JP3564633B2 - 糸把持方法及びその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば糸の引き通し装置に用いられる糸把持方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の糸把持方法及びその装置として、例えば特表平4−505352号公報に示す如く、多数の経糸をドロッパー、ヘルド及び筬に一本宛引き通す手段において、グリッパーフック及びクランプ部の二部材からなるクランプグリッパーにより糸を把持する構造のものが開示されている。
【0003】
しかして、上記クランプグリッパーのクランプ部はグリッパーフックに対して開いており、クランプグリッパーが糸の方向に動いたときにグリッパーフックとクランプ部とのギャップに経糸が入り込み、この経糸をグリッパーフックによりクランプグリッパーがガイドに入るまで引き運び、このガイド内において、グリッパーフックとクランプ部はガイドに設けられた押付手段により互いに押し付けられ、経糸が把持されて引き通し完了位置まで運ばれることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来構造の場合、糸の引き通し途中において、グリッパーフック及びクランプ部の二部材は上記ガイドに設けられた押付手段により押し付けられ、それだけグリッパーフックに負荷が掛かると共にガイド構造が複雑となり易く、又、グリッパフックが厚み方向に二層の部分で構成され、さらに糸を挟み込むことも相俟って、クランプグリッパーの把持部分は板厚方向に厚くなり、クランプグリッパーがドロッパー、ヘルド及び筬に接触し、この移動接触によりこれらドロッパー、ヘルド及び筬等の損傷が生ずるおそれがあるという不都合を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような課題を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の方法の発明は、ニードル部材の先端部に糸把持部が設けられ、該糸把持部によりニードル部材の移動と協働して糸を把持するに際し、上記ニードル部材は薄板状に形成され、該糸把持部に上記ニードル部材の板厚方向に自己弾性により閉動作可能なクリップ爪が設けられ、該クリップ爪の開口動作を該ニードル部材の先端部を進退案内可能なガイド溝をもつガイド部材並びに該ガイド部材に揺動自在に枢着されて該ニードル部材の進退移動により上記クリップ爪を開閉動作させる駒部材からなる開口機構により行うと共に該クリップ爪の自己弾性による閉動作で糸を把持することを特徴とする糸把持方法にある。
【0006】
又、請求項2記載の方法の発明は、上記糸把持部に上記ニードル部材の板厚方向に自己弾性により閉動作可能な片持状態のクリップ爪を切欠形成し、該クリップ爪の切欠形成により生ずる糸把持部の残余部分を糸挟持部とし、該クリップ爪と糸挟持部とにより糸を把持することを特徴とするものである。
【0007】
又、請求項3記載の装置の発明は、先端部に糸把持部をもつニードル部材と、該ニードル部材を移動させる移動機構とを備えてなり、上記ニードル部材は薄板状に形成され、上記糸把持部に該ニードル部材の板厚方向に自己弾性により閉動作して糸を把持可能なクリップ爪を設け、上記クリップ爪の開口動作を上記ニードル部材の進退移動によりなす爪開口機構を設け、該爪開口機構は上記ニードル部材の先端部を進退案内可能なガイド溝をもつガイド部材及び該ガイド部材に揺動自在に枢着され、該ニードル部材の進退移動により上記クリップ爪を開閉動作させる駒部材からなることを特徴とする糸把持装置にある。
【0008】
又、請求項4記載の装置の発明は、上記糸把持部に上記ニードル部材の板厚方向に自己弾性により閉動作可能な片持状態のクリップ爪を切欠形成し、該クリップ爪の切欠形成により生ずる糸把持部の残余部分を糸挟持部として構成したことを特徴とするものであり、又、請求項5記載の発明は、上記クリップ爪により把持された糸を上記ニードル部材の移動と協働して該クリップ爪から釈放させる糸釈放機構を備えて構成したことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1乃至図13は本発明を糸の引き通し装置に適用した実施の形態例を示し、即ち、この糸の引き通し装置にあっては、織機ビームBから繰り出された経糸としての複数本の糸Rは並列シート状に枠体F・F間に引き張られ、これら複数本の糸Rは図示省略の糸給送機構により一本宛分離されてニードル部材1の近傍の糸給送位置Kに位置決め給送され、ニードル部材1の先端部に糸把持部2が設けられ、ニードル部材2は移動機構3により複数個の案内部材4に沿って往復進退移動可能に設けられると共に糸切れ検知用のドロッパーD、経糸操作用のヘルドH及び筬Lを介して通過移動可能に設けられ、一本宛分離されてニードル部材1の近傍の糸給送位置Kに位置決め給送された糸Rをニードル部材1の先端部に設けられた糸把持部2により把持しつつ後退移動してドロッパーDの通穴D1、ヘルドHのメールH1及び筬Lの筬歯L1間を通過して一本の糸Rを通穴D1、メールH1及び筬歯L1間に引き通し、引き通し完了後に、糸Rは糸把持部2から釈放され、糸が釈放されたニードル部材1は移動機構3により前進移動して上記糸給送位置Kへと復帰位置すると共に図示省略の分離供給機構により一枚宛新たなドロッパーD、ヘルドH及び筬Lが引き通し位置に分離供給され、そして、これらドロッパーD、ヘルドH及び筬Lに糸の引き通し作業がなされ、順次これら作動が繰り返されるように構成されている。
【0010】
この場合、上記ニードル部材1は薄板状にして長尺帯状に形成され、ニードル部材1は回転往復運動又は直線往復運動構造からなる移動機構3に連結され、この移動機構3により往復進退動作可能に設けられている。
【0011】
5はクリップ爪であって、図2乃至図4の如く、上記ニードル部材1の先端部の糸把持部2にニードル部材1の板厚方向に自己弾性により閉動作して糸を把持可能に設けられ、この場合、上記糸把持部2に上記ニードル部材1の板厚方向に自己弾性により閉動作可能な片持状態のクリップ爪5を切欠形成し、このクリップ爪5の切欠形成により生ずる糸把持部2の残余部分を糸挟持部6として構成され、更に具体的には、上記ニードル部材1は自己弾性を有する薄板材により製作され、ニードル部材1の先端部にニードル部材1の先端側から基端側に片持状態に延びて閉動作するクリップ爪5を切欠形成し、クリップ爪5の切欠形成により生ずる糸把持部2の残余部分を糸挟持部6とすると共にニードル部材1にクリップ爪5の先端の開口方向裏面に当接可能なストッパ片7を形成し、かつ、この場合、クリップ爪5と糸挟持部6との間に把持間隙Sが形成されていると共にクランプ爪5は糸Rを引き込むために押し開いた時に過負荷が掛かることなく必要な開口量を得ると共に糸を確実に把持する弾力を損なわないように裏面を除去加工して肉薄に形成され、更に、ストッパー片7は薄板材で製作され、糸挟持部6の裏面に形成された段差部分にニードル部材1の板厚からはみ出さないようにしてスポット溶接等により固定され、クリップ爪5が無負荷の状態で自己弾性により確実にストッパ片7に押し付けられるようにストッパー片7の固定前においてクリップ爪5の長手方向の中間部を裏側に向かって少し折り曲げてから組み立てられ、これによりクリップ爪5をニードル部材1の先端部の板厚内に収めて板厚より飛び出してしまうことを防ぎ、引き通し時におけるヘルドH等への衝突を防ぐように形成され、又、更に、この場合、クリップ爪5を楔形状に形成して上記把持間隙Sをクリップ爪5の先端側S1では広くなると共に根本側S2では次第に狭く形成し、糸の太さの違いにより把持できない事態や糸が太いために糸に押されてクリップ爪5の先端5aがニードル部材1の板厚より飛び出してしまうことを防ぎ、引き通し時にヘルド等への衝突を回避すると共にニードル部材1の後退動作により糸Rがクリップ爪5の根本側S2の狭い把持間隙S側に押し込まれることで把持力を増して確実な把持を助けるように構成されている。
【0012】
尚、これらクリッパー爪5、糸挟持部6及びストッパー片7からなる糸把持部2をニードル部材1と一体に形成しているが、それぞれ別体に形成した後にスポット溶接等の接合手段により接合して製作することも可能である。
【0013】
8は爪開口機構であって、図5乃至図7の如く、上記クリップ爪5の開口動作を上記ニードル部材1の進退移動によりなす構造に形成され、この場合、上記糸給送位置Kの近傍に配設されるガイド部材9に上記ニードル部材1の先端部を進退案内可能なガイド溝10を形成し、ガイド溝10のニードル部材1進入側開口部はラッパ状の傾斜ガイド面10aに形成され、ガイド部材10内に駒部材11を枢軸12によりシーソー状に揺動自在に枢着し、駒部材11の一方端部は受圧部11aに形成されると共に他方端部は駆動部11bに形成されている。
【0014】
しかして、図8乃至図9の如く、ニードル部材1の前進移動により糸把持部2がガイド溝10内に進入し、図10の如く、前進限において、糸把持部2の先端部により駒部材11の受圧部11aは押圧され、この押圧により駒部材11は枢軸12を中心として揺動し、この揺動により駒部材11の駆動部11bはクリップ爪5を自己弾性に抗して押圧して開動作させ、図11の如く、ニードル部材1の後退により糸給送位置Kの糸Rはクリップ爪5と糸挟持部6との間に位置し、図12の如く、ニードル部材1の更なる後退動作により糸把持部2の先端部が駒部材11の受圧部11aから離反し、これにより駒部材11は枢軸12を中心としてクリップ爪5の自己弾性により戻り回動しすると共にクリップ爪5と糸把持部6とによりクリップ爪5の自己弾性により把持されることになる。
【0015】
13は糸釈放機構であって、上記クリップ爪8により把持された糸Rを上記ニードル部材1の移動と協働してクリップ爪8から釈放させる構造に形成され、この場合、ニードル部材1の後退位置の近傍に糸把持部2により把持された糸Rの糸端を負圧作用により吸引して引き寄せる吸引ノズル14を配設すると共に抵抗部材15を配設して構成している。
【0016】
しかして、図13の如く、ニードル部材1が後退限から前進移動するときクリップ爪8により把持された糸Rの糸端は抵抗部材15によって前進を拒まれ、クリップ爪5の前進移動に伴ってクリップ爪5の先端部5から糸Rは抜き外されると共に糸端は吸引ノズル14に導かれ、糸一本の引き通し動作を完了することになる。
【0017】
この実施の形態例は上記構成であるから、シート状に引き張られた複数本の糸Rは一本宛ニードル部材1の近傍の糸給送位置Kに位置決め給送され、ニードル部材1の後退移動によりニードル部材1の先端部の糸把持部2は糸給送位置Kの糸Rを把持し、ニードル部材1は糸Rを把持しつつ後退移動し、ドロッパーDの通穴D1、ヘルドHのメールH1及び筬Lの筬歯L1間を通過して一本の糸Rを通穴D1、メールH1及び筬歯L1間に引き通し、引き通し完了後に、糸Rは糸把持部2から釈放され、糸が釈放されたニードル部材1は前進移動して上記糸給送位置Kへと復帰し、一枚宛新たなドロッパーD、ヘルドH及び筬Lが引き通し位置に分離供給されると共に次の新たな糸Rが糸給送位置Kへ給送され、順次糸引き通し作動がなされることになり、この際、上記ニードル部材1は薄板状に形成され、上記糸把持部2にニードル部材1の板厚方向に自己弾性により閉動作して糸Rを把持可能なクリップ爪5を設けて構成しているから、ニードル部材1の移動と協働して糸Rを自己弾性により把持することができ、ニードル部材1の移動途中での糸把持手段を必要とせず、それだけ、糸Rに過大な負荷を掛けることがなくなり、糸の脱落、損傷及び切断を回避することができると共に糸把持部2の小型化を図ることができ、ドロッパーD、ヘルドH及び筬Lへの接触を防いで確実に糸引き通し作業を行うことができ、ひいては引き通し作業の高速化を図ることができる。
【0018】
又、この場合、上記糸把持部2に上記ニードル部材1の板厚方向に自己弾性により閉動作可能な片持状態のクリップ爪5を切欠形成し、クリップ爪5の切欠形成により生ずる糸把持部2の残余部分を糸挟持部6として構成しているので、クリップ爪5を糸把持部2の板厚内に収めることができ、糸把持部2の厚さ及び幅を小さくすることができ、一層小型化を図ることができ、ドロッパーD、ヘルドH及び筬Lへの接触を回避することができ、又、この場合、上記クリップ爪5の開口動作を上記ニードル部材1の進退移動によりなす爪開口機構8を備えているから、クリップ爪5を容易に開口動作させることができる。
【0019】
又、この場合、上記爪開口機構8は、上記ニードル部材1の先端部を進退案内可能なガイド溝10をもつガイド部材9と、ガイド部材9に揺動自在に枢着され、ニードル部材1の進退移動によりクリップ爪5を開閉動作させる駒部材11とからなるので、別途の糸把持構造を必要とせず、一層爪開閉動作を容易に行うことができると共に構造を簡素化することができる。
【0020】
又、この場合、上記クリップ爪5により把持された糸Rを上記ニードル部材1の移動と協働してクリップ爪5から釈放させる糸釈放機構13を備えているから、クリップ爪5から糸Rを円滑に釈放させることができ、一層作業性を高めることができる。
【0021】
尚、本発明は上記実施の形態例で示す構造に限られるものではなく、例えばニードル部材1、糸把持部2、クリップ爪5の形状や構造及び爪開口機構の構造等は適宜変更して設計される。
【0022】
【発明の効果】
本発明は上述の如く、請求項1又は記載の発明にあっては、ニードル部材は薄板状に形成され、上記糸把持部に該ニードル部材の板厚方向に自己弾性により閉動作して糸を把持可能なクリップ爪を設けているので、ニードル部材の移動と協働して糸を自己弾性により把持することができ、ニードル部材の移動途中での糸把持手段を必要とせず、それだけ、糸に過大な負荷を掛けることがなくなり、糸の脱落、損傷及び切断を回避することができると共に糸把持部の小型化を図ることができ、かつ、上記クリップ爪の開口動作を上記ニードル部材の進退移動によりなす爪開口機構によってクリップ爪を容易に開口動作させることができ、更に、クリップ爪の開口動作を該ニードル部材の先端部を進退案内可能なガイド溝をもつガイド部材並びに該ガイド部材に揺動自在に枢着されて該ニードル部材の進退移動により上記クリップ爪を開閉動作させる駒部材からなる開口機構により行うので、別途の糸把持構造を必要とせず、一層爪開閉動作を容易に行うことができると共に構造を簡素化することができる。
【0023】
又、請求項2又は記載の発明にあっては、上記糸把持部に上記ニードル部材の板厚方向に自己弾性により閉動作可能な片持状態のクリップ爪を切欠形成し、クリップ爪の切欠形成により生ずる糸把持部の残余部分を糸挟持部として構成しているので、クリップ爪を糸把持部の板厚内に収めることができ、糸把持部の厚さ及び幅を小さくすることができ、一層小型化を図ることができ、又、請求項5記載の発明にあっては、上記クリップ爪により把持された糸を上記ニードル部材の移動と協働してクリップ爪から釈放させる糸釈放機構を備えているから、クリップ爪から糸を円滑に釈放させることができ、一層作業性を高めることができる。
【0024】
以上、所期の目的を充分達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の全体斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態例の糸把持部の部分拡大斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態例の糸把持部の平面図である。
【図4】本発明の実施の形態例の糸把持部の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態例の爪開口機構の斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態例の駒部材の斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態例の爪開口機構の断面図である。
【図8】本発明の実施の形態例の作動状態の説明断面図である。
【図9】本発明の実施の形態例の作動状態の説明断面図である。
【図10】本発明の実施の形態例の作動状態の説明断面図である。
【図11】本発明の実施の形態例の爪開口機構の説明断面図である。
【図12】本発明の実施の形態例の爪開口機構の説明断面図である。
【図13】本発明の実施の形態例の糸釈放機構の説明断面図である。
【符号の説明】
R 糸
S 把持間隙
1 ニードル部材
2 糸把持部
5 クリップ爪
6 糸挟持部
8 爪開口機構
9 ガイド部材
10 ガイド溝
11 駒部材
13 糸釈放機構

Claims (5)

  1. ニードル部材の先端部に糸把持部が設けられ、該糸把持部によりニードル部材の移動と協働して糸を把持するに際し、上記ニードル部材は薄板状に形成され、該糸把持部に上記ニードル部材の板厚方向に自己弾性により閉動作可能なクリップ爪が設けられ、該クリップ爪の開口動作を該ニードル部材の先端部を進退案内可能なガイド溝をもつガイド部材並びに該ガイド部材に揺動自在に枢着されて該ニードル部材の進退移動により上記クリップ爪を開閉動作させる駒部材からなる開口機構により行うと共に該クリップ爪の自己弾性による閉動作で糸を把持することを特徴とする糸把持方法。
  2. 上記糸把持部に上記ニードル部材の板厚方向に自己弾性により閉動作可能な片持状態のクリップ爪を切欠形成し、該クリップ爪の切欠形成により生ずる糸把持部の残余部分を糸挟持部とし、該クリップ爪と該糸挟持部とにより糸を把持することを特徴とする請求項1記載の糸把持方法。
  3. 先端部に糸把持部をもつニードル部材と、該ニードル部材を移動させる移動機構とを備えてなり、上記ニードル部材は薄板状に形成され、上記糸把持部に該ニードル部材の板厚方向に自己弾性により閉動作して糸を把持可能なクリップ爪を設け、上記クリップ爪の開口動作を上記ニードル部材の進退移動によりなす爪開口機構を設け、該爪開口機構は上記ニードル部材の先端部を進退案内可能なガイド溝をもつガイド部材及び該ガイド部材に揺動自在に枢着され、該ニードル部材の進退移動により上記クリップ爪を開閉動作させる駒部材からなることを特徴とする糸把持装置。
  4. 上記糸把持部に上記ニードル部材の板厚方向に自己弾性により閉動作可能な片持状態のクリップ爪を切欠形成し、該クリップ爪の切欠形成により生ずる糸把持部の残余部分を糸挟持部として構成したことを特徴とする請求項3記載の糸把持装置。
  5. 上記クリップ爪により把持された糸を上記ニードル部材の移動と協働して該クリップ爪から釈放させる糸釈放機構を備えて構成したことを特徴とする請求項3又は4記載の糸把持装置。
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