JP3567507B2 - 内燃機関の排気ガス浄化用触媒 - Google Patents

内燃機関の排気ガス浄化用触媒 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は内燃機関の排気ガス浄化用触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の内燃機関から排出される炭化水素は一般には三元触媒によって分解されているが、内燃機関のコールドスタート時のように三元触媒が活性温度に達していない場合には、これによる炭化水素の浄化を期待することができない。これに対して、炭化水素を吸着するHC(HCは炭化水素を表わす。以下、同じ)吸着剤を内燃機関の排気系に配置して炭化水素が未浄化のまま排出されることを防止する技術が一般に知られている。
【0003】
例えば、特開平4−293519号公報には、ZSM−5(MFI型ゼオライト)に銅(Cu)をイオン交換によって担持させてなる粉末と、ZSM−5にパラジウム(Pd)をイオン交換によって担持させてなる粉末とを混合しなる混合粉末を吸着剤とし、該吸着剤をモノリス担体にコートしてなるものが開示されている。このものは、適宜の金属をゼオライトに担持させることによって、各ゼオライトの吸着性能のピークが異なる温度域で現れるようにし、これによって広い温度範囲で炭化水素吸着能を発揮させようとするものである。排気ガス温度が低いときに上記吸着剤によって吸着された炭化水素は排気ガス温度の上昇に伴って放出される。上記公報のものでは、吸着剤から放出された炭化水素をその下流側に配置した三元触媒によって浄化するようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の如きHC吸着剤が炭化水素を吸着することができる温度域は一般には百数十度までであって、それよりも高温(例えば200℃前後)になると炭化水素を実質的には吸着することができず、吸着していた炭化水素の放出が始まるが、その一方、上記三元触媒は200℃前後の温度では未だ充分な活性を呈しない。特に、HC吸着剤の下流側に配置されている三元触媒は排気ガスの熱による温度上昇がHC吸着剤よりも遅れる。
【0005】
これに対して、上述のHC吸着剤に炭化水素を分解する触媒金属を担持させることによって、排気ガス中の炭化水素を吸着するとともに、この吸着した炭化水素を分解して放出させることが考えられる。しかし、その場合でも、HC吸着剤が炭化水素を放出する温度に達しても、上記触媒金属は未だ十分な活性を呈さず、従って炭化水素を浄化する能力が低い若しくは零であるのが通常であり、該触媒金属が充分な活性を呈するようになるまでは吸着していた炭化水素が分解されないまま放出されることになる。
【0006】
そこで、本発明は、内燃機関の排気ガス中の炭化水素を単に吸着するのではなく、この吸着した炭化水素を効率良く分解して放出させることができる排気ガス浄化用触媒を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその作用】
本発明は、上記課題に対して、HC吸着剤に炭化水素を分解する触媒金属を担持させた吸着触媒とは別に、排気ガス中の水分を吸して発熱する発熱剤を設け、該発熱を利用して吸着触媒が炭化水素放出温度に達した後の昇温を促進し、該吸着触媒が早く活性温度に達するようにするものである。以下、特許請求の範囲の各請求項に係る発明について具体的に説明する。
【0008】
<請求項1に係る発明>
この発明は、内燃機関の排気ガス中の炭化水素及び水分を吸着する吸着剤に該炭化水素を分解する触媒金属を担持させてなる吸着触媒を有する吸着触媒部と、
上記吸着触媒部に隣接して排気ガス流れ方向の下流側に配設され上記水分の吸収によって発熱する発熱剤を有する発熱部とを備えていることを特徴とする内燃機関の排気ガス浄化用触媒である。
【0009】
上記吸着触媒部においては、排気ガス温度が低く吸着触媒の温度が低いときにはその吸着剤によって排気ガス中の炭化水素が吸着されその排出を防止される。この吸着剤に吸着されていた炭化水素は排気ガス温度(吸着剤の温度)が高くなると放出されるが、この吸着剤には炭化水素を分解する触媒金属が担持されているため、これによって上記炭化水素は分解されて放出されることになる。但し、吸着剤が炭化水素の放出を開始するときに、上記触媒金属が十分な活性を呈するに至っていなければ、炭化水素は分解されないまま放出されることになる。
【0010】
これに対して、上記吸着触媒部に隣接してその下流側に配設されている発熱部では、発熱剤が排気ガス中の水分を吸収することによって発熱する。この発熱剤の発熱は、内燃機関が排気ガスを排出し始める当初にはほとんどなく、それから所定時間を経過した後に当該発熱が盛んになる。これは、上記吸着触媒の吸着剤は排気ガス中の炭化水素だけでなく水分をも吸着するものであるから、排気ガスの排出当初はその水分が上記吸着剤によって吸着されて上記発熱剤までは多量に流れないからである。
【0011】
つまり、内燃機関の排気ガスの排出開始から上記所定時間を経過するまでは上記発熱剤の水分吸収による発熱はほとんどなく、上記吸着触媒は上記発熱剤によって不必要に加熱されてその炭化水素吸着能が低下してしまうことはない。そして、上記吸着剤の水分吸着能が低下し上記発熱剤に多量の水分が到達するようになって初めて、該発熱剤の水分の吸収による発熱が盛んになり、これにより、上記吸着触媒は排気ガスの熱と発熱剤の発熱とによって前後から加熱され、温度が急激に上昇していくことになる。
【0012】
このように、発熱剤の発熱による吸着触媒の加熱が排気ガスの排出開始から所定時間を経過した後に生ずるから、上記吸着触媒は、所期の炭化水素吸着能が発熱剤によって損なわれることはなく、その炭化水素吸着能が低下し、ひいては吸着していた炭化水素を放出するようになった後に、上述の如く前後から加熱されて触媒金属が活性を呈する温度に速やかに到達することになる。よって、吸着剤の炭化水素吸着能が低くなってから触媒金属が炭化水素を分解するようになるまでの時間、あるいは吸着剤が炭化水素を放出するようになってから触媒金属が炭化水素を分解するようになるまでの時間が短くなり、一旦吸着した炭化水素を未浄化のまま排出してしまう量が少なくなる。
【0013】
ここに、上記吸着触媒の吸着剤としては、ゼオライトのような結晶格子に金属が含まれミクロの細孔を有する結晶質の金属含有シリケートが好適である。この金属含有シリケートとしては、結晶格子を形成する金属としてAlを用いたアルミノシリケート(ゼオライト)であっても、Alに代えて或いはAlと共にGa、Ce、Mn、Tb等の他の金属を骨格形成材料として用いた金属含有シリケートであってもよい。ゼオライトについても、A型、X型、Y型、モルデナイト、ZSM−5などいずれでもよい。
【0014】
また、上記触媒金属の種類についても特に限定されるものでなく、Pt、Pd、Ir、Rh等の貴金属を初めとして、貴金属以外の遷移金属、あるいはアルカリ土類金属等の典型元素であっても、炭化水素分解触媒として機能する限りその適用が可能である。
【0015】
発熱剤についても、CaO、MgOなど水と反応して発熱するものであれば、その種類は問わない。
【0016】
そうして、上記吸着触媒部及び発熱部は、上記吸着触媒及び発熱剤の各々を別個のモノリス担体に担持させてこれらを排気ガス流れ方向の前後に合わせることによって形成することができ、あるいは1つのモノリス担体の上流側部位と下流側部位とに上記吸着触媒と発熱剤とを分けて担持させることによって形成することができる。さらには、上記吸着触媒及び発熱剤の各々をペレット状に成形し、多数の吸着触媒ペレットを排気ガス流れ方向の上流側に、多数の発熱剤ペレットをその下流側に配置することによって吸着触媒部及び発熱部を形成するようにしてもよい。
【0017】
<請求項2に係る発明>
この発明は、上記請求項1に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において、
上記発熱剤がCaOであることを特徴とする。
【0018】
当該発明において、発熱剤としてCaOを用いるのは、これが発熱剤としての取扱い、発熱量等の観点から好ましいためである。
【0019】
<請求項3に係る発明>
この発明は、上記請求項1又は請求項2に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において、
上記吸着触媒がセラミック製のモノリス担体の排気ガス流れ方向の上流側の部位に担持されて上記吸着触媒部が形成され、
上記発熱剤が上記モノリス担体の排気ガス流れ方向の下流側の部位に担持されて上記発熱部が形成されていることを特徴とする。
【0020】
当該発明において、吸着触媒及び発熱剤をセラミック製のモノリス担体に担持させているのは、メタル担体に比べて吸着触媒等の担持性がよく、また、耐久性も得られるためである。このようなセラミック製のモノリス担体としては、コージェライト製のものが好適である。
【0021】
<請求項4に係る発明>
この発明は、上記請求項3に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において、
上記吸着剤がゼオライトであることを特徴とする。
【0022】
当該発明において、吸着剤にゼオライトを採用しているのは、該ゼオライトが炭化水素及び水の吸着性に優れているからであり、また、触媒金属を担持させ易いからである。炭化水素の吸着性の観点からはY型ゼオライトが好適である。
【0023】
<請求項5に係る発明>
この発明は、上記請求項4に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において、
上記モノリス担体1リットル当りのCaOの担持量が15g以上であることを特徴とする。
【0024】
当該発明において、上記CaOの担持量を15g以上としているのは、それによって発熱剤による吸着触媒の加熱の影響が炭化水素の浄化率の向上に明確に現れてくるためである。
【0025】
<請求項6に係る発明>
この発明は、上記請求項4に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において、
上記モノリス担体1リットル当りのCaOの担持量が20〜30gであることを特徴とする。
【0026】
当該発明において、上記CaOの担持量を20〜30gとしているのは、それによって炭化水素の浄化率の向上効果が顕著になるためである。
【0027】
<請求項7に係る発明>
この発明は、上記請求項4に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において、
上記発熱部が上記モノリス担体の下流端から該モノリス担体の全長の1/10〜2/5の範囲にわたる部位に形成されていることを特徴とする。
【0028】
当該発明において、発熱部を設ける範囲を上記の通りに設定しているのは、その範囲がモノリス担体の下流側1/10未満であれば発熱剤による吸着触媒の加熱の影響が炭化水素の浄化率の向上に十分に現れず、また、その範囲がモノリス担体の下流側2/5を越える場合には、相対的に吸着触媒の量が少なくなって炭化水素の吸着量が減り、結果的には炭化水素の浄化率が低くなってしまうからである。
【0029】
<請求項8に係る発明>
この発明は、上記請求項4に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において、
上記発熱部が上記モノリス担体の下流端から該モノリス担体の全長の1/5〜1/3の範囲にわたる部位に形成されていることを特徴とする。
【0030】
当該発明において、発熱部を設ける範囲を上記の通りに設定しているのは、それによって炭化水素浄化率の向上の効果が顕著になるからである。
【0031】
<請求項9に係る発明>
この発明は、上記請求項4に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において、
上記吸着触媒が、ゼオライトにPdとセリアとを担持させてなることを特徴とする。
【0032】
当該発明の場合、触媒金属としてのPdは他の貴金属等に比べて低い温度から炭化水素の分解を開始するため、吸着触媒から炭化水素が未浄化のまま放出される量を少なくする上で有利になり、また、上記炭化水素の分解には酸素の存在が必要であるところ、セリアはOストレージ効果を奏し、排気ガス中の酸素濃度が変動してもPdによる炭化水素の分解に必要な酸素を確保する。従って、当該排気ガス浄化用触媒よりも上流側に三元触媒を配置して排気ガスを浄化させる場合において、該三元触媒によって排気ガス中の酸素が消費されても、該三元触媒が活性を呈する前にセリアによって吸蔵していた酸素を上記吸着触媒のPdによる炭化水素の分解に利用することができる。
【0033】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、炭化水素及び水分を吸着する吸着剤に該炭化水素を分解する触媒金属を担持させてなる吸着触媒を有する吸着触媒部と、水分の吸収によって発熱する発熱剤を有する発熱部とを、排気ガス流れ方向の上流側と下流側とに隣接させて配設したから、内燃機関の始動後の所定時間は吸着触媒の温度上昇を加速しないようにして排気ガス中の炭化水素を該吸着触媒に確実に吸着させながら、該所定時間を経過した後は吸着触媒の温度を急激に上昇させて触媒金属を活性温度に速やかに到達させることができ、一旦吸着した炭化水素を未浄化のまま排出してしまう量が少なくなる。
【0034】
請求項2に係る発明によれば、上記請求項1に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において上記発熱剤をCaOとしたものであるから、発熱部が期する機能を確実に発揮し、所期の効果を上げることができる。
【0035】
請求項3に係る発明によれば、上記請求項1又は請求項2に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において、上記吸着触媒がセラミック製のモノリス担体の排気ガス流れ方向の上流側の部位に担持されて上記吸着触媒部が形成され、上記発熱剤が上記モノリス担体の排気ガス流れ方向の下流側の部位に担持されて上記発熱部が形成されたものであるから、吸着触媒部及び発熱部が期する機能を確実に発揮し、所期の効果を上げることができる。
【0036】
請求項4に係る発明によれば、上記請求項3に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において上記吸着剤がゼオライトとされたものであるから、ゼオライトが吸着剤として期する機能を確実に発揮し、所期の効果が得られる。
【0037】
請求項5に係る発明によれば、上記請求項4に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において上記モノリス担体1リットル当りのCaOの担持量が15g以上とされているから、炭化水素の浄化率が確実に高くなるという効果が得られる。
【0038】
請求項6に係る発明によれば、上記請求項4に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において上記モノリス担体1リットル当りのCaOの担持量が20〜30gとされているから、炭化水素の浄化率の向上効果が顕著になる。
【0039】
請求項7に係る発明によれば、上記請求項4に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において上記発熱部が上記モノリス担体の下流側1/10〜2/5の部位に形成されたものであるから、吸着触媒による吸着量の低下を最小限に抑えながら、発熱部によって吸着触媒を加熱して所期の効果を上げることができる。
【0040】
請求項8に係る発明によれば、上記請求項4に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において上記発熱部が上記モノリス担体の下流側1/5〜1/3の部位に形成されたものであるから、炭化水素の浄化率の向上の効果が顕著になる。
【0041】
請求項9に係る発明によれば、上記請求項4に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において上記吸着触媒がゼオライトにPdとセリアとを担持させてなるものであるから、排気ガス中の酸素濃度が変動する場合でも、吸着触媒に吸着した炭化水素を比較的低い温度から分解することができ、発熱剤による加熱効果と相俟って炭化水素の浄化率を格段と高めることができるようになる。
【0042】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明する。
【0043】
<実施例1〜5の排気ガス浄化用触媒の調製>
−実施例1−
断面積64cm、長さ14.5cmのコージェライト製モノリス(ハニカム)担体に、吸着剤として超安定Y型ゼオライトを該担体1リットル当り150gとなるようにウォッシュコートによって担持させて焼成を行なった。これに、CeOとPdとを前者が担体1リットル当り70g、後者が担体1リットル当り10gとなるように含浸法によって担持させることにより、上記担体の表面(ハニカム孔の表面)に吸着触媒層を形成した。次に、当該担体の排気ガス流れ方向における下流側1/5の部位(担体の下流端から該担体全長の1/5の範囲にわたる部位)に発熱剤としてCaOを担体1リットル当り10gとなるように担持させることにより、自動車の内燃機関用の排気ガス浄化用触媒を得た。この場合、排気ガス浄化用触媒における排気ガス流れ方向の上流側4/5の部位(担体の上流端から該担体全長の4/5の範囲にわたる部位)が上記担体に吸着触媒層が形成されてなる吸着触媒部であり、下流側1/5の部位が上記吸着触媒層の上にさらにCaOが担持されてなる発熱部である。
【0044】
−実施例2−
CaOの担持量を担体1リットル当り20gとなるようにする他は上記実施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0045】
−実施例3−
CaOの担持量を担体1リットル当り30gとなるようにする他は上記実施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0046】
−実施例4−
CaOの担持量を担体1リットル当り30gとなるようにするとともに、発熱部を上記下流側1/3の範囲とする他は上記実施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0047】
−実施例5−
CaOの担持量を担体1リットル当り30gとなるようにするとともに、発熱部を上記下流側2/5の範囲とする他は上記実施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0048】
−実施例6−
断面積88cm、長さ10.5cmのコージェライト製モノリス(ハニカム)担体に、吸着剤として超安定Y型ゼオライトを該担体1リットル当り150gとなるようにウォッシュコートによって担持させて焼成を行なった。これに、CeOとPdとを前者が担体1リットル当り70g、後者が担体1リットル当り10gとなるように含浸法によって担持させることにより、上記担体の表面(ハニカム孔の表面)に吸着触媒層を形成した。次に、当該担体の排気ガス流れ方向における下流側1/3の部位に発熱剤としてCaOを担体1リットル当り30gとなるように担持させることにより、自動車の内燃機関用の排気ガス浄化用触媒を得た。
【0049】
<比較例1,2の排気ガス浄化用触媒の調製>
−比較例1−
上記実施例1と同じ担体に、吸着剤として超安定Y型ゼオライトを該担体1リットル当り150gとなるようにウォッシュコートによって担持させて焼成を行ない、さらに、CeOとPdとを前者が担体1リットル当り70g、後者が担体1リットル当り10gとなるように含浸法によって担持させることにより、上記担体の表面に吸着触媒層が形成された排気ガス浄化用触媒を得た。当該比較例1の実施例1との相違点は発熱剤が担持されていない点にある。
【0050】
−比較例2−
上記実施例6と同じ担体に、吸着剤として超安定Y型ゼオライトを該担体1リットル当り150gとなるようにウォッシュコートによって担持させて焼成を行ない、さらに、CeOとPdとを前者が担体1リットル当り70g、後者が担体1リットル当り10gとなるように含浸法によって担持させることにより、上記担体の表面に吸着触媒層が形成された排気ガス浄化用触媒を得た。当該比較例2の実施例6との相違点は発熱剤が担持されていない点にある。
【0051】
<実施例及び比較例のHC吸着率及びY1浄化率の評価>
上記各例の排気ガス浄化用触媒を実車に装着し、LA−4−Y1テストモードにて排出ガスの試験を行ない、スタートから60秒経過までのHC吸着率(炭化水素の浄化率のことであるが、60秒を経過するまでは触媒が炭化水素を分解する温度にまで達しないため、当該浄化率は当該触媒による炭化水素の吸着率に相当する)と、Y1浄化率(Y1テストモードでの炭化水素の浄化率)とを測定した。結果は表1に示されている。
【0052】
【表1】
Figure 0003567507
【0053】
実施例1〜5と比較例1とを比べた場合、実施例ではHC吸着率が比較例よりも少し低くなっているものの、Y1浄化率は実施例の方が高くなっている。実施例のHC吸着率が比較例のそれよりも低くなっているのは、触媒下流部位へのCaOの担持によって吸着触媒部の絶対量が比較例よりも少なくなっているためと認められる。実施例のY1浄化率が比較例のそれよりも高くなっているのは、上記CaOが排気ガス中の水分を吸収するようになった後に、該吸収による発熱によって触媒温度が急激に上昇し、PdとCeOとによる炭化水素の分解が比較的早く開始されたためと認められる。
【0054】
実施例1〜3は、触媒におけるCaOの担持部分の長さ(発熱部の長さ)の担体全長に対する比率を同じく1/5としてCaOの担持量を異なる値にしたものであるが、図1にも示すように、CaOが15g/l以上になると上記CaOの効果が明白なものになり、20g/l,30g/lになると、その効果が顕著になることがわかる。なお、図1において、実1〜実3及び比1の各記号は実施例1〜実施例3及び比較例1の各々を示す。
【0055】
実施例3〜5はCaOの担持量を30g/lとして担体におけるCaOの担持部分の長さの比率を異なる値にしたものであるが、図2にも示すように、1/10〜2/5において明白な効果が得られ、1/5,1/3においてその効果が顕著になることがわかる。上記長さの比率が大きくなるにつれてY1浄化率が低くなっているのは、吸着触媒部の長さが相対的に短くなり、HC吸着率自体が低くなっているためであると考えられる。なお、図2において、実3〜実6、比1及び比2の各記号は実施例3〜実施例6、比較例1及び比較例2の各々を示す。
【0056】
次に実施例6については、これを比較例2と比べると、HC吸着率は比較例2よりも低くなっているが、Y1浄化率は比較例2よりも高くなっている。これは上述の実施例1〜5と比較例1との比較の場合と同様の結果である。よって、基本的には担体の全長及び断面積のいかんに拘らず、上記発熱剤がHC浄化率の向上に効を奏する、ということができる。
【0057】
<その他>
以下ではHC吸着剤に触媒金属を担持させてなるHC吸着触媒のHC浄化率を高める他の発明について説明する。
【0058】
1.本案の概要
エンジンから排出される未燃炭化水素の8割は排ガス浄化触媒の温度が上がっていないエンジン始動直後に排出されたものである。そのため低温時のHCの処理が重要となる。
【0059】
本案は、エンジンの冷間時排出された未燃のHCを吸着する高比表面積体(ゼオライト等)よりなる吸着剤に、該吸着剤の温度が高くなったときに該吸着剤に吸着されているHCを浄化(分解)する触媒金属が担持されてなるHC吸着触媒を備えているとともに、該HC吸着触媒に2次エアをエンジン始動から所定時間供給する2次エア供給手段を備えていることを特徴とする。
【0060】
2.従来技術
触媒のHC浄化開始温度を早めるためには酸素過剰な状態にすればよい。そのため従来はエンジン始動直後から2次エアーを導入していた。しかし、長時間エアを導入しなければならず装置が大がかりになっていた。
【0061】
これに対して、HC吸着触媒を用いると一定時間2次エアを流せば効率よくHCが浄化できることが判明し、本案が完成されたものである。
【0062】
3.本案の実施例
−本案の実施例のポイント−
2次エア供給装置に圧縮空気の入ったボンベを使用し、さらに吸着触媒を併用することで、短時間のエア導入で効率よくHCを浄化可能にする。またエア導入の時間については触媒入口ガス温度で判定する。
【0063】
−吸着触媒の調製−
細孔径0.5nm以上の高比表面積体(多孔質吸着剤)をコージェライト製モノリス担体にウォッシュコートした。ここで用いる吸着剤は、細孔径が上記の値以上のものならなんでもよいが、特にFAU型やMFI型のゼオライトが有効である。ゼオライトを用いる場合はNa型,H型などなんでもよく、イオン交換、含浸等の方法によって金属修飾してあってもよい。触媒金属としては、Pd,Pt,Rh,Co,Ni,Fe等を単独でもしくは2種以上組み合わせて用いることができ、さらに、これにセリアを組み合わせて、上記吸着剤に担持させることができる。ウォッシュコートに使用するバインダには水和アルミナ、シリカゾルなどを用いることができるが、その種類は特に問わない。
【0064】
−吸着触媒の評価−
表2に各金属修飾を行ったFAU型ゼオライトのトルエン吸着量を、表3にMFI型ゼオライトのプロピレン吸着量を、表4に各種の触媒金属を担持させたゼオライトのライトオフ温度(最高のHC浄化率の半分のHC浄化率を示す温度)を、表5に当該評価に使用した模擬排気ガスの組成及び空間速度を、それぞれ示す。表4のゼオライトはH型である。
【0065】
【表2】
Figure 0003567507
【0066】
【表3】
Figure 0003567507
【0067】
【表4】
Figure 0003567507
【0068】
【表5】
Figure 0003567507
【0069】
−実車評価−
図3に示すように、エンジン1の排気通路に三元触媒(アルミナ及びセリアにPt及びRhを担持させてなる触媒粉をコージェライト製モノリス担体にウォッシュコートによって担持させ焼成を行なったもの)2とHC吸着触媒(ケイバン比80のH型−FAUをコージェライト製モノリス担体にウォッシュコートによって担持させ焼成を行なった後、これに、CeOとPdとを前者が担体1リットル当り70g、後者が担体1リットル当り10gとなるように含浸法によって担持させたもの)3とを前者が上流側に、後者が下流側になるように連ねて配置するとともに、吸着触媒3のさらに下流に三元触媒4を配置し、上流側の三元触媒2よりも上流側から2次エアを導入するようにした。エンジン1の仕様等は次の通りである。2次エアはエンジン始動から20秒を経過した時点から20秒間導入した。エンジン1の排気マニホールドの集合部から上記上流側の三元触媒2までの距離は20cmである。
【0070】
エンジン ;V型6気筒 排気量3000cc
三元触媒2の容量;0.2リットル
吸着触媒3の容量;0.5リットル
三元触媒4の容量;1.6リットル
2次エア流量 ;200リットル/min
走行モード ;LA−4−Y1
【0071】
その結果、このような本案ではY1浄化率が91.1%になったが、別に、上記吸着触媒を配置せずに三元触媒2,4のみとして、該三元触媒にその上流側から2次エアを導入する試験を行なったところ(以下、これを従来例という)、Y1浄化率が82.5%であった。また、上記図3と同じ仕様において、エンジンのアイドル運転を1分間行なった後にLA−4−Y1モードの走行を行なうようにし、2次エアをY1走行開始より20秒間導入したところ(以下、これを比較例▲1▼という)、HC浄化率(アイドル運転とY1モード運転での浄化率)は88.3%になった。さらに、吸着触媒を配置せずに三元触媒のみとし、1分間のアイドル運転後にLA−4−Y1モードの走行を行なうようにし、2次エアを三元触媒にその上流側からY1走行開始より20秒間導入したところ(以下、これを比較例▲2▼という)、HC浄化率(アイドル運転とY1モード運転での浄化率)は66.8%になった。
【0072】
以上のことから、上述の吸着触媒を配置し、エンジン始動から20秒を経過した時点から2次エアを20秒間導入する本案が優れていることがわかる。また、従来例ではエンジン始動直後(触媒が暖まっていない)のHCが浄化できていないが、本案ではHC吸着触媒があるため浄化(低温時吸着し、高温時浄化)できている。また、比較例▲1▼,▲2▼のように長時間のアイドル等で触媒の温度がなかなか上昇しない場合も本案では一定時間のエア導入で炭化水素を効率よく浄化することができる。
【0073】
4.2次エア導入量とHC浄化率との関係
図4にリグ評価結果(排気ガス中のO濃度とT50(ライトオフ温度)との関係)を示すように、酸素濃度が2%を越えるとT50が急激に低下(結果としてHC浄化率の向上に結び付く)することがわかる。このことより、実車でも同程度の酸素濃度が確保できれば浄化率が向上するといえる。しかし実車では加減速等で常に排気ガス流量が変化するため一定の酸素濃度に保つことができない。そこで一定量の空気を流すことで代用することとしたものである。2次エア流量とY1浄化率との関係を図5に示す。同図から、100リットル/min以上が最適であるといえる。
【0074】
5.2次エア導入時間とHC浄化率との関係
図6は2次エアを導入しない場合のHC浄化率、図7は2次エアをエンジン始動直後から100秒まで加えた場合のHC浄化率、図8は2次エアをエンジン始動から20秒を経過した時点から20秒間加えた場合のHC浄化率を示す。図6〜8において破線で示す曲線が吸着触媒を配置したもの、実線で示す曲線が吸着触媒を備えていないものである。これによれば、2次エア導入の有無、2次エア導入開始時間に関係なく、吸着触媒を配置したものの方が高いHC浄化率を示している。これは吸着触媒の存在による。また、これらの図よりHC吸着触媒が配置されたものは2次エアを常時導入しなくても浄化率が高いことがわかる。これは、図9に2次エアをエンジン始動直後から100秒まで加えた場合の触媒出口ガス温度の経時変化を示し、図10に2次エアをエンジン始動から20秒を経過した時点から20秒間加えた場合の触媒出口ガス温度の経時変化を示すように(破線で示す曲線が吸着触媒を配置したもの、実線で示す曲線が吸着触媒を備えていないものである。)、吸着触媒に吸着された大量の炭化水素が酸素過剰雰囲気で一気に燃え触媒温度が急上昇するためであり、従って、ストイキの状態(理論空燃比における燃焼状態(λ=1)、つまり2次エアを止めて通常の排気ガス組成になった状態)にもどっても高い浄化率を維持するためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】発熱剤(CaO)担持量とY1浄化率(HC浄化率)との関係を示すグラフ図
【図2】担体における発熱剤の担持範囲とY1浄化率との関係を示すグラフ図
【図3】エンジンの排気系を示すブロック図
【図4】排気ガス中のO濃度とT50(ライトオフ温度)との関係を示すグラフ図
【図5】2次エア流量とY1浄化率との関係を示すグラフ図
【図6】2次エアを導入しない場合のHC浄化率の経時変化を示すグラフ図
【図7】2次エアをエンジン始動直後から100秒まで加えた場合のHC浄化率の経時変化を示すグラフ図
【図8】2次エアをエンジン始動から20秒を経過した時点から20秒間加えた場合のHC浄化率の経時変化を示すグラフ図
【図9】2次エアをエンジン始動直後から100秒まで加えた場合の触媒出口ガス温度の経時変化を示すグラフ図
【図10】2次エアをエンジン始動から20秒を経過した時点から20秒間加えた場合の触媒出口ガス温度の経時変化を示すグラフ図
【符号の説明】
1 エンジン
2 三元触媒
3 HC吸着触媒

Claims (9)

  1. 内燃機関の排気ガス中の炭化水素及び水分を吸着する吸着剤に該炭化水素を分解する触媒金属を担持させてなる吸着触媒を有する吸着触媒部と、
    上記吸着触媒部に隣接して排気ガス流れ方向の下流側に配設され上記水分の吸収によって発熱する発熱剤を有する発熱部とを備えていることを特徴とする内燃機関の排気ガス浄化用触媒。
  2. 請求項1に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において、
    上記発熱剤がCaOであることを特徴とする内燃機関の排気ガス浄化用触媒。
  3. 請求項1又は請求項2に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において、
    上記吸着触媒がセラミック製のモノリス担体の排気ガス流れ方向の上流側の部位に担持されて上記吸着触媒部が形成され、
    上記発熱剤が上記モノリス担体の排気ガス流れ方向の下流側の部位に担持されて上記発熱部が形成されていることを特徴とする内燃機関の排気ガス浄化用触媒。
  4. 請求項3に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において、
    上記吸着剤がゼオライトであることを特徴とする内燃機関の排気ガス浄化用触媒。
  5. 請求項4に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において、
    上記モノリス担体1リットル当りのCaOの担持量が15g以上であることを特徴とする内燃機関の排気ガス浄化用触媒。
  6. 請求項4に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において、
    上記モノリス担体1リットル当りのCaOの担持量が20〜30gであることを特徴とする内燃機関の排気ガス浄化用触媒。
  7. 請求項4に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において、
    上記発熱部が上記モノリス担体の下流端から該モノリス担体の全長の1/10〜2/5の範囲にわたる部位に形成されていることを特徴とする内燃機関の排気ガス浄化用触媒。
  8. 請求項4に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において、
    上記発熱部が上記モノリス担体の下流端から該モノリス担体の全長の1/5〜1/3の範囲にわたる部位に形成されていることを特徴とする内燃機関の排気ガス浄化用触媒。
  9. 請求項4に記載されている内燃機関の排気ガス浄化用触媒において、
    上記吸着触媒が、ゼオライトにPdとセリアとを担持させてなることを特徴とする内燃機関の排気ガス浄化用触媒。
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