JP2003526969A - フェイズドアレイアンテナビーム形成器 - Google Patents

フェイズドアレイアンテナビーム形成器

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JP2003526969A
JP2003526969A JP2001519526A JP2001519526A JP2003526969A JP 2003526969 A JP2003526969 A JP 2003526969A JP 2001519526 A JP2001519526 A JP 2001519526A JP 2001519526 A JP2001519526 A JP 2001519526A JP 2003526969 A JP2003526969 A JP 2003526969A
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ステファンズ,ロナルド,アール.
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HRL Laboratories LLC
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/26Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture
    • H01Q3/2676Optically controlled phased array

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  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、フェイズドアレイアンテナビーム形成方法および装置に関するものである。入力される電気波頭はアンテナによって受信される。レーザ光は、合成された光波面ビームを供給するように振幅変調される。この合成された光波面は、光波長によって入力される電気波頭と混合され、粗い走査角度に形成された結果として生じる光波形を供給する。この結果として生じる光波形は、所定の遅延線に送信され、結果として生じる光波面の主ローブに対応する電気出力を所定の遅延線から供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フェイズドアレイアンテナの分野、より詳細にはアンテナビーム形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フェイズドアレイアンテナシステムは、レーダ、電子戦争および高データ速度
通信の用途に幅広く使用されている。従来のマルチビームフェイズドアレイアン
テナシステム20の一部は図1に示されている。このアンテナシステムは、アレ
イ面24に沿って配置された複数の放射器22を含む。この放射器アレイは、一
般的にはサブアレイに分割される。例えば、このアレイは、各々256の放射器
を含む4つのサブアレイに分割される1024個の放射器を含んでもよい。用語
「放射器」は、アンテナシステムの送信機および受信機の両方の態様を示すため
に使用される。簡単にするために、図1は、これらのサブアレイの中の1つの単
一の16の要素行を示す。各行では、各放射器22は、電力増幅器28によって
それぞれのマルチプレクサ30に結合されている。各放射ビームは、各々がマル
チプレクサ30のそれぞれに結合する二次伝送線36に分岐した一次伝送線34
を有する異なるマニホールド32と関連している。プログラマブル遅延線38は
、一次伝送線34に挿入され、フィルタ40および調整可能電気移相器42は、
各々二次伝送線36に挿入される。図示を明瞭にするために、各一次伝送線は、
そのそれぞれのアンテナビーム番号のラベルが付けられている。
【0003】 フェイズドアレイアンテナの動作は、粗いビームポインティング方法および細
かいビームポインティング方法に分割できる。粗いビームポインティング方法で
は、適切な時間遅延は、プログラミングされ、4つのサブアレイの各ビーム#1
遅延線になる。これらの時間遅延は、アンテナアレイにわたる選択された粗い同
位相波面(例えば、粗い同位相波面44)を発生するので、#1アンテナビーム
は、この粗い同位相波面に直角に放射される。細かいビームポインティング方法
では、適切な移相は、ビーム#1のマニホールドに関連した移相器42によって
選択される。これらの移相は、粗い同位相波面を修正し、アンテナアレイにわた
る細かい同位相波面(例えば、細かい同位相波面46)を発生するので、#1の
アンテナビームは、この同位相波面に直角に放射される。この動作方法は、他の
ビーム、すなわちビーム#2、#3および#4の各々に対して繰り返される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、データ(例えばパルス)が放射信号に配置された場合、信号ス
ペクトルが広くされる。これは、望ましくないビーム広がりの増加をもたらし得
る。広いバンド幅信号を広げるこの望ましくないビームは、一般的には「ビーム
スキント」と呼ばれる。図1のアンテナ20では、遅延線38は、適切な時間遅
延を挿入し、粗い波面44を形成する。各放射されたビームは、好ましくは、公
称のビーム角度に粗く向けられ、次に公称の角度の周りに細かくに向けられる。
粗い指向は、ビームスキントを誘起せず、細かい指向はビームスキントを誘起す
る。したがって、低い値のビームスキントを有するアンテナビームを発生するフ
ェイズドアレイ構造を有することは有利であると分かる。
【0005】 従来のアンテナよりも少ないビームスキントを有する広帯域フェイズドアレイ
アンテナシステムのために提供する1つの方式は、ここに参照して組み込まれる
名称が「広帯域フェイズドアレイアンテナおよび方法」である米国特許第5,8
61,845号(以下、‘845特許)に詳述されている。このようなアンテナ
は、選択可能走査角度にビームスキントを全く有しない。ビームスキントは、走
査角度が走査信号の周波数に応じて変えられるときに増加するが、この増加は、
基準時間遅延差の数を増加させることによって制御される。従来のフェイズドア
レイアンテナとは著しく違って、‘845特許に詳述された種類のアンテナは、
アレイ面のパッケージングの複雑さが著しく減少され、従来のフェイズドアレイ
アンテナより優れた改良であるとみなされる。
【0006】 ‘845アンテナシステムをより詳細に精査する際に、アンテナシステムは、
電子信号発生器と、基準および走査マニホールドと、放射モジュールとを含む。
送信モードでは、この信号発生器は、可変周波数走査信号および基準信号を発生
し、基準信号の周波数は、実質的に走査信号および動作信号の周波数の和および
差の中の選択された和および差である。基準マニホールドは、基準信号を受信し
、基準時間遅延差の選択可能な基準時間遅延差だけ段々に時間遅延される基準信
号サンプルに分割する。走査マニホールドは、走査信号を受信し、走査時間遅延
差だけ段々に時間遅延される走査信号サンプルに分割する。放射モジュールの各
々は、混合装置と、電磁放射器と、フィルタとを含む。混合装置は、基準信号サ
ンプルのそれぞれおよび走査信号サンプルのそれぞれを受信し、混合する。この
フィルタは、混合装置を放射器に結合し、作動信号を通過させるように構成され
る。したがって、アンテナビームは、選択可能な走査角にこのアレイから放射さ
れ、走査角の各々は走査信号の周波数に応じて変化する。
【0007】 受信モードでは、放射器によって受信された動作信号は、ミキサに入り、光検
出器によって発生された走査信号に対する基準信号に変換される。変換された基
準信号は、次に光信号発生器で光キャリア信号上に置かれ、プログラマブル遅延
線を介して送られる。遅延された信号は、次に光検出器で検出され、共同フィー
ドで結合され、フィード出力にコヒーレントベクトル和を発生する。入力される
動作信号を受信する場合、遅延線は、基準マニホールドの送信動作における場合
と同様にプログラミングされる。しかしながら、それに反して、この遅延線は、
共役マニホールドを形成するようにプログラミングされる(例えば、このマニホ
ールドが送信ビーム角を有する送信ビームを発生するようにプログラミングされ
る場合、このマニホールドは、その後、送信ビーム角の共役である受信ビーム角
を有する受信マニホールドを形成するようにプログラミングされる)。
【0008】 図2を参照すると、‘845特許の発明の受信機インプリメンテーションが示
されている。‘845特許に示されている走査マニホールドは、局部発振器波面
Ssを発生する。この波面は、線路毎に光検出され、次にサブシステム50(ア
ンテナバックプレーンにある)によって線路毎に入力される波面S0と混合され
、周波数Srを有するIF波面を発生する。線路において、スイッチドプログラ
マブル遅延線52は、次にSr波面を垂直な伝搬54に傾斜させ、このビームは
、光検出され、電気的にベクトル加算される。遅延線、フォトダイオード、およ
び共同フィードは、‘845特許の図4Eに示された基準マニホールドに対応す
る。この1次元(1D)設計の場合、Srの出力へのS0の入力ビームに対する
信号経路は、単一電気対光対電気(EOE)変換を行う。図2のシステムは、走
査エンジンとして規定し、図3に示される。
【0009】 図4を参照すると、‘845特許の教示を利用する2次元(2D)受信機ビー
ム形成器設計は、図3の走査エンジンを直交平面に積層することによって行うこ
とができる。アンテナアレイの各行は、走査エンジンによってベクトル加算され
、次に行出力は垂直(列)方向に単一走査エンジンによってベクトル加算される
。それ自体、次に、2つのEOE変換は、信号経路で必要とされ、多数の成分は
アンテナバックプレーンで必要とされる。
【0010】 ‘845特許に詳述されるようなフェイズドアレイアンテナシステムは、従来
のアンテナよりも小さいビームスキントを有する広帯域フェイズドアレイアンテ
ナシステムのために設けているが、しかしながら、なお従来のアンテナよりも小
さいビームスキントを有する広帯域フェイズドアレイアンテナシステムに対する
要求だけでなく、あまりわずらわしくないインプリメンテーションを有する受信
システムを使用する広帯域フェイズドアレイアンテナシステムに対する要求もま
たなお存在し、最少EOE変換ステップを必要とし、アンテナプラットホームに
必要とされるビーム形成成分を最少にする。以下に記載されている本発明は、こ
のようなアンテナシステムを提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、入力される電気波面はアンテナによって受信される。レーザ
光は、合成された光波面ビームを供給するように振幅変調される。この合成され
た光波面は、光変調によって入力される電気波面と混合され、粗い走査角に傾斜
された結果として生じる光波面を供給する。この結果として生じる光波形は、所
定の遅延線に送信され、結果として生じる光波形の主ローブに対応する電気出力
を所定の遅延線から供給する。
【0012】 本発明の他の態様では、マルチビームのマルチポートフェイズドアレイビーム
を形成する方法が提供される。入力される電気波面はアンテナによって受信され
る。複数のレーザ光は、複数の合成された光波面ビームを供給するように振幅変
調される。複数の合成された光波面は、光変調によって入力される電気波面と混
合され、それぞれの粗い走査角に傾斜された複数の結果として生じる光波形を供
給する。複数の結果として生じる光波形は、所定の遅延線に送信され、複数の結
果として生じる光波形のそれぞれの光波形の主ローブに対応する電気出力を所定
の遅延線から供給する。
【0013】 本発明の他の態様では、可変周波数を必要とするマルチビームのマルチポート
フェイズドアレイアンテナビームを形成する方法が提供される。入力される電気
波面は、アンテナによって受信される。複数のレーザ光は、複数の可変周波数の
合成された光波面ビームを供給するように可変周波数振幅変調される。複数の可
変周波数の合成された光波面は、光変調によって入力される電気波面と混合され
、それぞれの粗い走査角に傾斜された複数の結果として生じる光波形を供給する
。複数の結果として生じる光波形は、所定の遅延線に送信され、複数の結果とし
て生じる光波形のそれぞれの光波形の主ローブに対応する電気出力を所定の遅延
線から供給する。
【0014】 より詳細には、受信モードでは、本発明は、光ファイバ内の振幅変調レーザ光
によってアンテナ素子に伝達される2D位相波面を合成する。この合成された波
面は、次に各アンテナ素子にある光変調器によって入力される波面と混合される
。この混合方法は、結果として生じる波面を粗い走査角に傾斜させる細かい位相
走査を生じる。波長分割多重化(WDM)は、光検出器あるいは光検出器アレイ
の信号の最終加算に対する適切な遅延線を選択するために使用される。多重ビー
ム動作もWDMによって可能にされるので、光検出器の遅延線選択および多重ビ
ーム分離の両方はレーザ波長を切り替えることによって単に行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図5を参照すると、本発明の実施例の概略ブロック図概略が示されている。周
波数f0の波面60は、アンテナアレイ62を受信するために入力される。波面
60は、検出され、次に所定の角度θで一組のフィード線64を下方へ進行する
、すなわち、同位相波面全ては角度θで一列に並ぶ。
【0016】 アナログあるいはデジタルビーム形成回路68は、局部発振器波面66を発生
する。局部発振器波面66は、入力される角度が+θである場合に−θ、あるい
は−θ+/−Γ(ここで、Γは後述される遅延線の1つの角度である)のいずれ
かである角度に傾斜される。局部発振器波面66は、フィード線70の方へ進行
する。
【0017】 波面60および局部発振器波面66は、ミキサ72で互いに交差し、局部発振
器波面と入力される波面との線路毎の混合が生じる。このような混合は、(1)
0周波数をIF周波数にアップ変換あるいはダウン変換し、(2)結果として
生じるIF波面74を遅延線の中の1つの角度の中の選択された角度に傾斜させ
る。
【0018】 IF波面74は、遅延線76a、76b、76cの下方へ進行し、遅延線のセ
ットの1つに対して進行の方に垂直である。次に、遅延線を下降させる如何なる
ものであっても、次に自動的にベクトル加算する各端には等しい線路フィード7
8a、78b、78cがある。進行の方向に垂直である遅延線は完全にベクトル
加算される。この遅延線の出力は、受信ビーム60の主ローブのピークに対応す
るので、最大信号、信号対雑音比、スプリアスなしの動的レンジをもたらす。
【0019】 上記の方法をより詳細に再び説明すれば、遅延線76a、76b、76cは、
位相角±Γおよびブロードサイド(ゼロ)の「ネットワーク交換」遅延線である
。角度θで入力される波面は、線路毎にLO波面66と混合され、結果として生
じるIF波面を最も接近している遅延線角度に傾斜するので、このビームスキン
トは最小にされる。ポート位相角度+Γ、ブロードサイド、および−Γのそれぞ
れに対応する3つの可能なIF傾斜角度が示されている。位相角度+Γのポート
Aが選択されると仮定する。一旦波面がポートAの遅延線76aにあると、線路
間の長さの差は、その伝搬の方向に垂直であるように波面Aを傾斜させる。この
端部の等しい長さ(共同)加算フィード78aは、線路信号をベクトル加算し、
1つに信号にし、この出力は、ビームの主ローブのピークに対応する。ポートB
およびCでは、波面Aは、その進行方向に垂直ではないので、このビームは共同
フィード78b、78cによって完全に加算されなく、この出力は、主ローブお
よび非常に低い信号レベルからの単位が角度のビームオフセットの一部に対応す
る。同様に、BおよびCに傾斜されたIFビームは、相応してポートBおよびC
のそれぞれでベクトル加算する。
【0020】 結果として生じるビームスキントは、‘845特許に示された理論と同じであ
る。図6は、スキントが走査角度とともにどのように変化するかを示しており、
走査角度がポート角度に等しく(細かい走査は全く必要ない)、ポート角度から
離れた所に移動する時に増加する(より細かい走査が必要である)場合、このス
キントはゼロである。
【0021】 IF波面を傾斜させることにより、様々な遅延線ポートでのビームの加算を生
じるかをより良く示すために、図5のシステムは、信号線路の全アレイは回路の
内外で切り替えられる「ネットワーク交換」遅延線を使用する。このようなネッ
トワークの例は、ロットマンレンズであり、このファイバロットマンレンズは、
‘845特許で参照されている。それとは別に、「インライン交換」遅延線も、
同じ機能を実行するために使用されてもよい。この種の例は、ニュージャージー
州のメンデハム市のSciTech出版社によって1998年に出版されたGe
orge W.Stimson著の「飛行中のレーダの入門」(第2版)の第5
13ページに記載されているように2元光ファイバ遅延線である。この後者の場
合、インラインスイッチの適切な選択は、単一セットの線路の進行方向に垂直で
あるように波面を傾斜させる各線路間の長さの差あるいは時間遅延を生じる。共
同フィードは、主ローブ上に中心がある完全なベクトル加算およびビーム出力を
もたらす。これらの遅延線タイプの両方は‘845特許で検討されている。
【0022】 図7および図8を纏めて参照すると、図7には、本発明の2×2フェイズドア
レイアンテナシステム実施例に対する2Dの2ビームの4線路の2ポートシステ
ムが示されているのに対して、図8には、図7の入力から出力への対応する個別
のファイバ経路の一つが示されている。図7では、構成要素配置の2Dアレイ特
性は、破線の平行四辺形によって強調される。波長λA1およびλB1のビーム
1のレーザ80、ならびに、波長λA2およびλB2のビーム2のレーザ82、
例えば、パナソニック50mW、1550nmモデルLNFE03YBレーザは
、どの遅延線(遅延ポートAあるいは遅延ポートB)が使用されるべきであるか
に応じて付勢される。このレーザは、JSDフィテル光学機械的スイッチタイプ
SW1:Nのような光スイッチ84、86によって切り替えることができるか、
あるいは一方、2×1光学結合器によって共通ファイバラインに接続され、次に
電気的にオンオフされる。各ビームに対してオンであるどちらのレーザも、次に
各ファイバ92、例えば、藤倉タイプSM‐15‐P‐8/125‐UV/UV
‐400PMファイバを有する1×4光分割器88、90、例えばカナディアン
インストルメンテーション・リサーチリミテッドタイプ904Pカプラによって
分割され、次に電気光学変調器94、95、最高18Ghzまでの1550nm
動作の場合の例えば、ユニフェーズ・テレコミニケーションプロダクトのMac
h‐Zender変調器タイプMZ‐150‐180‐T‐1‐1‐B変調器に
送る。同調局部発振器96、98は、振幅(強度)変調によってfLO1およびfL O2 のそれぞれの同調局部発振器信号を印加する。いかなるアナログ手段あるいは
デジタル手段も、ビーム1および2に対するLO波面を形成するこれらの同調信
号を発生するために使用されてもよい。図7は、各ビームおよびポートに対する
単一レーザは外部で変調されると仮定する。当業者は、特に強度変調光を発生す
る他の方法がダイオードレーザの直接変調によるものであると分かる。このよう
な場合、同調LO信号は、LO変調器がある場所にあるレーザに直接印加される
。全ファイバは単一モード偏光保持(PM)タイプである。各ビームからのファ
イバは、1×2PM光コンバイナ/カプラ100、例えばカナディアンインスト
ルメンテーション・リサーチリミテッドタイプ904Pカプラによって一緒に結
合される。ビーム1および2に対するLO波面に対するファイバ102の結果と
して生じる単一2×2アレイは、次にアンテナアレイ106からの信号を受信す
る変調器104のアレイに移る。
【0023】 変調器アレイ104で、光変調器108、例えば、最高18Ghzまでの15
50nm動作の場合のユニフェーズ・テレコミニケーションプロダクトのMac
h‐Zender変調器タイプMZ‐150‐180‐T‐1‐1‐BのLO変
調器は、各アンテナ素子106からの入力される信号によって、各ファイバのL
O波面信号を線路毎に乗算する。アンテナ信号は、光変調器の電気ポートに印加
され、光LO信号はファイバ入力に印加される。乗算方法は、混合に等しい、和
および差の積を発生する。この混合は、周波数f0の入力される波動を使用して
光変調器で位相を含んだLO信号を振幅変調することによって各アンテナ素子で
行われる。変調方法は、この信号を乗算し、2つの混合積をもたらす。LOの位
相は、入力される波面位相に加算されるかあるいは入力される波面位相から減算
されるかのいずれかである。ここで、この位相は、各アンテナ素子に対して異な
り、素子毎の線形位相変動は、波面角度を決定することである。結果として生じ
るfIF=f0±fL0のIF周波数波面はいかなる角度にも傾斜できる。和の周波
数は、通常光検出器110およびフィルタ122によって下流にフィルタリング
出力されるので、周波数ダウン変換だけが行われる。
【0024】 この光学/マイクロ波混合方法は、一般的には「フォトニックダウン変換」と
呼ばれ、フォトニックダウン変換のいろいろの論文、例えば、(1)G.K.G
epalakrishnan、W.K.Bums、およびC.H.Bulmer
著の「LiNbO3変調器のマイクロ波‐光学混合」(IEEE Transa
ctions on Microwave Theory and Techn
iques、Vol.41、NO.12、December 1993)、(2
)R.T.LoganおよびE.Gertel著の「ミリ波のフォトニックダウ
ン変換:理論およびデモンストレーション」(Proceedings of
SPIEConference on Optical Technology
for Microwave Applications VII,San
Diego,CA,July9〜14、1995)に詳述されている。本願の図
9は、本願の図7のフォトニックダウン変換光変調器108の1つにより実現さ
れた方法を示す。この変換を用いる主要結果は、M=1の変調指数の場合、この
方法を示すダウン変換ファイバリンクの挿入損失が、ダウン変換なしに同じフォ
トニックリンク挿入損失よりも6dBだけ悪いということである。信号が光検出
後電気領域でダウン変換される場合、信号は一般的にはダウン変換ステップ当た
り少なくとも6dBの損失を被る。したがって、光学方法の一部としてダウン変
換を含むことは、等しい電気処理と同様に有効であり得るが、アンテナの部品数
を減少させる。これが電気領域で行われる場合、2つ以上のダウン変換ステップ
を頻繁に行う必要があるのに対して、光学的に行われる場合、ダウン変換は1ス
テップで行うことができる。その結果、フォトニック方式に対する全損失はより
少ないものであり得る。
【0025】 図7に戻って参照すると、ダウン変換変調器108を通過後、信号は、ポート
選択波長分割マルチプレクサ(WDM)112によって適切な遅延線のセットに
向けられる。これらのポート選択WDMは、それぞれのポートAおよびポートB
に対して、出力パスバンドλA1+λA2およびλB1+λB2を有する。遅延
線114a、114bを通過し、伝搬の方向に垂直に傾斜されたこの遅延線のI
F波面を有した後、この信号は、ビーム選択WDM116およびビーム選択WD
M118で出会う。WDM116は、出力パスバンドλA1+λA2を有する。
WDM118は、出力パスλB1+λB2を有する。ポートおよびビーム選択W
DMのこの配置は、適切な遅延線を通って適当なセットの光検出器110に単に
システム入力でレーザ80、82を切り替えることにより、ビーム信号を向ける
。適切な位置に経路指定した後、それぞれのビームは、光検出器110によって
光検出され、次に等しい長さの共同フィード120で電気的に加算される。フィ
ルタリングは、次にフィルタ122によって実行され、好ましくない混合積を取
り除く(通常、和f0+fL0を取り除く)。WDMの例は、フォトニックス・イ
ンテグレーションリサーチ社のタイプAWG(いろいろの選択可能な波長レンジ
および間隔を有する)を含む。
【0026】 図7に示されたファイバおよび電気線路の全ては、AおよびBの実際の遅延線
を除いて同じ長さを有する。これは、ダウン変換されたIF信号がこのシステム
を通過するとき、LO、RFアンテナ入力およびダウン変換されたIF信号の相
対マイクロ波位相を保持するために必要である。遅延線においてだけ一方の線路
と他方の線路の差が異なり、これらの差△Lは、下記によって決定される。
【0027】 △L=(△xv/c)sinθcoarse ここで、△x=アンテナ素子間隔 v=光ファイバにおける光の速度 c=真空における光の速度 θcoarse=粗い走査角 これは、fL0およびマイクロ波波長と無関係である。
【0028】 さらに、ダウン変換変調器108後の信号経路において、光ファイバは、もは
やPMである必要がない(変調器が光がファイバを下方に進行するときに保持し
なければならない所定の偏光の入力を必要とするために、光ファイバはPMであ
った)ことに注目すべきである。この光ファイバは、通常の単一モードファイバ
、例えば、コーニングモデルSMF‐28ファイバであってもよい。
【0029】 さらに、1×NのWDMの挿入損失が、最新の技術に対してN≧6の場合の1
×Nのスプリッタ/カプラーよりも小さいことにも注目すべきである。したがっ
て、このシステムが少数、すなわちN≦6のビームあるいはポートを有する場合
、より低い全システム損失は、図7のWDM112をスプリッタ/コンバイナと
交換することによって得ることができる。これは、信号をシステムを通過させる
ことにおいて成功するのに必要とされる波長数を減らすことにより、波長範囲も
簡略化することができる。ポートあるいはビームの数が最新のWDMに対して≧
6である場合、本発明の実施例はその最大の効果を奏する。
【0030】 図10を参照すると、同一の構成要素に同一の符合が付されている図7に示さ
れた実施例と同様な他の実施例がある。可変LO周波数方式が行われる場合、L
O変調器および光結合器の数を著しく減少させることができる。遅延線124は
、2DのLO波面が1DのLO同調信号発生器だけを使用して形成できるダウン
変換変調器108間でx方向に挿入される。N×Nアンテナアレイの場合、これ
は、N2からNへのLO変調器(および光結合器)の数を減少させ、著しいコス
ト削減をもたらす。しかしながら、1次元可変LO周波数fLO1発生器126お
よび1次元可変LO周波数fLO2発生器128が、図7の片方の2次元のLO発
生器96、98の代わりに使用される。さらに、光検出後の動的(同調可能)フ
ィルタ130が、図7のフィルタ22の代わりに使用され、結果として生じる変
数fIFを追跡する。本実施例では、ファイバ間のy(垂直)位相差△φyは、図
7の実施例の場合に2次元で発生された発生器と同様な1次元同調可変fLO発生
器126、128によって発生される。すなわち、セット94あるいはセット9
5の各変調器は、同じであるが変調器間の位相差△φy1あるいは△φy2を有す
るfLO1あるいはfLO2を受信する。しかしながら、本実施例では、必要とされる
x(水平)位相差△φxは、fLOを変えることによって生じ、次にこれらの信号
を遅延線124を通過させる。このx位相差は、△=2πfLOδlx/vとして
変化し、ここでは、δlxは、遅延線124の長さであり、vは光ファイバにお
ける光の速度である。したがって、fLOを変えることにより、△φxが変化し、
所定の△φxを発生するのに必要とされるfLOの変化を、δlxを増加させること
によってより小さくすることができる。このアンテナは、同調fLO発生器126
、128を使用して2次元で容易に走査される。最初に、x方向の走査は、所望
の△φxを得られるのに必要とされるfLOに発生器を同調させることによってセ
ットされる。次に、この固定fLOで、この発生器は、y方向に所望の走査角をも
たらすために△φyを調整する。
【0031】 δlxの大きさに関する実際的な制限がある。δlxがより大きくなるにつれて
、fLOの周波数安定性の要求は、走査角の変動が許容レベルに保持される場合、
より厳しくなる。したがって、δlxは、fLO周波数シンセサイザ126、12
8および任意のシステムビーム制御回路のようなシステム部品の安定性が過度の
ビーム走査角度変動を生じないように大きく選択される。したがって、ビームは
x方向に走査されるので、常に若干のfIFの変動がある必要がある。しかしなが
ら、fIFの変動は、動的(同調可能)フィルタ130の使用によって容易に補償
できる。さらに、一定のIFが所望される場合、fIF2への第2のダウン変換は
、フィルタ130後に付加されてもよい。この場合、周波数fLO2=fIF‐fIF
2=f0‐fLO‐fIF2の第2のLOは、一定fIF2を発生するようにfLOと同
時に変えられる。
【0032】 したがって、本発明によれば、アンテナシステムバックプレーンは次にアンテ
ナのRF領域で全く処理する必要がないので、受信モードで作動される場合、こ
のアンテナシステムバックプレーンを非常に簡単にする方法および装置が提供さ
れる。受信モードでは、2つのビーム形成器部品、すなわち光変調器およびファ
イバ遅延線だけが各アンテナ素子にある。これらの部品は、消費電力が低いか、
または、全く電力を消費しない低重量でコンパクトな装置である。このシステム
の残りは、電力および冷却のための必要条件が満たされる場合には、遠隔に配置
することが可能である。アンテナアレイおよび遠隔装置の両方の機械的および熱
的設計は、本発明の実施によって非常に簡単にされる。さらに、本発明は、2D
インプリメンテーションの場合の情報信号経路において、単一の電気対光対電気
(EOE)フォトニック変換ステップだけを使用する。前述された2次元の広帯
域フォトニックビーム形成器は、‘845特許で使用されているような直交プレ
ーンに積層される1次元エンジンを使用したために、2つのフォトニック変換ス
テップを必要とした。単一EOE変換ステップのみが必要とされることにより、
一般的にはシステム挿入損失および雑音指数で30dB以下の改良、および、‘
845特許で教示されたアーキテクチャに比べてスプリアス自由動的レンジで5
〜20dBの改良がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、従来技術のマルチビームフェイズドアレイアンテナシステムの一部を
示す。
【図2】 図2は、従来技術のマルチビームフェイズドアレイアンテナシステムの一部に
おける従来技術の受信機インプリメンテーションを示す。
【図3】 図3は、従来技術の走査エンジンの概略を示す。
【図4】 図4は、従来技術の2次元受信機ビーム形成器設計の概略を示す。
【図5】 図5は、本発明による実施例の概略ブロック図概略を示す。
【図6】 図6は、ビームスキントが本発明による走査角とともにどのように変化するか
を示すグラフである。
【図7】 図7は、本発明の2×2フェイズドアレイアンテナシステムに係る実施例にお
いて、2次元の2つのビーム、4つの線路、2つのポートシステムを示す。
【図8】 図8は、入力から出力への図7の対応する個別のファイバ経路の1つを示す。
【図9】 図9は、図7のフォトニックダウン変換光変調器の1つにより実行された方法
を示す。
【図10】 図10は、本発明の2×2フェイズドアレイアンテナシステムに係る実施例に
おいて、他の2次元の2つのビーム、4つの線路、2つのポートシステムを示す
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 ステファンズ,ロナルド,アール. アメリカ合衆国,91362 カリフォルニア 州,ウェストレイク ヴィレッジ,ウェス ト シエラ ドライヴ 3117 Fターム(参考) 5J021 AA05 AA06 CA06 DB02 DB03 EA04 FA05 FA14 FA15 FA16 FA17 FA20 FA26 FA29 FA30 FA32 GA02 HA05

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェイズドアレイアンテナビーム形成の方法であって、アン
    テナによって入力される電気波面を受信するステップと、レーザ光を振幅変調し
    、合成された光波面ビームを供給する振幅変調するステップと、光変調によって
    前記合成された光波面を前記入力される電気波面と混合するステップと、その結
    果として生じる光波形を所定の遅延線に送信し、前記所定の遅延線から前記結果
    として生じる光波形の主ローブに対応する電気出力を供給するステップとを含む
    ことを特徴とするフェイズドアレイアンテナビーム形成の方法。
  2. 【請求項2】 レーザ光を振幅変調するステップが、光レーザビームを供給
    するステップと、前記光レーザビームを振幅変調し、前記合成された光波面ビー
    ムを局部発振器信号として供給するステップとを含むことを特徴とする請求項1
    のフェイズドアレイアンテナビーム形成の方法。
  3. 【請求項3】 前記合成された光波面を前記入力される電気波面と混合する
    ステップが、前記局部発振器信号を前記入力される電気波面と乗算し、混合積差
    を有する結果として生じる光波面を供給するステップを含み、前記局部発振器信
    号の位相が、粗い走査角に傾斜された前記結果として生じる光波形を形成するよ
    うに、前記入力される電気波面の位相から減算されることを特徴とする請求項2
    のフェイズドアレイアンテナビーム形成の方法。
  4. 【請求項4】 前記結果として生じる光波面を所定の遅延線に送信するステ
    ップが、波長分割多重化することによって出力ポートに結合された前記所定の遅
    延線を選択し、前記結果として生じる光波形を、伝搬の方向に垂直に傾斜させる
    ステップと、前記結果として生じる光波形を光検出するステップとを含むことを
    特徴とする請求項3のフェイズドアレイアンテナビーム形成の方法。
  5. 【請求項5】 マルチビームのマルチポートフェイズドアレイアンテナビー
    ム形成の方法であって、アンテナによって入力される電気波面を受信するステッ
    プと、複数のレーザ光を振幅変調し、複数の合成された光波面ビームを供給する
    ステップと、光変調によって前記複数の合成された光波面の中の選択された光波
    面を、前記入力される電気波面と混合し、それぞれの粗い走査角に傾斜された選
    択された結果として生じる光波形を供給するステップと、選択された結果として
    生じる光波形を選択された所定の遅延線に送信し、前記選択された所定の遅延線
    からの電気出力を、前記複数の結果として生じる光波形の中の選択された光波形
    の主ローブに対応する複数のポートの中の選択ポートに供給するステップとを含
    むことを特徴とするマルチビームのマルチポートフェイズドアレイアンテナビー
    ム形成の方法。
  6. 【請求項6】 複数のレーザ光を振幅変調するステップが、複数の光レーザ
    ビームを供給するステップと、前記光レーザビームを振幅変調し、前記合成され
    た光波面ビームを局部発振器信号として供給するステップとを含むことを特徴と
    する請求項5のマルチビームのマルチポートフェイズドアレイアンテナビーム形
    成の方法。
  7. 【請求項7】 前記複数の合成された光波面を前記入力される電気波面と混
    合するステップが、前記局部発振器信号を前記入力される電気波面と乗算し、混
    合積差を有する結果として生じる光波形を供給するステップを含み、前記局部発
    振器信号の位相が、前記入力される電気波面の位相から減算され、それぞれの粗
    い走査角に傾斜された複数の結果として生じる光波形を形成することを特徴とす
    る請求項6のマルチビームのマルチポートフェイズドアレイアンテナビーム形成
    の方法。
  8. 【請求項8】 波長分割多重化によって前記結果として生じる光波形を所定
    の遅延線に送信し、電気出力を供給するステップが、波長分割多重化することに
    よって出力ポートに結合された前記所定の遅延線を選択し、前記結果として生じ
    る光波形を伝搬の方向に垂直に傾斜させるステップと、前記結果として生じる光
    波形を光検出するステップとを含むことを特徴とする請求項7のマルチビームの
    マルチポートフェイズドアレイアンテナビーム形成の方法。
  9. 【請求項9】 マルチビームのマルチポートフェイズドアレイアンテナビー
    ム形成の方法であって、アンテナによって入力される電気波面を受信するステッ
    プと、複数のレーザ光を可変周波数振幅変調し、複数の可変周波数の合成光波面
    ビームを供給するステップと、光変調によって前記複数の可変周波数の合成光波
    面の選択された合成光波面を、それぞれの粗い走査角に傾斜された、選択された
    結果として生じる光波形に対する前記入力される電気波面と混合するステップと
    、前記選択された結果として生じる光波形を選択された所定の遅延線に送信し、
    前記選択された所定の遅延線からの電気出力を前記複数の結果として生じる光波
    形の選択された光波形の主ローブに対応する複数の出力ポートの選択された出力
    ポートに供給するステップとを含むことを特徴とするマルチビームのマルチポー
    トフェイズドアレイアンテナビーム形成の方法。
  10. 【請求項10】 複数のレーザ光を可変周波数振幅変調するステップが、複
    数の光レーザビームを供給するステップと、前記光レーザビームを可変周波数振
    幅変調し、前記合成された光波面ビームを局部発振器信号として供給するステッ
    プとを含むことを特徴とする請求項9のマルチビームのマルチポートフェイズド
    アレイアンテナビーム形成の方法。
  11. 【請求項11】 前記複数の周波数の合成光波面を前記入力される電気波面
    と混合するステップが、第2の可変周波数局部発振器信号に対する第1の可変周
    波数局部発振器信号を遅延させるステップと、前記可変周波数の局部発振器信号
    の各々を前記入力される電気波面と乗算し、混合積差を有する結果として生じる
    光波形を供給するステップとを含み、前記局部発振器信号の位相が、前記入力さ
    れる電気波面の位相から減算され、それぞれの粗い走査角に傾斜された複数の結
    果として生じる光波形を形成することを特徴とする請求項10のマルチビームの
    マルチポートフェイズドアレイアンテナビーム形成の方法。
  12. 【請求項12】 波形分割多重化によって前記結果として生じる光波形を所
    定の遅延線に送信し、電気出力を供給するステップが、波長分割多重化すること
    によって出力ポートに結合された前記所定の遅延線を選択し、前記結果として生
    じる光波形を伝搬の方向に垂直に傾斜させるステップと、前記結果として生じる
    光波形を光検出するステップと、光検出信号を同調可能フィルタリングし、結果
    として生じる可変周波数電気出力を追跡するステップとを含むことを特徴とする
    請求項11のマルチビームのマルチポートフェイズドアレイアンテナビーム形成
    の方法。
  13. 【請求項13】 フェイズドアレイアンテナビーム形成器であって、入力さ
    れる電気波面を受信するアンテナと、合成された光波面ビームを供給する振幅変
    調レーザ光源と、前記アンテナおよび前記振幅変調レーザ光源に結合され、前記
    合成された光波面を前記入力される電気波面と混合し、粗い走査角に傾斜された
    結果として生じる光波形を供給する光変調器と、前記光変調器に結合され、かつ
    所定の遅延線を選択する手段を有し、前記結果として生じる光波形を前記所定の
    遅延線に送信し、前記結果として生じる光波形の主ローブに対応するベクトル和
    電気出力を前記所定の遅延線に供給する1つあるいはそれ以上の遅延線とを備え
    ていることを特徴とするフェイズドアレイアンテナビーム形成器。
  14. 【請求項14】 前記振幅変調レーザ光源が、光レーザビーム源と、前記光
    レーザビーム源からの光レーザビームに応じて、前記合成された光波面ビームを
    局部発振器信号として供給する振幅変調器とを含むことを特徴とする請求項13
    のフェイズドアレイアンテナビーム形成器。
  15. 【請求項15】 前記光変調器が、前記局部発振器信号を前記入力される電
    気波面と乗算し、入力される波面の位相から減算される前記局部発振器信号の位
    相を有し、粗い走査角に傾斜された前記結果として生じる光波形を形成する混合
    積差を有する結果として生じる光波形を供給することを特徴とする請求項14の
    フェイズドアレイアンテナビーム形成器。
  16. 【請求項16】 前記遅延線が、出力ポートに結合された前記所定の遅延線
    を選択し、前記結果として生じる光波形が伝搬の方向に垂直に傾斜できる波長分
    割マルチプレクサと、前記遅延線の各々に結合され、前記結果として生じる光波
    形を検出し、かつ前記結果として生じる光波形を示す電気出力信号を前記出力ポ
    ートから供給する光検出器とを含むことを特徴とする請求項15のフェイズドア
    レイアンテナビーム形成器。
  17. 【請求項17】 マルチビームのマルチポートフェイズドアレイアンテナビ
    ーム形成器であって、入力される電気波面を受信するアンテナと、複数の合成さ
    れた光波面ビームを供給する複数の振幅変調レーザ光源と、前記アンテナおよび
    複数の前記振幅変調レーザ光源に結合され、光変調によって前記複数の合成され
    た光波面の中の選択された光波面を前記入力される電気波面と混合し、粗い走査
    角に傾斜された選択された結果として生じる光波形を供給する光変調器と、前記
    光変調器と複数の出力ポートとの間に結合され、かつ所定の遅延線を選択する手
    段を有し、選択された前記結果として生じる光波形を送信し、前記複数の前記結
    果として生じる光波形の前記選択された光波形の主ローブに対応する電気出力を
    前記選択された所定の遅延線からの前記複数の出力ポートの選択されたポートに
    供給する1つあるいはそれ以上の遅延線とを備えていることを特徴とするマルチ
    ビームのマルチポートフェイズドアレイアンテナビーム形成器。
  18. 【請求項18】 前記複数の振幅変調レーザ光源が、複数の光レーザビーム
    源と、前記複数の光レーザビーム源の中の選択された光レーザビーム源を振幅変
    調器に結合するスイッチとを含み、前記振幅変調器が、選択された局部発振器信
    号として選択され、合成された光波面ビームを供給することを特徴とする請求項
    17のマルチビームのマルチポートフェイズドアレイアンテナビーム形成器。
  19. 【請求項19】 前記光変調器が、前記複数の合成された光波面の選択され
    た光波面を前記入力される電気波面と乗算し、前記入力される電気波面の位相か
    ら減算された前記選択された局部発振器信号の位相を有し、粗い走査角に傾斜さ
    れた前記結果として生じる光波形を形成する混合積差を有する結果として生じる
    光波形を供給することを特徴とする請求項18のマルチビームのマルチポートフ
    ェイズドアレイアンテナビーム形成器。
  20. 【請求項20】 前記選択された結果として生じる光波形を伝搬の方向に垂
    直に傾斜させるために、選択された出力ポートに結合された前記所定の遅延線を
    選択する波長分割マルチプレクサと、前記遅延線の各々に結合され、前記選択さ
    れた結果として生じる光波形を検出し、かつ前記結果として生じる光波形を示す
    電気出力信号を前記選択された出力ポートに供給する光検出器とを含むことを特
    徴とする請求項19のマルチビームのマルチポートフェイズドアレイアンテナビ
    ーム形成器。
  21. 【請求項21】 マルチビームのマルチポートのフェイズドアレイアンテナ
    ビーム形成器であって、入力される電気波面を受信するアンテナと、複数の可変
    周波数の合成された光波面ビームを供給する複数の可変周波数の振幅変調レーザ
    光源と、前記アンテナおよび前記複数の可変周波数の振幅変調レーザ光源に結合
    され、光変調によって前記複数の可変周波数の合成された光波面の中の選択され
    た光波面を前記入力される電気波面と混合し、それぞれの粗い走査角に傾斜され
    た選択された結果として生じる光波形を供給する光変調器と、前記光変調器と複
    数の出力ポートとの間に結合され、かつ所定の遅延線を選択する手段を有し、選
    択された前記結果として生じる光波形を送信し、前記複数の前記結果として生じ
    る光波形の前記選択された光波形の主ローブに対応する電気出力を前記選択され
    た所定の遅延線からの前記複数の出力ポートの選択されたポートに供給する1つ
    あるいはそれ以上の遅延線とを備えていることを特徴とするマルチビームのマル
    チポートのフェイズドアレイアンテナビーム形成器。
  22. 【請求項22】 前記複数の可変周波数の振幅変調レーザ光源が、複数の光
    レーザビーム源と、前記複数の光レーザビーム源の選択された光レーザビーム源
    を可変周波数振幅変調器に結合するスイッチとを含むことを特徴とする請求項2
    1のマルチビームのマルチポートのフェイズドアレイアンテナビーム形成器。
  23. 【請求項23】 第2の可変周波数局部発振器信号に対して第1の可変周波
    数局部発振器信号を遅延する第1の遅延線および第2の遅延線をさらに含み、か
    つ前記光変調器が、前記複数の合成された光波面の選択された光波面を前記入力
    される電気波面と乗算し、前記入力される電気波面の位相から減算された前記選
    択された局部発振器信号の位相を有し、粗い走査角に傾斜された前記結果として
    生じる光波形を形成する混合積差を有する結果として生じる光波形を供給するこ
    とを特徴とする請求項22のマルチビームのマルチポートのフェイズドアレイア
    ンテナビーム形成器。
  24. 【請求項24】 前記選択された結果として生じる光波形を伝搬の方向に垂
    直に傾斜させるために、選択された出力ポートに結合された前記所定の遅延線を
    選択する波長分割マルチプレクサと、前記遅延線の各々に結合され、前記選択さ
    れた結果として生じる光波形を検出し、かつ前記結果として生じる光波形を示す
    電気出力信号を前記選択された出力ポートに供給する光検出器と、前記光検出器
    の各々に結合され、光検出信号をフィルタリングし、結果として生じる可変周波
    数電気出力を追跡する調整可能電気フィルタとを含むことを特徴とする請求項2
    3のマルチビームのマルチポートフェイズドアレイアンテナビーム形成器。
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