JP3567946B2 - 運転整理支援装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道の運行管理業務における運転スケジュールの調整・再計画業務を支援する運転整理支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、運転整理支援装置におけるダイヤ操作のやり直し技術として、ダイヤ操作以前のダイヤ情報を記憶し、ダイヤ操作に伴う諸変更を全て無効にして、過去に記憶したダイヤ状態を回復し、ある操作段階まで戻る方法及び装置がある。
【0003】
また、運転整理支援装置におけるダイヤ操作の取り消し技術としては、特開平6−127391号公報に記載されているように、ダイヤ操作に伴う内部処理全てを破棄する方法及び装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術では、ある時点における全ダイヤ情報を記憶し、その後複数種類、複数回数のダイヤ操作を受け付けながらダイヤ操作戻りの指示を受けると、先に記憶した全ダイヤ情報を回復しダイヤ操作戻りを実現している。従って、任意段階に亘るダイヤ操作の戻りと取消しができず、複数種類、複数段階の運転整理案の発案と検証を繰り返す環境になく、最適な運転整理が行えない環境にある。
【0005】
すなわち、列車はダイヤに従って運行するが、事故・故障・悪天候などで、ダイヤに従って走行できなくなる場合がある。その場合、ダイヤの調整・再計画、すなわち、運転整理を実施する。このとき、列車の種別(特急、快速、各駅停車など)や列車の役割(他線区連絡用、近距離用、イベント用など)による列車の優先順位の違い、車両の種別(電車、気動車など)による列車の走行性能の違いなど、複雑な条件を考慮する必要がある。更に、運転整理に関わる諸条件は、列車の運行や時間の経過とともに変化していくことも考慮する必要がある。
【0006】
従って、これらの全てを考慮し、かつ、1度の試行で最適なダイヤの調整・再計画案、すなわち、運転整理案を作成するには、任意段階に亘るダイヤ操作の戻りと取消しを行い、複数種類、複数回数、複数段階の発案と検証を繰り返し、最適な運転整理案を導くことが望まれる。
【0007】
そこで、本発明の目的は、複数任意段階に亘るダイヤ操作の戻りと取消しのできる運転整理支援装置を提供することにある。
【0008】
【問題を解決するための手段】
上記目的は、ダイヤ情報を入出力するダイヤ情報入出力手段と、該ダイヤ情報をダイヤ変更するためのダイヤ操作情報を入力する操作入力手段と、
前記ダイヤ操作情報が入力された時点の前記ダイヤ情報と前記ダイヤ操作情報とを入力し、前記ダイヤ操作情報ごとに識別情報を設定し、かつ、前記ダイヤ変更に対するダイヤ情報処理を実行し、さらに、該識別情報ごとに、前記ダイヤ操作情報入力時点ダイヤ情報と前記ダイヤ操作情報とを基準とし、前記ダイヤ情報処理の結果を複数の可逆処理単位及び可逆処理関数群に分解変換する情報変換手段と、
分解変換された該複数の可逆処理単位及び可逆処理関数群を、前記識別情報ごとに分けて読み込み・読み出しを実行する情報記憶手段と、
前記識別情報を指定することによってダイヤ操作の戻り指示を入力する戻り指示入力手段と、
該戻り指示が入力された時点の前記ダイヤ情報と前記識別情報とを入力し、かつ、前記戻り指示入力時点ダイヤ情報を基準として、前記識別情報に基づいて前記情報記憶手段から検索した所定の前記複数の可逆処理単位及び可逆処理関数群を用いて逆処理し、戻りダイヤ情報を出力する逆処理手段と、
該戻りダイヤ情報を用いて任意のダイヤ戻り操作に対するシミュレーションを実行するダイヤ予測手段と、該シミュレーションの結果を表示するダイヤ表示手段とを含む運転整理支援装置により達成される。
【0009】
また、任意のダイヤ操作が行える環境で為された前記ダイヤ操作を整理するために、操作入力手段と、走行情報入力手段と、ダイヤ予測手段と、ダイヤ表示手段と、ダイヤ情報入出力手段とを備え、前記ダイヤ操作に従って該ダイヤ予測手段がシミュレーションした結果であるところの処理結果(ダイヤ情報)を、前記ダイヤ表示手段に表示しかつ前記ダイヤ情報入出力手段に記憶する運転整理支援装置であって、
前記操作入力手段からのダイヤ操作情報を用いてダイヤ操作情報識別子に変換し、該ダイヤ操作情報識別子に対し、前記ダイヤ予測手段からのダイヤ情報処理関数識別子と、前記処理結果(ダイヤ情報)に対応付けが為されたダイヤ情報処理履歴情報とに変換し出力する情報変換手段と、
該情報変換手段の出力である前記ダイヤ情報処理関数識別子及びダイヤ情報処理履歴情報と、前記ダイヤ操作に基づく前記ダイヤ予測手段の前記処理結果(ダイヤ情報)とを対応づけて記憶する情報記憶手段と、
前記ダイヤ情報処理関数識別子及びダイヤ情報処理履歴情報と、前記ダイヤ操作に基づく前記ダイヤ予測手段の前記処理結果(ダイヤ情報)と、ダイヤ操作の戻り指示が行われた時点の前記走行情報入力手段からの走行実績情報とを用いて、ダイヤ操作戻り処理を行う逆処理手段と、
前記ダイヤ操作情報識別子を指定することによって前記ダイヤ操作の戻り指示を入力する戻り指示入力手段とを有し、
前記ダイヤ操作戻り指示にしたがって、前記逆処理手段は、ダイヤ操作戻り処理した結果であるところの戻りダイヤ情報を前記ダイヤ予測手段へ渡し、
前記ダイヤ予測手段は、該戻りダイヤ情報に基づいてシミュレーションした結果であるところのダイヤ情報を前記ダイヤ表示手段に表示させる運転整理支援装置であっても良い。
【0010】
換言すれば、ダイヤ操作情報毎に識別情報を設定し、ダイヤ変更に伴ってダイヤ情報処理した結果のダイヤ情報を、可逆処理可能な複数の単位及び可逆処理関数群に分解変換し、それらを記憶し、次に当該単位ダイヤ操作情報を指定する識別情報が入力されて戻り指示があれば、該識別情報をキイワードとして、複数の単位及び可逆処理関数群を順次呼出し順次逆処理し、該戻り指示に対応した過去のダイヤ情報にまで遡及する構成である。
【0011】
すなわち、1ダイヤ操作毎にダイヤ情報の内容を、複数の可逆処理単位(1識別子が1ダイヤ情報属性内容に対応する識別子群)と、該単位を因数とした一連の可逆処理関数群(一連のダイヤ情報の内容を定める関数群)に分解変換する。そして、可逆処理単位群と可逆処理関数群とに分解変換する際に、ダイヤ情報の内容(履歴内容)を当該1ダイヤ操作に対応づけて記憶する。
【0012】
そして、戻り指示があった場合、記憶している1ダイヤ操作毎に、ダイヤ情報の内容について、可逆処理単位群と可逆処理関数群とを用いて、記憶順とは逆のすなわち、最新から最古の記憶情報の順序で、逆処理(1処理単位がダイヤ情報の1属性内容に対応する逆処理)を順次実施し任意回数、任意段階の戻りを実施する。尚、ダイヤ情報の内容を記憶する場合に、ダイヤ情報の内容の変化分としての差分情報(1ダイヤ情報属性内容毎の変化した内容の差分)を、ダイヤ操作情報毎に対応づけて記憶することもできる。
【0013】
また、ダイヤ表示・操作画面に表示された所定戻り指示を取り消すためのダイヤ操作戻り取消指示子を選択し、一旦入力した所定戻り指示を取り消すための取消指示を、ダイヤ表示手段と対話して入力することにより、ダイヤ操作の戻りを取り消すことができる。従って、複数任意段階に亘る「ダイヤ操作の戻りと取消し」行って運転整理をすることができる。
【0014】
さらに、可逆処理関数などによる処理を実施する際には、列車走行状況などの地上設備情報も該処理に含める。すなわち、ダイヤ操作の戻り時点での列車走行状況の情報も含めて可逆処理を実施するので、ダイヤ操作の間に変化する列車走行状況を反映したダイヤ操作の戻りを行うことが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による実施の形態について、図面に示す実施例を参照しながら説明する。なお、本発明における用語については、文末に概説している。
図1は、本発明による一実施例の運行管理装置の概要を示す図である。
図1において、運行管理装置は、信号機・転轍器などの軌道上の装置100,駅110,列車120などの地上設備と、該地上設備との間で地上設備情報を遣り取りし列車の運行管理を統括する統括装置130と、実施ダイヤデータベース140や試行ダイヤデータベース150などからなり運行管理に必要なデータを収納するデータベースと、ダイヤ表示操作画面115を有する表示装置105,キーボード125,マウス135などからなる端末装置とを含み構成される。そして、本発明による運転整理支援装置は、少なくとも統括装置130と端末装置とを含み構成される。また、統括装置130は、統括装置130の構成要素である列車運行モニタ160,伝達装置170,ダイヤ予測シミュレータ180,ダイヤ操作マンマシンインタフェース190などを含み構成される。
【0016】
運転整理支援装置においては、制御対象の軌道上の装置100,駅110,列車120などから、列車運行モニタ160が現時点での列車運行に関する情報を得る。列車運行情報を得た統括装置130は、ダイヤ予測シミュレータ180にそれらに関する情報を渡し、作業者が何ら操作を加えなかった場合の今後のダイヤの推移を予測(シミュレーション)する。すなわち、加速度や速度などの列車の性能、番線の数などの駅設備の制限、勾配や曲率などの軌道の条件、列車運行上の安全基準などの確定している条件の下で、列車を走行させるのに十分なダイヤ(ダイヤ情報)を求める。例えば、ある列車が事故などで、ある駅への到着が遅れたような場合、後続の列車にその遅れの波及を求める。そして、得られたダイヤ情報を実施ダイヤデータベース140、試行ダイヤデータベース150に反映する。また、求められたダイヤ情報を、マンマシンインタフェース190を介し、表示装置105に表示する。
【0017】
一方、列車の運行に遅れが生じ、当初計画されていたダイヤ通りに列車の運行ができなくなった場合、即ち、ダイヤ乱れが生じた場合、作業者は、ダイヤ変更の操作を実行し、できるだけ当初計画されていたダイヤに近い状態での予測ダイヤ情報で列車を運行するよう管理する。すなわち、運転整理支援装置を用いて、運転整理を行う。作業者は、運転整理支援装置においては、現時点での列車の運行状況やダイヤを、表示装置105を見ながら、キーボード125やマウス135を用いてダイヤ変更を指示する、即ち、ダイヤ操作情報を入力する。入力されたダイヤ変更は、マンマシンインタフェース190を介してダイヤ予測シミュレータ180に送られる。
【0018】
ダイヤ変更を指示されたダイヤ予測シミュレータ180は、指示されたダイヤ変更とそのダイヤ変更によってダイヤに生じる矛盾を自動的に解消する。例えば複線区間のある駅で、同じ進行方向の列車間の出発順序を変更した場合、順序変更を実施した駅の列車の出発順序と進行方向の次の駅以降の到着、通過、出発の順序が異なるという矛盾が生じる。この場合、ダイヤ予測シミュレータ180は順序変更を実施した駅以降についても対象列車間の順序を変更する。また、この変更ダイヤ(予測したダイヤ情報)を、試行ダイヤのデータベース150に反映する。この時点では、この変更ダイヤは、軌道上の装置100、駅110、列車120などには伝達されない。
【0019】
複数のダイヤ変更操作の後に、操作者がシミュレーションされたダイヤ情報を承認し、伝達を指示した場合に、伝達装置170は、試行ダイヤデータベース140と実施ダイヤデータベース150の相違点、即ち、ダイヤの変更内容を、軌道上の装置100、駅110、列車120に伝達し、同時に、試行ダイヤデータベース150の内容を実施ダイヤデータベースに反映する。これにより運転整理を実施する。以上のように運転整理支援装置は動作する。
【0020】
次に、本発明が対象とするダイヤ予測シミュレータの動作について、図2、図3を用いて説明する。
図2は、ダイヤ操作シミュレーション環境における実際走行列車の遅延情報の影響を反映した例の説明図である。
図2において、(A)は駅Cにおける列車1の基準停車時分、(B)は駅C駅B間における列車1の基準走行時分、(C)は駅Bにおける列車1列車2間の基準到着時隔、(D)は駅Bにおける列車2列車1間の基準発車時隔、(E)は駅B駅A間における列車1の基準走行時分、(F)は駅C駅B間における列車2の基準走行時分、(G)は駅B駅A間における列車2の基準走行時分、(H)は駅Cにおける列車1の到着遅延時分、(I)は駅Cにおける列車1列車2間の基準出発時隔、200は当初計画されていたダイヤ、210は当初計画されていたダイヤに、駅Cにおける列車1の到着遅延時分の影響を反映させたダイヤを示している。
【0021】
ダイヤ予測シミュレータにおいては、遅延情報などに基づく、今後のダイヤへの影響の波及のシミュレーションを行う。さらに、ダイヤ予測シミュレータにおいては、各駅における各列車間の、到着、発車、通過の順序の維持、それらの間の時隔の確保、及び、可能なかぎり最適な運転時分の確保を主たる条件として、ダイヤ上に矛盾が生じないようにシミュレーションを行う。例えば、ダイヤ200のようなダイヤが当初計画されていたものとする。そこに、駅Cにおける列車1の到着遅延時分情報を渡したものとする。ダイヤ予測シミュレータは、与えられた到着遅延情報から、列車1の駅Cへの到着時刻を求め、そこから、基準停車時分(A)、基準走行時分(B)、基準到着時隔(C)、基準出発時隔(D)、基準走行時分(E)、の各時間情報を加算していくことで、列車1について遅延発生以降のダイヤへの遅れの波及を求める。
【0022】
また、後続列車2については、駅Cにおける基準到着時隔(I)を確保するように、列車2の駅Cへの到着時刻を求め、駅Bにおける基準到着時隔(C)を確保するように、列車2の駅Bへの到着時刻を求め、そこから、基準走行時分(G)を加算することで、列車2について遅延発生以降のダイヤへの遅れの波及を求める。以上のようにダイヤ遅れ情報獲得時のダイヤ予測シミュレーションを行う。
【0023】
図3は、ダイヤ操作シミュレーション環境におけるダイヤ操作の影響の反映の例の説明図である。
図3において、(A)は駅Cにおける列車1の基準停車時分、(B)は駅C駅B間における列車1の基準走行時分、(C)は駅Bにおける列車1列車2間の基準到着時隔、(D)は駅Bにおける列車2列車1間の基準発車時隔、(E)は駅B駅A間における列車1の基準走行時分、(F)は駅C駅B間における列車2の基準走行時分、(G)は駅B駅A間における列車2の基準走行時分、(I)は駅Cにおける列車1列車2間の基準出発時隔、(J)は駅Cにおける列車1列車2間の基準到着時隔、(K)は駅Cにおける列車2列車1間の基準出発時隔、(L)は駅Bにおける列車1の基準停車時分、(M)は駅Bにおける列車2列車1間の基準出発時隔、300は当初計画されていたダイヤに駅Cにおける列車1の到着遅延時分の影響を反映させたダイヤ、310は駅Cで列車1列車2の出発順序変更を実施した後のダイヤである。
【0024】
ダイヤ予測シミュレータにおいては、ダイヤの操作情報に基づく、今後のダイヤへの影響の波及についてもシミュレーションを行う。ダイヤ操作に関するシミュレーションも遅延の波及の場合と基本的に同様に、各駅における各列車間の、到着、発車、通過の順序の維持、それらの間の時隔の確保、可能な限り最適な運転時分の確保を主たる条件とするのに加え、順序変更などに関しては、駅間における列車順序を一致させる、すなわち、前駅における出発・通過の順序と次駅における到着・通過順序を一致させることも条件として、ダイヤ上に矛盾が生じないようにシミュレーションを行う。例えば、遅延の影響を波及させたダイヤ300の様なダイヤに対して、駅Cにおける列車1と列車2の出発順序変更を実施するものとする。駅Cで列車1と列車2の出発順序を入れ替えると、駅Cにおける列車1と列車2の出発順序と、駅Bにおける列車1の到着と列車2の通過の順序が異なる、という順序に関する矛盾を生じる。そこで、ダイヤ予測シミュレータは、駅C以降、矛盾が生じている範囲、すなわち、駅Bについても、列車1と列車2の順序の入れ換えを実施する。順序の入れ換えによって順序の矛盾を解消した後、ダイヤ予測シミュレータは、時分・時隔についての矛盾がないように、ダイヤにおける時刻の情報を求める。列車1の駅Cへの到着時刻から、基準到着時隔(J)を確保するように列車2の駅Cの通過時刻を求める。列車2の駅Cの通過時刻に、基準運転時分(F)を加算することで、列車2の駅Bの通過時刻を求める。列車2の駅Bの通過時刻に、基準運転時分(G)を加算することで、列車2の駅Aの通過時刻を求める。また、列車2の駅Cへの到着時刻から、基準発車時隔(K)を確保するように列車1の駅Cからの出発時刻を求める。列車2の駅Bの通過時刻から、基準出発時隔(M)を確保するように列車1の駅Bへの到着時刻を求める。列車1の駅Bへの到着時刻に、基準停車時分(L)を加算することで、列車1の駅Bからの出発時刻を求める。列車1の駅Bからの出発時刻に、基準走行時分(E)を加算することで、列車1の駅Aへの到着時刻を求める。
以上のようにダイヤの操作情報に基づく、今後のダイヤへの影響の波及についてのシミュレーションを行う。
【0025】
また、本発明が対象とするダイヤ操作戻りの定義を、図4を用いて説明する。
図4は、ダイヤ操作戻りの説明図である。
図4において、400はダイヤ操作以前のダイヤの表示、410はダイヤ表示400の状態のダイヤに対し駅Cにおいて列車1と列車2の出発順序変更を行った場合のダイヤの表示、420はダイヤ表示410の状態のダイヤに対し戻りを実施した場合のダイヤの表示、430はダイヤ表示410の状態のダイヤに対し駅Cにおいて列車2と列車1の出発順序変更を行った場合のダイヤの表示を示している。
【0026】
ダイヤ表示400のダイヤにおいて、列車1の出発401と列車2の通過402の順序を入れ換えると、ダイヤ操作に基づくシミュレーションにより、駅B、駅Aにおいても、列車2と列車1の間で順序の入れ換えが発生し、ダイヤ表示410のダイヤに変化する。このダイヤ表示410のダイヤに対し、ダイヤ操作戻りを実施すると、駅A、駅B、駅Cにおける列車1、列車2の出発、到着、通過の順序関係を、ダイヤ表示400のダイヤと同じ状態に変更する。その後出発、到着、通過の時刻を求める。その際、新たに遅延の情報などが入ってきている場合には、その遅延の影響を加味して求める。そしてダイヤ表示420のダイヤが求められる。
【0027】
以上のように、ダイヤ操作戻りは、ダイヤ操作以前のダイヤの状態に戻すだけでなく、遅延の情報などの影響を考慮しながら戻すことで、ダイヤ操作を実施しなかった場合のダイヤの情報を求める作業である。
なお、ダイヤ表示410のダイヤにおいて、駅Cにおける列車1の出発と列車2の通過順序変更を行った場合、ダイヤ操作に基づくシミュレーションにより、ダイヤとして矛盾しない範囲内で、順序の入れ換えを実施するので、ダイヤ表示430のようなダイヤとなり、ダイヤ操作を実施しなかった場合のダイヤ表示420のダイヤを回復することはできない。従って、ダイヤ操作戻りは、単純に逆のダイヤ操作を実施することで代用することはできない。また、このことから、本発明におけるダイヤ操作は、可逆操作でないと言える。
【0028】
図5、図6及び図21に、本発明にかかるダイヤ操作戻りのユーザインタフェース例を示す。
図5は、ダイヤ操作戻りのユーザインタフェース例の説明図である。500はダイヤ操作以前のダイヤ表示手段のダイヤ表示・操作画面である。また510、520、及び、530は、それぞれ、ダイヤ表示・操作画面500の状態のダイヤに対し、駅Cにおける列車1と列車2の出発順序変更と、駅Bおける列車1と列車3の出発順序変更を行った場合のダイヤ表示手段のダイヤ表示・操作画面を示している。ダイヤ表示・操作画面の510においては、ダイヤ表示・操作画面500で、少なくとも1回ダイヤ操作を行った場合、単位ダイヤ操作情報毎に、識別情報としてのダイヤ操作戻り指示子512を表示する。そして、ダイヤ操作戻り指示子512をポインタ513で選択すると、すなわち、識別情報を指定すると、ダイヤ操作情報を指定するための「戻り指示」が入力され、ダイヤ操作戻りが実施される。これにより、ダイヤ操作戻りの対象(指定ダイヤ操作情報)を容易に識別できるような、ダイヤ操作戻り指示子の表示・操作に関するダイヤ操作戻りのユーザインタフェースを構成することができる。尚、対応する全てのダイヤ操作に対して戻りが実施されると、ダイヤ操作戻り指示子512は消去される。
【0029】
なお、ダイヤ操作戻り指示子512上に、ダイヤ操作戻りの対象の「数」を表示し、単位ダイヤ操作情報に対応し付加された識別情報としてのダイヤ操作戻り指示子としてもよい。その場合、ダイヤ操作戻りの対象の有無と同時に、その数をも容易に認識できるような、ダイヤ操作戻り指示子の表示・操作に関するユーザインタフェースを構成することも可である。また、ダイヤ操作戻りの対象の数に対応付けてダイヤ操作戻り指示子512の色彩を変えて表示し、色別ダイヤ操作戻り指示子としてもよい。この場合、ダイヤ操作戻りの対象の有無と同時に、その数をも視覚的に容易に認識できるような、ダイヤ操作戻り指示子の表示・操作に関するユーザインタフェースを構成する。
【0030】
ダイヤ表示・操作画面520においては、ダイヤ表示・操作画面500で少なくとも1回ダイヤ操作を行った場合に、ダイヤ操作ごとに対応するダイヤ操作戻り指示子522、523を表示する。そして、ダイヤ操作戻り指示子522、523をポインタ524で指示すると、ダイヤ操作戻り指示子522、523に対応付けられているダイヤ操作(指定されたダイヤ操作情報)まで、ダイヤ操作戻りが実施される。
【0031】
本実施例では、駅Cにおける列車1と列車2の出発順序変更に対応付けてダイヤ操作戻り指示子522、駅Bおける列車1と列車3の出発順序変更に対応付けてダイヤ操作戻り指示子523を表示する。
【0032】
ダイヤ操作戻り指示子522を指示した場合、駅Cにおける列車1と列車2の出発順序変更を実施した時点まで、ダイヤ操作戻りを実施する。また、ダイヤ操作戻り指示子523を指示した場合、駅Bにおける列車1と列車3の出発順序変更を実施した時点まで、ダイヤ操作戻りを実施する。これにより、複数のダイヤ操作実施時に、実施したいダイヤ操作戻りの段階を容易に認識でき、ダイヤ操作戻りを実施できるような、ダイヤ操作戻り指示子の表示・操作に関するユーザインタフェースを構成することができる。
【0033】
なお、ダイヤ操作戻り指示子の表示上に、例えば、“駅C:1−2:順変”、“駅B:1−3:順変”など、ダイヤ操作戻り対象のダイヤ操作内容の符号表示を表示してもよい。その場合、複数のダイヤ操作実施時に、実施したいダイヤ操作戻りの段階だけでなく、対象となるダイヤ操作をも容易に認識でき、ダイヤ操作戻りを実施できるような、ダイヤ操作戻り指示子の表示・操作に関するユーザインタフェースを構成することができる。
【0034】
ダイヤ表示・操作画面530においては、ダイヤ表示・操作画面500で少なくとも1回ダイヤ操作を行った場合にダイヤ操作戻り指示子532を表示する。そしてダイヤ操作戻り指示子532を指示すると、ダイヤ操作ごとに対応するメニュー項目534、535をメニュー項目とするダイヤ操作戻り対象選択メニュー533が表示される。そして、ダイヤ操作戻り対象メニュー項目534、535をポインタ536で指示すると、ダイヤ操作戻り対象メニュー項目534、535に対応付けられているダイヤ操作まで、ダイヤ操作戻りが実施される。
【0035】
本実施例では、駅Cにおける列車1と列車2の出発順序変更に対応付けてダイヤ操作戻り対象メニュー項目534、駅Bおける列車1と列車3の出発順序変更に対応付けてダイヤ操作戻り対象メニュー項目535を表示する。
【0036】
ダイヤ操作戻り対象メニュー項目534を指示した場合、駅Cにおける列車1と列車2の出発順序変更を実施した時点まで、ダイヤ操作戻りを実施する。ダイヤ操作戻り対象メニュー項目535を指示した場合、駅Bにおける列車1と列車3の出発順序変更を実施した時点まで、ダイヤ操作戻りを実施する。これにより複数のダイヤ操作実施時に、実施したいダイヤ操作戻りの段階を容易に認識できる、ダイヤ操作戻りを実施できる、かつ、通常の表示領域を有効に使用できるような、ダイヤ操作戻り指示子の表示・操作に関するユーザインタフェースを構成することができる。
【0037】
なお、ダイヤ操作戻り対象メニュー項目を、例えば“駅C:1−2:順変”、“駅B:1−3:順変”など、ダイヤ操作戻り対象のダイヤ操作内容の符号表示にして表示してもよい。その場合、複数のダイヤ操作実施時に、実施したいダイヤ操作戻りの段階とその内容を容易に認識でき、ダイヤ操作戻りを実施でき、かつ、通常の表示領域を有効に使用できるような、ダイヤ操作戻り指示子の表示・操作に関するユーザインタフェースを構成することができる。
【0038】
図6は、ダイヤ操作戻りのユーザインタフェースの他の例の説明図である。
図6において、600はダイヤ操作以前のダイヤ表示・操作画面で、610、620は、ダイヤ表示・操作画面600の状態のダイヤに対し、駅Cにおける列車1と列車2の順序変更と、駅Bおける列車1と列車3の順序変更を行った場合のダイヤ表示・操作画面、を示している。
ダイヤ表示・操作画面610においては、ダイヤ表示・操作画面600で少なくとも1回ダイヤ操作を行った場合に、1ダイヤ操作(単位ダイヤ操作情報)ごとに対応する選択位置を有するスライド式選択指示子612を表示する。そして、ポインタ614で、スライド式選択指示子612のスライド部分613を、選択位置まで移動することで、指定ダイヤ操作情報を定めるための「戻り指示」を入力し遡及するダイヤ操作を特定し、ダイヤ操作戻りが実施される。
本実施例では、駅Cにおける列車1と列車2の出発順序変更、駅Bおける列車1と列車3の出発順序変更に対応付けて2つの選択位置、及び、非選択位置を有するスライド式選択指示子612を表示する。
【0039】
スライド式選択指示子612のスライド部分613を、駅Cにおける列車1と列車2の出発順序変更に対応付けている選択位置616まで移動した場合、駅Cにおける列車1と列車2の出発順序変更を実施した時点まで、ダイヤ操作戻りを実施する。スライド式選択指示子612のスライド部分613を、駅Bにおける列車1と列車3の出発順序変更に対応付けている選択位置615まで移動した場合、駅Bにおける列車1と列車3の出発順序変更を実施した時点まで、ダイヤ操作戻りを実施する。これにより、複数のダイヤ操作実施時に、実施したいダイヤ操作戻りの段階を容易に認識でき、ダイヤ操作戻りを実施できるような、ダイヤ操作戻り指示子の表示・操作に関するユーザインタフェースを構成することができる。
【0040】
なお、スライド式選択指示子612の選択可能数、及び、現在の選択位置、選択対象に対応付けられているダイヤ操作の識別番号などを、スライド部分613上に表示してもよい。その場合、複数のダイヤ操作実施時に、スライド式の選択動作の精度を上げ、実施したいダイヤ操作戻りの段階を正確に認識でき、ダイヤ操作戻りを実施できるような、ダイヤ操作戻り指示子の表示・操作に関するユーザインタフェースを構成することができる。
【0041】
ダイヤ表示・操作画面620においては、ダイヤ表示・操作画面600で少なくとも1回ダイヤ操作を行った場合あるいは最初から、識別のない無識別ダイヤ操作戻り指示子622を表示する。そして、ポインタ624で、無識別ダイヤ操作戻り指示子622を選択すると、ダイヤ操作戻りの対象としたいダイヤ操作情報の指定ができるダイヤ操作戻り対象ダイヤ操作識別情報入力表示のウインドウ623が表示される。そして、表示された該ウインドウ623に単位ダイヤ操作情報に関する識別情報をキーボード125などから入力することで、指定ダイヤ操作情報を定めるための「戻り指示」を入力し、対象とするダイヤ操作までダイヤ操作戻りが実施される。
【0042】
本実施例では、駅Cにおける列車1と列車2の出発順序変更の識別子に数字“1”、駅Bおける列車1と列車3の出発順序変更の識別子に数字“2”を対応付ける。ダイヤ操作戻り対象ダイヤ操作識別情報入力表示623に対し、“1”を入力すると、駅Cにおける列車1と列車2の出発順序変更を実施した時点までダイヤ操作戻りを実施する。ダイヤ操作戻り対象ダイヤ操作識別情報入力表示623に対し、“2”を入力すると、駅Bにおける列車1と列車3の出発順序変更を実施した時点まで、ダイヤ操作戻りを実施する。これにより、複数のダイヤ操作実施時に、実施したいダイヤ操作戻りの段階を直接的に指定でき、ダイヤ操作戻りを実施でき、かつ通常の表示領域を有効に使用できるような、ダイヤ操作戻り指示子の表示・操作に関するユーザインタフェースを構成することができる。 なお、ダイヤ操作戻り対象を指定するための識別情報は、例えば、数字、文字列、記号など、ダイヤ操作戻り対象を識別するための固有な情報を与えることができるものであれば何んでも良い。
【0043】
図21は、ダイヤ操作戻り取消のユーザインタフェース例の説明図である。
図21において、5002はダイヤ操作戻り取消指示子を示している。ダイヤ表示・操作画面5000においては、前述のダイヤ表示・操作画面510でダイヤ操作戻りを行った場合に、ダイヤ操作戻り取消指示子5002を表示する。そして、ポインタ513でダイヤ操作戻り取消指示子5002を選択することで、一旦入力した「戻り指示」を取り消すための取消指示を入力し、ダイヤ操作戻り取消が実施される。
【0044】
本実施例では、駅Cにおける列車1と列車2の出発順序変更、駅Bにおける列車1と列車3の出発順序変更、駅Bにおける列車1と列車3の出発順序変更に対するダイヤ操作戻り、及び、駅Bにおける列車1と列車3の出発順序変更に対するダイヤ操作戻りに対するダイヤ操作戻り取消を示している。
これにより、ダイヤ操作戻り実施後、そのダイヤ操作戻りを取り消して、ダイヤ操作を継続することができるような、ダイヤ操作戻り取消指示子5002の表示・操作に関するユーザインタフェースを構成することができる。
【0045】
図7は、本発明による一実施例のダイヤ操作戻り装置を示す概要図である。
図7において、700は、走行情報入力手段としての走行実績情報の記憶・検索装置、710は、ダイヤ情報入出力手段としてのダイヤ情報の記憶・検索装置730はダイヤ予測手段としてのダイヤ予測シミュレーション装置、740は、ダイヤ表示手段としてのダイヤ情報表示装置、750は、操作入力手段としてのダイヤ操作入力装置、760は、戻り指示入力手段としての戻り指示入力装置、770は情報変換手段としてのダイヤ情報処理・履歴情報抽出装置、780は、逆処理手段としてのダイヤ情報処理逆処理装置、790は、ダイヤ操作情報とダイヤ情報処理履歴情報を対応付けて記憶あるいは対応する情報を検索する装置であり、情報記憶手段としてのダイヤ操作情報−ダイヤ情報処理履歴情報の記憶・検索装置を示している。尚、戻り指示入力手段は、操作入力手段に含まれても可である。
【0046】
そして、ダイヤ操作戻り装置は、戻り指示入力装置760とダイヤ情報処理・履歴情報抽出装置770とダイヤ情報処理逆処理装置780とダイヤ操作情報−ダイヤ情報処理履歴情報の記憶・検索装置790とから構成される。
【0047】
走行実績情報の記憶・検索装置700、ダイヤ情報の記憶・検索装置710、ダイヤ操作情報−ダイヤ情報処理履歴情報の記憶・検索装置790は、例えば、RAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などにより実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などにより実現される検索手段と、CPU、ROMなどによって実現される、プログラミングに基づき各種処理手段を駆動する中央処理手段によりそれぞれ実現される。
ダイヤ情報処理・履歴情報抽出装置770、ダイヤ情報処理逆処理装置780は、例えば、RAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などにより実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などにより実現される処理手段と、CPU、ROMなどによって実現されるプログラミングに基づき各種処理手段を駆動する中央処理手段により、それぞれ実現される。
【0048】
ダイヤ操作入力装置750または戻り指示入力装置760は、例えばマウス、キーボード、トラックボール、トラックパッド、タッチパネルなどにより実現される入力手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などにより実現される入力信号変換手段により、それぞれ実現される。
ダイヤ情報表示装置740は、例えば、ブラウン管、液晶、などにより実現される表示手段と、RAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などにより実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などにより実現される信号の分配手段により実現される。
なお、走行実績情報の記憶・検索装置700、ダイヤ情報の記憶・検索装置710、ダイヤ操作情報−ダイヤ情報処理履歴情報の記憶・検索装置790、ダイヤ情報処理・履歴情報抽出装置770、ダイヤ情報処理逆処理装置780は、記憶する領域を区分することで、同一の記憶手段で実現してもよい。また、同一のプログラミング中の時間割り当てを区分することで、あるいは、処理順序を調整することで、同一の中央処理手段で実現してもよい。
【0049】
動作は次の通りである。ダイヤ予測シミュレーション装置730は、通常、現在のダイヤの状態をダイヤ情報表示装置740に表示しながら、ダイヤ操作入力装置750からのダイヤ操作情報入力待ち状態にある。ダイヤ予測シミュレーション装置730は、ダイヤ操作情報751の入力があるとダイヤ情報処理・履歴情報抽出装置770に送る。ダイヤ情報処理履歴情報抽出装置770は、ダイヤ操作情報751が入力された時点のダイヤ情報711と、ダイヤ操作情報751とが含まれている入力情報733を用いて、後述するダイヤ操作戻りが実施できるに必要な情報が残せるような形で、ダイヤ変更に対する「ダイヤ情報処理」を実施する。且つ、後述するような識別情報を設定する。そしてさらに、ダイヤ情報処理の結果をダイヤ操作戻り実施時に必要な複数の可逆処理単位としての識別子及び可逆処理関数群とに分解変換し、単位ダイヤ操作情報毎にダイヤ情報処理履歴情報とを関連付けた履歴情報772とする。そして、該履歴情報をダイヤ操作情報−ダイヤ情報処理履歴情報の記憶・検索装置790に出力する。ダイヤ操作情報−ダイヤ情報処理履歴情報の記憶・検索装置790は、単位ダイヤ操作情報毎に該履歴情報772を読み込み・読み出し可能として記憶する。
【0050】
一方、ダイヤ情報処理履歴情報抽出装置770は、ダイヤ情報処理結果であるダイヤ情報771を、ダイヤ予測シミュレーション装置730に送る。ダイヤ予測シミュレーション装置730は、ダイヤ情報処理結果のダイヤ情報と合わせて走行実績情報の記憶・検索装置700から、現在の列車の走行実績情報を受け取り、該走行実績情報を加味してダイヤ操作に基づくダイヤへの影響のシミュレーションを行う。ダイヤ予測シミュレーション装置730は、シミュレーション結果をダイヤ表示装置740とダイヤ情報の記憶・検索装置710に送る。ダイヤ情報の記憶・検索装置710は、シミュレーション結果であるダイヤ情報731を記憶し、ダイヤ情報表示装置740は、シミュレーション結果であるダイヤ情報735を表示する。
そして、少なくとも1度ダイヤ操作が行われた場合、ダイヤ予測シミュレーション装置730は、ダイヤ操作の影響を含んだ状態でダイヤ情報表示装置740に表示しながら、ダイヤ操作入力装置750あるいは戻り指示入力装置760からの入力待ち状態になる。
【0051】
戻り指示入力装置760から「戻り指示」の入力があった場合、ダイヤ予測シミュレーション装置730は、ダイヤ情報処理逆処理装置780に戻り指示入力情報732と「戻り指示」の入力があった時点のダイヤ情報とを送る。ダイヤ情報処理逆処理装置780は、識別情報としての戻り指示入力情報732に基づき、ダイヤ情報処理履歴情報である複数の可逆処理単位としての識別子及び可逆処理関数群とを、ダイヤ操作情報−ダイヤ情報処理履歴情報の記憶・検索装置790から検索する。さらに、「戻り指示」の入力があった時点のダイヤ情報と、検索して得られたダイヤ情報処理履歴情報等791とに基づいて、先に実行した「ダイヤ情報処理」の逆処理を実施し、戻りダイヤ情報を得る。そして、ダイヤ予測シミュレーション装置730に、戻りダイヤ情報としての内容であるダイヤ情報781を出力する。ダイヤ予測シミュレーション装置730は、ダイヤ情報処理逆処理装置780から逆処理結果としてのダイヤ情報781を受け取ると走行実績情報の記憶・検索装置700から現在の列車の走行実績情報701をも受け取り、戻り指示に基づくダイヤへの影響のシミュレーションを行う。ダイヤ予測シミュレーション装置730は、シミュレーション結果を、ダイヤ情報表示装置740とダイヤ情報の記憶・検索装置710に送る。ダイヤ情報の記憶・検索装置710はシミュレーション結果であるダイヤ情報を記憶し、ダイヤ情報表示装置は、シミュレーション結果であるダイヤ情報を表示する。
これにより、ダイヤ操作に基づく処理履歴を、逆処理時に必要な状態で抽出・記憶、戻り指示時の操作履歴に基づく逆処理の実施、結果ダイヤの表示を実現でき、ダイヤ操作戻り装置を構成することが可能になる。
【0052】
図8は、本発明に係る、ダイヤ操作戻り方法の処理の流れを示す機能ブロック図である。
ダイヤ予測シミュレーション部840は、ダイヤ情報入力部800からダイヤ情報を受け取り、走行実績情報入力部820から走行実績情報を受け取り、走行実績に基づくダイヤへの影響のシミュレーションを行い、ダイヤ情報出力部850に送る。ダイヤ情報出力部850は、ダイヤ予測シミュレーション部840からダイヤ情報を受け取り、ダイヤ情報を表示する。
一方、通常、ダイヤ予測シミュレーション部840は、ダイヤ操作入力部800からのダイヤ操作情報の入力待ち状態にある。ダイヤ操作入力部800からダイヤ操作情報を受け取ると、ダイヤ操作シミュレーション部840は、ダイヤ情報処理・履歴情報抽出部860にダイヤ操作情報を送る。ダイヤ情報処理・履歴情報抽出部860は、ダイヤ操作情報を受け取ると、ダイヤ操作戻り実施に必要な情報が残せるような形でダイヤ情報処理を実施し、同時に、ダイヤ操作戻り実施時に必要なダイヤ情報処理履歴情報を抽出する。ダイヤ情報処理・履歴情報抽出部860は、ダイヤ情報処理履歴情報を、ダイヤ操作情報と対応付けて、ダイヤ操作情報−ダイヤ情報処理履歴情報記憶・対応部870に送る。ダイヤ操作情報−ダイヤ情報処理履歴情報記憶・対応部870は、受け取ったダイヤ操作情報とダイヤ情報処理履歴情報を対応付けて記憶する。
【0053】
また、1度以上ダイヤ操作を実施した場合、ダイヤ予測シミュレーション部840は、ダイヤ操作入力部800からのダイヤ操作情報の入力待ち、あるいは、戻り要求入力部810からの戻り対象ダイヤ操作情報の入力待ち状態になる。戻り要求入力部810から戻り対象ダイヤ操作情報を受け取ると、ダイヤ予測シミュレーション部840は、ダイヤ情報処理逆処理部880に、戻り対象ダイヤ操作情報を送る。ダイヤ情報処理逆処理部880は、戻り対象ダイヤ操作情報を受け取ると、戻り対象ダイヤ操作情報をダイヤ操作情報−ダイヤ情報処理履歴情報記憶・対応部970に送る。ダイヤ操作情報−ダイヤ情報処理履歴情報記憶・対応部870は、戻り対象ダイヤ操作情報を受け取ると、対応付けて記憶しているダイヤ情報処理履歴情報を、ダイヤ情報処理逆処理部880に送る。
【0054】
ダイヤ情報処理逆処理部880は、受け取ったダイヤ情報処理履歴情報に基づいて、先に行ったダイヤ情報処理の逆処理を実施する。ダイヤ情報処理逆処理部880は、ダイヤ情報処理の逆処理結果のダイヤ情報をダイヤ予測シミュレーション部840に送る。ダイヤ予測シミュレーション部840は、ダイヤ情報処理逆処理部840からダイヤ情報を受け取り、走行実績情報入力部820から走行実績情報を受け取り、走行実績に基づくダイヤへの影響のシミュレーションを行い、ダイヤ情報出力部850に送る。
これにより、ダイヤ操作に基づく処理履歴の、逆処理時に必要な状態で抽出・記憶、戻り要求時の操作履歴に基づく逆処理の実施、結果ダイヤの表示などを行うことが可能になる。
【0055】
図9は、図8のダイヤ情報処理・履歴情報抽出部の処理の流れを示す機能ブロック図である。
ダイヤ情報処理関数判別部910は、図7に於けるダイヤ情報711とダイヤ操作情報751とを受け取りダイヤ操作に基づくダイヤ情報処理に使用するダイヤ情報処理関数を判断し、使用するダイヤ情報処理関数の識別子を、ダイヤ情報処理関数実施部980、ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報処理関数識別子対応部920、及び、ダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報属性識別子対応部930に送る。ダイヤ操作情報−ダイヤ操作情報識別子対応部900は、受け取ったダイヤ操作情報とそれに対応付けたダイヤ操作情報識別子の関連付けを行い、記憶し、ダイヤ操作情報識別子を、ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報処理関数識別子対応部920、及び、ダイヤ情報処理履歴情報登録部970に送る。ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報処理関数識別子対応部920は、受け取ったダイヤ操作情報識別子とダイヤ情報処理関数識別子の関連付けを行い、記憶し、ダイヤ操作情報識別子をダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性識別子対応部940に送る。ダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報属性識別子対応部930は、ダイヤ情報処理関数識別子を受け取ると、対応付けられているダイヤ情報属性識別子を検索し、ダイヤ情報属性識別子を、ダイヤ情報属性内容獲得部950、及び、ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性識別子対応部940に送る。
【0056】
ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性識別子対応部940は、受け取ったダイヤ操作情報識別子とダイヤ情報属性識別子の関連付けを行い、記憶し、ダイヤ操作情報識別子を、ダイヤ情報属性内容獲得部950、及び、ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性内容対応部960に送り、ダイヤ情報属性識別子をダイヤ情報処理履歴情報登録部970に送る。ダイヤ情報属性内容獲得部950は、ダイヤ操作情報識別子とダイヤ情報属性識別子を受け取ると、ダイヤ操作に伴い変化するダイヤ情報属性の変化以前の内容を獲得する。ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性内容対応部960は、受け取ったダイヤ操作情報識別子とダイヤ情報属性内容の関連付けを行い、記憶し、ダイヤ情報属性内容をダイヤ情報処理履歴情報登録部970に送る。ダイヤ情報処理関数実施部980は、ダイヤ情報処理関数識別子、ダイヤ情報を受け取ると、関数によるダイヤ情報処理を実施し、結果であるところのダイヤ情報をダイヤ予測シミュレーション部840に送る。これにより、ダイヤ操作に基づくダイヤ情報処理の実施、及び、履歴情報の抽出を実現することができる。
【0057】
図10は、図8のダイヤ情報処理逆処理部分の処理の流れを示す機能ブロック図である。
ダイヤ操作戻り時において、ダイヤ情報処理履歴情報登録部970は、ダイヤ情報属性識別子をダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報属性識別子対応部930に送る。ダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報属性識別子対応部930は、受け取ったダイヤ情報属性識別子に対応付けられているダイヤ情報処理関数識別子を検索し、ダイヤ情報処理関数識別子をダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報逆処理関数識別子対応部1000に送る。ダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報逆処理関数識別子対応部1000は、受け取ったダイヤ情報処理関数識別子に関連付けられているダイヤ情報逆処理関数識別子、すなわち、ダイヤ操作に基づくダイヤ情報処理の際に使用した関数に対し逆処理を実施する関数の識別子、を検索し、ダイヤ情報逆処理関数実施部1010に送る。ダイヤ情報逆処理関数実施部1010は、ダイヤ情報逆処理関数識別子、ダイヤ情報属性内容を受け取ると、逆処理関数によるダイヤ情報処理を実施し、結果であるところのダイヤ情報をダイヤ予測シミュレーション部840に送る。
これにより、ダイヤ操作戻りに基づくダイヤ情報逆処理の実施を実現することができる。
【0058】
図11は、本発明による一実施例のダイヤ操作戻り手段を示す構成図である。
1100はダイヤ操作入力手段、1110は戻り要求入力手段、1120は走行実績情報入力手段、1130はダイヤ情報入力手段、1140はダイヤ予測シミュレート手段、1150はダイヤ情報出力手段、1160はダイヤ情報処理、及び、その履歴情報を抽出する手段、1170はダイヤ操作情報とダイヤ情報処理の履歴情報を対応付けて記憶、あるいは、互いに対応付けられている情報を検索する手段、1180はダイヤ情報処理逆処理手段を示している。
【0059】
ダイヤ操作入力手段1100、戻り要求入力手段1110は、例えばマウス、キーボード、トラックボール、トラックパッド、タッチパネルなどからなる入力手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などにより実現される入力信号変換手段により、それぞれ実現される。
【0060】
ダイヤ情報表示手段1150は、例えば、RAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などにより実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などにより実現される出力信号変換手段、信号の分配手段により実現される。
【0061】
走行実績情報入力手段1120、ダイヤ情報入力手段1130は、ダイヤ情報処理・履歴情報抽出手段1160、ダイヤ情報逆処理手段1180、ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報処理履歴情報記憶・検索手段1170は、例えば、RAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などにより実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などにより実現される信号変換手段、検索手段、数値演算手段、CPU、ROMなどで実現されるプログラミングに基づき各種処理手段を駆動する中央処理手段によって、それぞれ実現される。なお、各手段は、記憶領域を区分することで同一の記憶手段により実現してもよい。また、同一プログラミング中の時間割り当てを区分することで、あるいは、処理順序を調整することで、同一の中央処理手段により実現してもよい。
【0062】
本実施例においては、図4におけるダイヤ操作及びダイヤ操作戻りについて説明する。ダイヤ情報入力手段1130は、ケーブル1131を介し、計画されているダイヤ情報を入力し、ケーブル1132を通じダイヤ予測シミュレーション手段1140に送る。また、ケーブル1121を通じ、走行実績情報入力手段1120は、走行実績情報を入力し、ケーブル1122を通じダイヤ予測シミュレーション手段1140に送る。ダイヤ予測シミュレーション1140は、予測したダイヤ情報を送り、ダイヤ表示手段1150は、該ダイヤ情報を表示する。即ち、本実施例においては、図4のダイヤ表示400のダイヤ表示が行われる。
【0063】
ここで、ダイヤ操作を実施して、図4のダイヤ表示410のように、駅Cにおける列車1、列車2の出発順序変更を行うものとする。ダイヤ操作入力手段1100は、図4のダイヤ表示410のような駅Cにおける列車1、列車2の出発順序変更の入力を受け、ダイヤ操作情報(図7のダイヤ操作情報751に相当)としての、
対象駅:駅C
ダイヤ操作種別:順序変更
対象イベント1:列車1(出発)
対象イベント2:列車2(通過)
をケーブル1101を介しダイヤ予測シミュレーション手段1140に送る。
【0064】
ダイヤ予測シミュレーション手段1140は、ダイヤ情報処理・履歴情報抽出手段1160に、図4のダイヤ表示400のダイヤ情報(図7のダイヤ情報711に相当)、及び、ダイヤ操作情報751すなわち単位ダイヤ操作情報として把握される一連の情報である、
対象駅:駅C
ダイヤ操作種別:順序変更
対象イベント1:列車1(出発)
対象イベント2:列車2(通過)
をケーブル1141及び1142を介して送る。
ダイヤ情報処理・履歴情報抽出手段1160は、識別情報の設定と、ダイヤ操作に伴うダイヤ変更に対するダイヤ情報処理の実施及びダイヤ情報処理の結果としての履歴情報の抽出(分解変換)とを実行する。まず最初に、ダイヤ情報処理・履歴情報抽出手段1160は、ダイヤ操作が為された時点におけるダイヤ操作情報751に対し、例えば、ダイヤ操作情報識別子“操作1”のような識別情報を設定し、1ダイヤ操作ごとに、即ち、単位ダイヤ操作情報ごとに対応を付ける。
【0065】
次に、ダイヤ情報処理・履歴情報抽出手段1160は、上記のダイヤ情報711およびダイヤ操作情報751とから、
順序入れ換え関数(駅C,列車1出発,列車2通過)
順序入れ換え関数(駅B,列車1出発,列車2通過)
順序入れ換え関数(駅A,列車1到着,列車2通過)
を用いて、ダイヤ情報処理を実施する。
ここで、順序入れ換え関数(駅C,列車1出発,列車2通過)は、対象駅、対象イベント1、対象イベント2を因数とし順序入れ換えを実行する関数を意味する。
【0066】
かつ、ダイヤ情報処理・履歴情報抽出手段1160は、ダイヤ操作情報識別子“操作1”と関連付けて、ダイヤ情報処理結果としてのダイヤ情報処理履歴情報を、
(1)対象イベント:駅C列車2通過
対象ダイヤ情報属性:順序属性
属性情報内容:列車1出発の後
(2)対象イベント:駅B列車2通過
対象ダイヤ情報属性:順序属性
属性情報内容:列車1出発の後
(3)対象イベント:駅A列車2通過
対象ダイヤ情報属性:順序属性
属性情報内容:列車1到着の後
のように抽出(分解変換)する。
【0067】
そしてさらに、ダイヤ情報処理・履歴情報抽出手段1160は、変換されたダイヤ情報処理履歴情報及びダイヤ操作情報識別子を、ケーブル1162及び1163を通じて、ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報処理履歴情報記憶・検索手段1170に送る。ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報処理履歴情報記憶・検索手段1170は、ダイヤ操作情報識別子“操作1”と、ダイヤ情報処理履歴情報である
(1)対象イベント:駅C列車2通過
対象ダイヤ情報属性:順序属性
属性情報内容:列車1出発の後
(2)対象イベント:駅B列車2通過
対象ダイヤ情報属性:順序属性
属性情報内容:列車1出発の後
(3)対象イベント:駅A列車2通過
対象ダイヤ情報属性:順序属性
属性情報内容:列車1到着の後
とを、対応付けて記憶する。
【0068】
最後に、ダイヤ情報処理・履歴情報抽出手段1160は、ダイヤ情報処理した結果としてのダイヤ情報を、ケーブル1161を通じて、ダイヤ予測シミュレーション手段1140に送る。ダイヤ予測シミュレーション手段1140は、ダイヤ情報処理結果のダイヤ情報と、走行実績情報入力手段1120からケーブル1122を介して受け取った走行実績情報とを合わせて、ダイヤ予測シミュレーションを実施し、シミュレーションした結果のダイヤ情報を、ケーブル1145を通じ、ダイヤ情報表示手段1150に送る。
【0069】
一方、戻り指示入力手段としての戻り要求入力手段1110から、ケーブル1111を介し、戻り要求情報(図7の761に相当)として、“操作1”が入力されると、ダイヤ予測シミュレーション手段1140は、ダイヤ情報逆処理手段1180に、ケーブル1143及び1144を通じ、“操作1”が実行された時点のダイヤ情報と、ダイヤ操作情報識別子“操作1”とを送る。尚、ここでは、戻り要求情報の“操作1”と識別情報としてのダイヤ操作情報識別子の“操作1”とは、同等のものとして設定されている。
【0070】
ダイヤ情報逆処理手段1180は、受け取ったダイヤ操作情報識別子を、ケーブル1172を通じ、ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報処理履歴情報記憶・検索手段1170に送る。ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報処理履歴情報記憶・検索手段1170は、受け取ったダイヤ操作情報識別子“操作1”に対応付けて記憶されている、ダイヤ情報処理履歴情報を検索する。そして、検索したダイヤ情報処理履歴情報を、ケーブル1171を通じて、ダイヤ情報逆処理手段1180に送る。
【0071】
ダイヤ情報逆処理手段1180は、受け取ったダイヤ情報処理履歴情報中の対象ダイヤ情報属性の項(識別子)から、
順序入れ換え逆処理関数(駅A,列車2通過,列車1到着の後)
順序入れ換え逆処理関数(駅B,列車2通過,列車1出発の後)
順序入れ換え逆処理関数(駅C,列車2通過,列車1出発の後)
という逆処理関数の選定と、実施する逆処理の順を決定する。ここで、順序入れ換え逆処理関数(駅A,列車2通過,列車1到着の後)は、対象駅、対象イベント、入れ換え先を因数とし順序入れ換え逆処理をする関数を意味する。
【0072】
そして、ダイヤ情報逆処理手段1180は、上記逆処理関数による逆処理を逆順に順次実施し、処理結果として“操作1”が実行される前の時点のダイヤ情報まで遡及したダイヤ情報を、ケーブル1181を通じ、ダイヤ予測シミュレーション手段1140に送る。
【0073】
ダイヤ予測シミュレーション手段1140は、遡及されたダイヤ情報と、走行実績情報入力手段1120から遡及した時点においてケーブル1122を通じ受け取った走行実績情報とを合わせて、ダイヤ予測シミュレーションを実施し、シミュレーション結果のダイヤ情報を、ケーブル1145を通じ、ダイヤ情報表示手段1150に送る。ダイヤ情報表示手段1150は、図4のダイヤ表示420のような予測したダイヤ情報を表示することになる。
以上、上記のダイヤ操作に基づくダイヤ情報処理の履歴の抽出、記憶、及び、ダイヤ情報処理履歴からの逆処理の導出と実施を可能とすることで、本発明にかかるダイヤ操作戻り手段を実現することが可能になる。なお、本実施例で用いた各手段間のダイヤ情報の受け渡しの変わりに、ダイヤ情報を共有することでダイヤ情報の受け渡しに変えてもよい。
【0074】
図12は、図11のダイヤ情報処理・履歴情報抽出手段を示す構成図である。1200はダイヤ操作情報とダイヤ操作情報識別子を対応付けて記憶、あるいは、互いに対応付けられている情報を検索する手段、1210はダイヤ情報処理に使用する関数を決定する手段、1220はダイヤ操作情報識別子とダイヤ情報処理関数識別子を対応付けて記憶、あるいは、互いに対応付けられている情報を検索する手段、1230はダイヤ情報処理関数識別子とダイヤ情報属性識別子を対応付けて記憶、あるいは、互いに対応付けられている情報を検索する手段、 1240はダイヤ操作情報識別子とダイヤ情報属性識別子を対応付けて記憶、あるいは、互いに対応付けられている情報を検索する手段、1250はダイヤ情報の属性の内容を獲得する手段、1260はダイヤ操作情報識別子とダイヤ情報属性内容を対応付けて記憶、あるいは、互いに対応付けられている情報を検索する手段、1270はダイヤ情報処理履歴情報記憶・検索手段、1280はダイヤ情報処理関数を実施する手段を示している。
【0075】
ダイヤ操作情報−ダイヤ操作情報識別子記憶・検索手段1200、ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報処理関数識別子記憶・検索手段1220、ダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報属性識別子記憶・検索手段1230、ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性識別子記憶・検索手段1240、ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性内容記憶・検索手段1260、ダイヤ情報処理履歴情報記憶・検索手段1270は、例えば、RAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などで実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などで実現される検索手段と、CPU、ROMなどで実現されるプログラミングに基づき各種処理手段を駆動する中央処理手段により、それぞれ実現される。
ダイヤ情報処理関数判断手段1210は、例えば、RAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などで実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などで実現される比較手段と、CPU、ROMなどで実現されるプログラミングに基づき各種処理手段を駆動する中央処理手段により、それぞれ実現される。
【0076】
ダイヤ情報属性内容獲得1250は、例えば、RAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などで実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などで実現される比較手段、入力信号変換手段と、CPU、ROMなどで実現されるプログラミングに基づき各種処理手段を駆動する中央処理手段により実現される。
ダイヤ情報処理関数実施手段1280は、例えば、RAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などで実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などで実現される比較手段、CPU、ROMなどで実現されるプログラミングに基づき各種処理手段を駆動する中央処理手段により実現される。なお、各手段は、記憶領域を区分することで同一の記憶手段により実現してもよい。また、同一プログラミング中の時間割り当てを区分することで、あるいは、処理順序を調整することで、同一の中央処理手段により実現してもよい。
【0077】
本実施例においては、図4におけるダイヤ操作におけるダイヤ情報処理履歴の抽出ついて説明する。図4のダイヤ表示410のように、駅Cにおける列車1、列車2の出発順序変更を行った場合のダイヤ操作情報は、
対象駅:駅C
ダイヤ操作種別:順序変更
対象イベント1:列車1(出発)
対象イベント2:列車2(通過)
となるものとする。
【0078】
ダイヤ情報処理関数判別手段1210は、図4のダイヤ表示400のような、ダイヤ操作を実行し変更したい対象のダイヤ情報と、上記のようなダイヤ操作情報を受け取り、図2、3で示したダイヤ予測シミュレーションで用いている条件と同じ条件に従うことにより、
順序入れ換え関数(駅C,列車1出発,列車2通過)
順序入れ換え関数(駅B,列車1出発,列車2通過)
順序入れ換え関数(駅A,列車1到着,列車2通過)
の順でダイヤ情報処理関数の実施することを決定する。ここで、順序入れ換え関数(駅C,列車1出発,列車2通過)は、対象駅、対象イベント1、対象イベント2を因数とする順序入れ換え関数を意味する。
【0079】
ダイヤ情報処理関数判別手段1210は、ダイヤ情報処理に使用する関数の関数識別子としての、
“順序変更”
をケーブル1215を通じてダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報処理関数識別子記憶・検索手段1220に送る。
【0080】
また、ダイヤ情報処理関数判別手段1210は、ダイヤ情報処理に使用する関数の関数識別子としての、
“順序変更”
“順序変更”
“順序変更”
をケーブル12143を通じてダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報属性識別子記憶・検索手段1230にも送る。
【0081】
一方、ケーブル1201を通じて、ダイヤ操作情報−ダイヤ操作情報識別子記憶・検索手段1200は、ダイヤ操作情報として、
対象駅:駅C
ダイヤ操作種別:順序変更
対象イベント1:列車1(出発)
対象イベント2:列車2(通過)
を受け取り、ダイヤ操作情報識別子としての、
“操作1”
に対応付けて記憶し、ケーブル1202を通じてダイヤ操作情報識別子をダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報処理関数識別子記憶・検索手段1220に送る。
【0082】
ダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報属性識別子記憶・検索手段1230はダイヤ情報処理関数識別子としての、
“順序変更”
“順序変更”
“順序変更”
に対応付けて記憶されているダイヤ情報属性識別子を検索し、ダイヤ情報属性識別子の、
“順序識別子”
“順序識別子”
“順序識別子”
を得て、ケーブル1232を通じてダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性識別子記憶・検索手段1240に送る。
【0083】
また、ケーブル1231を通じてダイヤ情報属性識別子の、
“順序識別子”
“順序識別子”
“順序識別子”
をダイヤ情報属性内容獲得手段1250に送る。ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性識別子記憶・検索手段1240は、ダイヤ操作情報識別子としての、
“操作1”
と、ダイヤ情報属性識別子の、
“順序識別子”
“順序識別子”
“順序識別子”
を対応付けて記憶し、ダイヤ操作情報識別子の、
“操作1”
と、ダイヤ情報属性識別子の、
“順序識別子”
“順序識別子”
“順序識別子”
をケーブル1242、1243を通じてダイヤ情報処理履歴情報記憶・検索手段1270に送る。
【0084】
また、ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性識別子記憶・検索手段1240は、ダイヤ操作情報識別子の、
“操作1”
をケーブル1241を通じてダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性内容記憶・検索手段1260に送る。
【0085】
ダイヤ情報属性内容獲得手段1250は、ダイヤ情報属性識別子としての、
“順序識別子”
“順序識別子”
“順序識別子”
に対応するダイヤ情報属性内容としての、
“列車1出発の後”
“列車1出発の後”
“列車1到着の後”
を獲得し、ケーブル1251を通じてダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性内容記憶・検索手段1260に送る。ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性内容記憶・検索手段1260は、ダイヤ操作情報識別子の、
“操作1”
と、ダイヤ情報属性内容の、
“列車1出発の後”
“列車1出発の後”
“列車1到着の後”
とを対応付けて記憶し、ケーブル1261、1262を通じてダイヤ情報処理履歴情報記憶・検索手段1270に送る。
【0086】
ダイヤ情報処理履歴情報記憶・検索手段1270は、ダイヤ操作情報識別子の
“操作1”
に、ダイヤ情報属性識別子の、
“順序識別子”
“順序識別子”
“順序識別子”
と、ダイヤ情報属性内容の、
“列車1出発の後”
“列車1出発の後”
“列車1到着の後”
とを対応付けて記憶する。
【0087】
ダイヤ情報処理関数実施手段1280は、ケーブル1281を通じてダイヤ情報を得、ケーブル1213を通じて得た、ダイヤ情報処理関数の、
順序入れ換え関数(駅C,列車1出発,列車2通過)
順序入れ換え関数(駅B,列車1出発,列車2通過)
順序入れ換え関数(駅A,列車1到着,列車2通過)
による処理を実施し、ケーブル1282を通じて処理結果のダイヤ情報を、ダイヤ予測シミュレーション手段1140に送る。
【0088】
上記の、ダイヤ操作情報に基づく関数の選別、処理対象の属性とその内容のダイヤ操作情報への対応付け、記憶を可能とすることで、本発明にかかるダイヤ操作戻り手段のうちダイヤ情報処理・履歴情報抽出手段を実現することができる。
なお、本実施例で用いた各種識別子は、例えば、数値、記号など、対応する情報を一意に表わす情報でさえあればよい。
【0089】
図13は、図11のダイヤ情報処理逆処理手段を示す構成図である。
1230はダイヤ操作情報属性識別子とダイヤ情報処理関数識別子を対応付けて記憶、あるいは、互いに対応付けられている情報を検索する手段、1300はダイヤ情報処理関数識別子と、その逆処理を実施する関数の識別子であるダイヤ情報逆処理関数識別子を対応付けて記憶、あるいは、互いに対応付けられている情報を検索する手段、1270はダイヤ情報処理履歴情報記憶・検索手段、1310はダイヤ情報逆処理関数を実施する手段、を示している。
【0090】
ダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報属性識別子記憶・検索手段1230、ダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報逆処理関数識別子記憶・検索手段1300、ダイヤ情報処理履歴情報記憶・検索手段1270は、例えば、RAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などで実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などで実現される検索手段と、CPU、ROMなどで実現されるプログラミングに基づき各種処理手段を駆動する中央処理手段により、それぞれ実現される。
【0091】
ダイヤ情報逆処理関数実施手段1310は、例えばRAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などで実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などで実現される比較手段、CPU、ROMなどで実現されるプログラミングに基づき各種処理手段を駆動する中央処理手段により実現される。なお、各手段は、記憶領域を区分することで同一の記憶手段により実現してもよい。また、同一プログラミング中の時間割り当てを区分することで、あるいは、処理順序を調整することで、同一の中央処理手段により実現してもよい。
【0092】
本実施例では、上記のダイヤ情報処理履歴情報抽出手段の例で示した、ダイヤ情報処理履歴情報に基づくダイヤ情報逆処理を示している。
ダイヤ操作識別子の、
“操作1”
に対する戻り要求があった場合、ダイヤ情報処理履歴情報記憶・検索手段1270は、“操作1”と対応付けて記憶しているダイヤ情報属性識別子を検索し、ダイヤ情報属性識別子の、
“順序識別子”
“順序識別子”
“順序識別子”
を得て、ケーブル1330を通じてダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報属性識別子記憶・検索手段1230に送る。
【0093】
ダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報属性識別子記憶・検索手段1230はダイヤ情報属性識別子の、
“順序識別子”
“順序識別子”
“順序識別子”
に対応付けて記憶しているダイヤ情報処理関数識別子を検索し、ダイヤ情報処理関数識別子の、
“順序変更”
“順序変更”
“順序変更”
を得て、ケーブル1340を通じてダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報逆処理関数識別子記憶・検索手段1300に送る。
【0094】
ダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報逆処理関数識別子記憶・検索手段1300は、ダイヤ情報処理関数識別子の、
“順序変更”
“順序変更”
“順序変更”
に対応付けて記憶している、ダイヤ情報逆処理関数識別子を検索し、ダイヤ情報逆処理関数識別子の、
“順序逆変更”
“順序逆変更”
“順序逆変更”
を得て、ケーブル1301を通じてダイヤ情報逆処理関数実施手段1310に送る。
【0095】
ダイヤ情報逆処理関数実施手段1310は、ケーブル1311を通じて、図4のダイヤ表示410のダイヤ情報、すなわち、“操作1”が実行された時点のダイヤ情報を受け取る。さらに、ダイヤ情報逆処理関数実施手段1310は、ケーブル1350を通じて、“操作1”と対応付けて記憶しているダイヤ情報属性内容の、
“列車1出発の後”
“列車1出発の後”
“列車1到着の後”
を得て、これらを因数に、ダイヤ情報逆処理関数識別子の、
“順序逆変更”
“順序逆変更”
“順序逆変更”
に対応付けられている関数としての、
順序入れ換え逆処理関数(駅C,列車2通過,列車1出発の後)
順序入れ換え逆処理関数(駅B,列車2通過,列車1出発の後)
順序入れ換え逆処理関数(駅A,列車2通過,列車1到着の後)
による逆処理を逆順に順次実施し、“操作1”が実行される前の時点のダイヤ情報まで遡及したダイヤ情報をケーブル1312を通じて、ダイヤ予測シミュレーション手段1140に送る。
【0096】
上記のように、ダイヤ操作情報識別子と関連付けたダイヤ情報処理履歴情報から、因数の割り当て、逆処理関数の選定、逆処理関数の逆処理実施などを可能とすることで、本発明にかかるダイヤ操作戻り手段のうち、ダイヤ情報逆処理手段を実現することができる。なお、本実施例で用いた各種識別子は、例えば、数値や記号など、対応する情報を一意に表わす情報でさえあればよい。
【0097】
図14に、本発明にかかる、ダイヤ情報の構成例の説明図を示す。
1410はイベントiに対応するイベント識別子、1420はイベントiに対応するダイヤ情報属性内容、1440は駅識別子属性内容、1441は列車識別子属性内容、1442はイベント種別属性内容、1443は順序識別子属性内容、1444は時刻データ属性内容、1445は番線識別子属性内容、1430、 1431、1432、1433、1434、1435は、それぞれ、駅識別子属性内容1440、列車識別子属性内容1441、イベント種別属性内容1442順序識別子属性内容1443、時刻データ属性内容1444、番線識別子属性内容1445に対応するダイヤ情報属性識別子、を示している。イベントiは、例えば、ある列車のある駅への到着、ある列車のある駅からの出発、ある列車のある駅の通過など、ダイヤ上に固有の時間情報を持つ事象に対して割り当てる。
【0098】
本実施例では、イベントiが、図4のダイヤ表示400の駅Bにおける列車1の出発とすると、イベント識別子i1410は“B1発”、イベントiに対応するダイヤ情報1420は、駅識別子属性内容1440が“駅B”、列車識別子属性内容1441が“列車1”、イベント種別属性内容1442が“出発”、順序識別子属性内容1443が“列車1到着の後”、時刻データ属性内容1444が“10時10分30秒”、番線識別子属性1445が“上り1”、などがあてられる。
ダイヤ上全てについて上記のように情報をあてることで、ダイヤ情報を表現することができる。なお、本実施例で用いたテーブル形式を、リスト構造形式としてもよい。その場合、情報の配置変更、情報領域の拡張、などが容易に実現することができる。
【0099】
図15に、ダイヤ操作情報−ダイヤ操作情報識別子記憶・検索手段の構成例の説明図を示す。
1500はダイヤ操作情報とダイヤ操作情報識別子の対応テーブル、1510はダイヤ操作情報の入力端子、1520はダイヤ操作情報識別子の入力端子、1560はダイヤ操作情報i、1570はダイヤ操作情報i1560に対応するダイヤ操作情報識別子i、1530はダイヤ操作情報あるいはダイヤ操作情報識別子の出力端子、を示している。
ダイヤ操作情報−ダイヤ操作情報識別子対応テーブル1550は、例えば、RAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などによって実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などによって実現される比較手段、選択手段によって実現される。
【0100】
本実施例は、iを5、テーブル内i番目のダイヤ操作情報1560を、上記ダイヤ情報処理・履歴情報抽出手段の例で示したもので、
対象駅:駅C
ダイヤ操作種別:順序変更
対象イベント1:列車1(出発)
対象イベント2:列車2(通過)
をダイヤ操作情報識別子1570を“操作1”として、ダイヤ操作情報、ダイヤ操作情報識別子を記憶、検索する例を示す。
【0101】
まず、ダイヤ操作情報は、ダイヤ操作情報入力端子1510を介して入力される。入力されたダイヤ操作情報を、テーブルの1番目から順番に、未だダイヤ操作情報が格納されていない空き領域に格納する。ダイヤ操作情報が入力されるとダイヤ操作情報をテーブルに格納すると同時に、対応するダイヤ操作情報識別子の欄に、ダイヤ操作情報識別子を格納する。ここでは、5番目のダイヤ操作情報である、
対象駅:駅C
ダイヤ操作種別:順序変更
対象イベント1:列車1(出発)
対象イベント2:列車2(通過)
が入力されると、ダイヤ操作情報の5番目の欄に格納するのと同時に対応する5番目のダイヤ操作情報識別子の欄に、ダイヤ操作情報識別子“操作1”が格納される。これにより、ダイヤ操作情報、ダイヤ操作情報識別子の格納が完了する。
【0102】
また、ダイヤ操作情報識別子は、ダイヤ操作情報識別子入力端子1520を介して入力される。ダイヤ操作情報識別子が入力されると、テーブル中のダイヤ操作情報識別子の欄の内容と、入力されたダイヤ操作情報識別子を1番目の欄から順番に比較処理し、同一のものが見つかるまで、テーブルを検索する。合致するものが見つかった場合、その欄に対応するダイヤ操作情報を取り出し、出力端子1530を介して出力する。
【0103】
ダイヤ操作情報識別子“操作1”が入力されると、テーブルのダイヤ情報処理識別子の1番目の欄から順番に比較処理し、合致するものが見つかった場合、その識別子の欄に対応するダイヤ操作情報の欄に格納されている情報の、
対象駅:駅C
ダイヤ操作種別:順序変更
対象イベント1:列車1(出発)
対象イベント2:列車2(通過)
を取り出し、出力端子1530を介して出力する。
【0104】
これにより、ダイヤ操作情報−ダイヤ操作情報識別子対応テーブル1500内に、ダイヤ操作情報とダイヤ操作情報識別子とを対応付けて、記憶することができる。
本実施例ではテーブルを使用したが、リスト構造、循環待ち行列構造等の記憶方法を採用してもよい。例えば、リスト構造であれば、情報の順番の入れ換え容易であったり、記憶する容量を固定ではなく可変にすることもできる。
【0105】
図16に、ダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報属性識別子記憶・検索手段の構成例の説明図を示す。
1600はダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報属性識別子対応テーブル、1610はダイヤ情報処理関数識別子の入力端子、1620はダイヤ情報属性識別子の入力端子、1660はダイヤ情報処理関数識別子i、1670はダイヤ情報処理関数識別子i1660に対応するダイヤ情報属性識別子i、1630はダイヤ情報処理関数識別子あるいはダイヤ情報属性識別子の出力端子を示している。
【0106】
ダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報属性識別子対応テーブル1600は、例えば、RAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などによって実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などによって実現される比較手段、選択手段によって実現される。
本実施例では、iを5、テーブル内i番目のダイヤ操作情報処理関数識別子1660を、上記、ダイヤ情報処理・履歴情報抽出手段の例で示した“順序変更”、ダイヤ情報属性識別子1670を“順序識別子”とし、ダイヤ情報処理関数識別子、ダイヤ情報属性識別子の記憶、検索の例を示す。
【0107】
まず、ダイヤ情報処理関数識別子は、ダイヤ情報処理関数識別子入力端子1610を介して入力される。入力されたダイヤ情報処理関数識別子を、テーブルの1番目から順番に、未だダイヤ情報処理関数識別子が格納されていない空き領域に格納する。ダイヤ情報処理関数識別子が入力されると、ダイヤ情報処理関数識別子をテーブルに格納すると同時に、対応するダイヤ情報属性識別子の欄に、ダイヤ情報属性識別子を格納する。ここでは、5番目のダイヤ情報処理関数識別子である、“順序変更”が入力されると、ダイヤ情報処理関数識別子の5番目の欄に格納するのと同時に、対応する5番目のダイヤ情報属性識別子の欄に、ダイヤ情報属性識別子“順序識別子”が格納される。これにより、ダイヤ情報処理関数識別子、ダイヤ情報属性識別子の格納が完了する。
【0108】
また、ダイヤ情報属性識別子は、ダイヤ情報属性識別子入力端子1620を介して入力される。ダイヤ情報属性識別子が入力されると、テーブル中のダイヤ情報属性識別子の欄の内容と、入力されたダイヤ情報属性識別子を1番目の欄から順番に比較処理し、同一のものが見つかるまで、テーブルを検索する。合致するものが見つかった場合、その欄に対応するダイヤ情報処理関数識別子を取り出し出力端子1630を介して出力する。ダイヤ情報属性識別子“順序識別子”が入力されると、テーブルのダイヤ情報属性識別子の1番目の欄から順番に比較処理し、合致するものが見つかった場合、その識別子の欄に対応するダイヤ情報処理関数識別子の欄に格納されている、ダイヤ情報処理関数識別子“順序変更”を取り出し、出力端子1630を介して出力する。
【0109】
これにより、ダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報属性識別子対応テーブル1600内に、ダイヤ情報処理関数識別子とダイヤ情報属性識別子を対応付けて記憶することができる。
本実施例ではテーブルを使用したが、リスト構造、循環待ち行列構造等の記憶方法を採用してもよい。例えば、リスト構造であれば、情報の順番の入れ換え容易であったり、記憶する容量を固定ではなく可変にすることもできる。
【0110】
図17に、ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報処理関数識別子記憶・検索手段の構成例の説明図を示す。
1700はダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報処理関数識別子対応テーブル、1710はダイヤ操作情報識別子の入力端子、1720はダイヤ情報処理関数識別子の入力端子、1760はダイヤ操作情報識別子i、1770はダイヤ操作情報識別子i1760に対応するダイヤ情報処理関数識別子i、1730はダイヤ操作情報識別子あるいはダイヤ情報処理関数識別子の出力端子、を示している。
【0111】
ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報処理関数識別子対応テーブル1700は、例えば、RAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などによって実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などによって実現される比較手段、選択手段によって実現される。
本実施例では、iを5、テーブル内i番目のダイヤ操作情報識別子1760を上記、ダイヤ情報処理・履歴情報抽出手段の例で示した、“操作1”、ダイヤ情報処理関数識別子1770を“順序変更”とし、ダイヤ操作情報識別子、ダイヤ情報処理関数識別子の記憶、検索の例を示す。
【0112】
まず、ダイヤ操作情報数識別子は、ダイヤ操作情報識別子入力端子1710を介して入力される。入力されたダイヤ操作情報識別子を、テーブルの1番目から順番に、未だダイヤ操作情報識別子が格納されていない空き領域に格納する。ダイヤ操作情報識別子が入力されると、ダイヤ操作情報識別子をテーブルに格納すると同時に、対応するダイヤ情報処理関数識別子の欄に、ダイヤ情報処理関数識別子を格納する。ここでは、5番目のダイヤ操作情報識別子である“操作1”が入力されると、ダイヤ情報処理関数識別子の5番目の欄に格納するのと同時に、対応する5番目のダイヤ情報属性識別子の欄に、ダイヤ情報処理関数識別子“順序変更”が格納される。これにより、ダイヤ操作情報識別子、ダイヤ情報処理関数識別子の格納が完了する。
【0113】
また、ダイヤ情報処理関数識別子は、ダイヤ情報処理関数識別子入力端子1720を介して入力される。ダイヤ情報処理関数識別子が入力されると、テーブル中のダイヤ情報処理関数識別子の欄の内容と、入力されたダイヤ情報処理関数識別子を1番目の欄から順番に比較処理し、同一のものが見つかるまで、テーブルを検索する。合致するものが見つかった場合、その欄に対応するダイヤ操作情報識別子を取り出し、出力端子1730を介して出力する。ダイヤ情報処理関数識別子“順序変更”が入力されると、テーブルのダイヤ情報処理関数識別子の1番目の欄から順番に比較処理し、合致するものが見つかった場合、その識別子の欄に対応するダイヤ操作情報識別子の欄に格納されている、ダイヤ操作情報識別子“操作1”を取り出し、出力端子1730を介して出力する。
【0114】
これにより、ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報処理関数識別子対応テーブル1700内に、ダイヤ操作情報識別子とダイヤ情報処理関数識別子を対応付けて記憶することができる。
本実施例ではテーブルを使用したが、リスト構造、循環待ち行列構造等の記憶方法を採用してもよい。例えば、リスト構造であれば、情報の順番の入れ換え容易であったり、記憶する容量を固定ではなく可変にすることもできる。
【0115】
図18に、ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性識別子記憶・検索手段の構成例の説明図を示す。
1800はダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性識別子対応テーブル、1810はダイヤ操作情報識別子の入力端子、1820はダイヤ情報属性識別子の入力端子、1860はダイヤ操作情報識別子i、1870はダイヤ操作情報識別子i1860に対応するダイヤ情報属性識別子i、1830はダイヤ操作情報識別子あるいはダイヤ情報属性識別子の出力端子、を示している。
【0116】
ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性識別子対応テーブル1800は、例えば、RAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などによって実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などによって実現される比較手段、選択手段によって実現される。
本実施例では、iを5、テーブル内i番目のダイヤ操作情報識別子1860を上記、ダイヤ情報処理・履歴情報抽出手段の例で示した、“操作1”、ダイヤ情報属性識別子1870を“順序識別子”とし、ダイヤ操作情報識別子、ダイヤ情報属性識別子の記憶、検索の例を示す。
【0117】
まず、ダイヤ操作情報数識別子は、ダイヤ操作情報識別子入力端子1810を介して入力される。入力されたダイヤ操作情報識別子を、テーブルの1番目から順番に、未だダイヤ操作情報識別子が格納されていない空き領域に格納する。ダイヤ操作情報識別子が入力されると、ダイヤ操作情報識別子をテーブルに格納すると同時に、対応するダイヤ情報処理関数識別子の欄に、ダイヤ情報処理関数識別子を格納する。ここでは、5番目のダイヤ操作情報識別子である、“操作1”が入力されると、ダイヤ情報処理関数識別子の5番目の欄に格納するのと同時に対応する5番目のダイヤ情報属性識別子の欄に、ダイヤ情報属性識別子“順序識別子”が格納される。これにより、ダイヤ操作情報識別子、ダイヤ情報属性識別子の格納が完了する。
【0118】
また、ダイヤ情報属性識別子は、ダイヤ情報属性識別子入力端子1820を介して入力される。ダイヤ情報属性識別子が入力されると、テーブル中のダイヤ情報属性識別子の欄の内容と、入力されたダイヤ情報属性識別子を1番目の欄から順番に比較処理し、同一のものが見つかるまで、テーブルを検索する。合致するものが見つかった場合、その欄に対応するダイヤ操作情報識別子を取り出し、出力端子1830を介して出力する。ダイヤ情報属性識別子“順序識別子”が入力されると、テーブルのダイヤ情報属性識別子の1番目の欄から順番に比較処理し合致するものが見つかった場合、その識別子の欄に対応するダイヤ操作情報識別子の欄に格納されている、ダイヤ操作情報識別子“操作1”を取り出し、出力端子1830を介して出力する。
【0119】
これにより、ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性識別子対応テーブル1800内に、ダイヤ操作情報識別子とダイヤ情報属性識別子を対応付けて記憶することができる。
本実施例ではテーブルを使用したが、リスト構造、循環待ち行列構造等の記憶方法を採用してもよい。例えば、リスト構造であれば、情報の順番の入れ換え容易であったり、記憶する容量を固定ではなく可変にすることもできる。
【0120】
図19に、ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性内容記憶・検索手段の構成図を示す。
1900はダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性内容対応テーブル、1910はダイヤ操作情報識別子の入力端子、1920はダイヤ情報属性内容の入力端子、1960はダイヤ操作情報識別子i、1970はダイヤ操作情報識別子i1960に対応するダイヤ情報属性内容i、1930はダイヤ操作情報識別子あるいはダイヤ情報属性内容の出力端子、を示している。
ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性内容対応テーブル1900は、例えばRAM,磁気テープ装置,磁気ディスク装置などによって実現される記憶手段、リレー回路,真空管回路,トランジスタ回路,CMOS回路,集積回路などによって実現される比較手段及び選択手段によって実現される。
【0121】
本実施例では、iを5、テーブル内i番目のダイヤ操作情報識別子1960を上記ダイヤ情報処理・履歴情報抽出手段の例で示した、“操作1”、ダイヤ情報属性内容1970を、
“列車1出発の後”
“列車1出発の後”
“列車1到着の後”
とし、ダイヤ操作情報識別子、ダイヤ情報属性内容の記憶、検索の例を示す。
【0122】
まず、ダイヤ操作情報数識別子は、ダイヤ操作情報識別子入力端子1910を介して入力される。入力されたダイヤ操作情報識別子を、テーブルの1番目から順番に、未だダイヤ操作情報識別子が格納されていない空き領域に格納する。ダイヤ操作情報識別子が入力されると、ダイヤ操作情報識別子をテーブルに格納すると同時に、対応するダイヤ情報処理関数識別子の欄に、ダイヤ情報処理関数識別子を格納する。ここでは、5番目のダイヤ操作情報識別子である、“操作1”が入力されると、ダイヤ情報処理関数識別子の5番目の欄に格納するのと同時に対応する5番目のダイヤ情報属性識別子の欄に、ダイヤ情報属性内容として、
“列車1出発の後”
“列車1出発の後”
“列車1到着の後”
が格納される。これにより、ダイヤ操作情報識別子、ダイヤ情報属性内容の格納が完了する。
【0123】
また、ダイヤ情報属性内容は、ダイヤ情報属性内容入力端子1920を介して入力される。ダイヤ情報属性内容が入力されると、テーブル中のダイヤ情報属性内容の欄の内容と、入力されたダイヤ情報属性内容を1番目の欄から順番に比較処理し、同一のものが見つかるまで、テーブルを検索する。合致するものが見つかった場合、その欄に対応するダイヤ操作情報識別子を取り出し、出力端子1930を介して出力する。ダイヤ情報属性内容として、
“列車1出発の後”
“列車1出発の後”
“列車1到着の後”
が入力されると、テーブルのダイヤ情報属性識別子の1番目の欄から順番に比較処理し、合致するものが見つかった場合、その識別子の欄に対応するダイヤ操作情報識別子の欄に格納されている、ダイヤ操作情報識別子“操作1”を取り出し出力端子1930を介して出力する。
【0124】
これにより、ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性内容対応テーブル1900内に、ダイヤ操作情報識別子とダイヤ情報属性内容を対応付けて記憶することができる。
本実施例ではテーブルを使用したが、リスト構造、循環待ち行列構造等の記憶方法を採用してもよい。例えば、リスト構造であれば、情報の順番の入れ換え容易であったり、記憶する容量を固定ではなく可変にすることもできる。
【0125】
図20に、ダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報逆処理関数識別子記憶・検索手段の構成図を示す。2000はダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報逆処理関数識別子対応テーブル、2010はダイヤ情報処理関数識別子の入力端子、2020はダイヤ情報逆処理関数識別子の入力端子、2060はダイヤ情報処理関数識別子i、2070はダイヤ情報処理関数識別子i2060に対応するダイヤ情報逆処理関数識別子i、2030はダイヤ情報処理関数識別子あるいはダイヤ情報逆処理関数識別子の出力端子、を示している。
ダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報逆処理関数識別子対応テーブル2000は、例えば、RAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などによって実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などによって実現される比較手段、選択手段によって実現される。本実施例では、iを5、テーブル内i番目のダイヤ情報処理関数識別子2060を、上記、ダイヤ情報処理・履歴情報抽出手段の例で示した、“順序変更”、ダイヤ情報逆処理関数識別子2070を“順序逆変更”とし、ダイヤ情報処理関数識別子、ダイヤ情報逆処理識別子の記憶、検索の例を示す。
【0126】
まず、ダイヤ情報処理関数識別子は、ダイヤ情報処理関数識別子入力端子2010を介して入力される。入力されたダイヤ情報処理関数識別子を、テーブルの1番目から順番に、未だダイヤ情報処理関数識別子が格納されていない空き領域に格納する。ダイヤ情報処理関数識別子が入力されると、ダイヤ情報処理関数識別子をテーブルに格納すると同時に、対応するダイヤ情報逆処理関数識別子の欄に、ダイヤ情報逆処理関数識別子を格納する。ここでは、5番目のダイヤ情報処理関数識別子である、“順序変更”が入力されると、ダイヤ情報処理関数識別子の5番目の欄に格納するのと同時に、対応する5番目のダイヤ情報逆処理関数識別子の欄に、ダイヤ情報逆処理関数識別子“順序逆変更”が格納される。これにより、ダイヤ情報処理関数識別子、ダイヤ情報逆処理関数識別子の格納が完了する。
【0127】
また、ダイヤ情報逆処理関数識別子は、ダイヤ情報逆処理関数識別子入力端子2020を介して入力される。ダイヤ情報逆処理関数識別子が入力されると、テーブル中のダイヤ情報逆処理関数識別子の欄の内容と、入力されたダイヤ情報逆処理関数識別子を1番目の欄から順番に比較処理し、同一のものが見つかるまでテーブルを検索する。合致するものが見つかった場合、その欄に対応するダイヤ情報処理関数識別子を取り出し、出力端子2030を介して出力する。ダイヤ情報逆処理関数識別子“順序逆変更”が入力されると、テーブルのダイヤ情報逆処理関数識別子の1番目の欄から順番に比較処理し、合致するものが見つかった場合、その識別子の欄に対応するダイヤ情報処理関数識別子の欄に格納されているダイヤ情報処理関数識別子“順序変更”を取り出し、出力端子2030を介して出力する。
これにより、ダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報逆処理関数識別子対応テーブル2000内に、ダイヤ情報処理関数識別子とダイヤ情報逆処理関数識別子を対応付けて記憶することができる。本実施例ではテーブルを使用したが、リスト構造、循環待ち行列構造等の記憶方法を採用してもよい。例えば、リスト構造であれば、情報の順番の入れ換え容易であったり、記憶する容量を固定ではなく可変にすることもできる。
【0128】
図23に、ダイヤ操作、及び、ダイヤ操作戻りにおける、ダイヤ表示・操作画面の変化例の説明図を示す。2300は、ダイヤ操作以前のダイヤ表示・操作画面、2310はダイヤ表示・操作画面2300に対し駅Bにおいて列車1と列車2の順序変更を行った場合のダイヤ表示・操作画面、2320はダイヤ表示・操作画面2310に対し駅Aにおいて列車1と列車3の順序変更を行った場合のダイヤ表示・操作画面、2330はダイヤ表示・操作画面2320に対し1段階戻りを実施した場合のダイヤ表示・操作画面、2340はダイヤ表示・操作画面2330に対し1段階戻りを実施した場合のダイヤ表示・操作画面である。
【0129】
2350は、ダイヤ戻り破棄を1段階実施した場合のダイヤ表示・操作画面、2360はダイヤ表示・操作画面2350に対し駅Cにおいて列車1と列車2の順序変更を行った場合のダイヤ表示・操作画面、2370はダイヤ表示・操作画面2360に対し駅Bで列車1と列車3の順序変更を行った場合のダイヤ表示・操作画面、を示している。そして、これらのダイヤ操作、ダイヤ操作戻り、ダイヤ操作戻り破棄について、以下でダイヤ情報の処理、データ構造の構成について説明する。
【0130】
図24に、図23における操作nに対応する可逆処理関数への分解の説明図を示す。2400は、ダイヤ操作nのダイヤ操作情報を示すデータ構造、2401はダイヤ操作nのダイヤ操作種別、2402は、ダイヤ操作nのダイヤ操作対象駅、2403、及び、2404はダイヤ操作nのダイヤ操作対象列車、を示している。また、2410、及び、2420はダイヤ操作nに対応する諸変更処理を可逆処理単位に分解した可逆処理関数を示している。
【0131】
次のダイヤ操作情報は、
対象駅:駅B
ダイヤ操作種別:順序変更
対象イベント1:列車1(出発)
対象イベント2:列車2(通過)
次の可逆処理関数である
順序変更(駅B,列車2通,列車1発)
順序変更(駅A,列車2通,列車1発)
に分解して処理する。
【0132】
図25に、図23における操作n実施時の記憶情報の構成の説明図を示す。 2500はダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ、2400はダイヤ操作nのダイヤ操作情報で、2530はダイヤ操作nに対応するダイヤ情報属性変更履歴、2401はダイヤ操作nのダイヤ操作種別、2402はダイヤ操作nのダイヤ操作対象駅、2403、及び、2404はダイヤ操作nのダイヤ操作対象列車、2540はダイヤ操作nにより直接変化するダイヤ情報属性変更履歴、2550はダイヤ操作nに伴い生じるダイヤ上の矛盾を解消するために発生するダイヤ情報属性変更の履歴、2541は駅Bにおける列車2に関するイベント識別子、2542は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、2543は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の変更前の内容、2551は駅Aにおける列車2に関するイベント識別子、2552は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、2553は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の変更前の内容、を示している。
【0133】
ダイヤ操作以前のダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ2510はダイヤ操作情報2520を指している。ダイヤ操作2400を実施すると、ダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ2500に移動し、ダイヤ操作情報2400を指すように変化する。そして、ダイヤ情報処理履歴情報2530を抽出、記憶する。
【0134】
図26に、図23における操作n+1に対応する可逆処理関数への分解の説明図を示す。2600は、ダイヤ操作n+1のダイヤ操作情報を示すデータ構造、2601はダイヤ操作n+1のダイヤ操作種別、2602はダイヤ操作n+1のダイヤ操作対象駅、2603、及び、2604はダイヤ操作n+1のダイヤ操作対象列車、を示している。また、2610はダイヤ操作n+1に対応する諸変更処理を可逆処理単位に分解した可逆処理関数を示している。
【0135】
ダイヤ操作情報は、
対象駅:駅A
ダイヤ操作種別:順序変更
対象イベント1:列車1(出発)
対象イベント2:列車3(通過)
次の可逆処理関数である
順序変更(駅A,列車3通,列車1発)
に分解して処理する。
【0136】
図27に、図23における操作 n+1 実施時の記憶情報の構成の説明図を示す。2700は、ダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ、2500は以前のダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ、2600はダイヤ操作n+1のダイヤ操作情報で、2630はダイヤ操作n+1に対応するダイヤ情報属性変更履歴、2601はダイヤ操作n+1のダイヤ操作種別、2602はダイヤ操作n+1のダイヤ操作対象駅、2603、及び、2604は、ダイヤ操作n+1のダイヤ操作対象列車、2640はダイヤ操作n+1により直接変化するダイヤ情報属性変更履歴、2641は、駅Aにおける列車3に関するイベント識別子、2642は駅Aにおける列車3に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、2643は駅Aにおける列車3に関する変更ダイヤ情報属性の変更前の内容を示している。
【0137】
また、2400は、ダイヤ操作nのダイヤ操作情報で、2530はダイヤ操作nに対応するダイヤ情報属性変更履歴、2401はダイヤ操作nのダイヤ操作種別、2402はダイヤ操作nのダイヤ操作対象駅、2403、及び、2404はダイヤ操作nのダイヤ操作対象列車、2540はダイヤ操作nにより直接変化するダイヤ情報属性変更履歴、2550、はダイヤ操作nに伴い生じるダイヤ上の矛盾を解消するために発生するダイヤ情報属性変更の履歴、2541は駅Bにおける列車2に関するイベント識別子、2542は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、2543は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の変更前の内容、2551は駅Aにおける列車2に関するイベント識別子、2552は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、2553は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の変更前の内容を示している。
ダイヤ操作以前のダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ2500はダイヤ操作情報2400を指している。ダイヤ操作2600を実施すると、ダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ2700に移動し、ダイヤ操作情報2600を指すように変化する。そして、ダイヤ情報処理履歴情報2630を抽出、記憶する。
【0138】
図28に、図23における戻りn+1(操作n+1を取り消して戻る)実施時の記憶情報の構成の説明図を示す。2700は、戻りn+1実施前のダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ、2800は戻りn+1実施後のダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ、2630は戻りn+1実施時に逆操作の対象となるダイヤ操作n+1に対応するダイヤ情報属性変更履歴、を示している。ダイヤ操作戻り以前のダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ2700は、ダイヤ操作情報2600を指している。ダイヤ操作戻りを実施すると、ダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ2800に移動し、ダイヤ操作情報2400を指すように変化する。そして、記憶しているダイヤ情報処理履歴情報2630に基づいて、逆処理を実施する。
【0139】
図29に、図23における戻り n+1 に対応する逆処理関数適用の説明図を示す。2630は、ダイヤ操作n+1に対応するダイヤ情報属性変更履歴、2641は駅Aにおける列車3のイベント識別子、2642は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、2643は駅Aにおける列車3に関する変更ダイヤ情報属性の内容、2900は戻りn+1に対応する逆処理を行う関数、を示している。
また、2910は逆処理に関するダイヤ情報属性変更履歴、2921は駅Aにおける列車3のイベント識別子、2922は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、2923は駅Aにおける列車3に関する変更ダイヤ情報属性の内容を示している。
【0140】
次のダイヤ情報処理履歴情報から、
イベント識別子:A3通
ダイヤ情報属性識別子:順序属性
ダイヤ情報属性内容:順序A3通
逆処理関数を求め、
順序逆変更(駅A,列車3通,順序A3通)を実施する。
【0141】
逆処理実施により、ダイヤ情報処理履歴情報2910の、ダイヤ情報属性内容2923が変化する。
【0142】
図30に、図23における戻りn(操作nを取り消して戻る)実施時の記憶情報の構成の説明図を示す。2800は戻りn実施前のダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ、3000は戻りn実施後のダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ、2800は戻りn実施時に逆操作の対象となるダイヤ操作nに対応するダイヤ操作情報2400、を示している。
【0143】
ダイヤ操作戻り以前のダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ2800は、ダイヤ操作情報2400を指している。ダイヤ操作戻りを実施すると、ダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ3000に移動し、ダイヤ操作情報2520を指すように変化する。そして、記憶しているダイヤ情報処理履歴情報2530に基づいて、逆処理を実施する。
尚、ダイヤ操作情報2600に対応するダイヤ情報処理履歴情報2910は、次のダイヤ操作が実施されるまで確保される。
【0144】
図31に、図23における戻りnに対応する逆処理関数適用の説明図を示す。2530はダイヤ操作nに対応するダイヤ情報属性変更履歴、2541は駅Bにおける列車2のイベント識別子、2542は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、2543は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の内容、2551は駅Aにおける列車2のイベント識別子、2552は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、2553は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の内容、3100、及び、3110は戻りnに対応する逆処理を行う関数、を示している。
【0145】
また、3120は逆処理に関するダイヤ情報属性変更履歴、3131は駅Bにおける列車2のイベント識別子、3132は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、3133は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の内容、3141は駅Aにおける列車2のイベント識別子、3142は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、3143は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の内容、を示している。
【0146】
ダイヤ情報処理履歴情報の、
イベント識別子:A2通
ダイヤ情報属性識別子:順序属性
ダイヤ情報属性内容:順序A2通
及び、
イベント識別子:B2通
ダイヤ情報属性識別子:順序属性
ダイヤ情報属性内容:順序B2通
から逆処理関数を求め、
順序逆変更(駅A,列車2通,順序A2通)
順序逆変更(駅B,列車2通,順序B2通)を実施する。
逆処理実施により、ダイヤ情報処理履歴情報3120のダイヤ情報属性内容3133、及び、3143が変化する。
【0147】
図32に、図23における戻りn実施後の記憶情報の構成の説明図を示す。 ダイヤ操作情報2600、対応するダイヤ情報処理履歴情報2910、ダイヤ操作情報2400、対応するダイヤ情報処理履歴情報3110は、次のダイヤ操作が実施されるまで確保される。
【0148】
図33に、図23における戻りn破棄実施時の記憶情報の構成図を示す。3200は戻りn破棄前のダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ、3300は戻りn破棄実施後のダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ、3110は戻りn破棄実施時に再処理の対象となる戻りnに対応するダイヤ操作情報属性変更履歴、を示している。
ダイヤ操作戻り破棄以前のダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ3200は、ダイヤ操作情報2520を指している。ダイヤ操作戻り破棄を実施すると、ダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ3300に移動し、ダイヤ操作情報2400を指すように変化する。そして、記憶しているダイヤ情報処理履歴情報3110から、再処理を実施する。
【0149】
図34に、図23における戻りn破棄に対応する、再処理関数適用の説明図を示す。3110は戻りnに対応するダイヤ情報属性変更履歴、3121は駅Bにおける列車2のイベント識別子、3122は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、3133は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の内容、3131は駅Aにおける列車2のイベント識別子、3132は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、3133は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の内容、3400、及び、3410は戻りn破棄に対応する再処理を行う関数、を示している。
【0150】
また、3420は再処理に関するダイヤ情報属性変更履歴、3431は駅Bにおける列車2のイベント識別子、3432は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、3433は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の内容、3441は駅Aにおける列車2のイベント識別子、3442は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、3443は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の内容、を示している
ダイヤ情報処理履歴情報の、
イベント識別子:A2通
ダイヤ情報属性識別子:順序属性
ダイヤ情報属性内容:順序A2通’
及び、
イベント識別子:B2通
ダイヤ情報属性識別子:順序属性
ダイヤ情報属性内容:順序B2通’
から再処理関数を求め、
順序逆変更(駅B,列車2通,順序B2通’)
順序逆変更(駅A,列車2通,順序A2通’)を実施する。
再処理実施により、ダイヤ情報処理履歴情報3420のダイヤ情報属性内容3443、及び、3453が変化する。
【0151】
図35に、図23における戻り n 破棄実施後の記憶情報の構成の説明図を示す。ダイヤ操作情報2600、対応するダイヤ情報処理履歴情報2910は、次のダイヤ操作が実施されるまで確保される。
【0152】
図36に、図23における操作(n+1)’に対応する可逆処理関数への分解の説明図を示す。3600は、ダイヤ操作(n+1)’のダイヤ操作情報を示すデータ構造、3601はダイヤ操作(n+1)’のダイヤ操作種別、3602はダイヤ操作(n+1)’のダイヤ操作対象駅、3603、及び、3604はダイヤ操作(n+1)’のダイヤ操作対象列車、を示している。
また、3610、3620、及び、3630はダイヤ操作(n+1)’に対応する諸変更処理を可逆処理単位に分解した可逆処理関数、を示している。
【0153】
ダイヤ操作情報は、
対象駅:駅C
ダイヤ操作種別:順序変更
対象イベント1:列車1(出発)
対象イベント2:列車2(通過)
なる可逆処理単位に関する可逆処理関数に分解し
順序変更(駅A,列車2通,列車1発)
順序変更(駅B,列車2通,列車1発)
順序変更(駅C,列車2通,列車1発)
のように処理する。
【0154】
図37に、図23における操作(n+1)’実施時の記憶情報の構成の説明図を示す。3700は、ダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ、3400は以前のダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ、3600はダイヤ操作(n+1)’のダイヤ操作情報で、3730はダイヤ操作(n+1)’に対応するダイヤ情報属性変更履歴、3601はダイヤ操作(n+1)’のダイヤ操作種別、3602はダイヤ操作(n+1)’のダイヤ操作対象駅、3603、及び、3604はダイヤ操作(n+1)’のダイヤ操作対象列車、3730はダイヤ操作(n+1)’により直接変化するダイヤ情報属性変更履歴、3740、及び、3750はダイヤ操作(n+1)’に伴い生じるダイヤ上の矛盾を解消するために発生するダイヤ情報属性変更の履歴である。
【0155】
そして、3731は、駅Cにおける列車2に関するイベント識別子、3732は駅Cにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、3733は駅Cにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の変更前の内容、3741は駅Bにおける列車2に関するイベント識別子、3742は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、3743は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の変更前の内容、3751は駅Aにおける列車2に関するイベント識別子、3752は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、3753は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の変更前の内容を示している。
【0156】
また、2400は、ダイヤ操作nのダイヤ操作情報で、3420はダイヤ操作nに対応するダイヤ情報属性変更履歴、2401はダイヤ操作nのダイヤ操作種別、2402はダイヤ操作nのダイヤ操作対象駅、2403、及び、2404はダイヤ操作nのダイヤ操作対象列車、3430はダイヤ操作nにより直接変化するダイヤ情報属性変更履歴、3431はダイヤ操作nに伴い生じるダイヤ上の矛盾を解消するために発生するダイヤ情報属性変更の履歴、3432は駅Bにおける列車2に関するイベント識別子、3433は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、3441は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の変更前の内容、3442は、駅Aにおける列車2に関するイベント識別子、3443は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子を示している。
ダイヤ操作以前の、ダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ3400は、ダイヤ操作情報2400を指している。ダイヤ操作を実施すると、ダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ3700に移動し、ダイヤ操作情報3600を指すように変化する。そして、ダイヤ情報処理履歴情報3730を抽出、記憶する。
【0157】
図38に、図23における操作n+2に対応する可逆処理関数への分解の説明図を示す。3800は、ダイヤ操作n+2のダイヤ操作情報を示すデータ構造、3801はダイヤ操作n+2のダイヤ操作種別、3802はダイヤ操作n+2のダイヤ操作対象駅、3803、及び、3804はダイヤ操作n+2のダイヤ操作対象列車、を示している。
また、3810、及び、3820はダイヤ操作n+2に対応する諸変更処理を可逆処理単位に分解した可逆処理関数、を示している。
【0158】
ダイヤ操作情報は、
対象駅:駅B
ダイヤ操作種別:順序変更
対象イベント1:列車1(出発)
対象イベント2:列車3(通過)
の可逆処理関数に分解し
順序変更(駅A,列車3通,列車1発)
順序変更(駅B,列車3通,列車1発)
にて処理する。
【0159】
図39に、図23における操作 n+2 実施時の記憶情報の構成の説明図を示す。3900は、ダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ、3700は以前のダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ、3800はダイヤ操作n+2のダイヤ操作情報で、3930はダイヤ操作n+2に対応するダイヤ情報属性変更履歴、3801はダイヤ操作n+2のダイヤ操作種別、3802はダイヤ操作n+2のダイヤ操作対象駅、3803、及び、3804はダイヤ操作n+2のダイヤ操作対象列車、3940はダイヤ操作n+2により直接変化するダイヤ情報属性変更履歴、3950はダイヤ操作n+2に伴い生じるダイヤ上の矛盾を解消するために発生するダイヤ情報属性変更の履歴、3941は駅Bにおける列車3に関するイベント識別子、3942は駅Bにおける列車3に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、3943は駅Bにおける列車3に関する変更ダイヤ情報属性の変更前の内容、3951は駅Aにおける列車3に関するイベント識別子、3952は駅Aにおける列車3に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、3953は駅Aにおける列車3に関する変更ダイヤ情報属性の変更前の内容、を示している。
【0160】
また、3600はダイヤ操作(n+1)’のダイヤ操作情報で、3730はダイヤ操作(n+1)’に対応するダイヤ情報属性変更履歴、3601はダイヤ操作(n+1)’のダイヤ操作種別、3602はダイヤ操作(n+1)’のダイヤ操作対象駅、3603、及び、3604はダイヤ操作(n+1)’のダイヤ操作対象列車、3730はダイヤ操作(n+1)’により直接変化するダイヤ情報属性変更履歴、3740、及び、3750はダイヤ操作(n+1)’に伴い生じるダイヤ上の矛盾を解消するために発生するダイヤ情報属性変更の履歴、3731は駅Cにおける列車2に関するイベント識別子、3732は駅Cにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、3733は駅Cにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の変更前の内容、3741は駅Bにおける列車2に関するイベント識別子、3742は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、3743は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の変更前の内容、3751は駅Aにおける列車2に関するイベント識別子、3752は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、3753は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の変更前の内容を示している。
【0161】
また、2400はダイヤ操作nのダイヤ操作情報で、3420はダイヤ操作nに対応するダイヤ情報属性変更履歴、2401はダイヤ操作nのダイヤ操作種別2402はダイヤ操作nのダイヤ操作対象駅、2403、及び、2404はダイヤ操作nのダイヤ操作対象列車、3430はダイヤ操作nにより直接変化するダイヤ情報属性変更履歴、3440はダイヤ操作nに伴い生じるダイヤ上の矛盾を解消するために発生するダイヤ情報属性変更の履歴、3431は駅Bにおける列車2に関するイベント識別子、3432は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、3433は駅Bにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の変更前の内容、3441は駅Aにおける列車2に関するイベント識別子、3442は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の識別子、3443は駅Aにおける列車2に関する変更ダイヤ情報属性の変更前の内容を示している。
ダイヤ操作以前の、ダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ3700は、ダイヤ操作情報3600を指している。ダイヤ操作を実施すると、ダイヤ操作情報記憶リストの先頭を指すポインタ3900に移動し、ダイヤ操作情報3800を指すように変化する。そして、ダイヤ情報処理履歴情報3930を抽出、記憶する。
【0162】
図40に、ダイヤ操作戻りユーザインタフェース方法のうち、ダイヤ操作時の処理の流れの機能ブロック図を示す。ダイヤ操作入力部4010は、通常、ダイヤ操作入力待ち状態にあり、ダイヤ操作情報を受け取とると、ダイヤ操作戻り部4000、及び、ダイヤ操作順序登録部4020に送る。ダイヤ操作戻り部4000は、受け取ったダイヤ操作情報に基づいてダイヤ情報処理、及び、ダイヤ情報処理履歴情報の抽出、記憶を行う。ダイヤ操作順序登録部4020は、受け取ったダイヤ操作情報にダイヤ操作順序識別子を対応付け、順序を管理しながら記憶し、順序識別子をダイヤ操作順序出力部4030に送る。ダイヤ操作順序出力部4030は、ダイヤ操作順序識別子を、ダイヤ操作順序識別子−ダイヤ操作戻り指示子対応部4050に送る。ダイヤ操作順序識別子−ダイヤ操作戻り指示子対応部4050は、ダイヤ操作順序識別子と図5、図6で示したようなダイヤ操作戻り指示子との対応付けを行い、それら情報をダイヤ操作順序識別子−ダイヤ操作戻り指示子登録部4060、及び、ダイヤ操作戻り指示子表示部4040に送る。
【0163】
ダイヤ操作順序識別子−ダイヤ操作戻り指示子登録部4060は、受け取ったダイヤ操作順序識別子とダイヤ操作戻り指示子との対応付け情報を記憶し、それら情報をダイヤ操作順序識別子−ダイヤ操作戻り指示子出力部4070に送る。ダイヤ操作順序識別子−ダイヤ操作戻り指示子出力部4070は、受け取ったダイヤ操作順序識別子とダイヤ操作戻り指示子との対応付け情報を外部システムに出力する。ダイヤ操作戻り指示子表示部4040は、受け取ったダイヤ操作順序識別子とダイヤ操作戻り指示子との対応付け情報に基づき、図5、図6で示したようなダイヤ操作戻り指示子の表示を行う。
これにより、ダイヤ操作戻りユーザインタフェース方法のうちダイヤ操作時の処理の、ダイヤ操作の順序付け、ダイヤ操作指示子との対応付け、ダイヤ操作戻り指示子の表示などを行うことが可能になる。
【0164】
図41に、ダイヤ操作戻りユーザインタフェース方法のうち、ダイヤ操作戻り指示時の処理の流れの機能ブロック図を示す。ダイヤ操作戻り指示子選択入力部4100は、通常、ダイヤ操作戻り指示子選択入力待ち状態にあり、ダイヤ操作戻り指示子選択入力を受け取ると、ダイヤ操作戻り指示回数計数部4110、あるいは、ダイヤ操作順序対応部4130に送る。ダイヤ操作戻り指示回数計数部4100は、図5、図6で示した例のうち、ダイヤ操作戻り指示回数により戻りの対象を選択するものについて、ダイヤ操作戻り指示回数の計数を行い、指示回数情報を、回数−順序変換部4120に送る。
【0165】
回数−順序変換部4120は、受け取った指示回数情報をダイヤ操作順序識別子に変換し、ダイヤ操作順序対応部4130に送る。ダイヤ操作順序対応部4130は、ダイヤ操作順序識別子から対応するダイヤ操作情報を検索し、ダイヤ操作戻り部4140に送る。ダイヤ操作戻り部4140は、受け取ったダイヤ操作情報の基づいて、ダイヤ操作戻りを実施する。
これによって、ダイヤ操作戻りユーザインタフェース方法のうちダイヤ操作戻り時の処理の、ダイヤ操作指示子とダイヤ操作順序の対応付け、ダイヤ操作順序からダイヤ操作戻り対象のダイヤ操作情報の対応付けなどを行うことが可能になる。
【0166】
図42に、ダイヤ操作戻りユーザインタフェース手段の構成を示す。4210は、ダイヤ操作入力手段、4220はダイヤ操作順序記憶・検索手段、4230はダイヤ操作順序識別子−ダイヤ操作戻り指示子記憶・検索手段、4270はダイヤ操作戻り指示子表示手段、4240はダイヤ操作戻り指示子選択入力手段、4250はダイヤ操作戻り指示回数計数・記憶手段、4260は回数−順序変換手段、を示している。
ダイヤ操作順序記憶・検索手段4220、ダイヤ操作順序識別子−ダイヤ操作戻り指示子記憶・検索手段は、例えば、RAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などで実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路CMOS回路、集積回路などで実現される検索手段と、CPU、ROMなどで実現されるプログラミングに基づき各種処理手段を駆動する中央処理手段により、それぞれ実現される。
【0167】
ダイヤ操作入力手段4210、ダイヤ操作戻り指示子選択入力手段4240は例えば、マウス、キーボード、トラックボール、トラックパッド、タッチパネルなどにより実現される入力手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路CMOS回路、集積回路などにより実現される入力信号変換手段により、それぞれ実現される。
ダイヤ操作戻り指示回数計数・記憶手段4250は、例えば、RAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などで実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などで実現される計数手段、検索手段と、CPU、ROMなどで実現されるプログラミングに基づき各種処理手段を駆動する中央処理手段により実現される。
【0168】
ダイヤ操作戻り指示子表示手段4270は、例えば、ブラウン管、液晶、などにより実現される表示手段と、RAM、磁気テープ装置、磁気ディスク装置などにより実現される記憶手段と、リレー回路、真空管回路、トランジスタ回路、CMOS回路、集積回路などにより実現される信号の分配手段、変換手段により実現される。
なお、各手段は、記憶領域を区分することで同一の記憶手段により実現してもよい。また、同一プログラミング中の時間割り当てを区分することで、または、処理順序を調整することで、同一の中央処理手段により実現してもよい。
【0169】
本実施例では、図5のダイヤ表示・操作画面510、520を例に説明する。図5のダイヤ表示・操作画面500のダイヤの状態を、ダイヤ表示・操作画面510に操作した場合、
ダイヤ操作情報としての
対象駅:駅C
ダイヤ操作種別:順序変更
対象イベント1:列車1(出発)
対象イベント2:列車2(通過)
及び、
対象駅:駅B
ダイヤ操作種別:順序変更
対象イベント1:列車1(出発)
対象イベント2:列車3(通過)
がケーブル4211を通じてダイヤ操作情報がダイヤ操作入力手段4210に送られる。
【0170】
ダイヤ操作入力手段4210は、ダイヤ操作情報を、ケーブル4213を通じてダイヤ操作順序記憶・検索手段4220に送る。ダイヤ操作順序記憶・検索手段4220は、ダイヤ情報の、
対象駅:駅C
ダイヤ操作種別:順序変更
対象イベント1:列車1(出発)
対象イベント2:列車2(通過)
に対して、操作順序識別子の、
“順序1”
及び、
対象駅:駅B
ダイヤ操作種別:順序変更
対象イベント1:列車1(出発)
対象イベント2:列車3(通過)
に対して、順序識別子の、
“順序2”
とを対応付けて記憶し、ダイヤ操作順序識別子の、
“順序1”
“順序2”
をケーブル4222を通じてダイヤ操作順序識別子−ダイヤ操作戻り指示子記憶・検索手段4230に送る。
【0171】
ダイヤ操作順序識別子−ダイヤ操作戻り指示子記憶・検索手段4230は、受け取ったダイヤ順序識別子の、
“順序1”
“順序2”
に、
“戻り指示1”
“戻り指示2”
を対応付けて記憶し、ダイヤ操作戻り指示子を、ケーブル4231を通じてダイヤ操作戻り指示子表示手段4270に送る。ダイヤ操作戻り指示子表示手段4270は、図5のダイヤ表示・操作画面510中のダイヤ操作戻り指示子512を表示する。
【0172】
一方、ダイヤ操作戻り手段4200は、ダイヤ操作に基づくダイヤ情報処理を行い、図5のダイヤ表示・操作画面510のダイヤを表示し、ダイヤ情報処理履歴情報を抽出、記憶する。
図5のダイヤ表示・操作画面510において、ポインタ513で、ダイヤ操作戻り指示子512を指示すると、ダイヤ操作戻り指示子の選択情報がケーブル4241を通じてダイヤ操作戻り指示子選択入力手段4240に送られる。ダイヤ操作戻り指示子選択入力手段4240は、ダイヤ操作戻り指示子選択情報を、ケーブル4242を通じて、ダイヤ操作戻り指示回数計数・記憶手段4250に送る。ダイヤ操作戻り指示回数計数・記憶手段4250は、ダイヤ操作戻り指示子選択回数をカウントし、記憶し、ダイヤ操作戻り指示子選択回数を、ケーブル4251を通じて回数−順序変換手段4260に送る。
【0173】
回数−順序変換手段4260は、ダイヤ操作戻り指示子選択回数から、ダイヤ操作順序識別子への変換を行い、ダイヤ操作順序識別子の、
“順序1”
あるいは、
“順序2”
をケーブル4261を通じて、ダイヤ操作順序記憶検索手段4220に送る。
【0174】
ダイヤ操作順序記憶検索手段4220は、受け取ったダイヤ操作順序識別子に対応付けて記憶されているダイヤ操作情報の、
対象駅:駅C
ダイヤ操作種別:順序変更
対象イベント1:列車1(出発)
対象イベント2:列車2(通過)
あるいは、
対象駅:駅B
ダイヤ操作種別:順序変更
対象イベント1:列車1(出発)
対象イベント2:列車3(通過)
をケーブル4221を通じて、ダイヤ操作戻り手段4200に送る。
ダイヤ操作戻り手段4200は、受け取ったダイヤ操作情報に対応する戻りを実施する。
【0175】
また、図5のダイヤ表示・操作画面520で、ポインタ524でダイヤ操作戻り指示子523が指示されるとダイヤ操作戻り指示子選択入力手段4240は、ダイヤ操作順序識別子の、
“順序2”
をケーブル4243を通じて、ダイヤ操作順序記憶検索手段4222に送る。
【0176】
ダイヤ操作順序記憶検索手段4220は、受け取ったダイヤ操作順序識別子に対応付けて記憶されているダイヤ操作情報の、
対象駅:駅B
ダイヤ操作種別:順序変更
対象イベント1:列車1(出発)
対象イベント2:列車3(通過)
をケーブル4221を通じて、ダイヤ操作戻り手段4200に送る。ダイヤ操作戻り手段4200は、受け取ったダイヤ操作情報に対応する戻りを実施する。
【0177】
これにより、図5、図6で示したような、ダイヤ操作戻りユーザインタフェース手段を実現することができる。
【0178】
図22は、本発明による一実施例の運転整理支援装置を示す構成図である。
4310は信号機・転轍器などの軌道上の装置、4320は駅、4330は列車、4340は実施ダイヤのデータベース、4350は試行ダイヤのデータベース、4360は表示装置、4380はキーボード、4390はマウスである。
4300は、図1で示した運行管理装置の統括装置にダイヤ操作戻り機能付きとするためのダイヤ操作戻り手段及びダイヤ操作戻りインタフェース手段を付加したものであり、ダイヤ操作戻り機能を有する運転整理支援装置を示している。
【0179】
ダイヤ操作戻り機能付きの運転整理支援装置においては、軌道上の装置4310、駅4320、列車4330から、列車の走行実績情報を収集し、ダイヤ予測シミュレーションを駆動して、表示装置4360にダイヤを表示しながら、運転整理案の検討を行う。運転整理の必要が生じた場合、キーボード4380、マウス4390を使用してダイヤ操作を実施し、ダイヤ予測シミュレーションを駆動して、表示装置4360上にダイヤ操作の影響を反映したダイヤを表示し、それを見ながら種々のダイヤ操作を実施する。
【0180】
ダイヤ操作を取り消して、操作をやり直したい場合にはキーボード4380、マウス4390を使用してダイヤ操作戻りを指示し、ダイヤ予測シミュレーションを駆動して、表示装置4360上にダイヤ操作戻りを反映したダイヤを表示しそれを見ながら更に別のダイヤ操作を継続する。
種々のダイヤ操作、ダイヤ操作戻り、ダイヤ操作戻り破棄、などを実施の後、最終的な運転整理案を確定し、実施ダイヤ4340に反映するとともに、軌道上の装置4310、駅4320、列車4330に、その内容を伝達し、運転整理を実施に移す。上記のように、ダイヤ操作戻り機能付きの運転整理装置を用いることにより、ダイヤ操作、ダイヤ操作のやり直しを繰り返し、試行錯誤によって、最適な運転整理案の立案過程を支援することができる、本発明による運転整理支援装置を実現することができる。
【0181】
最後に、本明細書に記載した用語について説明する。
「ダイヤ」とは、列車の運行スケジュールのことを称するが、特に、運行スケジュールをダイヤグラム形式で表現したものを指す場合もある。
「運行管理」とは、例えば、列車運行スケジュールの管理、列車の走行管理、ポイント・信号の制御など、列車を運行するために必要な管理や制御のことを称する。
「運行管理装置」とは、運転整理機能、列車の走行制御機能、ポイント・信号の制御機能などを備え、運行管理を実施するための装置を指す。
「運転整理」とは、列車の運行が、何らかの原因でダイヤに従うことができなくなった場合に、ダイヤに変更を加えることで、列車の運行をできるだけ最初のダイヤに従った場合に近付ける作業のことを称する。
「運転整理支援装置」は、各種ダイヤ情報の管理機能、マンマシンインタフェース、指令伝達機能などを備え、運転整理を実施するための装置のことを指す。
「指令伝達」とは、運転整理内容を、列車や駅など、列車運行に関わる部分に伝達する作業のことを称する。
「ダイヤ操作」とは、例えば、順序変更、時刻変更、番線変更、など運転整理において実施されるダイヤ情報の変更操作のことを称する。
【0182】
「ダイヤ操作種別」とは、ダイヤ操作の処理内容を一意に表わす情報のことを称する。
「順序変更」とは、例えば、ある駅における2列車間の到着・通過・出発の順序の変更など、運転整理において実施されるダイヤ情報中の順序関係情報の変更作業のことを指す。
「時刻変更」とは、例えば、ある駅における、ある列車の出発時刻の変更、通過時刻の変更、折返し時刻の変更など、運転整理において実施されるダイヤ情報中の時刻関係情報の変更作業のことを指す。
「番線変更」とは、例えば、ある駅において、ある列車が使用する番線(ホーム)を変更するなど、運転整理において実施されるダイヤ情報中の番線関係情報の変更作業のことを指す。
「走行時分」とは、ある列車がある駅間を走行するのに要する時間のことを指す。
「基準走行時分」とは、列車の走行に何ら障害がない場合に、ある列車がある駅間を走行するのに要する時間のことを指す。
「停車時分」は、ある列車がある駅において停車している時間のことを指す。
「基準停車時分」とは、ある列車がある駅において、最低限停車していなければならない時間のことを指す。
「時隔」とは、ある駅における2列車間の到着、通過、出発の時刻の間隔のことを指す。
【0183】
「基準時隔」とは、最低限確保しなければならない、ある駅ある2列車間の到着、通過、出発の時刻の間隔のことを指す。
「ダイヤ操作情報」とは、例えば、数値、文字列、記号、及び、それらの組み合わせなどで、ダイヤ操作を一意に表わす情報のことを称する。
「ダイヤ操作情報識別子」とは、例えば、数値、文字列、記号、及び、それらの組み合わせなどで、ダイヤ操作情報を一意に表わす情報のことを称する。
「戻り」とは、ダイヤ操作によって変化したダイヤ情報を、ダイヤ操作以前の状態に戻す操作のことを指す。
「戻り要求」とは、運転整理支援装置に対して、戻りの実施を指示するための操作や内部処理のことを称する。
「戻り指示子」とは、例えば、グラフィックス表示上のボタン、メニューなどグラフィックス上で戻り要求を受け付けるための表示物の個とを称する。
「走行実績」とは、実際の列車走行から得られる、{時刻,位置}情報からなる、走行軌跡情報を指す。
「走行実績情報」とは、例えば、数値、文字列、記号、及び、それらの組み合わせなど、走行実績を表現する情報のことを称する。
【0184】
「可逆操作」とは、操作によって変化した状態を元に戻す操作が存在する操作のことを指す。
「可逆処理」とは、処理によって変化した状態を元に戻す処理が存在する処理のことを指す。
「逆操作」とは、可逆操作によって変化した状態を元に戻すための操作のことを指す。
「逆処理」とは、可逆処理によって変化した状態を元に戻すための処理のことを指す。
「ダイヤ情報」とは、例えば、駅情報、列車情報、停車・通過の別の情報、時刻情報、などダイヤを構成するに必要な情報のことを称する。
「ダイヤ状態」とは、運転整理などによって発生した計画ダイヤと実施ダイヤの差異、ある駅・ある列車の停車時間、ある駅における2列車間の到着・出発・通過時間間隔などの運行の実施基準との差異などの見地からダイヤ情報を見た場合の評価のことを称する。
「ダイヤ状態情報」とは、例えば、数値、文字列、記号、及び、それらの組み合わせなどで、ダイヤ状態を表現するための情報のことを称する。
「ダイヤ情報処理」とは、ダイヤ情報を変更する、それぞれの処理のことを称する。
「ダイヤ情報処理履歴」とは、ダイヤ情報処理の履歴である。
【0185】
「ダイヤ情報処理履歴情報」とは、例えば、数値、文字列、記号、及び、それらの組み合わせなどで、ダイヤ情報処理履歴を表現するための情報のことを称する。
「ダイヤ情報処理逆処理」とは、ダイヤ情報処理によるダイヤ情報の変化方向と逆方向の変化を実施する処理のことを指す。
「ダイヤ操作影響」とは、ダイヤ操作でダイヤ情報変化させた場合に、その影響で変化対象の時刻以降のダイヤ情報に矛盾が生じること、及び、その矛盾内容のことを称する。
「ダイヤ操作影響シミュレーション」とは、ダイヤ操作情報、走行実績情報、列車の走行性能情報、駅や線路の施設情報などを基に、ダイヤ操作影響を求めるための処理のことを称する。
「ダイヤ情報属性」とは、例えば、駅識別子、列車識別子、順序識別子、時刻情報、番線識別子など、ダイヤ情報を構成する情報単位を指す。
「ダイヤ情報属性識別子」とは、例えば、数値、文字列、記号などで、ダイヤ情報を一意に表わす情報のことを称する。
「ダイヤ情報属性内容」とは、例えば、数値、文字、記号などで、あるダイヤ情報属性の値を表わす情報のことを称する。
【0186】
「ダイヤ情報処理関数識別子」は、例えば、数値、文字列、記号などで、ダイヤ操作に基づき実際にダイヤ情報を処理する関数を表わす情報のことを称する。
「イベント」とは、ある列車のある駅における到着・通過・出発の事象、及びそれらに関して、例えば、対象駅情報、対象列車情報、使用番線情報、時刻情報などの情報の集合単位のことを称する。
「イベント識別子」とは、例えば、数値、文字列、記号など、イベントを一意に表わす情報のことを称する。
「計画ダイヤ」とは、運行業務始業以前に計画されているダイヤ情報で、運転整理などのダイヤ情報変更を一切受けず、運行管理における基準となるダイヤ情報のことを指す。
「実施ダイヤ」とは、計画ダイヤのダイヤ情報の複製に対して、運転整理などダイヤ情報変更などを経て、実際に列車の運行管理に携わる設備が列車の運行に際して参照するダイヤ情報のことを指す。
「試行ダイヤ」とは、実際ダイヤのダイヤ情報の複製で、運転整理におけるダイヤ操作の作業対象となるダイヤ情報のことを指す。
「予測」とは、ダイヤ操作などでダイヤ情報の変化が生じた場合に、その影響で変化対象の時刻以降のダイヤ情報に矛盾が生じないようにダイヤ情報を変化させることを称する。
「予測シミュレーション」とは、ダイヤ操作情報、走行実績情報、列車の走行性能情報、駅や線路の施設情報などを基に、予測を行うための処理のことを称する。
【0187】
【発明の効果】
本発明によれば、ダイヤ操作における、複数任意回数・複数任意段階の戻りと取消とを実現することができる。また、ダイヤ操作の戻りの際に、ダイヤ操作の間の変化する列車走行状況に関し反映することもできる。
これにより、ダイヤ操作における試行錯誤を支援し、運行スケジュールの調整再計画を支援することができる。
また、全ダイヤ情報を記憶保存する従来方式に比べ、ダイヤ操作単位に基づく諸変化の差分情報のみを記憶保存する本発明方式は、ダイヤ操作の戻りにおける諸情報の記憶量を軽減することができるので、運転整理支援装置の記憶容量が小さくなりコスト低減に繋がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の運行管理装置の概要を示す図である。
【図2】ダイヤ操作シミュレーション環境における実際走行列車の遅延情報の影響を反映した例の説明図である。
【図3】ダイヤ操作シミュレーション環境におけるダイヤ操作の影響の反映の例の説明図である。
【図4】ダイヤ操作戻りの説明図である。
【図5】ダイヤ操作戻りのユーザインタフェース例の説明図である。
【図6】ダイヤ操作戻りのユーザインタフェースの他の例の説明図である。
【図7】本発明による一実施例のダイヤ操作戻り装置を示す概要図である。
【図8】ダイヤ操作戻り方法の処理の流れを示す機能ブロック図である。
【図9】図8のダイヤ情報処理・履歴情報抽出部の処理の流れを示す機能ブロック図である。
【図10】図8のダイヤ情報処理逆処理部分の処理の流れを示す機能ブロック図である。
【図11】本発明による一実施例のダイヤ操作戻り手段を示す構成図である。
【図12】図11のダイヤ情報処理・履歴情報抽出手段を示す構成図である。
【図13】図11のダイヤ情報処理逆処理手段を示す構成図である。
【図14】ダイヤ情報の構成の説明図である。
【図15】ダイヤ操作情報−ダイヤ操作情報識別子記憶・検索手段の構成図である。
【図16】ダイヤ情報処理関数識別子−ダイヤ情報属性識別子記憶・検索手段の構成図である。
【図17】ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報処理関数識別子記憶・検索手段の構成図である。
【図18】ダイヤ操作情報識別子・ダイヤ情報属性識別子記憶検索手段の構成図である。
【図19】ダイヤ操作情報識別子−ダイヤ情報属性内容記憶・検索手段の構成図である。
【図20】ダイヤ情報属性識別子−ダイヤ情報逆処理関数記憶検索手段の構成図である。
【図21】ダイヤ操作戻り取消のユーザインタフェース例の説明図である。
【図22】本発明による一実施例の運転整理支援装置を示す構成図である。
【図23】ダイヤ操作、ダイヤ操作戻り、ダイヤ操作戻り破棄における、ダイヤの状態変化の例の説明図である。
【図24】操作nに対応する可逆処理関数への分解の説明図である。
【図25】操作n実施時の記憶情報の構成の説明図である。
【図26】操作n+1に対応する可逆処理関数への分解の説明図である。
【図27】操作n+1実施時の記憶情報の構成の説明図である。
【図28】戻りn+1(操作n+1を取り消して戻る)実施時の記憶情報の構成の説明図である。
【図29】戻りn+1に対応する逆処理関数適用の説明図である。
【図30】戻りn(操作nを取り消して戻る)実施時の記憶情報の構成の説明図である。
【図31】戻りnに対応する逆処理関数適用の説明図である。
【図32】戻りn実施後の記憶情報の構成の説明図である。
【図33】戻りn破棄実施時の記憶情報の構成の説明図である。
【図34】戻りn破棄に対応する再処理関数適用の説明図である。
【図35】戻りn破棄実施後の記憶情報の構成の説明図である。
【図36】操作(n+1)’に対応する可逆処理関数への分解の説明図である。
【図37】操作(n+1)’実施時の記憶情報の構成の説明図である。
【図38】操作n+2に対応する可逆処理関数への分解の説明図である。
【図39】操作n+2実施時の記憶情報の構成の説明図である。
【図40】ダイヤ操作戻りユーザインタフェース方法のうち、ダイヤ操作時の処理の流れの機能ブロック図である。
【図41】ダイヤ操作戻りユーザインタフェース方法のうち、ダイヤ操作戻り指示時の処理の流れの機能ブロック図である。
【図42】ダイヤ操作戻りユーザインタフェース手段の構成の説明図である。
【符号の説明】
100…軌道上の装置、105…表示装置、110…駅、115…ダイヤ表示操作画面、120…列車、125…キーボード、130…統括装置、135…マウス、140…実施ダイヤデータベース、150…試行ダイヤデータベース、 160…列車運行モニタ、170…伝達装置、180…ダイヤ予測シミュレータ
190…ダイヤ操作マンマシンインタフェース

Claims (4)

  1. 任意のダイヤ操作が行える環境で為された前記ダイヤ操作を整理するために、 操作入力手段と、走行情報入力手段と、ダイヤ予測手段と、ダイヤ表示手段と、ダイヤ情報入出力手段とを備え、前記ダイヤ操作に従って該ダイヤ予測手段がシミュレーションした結果であるところの処理結果(予測したダイヤ情報)を、前記ダイヤ表示手段に表示しかつ前記ダイヤ情報入出力手段に記憶する運転整理支援装置であって、
    前記操作入力手段からのダイヤ操作情報を用いてダイヤ操作情報識別子に変換し、該ダイヤ操作情報識別子に対し、ダイヤ情報処理関数識別子と、ダイヤ操作情報についての単位ダイヤ操作情報に対応付けが為されたダイヤ情報処理履歴情報とに変換し出力する情報変換手段と、
    該情報変換手段の出力である前記ダイヤ情報処理関数識別子及びダイヤ情報処理履歴情報と、前記ダイヤ操作に基づく前記ダイヤ予測手段の前記処理結果(予測したダイヤ情報)とを対応づけて記憶する情報記憶手段と、
    前記ダイヤ情報処理関数識別子及びダイヤ情報処理履歴情報と、前記ダイヤ操作に基づく前記ダイヤ予測手段の前記処理結果(予測したダイヤ情報)と、ダイヤ操作の戻り指示が行われた時点の前記走行情報入力手段からの走行実績情報とを用いて、ダイヤ操作戻り処理を行う逆処理手段と、
    前記ダイヤ操作情報識別子を指定することによって前記ダイヤ操作の戻り指示を入力する戻り指示入力手段とを有し、
    前記ダイヤ操作戻り指示にしたがって、前記逆処理手段は、ダイヤ操作戻り処理した結果であるところの戻りダイヤ情報を前記ダイヤ予測手段へ渡し、
    前記ダイヤ予測手段は、該戻りダイヤ情報に基づいてシミュレーションした結果であるところの予測したダイヤ情報を前記ダイヤ表示手段に表示させることを特徴とする運転整理支援装置。
  2. 請求項1に記載の運転整理支援装置であって、
    前記ダイヤ操作情報は、ダイヤ操作をおこなった対象駅、ダイヤ操作の種別、及び列車
    に対するイベント情報を含む運転整理支援装置。
  3. 請求項1において、前記ダイヤ予測手段は、前記戻りダイヤ情報に、当該戻りダイヤ情報が得られた時点の列車走行状況などの地上設備情報を加味し、シミュレーションを実行することを特徴とする運転整理支援装置。
  4. 請求項3において、前記戻り指示入力手段は、前記ダイヤ操作情報ごとに、前記識別情報またはダイヤ操作情報識別子としてのダイヤ操作戻り指示子を前記ダイヤ表示手段に表示するユーザインタフェースと、
    前記ダイヤ表示手段の画面から該ダイヤ操作戻り指示子を選択することにより前記「戻り指示」を入力するユーザインタフェースとを有することを特徴とする運転整理支援装置。
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