくる各々の花の茎の下葉はその分離並列状態のままで葉落機構により落とされ、下葉を落とされた分離並列状態の複数本の花の茎は集束機構により一個の束に集束され、集束された複数本の花の茎は結束機構により結束されることになり、上記集束機構を、搬送コンベヤに配設された複数個の押圧凸部の搬送方向前側の押圧面と、結束機構に配設された張設状態の結束紐と、上記集束状態を検出して結束機構に開始信号を出力する起動用センサーとから構成しているから、構造を簡素化することができるとともに結束作動を確実に行わせることになり、かつ、搬送コンベヤを前側搬送コンベヤと後側搬送コンベヤから構成し、前側搬送コンベヤの前側搬送ベルトに押圧凸部を所定間隔をおいて配設し、前側搬送ベルトの先端部側を前側駆動ローラ及び支承ローラにより前下り状部分に形成し、この押圧凸部を撓み得るほぼ台形に保形し、押圧面を斜面に形成しているから、結束された花束が後側搬送コンベヤの後側搬送ベルトにより水平搬送される際に、前側搬送ベルトは、花束を上方から押さえ付けて痛めることなく、円滑に下向きに迂回することになり、それだけ花束の取り出しを良好に行うことになり、又、ボビンから繰り出される結束紐で花の茎が結束される際において、ボビンは結束紐の繰出に伴って従動遊転し、このボビンの従動遊転に上記ボビンに摩擦による制動力を付与する弾圧用バネを含んでなるブレーキ機構により制動力が付与される。
【0006】
【実施例】
図1乃至図15は本発明の実施例を示し、1は搬送コンベヤであって、この場合、前側搬送コンベヤ2と後側搬送コンベヤ3から構成され、機台4の下部に駆動モータ5を取付け、機台4の左端部に前側駆動ローラ6及び後側駆動ローラ7を上下に架設し、機台4の右端部に従動ローラ8を架設し、機台4の中程部分に下りローラ9、数個の支承ローラ10を架設し、この後側駆動ローラ7、下りローラ9、数個の支承ローラ10及び従動ローラ8間に前側搬送コンベヤ2の前側搬送ベルト11を掛回し、後側駆動ローラ7、支承ローラ10及び従動ローラ8間に後側搬送コンベヤ3の後側搬送ベルト12を掛回し、前側搬送ベルト11にベルト素材製の撓み得るほぼ台形に保形した複数個の押圧凸部13を花の茎Wの結束本数に応じた間隔をおいて接着形成し、駆動モータ5の主軸と前側駆動ローラ6及び後側駆動ローラ7の主軸に取り付けたプーリ14・15・16にベルト17を三角状に掛回し、前側搬送ベルト11及び後側搬送ベルト12を図中左方向に走行可能に構成している。
【0007】
18は切断機構であって、この場合図3の如く、機台4に側部機台19を取付け、側部機台19に切断用モータ20を取付け、切断用モータ19に丸鋸板21を取り付け、搬送コンベヤ1により送られてくる花の茎Wの基端部を切断して長さを揃えるように構成したものである。
【0008】
22は葉落機構であって、この場合図4、図5の如く、上記側部機台19に下回転軸23・23を二個並列横設し、この下回転軸23・23に硬質ゴム製にして外周面対向位置に複数個の掻き凸部24aを並列突出させた掻きロータ24を90度の位相差をもって取付け、かつ側部機台19に上回転軸25を横設し、この上回転軸25に硬柔質合成樹脂製の払落とし杆26aを放射状に突出させた払い落とし体26を取付け、側部機台19に掻きロータ24を回転させるモータ27と払い落とし体26を回転させるモータ28を取り付け、切断されて送られてくる各々の花の茎Wの下葉W1をその分離並列状態のままで落とすように構成構成したものである。
【0009】
29は結束機構であって、この場合、図11乃至図14の如く、機台4に結束機体30を取付け、結束機体30の上面に支持ケース31を立設し、支持ケース31に支持部材32を横設し、支持部材32に紐ガイド33、ローラ34・35を配置すると共に支持部材32内に作動軸36を内装してその先端部に弓状の作動アーム37を取付け、作動アーム37の側面にガイド38・38を取付け、作動アーム37の先端部に挿通穴39を形成し、一方支持部材32に支持板40を立設し、支持板40に結束紐Hを巻回したボビンBを遊転自在に保持する着脱機構41を設け、着脱機構41にボビンBの結束紐Hの繰出に伴う従動遊転に制動力を付与するブレーキ機構42を設け、支持板40に杆体43を横設し、杆体43に取付具44を回動自在に取付け、取付具44にボビンBに巻回された結束紐Hの周面に当接する摩擦杆45を取付具44に対して引出スライド自在に取付け、ボビンBから引き出した結束紐Hを紐ガイド33、ローラ34・35、ガイド38・38及び挿通穴39を挿通したのち結束機体30内の、この場合ノッタ式結束内部機構に張設状態で接続し、この内部機構と作動アーム37との協働により自動的に複数本の茎Wの束を巻き付けて結束するように構成されている。
【0010】
この着脱機構41及びブレーキ機構42は、上記支持板40に軸筒46を横設し、軸筒46内に保持軸47を挿通し、保持軸47の一方端部側のネジ部47aにナット48を螺着し、ナット48を正逆回動することにより保持軸47を軸方向移動自在に設け、保持軸47に合成樹脂姓の一対の挟圧盤49・50を遊転自在に挿通し、一方の挟圧盤49を軸筒46に当接し、挟圧盤49・50の間にボビンBを配置し、保持軸47の他方端部にバネ受け盤51を止めピン52により抜け止めし、バネ受け盤51と挟圧盤50との間に弾圧用バネ53を介在し、弾圧用バネ52によって挟圧盤49・50でボビンBの芯管B1の両側面を挟圧保持し、この挟圧によるボビンBと挟圧盤49・50との間の摩擦によりボビンBの結束紐Hの繰出に伴う保持軸47上における従動遊転に制動力を付与するように構成している。又ナット体48を正逆回動して保持軸47を軸方向に移動し、この移動により弾圧用バネ53のバネ圧を調節し、これにより適当な上記制動力を可変調節し得るように構成している。
【0011】
54は集束機構であって、この場合上記搬送コンベヤ1としての前側搬送ベルト11に配設された複数個の押圧凸部13の搬送方向前側の押圧面55と、結束機構29に配設された張設状態の結束紐Hと、この結束紐Hの側方に位置して上記支持部材32に上方から下向きに取り付けられた起動センサー56とを備えてなり、押圧面55により押されてくる花の茎Wが前方の結束紐Hに当接し、結束紐Hの存在により前進が阻害されて分離並列状態の花の茎Wが順次束に集められ、下葉を落とされた花の茎Wが一個の束となり、さらなる押圧面55による押圧に伏して結束紐Hが撓んだ際に起動センサー56の検出杆5aが検出作動し、これにより集束状態を検出して結束機構29に起動信号を出力するように構成されている。
【0012】
この場合前側搬送ベルト11の切断機構18対向位置から葉落機構22対向位置の上方の間に茎の上面を押圧しつつ送る茎押さえベルト57を配設するととも前側搬送コンベヤ11の前方位置にして右端から切断機構18の下側位置に茎を受けつつ送る茎受けベルト58を循回走行可能に配設している。
【0013】
この実施例は上記構成であるから、図6の如く、所定複数本の花の茎Wを前側搬送コンベヤ2の押圧凸部13間に分離並列状態でいわゆるばらの状態で載置すると、これらの花は分離並列状態で載置搬送されることになり、この場合花の茎Wの先端部は後側搬送コンベヤ3に載置され、茎Wの基端部は茎受けベルト58上に載置され、花は分離並列状態で載置搬送されることになり、次いでこの搬送コンベヤ2により送られてくる花の茎Wの基端部は、図7の如く、切断機構18の丸鋸板21により切断されて長さが揃えられ、次いで、この切断されて送られてくる各々の花の茎Wの下葉W1は図8の如く、その分離並列状態のままで葉落機構22の掻きロータ24及び払い落とし体26の回転作用によって落とされ、次いで、下葉W1を落とされた分離並列状態の複数本の花の茎Wは集束機構54により一個の束に集束され、図9の如く、集束状態を起動用センサー56の検出杆56aが茎Wの束に押されて揺動することにより検出作動すると結束機構29が作動し、図10の如く、集束された複数本の花の茎WはボビンBから内部機構により引かれて繰り出された結束紐Hにより結束されることになり、図11の如く、前側搬送コンベヤ2の前側搬送ベルト11の左端部たる先端部は前側駆動ローラ6及び支承ローラ9により前下り状部分Mに形成されているため、結束された花束は後側搬送コンベヤ1の後側搬送ベルト12により水平搬送され、取り出されることになる。
【0014】
このように各々の花の茎Wの下葉W1を分離並列状態のままで葉落機構22によって落とし、下葉W1を落としたのち、集束して結束機構29により結束することになるから、各々の茎の下葉W1を確実に落とすことができ、このため結束された花の商品価値を低下させることがなくなるとともに、それだけ結束作業能率を向上することができる。
【0015】
この際上記集束機構54を、搬送コンベヤ1に配設された複数個の押圧凸部13の搬送方向前側の押圧面55と、結束機構29に配設された張設状態の結束紐Hと、上記集束状態を検出して結束機構29に開始信号を出力する起動用センサー56から構成しているから、構造を簡素化することができるとともに結束作動を確実に行わせることができる。
【0016】
またこの場合、搬送コンベヤ1を前側搬送コンベヤ2と後側搬送コンベヤ3から構成し、前側搬送コンベヤ2の前側搬送ベルト11に押圧凸部13を所定間隔をおいて配設し、前側搬送ベルト11の先端部側を前側駆動ローラ6及び支承ローラ9により前下り状部分Mに形成し、この押圧凸部13を撓み得るほぼ台形に保形し、押圧面55を斜面に形成しているから、結束された花束が後側搬送コンベヤ1の後側搬送ベルト12により水平搬送される際に、前側搬送ベルト11は、図11の如く、花束を上方から押さえ付けて痛めることなく、円滑に下向きに迂回することになり、それだけ花束の取り出しを良好に行うことができる。
【0017】
また特に、上記結束機構29に結束紐Hを巻回したボビンBを遊転自在に保持可能な着脱機構41を配設し、着脱機構41にボビンBの結束紐Hの繰出に伴う従動遊転に制動力を付与するブレーキ機構42を配設しているから、結束時において、ボビンBの従動遊転に摩擦力が付与され、繰り出される結束紐Hに適宜なバックテンションを与えることができ、このため被結束物としての茎Wを適切なしまり強さで結束することができ、結束不良を抑制して良好な結束作業を行うことができる。
【0018】
この場合上記ブレーキ機構42を、上記ボビンBに摩擦による制動力を付与する弾圧用バネ53を含んで構成しているから、構造を簡素化することができて、製作コストを低減することができ、しかも保持軸47の軸方向移動により弾圧用バネ53のバネ圧を調節し、これにより制動力を可変調節し得るから、それだけ茎Wの本数や大きさに応じて調節することにより良好な結束状態を得ることができる。
【0019】
尚、本発明は上記実施例に限られるものではなく、結束機構29、着脱機構41、ブレーキ機構42、集束機構54の構造等は適宜変更して設計される。
【0020】
また上記実施例では搬送コンベヤ1を前側搬送コンベヤ2と後側搬送コンベヤ3から構成しているが、前側搬送ベルト11のベルト幅を大きくして後側搬送コンベヤ3を無くし、後側搬送コンベヤ3の代わりを機台4に置換させる構造にすることもでき、この場合花束は前側搬送ベルト11の押圧凸部13から釈放された位置に停留することになるが、その停留位置を取り出し位置とすればよく、その他は上記同様な作用効果を得る。
【0021】
【発明の効果】
本発明は上述の如く、各々の花の茎の下葉を分離並列状態のままで葉落機構によって落とし、下葉を落としたのち、集束して結束機構により結束することになるから、各々の茎の下葉を確実に落とすことができ、このため結束された花の商品価値を低下させることがなくなるとともに、それだけ結束作業能率を向上することができ、上記集束機構を、搬送コンベヤに配設された複数個の押圧凸部の搬送方向前側の押圧面と、結束機構に配設された張設状態の結束紐と、上記集束状態を検出して結束機構に開始信号を出力する起動用センサーとから構成しているから、構造を簡素化することができるとともに結束作動を確実に行わせることができ、かつ、搬送コンベヤを前側搬送コンベヤと後側搬送コンベヤから構成し、前側搬送コンベヤの前側搬送ベルトに押圧凸部を所定間隔をおいて配設し、前側搬送ベルトの先端部側を前側駆動ローラ及び支承ローラにより前下り状部分に形成し、この押圧凸部を撓み得るほぼ台形に保形し、押圧面を斜面に形成しているから、結束された花束が後側搬送コンベヤの後側搬送ベルトにより水平搬送される際に、前側搬送ベルトは、花束を上方から押さえ付けて痛めることなく、円滑に下向きに迂回することになり、それだけ花束の取り出しを良好に行うことができ、特に結束機構に結束紐を巻回したボビンを遊転自在に保持可能な着脱機構を配設し、着脱機構にボビンの結束紐の繰出に伴う従動遊転に制動力を付与するブレーキ機構を配設しているから、結束時において、ボビンの従動遊転に摩擦力が付与され、繰り出される結束紐に適宜なバックテンションを与えることができ、このため被結束物としての茎を適切なしまり強さで結束することができ、結束不良を抑制して良好な結束作業を行うことができ、かつ、ブレーキ機構を、上記ボビンに摩擦による制動力を付与する弾圧用バネを含んで構成することにより、構造を簡素化することができて、製作コストを低減することができる。
【0022】
以上、所期の目的を充分達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体正面図である。
【図2】図1で示す実施例の全体平面図である。
【図3】図1で示す実施例の部分横断面図である。
【図4】図1で示す実施例の部分横断面図である。
【図5】図1で示す実施例の部分縦断面図である。
【図6】図1で示す実施例の作動状態の斜視図である。
【図7】図1で示す実施例の作動状態の斜視図である。
【図8】図1で示す実施例の作動状態の斜視図である。
【図9】図1で示す実施例の作動状態の斜視図である。
【図10】図1で示す実施例の作動状態の斜視図である。
【図11】図1で示す実施例の部分断面図である。
【図12】図1で示す実施例の結束機構の平面図である。
【図13】図1で示す実施例の結束機構の側面図である。
【図14】図1で示す実施例の結束機構の側面図である。
【図15】図1で示す実施例の結束機構の部分側断面図である。
【符号の説明】
W 茎
W1 下葉
H 結束紐
B ボビン
M 前下り状部分
1 搬送コンベヤ
2 前側搬送コンベヤ
3 後側搬送コンベヤ
6 前側駆動ローラ
9 支承ローラ
11 前側搬送ベルト
12 後側搬送ベルト
13 押圧凸部
18 切断機構
22 葉落機構
29 結束機構
41 着脱機構
42 ブレーキ機構
53 弾圧用バネ
54 集束機構
55 押圧面
56 起動用センサー
Claims (1)
- 複数本の花の茎を分離並列状態に載置搬送可能な搬送コンベヤと、該搬送コンベヤにより送られてくる花の茎の基端部を切断して長さ揃え可能な切断機構と、該切断されて送られてくる各々の花の茎の下葉をその分離並列状態のままで落とす葉落機構と、該葉落機構により下葉を落とされた分離並列状態の複数本の花の茎を一個の束に集束可能な集束機構と、該集束された複数本の花の茎を結束可能な結束機構とを備えてなり、上記集束機構を、搬送コンベヤに配設された複数個の押圧凸部の搬送方向前側の押圧面と、上記結束機構に配設された張設状態の結束紐と、上記集束状態を検出して上記結束機構に開始信号を出力する起動用センサーとにより構成し、かつ、上記搬送コンベヤを前側搬送コンベヤと後側搬送コンベヤから構成し、前側搬送コンベヤの前側搬送ベルトに押圧凸部を所定間隔をおいて配設し、前側搬送ベルトの先端部側を前側駆動ローラ及び支承ローラにより前下り状部分に形成し、該押圧凸部を撓み得るほぼ台形に保形し、該押圧面を斜面に形成し、更に、上記結束機構に結束紐を巻回したボビンを遊転自在に保持可能な着脱機構を配設し、該着脱機構に該ボビンの結束紐の繰出に伴う従動遊転に制動力を付与するブレーキ機構を配設し、該ブレーキ機構は上記ボビンに摩擦による制動力を付与する弾圧用バネを含んでなることを特徴とする花茎結束装置。
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