JP3564077B2 - 光制御フェーズドアレイアンテナの位相制御装置および光制御フェーズドアレイアンテナ・システム - Google Patents

光制御フェーズドアレイアンテナの位相制御装置および光制御フェーズドアレイアンテナ・システム Download PDF

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    • H01Q3/26Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture
    • H01Q3/2676Optically controlled phased array

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,衛星等に搭載する大型平面展開アクティブフェーズドアレイアンテナに対する給電に適した光制御フェーズドアレイアンテナの位相制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
情報通信の需要が急速に拡大しており,今後ますます衛星通信の重要性が増してくる状況にある。地上局の小型化や高速・広帯域の大容量通信に対応するため,衛星搭載アンテナも大型化の傾向にあり,これに適したものとして大型平面展開アクティブフェーズドアレイアンテナの利用が考えられている。
【0003】
このようなフェーズドアレイアンテナの特徴として,移相器による柔軟なビーム制御が可能であること,広角ビーム走査性があること,大口径化・高周波化に対し,移相器での鏡面精度の維持が容易であること,アクティブアレイ方式により高出力増幅器の分散が可能であるため,耐故障性,個々の増幅器の出力低減による効率向上を図ることができることなどが挙げられる。
【0004】
大型平面展開アクティブフェーズドアレイアンテナの問題点としては,給電系が導波管や同軸ケーブルで構成されるため,非常に大きな重量物となることである。この問題を解決するための方式として光給電方式が考えられており,給電系を光コンポーネント・光ファイバで構成することにより,小型軽量化の実現が図られている。
【0005】
これに関連する技術として,無線信号で変調された光波を,無線集配局とフェーズドアレイアンテナを有する無線基地局との間で伝送する無線信号伝送用光リンクにおいて,光波のままの信号処理で無線基地局のフェーズドアレイアンテナの制御を可能とする技術が提案されている(特開平9−215048号公報「無線信号伝送用光リンク」)。
【0006】
この無線信号伝送用光リンクでは,無線集配局から無線基地局へは,複数の波長を有する光信号を無線信号で変調し,この変調された複数の波長の光波に,各アンテナ素子の励振分布制御である遅延処理を光波のままで施す。この励振分布制御された光信号を電気信号に変換し,各放射器に信号を分配する。受信用は,無線基地局で受信した無線信号によって光波を変調して無線集配局へ伝送し,光波のまま信号処理し,入射器に与えられた励振分布を抽出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光制御フェーズドアレイアンテナ(例えば,特開平9−215048号公報)では,アレイアンテナの放射素子ごとの励振分布を与えるために,放射素子の個数だけ,光遅延路等で代表される光制御移相回路が必要であった。
【0008】
そのため,数百〜数万素子に及ぶ大規模なフェーズドアレイアンテナを構成する場合,その放射素子数分の移相回路群の大きさや重量が全システムに与える影響が無視できなくなる。特に,小型軽量・高信頼性が要求される衛星搭載の光制御フェーズドアレイアンテナでは,重量や容積が衛星の能力に大きな影響を与える。また,多数の高信頼部品が要求されるためにコスト高となる。
【0009】
さらに従来の技術では,光信号処理手段(位相制御回路等)がアンテナ直下に存在するために,衛星搭載アンテナのような宇宙空間に暴露された過酷な環境に耐えうる制御回路を構成することは困難を伴う。
【0010】
本発明は上記問題点の解決を図り,大規模なフェーズドアレイアンテナを構成する場合でも,位相制御のための回路数を削減し,アンテナシステム全体で位相制御回路の小型軽量化および簡素化を可能にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を関係するため,本発明の光フェーズドアレイアンテナの移相制御装置は,少なくとも制御対象となるアンテナ素子の制御単位数であるn1(n1≧2)個分の波長が多重化された光信号を入力し,入力した光信号を各波長ごとにn1本に分離する波長分波器と,前記光信号の位相をアンテナ素子の励振分布に応じて変化させるための移相量の異なる複数の移相器と,前記波長分波器の波長ごとの各出力を,各波長に応じて必要な移相量を割り当てるためにそれぞれ前記複数の移相器の一つに導く光スイッチマトリクスと,前記複数の移相器の出力を合成し,n1種類の波長が多重化された光信号を出力する光合成器とを備えることを特徴とする。
【0012】
以上のように,本発明では,例えば2種類の光遅延線光路によるNビット移相器に対して,各波長ごとに光スイッチマトリクスで経路を切り替えて移相量を割り当てる構成を採用する。したがって,各々の光遅延線は異なる波長で共用することができる。このため,従来技術に比べて波長多重数分の1だけ位相制御回路における移相器を削減できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0014】
図1は,本発明を用いた光制御フェーズドアレイアンテナ(送信系)の基本的構成を示す。図1では,特に1個のビーム(beam#1)を形成する回路の構成部分について示している。
【0015】
光源1は,λからλ676 までの676波長の光波を光ファイバ71に多重化して出力する。光変調器2は,676波長の光波について送信しようとする,無線周波数(RF)信号によって強度変調を行う。強度変調された光信号は,光ファイバ72により位相制御装置3に導かれる。
【0016】
位相制御装置3では,光ファイバ72を通して送られてきた光信号を,波長分波器31によってλからλ676 までの波長ごとに676本の光信号に分波する。光スイッチマトリクス32は,形成するビーム(beam#1)に応じた位相制御信号によって,676本の光信号の各々の経路を切り替えることにより,これらの光信号に,それぞれアンテナ素子の励振分布に応じて遅延(移相)を与えるための移相量が異なる16個のRF帯移相器33に導く。
【0017】
RF帯移相器33は,2(=16)種類の光遅延線光路による4ビット移相器によって構成され,例えば波長λ,λの光信号にはRF帯での位相差0ラジアンの位相変位を与え,波長λ,λ,λの光信号にはRF帯での位相差π/8ラジアンの位相変位を与え,…,波長λ,λ676 の光信号にはRF帯での位相差15π/8ラジアンの位相変位を与える。すなわち,光スイッチマトリクス32を介して,波長分波器31の出力する光信号を,RF帯移相器33に導くことにより,各々の光遅延線を異なる波長で共用する。以下では,位相制御を受けた波長については「λ 」というように「*」を付加して表記する。
【0018】
RF帯移相器33の出力は,光合成器34に入力されて合成され,1本の光ファイバ73に多重化されて出力される。これらの多重化された光信号は,光ファイバ73を通して波長分波器4に導かれ,ここで波長ごとに分波され,分波された光信号は,アンテナ素子の制御単位であるサブアレイごとに設けられている光電変換部(PD)5に出力される。
【0019】
1つのサブアレイユニット60は,26×26=676個のサブアレイから構成され,これらに付随する光電変換部5によって給電され励振される。
【0020】
特に,波長分波器31,光マトリクススイッチ32,RF帯移相器33,光合成器34を,一つのまとまった回路ユニットとして構成することにより,取り扱いが容易で大量生産にも適した位相制御装置3を構成することができる。
【0021】
図2は,本発明の実施の形態におけるアンテナアレイの構成例を示す。図1では,1個のビーム(beam#1)を形成する回路の構成部分について説明したが,以下で説明する光制御フェーズドアレイアンテナは,50ビームの指向性を制御するものとする。
【0022】
アンテナ素子は,マイクロストリップアンテナであり,図2(A)に示すように,9素子で1つのサブアレイ6を構成する。1つのサブアレイ6は,1本の光ファイバによって給電され,1ビームにつき1波長で,50ビームの給電のために50波長多重化された光信号によって給電される。
【0023】
サブアレイユニット60は,26×26=676個のサブアレイ6から構成され,各676波長多重化された50本の給電線によって制御される。
【0024】
アンテナパネル600の全体は,8×8=64個のサブアレイユニット60,すなわち674×64=43264個のサブアレイ6から構成され,各676波長多重化された64×50=3200本の給電線によって制御される。
【0025】
k番目のサブアレイ6−kに着目してみると,図2(B)に示すように,50ビームの各ビームごとに,beam#1として波長λ ,beam#2として波長λk+1 ,…,beam#50として波長λk+49 の光信号が割り当てられ,これらの波長の光信号が光合成器9−kによって合成され,光電変換部5−kによって電気信号に変換されてk番目のサブアレイ6−kを励振する。
【0026】
以上のように,1サブアレイユニット60には,1ビーム当り676波長多重で給電され,1ビームにつき1波長(全部で50ビーム50波長)が各サブアレイ6に割り当てられる。1サブアレイ6−k(1個の光電変換部5−k)には,50ビーム分の50波長で給電されるが,各ビーム信号間で波長の重複が起こらないように,給電する波長を1チャネルずつシフトする。
【0027】
図3は,本発明の実施の形態による光制御フェーズドアレイアンテナ(送信系)の衛星構体内に設置される部分の構成例を示す。
【0028】
各ビームbeam#1〜#50に対応して位相を制御するユニット10−i(i=1,2,…,50)が設けられる。1つのユニット10−iは,図1で説明した676波長の光波を出力する光源1と,各ビームに対応したRF信号によって強度変調を行う光変調器2と,図2で説明した64個のサブアレイユニット60に対応して光変調器2の出力光を64分配する分配器8と,それぞれ図1で説明した波長分波器31,光スイッチマトリクス32,RF帯移相器33,光合成器34を有する64組の位相制御装置3−j(j=1,2,…,64)からなる。なお,光源1は,各ビーム間で共用することもできる。
【0029】
位相制御装置3−jの出力光は,それぞれ1ビーム当り64本の光ファイバ73−iによって衛星構体内からアンテナパネル側へ送られる。全部で50ビーム分あるので,合計3200本の光ファイバが用いられることになる。1本の光ファイバには676波長の光信号が多重化されている。
【0030】
図4および図5は,本発明の実施の形態による光制御フェーズドアレイアンテナ(送信系)のアンテナパネル側の構成例を示す。図5は,図4の要部を拡大した図である。
【0031】
各676波長多重化された光信号が1ビーム当り64本の光ファイバ73−i(i=1,2,…,50)によってアンテナパネル側の波長分波器4へ供給される。波長分波器4は,図5に示すように,各beam#1〜#50ごとに64組の676波長分波器4−i(i=1,2,…,50)からなり,1つの分波器は1本の光ファイバについて676波長λ ,λ ,…,λ676 に分波した光信号を光合成器9へ送る。
【0032】
光合成器9は,図5に示すように,各サブアレイユニット60−j(j=1,2,…,64)ごとに676組の50波長光合成器9−j(j=1,2,…,64)からなり,1つの光合成器は,各676波長分波器4−iから送られた50波長の光信号を合成して,サブアレイユニット60−j内の一つのサブアレイ6に付随する光電変換部5に出力する。
【0033】
図6に従って,図4および図5に示す構成における波長の分配方法を説明する。各ビームに対応する波長分波器4−i(i=1,2,…,50)は,それぞれ64個の676波長分波器4−i−j(j=1,2,…,64)からなり,また,光合成器9−j(j=1,2,…,64)は,それぞれ676個の50波長光合成器9−j−k(k=1,2,…,676)からなる。
【0034】
今,1番目のビームbeam#1に着目して説明すると,ビームbeam#1は,64本の光ファイバ73−1によって波長分波器4−1に入力され,各光ファイバからの光信号は,それぞれ波長分波器4−1−1,…,4−1−64に入力される。波長分波器4−1−1によって分波された1番目の波長λ の光信号は,光合成器9−1−1に出力され,波長分波器4−1−1によって分波された2番目の波長λ の光信号は,光合成器9−1−2に出力され,同様に,k番目の波長λ (k=1,2,…,676)の光信号は,光合成器9−1−kに出力される。
【0035】
光合成器9−1−1には,波長分波器4−1−1によって分波されたビームbeam#1に関する波長λ の光信号と,波長分波器4−2−2によって分波されたビームbeam#2に関する波長λ の光信号と,同様に,波長分波器4−i−i(i=1,2,…,50)によって分波されたビームbeam#iに関する波長λ の光信号とが入力され,これらが光合成器9−1−1によって合成されて,その多重化された光信号がサブアレイユニット60−1の1番目のサブアレイ6−1−1に対する光電変換部5−1−1に入力される。
【0036】
サブアレイユニット60−1の2番目のサブアレイ6−1−2に対する光電変換部5−1−2には,光合成器9−1−2を通して,ビームbeam#1に関する波長λ の光信号と,ビームbeam#2に関する波長λ の光信号と,同様にビームbeam#iに関する波長λi+1 の光信号とが合成されて入力されることになる。
【0037】
以上のように,光電変換部5−1−k(k=1,2,…,676)の入力端の波長の縦の並びλ λ …λ675 λ676 は,第1のビームbeam#1信号に対応しており,2番目の縦の並びλ λ …λ676 λ は,第2のビームbeam#2信号に対応している。このように波長を1チャネルずつシフトすることで,各ビーム信号間で波長の重複が起こらないようにする。
【0038】
もし,このような波長配分の調整を行わない場合には,光源1から得られる676波長で50ビームをコントロールしようとすると,676÷50=13.52で,十数個のサブアレイしかコントロールすることができないが,以上のような波長配分の調整を行うことにより,ビーム信号間での波長の重複を回避し,多くのサブアレイをコントロールすることが可能になる。
【0039】
図7は,本発明を用いた光制御フェーズドアレイアンテナ(受信系)の基本的構成を示す。図7では,図1と同様に1個のビーム(beam#1)についての受信系を形成する回路の構成部分について示している。
【0040】
送信系で説明したのと同様に,アンテナパネルを構成するサブアレイユニット60は,26×26=676個のサブアレイから構成される。これらで受信した信号は,低雑音増幅器11を介して増幅され,光変調器14における強度変調用信号として入力される。
【0041】
一方,光源12は,λからλ676 までの676波長の光波を光ファイバ17−1に多重化して出力する。この光波は,波長分波器13によりλからλ676 までの波長ごとに676本の光波に分波され,それぞれ光変調器14に入力される。光変調器14では,これらの光波をサブアレイユニット60で受信した信号により強度変調し,光合成器15へ送る。光合成器15は,676波長の変調された光信号を合成し,多重化された光信号を光ファイバ17−2へ送出する。
【0042】
光ファイバ17−2に出力された光信号は,衛星構体内部に設けられた位相制御装置3’に導かれる。位相制御装置3’の内部構成は,図1で説明した位相制御装置3と同様であり,波長分波器31’,光スイッチマトリクス32’,光遅延線によるRF帯移相器33’,光合成器34’からなる。
【0043】
波長分波器31’は,光ファイバ17−2を通して送られてきた光信号を,λからλ676 までの波長ごとに676本の光信号に分波する。光スイッチマトリクス32’は,受信したビーム(beam#1)に応じた位相制御信号によって,676本の光信号の各々の経路を切り替えることにより,これらの光信号の位相を,それぞれアンテナ素子の励振分布に応じて変化させるための移相量が異なる16個のRF帯移相器33’に導く。
【0044】
RF帯移相器33’によって位相制御を受けた各波長の光信号は,光合成器34’により合成され,光ファイバ17−3に多重化されて出力される。この多重化された光信号は,光電変換部(PD)16に導かれ,光信号を電気信号に変換することにより,受信したビームbeam#1のRF信号が抽出される。
【0045】
図7では,1個のビーム(beam#1)についての受信系の構成例を説明したが,これを,図2〜図6で説明した送信系の場合とまったく同様に,複数のサブアレイユニットについて,複数ビームの受信が可能な光制御フェーズドアレイアンテナに拡張することができることは説明するまでもない。
【0046】
【発明の効果】
本発明は,2種類の光遅延線光路によるNビット移相器に対して,各波長ごとに光スイッチで経路を切り替えて移相量を割り当てる構成を採用する。このような構成において,各々の光遅延線は異なる波長で共用できるために,従来技術に比べて波長多重数分の1だけ位相制御回路における移相器を削減することができる。また,1個または少数個の光スイッチ素子で全波長の制御を行えるために,制御信号線の引き回しが簡素化できる。
【0047】
また,1アンテナ素子に他と重複しない1波長(m個のビーム形成のときには重複しないm波長)を割り当てることにより,アンテナ直下に光信号処理手段(位相制御回路等)を置く必要はなくなり,制御回路をアンテナとは離れた場所に,少ない光給電線路数で配置することができる。衛星搭載を考える場合,制御回路を衛星構体内に配置できるために,装置の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いた光制御フェーズドアレイアンテナ(送信系)の基本的構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるアンテナアレイの構成例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態による光制御フェーズドアレイアンテナ(送信系)の衛星構体内に設置される部分の構成例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態による光制御フェーズドアレイアンテナ(送信系)のアンテナパネル側の構成例を示す図である。
【図5】図4の部分拡大図である。
【図6】波長の分配方法を説明する図である。
【図7】本発明を用いた光制御フェーズドアレイアンテナ(受信系)の基本的構成を示す図である。
【符号の説明】
1 光源
2 光変調器
3 位相制御装置
31 波長分波器
32 光スイッチマトリクス
33 RF帯移相器
34 光合成器
4 波長分波器
5 光電変換部
60 サブアレイユニット
71,72,73 光ファイバ

Claims (3)

  1. 光制御フェーズドアレイアンテナの制御に用いる位相制御装置であって,
    少なくとも制御対象となるアンテナ素子の制御単位数であるn1(n1≧2)個分の波長が多重化された光信号を入力し,入力した光信号を各波長ごとにn1本に分離する波長分波器と,
    前記光信号の位相をアンテナ素子の励振分布に応じて変化させるための移相量の異なる複数の移相器と,
    前記波長分波器の波長ごとの各出力を,各波長に応じて必要な移相量を割り当てるためにそれぞれ前記複数の移相器の一つに導く光スイッチマトリクスと,
    前記複数の移相器の出力を合成し,n1種類の波長が多重化された光信号を出力する光合成器とを備える
    ことを特徴とする光制御フェーズドアレイアンテナの位相制御装置。
  2. アンテナ素子のn1(n1≧2)個の制御単位からなるサブアレイユニットがn2(n2≧1)個設置されたアンテナ部を有する光制御フェーズドアレイアンテナ・システムであって,
    少なくともn1種類の波長の多重化された光波を出力する1または複数の光源と,
    m1(m1≧1)種類の送信する信号によって前記n1種類の波長の光波を変調するm2(m2≧m1)個の光変調器と,
    前記m2個の光変調器の出力光をn2個に分配するm2個の分配器と,
    前記m2個の各分配器の各出力をそれぞれ入力するm2×n2個の請求項1記載の光制御フェーズドアレイアンテナの位相制御装置と,
    前記m2×n2個の光制御フェーズドアレイアンテナの位相制御装置の出力するそれぞれn1種類の波長が多重化された光信号を伝送するm2×n2本の光伝送路と,
    前記m2×n2本の光伝送路を介して供給される光信号をそれぞれの波長ごとにn1種類に分波するm2×n2個の分波器と,
    前記m2×n2個の分波器の出力する光信号のうち前記m2個の光変調器の出力に対応する各々波長が異なるm2種類の光信号を合成し,前記n2個のサブアレイユニットの前記n1個の制御単位の各々に,それぞれ合成した光信号を供給するn1×n2個の光合成器とを備える
    ことを特徴とする光制御フェーズドアレイアンテナ・システム。
  3. 前記m2×n2個の分波器と前記n1×n2個の光合成器とによって,前記m1種類の送信する信号間で波長の重複が起こらないように,波長配分の調整を行い,前記アンテナ素子の制御単位の各々には,制御単位間で波長が周期的にシフトされた光信号が供給されるようにした
    ことを特徴とする請求項2記載の光制御フェーズドアレイアンテナ・システム。
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