JP3563623B2 - Ec防眩ミラーの駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両のインナーミラー、アウターミラー等に用いられるEC(エレクトロクロミック)防眩ミラーを駆動するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
EC防眩ミラーは、ミラー反射面の前面側にEC素子膜を配置し、該EC素子膜の着色量を変化させて反射率を制御することにより、夜間走行時等に後続車のヘッドライトに対し防眩効果が得られるようにしたものである。このような防眩効果を得るため、防眩ミラーは、後方向からの入射光量を検出して、後方光が明るい時は着色量を多くし(反射率を低下させる。)、後方光が暗い時は着色量を少なくする(消色する。すなわち、反射率を高くする。)ように制御される。
【0003】
また、人間の目が感じる眩しさは、常に周囲の明るさに対して感じるものであり、後方光のみに基づく制御では、人間の感覚に合わない。そこで、後方光のほか周囲光を検出して、両者の検出光量に応じて着色および消色制御するようにしている。すなわち、周囲光が明るい場合は、後方光があっても眩しさは感じにくいので、後方光の検出感度を落として、着色しにくくする。また、周囲光が暗い場合は、後方光に対して眩しさを感じやすいので、後方光の検出感度を高めて着色しやすくする。
【0004】
従来においては、周囲光量と後方光量を検出して、それらの組合せに応じてEC素子に印加する電圧値を演算で求めて着色量すなわち反射率を制御するようにしていた。ところが、このような方法では、周囲光量と後方光量の検出値を複合させて制御対象の制御量を演算して求めるための構成が必要となっていた。
【0005】
そこで、このような問題を解決して、周囲光量、後方光量ごとに個別の制御対象を制御して着色量を制御できるようにして、制御構成を簡素化できるようにしたEC防眩ミラーの駆動装置を、本出願人は先に特願平6−99291号(特開平7−281212号)で提案した。
【0006】
これは、“H”レベルの持続時間および“L”レベルの持続時間が個別に制御可能な発振手段を用意し、周囲光量に応じて発振手段から発生される発振信号の一方のレベルの持続時間を可変制御し、後方光量に応じて発振信号の他方のレベルの持続時間を可変制御し、該発振手段から発生される発振信号の“H”,“L”のレベルに応じて、駆動電圧の極性を切り換えてEC素子をパルス駆動することにより、該EC素子の着色量を制御するようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
EC素子の駆動電流は、図2に示すように、一方の極性から他方の極性に切り換わる瞬間に最も多く流れる。このため、前記パルス電圧による駆動方式では、図3に示すように、パルスのレベルが“H”,“L”に切り換わるたびに(例えば1秒間に100回以上)大きな電流が流れ、電力消費が大きくなる問題があった。
【0008】
また、前記パルス電圧による駆動方式では、周囲光と後方光の光量に応じて例えば図4に示すような着色領域、消色領域の特性(感度曲線)が得られる。この感度曲線は、発振回路中の抵抗値を変更することによって図5に点線で示すように一部変更することができるが、図6のように感度曲線を全体的に変える(平行移動する)には光センサの前面のフィルタの透過率を変更するしかなく、回路上の調整ではできなかった。
【0009】
この発明は、前記従来の技術における問題点を解決して、パルスの持続時間の制御により着色量の制御が可能で、しかも電力消費が小さく、さらには感度曲線の全体的な変更を回路上の調整で行うことができるEC防眩ミラーの駆動装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、EC素子によって反射率が可変に構成されたEC防眩ミラーの駆動装置であって、車両の周囲光量を検出する周囲光量検出手段と、車両の後方光量を検出する後方光量検出手段と、“H”レベル、“L”レベルを交互に繰返す発振信号を発生する回路であって、前記周囲光量検出手段の検出光量に応じて該発振信号の一方のレベルの持続時間が可変制御され、前記後方光量検出手段の検出光量に応じて該発振信号の他方のレベルの持続時間が可変制御される発振回路と、前記発振回路の発振出力のデューティ比に応じた直流電圧を出力する直流電圧出力回路と、前記EC素子の駆動用電源と、前記直流電圧出力回路の出力レベルに応じて、前記駆動用電源から供給される駆動電圧の極性およびレベルを調整して前記EC素子に供給するEC素子駆動回路とを具備してなり、前記発振信号の一方のレベルが前記EC素子を着色方向に駆動し他方のレベルが当該EC素子を消色方向に駆動するように設定されている場合は、前記発振回路は、周囲光量が大きい時は前記一方のレベルの持続時間を短くし周囲光量が小さい時は当該一方のレベルの持続時間を長くし、かつ後方光量が大きい時は前記他方のレベルの持続時間を短くし後方光量が小さい時は当該他方のレベルの持続時間を長くし、前記発振信号の一方のレベルが前記EC素子を消色方向に駆動し他方のレベルが当該EC素子を着色方向に駆動するように設定されている場合は、前記発振回路は、周囲光量が大きい時は前記一方のレベルの持続時間を長くし周囲光量が小さい時は当該一方のレベルの持続時間を短くし、かつ後方光量が大きい時は前記他方のレベルの持続時間を長くし後方光量が小さい時は当該他方のレベルの持続時間を短くするように構成してなるものである。
【0011】
この発明によれば、EC素子の駆動用パルス信号のデューティ比に応じた直流電圧を出力して、該直流電圧に基づきEC素子を駆動するようにしたので、駆動電流の極性の切り換え回数を少なくすることができ、しかも極性が切り換わる際の突入電流を低く抑えることができ、これにより電力消費を小さくすることができる。また、直流電圧出力回路の出力側に出力電圧をレベルシフトするレベルシフト回路や該出力電圧を分圧する分圧回路等を設けることにより、感度曲線を全体的に平行移動したり傾斜を変えたりすることができ、回路上で感度曲線の全体的な変更を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図1に示す。EC防眩ミラーの駆動装置10はEC防眩ミラーのハウジング内等に組み込まれており、車両のバッテリ12を電源として、EC素子14の着色量を制御して、ミラーの反射率を可変制御する。
【0013】
周囲光センサ16(周囲光量検出手段)は車両の周囲の光量(強度)を検出するもので、例えば、インナーミラーやアウターミラーのミラーハウジングに車両前方に向けて配置される。後方光センサ18(後方光量検出手段)は車両の後方からの光量(強度)を検出するもので、例えばミラーハウジングに車両後方に向けて配置される。
【0014】
発振回路20は、“H”レベル、“L”レベルを交互に繰返す発振信号を発生する。この発振信号は、周囲光センサ16の検出光量に応じて一方のレベルの持続時間が可変制御される。また、後方光センサ18の検出光量に応じて他方のレベルの持続時間が可変制御される。これにより、発振信号のデューティ比が可変制御される。
【0015】
発振回路20における発振信号のデューティ比の制御内容は次のとおりである。発振信号の一方のレベルでEC素子14を着色方向に駆動し、他方のレベルでEC素子14を消色方向に駆動するように設定する場合は、周囲光量が大きい時は前記一方のレベルの持続時間を短くし周囲光量が小さい時は当該一方のレベルの持続時間を長くし、かつ後方光量が大きい時は前記他方のレベルの持続時間を短くし後方光量が小さい時は当該他方のレベルの持続時間を長くする。また、発振信号の一方のレベルでEC素子14を消色方向に駆動し、他方のレベルでEC素子14を着色方向に駆動するように設定されている場合は、周囲光量が大きい時は前記一方のレベルの持続時間を長くし周囲光量が小さい時は当該一方のレベルの持続時間を短くし、かつ後方光量が大きい時は前記他方のレベルの持続時間を長くし後方光量が小さい時は当該他方のレベルの持続時間を短くする。
【0016】
このような制御により、着色量が連続的に制御される。すなわち、周囲光が暗い時には、後方光に対する感度が高くなって、後方光量の増大とともに着色量が増大して反射率が低下し、防眩状態が得られる。また、周囲光が明るい時には、後方光に対する感度が低下して、着色しにくくなり、反射率が高い状態に保持される。
【0017】
発振回路20から発生された発振信号は、積分回路22(直流電圧出力回路)で積分されて、該発振信号のデューティ比に応じた直流電圧が出力される。積分回路22の時定数は、発振回路20の発振周期(例えば10msec以下)よりも十分に大きく設定する。
【0018】
電圧演算回路24は、積分回路22の出力信号にレベルシフト、分圧等の演算処理を施して所望の感度特性に調整する。例えば、積分回路22の出力信号が正のときはEC素子14を着色方向へ駆動し、負のときは該EC素子14を消色方向へ駆動するように設定されている場合は、積分回路22の出力信号にある正電圧を足し算してやれば図4の感度曲線は下方向に平行移動し、引き算してやれば上方向に平行移動することができる。
【0019】
電圧リミット回路26は電圧演算回路24の出力電圧がEC素子14の駆動電圧範囲(例えば−1.5V〜+1.5V)を超えないように、該出力電圧の上限値および下限値を制限する。駆動回路28(EC素子駆動回路)は、電圧リミット回路26の出力信号レベルに応じて駆動電圧の極性およびレベルを調整して該EC素子14に印加して、該EC素子14を駆動する。正・負定電圧電源回路30,32(駆動用電源)は、バッテリ12を駆動源として正負の定電圧を作成し、各回路に電源として供給する。
【0020】
図1の構成によれば、EC素子14は、周囲光が暗い時には、後方光に対する感度が高くなって、後方光量の増大とともに着色量が増大して反射率が低下し、防眩状態が得られる。また、周囲光が明るい時には、後方光に対する感度が低下して、着色しにくくなり、反射率が高い状態に保持される。
【0021】
また、発振回路20から発生されるパルス信号を積分回路22で積分した信号に基づいてEC素子14を駆動するので、EC素子14の駆動電圧の極性が頻繁に切り換わるのが防止され、しかも駆動電圧の極性が切り換わる時の突入電流を低く抑えることができ、これにより電力消費を小さくすることができる。また、電圧演算回路24により感度極性を全体的に平行移動したり傾斜を変えたりすることができる。また、電圧リミット回路26により、EC素子14に過大な電圧が印加されるのを防止することができる。
【0022】
【実施例】
図1の構成の具体回路の一例を図7に示す。正・負定電圧電源回路30,32は、バッテリ12の電圧を、ツェナダイオードZ1およびダイオードD1を介して入力し、+5V,−5Vの直流電圧を生成して各回路に供給する。
【0023】
発振回路20において、着色側パルス発生部34は、周囲光センサを構成するCdS16と、このCdS16に直列に接続された抵抗R2およびダイオードD2と、CdS16に並列に接続された抵抗R1で構成されている。消色側パルス発生部36は、後方光センサを構成するCdS18と、このCdS18に直列に接続された抵抗R4およびダイオードD3と、CdS18に並列に接続された抵抗R3で構成されている。
【0024】
発振回路20には抵抗R5およびインバータIC1,IC2,IC3,IC4の直列回路が構成されている。着色側パルス発生部34および消色側パルス発生部36は、抵抗R5、インバータIC1,IC2,IC3の直列回路の両端間に並列接続されている。抵抗R5、インバータIC1,IC2の直列回路の両端間にはコンデンサC1が接続されている。
【0025】
はじめに、インバータIC3の出力が“L”から“H”に反転したとする。このとき、着色側パルス発生部34がオフし、消色側パルス発生部36がオンして、コンデンサC1には矢印I方向の電流が流れる。コンデンサC1が所定レベルまで充電されると、インバータIC1の出力が“H”から“L”に反転し、消色側パルス発生部36がオフし、着色側パルス発生部34がオンし、コンデンサC1には矢印I′方向の電流が流れる。以後この動作が繰り返されて発振する。インバータIC3の出力はインバータIC4で反転して発振回路20から出力される。
【0026】
以上の動作により、発振回路20から出力される発振信号は、“H”レベルの期間が周囲光量に応じて変化し(明るくなるほど短くなる。)、“L”レベルの期間が後方光量に応じて変化する(明るくなるほど短くなる。)。
【0027】
発振回路20の出力パルス信号は、抵抗R6とコンデンサC2で構成される積分回路22で積分されて、デューティ比に応じた直流電圧が出力される。パルス信号の周期が10msec以下の場合は積分回路22の時定数を例えば2sec程度に設定することができ、このとき抵抗R6、コンデンサC2は例えば200kΩ,10μF(200kΩ×10μF=2sec)にそれぞれ設定することができる。
【0028】
電圧演算回路24はオペアンプIC5,IC6と抵抗R7,R8,R9,R10でレベルシフト回路を構成する。抵抗R7,R8はシフト用基準電圧を作成する。基準電圧を高くすると入力信号はオペアンプIC6でシフトダウンして出力され、基準電圧を低くすると入力信号はシフトアップして出力される。オペアンプIC6の出力信号は抵抗R11,R12による分圧回路で分圧して出力される。
【0029】
電圧演算回路24の入力電圧Viと出力電圧Voとの関係を下式に示す。
【数1】
ここで、R9=R10とすると、
【数2】
となる。
【0030】
図7の回路の場合、積分回路22の出力信号が正であれば、EC素子14は着色方向に駆動され、負であればEC素子14は消色方向に駆動されるので、抵抗R7,R8を調整して、基準電圧を高くして入力信号をシフトダウンすると、図4の感度曲線は上方向へ平行移動し、基準電圧を低くして入力信号をシフトアップすると、同感度曲線は下方向へ平行移動する。また、抵抗R11,R12を調整して、抵抗R11を相対的に大きくすると出力電圧は低くかつ入力電圧の変化に対する出力電圧の変化が緩やかになり、図4の感度曲線は上方向へ移動する。また、抵抗R11を相対的に小さくすると出力電圧は高くかつ入力電圧の変化に対する出力電圧の変化が急になり、図4の感度曲線は下方向へ移動する。したがって、これら抵抗R7,R8,R9,R10の調整により、感度曲線全体を縦方向に平行移動したり入力電圧の変化に対する出力電圧の変化の割合を変えたりすることができる。なお、レベルシフト回路と分圧回路の配置を逆にして、レベルシフト回路の前に分圧回路を配置することもできる。
【0031】
電圧リミット回路26は、オペアンプIC7、抵抗R13,R14、ダイオードD4で+側のリミット電圧を設定する。また、オペアンプIC8、抵抗R15,R16、ダイオードD5で−側のリミット電圧を設定する。例えば、EC素子14の駆動電圧範囲が−1.5V〜+1.5Vであれば、オペアンプIC7の+入力端子を+1.5Vに設定し、オペアンプIC8の+入力端子を−1.5Vに設定する。電圧演算回路24の出力電圧が+1.5Vを超えようとする場合には、オヘアンプIC7側がリミット動作して、出力電圧は+1.5Vに制限される。電圧演算回路24の出力電圧が−1.5Vより下がろうとする場合には、オペアンプIC8側がリミット動作して、出力電圧は−1.5Vに制限される。電圧制限された出力はオペアンプIC9で構成されるバッファアンプを介して出力される。
【0032】
駆動回路28は、オペアンプIC10、トランジスタTr1、抵抗R19,R21により、EC素子14を着色方向に駆動する回路が構成され、オペアンプIC11、トランジスタTr2、抵抗R20,R22により、EC素子14を消色方向に駆動する回路が構成されている。電圧リミット回路26の出力電圧が上昇している時は、トランジスタTr1がオン、トランジスタTr2がオフして、EC素子14に着色電流を供給し、電圧リミット回路26の出力電圧が下降している時は、トランジスタTr1がオフ、トランジスタTr2がオンして、EC素子14に消色電流を供給する。これにより、EC素子14の端子電圧は電圧リミット回路26の出力電圧と常に等しく保たれ、該電圧リミット回路26の出力電圧に応じた着色量に制御される。なお、オペアンプIC10の+入力端子の電圧はオペアンプIC11の+入力端子の電圧を抵抗R17,R18で分圧しているので、トランジスタTr1,Tr2が同時にオンすることはない。抵抗R17,R18の抵抗比はR17:R18=1:30〜100位がよい。
【0033】
なお、図7の回路における感度特性の横方向への平行移動は、上述した抵抗R7〜R10による縦方向への平行移動と発振回路20の抵抗R1〜R4の調整との組合せにより実現することができる。その方法を図8を参照して説明する。当初の感度特性が図8にAで示した特性であったとする。これを横方向(ここでは右方向)に平行移動させる場合は、まず抵抗R7〜R10を調整して感度特性をA′のように下方に平行移動させる。次いで、発振回路20の抵抗R1,R3を調整して、特性A′の下部をA′aのように上昇させ、抵抗R2,R4を調整して特性A′の上部をA′bのように延長させる。これにより、当初の感度特性Aを右方向に平行移動させた感度特性A′a−A′−A′bが得られる。左方向への平行移動はこれと逆の操作により、当初の感度特性Aを上方に平行移動させ、該平行移動した特性の下部を下降させ、上部を短縮させればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】正負両極性のパルス電圧でEC素子を駆動した場合の駆動電流の変化を示す波形図である。
【図3】従来のパルス駆動EC防眩ミラーの駆動電流波形図である。
【図4】従来のパルス駆動EC防眩ミラーの感度曲線である。
【図5】従来のパルス駆動EC防眩ミラーにおいて駆動回路の抵抗値を変更した場合の感度曲線の変化を示す図である。
【図6】感度曲線の平行移動を示す図である。
【図7】図1の構成の具体回路を示す回路図である。
【図8】図7の回路にて感度曲線を横方向に平行移動させる方法の説明図である。
【符号の説明】
10…EC防眩ミラーの駆動装置、14…EC素子、16…周囲光センサ(周囲光量検出手段)、18…後方光センサ(後方光量検出手段)、20…発振回路、22…積分回路(直流電圧出力回路)、26…電圧リミット回路、28…駆動回路(EC素子駆動回路)、30,32…正・負電圧電源回路(駆動用電源)、IC5,IC6,R7,R8,R9,R10…レベルシフト回路、R11,R12…分圧回路。
Claims (5)
- EC素子によって反射率が可変に構成されたEC防眩ミラーの駆動装置であって、
車両の周囲光量を検出する周囲光量検出手段と、
車両の後方光量を検出する後方光量検出手段と、
“H”レベル、“L”レベルを交互に繰返す発振信号を発生する回路であって、前記周囲光量検出手段の検出光量に応じて該発振信号の一方のレベルの持続時間が可変制御され、前記後方光量検出手段の検出光量に応じて該発振信号の他方のレベルの持続時間が可変制御される発振回路と、
前記発振回路の発振出力のデューティ比に応じた直流電圧を出力する直流電圧出力回路と、
前記EC素子の駆動用電源と、
前記直流電圧出力回路の出力レベルに応じて、前記駆動用電源から供給される駆動電圧の極性およびレベルを調整して前記EC素子に供給するEC素子駆動回路とを具備してなり、
前記発振信号の一方のレベルが前記EC素子を着色方向に駆動し他方のレベルが当該EC素子を消色方向に駆動するように設定されている場合は、前記発振回路は、周囲光量が大きい時は前記一方のレベルの持続時間を短くし周囲光量が小さい時は当該一方のレベルの持続時間を長くし、かつ後方光量が大きい時は前記他方のレベルの持続時間を短くし後方光量が小さい時は当該他方のレベルの持続時間を長くし、
前記発振信号の一方のレベルが前記EC素子を消色方向に駆動し他方のレベルが当該EC素子を着色方向に駆動するように設定されている場合は、前記発振回路は、周囲光量が大きい時は前記一方のレベルの持続時間を長くし周囲光量が小さい時は当該一方のレベルの持続時間を短くし、かつ後方光量が大きい時は前記他方のレベルの持続時間を長くし後方光量が小さい時は当該他方のレベルの持続時間を短くするように構成されてなるEC防眩ミラーの駆動装置。 - 前記直流電圧出力回路の出力電圧をレベルシフトするレベルシフト回路をさらに具備してなり、該レベルシフトされた電圧に応じて前記EC素子駆動回路を制御してなる請求項1記載のEC防眩ミラー駆動装置。
- 前記直流電圧出力回路の出力電圧を分圧する分圧回路をさらに具備してなり、該分圧された電圧に応じて前記EC素子駆動回路を制御してなる請求項1または2記載のEC防眩ミラーの駆動装置。
- 前記直流電圧出力回路の出力電圧の上限値および下限値を制御する電圧リミット回路をさらに具備してなり、該上限値および下限値が制限された電圧に応じて前記EC素子駆動回路を制御してなる請求項1から3のいずれかに記載のEC防眩ミラーの駆動装置。
- 前記直流電圧出力回路を積分回路で構成してなる請求項1〜4のいずれかに記載のEC防眩ミラーの駆動装置。
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