JP3002396B2 - 自動防眩ミラー - Google Patents

自動防眩ミラー

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JP3002396B2
JP3002396B2 JP6301322A JP30132294A JP3002396B2 JP 3002396 B2 JP3002396 B2 JP 3002396B2 JP 6301322 A JP6301322 A JP 6301322A JP 30132294 A JP30132294 A JP 30132294A JP 3002396 B2 JP3002396 B2 JP 3002396B2
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尾 光 芳 長
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R1/00Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
    • B60R1/02Rear-view mirror arrangements
    • B60R1/08Rear-view mirror arrangements involving special optical features, e.g. avoiding blind spots, e.g. convex mirrors; Side-by-side associations of rear-view and other mirrors
    • B60R1/083Anti-glare mirrors, e.g. "day-night" mirrors
    • B60R1/088Anti-glare mirrors, e.g. "day-night" mirrors using a cell of electrically changeable optical characteristic, e.g. liquid-crystal or electrochromic mirrors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のインナーミラ
ー、アウターミラー等に用いられる自動防眩ミラー(E
C防眩ミラー)に関し、光のわずかな変化に対して反射
率が頻繁に変動したり大きく変動して運転者に煩わしさ
を感じさせるのを防止するとともに、夜間後続車のヘッ
ドライト等により後方が急に眩しくなった時にすぐに着
色して眩しさを軽減できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】EC防眩ミラーは、一般にミラー反射面
の前面をEC(エレクトロクロミック)素子膜で覆い、
EC素子の着色量を変化させて反射率を制御することに
より、夜間走行時等に後続車のヘッドライトに対し防眩
効果が得られるようにしたものである。このような防眩
効果を得るため、防眩ミラーは、後方向からの入射光量
を検出して、後方光が明るい時は着色量を多くし(反射
率を低下させる。)、後方光が暗い時は着色量を少なく
する(消色する。すなわち、反射率を高くする。)よう
に制御される。
【0003】EC防眩ミラーの駆動装置として、本出願
人の出願に係る特願平6−99291号に記載のものが
ある。これは、周囲光量と後方光量を検出して、それに
応じてデューティ比が変化するパルス信号を作り、この
パルス信号を基にEC素子を駆動することにより、ミラ
ーの反射率を連続的に変化させるようにしたものであ
る。このEC防眩ミラー駆動装置の制御ブロック図を図
2に示す。
【0004】周囲光量検出手段10は車両の周囲の光量
を検出するもので、例えば、インナーミラーやアウター
ミラーのミラーハウジングに車両前方に向けて配置され
る。後方光量検出手段12は車両の後方からの光量を検
出するもので、例えばミラーハウジングに車両後方に向
けて配置される。
【0005】発振手段14は、“H”レベル、“L”レ
ベルを交互に繰返す発振信号を発生するものであって、
“H”レベルの持続時間および“L”レベルの持続時間
が個別に制御可能に構成されている。なお、発振手段1
4の発振周期は、消色、着色のちらつきが人間の目でわ
からないように、10ms以下にするのが望ましい。反
転周期制御手段16は、周囲光量検出手段10の検出光
量に応じて前記発振手段14から発生される発振信号の
一方のレベルの持続時間を可変制御する。また、後方光
量検出手段12の検出光量に応じて発振信号の他方のレ
ベルの持続時間を可変制御する。
【0006】EC素子20は、ミラー反射面の前面に成
膜されている。駆動用電源22は、発振手段14および
EC素子駆動手段24等に駆動用電力を供給する。EC
素子駆動手段24は、発振手段14から発生される発振
信号のレベルに応じて、駆動電圧の極性を反転させて前
記EC素子20に印加することにより、発振信号のデュ
ーティ比に応じて着色量を制御する。
【0007】反転周期制御手段16によるデューティ比
の制御内容は次のとおりである。すなわち、EC素子駆
動手段24が、発振信号の一方のレベルでEC素子20
を着色方向に駆動し、他方のレベルでEC素子20を消
色方向に駆動するように設定されている場合は、反転周
期制御手段16は、周囲光量が大きい時は前記一方のレ
ベルの持続時間を短くし周囲光量が小さい時は当該一方
のレベルの持続時間を長くし、かつ後方光量が大きい時
は前記他方のレベルの持続時間を短くし後方光量が小さ
い時は当該他方のレベルの持続時間を長くする。また、
EC素子駆動手段24が、発振信号の一方のレベルでE
C素子20を消色方向に駆動し他方のレベルでEC素子
20を着色方向に駆動するように設定されている場合
は、反転周期制御手段16は、周囲光量が大きい時は前
記一方のレベルの持続時間を長くし周囲光量が小さい時
は当該一方のレベルの持続時間を短くし、かつ後方光量
が大きい時は前記他方のレベルの持続時間を長くし後方
光量が小さい時は当該他方のレベルの持続時間を短くす
る。
【0008】このような制御により、着色量が連続的に
制御される。すなわち、周囲光が暗い時には、後方光に
対する感度が高くなって、後方光量の増大とともに着色
量が増大して反射率が低下し、防眩状態が得られる。ま
た、周囲光が明るい時には、後方光に対する感度が低下
して、着色しにくくなり、反射率が高い状態に保持され
る。
【0009】図2のEC素子駆動手段24の具体例を図
3に示す。図2の発振手段14から出力される発振信号
は、図4に示すように、“H”レベルの期間t1が後方
光量に応じて変化し(明るくなるほど短くなる。)、
“L”レベルの期間t2が周囲光量に応じて変化する
(明るくなるほど短くなる)。EC素子駆動手段24
は、正負電源電圧約±1.6V間にコンプリメンタリ・
プッシュプル接続された2個のスイッチングトランジス
タQ1,Q2を具えている。そして、約+1.6Vの電
源ラインと発振手段14の出力端子との間には、抵抗R
6,R7が直列に接続され、抵抗R6,R7の接続点の
電圧がトランジスタQ1のベースに印加されている。ま
た、約−1.6Vの電源ラインと発振手段14の出力端
子との間には、抵抗R8,R9が直列に接続され、抵抗
R8,R9の接続点の電圧がトランジスタQ2のベース
に印加されている。このような構成により、発振手段1
4の出力が“H”レベルのときは、トランジスタQ1が
オフしてトランジスタQ2がオンし、EC素子20に消
色方向のエネルギーを供給する。また、発振手段14の
出力が“L”レベルのときは、トランジスタQ1がオン
してトランジスタQ2がオフし、EC素子20に着色方
向のエネルギーを供給する。ここで、トランジスタQ
1,Q2には、エネルギー供給制限素子として抵抗R1
0,R11が直列に接続されているので、着色方向およ
び消色方向のエネルギー供給(電流供給)が制限され、
EC素子20での電力消費および発熱が抑制される。ま
た、EC素子20は電気的には容量と同一であるため、
抵抗R10,R11との間で時定数回路を構成し(R1
0,R11は、例えば共に約5Ω)、着色、消色の応答
速度が緩められる。したがって、夜間走行している時
に、街灯、商店の明り、対向車のライト等によって着
色、消色を頻繁に繰り返して煩わしさを感じさせるのが
防止される。
【0010】図3のEC素子駆動手段24による駆動パ
ルスのデューティ比(t1/(t1+t2))とミラー
反射率の関係を図5に示す。この回路の場合、入力され
るパルス信号のデューティ比が大きくなるとEC素子2
0は消色方向に向かうため反射率は上昇し、デューティ
比が小さくなるとEC素子20は着色方向に向かうため
反射率は低下する。また、デューティ比がある値(b
点)よりも大きくなると、ミラー反射率は最高反射率
(例えば70%)でほぼ一定となり、ある値(a点)よ
りも小さくなると、最低反射率(例えば10%)でほぼ
一定となり、a点とb点との間では反射率が連続的に変
化する領域(以下、「反射率連続可変領域」という。)
になる。反射率連続可変領域においては、デューティ比
に対するミラーの反射率の変化の割合はほぼ一定となっ
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記図3のEC素子駆
動手段24によれば、抵抗R10によりEC素子20に
供給される着色電流が制限されるため、夜間後方が急に
眩しくなった時にすぐにミラーが着色してくれないので
煩わしさを感じることがある。抵抗R10を小さくすれ
ば着色方向の応答が速くなるので、このような煩わしさ
を解消することができる。ところが、抵抗R10,R1
1の値を小さくすれば、わずかな光の変化に対して着
色、消色を頻繁に繰り返し、今度はそれが煩わしさを感
じさせる。また、抵抗R10,R11の値を小さくする
と、図6に示すように、デューティ比の変化に対するミ
ラー反射率の変化の割合が大きくなり(デューティ比が
同じでもミラー反射率の変化の割合が変わる理由は、ミ
ラーに供給する電流値を変えることにより、ミラーに供
給されるエネルギー量が変わるためである。)、反射率
連続可変領域が狭くなって、光量のわずかな変化に対し
て反射率が大きく変動し、別の煩わしさを感じさせるこ
とになる。
【0012】この発明は、上述の点に鑑みてなされたも
ので、光量のわずかな変化に対して反射率が頻繁に変化
したり大きく変動して運転者に煩わしさを感じさせるの
を防止するとともに、夜間後続車のヘッドライト等によ
り後方が急に眩しくなった時の応答性を改善して、すぐ
に着色して眩しさを軽減できるようにした自動防眩ミラ
ーを提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
EC素子によって反射率が可変に構成された車両用の自
動防眩ミラーであって、少くとも、車両の後方光量を検
出する後方光量検出手段と、前記EC素子の着色量を制
御する着色量制御手段と、前記EC素子の応答速度を制
御する応答速度制御手段とを具え、前記着色量制御手段
は、後方光量が少ない時は前記EC素子の着色量を少な
くし、後方光量が多い時は当該EC素子の着色量を多く
するように制御し、前記応答速度制御手段は、後方光量
が少ない時は前記EC素子の着色方向の応答速度を遅く
し、後方光量が多い時は当該EC素子の着色方向の応答
速度を速くするように制御してなるものである。
【0014】請求項2記載の発明は、EC素子をパルス
電圧で駆動し、少くとも後方光量に応じて当該パルス電
圧のデューティ比を変化させることにより、後方光量が
少ない時は前記EC素子の着色量を少なくし、後方光量
が多い時は当該EC素子の着色量を多くして反射率を可
変制御するようにした自動防眩ミラーにおいて、前記パ
ルス電圧のデューティ比に対する反射率の変化の割合
を、着色方向のデューティ比が低い時あるいは消色方向
のデューティ比が高い時は小さくし、着色方向のデュー
ティ比が高い時あるいは消色方向のデューティ比が低い
時は大きくする反射率変化割合可変手段を具えてなるも
のである。
【0015】請求項3記載の発明は、EC素子をパルス
電圧で駆動し、少くとも後方光量に応じて当該パルス電
圧のデューティ比を変化させることにより、後方光量が
少ない時は前記EC素子の着色量を少なくし、後方光量
が多い時は当該EC素子の着色量を多くして反射率を可
変制御するようにした自動防眩ミラーにおいて、前記E
C素子を駆動するパルス電圧の電流値を制御する電流値
制御手段を具え、当該電流値制御手段は、前記パルス電
圧の着色方向の電流値を、後方光量が少ない時は小さく
し、後方光量が多い時は大きくするように制御してなる
ものである。
【0016】請求項4記載の発明は、前記電流値制御手
段が、前記パルス電圧のデューティ比に応じて前記電流
値を制御してなるものである。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明によれば、後方光量が少な
い時はEC素子の着色方向の応答速度を遅くしたので、
光量のわずかな変化に対して反射率が頻繁に変化するの
を防止することができる。また、後方光量が多い時はE
C素子の着色方向の応答速度を速くしたので、夜間後方
から急にヘッドライト等が照らされた時にすぐに着色し
て眩しさを軽減することができる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、EC素子を
パルス電圧で駆動する場合に、着色方向のデューティ比
(デューティ比が大きくなるほど着色量が大きくなる)
が低い時あるいは消色方向のデューティ比(デューティ
比が大きくなるほど、消色量が多くなる)が高い時は、
パルス電圧のデューティ比に対する反射率の変化の割合
を小さくしたので、光量のわずかな変化に対して反射率
が大きく変動するのを防止することができる。また、着
色方向のデューティ比が高い時あるいは消色方向のデュ
ーティ比が低い時は、デューティ比に対する反射率の変
化の割合を大きくしたので、夜間後方から急にヘッドラ
イト等が照らされた時に反射率が大きく低下して眩しさ
を軽減することができる。
【0019】請求項3記載の発明によれば、EC素子を
パルス電圧で駆動する場合に、後方光量が少ない時はパ
ルス電圧の着色方向の電流値を小さくしたので、光量の
わずかな変化に対して反射率が頻繁に変化したり、反射
率が大きく変動するのを防止することができる。また、
後方光量が多い時はパルス電圧の着色方向の電流値を大
きくしたので、夜間後方から急にヘッドライト等が照ら
された時に、すぐにかつ大きく低下して眩しさを軽減す
ることができる。
【0020】請求項4記載の発明によれば、パルス電圧
のデューティ比に応じてパルス電圧の電流値を制御する
ことにより、請求項3記載の発明を容易に実現すること
ができる。
【0021】
【実施例】この発明の一実施例を図1に示す。周囲光量
検出手段10は車両の周囲の光量を検出するもので、例
えば、インナーミラーやアウターミラーのミラーハウジ
ングに車両前方に向けて配置される。後方光量検出手段
12は車両の後方からの光量を検出するもので、例えば
ミラーハウジングに車両後方に向けて配置される。
【0022】発振手段14は、“H”レベル、“L”レ
ベルを交互に繰返す発振信号を発生するものであって、
“H”レベルの持続時間および“L”レベルの持続時間
が個別に制御可能に構成されている。なお、発振手段1
4の発振周期は、消色、着色のちらつきが人間の目でわ
からないように、10ms以下にするのが望ましい。反
転周期制御手段16は、周囲光量検出手段10の検出光
量に応じて前記発振手段14から発生される発振信号の
一方のレベルの持続時間を可変制御する。また、後方光
量検出手段12の検出光量に応じて発振信号の他方のレ
ベルの持続時間を可変制御する。
【0023】EC素子20は、ミラー反射面の前面に成
膜されている。駆動用電源22は、発振手段14および
EC素子駆動手段24、着色電流可変回路34等に駆動
用電力を供給する。EC素子駆動手段24は、発振手段
14から発生される発振信号のレベルに応じて、駆動電
圧の極性を反転させて前記EC素子20に印加すること
により、発振信号のデューティ比に応じて着色量を制御
する。
【0024】反転周期制御手段16によるデューティ比
の制御内容は次のとおりである。すなわち、EC素子駆
動手段24が、発振信号の一方のレベルでEC素子20
を着色方向に駆動し、他方のレベルでEC素子20を消
色方向に駆動するように設定されている場合は、反転周
期制御手段16は、周囲光量が大きい時は前記一方のレ
ベルの持続時間を短くし周囲光量が小さい時は当該一方
のレベルの持続時間を長くし、かつ後方光量が大きい時
は前記他方のレベルの持続時間を短くし後方光量が小さ
い時は当該他方のレベルの持続時間を長くする。また、
EC素子駆動手段24が、発振信号の一方のレベルでE
C素子20を消色方向に駆動し他方のレベルでEC素子
20を着色方向に駆動するように設定されている場合
は、反転周期制御手段16は、周囲光量が大きい時は前
記一方のレベルの持続時間を長くし周囲光量が小さい時
は当該一方のレベルの持続時間を短くし、かつ後方光量
が大きい時は前記他方のレベルの持続時間を長くし後方
光量が小さい時は当該他方のレベルの持続時間を短くす
る。
【0025】このような制御により、着色量が連続的に
制御される。すなわち、周囲光が暗い時には、後方光に
対する感度が高くなって、後方光量の増大とともに着色
量が増大して反射率が低下し、防眩状態が得られる。ま
た、周囲光が明るい時には、後方光に対する感度が低下
して、着色しにくくなり、反射率が高い状態に保持され
る。
【0026】着色電流可変回路34は、応答速度制御手
段もしくは反射率変化割合可変手段または電流値制御手
段に相当するものである。着色電流可変回路34は、E
C素子駆動手段24と並列にEC素子20に着色方向の
駆動電流を供給するもので、検出光量に応じてこの回路
34を自動的にオン、オフすることによりEC素子20
に供給する着色方向の駆動電流値を切り換える。例え
ば、後方光量が少ない時は、着色電流可変回路34はオ
フして、EC素子駆動手段24からのみ駆動電流を供給
し、後方光量が多い時(例えば夜間急に後方が眩しくな
った時)は、着色電流可変回路34はオンして、EC素
子駆動手段24と着色電流可変回路34の両方から駆動
電流を供給する。
【0027】着色電流可変回路34は、着色電流可変判
定回路36と着色電流可変用EC素子駆動手段38によ
り構成される。着色電流可変判定回路36は、発振手段
14から出力される発振信号を取り込み、そのデューテ
ィ比等に応じて着色電流可変用EC素子駆動手段38か
ら駆動電流を供給するか否かを判定する。着色電流可変
用EC素子駆動手段38は、着色電流可変判定回路36
の出力信号により、実際にEC素子20に駆動電流を供
給する。
【0028】図1のEC防眩ミラー駆動装置による駆動
パルス(発振手段14の出力パルス)のデューティ比と
ミラー反射率との関係を図7に示す。ここでは、駆動パ
ルスは前記図4と同様に、“H”が消色方向への駆動に
相当し、“L”が着色方向の駆動に相当する。したがっ
て、デューティ比が高くなると消色方向の駆動量が増大
して反射率が高くなり、デューティ比が低くなると、着
色方向の駆動量が増大して反射率が低くなる。
【0029】図7によれば、所定の反射率R%(例えば
35〜45%が実用上最も適している。)に相当するデ
ューティ比eを境に、それよりもデューティ比が高い領
域では着色電流駆動回路34をオフしてEC素子駆動手
段24からのみ駆動電流を供給し、eよりもデューティ
比が低い領域ではEC素子駆動手段24および着色電流
可変回路34の両方から駆動電流を供給する。したがっ
て、eよりもデューティ比が高い時(すなわち、周囲光
量が一定とすれば、後方光量が少ない時)は、後方光量
の変動に対するEC素子20の応答速度が遅くなり、反
射率が頻繁に変動するのが防止される。また、eよりも
デューティ比が低い時(すなわち、後方光量が多い時)
は、後方光量の変動に対するEC素子20の応答速度が
速くなり、夜間後方が急に眩しくなった時等にすぐに着
色して眩しさを軽減することができる。
【0030】また、図7によれば、最低反射率(例えば
10%)から最高反射率(例えば70%)までの反射率
連続可変領域において、駆動パルスのデューティ比に対
する反射率の変化の割合が、デューティ比eを境に切り
換わり、eよりデューティ比が高い領域では反射率の変
化が緩やかになり、eよりデューティ比が低い領域では
反射率の変化が急俊になる。したがって、eよりもデュ
ーティ比が高い時(すなわち、周囲光量が一定とすれ
ば、後方光量が少ない時)は、後方光量の変動に対する
反射率の変化量が抑えられて煩わしさが解消される。ま
た、eよりもデューティ比が低い時(すなわち、後方光
量が多い時)は、後方光量の変動に対する反射率の変化
量が大きくなって、夜間後方が急に眩しくなった時等に
反射率が大きく低下して眩しさを軽減することができ
る。
【0031】次に、図1のEC防眩ミラーの駆動装置の
具体例を図8に示す。図1の各部に対応する部分には共
通の符号を用いる。駆動用電源22は、バッテリーから
の+12V直流電圧を入力して正電源回路26で約+
1.6V直流電圧に変換し、負電源回路28で約−1.
6V直流電圧に変換する。これら正負電源回路26,2
8は、スイッチング電源で構成すれば、効率がよく、ミ
ラーハウジングに内蔵してもスペースを取らず、しかも
発熱も少なくてすむ。
【0032】発振手段14はその帰還ループ中に反転周
期制御手段16が配されており、反転周期制御手段16
の中に周囲光量検出手段10、後方光量検出手段12が
配されている。この発振手段14の基本型は図9(a)
に示すとおりである。すなわち、2個のインバータ3
0,32を直列に接続し、インバータ30の出力端とイ
ンバータ32の出力端との間に抵抗R0とコンデンサC
1の直列回路を接続し、抵抗R0とコンデンサC1の中
間点を抵抗R5を介してインバータ30の入力端に接続
している。この回路では、コンデンサC1がR0・C1
の時定数で充電され、その電圧がインバータ30のスレ
ッショールドレベルを越えることにより、インバータ3
0,32の出力が反転し、この動作が繰り返されて、発
振が行なわれる。この発振によりインバータ32から出
力される発振信号は図9(b)に示すとおりであり、そ
の発振周期tは、t=2.2R0・C1で求められる。
また、この発振信号のデューティ比t1:t2はインバ
ータ30,32がCMOSICで構成される場合、ほぼ
1:1となる。
【0033】ここで、図9の抵抗R0に代えて、図10
のように抵抗R01とダイオードD1の直列回路と、抵
抗R02とダイオードD2(ダイオードD1と逆方向)
の直列回路を接続すると、コンデンサC1の充電方向に
よって充電電流の流れるルートが切換えられるので、図
10(b)に示すように、インバータ32の出力パルス
における“H”レベルの持続時間t1と、“L”レベル
の持続時間t2は、それぞれ t1=R02・C1×1.1s t2=R01・C1×1.1s となり、抵抗R01,R02の値によってt1,t2を
個別に調整することができる。
【0034】図8の発振手段14はこのような原理を利
用している。すなわち、発振手段14の反転周期制御手
段16は、着色側パルス発生部16aと消色側パルス発
生部16bで構成されている。着色側パルス発生部16
aは、周囲光検出手段を構成するCdS10と、このC
dS10に直列に接続された抵抗R1およびダイオード
D1と、CdS10に並列に接続された抵抗R2で構成
されている。消色側パルス発生部16bは、後方光検出
手段を構成するCdS12と、このCdS12に直列に
接続された抵抗R3およびダイオードD3と、CdS1
2に並列に接続された抵抗R4で構成されている。
【0035】CdSは、人間の目の可視光範囲に近い特
性を有するので、この発明の周囲光検出手段、後方光検
出手段に用いる光導電セルとして最適である。CdSの
特性例を図11に示す。これによれば、CdSは光量が
増大すると抵抗値が下がり、光量が低下すると抵抗値が
上がる特性を有する。したがって、図8の発振手段14
から出力される発振信号は、前記図4に示すように、
“H”レベルの期間t1が後方光量に応じて変化し(明
るくなるほど短くなる。)、“L”レベルの期間t2が
周囲光量に応じて変化する(明るくなるほど短くな
る)。そして、周囲光量と後方光量が等しい場合には、
図12(a)のように、t1=t2となり、周囲光量が
後方光量よりも小さい場合には、図12(b)のよう
に、t1<t2となり、周囲光量が後方光量よりも大き
い場合には図12(c)のように、t1>t2となる。
後述するように、EC素子20には、期間t1に消色エ
ネルギーが供給され、期間t2に着色エネルギーが供給
されるので、t1<t2は着色傾向となり、t1>t2
は消色傾向となる。
【0036】ところで、周囲光量と後方光量との関係に
応じて着色量を制御する場合に、単純に図13の実線A
を境に着色領域と消色領域を区分すると、周囲光が明る
い場合(例えば5〜30ルクス以上)には、着色状態と
なる必要がないのに、後方光が明るい場合には着色され
ることになる。したがって、周囲光が一定レベル以上に
明るい場合には、図13に一点鎖線Bで示すように、後
方光量によらず消色領域とするのが望ましい。また、実
線Aによる領域区分では、周囲光が非常に暗い場合(例
えば0.02ルクス以下)には、後方からちょっとした
光が入っただけでも着色してしまう。したがって、周囲
光が一定レベル以下の暗い場合には、図13に点線Cで
示すように、後方光が一定レベル以上になるまでは消色
領域とするのが望ましい。
【0037】図8のCdS10,12に直列に接続した
抵抗R1,R3は図13の一点鎖線Bの傾向を実現する
ものであり、CdS10,12に並列に接続した抵抗R
2,R4は図13の点線Cの傾向を実現するものであ
る。すなわち、図8の発振回路14の発振出力の“H”
レベル、“L”レベルの期間t1,t2はそれぞれ次の
ように表わされる。
【0038】 t1={(R4・r12)/(R4+r12)+R3} ・C1×1.1 (1) t2={(R2・r10)/(R2+r10)+R1} ・C1×1.1 (2) 但し、r10:CdS10の抵抗値 r12:CdS12の抵抗値 (2)式によれば、周囲光が明るくなればCdS10の
抵抗値r10は小さくなる(図11参照)ので、着色エ
ネルギー供給期間t2は短くなるが、抵抗R1があるた
め、周囲光がある程度以上に明るくなると、期間t2の
減少傾向は弱められる。また、(1)式によれば、後方
光が明るくなれば、CdS12の抵抗値r12は小さく
なるので、消色エネルギーの供給期間t1は短くなる
が、抵抗R3があるため、後方光がある程度以上明るく
なると、期間t1の減少傾向は弱められる。したがっ
て、周囲光、後方光とも明るい領域では発振信号のデュ
ーティ比はほぼ50%付近で安定し、着色エネルギーと
消色エネルギーの差は小さくなる。そして、いまEC防
眩ミラーの反射率の特性を、発振信号のデューティ比が
例えば50%以上で最高反射率(例えば70%)を示す
ように設定すれば(すなわち、図7でb=約50%とす
る。)、デューティ比が50%付近ではほぼ高反射特性
となり、消色状態に保つことができる。
【0039】一方、(2)式によれば、周囲光が暗くな
ればCdS10の抵抗値r10は大きくなるので、着色
エネルギー供給期間t2は長くなるが、抵抗R2がある
ため、周囲光がある程度以上暗くなると、期間t2の拡
大傾向は弱められる。また、(1)式によれば、後方光
が暗くなれば、CdS12の抵抗値r12は大きくなる
ので、消色エネルギーの供給期間t1は長くなるが、抵
抗R4があるため、後方光がある程度以上暗くなると、
期間t1の拡大傾向は弱められる。したがって、周囲
光、後方光とも暗い領域では発振信号のデューティ比は
ほぼ50%付近で安定し、着色エネルギーと消色エネル
ギーの差は小さくなる。したがって、EC防眩ミラーは
ほぼ高反射特性となり、消色状態に保つことができる。
【0040】図8において、発振手段14からは“H”
レベルが約+1.6V、“L”レベルが約−1.6Vの
発振信号が出力される(コンデンサC4は電源ラインの
ノイズ発生防止用パスコン)。EC素子駆動手段24
は、正負電源電圧約±1.6V間にコンプリメンタリ・
プッシュプル接続された2個のスイッチングトランジス
タQ1,Q2を具えている。そして、約+1.6Vの電
源ラインと発振手段14の出力端子との間には、抵抗R
6,R7が直列に接続され、抵抗R6,R7の接続点の
電圧がトランジスタQ1のベースに印加されている。ま
た、約−1.6Vの電源ラインと発振手段14の出力端
子との間には、抵抗R8,R9が直列に接続され、抵抗
R8,R9の接続点の電圧がトランジスタQ2のベース
に印加されている。このような構成により、発振手段1
4の出力が“H”レベルのときは、トランジスタQ1が
オフしてトランジスタQ2がオンし、EC素子20に消
色方向のエネルギーを供給する。また、発振手段14の
出力が“L”レベルのときは、トランジスタQ1がオン
してトランジスタQ2がオフし、EC素子20に着色方
向のエネルギーを供給する。ここで、トランジスタQ
1,Q2には、エネルギー供給制限素子として抵抗R1
0,R11が直列に接続されているので、着色方向およ
び消色方向のエネルギー供給(電流供給)が制限され、
EC素子20での電力消費および発熱が抑制される。ま
た、EC素子20は電気的には容量と同一であるため、
抵抗R10,R11との間で時定数回路を構成し(R1
0,R11は、例えば共に約5Ω)、着色、消色の応答
速度が緩められる。
【0041】また発振手段14から出力された発振信号
は、着色電流可変判定回路36にも入力されて、抵抗R
12とコンデンサC5で構成される積分回路40で積分
(平均化)される。積分回路40の時定数は、R12=
100kΩ、R13=7.6kΩ、R14=3.6k
Ω、C5=1μFとすると、約0.11秒である。コン
パレータ42は、積分回路40の出力電圧と、正負電源
電圧+1.6V,−1.6V間を抵抗R13,R14で
分圧した基準電圧を比較する。そして、コンパレータ4
2は、積分回路40の出力電圧が基準電圧よりも低い場
合(すなわち、発振手段14の出力駆動パルスのデュー
ティ比が低い場合、言い換えれば周囲光量が一定である
として後方光量が多い場合)に“H”を出力し、積分回
路40の出力電圧が基準電圧よりも高い場合(すなわ
ち、発振手段14の出力駆動パルスのデューティ比が高
い場合、言い換えれば周囲光量が一定であるとして後方
光量が少ない場合)に“L”を出力する。コンパレータ
42の出力“H”は、着色電流可変用EC素子駆動手段
38から駆動電流を出力させる指令となり、出力“L”
は同駆動手段38から駆動電流を出力させない指令とな
る。コンパレータ42の出力信号は、トランジスタQ3
のベースに入力され、そのコレクタを経て着色電流可変
用EC素子駆動手段38に入力される。
【0042】着色電流可変用EC素子駆動手段38にお
いて、+1.6Vの電源ラインと発振手段14の出力端
子との間には、抵抗R15,R16が直列に接続され、
抵抗R15,R16の接続点にはトランジスタQ3のコ
レクタおよびトランジスタQ4のベースが接続されてい
る。トランジスタQ4はエミッタが+1.6Vの電源ラ
インに接続され、コレクタが電流制限用抵抗R17を介
してEC素子20に接続されている。したがって、トラ
ンジスタQ4とトランジスタQ1は、+1.6Vの電源
ラインとEC素子20との間に並列に配設されており、
ともにEC素子20に対し着色方向の駆動電流を供給す
る。
【0043】図8の着色電流駆動回路34の動作を図1
4を参照して説明する。後方光が明るい時は、図14
(a)に示すように、発振手段14の出力パルスのデュ
ーティ比が低くなるため、コンパレータ42の出力が
“H”となり、トランジスタQ3がオープン状態とな
る。したがって、トランジスタQ4は発振手段14の出
力パルスによってトランジスタQ1と同時にオン、オフ
を繰り返し、トランジスタQ1とともにEC素子20に
着色電流を供給する。したがって、この時EC素子20
の駆動パルスの電流値が大きくなり、応答速度が速くな
る。これにより、夜間急に後方が眩しくなった場合に、
すぐに着色量を増して眩しさを軽減させる。
【0044】後方光が暗い時は、図14(b)に示すよ
うに、発振手段14の出力パルスのデューティ比が大き
くなるため、コンパレータ42の出力が“L”となり、
トランジスタQ3がオンしてトランジスタQ4が休止状
態となり、着色電流可変回路34からは駆動電流は供給
されない。したがって、この時EC素子20の駆動パル
スの電流値が小さくなり、応答速度が遅くなる。これに
より、わずかな光の変動によって着色、消色が頻繁に繰
り返されるのが防止される。
【0045】また、発振手段14の出力パルスのデュー
ティ比とミラー反射率との関係は前記図7に示すように
なり、デューティ比が低い時(すなわち、後方光量が多
い時)は、後方光量の変動に対する反射率の変化量が大
きくなって、夜間後方が急に眩しくなった時等に反射量
が大きく低下して眩しさを軽減する。また、デューティ
比が高い時(すなわち、後方光量が少ない時)は、後方
光量の変動に対する反射率の変動量が抑えられて、少し
の光量の変動に対して反射率が大きく変動することによ
る煩わしさが解消される。
【0046】なお、以上の実施例においては、通常の駆
動電流路に別の駆動電流路を追加することにより、駆動
電流値を変化させるようにしたが、駆動電流値が異なる
複数の電流路を択一的に切り換えることにより駆動電流
値を変化させることもできる。また、駆動電流路を別途
設けずに例えば抵抗R10に代えて自動で抵抗値が制御
可能な可変抵抗手段を配置する等により、駆動電流値を
段階的にあるいは連続的に変化させることもできる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、後方光量が少ない時はEC素子の着色方向
の応答速度を遅くしたので、光量のわずかな変化に対し
て反射率が頻繁に変化するのを防止することができる。
また、後方光量が多い時はEC素子の着色方向の応答速
度を速くしたので、夜間後方から急にヘッドライト等が
照らされた時にすぐに着色して眩しさを軽減することが
できる。
【0048】請求項2記載の発明によれば、EC素子を
パルス電圧で駆動する場合に、着色方向のデューティ比
(デューティ比が大きくなるほど着色量が大きくなる)
が低い時あるいは消色方向のデューティ比(デューティ
比が大きくなるほど、消色量が多くなる)が高い時は、
パルス電圧のデューティ比に対する反射率の変化の割合
を小さくしたので、光量のわずかな変化に対して反射率
が大きく変動するのを防止することができる。また、着
色方向のデューティ比が高い時あるいは消色方向のデュ
ーティ比が低い時は、デューティ比に対する反射率の変
化の割合を大きくしたので、夜間後方から急にヘッドラ
イト等が照らされた時に反射率が大きく低下して眩しさ
を軽減することができる。
【0049】請求項3記載の発明によれば、EC素子を
パルス電圧で駆動する場合に、後方光量が少ない時はパ
ルス電圧の着色方向の電流値を小さくしたので、光量の
わずかな変化に対して反射率が頻繁に変化したり、反射
率が大きく変動するのを防止することができる。また、
後方光量が多い時はパルス電圧の着色方向の電流値を大
きくしたので、夜間後方から急にヘッドライト等が照ら
された時に、すぐにかつ大きく低下して眩しさを軽減す
ることができる。
【0050】請求項4記載の発明によれば、パルス電圧
のデューティ比に応じてパルス電圧の電流値を制御する
ことにより、請求項3記載の発明を容易に実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】従来装置を示すブロック図である。
【図3】図2のEC素子駆動手段24の具体例を示す回
路図である。
【図4】図1および図2の発振手段14の発振出力を示
す波形図である。
【図5】図4の発振出力による図2の従来装置のデュー
ティ比に対するミラー反射率の変化特性を示す図であ
る。
【図6】図2の抵抗R10,R11によるミラー反射率
特性の変化を示す図である。
【図7】図4の発振出力による図1の装置のデューティ
比に対するミラー反射率の変化特性を示す図である。
【図8】図1の具体例を示す回路図である。
【図9】図8の発振手段14の基本型を示す回路図およ
び発振信号の波形図である。
【図10】図8の発振手段14およびデューティ比可変
原理を説明する回路図および発振信号の波形図である。
【図11】CdSの特性図である。
【図12】周囲光量と後方光量の関係による図8の発振
手段14の発振出力の変化を示す波形図である。
【図13】周囲光量と後方光量の関係による着色領域と
消色領域の理想的な区分を示す図である。
【図14】図8の着色電流駆動回路34の動作を示すタ
イムチャートである。
【符号の説明】
12 後方光量検出手段 14 発振手段(着色量制御手段) 20 EC素子 34 着色電流可変回路(応答速度制御手段、反射率変
化割合可変手段、電流値制御手段)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】EC素子によって反射率が可変に構成され
    た車両用の自動防眩ミラーであって、 少くとも、車両の後方光量を検出する後方光量検出手段
    と、前記EC素子の着色量を制御する着色量制御手段
    と、前記EC素子の応答速度を制御する応答速度制御手
    段とを具え、 前記着色量制御手段は、後方光量が少ない時は前記EC
    素子の着色量を少なくし、後方光量が多い時は当該EC
    素子の着色量を多くするように制御し、 前記応答速度制御手段は、後方光量が少ない時は前記E
    C素子の着色方向の応答速度を遅くし、後方光量が多い
    時は当該EC素子の着色方向の応答速度を速くするよう
    に制御してなる自動防眩ミラー。
  2. 【請求項2】EC素子をパルス電圧で駆動し、少くとも
    後方光量に応じて当該パルス電圧のデューティ比を変化
    させることにより、後方光量が少ない時は前記EC素子
    の着色量を少なくし、後方光量が多い時は当該EC素子
    の着色量を多くして反射率を可変制御するようにした自
    動防眩ミラーにおいて、 前記パルス電圧のデューティ比に対する反射率の変化の
    割合を、着色方向のデューティ比が低い時あるいは消色
    方向のデューティ比が高い時は小さくし、着色方向のデ
    ューティ比が高い時あるいは消色方向のデューティ比が
    低い時は大きくする反射率変化割合可変手段を具えてな
    る自動防眩ミラー。
  3. 【請求項3】EC素子をパルス電圧で駆動し、少くとも
    後方光量に応じて当該パルス電圧のデューティ比を変化
    させることにより、後方光量が少ない時は前記EC素子
    の着色量を少なくし、後方光量が多い時は当該EC素子
    の着色量を多くして反射率を可変制御するようにした自
    動防眩ミラーにおいて、 前記EC素子を駆動するパルス電圧の電流値を制御する
    電流値制御手段を具え、当該電流値制御手段は、前記パ
    ルス電圧の着色方向の電流値を、後方光量が少ない時は
    小さくし、後方光量が多い時は大きくするように制御し
    てなる自動防眩ミラー。
  4. 【請求項4】前記電流値制御手段が、前記パルス電圧の
    デューティ比に応じて前記電流値を制御してなる請求項
    3記載の自動防眩ミラー。
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