JP3564230B2 - 車椅子の片手操作用かじ取りユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、片手操作用かじ取り機構を備えた車椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車椅子としては、例えば、半身不随の人のために片手で操作可能な機構を備えたものが提案されている。このような操作機構の例としては、片手で操作可能なレバーが車椅子の左右の一方の側に取付けられたものが知られている。このレバーを垂直に起立した初期位置から、前方に押し込むことにより、駆動輪である後輪に前進方向への回転力が伝わり、逆に、後方に引くことにより後輪に後退方向への回転力が伝わるようになっている。また、このレバーを左右に倒すことにより、レバーを傾けた方向に車椅子を進めることができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来において提案されている片手操作可能な車椅子は、それ専用の車椅子であり、予め、上記のような片手によってかじ取りを行なう機構や、片手によって後輪を回転駆動する機構が備わっている。このため、例えば、右半身が不自由な人は、左半身が不自由な人を対象として製作された片手操作用の車椅子を利用できない。逆の場合も同様である。
【0004】
また、一般的に普及している車椅子は下半身が不随な人を対象としたものであり、上記のような片手操作用の車椅子は生産台数が少なく、従って、製造価格も高く、購入して利用するには未だ適していない。
【0005】
さらに、上記のようにレバーを前後あるいは左右に倒して操作する形式のものでは、非力な人にとっては操作しづらく、特に、後ろに引く等の操作は困難な場合が多い。
【0006】
本発明の課題は、このような点に鑑みて、片手操作用ユニットを一般に普及している車椅子に着脱可能に取り付けることにより、片手操作用の車椅子として利用できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、片手操作によって車椅子を移動させるための駆動機構も備えた片手操作用かじ取りユニットに関するものであり、操舵輪と、この操舵輪を操舵するための操舵用レバーと、この操舵用レバーの動きを前記操舵輪に伝達する伝達機構と、前記操舵用レバーを操作することにより前記操舵輪を回転駆動させる操舵輪駆動機構とを基本構成要素としている。
【0008】
そして、前記伝達機構は、上端に前記操舵用レバーが取付けられ、下端には前記操舵輪が回転自在に取付けられたユニット枠と、このユニット枠を前記操舵輪の旋回中心の回りに旋回可能に支持している軸受けと、この軸受けを前記車椅子の構造枠に対して着脱可能な状態で取付け固定する固定具とを備えた構成となっている。
【0009】
また、前記操舵輪駆動機構は、前記操舵用レバーを前記ユニット枠の上端に対して、前記操舵輪の回転中心線に平行な中心線の回りに回転可能に支持している支軸と、前記操舵用レバーの回転を前記操舵輪に伝達する複数のプーリおよびこれらのプーリの間に架け渡したベルトとを備えた構成となっている。
【0010】
このように構成した本発明の片手操作用かじ取りユニットにおいては、操舵用レバーを旋回すれば、操舵輪を旋回させて、車椅子のかじ取りを行なうことができる。また、操舵用レバーを支軸を中心に回転させると、その回転力が操舵輪に駆動力として伝達される。この結果、車椅子を前進あるいは後退させることができる。
【0011】
ここで、この構成の片手操作用かじ取りユニットは、車椅子の左右の一方の側に取付けてもよいが、前側の中央に位置するように取り付けると、操舵用レバーが操作する人の体の中心に位置するので、それを操作しやすい。しかし、この位置に取り付けると、車椅子に乗り降りする場合に邪魔になってしまう。この点に鑑みて、本発明では、前記操舵輪駆動機構として、前記操舵用レバーによって回転する駆動側プーリ、前記ユニット枠の上下方向の中程の位置に取付けられた従動側プーリ、および、これらのプーリの間に架け渡したベルトを備えた上側伝達部と、前記従動側プーリに対して一体回転するように連結されたプーリ、前記操舵輪に対して一体回転するように連結されたプーリ、およびこれらのプーリの間に架け渡したベルトを備えた下側伝達部とを備えた構成とすると共に、前記ユニット枠を、前記従動側プーリおよび当該プーリに連結されたプーリを支持している支軸を中心として、当該支軸よりも上側の部分を旋回させて折り畳み可能としてある。この構成によれば、ユニット枠を折り畳めば、車椅子からの乗り降りが容易にできるという利点がある。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明を適用した車椅子の片手操作用かじ取りユニットを説明する。
【0013】
まず、図1を参照して、本発明の片手操作用かじ取りユニットを取付け可能な車椅子の概略構成を説明する。この図に示すように、車椅子1は、鋼製パイプから構成された構造枠2と、左右に回転自在に取付けられた一対の大径後輪3と、これらの前側の位置において左右に回転自在に取付けられた一対の小径前輪4とを備えている。後輪3には、操作輪5が取付けられており、これらを左右の手で握って進行方向に回すことにより、車椅子1を移動させることができる。
【0014】
ここで、構造枠2は、車椅子1の両側において前後方向に向けて水平に延びている上下一対の水平枠6、7と、上側の水平枠6に取り付けた肘掛け枠8と、下側の水平枠7の前端に取り付けた垂直枠8に取り付けた足掛け枠9、垂直枠8の上側部分と水平枠6の先端側を連結している連結枠11などの部分から構成されている。下側の水平枠7の先端には、前輪4の旋回中心を規定する軸受け10が取付けられている。
【0015】
図2には、上記のような一般的な車椅子1に対して着脱可能に取付けて使用可能な本発明を適用した片手操作用かじ取りユニットを示してある。片手操作用かじ取りユニット50は車椅子の駆動機構を備えたものである。すなわち、このユニット50は、基本的には、操舵輪51と、この操舵輪51を操舵するための操舵用レバー52と、この操舵用レバー52の動きを操舵輪51に伝達する伝達機構53を備えている。さらに、操舵用レバー51を操作することにより操舵輪52を回転駆動させる操舵輪駆動機構54も備えている。
【0016】
伝達機構53は、ユニット枠55を備え、このユニット枠55は、上側ユニット枠56と下側ユニット枠57から構成されている。上側ユニット枠56はその下端が支持されている支軸58を中心として前方に向けて想像線で示すように旋回可能となっている。通常は、固定ボルト53aによって上側ユニット枠56は下側ユニット57に固定されている。上側ユニット枠56の上端には支軸59を介して操舵用レバー52が当該支軸59を中心として回転可能に取付けられている。操舵用レバー52の先端には直交する方向に延びる握り52aが取付けられている。
【0017】
下側ユニット枠57の下端には車輪軸61が架け渡されており、この車輪軸61を中心として回転自在に操舵輪51が取付けられている。下側ユニット枠57は、その上端側の部分において軸受け62によって支持されて、操舵輪51の旋回中心線L1の回りに旋回可能となっている。この軸受け62は、後方に向けて水平に延びる連結バー63、この連結バー63が固着されている左右方向に延びる取付けバー64、およびこの取付けバー64の両端に着脱可能に取り付けたジョイント金具65、66からなる固定具によって、図1に示す車椅子1の左右の垂直枠8に着脱可能に固定できるようになっている。
【0018】
一方、操舵輪駆動機構54は、支軸59に回転自在に支持されていると共に操舵用レバー52によって当該支軸59を中心に回転する駆動側プーリ71と、上下のユニット枠56、57を連結している支軸58に回転自在に支持された従動側プーリ72と、これらのプーリ71、72の間に架け渡したベルト73を備えた上側伝達部を有している。また、従動側プーリ72と一体回転するように当該プーリ72に連結されたプーリ74と、操舵輪51と一体回転するように当該操舵輪51に連結したプーリ75と、これらのプーリ74、75の間に架け渡したベルト76を備えた下側伝達部を有している。
【0019】
このように構成した片手操作用かじ取りユニット50では、操舵用レバー52を旋回中心線L1の回りに旋回させれば、下端に操舵輪51が取付けられているユニット枠55を旋回中心線L1の回りに旋回させることができ、操舵輪51を操舵することができる。
【0020】
また、操舵用レバー52を支軸59の回りに回転させると、この回転が、ベルト・プーリからなる上側伝達部および下側伝達部を介して操舵輪51に伝わり、当該操舵輪51をその車輪軸61を中心に回転させる。従って、車椅子を前進あるいは後退させることができる。
【0021】
さらに、固定ナット53aを外せば、上側ユニット枠56は支軸58を中心として図4において想像線で示すように前側に旋回させて、下側ユニット枠57の側に折り畳むことができる。従って、車椅子の乗り降りに支障を来すこともないという利点がある。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の片手操作用かじ取りユニットは車椅子に対して着脱可能であるので、通常の車椅子を利用して半身不随の人も操作可能な車椅子を実現でき、便利である。また、操舵用レバーを旋回させることにより操作ができるので、従来のようなレバーを前後あるいは左右に倒すことによりかじ取りを行なう機構に比べて操作が簡単であるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の片手操作用かじ取りユニットを取付け可能な車椅子を示す概略側面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る片手操作用かじ取りユニットを示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 車椅子
2 構造枠
3 後輪
4 前輪
7 水平枠
8 垂直枠
11 連結枠
50 片手操作用かじ取りユニット
51 操舵輪
52 操舵レバー
53 伝達機構
54 駆動力伝達機構
55 ユニット枠
L1 操舵輪の旋回中心線

Claims (2)

  1. 車椅子に取付けられて片手で当該車椅子のかじ取りを行なうことのできる片手操作用かじ取りユニットであって、
    操舵輪と、この操舵輪を操舵するための操舵用レバーと、この操舵用レバーの動きを前記操舵輪に伝達する伝達機構と、前記操舵用レバーを操作することにより前記操舵輪を回転駆動させる操舵輪駆動機構とを有し、
    前記伝達機構は、上端に前記操舵用レバーが取付けられ、下端には前記操舵輪が回転自在に取付けられたユニット枠と、このユニット枠を前記操舵輪の旋回中心線の回りに旋回可能に支持している軸受けと、この軸受けを前記車椅子の構造枠に対して着脱可能な状態で取付け固定する固定具とを備えており、
    前記操舵輪駆動機構は、前記操舵用レバーを前記ユニット枠の上端に対して、前記操舵輪の回転中心線に平行な中心線の回りに回転可能に支持している支軸と、前記操舵用レバーの回転を前記操舵輪に伝達する複数のプーリおよびこれらのプーリの間に架け渡したベルトとを備えていることを特徴とする車椅子の片手操作用かじ取りユニット。
  2. 請求項1において、前記操舵輪駆動機構は、前記操舵用レバーによって回転する駆動側プーリ、前記ユニット枠の上下方向の中程の位置に取付けられた従動側プーリ、および、これらのプーリの間に架け渡したベルトを備えた上側伝達部と、前記従動側プーリに対して一体回転するように連結されたプーリ、前記操舵輪に対して一体回転するように連結されたプーリ、およびこれらのプーリの間に架け渡したベルトを備えた下側伝達部とを備えており、
    前記ユニット枠は、前記従動側プーリおよび当該プーリに連結されたプーリを支持している支軸を中心として、当該支軸よりも上側の部分を旋回させて折り畳むことが可能となっていることを特徴とする車椅子の片手操作用かじ取りユニット。
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