JP3566254B2 - 建築外装体の接続構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は凍結地域における縦葺き或いは横葺きの屋根用さらには壁用として有用な建築外装体の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば屋根の場合、凍結時期になると、すが漏れと言われる漏水事故が発生している。このすが漏れのメカニズムは、屋根面における軒先と棟側の温度差によるものとされ、屋根裏の屋内暖気で暖められる棟側温度は屋根面の雪が溶けるほど高く、これに対して前記暖気が届かない軒先温度は融雪水が凍るほど低い外気温度そのままであり、その結果として、屋根裏の暖気で暖められて溶解した融雪水は水下側の軒先に向かって流下するものの、軒先で凍結して氷の堤となり、後続の融雪水を堰止めする形になる。そのため、融雪水は軒先から棟側の屋根面に溜り、氷の堤を越えて溢れ落ちるか、或いは、隣り合う屋根板の接続部分から屋根裏、天井裏などに浸水するということになる。
このようなすが漏れ対策として、隣り合う屋根板の接続部分を流動性のシール部材で覆って閉じる手法が考えられるものの、目地材そのものが紫外線等により劣化してしまい、10年程度で打ち直さなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする課題は、第1には、凍結による堰止めが発生して、屋根面に融雪水が滞留した場合でも、長手方向に隣り合う外装体の接続部分から屋内側への浸水がなく、そして、この密閉性を持続する建築外装体の接続構造を、第2には、さらに、高い密閉性を有する建築外装体の接続構造を、第3には、さらに、密閉構造強度が強化されている建築外装体の接続構造を、第4には、さらに、長手方向に隣り合う外装体の接続部分表側が隙間なく密閉されている建築外装体の接続構造を、第5には、さらに、長手方向に隣り合う外装体の接続部分裏側が隙間なく確実に密閉されている建築外装体の接続構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記した課題を達成するため、長手方向に隣り合う外装体端部における重合部と被重合部を重合して、略凹状の接続凹部を形成し、この接続凹部表側を上シール部材で密閉すると共に、接続凹部裏側を下シール部材で密閉してあることを特徴とする。
また本発明では、下シール部材端部が接続凹部端部を閉じ可能な態様に形成されていることを特徴とする。
また本発明では、下シール部材端部に係合鍔部が外装体側縁部と係合可能に形成されていることを特徴とする。
また本発明では、上シール部材が不定形シールであることを特徴とする。
また本発明では、下シール部材が、定形状のシール受け部と、シール受け部内の不定形シール製シール部からなることを特徴とする。
【0005】
本発明における外装体は、表面化粧鋼板、ラミネート鋼板、チタン合金板、ステンレス鋼板、アルミ鋼板、銅板、真鍮板、鉛板等の公知の金属素材または複合材であり、また、必要に応じて、ポリエチレンフォームやガラス繊維不織布等の公知の裏貼り材を裏貼りしているものであっても良い。重合部と被重合部は重合状態で略凹状の接続凹部を形成可能な態様のものであれば良く、この略凹状の接続凹部は、開口側と底側が同幅である態様、開口側が幅広くて底側が幅狭い態様、開口側が幅狭くて底側が幅広い態様、その他のこれらに類する態様のいずれであっても良い。上下のシール部材は、接続凹部を表側そして裏側から密閉可能な形態及び材質からなる態様のものである限りにおいて、不定形シール或いは定形体のいずれであっても良いし、さらに、不定形シールと定形体からなる複合体であっても良い。不定形シール(変性シール)としては、水密性および粘着性ならびに耐候性を有する公知のものであり、定形体としては、金属材、樹脂材、ゴム材、その他の公知の材質からなるものでも良く、また、樹脂材或いはゴム材に金属製芯材を組み合わせた複合材であっても良い。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜図5には本発明の建築外装体の接続構造における実施の1形態として、縦葺屋根の接続構造を例示している。下地1表面にはアスファルトルーフィング等の防水部材2が敷設されており、この防水部材2上には長尺状の樋部材3が軒棟方向に敷かれて、樋部材3内における保持部材4ともどもビス等の固定具5で取り付け固定されている。樋部材3は軒先位置から棟位置までに亘る長尺状のものまたは5〜10m程度の定尺部材を適宜接続してなる長尺状のもので、底面部3aの中央には水返し台部3bが、左右の立上部3c上縁には水返し部3dが、それぞれ形成されており、この樋部材3内の縦状排水空間6には水返し台部3bを跨ぐようにして保持部材4が取り付けられている。
【0007】
そして、左右平行状の樋部材3間における下地1表面には肉厚状断熱材7が敷設されていると共に、後で説明する縦葺屋根板11の長手方向すなわち軒棟方向の接続部位に薄厚状断熱材8が敷設されていて、この薄厚状断熱材8上には横樋9が左右並列状の樋部材3に跨るようにして配設されている。横樋9は左右端部が樋部材3の縦状排水空間6内へ臨み出ている定尺状のもので、底部9aと、底部9a前後から立ち上がる前部9bおよび後部9cとで上面並びに左右側面が開口した横状排水空間10を形成してあり、この横状排水空間10が縦状排水空間6と連通するようにしてある。また、前部9b上縁の水上側延出部9dは水上側の断熱材7上面に、後部9c上縁の水下側延出部9eは水下側の断熱材7上面に、それぞれ載乗していて、縦葺屋根板11裏面に結露が発生した場合でも横状排水空間10を経て縦状排水空間6へ排水し得るようにしてある。
【0008】
保持部材4はピース材で、座部4a左右には起立部4bが対向状に立設されていて、この左右の起立部4bにおける上縁近く外側には顎状被嵌合係止部4cがそれぞれ形成されていると共に、座部4aの左右側縁には回動規制立上部4dが起立部4bとそれぞれ対向状に立設され、且つ、左右の回動規制立上部4d上縁にはそれぞれ外側へ水平状に伸びる支持部4eが延設されている。左右の回動規制立上部4dは、後で説明する縦葺屋根板11の葺き状態において、縦葺屋根板11にこの屋根板を持ち上げる負圧が作用して、負圧力が樋状部11fの内側壁11f3に段違い部11eを経て負荷された際に、顎状被嵌合係止部4cを軸中心として回動しようとする内側壁11f3の動きを、この内側壁11f3下方と当接することで回動阻止し得るように形成してある。内側壁11f3の具体的な動きは、顎状被嵌合係止部4cと縦葺屋根板11の嵌合係止部11gとの接点を軸中心として回動しようとする動きであり、顎状被嵌合係止部4cを軸中心とする動きになる。この保持部材4における座部4aの一部と起立部4bと回動規制立上部4dで形成されている左右の嵌合凹部4fには、左右に隣り合う縦葺屋根板11左右の樋状部11fがそれぞれ嵌合されていて嵌合係止状態に組み付けられている。
【0009】
縦葺屋根板11は5〜10m程度の定尺部材からなり、裏貼り材11bが貼設されている屋根面部11aにおける長手方向の水上側端部には、同端縁を下方に折り曲げた後に水上側へ延ばした重合部11cが、水下側端部には、同端縁を下方に折り曲げた後に水下側へ延ばした被重合部11dが、それぞれ軒棟方向に隣り合う屋根板11の重合部11cと被重合部11dを相互に重合することで略凹状の接続凹部12を形成可能に成形してある。この縦葺屋根板11は、左右平行状の樋部材3間における下地1上に断熱材7を経て敷設されていて、軒棟方向に隣り合う端部すなわち横樋9における横状排水空間10に位置した水上側の被重合部11d上に水下側の重合部11cが重合して、略凹状の接続凹部12を形成してあり、この接続凹部12表側は上シール部材13で密閉されていると共に、接続凹部12裏側は下シール部材14で密閉されている。上シール部材13は、水密性および粘着性ならびに耐候性に富む不定形シールで、接続凹部12表側に充填されて隙間無く密閉している。下シール部材14は、金属製或いは樹脂製の定形状のシール受け部15と、シール受け部15内の水密性および粘着性ならびに耐候性に富む不定形シールからなるシール部16で形成してある。シール受け部15は、接続凹部12を端から端まで下側から包み込むようにカバーして密閉可能な形態に形成してあり、底面部15aの前後左右から立上がる前面部15b、後面部15c、左面部15d、右面部15eの各面部によりシール受け凹部15fを形成して、このシール受け凹部15f内のシール部16を経て接続凹部12下側を密閉している。また、シール受け部15における前面部15bと後面部15cには、同上縁から水平に延びる延長部15gを縦葺屋根板11裏面に当接可能に形成していて、シール部16が有する粘着力により縦葺屋根板11裏面に当接状に固定してある。
【0010】
また、屋根面部11aの左右側縁には一段低い段違い部11eを経て樋状部11fが垂設されている。段違い部11eは後で説明するカバー部材17左右側縁の押え部17bの高さ分だけ屋根面部11aよりも低く形成されている。左右の樋状部11fは、段違い部11eの側縁から折り下げられていると共に、水上側端部11f1が水上側に延設されて、軒棟方向に隣り合う縦葺屋根板11における樋状部11fの水下側端部11f2と重合状に接続可能に形成されている。また樋状部11fは、回動規制立上部4dと接触または若干の隙間を経て隣り合う内側壁11f3と、この内側壁11f3下縁より外側へ折り返されていて、高さが内側壁11f3および外側壁11f4ともにほぼ同等である断面略V字状の左右対称形状に形成されている。そして、外側壁11f4上縁側途中には同壁から内側へ水平状に折り曲げられている嵌合係止部11gが顎状被嵌合係止部4cと弾性嵌合係止状態に取り付け可能に形成されていると共に、この嵌合係止部11gから外側斜め上向きに折り返されている上縁部11hが形成されていて、この上縁部11hの内側壁11f3側への可動により、嵌合係止部11gと顎状被嵌合係止部4cとの嵌合係止状態が解除されるようにしてある。上縁部11hと起立部4bの関係は、顎状被嵌合係止部4cと嵌合係止部11gとの接点が確実に得られて、顎状被嵌合係止部4cを軸中心とする内側壁11f3の動きを妨げないようにしてあり、具体的には若干の隙間がある態様にしてある。そして、左右の樋状部11fは嵌合凹部4fに夫々嵌合されていて、内側壁11f3が回動規制立上部4dと接触または若干の隙間を残して隣接していると共に、嵌合係止部11gが顎状被嵌合係止部4cに嵌合係止しており、縦葺屋根板11に負圧力が作用した際における顎状被嵌合係止部4cを軸中心とした内側壁11f3の回動が、接触状または若干の隙間を経て隣り合う回動規制立上部4dに即座に当接することによって即応性良く阻止されていて、嵌合係止部11gは顎状被嵌合係止部4cに対して嵌合係止状態に位置規制されている。
【0011】
カバー部材17は軒先から棟までに亘る長尺状のもの又は5〜10m程度の定尺部材を適宜接続してなる長尺状のもので、左右に隣接する縦葺屋根板11の側縁間を覆い可能な幅比にしてあるカバー面部17aの左右側縁には同側縁から裏面側に折り返された押え部17bが形成されていると共に、この左右の押え部17b内側縁には係止部17cが外側壁11f4における嵌合係止部11gと背合せ状の被係止部11iへ弾性係止可能にそれぞれ垂設されている。また、左右の係止部17c間におけるカバー部材17裏面には侵入水防止部材17dが接着固定されている。この侵入水防止部材17dは左右に隣り合う縦葺屋根板11の上縁部11h上に亘り弾性変形して密接して跨り可能な幅比の長尺状に形成されている。このカバー部材17は左右に隣接する縦葺屋根板11の左右側縁間に装着されており、左右の係止部17cが被係止部11iにそれぞれ弾性係止して、左右の押え部17bが段違い部11eにそれぞれ当接して、侵入水防止部材17dが左右に隣り合う縦葺屋根板11の上縁部11h上に亘り弾性密接状に跨っていると共に、カバー面部17aが屋根面部11aと同一水平面状になっている。
【0012】
図6〜図10には本発明の建築外装体の接続構造における実施の1形態として、他の縦葺屋根の接続構造を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
下シール部材18は樹脂製の定形状のもので、接続凹部12を端から端まで下側から裏貼り材11bを若干潰した状態に弾性的に挟み込むようにカバーして密閉可能な形態に形成してあり、底面部18aの前後から立上がる前面部18b、後面部18cの各面部によりシール受け凹部18dを形成して、このシール受け凹部18d内に接続凹部12下側を密閉している。下シール部材18における底面部18a左右端縁には、同端縁から外側斜め下方に延びた後に外側斜め上向きに延びている略V字状の樋補強部18eがそれぞれ延設されており、この左右の樋補強部18eの嵌合溝部18fには左右の縦葺屋根板11における樋状部11fが水上側端部11f1と水下側端部11f2を重合させた状態でそれぞれ嵌合していると共に、嵌合溝部18fの係合鍔部18gには樋状部11fの嵌合係止部11gが係止している。そして、樋補強部18e内には同部を強化する芯金部材19が埋設されている。芯金部材19先端は樋補強部18e上端から係合鍔部20として突出形成されており、この係合鍔部20は樋状部11fの上縁部11h内側面に折り返されて当接状に係合して、縦葺屋根板11側縁部と下シール部材18を一体化していると共に、この一体化状態は係合鍔部20を起すことで解除可能にしてある。
【0013】
図11〜図12には本発明の建築外装体の接続構造における実施の1形態として、横葺屋根の接続構造を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
横葺屋根板21は5〜10m程度の定尺部材からなり、屋根面部21aにおける長手方向の右端部には、同端縁を下方に折り曲げた後に外側へ水平状に延ばされた重合部21cが、左端部には、同端縁を下方に折り曲げた後に外側へ水平状に延ばされた被重合部21dが、それぞれ桁行き方向に隣り合う屋根板21の重合部21cと被重合部21dを相互に重合することで略凹状の接続凹部22を形成可能に成形してある。この左右に隣り合う横葺屋根板21における略凹状の接続凹部22表側は上シール部材13で密閉されていると共に、接続凹部22裏側は下シール部材14で密閉されている。上シール部材13は、水密性および粘着性ならびに耐候性に富む不定形シールで、接続凹部22表側に充填されて隙間無く密閉している。下シール部材14は、金属製或いは樹脂製の定形状のシール受け部15と、シール受け部15内の水密性および粘着性ならびに耐候性に富む不定形シールからなるシール部16で形成してある。シール受け部15は、接続凹部22を端から端まで下側から包み込むようにカバーして密閉可能な形態に形成してあり、シール受け凹部15f内のシール部16を経て接続凹部22下側を密閉している。
【0014】
図13には本発明の建築外装体の接続構造における実施の1形態として、縦葺屋根の接続構造における他の下シール部材を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
下シール部材14は、シール受け部15におけるシール受け凹部15f開口が剥離可能な保護シート23で閉じられており、接続凹部12、22を密閉するに際して保護シート23が剥がされるまで、シール受け凹部15f内の水密性および粘着性ならびに耐候性に富む不定形シールからなるシール部16が外部から保護されるようにしてある。
【0015】
図14には本発明の建築外装体の接続構造における実施の1形態として、縦葺屋根の接続構造における他の下シール部材を例示しており、構成は前記した図6の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
下シール部材18は、樋補強部18eの係合鍔部18g個所における芯金部材19部分を係合鍔部18g形状に沿うように形成していることで、鍔部強度が強化されて縦葺屋根板11側縁部と下シール部材18との一体化関係が向上するようにしてある。
【0016】
【発明の効果】
A.請求項1により、重合部と被重合部が重合して長手方向に隣り合う外装体の接続凹部を、これの上下すなわち表側と裏側の両方から上下のシール部材でサンドイッチ状に密閉しているので、上シール部材による一次シールと下シール部材による二次シールとの2重シールにできると共に、表側の上シール部材が紫外線等により劣化しても、裏側の下シール部材は紫外線を受けないから、紫外線によって劣化することがない。
したがって、凍結による堰止めが発生して、屋根面に融雪水が滞留した場合でも、長手方向に隣り合う外装体の接続部分から屋内側への浸水がなく、そして、この密閉性を持続することができて凍結地域向けに有用である。
B.請求項2により、さらに、下シール部材端部が接続凹部端部を閉じているので、高い密閉性を発揮できて有用である。
C.請求項3により、さらに、下シール部材端部の係合鍔部が外装体側縁部に係合しているので、下シール部材による接続凹部の密閉構造強度が強化されていて密閉能力が高い。
D.請求項4により、さらに、上シール部材が不定形シールであるため、長手方向に隣り合う外装体の接続部分表側をその形態に馴染むようにして隙間なく密閉することができて、成形誤差等に対しても密閉能力が高い。
E.請求項5により、さらに、長手方向に隣り合う外装体の接続部分裏側が、不定形シールからなるシール部と、このシール部の受け皿としての定形状のシール受け部とで隙間なく確実に密閉されているので、密閉能力が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築外装体の接続構造における実施の1形態として、縦葺屋根構造を例示している斜視図。
【図2】図1の(2)−(2)拡大縦断面図。
【図3】図1の(3)−(3)拡大縦断面図。
【図4】図1の(4)−(4)拡大縦断面図。
【図5】部分拡大分解斜視図。
【図6】本発明の建築外装体の接続構造における実施の1形態として、他の縦葺屋根構造を例示している斜視図。
【図7】図6の(7)−(7)拡大縦断面図。
【図8】図6の(8)−(8)拡大縦断面図。
【図9】図6の(9)−(9)拡大縦断面図。
【図10】部分拡大分解斜視図。
【図11】本発明の建築外装体の接続構造における実施の1形態として、横葺屋根構造を例示している斜視図。
【図12】図11の(12)−(12)拡大縦断面図。
【図13】下シール部材の他の形態を例示している縦断面図。
【図14】下シール部材の他の形態を例示している部分正面図。
【符号の説明】
1 下地
2 防水部材
3 樋部材
3a 底面部
3b 水返し台部
3c 立上部
3d 水返し部
4 保持部材
4a 座部
4b 起立部
4c 顎状被嵌合係止部
4d 回動規制立上部
4e 支持部
5 固定具
6 縦状排水空間
7 肉厚状断熱材
8 薄厚状断熱材
9 横樋
9a 底部
9b 前部
9c 後部
9d 水上側延出部
9e 水下側延出部
10 横状排水空間
11 縦葺屋根板
11a 屋根面部
11b 裏貼り材
11c 重合部
11d 被重合部
11e 段違い部
11f 樋状部
11f1 水上側端部
11f2 水下側端部
11f3 内側壁
11f4 外側壁
11g 嵌合係止部
11h 上縁部
11i 被係止部
12 接続凹部
13 上シール部材
14 下シール部材
15 シール受け部
15a 底面部
15b 前面部
15c 後面部
15d 左面部
15e 右面部
15f シール受け凹部
15g 延長部15g
16 シール部
17 カバー部材
17a カバー面部
17b 押え部
17c 係止部
17d 侵入水防止部材
18 下シール部材
18a 底面部
18b 前面部
18c 後面部
18d シール受け凹部
18e 樋補強部
18f 嵌合溝部
18g 係合鍔部
19 芯金部材
20 係合鍔部
21 横葺屋根板
21a 屋根面部
21c 重合部
21d 被重合部
22 接続凹部
23 保護シート

Claims (5)

  1. 長手方向に隣り合う外装体端部における重合部と被重合部を重合して、略凹状の接続凹部を形成し、この接続凹部表側を上シール部材で密閉すると共に、接続凹部裏側を下シール部材で密閉してあることを特徴とする建築外装体の接続構造。
  2. 下シール部材端部が接続凹部端部を閉じ可能な態様に形成されていることを特徴とする請求項1記載の建築外装体の接続構造。
  3. 下シール部材端部に係合鍔部が外装体側縁部と係合可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載の建築外装体の接続構造。
  4. 上シール部材が不定形シールであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の建築外装体の接続構造。
  5. 下シール部材が、定形状のシール受け部と、シール受け部内の不定形シール製シール部からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の建築外装体の接続構造。
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