JPH075463Y2 - オプトエレクトロニック自動防眩ミラー駆動回路 - Google Patents
オプトエレクトロニック自動防眩ミラー駆動回路Info
- Publication number
- JPH075463Y2 JPH075463Y2 JP1746988U JP1746988U JPH075463Y2 JP H075463 Y2 JPH075463 Y2 JP H075463Y2 JP 1746988 U JP1746988 U JP 1746988U JP 1746988 U JP1746988 U JP 1746988U JP H075463 Y2 JPH075463 Y2 JP H075463Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両用の防眩ミラーの駆動回路に係り、特に光
センサによりインナミラーとドアミラーとに内蔵された
エレクトロクロミク素子(以下ECDという)又は液晶等
よりなるオプトエレクトロニック素子を個別に駆動して
反射率をそれぞれそ自動的に調整する自動防眩ミラー駆
動回路に関する。
センサによりインナミラーとドアミラーとに内蔵された
エレクトロクロミク素子(以下ECDという)又は液晶等
よりなるオプトエレクトロニック素子を個別に駆動して
反射率をそれぞれそ自動的に調整する自動防眩ミラー駆
動回路に関する。
[従来の技術] 夜間走行中、追従車よりの後方光を自車のインナーミラ
ー及びドアミラーが受けて、その反射光のため運転者が
眩惑を感じ安全運転に支障を来たす場合が屡々ある。
ー及びドアミラーが受けて、その反射光のため運転者が
眩惑を感じ安全運転に支障を来たす場合が屡々ある。
これを防ぐため、最近はミラーにエレクトロクロミック
素子(以下ECDという)又は液晶等のオプトエレクトロ
ニック素子を内蔵させ、該素子に印加する電圧を制御す
る駆動回路を用いて電気的に着色して防眩する方法が種
々提案されており、前記素子を内蔵したインサイドミラ
ー(インナーミラー)及びアウトサイドミラー(ドアミ
ラー)とを電気的に接続して共通に設けた駆動回路を光
センサにより一律的に制御する自動車用防眩ミラーが知
られている(例えば実開昭62-143542号公報参照)。
素子(以下ECDという)又は液晶等のオプトエレクトロ
ニック素子を内蔵させ、該素子に印加する電圧を制御す
る駆動回路を用いて電気的に着色して防眩する方法が種
々提案されており、前記素子を内蔵したインサイドミラ
ー(インナーミラー)及びアウトサイドミラー(ドアミ
ラー)とを電気的に接続して共通に設けた駆動回路を光
センサにより一律的に制御する自動車用防眩ミラーが知
られている(例えば実開昭62-143542号公報参照)。
[考案が解決しようとする課題] 前記従来のインナーミラー、ドアミラーに内蔵するオプ
トエレクトロニック素子を電気的に接続して共通に設け
た駆動回路により、制御する防眩ミラーにおいては、イ
ンナーミラーとドアミラーの反射率は同時に一律的に制
御されるわけで、反射面のフラットな構造のインナーミ
ラーと凸面鏡的構造のドアミラーとでは眩しさの感じ方
に違いがあるため、インナーミラーの方が眩惑を強く感
じ、使用上種々の不都合を生じている。
トエレクトロニック素子を電気的に接続して共通に設け
た駆動回路により、制御する防眩ミラーにおいては、イ
ンナーミラーとドアミラーの反射率は同時に一律的に制
御されるわけで、反射面のフラットな構造のインナーミ
ラーと凸面鏡的構造のドアミラーとでは眩しさの感じ方
に違いがあるため、インナーミラーの方が眩惑を強く感
じ、使用上種々の不都合を生じている。
また、上記不都合を解決するため、インナーミラーとド
アミラーとを防眩時の反射率の違うミラーを別々に造る
ことも考えられるが、製造条件を別々に設け、管理する
ことは好ましいことではない。
アミラーとを防眩時の反射率の違うミラーを別々に造る
ことも考えられるが、製造条件を別々に設け、管理する
ことは好ましいことではない。
本考案の目的は、上記不都合をミラーの製造条件の変更
等にたよることなく電気的に解決した駆動回路を提供す
るものである。
等にたよることなく電気的に解決した駆動回路を提供す
るものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案は、ミラーを防眩状態
に切換える照度レベルに達してから防眩状態にするため
の着色信号を出力する時間と、防眩状態から平常の状態
に復帰させるための消色信号を出力する時間とに別々の
遅延時間を設け、且つ該遅延時間はインナーミラーとド
アミラーとに対し別々に設け、防眩時にはインナーミラ
ーをドアミラーに対しては早めに防眩状態にし、防眩状
態から平常の状態に復帰させるときはドアミラーの方が
速く復帰するようにさせたものである。
に切換える照度レベルに達してから防眩状態にするため
の着色信号を出力する時間と、防眩状態から平常の状態
に復帰させるための消色信号を出力する時間とに別々の
遅延時間を設け、且つ該遅延時間はインナーミラーとド
アミラーとに対し別々に設け、防眩時にはインナーミラ
ーをドアミラーに対しては早めに防眩状態にし、防眩状
態から平常の状態に復帰させるときはドアミラーの方が
速く復帰するようにさせたものである。
本考案の駆動回路は、車両後方からの光レベルを検出す
る後方光センサと、該センサ出力を基準値と比較して着
消色用信号を出力する着消色判別回路と、該判別回路よ
り出力する着色信号と消色信号に対し個々に設定し且つ
それぞれ異なる時間的遅れを持つ遅延着消色信号を出力
する抵抗とコンデンサの充放電回路よりなるインナーミ
ラー用着消色遅延回路およびドアミラー用着消色遅延回
路と、前記それぞれの遅延回路から出力する遅延着消色
信号によりインナーミラー及びドアミラーに内蔵するオ
プトエレクトロニック素子に所定の電圧を印加して防眩
するインナーミラー駆動部およびドアミラー駆動部と、
前記各駆動部に駆動電圧を供給するインナーミラー駆動
電源回路およびドアミラー駆動電源回路とよりなるオプ
トエレクトロニック自動防眩ミラー駆動回路を提案す
る。
る後方光センサと、該センサ出力を基準値と比較して着
消色用信号を出力する着消色判別回路と、該判別回路よ
り出力する着色信号と消色信号に対し個々に設定し且つ
それぞれ異なる時間的遅れを持つ遅延着消色信号を出力
する抵抗とコンデンサの充放電回路よりなるインナーミ
ラー用着消色遅延回路およびドアミラー用着消色遅延回
路と、前記それぞれの遅延回路から出力する遅延着消色
信号によりインナーミラー及びドアミラーに内蔵するオ
プトエレクトロニック素子に所定の電圧を印加して防眩
するインナーミラー駆動部およびドアミラー駆動部と、
前記各駆動部に駆動電圧を供給するインナーミラー駆動
電源回路およびドアミラー駆動電源回路とよりなるオプ
トエレクトロニック自動防眩ミラー駆動回路を提案す
る。
また、車両後方からの光レベルを検出する後方センサお
よび車両周囲の光レベルを検出する周囲光センサと、該
周囲光センサの出力を所定基準値と比較して昼夜判別信
号を出力する昼夜判別回路と、前記後方光センサの出力
を前記周囲光センサの出力の分圧回路を介しての分圧基
準レベル値と比較して着消色用信号を出力する着消色判
別回路と、該着消色判別回路より出力する着色信号と消
色信号に対し個々に設定し且つそれぞれ異なる時間的遅
れを持つ遅延着消色信号を出力する抵抗とコンデンサの
充放電回路よりなるインナーミラー用着消色遅延回路お
よびドアミラー用着消色遅延回路と、前記昼夜判別回路
の出力に対し所定時間的遅れを持つ遅延昼夜判別信号を
出力する昼夜判別遅延回路と、前記インナーミラーとド
アミラーの各遅延着消色信号と前記遅延昼夜判別信号と
の論理積を形成して遅延昼夜判別信号により強制消色帯
域を持つ遅延着消色信号を出力するインナーミラーゲー
トおよびドアミラーゲートと、前記強制消色帯域を持つ
遅延着消色信号によりインナーミラー及びドアミラーに
内蔵するオプトエレクトロニック素子に所定の電圧を印
加して防眩するインナーミラー駆動部およびドアミラー
駆動部と、前記各駆動部に駆動電圧を供給するインナー
ミラー駆動電源回路およびドアミラー駆動電源回路と、
よりオプトエレクトロニック自動防眩ミラー駆動回路を
構成してもよい。
よび車両周囲の光レベルを検出する周囲光センサと、該
周囲光センサの出力を所定基準値と比較して昼夜判別信
号を出力する昼夜判別回路と、前記後方光センサの出力
を前記周囲光センサの出力の分圧回路を介しての分圧基
準レベル値と比較して着消色用信号を出力する着消色判
別回路と、該着消色判別回路より出力する着色信号と消
色信号に対し個々に設定し且つそれぞれ異なる時間的遅
れを持つ遅延着消色信号を出力する抵抗とコンデンサの
充放電回路よりなるインナーミラー用着消色遅延回路お
よびドアミラー用着消色遅延回路と、前記昼夜判別回路
の出力に対し所定時間的遅れを持つ遅延昼夜判別信号を
出力する昼夜判別遅延回路と、前記インナーミラーとド
アミラーの各遅延着消色信号と前記遅延昼夜判別信号と
の論理積を形成して遅延昼夜判別信号により強制消色帯
域を持つ遅延着消色信号を出力するインナーミラーゲー
トおよびドアミラーゲートと、前記強制消色帯域を持つ
遅延着消色信号によりインナーミラー及びドアミラーに
内蔵するオプトエレクトロニック素子に所定の電圧を印
加して防眩するインナーミラー駆動部およびドアミラー
駆動部と、前記各駆動部に駆動電圧を供給するインナー
ミラー駆動電源回路およびドアミラー駆動電源回路と、
よりオプトエレクトロニック自動防眩ミラー駆動回路を
構成してもよい。
また、オプトエレクトロニック素子にECDを使用し、こ
の場合のインナーミラー駆動部およびドアミラー駆動部
は、着消色信号を入力後、所定時間だけ所定電圧をECD
に印加するべく着消色パルスを出力するインナーミラー
駆動用タイマ回路およびドアミラー駆動用タイマ回路
と、前記各タイマ回路の出力により作動して前記ECDを
着消色させるスイッチング回路とより構成するようにし
ても良い。
の場合のインナーミラー駆動部およびドアミラー駆動部
は、着消色信号を入力後、所定時間だけ所定電圧をECD
に印加するべく着消色パルスを出力するインナーミラー
駆動用タイマ回路およびドアミラー駆動用タイマ回路
と、前記各タイマ回路の出力により作動して前記ECDを
着消色させるスイッチング回路とより構成するようにし
ても良い。
[作用] 本考案は上記構成であるので、追従車の後方光は後方光
センサに入力され、該センサの出力は入射光の明るさに
より変り、入射光が明るい程出力電圧を降下させる。着
消色判別回路においては、前記後方光センサの出力を基
準値と比較して基準値より後方光が明るくなれば着色用
信号を出力し、又暗くなれば消色用信号を出力してイン
ナーミラー用着消色遅延回路とドアミラー用着消色遅延
回路に入力される。前記のように入力した着色信号また
は消色信号はインナーミラー用着消色遅延回路とドアミ
ラー用着消色遅延回路を経由して、それぞれ別個の異な
る時間的遅れを持つ遅延着色信号または遅延消色信号を
形成してインナーミラー駆動部とドアミラー駆動部に個
別に入力し、インナーミラー駆動部とドアミラー駆動部
は別個に設けられた駆動電源回路よりそれぞれ適切な電
圧の供給を受けてインナーミラー、ドアミラーに内蔵さ
れたオプトエレクトロニック素子に印加してそれぞれ別
個に防眩してミラーの反射率を調整する。
センサに入力され、該センサの出力は入射光の明るさに
より変り、入射光が明るい程出力電圧を降下させる。着
消色判別回路においては、前記後方光センサの出力を基
準値と比較して基準値より後方光が明るくなれば着色用
信号を出力し、又暗くなれば消色用信号を出力してイン
ナーミラー用着消色遅延回路とドアミラー用着消色遅延
回路に入力される。前記のように入力した着色信号また
は消色信号はインナーミラー用着消色遅延回路とドアミ
ラー用着消色遅延回路を経由して、それぞれ別個の異な
る時間的遅れを持つ遅延着色信号または遅延消色信号を
形成してインナーミラー駆動部とドアミラー駆動部に個
別に入力し、インナーミラー駆動部とドアミラー駆動部
は別個に設けられた駆動電源回路よりそれぞれ適切な電
圧の供給を受けてインナーミラー、ドアミラーに内蔵さ
れたオプトエレクトロニック素子に印加してそれぞれ別
個に防眩してミラーの反射率を調整する。
前記着消色遅延回路は着色時にはドアミラーの方がイン
ナーミラーよりも遅れて作動し、消色時にはインナーミ
ラーがドアミラーより遅れて作動するようにしてあるた
め、防眩時にはインナーミラーの作動がドアミラーの作
動より速く作動してインナーミラーを速めに防眩状態に
し、防眩状態より復帰するときはドアミラーの方を速く
復帰させ、インナーミラーとドアミラーの眩しさの感じ
方の違いをカバーする。
ナーミラーよりも遅れて作動し、消色時にはインナーミ
ラーがドアミラーより遅れて作動するようにしてあるた
め、防眩時にはインナーミラーの作動がドアミラーの作
動より速く作動してインナーミラーを速めに防眩状態に
し、防眩状態より復帰するときはドアミラーの方を速く
復帰させ、インナーミラーとドアミラーの眩しさの感じ
方の違いをカバーする。
なお、光センサに後方光センサと周囲光センサとを併設
する場合は、着消色判別回路より出力される着消色用信
号は周囲光の変化に対応した状態で出力され、また昼夜
判別回路より出力される昼夜判別信号により、着消色信
号に周囲光による強制消色帯域を設け、昼間時は特別の
場合を除き着色信号はカットされる。
する場合は、着消色判別回路より出力される着消色用信
号は周囲光の変化に対応した状態で出力され、また昼夜
判別回路より出力される昼夜判別信号により、着消色信
号に周囲光による強制消色帯域を設け、昼間時は特別の
場合を除き着色信号はカットされる。
[実施例] 次に図面に基づき本考案を具体的に説明する。
第1図は本考案の後方光センサのみを使用した場合のオ
プトエレクトロニック自動防眩ミラー駆動回路のブロッ
ク図である。
プトエレクトロニック自動防眩ミラー駆動回路のブロッ
ク図である。
図において、2はインナーミラー駆動電源回路、3はド
アミラー駆動電源回路、11は後方光センサ、12は着消色
判別回路、13はインナーミラー用着消色遅延回路、14は
ドアミラー用着消色遅延回路、16はインナーミラー駆動
部、18はドアミラー駆動部、10a、10bはインナーミラー
及びドアミラーに内蔵されるオプトエレクトロニック素
子である。
アミラー駆動電源回路、11は後方光センサ、12は着消色
判別回路、13はインナーミラー用着消色遅延回路、14は
ドアミラー用着消色遅延回路、16はインナーミラー駆動
部、18はドアミラー駆動部、10a、10bはインナーミラー
及びドアミラーに内蔵されるオプトエレクトロニック素
子である。
本考案の駆動回路の第1の実施例は第1図に示すよう
に、車両後方からの光レベルを検出する後方光センサ11
と、センサ11の出力により着消色用信号を出力する着消
色判別回路12と、該判別回路より出力する着色信号また
は消色信号に個別に設定し且つそれぞれ異なる時間的遅
れを持つ遅延着消色信号を出力するインナーミラー用着
消色遅延回路13とドアミラー用着消色遅延回路14と、前
記各遅延回路によりそれぞれ出力される遅延着消色信号
により作動するインナーミラー駆動部16とドアミラー駆
動部18と、前記各駆動部により駆動されるオプトエレク
トロニック素子10a、10bと、インナーミラー駆動電源回
路2とドアミラー駆動電源回路3とより構成する。
に、車両後方からの光レベルを検出する後方光センサ11
と、センサ11の出力により着消色用信号を出力する着消
色判別回路12と、該判別回路より出力する着色信号また
は消色信号に個別に設定し且つそれぞれ異なる時間的遅
れを持つ遅延着消色信号を出力するインナーミラー用着
消色遅延回路13とドアミラー用着消色遅延回路14と、前
記各遅延回路によりそれぞれ出力される遅延着消色信号
により作動するインナーミラー駆動部16とドアミラー駆
動部18と、前記各駆動部により駆動されるオプトエレク
トロニック素子10a、10bと、インナーミラー駆動電源回
路2とドアミラー駆動電源回路3とより構成する。
後方光センサ11は追従車よりの後方光をインナーミラー
の近傍で検出するセンサで、後方光の明るさが明るくな
ると、センサ11の出力電圧は下降する。着消色判別回路
12は、後方光センサ11の出力を所定基準値と比較して、
後記するインナーミラー駆動部16とドアミラー駆動部18
に、インナミラー用着消色遅延回路13とドアミラー用着
消色遅延回路14とをそれぞれ介してインナーミラーとド
アミラーの遅延着消色信号S1、S2を出力する。
の近傍で検出するセンサで、後方光の明るさが明るくな
ると、センサ11の出力電圧は下降する。着消色判別回路
12は、後方光センサ11の出力を所定基準値と比較して、
後記するインナーミラー駆動部16とドアミラー駆動部18
に、インナミラー用着消色遅延回路13とドアミラー用着
消色遅延回路14とをそれぞれ介してインナーミラーとド
アミラーの遅延着消色信号S1、S2を出力する。
着消色遅延回路13、14は、抵抗とコンデンサの組合せに
よる充放電を利用して、防眩する際にはインナーミラー
がドアミラーより早く着色されるようにし、消色する際
はインナーミラーの方がドアミラーより遅れて消色する
ようにしてある。すなわち、インナーミラーとドアミラ
ーの遅延着消色信号S1、S2は着消色判別回路の出力に対
し、 着色時 S1のおくれ<S2のおくれ…(1) 消色時 S1のおくれ>S2のおくれ…(2) 上記(1)(2)の関係を満足する異なる時間的遅れを
持つように抵抗とコンデンサの値を設定してある。
よる充放電を利用して、防眩する際にはインナーミラー
がドアミラーより早く着色されるようにし、消色する際
はインナーミラーの方がドアミラーより遅れて消色する
ようにしてある。すなわち、インナーミラーとドアミラ
ーの遅延着消色信号S1、S2は着消色判別回路の出力に対
し、 着色時 S1のおくれ<S2のおくれ…(1) 消色時 S1のおくれ>S2のおくれ…(2) 上記(1)(2)の関係を満足する異なる時間的遅れを
持つように抵抗とコンデンサの値を設定してある。
インナーミラー駆動部16は、前記遅延着消色信号S1によ
りインナーミラー電源回路2よりの駆動電圧の供給を適
宜受けてインナーミラーに内蔵するオプトエレクトロニ
ック素子10aに所定の電圧を印加して防眩(着色)し、
またドアミラー駆動部18は着消色信号S2によりドアミラ
ー駆動電源回路3よりの駆動電圧の供給を適宜受けてド
アミラーに内蔵するオプトエレクトロニック素子10bに
所定の電圧を印加して防眩するようにしてある。
りインナーミラー電源回路2よりの駆動電圧の供給を適
宜受けてインナーミラーに内蔵するオプトエレクトロニ
ック素子10aに所定の電圧を印加して防眩(着色)し、
またドアミラー駆動部18は着消色信号S2によりドアミラ
ー駆動電源回路3よりの駆動電圧の供給を適宜受けてド
アミラーに内蔵するオプトエレクトロニック素子10bに
所定の電圧を印加して防眩するようにしてある。
第2図には、本考案の第2の実施例である後方光センサ
11と周囲光センサ12とを併設した場合の変形実施例のブ
ロック図を示してある。
11と周囲光センサ12とを併設した場合の変形実施例のブ
ロック図を示してある。
この場合は判別回路に着消色判別回路12と昼夜判別回路
22とを設け、着消色判別回路のIC12aの反転入力端子に
は周囲光センサ21の出力電圧を抵抗で適宜分圧して分圧
基準レベル値として入力させ、非反転入力端子に入力す
る後方光センサの出力と比較して着消色用信号をインナ
ーミラー用着消色遅延回路13とドアミラー用着消色遅延
回路14とにそれぞれ入力するようにしてある。
22とを設け、着消色判別回路のIC12aの反転入力端子に
は周囲光センサ21の出力電圧を抵抗で適宜分圧して分圧
基準レベル値として入力させ、非反転入力端子に入力す
る後方光センサの出力と比較して着消色用信号をインナ
ーミラー用着消色遅延回路13とドアミラー用着消色遅延
回路14とにそれぞれ入力するようにしてある。
なお、着消色用信号の入力を受けたインナーミラー用着
消色遅延回路13とドアミラー用着消色遅延回路は第1図
の場合と同様に作動してインナーミラー駆動部とドアミ
ラー駆動部とに向け、遅延着消色信号S1、S2を前記
(1)(2)を満足する条件下で出力する。
消色遅延回路13とドアミラー用着消色遅延回路は第1図
の場合と同様に作動してインナーミラー駆動部とドアミ
ラー駆動部とに向け、遅延着消色信号S1、S2を前記
(1)(2)を満足する条件下で出力する。
一方、昼夜判別回路22は所定基準値をIC22aの反転入力
端子に入力させ、周囲光が明るくなると出力電圧がさが
る下降特性を有する周囲光センサ21の出力をIC22aの非
反転入力端子に入力させ、IC22aより判別信号を昼夜判
別遅延回路23を経由して出力させ、該出力を前記着消色
遅延回路13、14よりの遅延着消色信号S1、S2にインナー
ミラーゲート24、ドアミラーゲート25とにより論理積を
形成させ、前記インナーミラー駆動部16、ドアミラー駆
動部18に昼夜判別出力による強制消色帯域を設けた遅延
着消色信号を出力するようにしてある。
端子に入力させ、周囲光が明るくなると出力電圧がさが
る下降特性を有する周囲光センサ21の出力をIC22aの非
反転入力端子に入力させ、IC22aより判別信号を昼夜判
別遅延回路23を経由して出力させ、該出力を前記着消色
遅延回路13、14よりの遅延着消色信号S1、S2にインナー
ミラーゲート24、ドアミラーゲート25とにより論理積を
形成させ、前記インナーミラー駆動部16、ドアミラー駆
動部18に昼夜判別出力による強制消色帯域を設けた遅延
着消色信号を出力するようにしてある。
なお、前記遅延着消色信号の入力を受けたインナーミラ
ー駆動部16、ドアミラー駆動部18は第1図の場合と同様
に作動して内蔵したオプトエレクトロニック素子10a、1
0bを個別に且つ異なる時間的遅れを以て着消色する。
ー駆動部16、ドアミラー駆動部18は第1図の場合と同様
に作動して内蔵したオプトエレクトロニック素子10a、1
0bを個別に且つ異なる時間的遅れを以て着消色する。
第3図、第4図は第1図、第2図のオプトエレクトロニ
ック素子にECDを使用した別の変形実施例を示すブロッ
ク図である。
ック素子にECDを使用した別の変形実施例を示すブロッ
ク図である。
この場合は、オプトエレクトロニック素子にECD30a、30
bを使用し、インナーミラー駆動部16はインナーミラー
駆動用タイマ回路36とインナーミラースイッチング回路
37とより構成し、ドアミラー駆動部18はドアミラー駆動
用タイマ回路38とドアミラースイッチング回路39とより
構成する。
bを使用し、インナーミラー駆動部16はインナーミラー
駆動用タイマ回路36とインナーミラースイッチング回路
37とより構成し、ドアミラー駆動部18はドアミラー駆動
用タイマ回路38とドアミラースイッチング回路39とより
構成する。
インナーミラー駆動用タイマ回路36、ドアミラー駆動用
タイマ回路38は、前記遅延着消色信号S1、S2をそれぞれ
入力により作動し、インナーミラー駆動電源回路2、ド
アミラー駆動電源回路3より所定の駆動電圧を所定時間
だけECD30a、30bに印加して所定の着消色をなし、イン
ナーミラーおよびドアミラーの反射率を個別に調整して
自動防眩できるようにしてある。
タイマ回路38は、前記遅延着消色信号S1、S2をそれぞれ
入力により作動し、インナーミラー駆動電源回路2、ド
アミラー駆動電源回路3より所定の駆動電圧を所定時間
だけECD30a、30bに印加して所定の着消色をなし、イン
ナーミラーおよびドアミラーの反射率を個別に調整して
自動防眩できるようにしてある。
上記第4図のブロック図を第5図の回路図により具体的
に示せば、次のとおりである。
に示せば、次のとおりである。
後方光センサ11はセンサ11aとセンサ回路11bとよりな
り、周囲光センサ21はセンサ21aとセンサ回路21bとより
なる。着消色判別回路12はオペアンプIC12aの非反転入
力端子には、センサ回路11bの出力を入力させ、また反
転入力端子にはセンサ21aの出力を抵抗で分圧して、適
切な分圧基準値レベルに変換して入力させ、周囲光の変
化に対応した出力(着消色用信号)をIC12aよりインナ
ーミラー用着消色遅延回路13、ドアミラー用着消色遅延
回路14に出力するようにしてある。前記着消色遅延回路
13、14はコンデンサと抵抗を組合せた充放電回路によ
り、着色信号および消色信号に対しそれぞれ異なる遅延
時間を設定するようにしたもので、遅延回路13において
は、例えば着色時に0.5秒の遅れ、消色時に2秒の遅れ
を設定し、遅延回路14においては、例えば着色時2〜3
秒の遅れ、消色時には1秒の遅れをそれぞれ設定して、
前記遅延回路13、14よりそれぞれ出力される遅延着消色
信号S1、S2の間に前記(1)(2)の条件を常に満足す
るようにしてある。
り、周囲光センサ21はセンサ21aとセンサ回路21bとより
なる。着消色判別回路12はオペアンプIC12aの非反転入
力端子には、センサ回路11bの出力を入力させ、また反
転入力端子にはセンサ21aの出力を抵抗で分圧して、適
切な分圧基準値レベルに変換して入力させ、周囲光の変
化に対応した出力(着消色用信号)をIC12aよりインナ
ーミラー用着消色遅延回路13、ドアミラー用着消色遅延
回路14に出力するようにしてある。前記着消色遅延回路
13、14はコンデンサと抵抗を組合せた充放電回路によ
り、着色信号および消色信号に対しそれぞれ異なる遅延
時間を設定するようにしたもので、遅延回路13において
は、例えば着色時に0.5秒の遅れ、消色時に2秒の遅れ
を設定し、遅延回路14においては、例えば着色時2〜3
秒の遅れ、消色時には1秒の遅れをそれぞれ設定して、
前記遅延回路13、14よりそれぞれ出力される遅延着消色
信号S1、S2の間に前記(1)(2)の条件を常に満足す
るようにしてある。
昼夜判別回路22は、オペアンプIC22aを主体とし、非反
転入力端子に周囲光の明るさが明るくなると出力電圧が
下降する特性を持つセンサ回路21bの出力を入力させ、
反転入力端子には所定基準値を持つ基準電圧を入力させ
て昼夜判別信号を出力するようにしてある。昼夜判別回
路22の出力は昼夜判別遅延回路23を経由した後、前記遅
延回路13、14からの遅延着消色信号S1、S2とインナーミ
ラーゲート24、ドアミラーゲート25とにおいて、それぞ
れ論理積を形成するようにして着消色信号に昼夜判別信
号による強制消色帯域を設け、明暗の変化に対する視覚
のずれを加味して昼間は着色信号をカットされるように
してある。なお、急激な周囲光の変化に対してはシュミ
ット回路により作動しないようにしてある。
転入力端子に周囲光の明るさが明るくなると出力電圧が
下降する特性を持つセンサ回路21bの出力を入力させ、
反転入力端子には所定基準値を持つ基準電圧を入力させ
て昼夜判別信号を出力するようにしてある。昼夜判別回
路22の出力は昼夜判別遅延回路23を経由した後、前記遅
延回路13、14からの遅延着消色信号S1、S2とインナーミ
ラーゲート24、ドアミラーゲート25とにおいて、それぞ
れ論理積を形成するようにして着消色信号に昼夜判別信
号による強制消色帯域を設け、明暗の変化に対する視覚
のずれを加味して昼間は着色信号をカットされるように
してある。なお、急激な周囲光の変化に対してはシュミ
ット回路により作動しないようにしてある。
インナーミラー駆動用タイマ回路36は、インバータ30、
31、35および着色時タイマ36aと、着色維持用間欠パル
ス発振回路36bと、消色時タイマ36cと、タイマ36a、36c
及び発振回路36bの出力ゲート32、34、33とよりなる。
31、35および着色時タイマ36aと、着色維持用間欠パル
ス発振回路36bと、消色時タイマ36cと、タイマ36a、36c
及び発振回路36bの出力ゲート32、34、33とよりなる。
ドアミラー駆動用タイマ回路38は、インナーミラーと同
様にインバータおよび着色時タイマと、着色維持用間欠
パルス発振回路と、消色時タイマ等よりなり、入力信号
が「L」になった時着色し、「H」になったときに消色
する。すなわち、インバータ30の入力信号が「L」にな
ると着色時タイマ36aの出力ゲイト32はパルス幅7秒の
着色用パルスを出力する。そのためインナーミラー駆動
電源回路2より7秒間1.35Vの印加電圧が供給され、イ
ンナーミラースイッチング回路37の着色側トランジスタ
群を介してECD30aに1.35V電圧を7秒間連続印加して着
色するようにしてある。
様にインバータおよび着色時タイマと、着色維持用間欠
パルス発振回路と、消色時タイマ等よりなり、入力信号
が「L」になった時着色し、「H」になったときに消色
する。すなわち、インバータ30の入力信号が「L」にな
ると着色時タイマ36aの出力ゲイト32はパルス幅7秒の
着色用パルスを出力する。そのためインナーミラー駆動
電源回路2より7秒間1.35Vの印加電圧が供給され、イ
ンナーミラースイッチング回路37の着色側トランジスタ
群を介してECD30aに1.35V電圧を7秒間連続印加して着
色するようにしてある。
着色維持用間欠パルス発振回路36bは前記入力信号が
「L」になると作動して、例えば周期5秒、0.5秒幅の
間欠パルスを発振する。そのため前記7秒に亘る連続印
加の後は着色維持用の印加電圧1.2Vが周期5秒毎に0.5
秒印加され、ECDの着色を維持するようにしてある。な
お、駆動電源回路2は着色用のパルス幅7秒のパルスが
入力されると、前記パルスが入力されている間は1.35V
の駆動電圧を供給し、それ以外は1.2Vの駆動電圧を供給
するようにしてある。
「L」になると作動して、例えば周期5秒、0.5秒幅の
間欠パルスを発振する。そのため前記7秒に亘る連続印
加の後は着色維持用の印加電圧1.2Vが周期5秒毎に0.5
秒印加され、ECDの着色を維持するようにしてある。な
お、駆動電源回路2は着色用のパルス幅7秒のパルスが
入力されると、前記パルスが入力されている間は1.35V
の駆動電圧を供給し、それ以外は1.2Vの駆動電圧を供給
するようにしてある。
インバータ30の入力が「H」となり、消色信号が入力さ
れると、消色時タイマ36cが作動し、出力ゲイト34より
パルス幅7秒の消色用パルスが出力する。そのためイン
ナーミラースイッチング回路37の消色側トランジスタ群
が作動し、ECD30aに1.2Vの駆動電圧を着色時とは逆方向
にECDに印加して消色するようにしてある。なお、ドア
ミラー駆動用タイマ回路38の構成も上記インナーミラー
駆動用タイマ回路36と同じである。
れると、消色時タイマ36cが作動し、出力ゲイト34より
パルス幅7秒の消色用パルスが出力する。そのためイン
ナーミラースイッチング回路37の消色側トランジスタ群
が作動し、ECD30aに1.2Vの駆動電圧を着色時とは逆方向
にECDに印加して消色するようにしてある。なお、ドア
ミラー駆動用タイマ回路38の構成も上記インナーミラー
駆動用タイマ回路36と同じである。
次に本考案の作動状況につき、第5図により説明すると
次のとおりである。
次のとおりである。
追従車よりの後方光が入射されると、インナーミラーの
近傍に設けられた後方光センサ11が作動し、センサ回路
11bの出力電圧は減少する。着消色判別回路12のIC12aの
出力はセンサ21aよりの出力の変化に対応したなかで作
動し、センサ回路11bの出力電圧が減少するとIC12aの出
力は「L」となり、着色用信号を出力する。そのため、
IC12aの出力端子に連なるインナーミラー用着消色遅延
回路13およびドアミラー用着消色遅延回路14にはそれぞ
れ実線矢印方向に電流が流れ、IC13aの反転入力端子に
は0.5秒遅れて「L」が入力され、IC14aの反転入力端子
には2〜3秒遅れて「L」が入力される。ついで、IC13
a、IC14aの出力はそれぞれ後方光の入射を受けてより0.
5秒、2〜3秒の遅れをもって「H」となり、遅延着色
信号S1、S2を出力する。
近傍に設けられた後方光センサ11が作動し、センサ回路
11bの出力電圧は減少する。着消色判別回路12のIC12aの
出力はセンサ21aよりの出力の変化に対応したなかで作
動し、センサ回路11bの出力電圧が減少するとIC12aの出
力は「L」となり、着色用信号を出力する。そのため、
IC12aの出力端子に連なるインナーミラー用着消色遅延
回路13およびドアミラー用着消色遅延回路14にはそれぞ
れ実線矢印方向に電流が流れ、IC13aの反転入力端子に
は0.5秒遅れて「L」が入力され、IC14aの反転入力端子
には2〜3秒遅れて「L」が入力される。ついで、IC13
a、IC14aの出力はそれぞれ後方光の入射を受けてより0.
5秒、2〜3秒の遅れをもって「H」となり、遅延着色
信号S1、S2を出力する。
また、後方光の入射がないときはIC12aの出力は「H」
となり、消色用信号を出力する。そのため、IC12aの出
力端子に連なるインナーミラー用着消色遅延回路13およ
びドアミラー用着消色遅延回路14には、それぞれ点線矢
印方向の電流が流れ、IC13aの反転入力端子は2秒遅れ
て「H」が入力され、IC14aの反転入力端子には1秒遅
れて「H」が入力される。ついで、IC13a、IC14aの出力
はそれぞれ後方光の入射が途絶えてより2秒、1秒の遅
れをもって「L」となり、遅延消色信号S1、S2を出力す
る。
となり、消色用信号を出力する。そのため、IC12aの出
力端子に連なるインナーミラー用着消色遅延回路13およ
びドアミラー用着消色遅延回路14には、それぞれ点線矢
印方向の電流が流れ、IC13aの反転入力端子は2秒遅れ
て「H」が入力され、IC14aの反転入力端子には1秒遅
れて「H」が入力される。ついで、IC13a、IC14aの出力
はそれぞれ後方光の入射が途絶えてより2秒、1秒の遅
れをもって「L」となり、遅延消色信号S1、S2を出力す
る。
一方、周囲光センサ21のセンサ回路21bは、昼間はその
出力電圧は減少し、夜間は大となり、周囲が暗くなると
昼夜判別回路22より出力される昼夜判別信号は「H」と
なり、昼夜判別遅延回路23を経てIC23aに入力され、IC2
3aの出力の一部はシュミット回路を経、IC22aの反転入
力端子にフィードバックされる。そのため周囲が暗くな
ると例えば0.6Luxで「L」となって強制消色をとかれ、
逆に周囲が明るくなると例えば6Luxで「H」となり、強
制消色に移行するようにしてある。すなわち、周囲が暗
くなりかける時は0.6Lux以下で前記ゲート24、25により
自動着消色に移行し、逆に明るくなる時は6Luxで強制消
色に移行する。
出力電圧は減少し、夜間は大となり、周囲が暗くなると
昼夜判別回路22より出力される昼夜判別信号は「H」と
なり、昼夜判別遅延回路23を経てIC23aに入力され、IC2
3aの出力の一部はシュミット回路を経、IC22aの反転入
力端子にフィードバックされる。そのため周囲が暗くな
ると例えば0.6Luxで「L」となって強制消色をとかれ、
逆に周囲が明るくなると例えば6Luxで「H」となり、強
制消色に移行するようにしてある。すなわち、周囲が暗
くなりかける時は0.6Lux以下で前記ゲート24、25により
自動着消色に移行し、逆に明るくなる時は6Luxで強制消
色に移行する。
ついで、前記遅延着色信号「L」がインナーミラー駆動
用タイマ回路のインバータ30に入力されると、着色時タ
イマ36aと発振回路36bが作動し、7秒経過すると着色時
タイマ36aは作動を停止する。そのため、インナーミラ
ー駆動電源回路2は、最初7秒の間1.35Vの電圧を出力
し、7秒経過後は1.2Vの電圧をインナーミラースイッチ
ング回路37に出力する。
用タイマ回路のインバータ30に入力されると、着色時タ
イマ36aと発振回路36bが作動し、7秒経過すると着色時
タイマ36aは作動を停止する。そのため、インナーミラ
ー駆動電源回路2は、最初7秒の間1.35Vの電圧を出力
し、7秒経過後は1.2Vの電圧をインナーミラースイッチ
ング回路37に出力する。
また、ECD30aは最初の7秒の間1.35Vの駆動電圧により
連続印加着色され、7秒経過後は1.2Vの駆動電圧が周期
5秒毎に、0.5秒間欠印加されて着色状態は保持され
る。
連続印加着色され、7秒経過後は1.2Vの駆動電圧が周期
5秒毎に、0.5秒間欠印加されて着色状態は保持され
る。
次に前記遅延消色信号「H」が前記タイマ回路36のイン
バータ30に入力されると、消色時タイマ36cが作動してE
CD30aには7秒間消色用駆動電圧1.2Vが着色時とは逆方
向に印加されて消色する。
バータ30に入力されると、消色時タイマ36cが作動してE
CD30aには7秒間消色用駆動電圧1.2Vが着色時とは逆方
向に印加されて消色する。
なお、ドアミラー駆動用タイマ回路38の作動は上記と同
様である。また、第5図には手動によるAUTO,DAY,NIGHT
の6回路3接点の切換スイッチを設け、AUTOを使用しな
いときは、DAY(消色)またはNIGHT(着色)に切換えて
着色または消色するようにしてある。
様である。また、第5図には手動によるAUTO,DAY,NIGHT
の6回路3接点の切換スイッチを設け、AUTOを使用しな
いときは、DAY(消色)またはNIGHT(着色)に切換えて
着色または消色するようにしてある。
[考案の効果] 本考案によれば、以下のような効果を奏する。
後方光センサにより追従車よりの後方光を検出してイン
ナーミラー及びドアミラーに内蔵されたオプトエレクト
ロニック素子に電圧を印加してインナーミラー及びドア
ミラーの防眩をする場合、請求項1の自動防眩ミラーの
駆動回路においては、駆動電源回路と着消色するための
駆動部とをインナーミラーとドアミラーとに個別に設
け、前記個別に設けた駆動部に対して後方光センサの出
力に基づき、インナーミラーとドアミラーとに個別の異
なる時間的遅れを持った着消色信号を出力するようにし
てあるため、着消色による防眩をする際、インナーミラ
ーとドアミラーとにそれぞれ異なる時間的遅れを持たせ
ることができ、インナーミラーとドアミラーとの眩しさ
を感じる度合いの違いをカバーすることができる。
ナーミラー及びドアミラーに内蔵されたオプトエレクト
ロニック素子に電圧を印加してインナーミラー及びドア
ミラーの防眩をする場合、請求項1の自動防眩ミラーの
駆動回路においては、駆動電源回路と着消色するための
駆動部とをインナーミラーとドアミラーとに個別に設
け、前記個別に設けた駆動部に対して後方光センサの出
力に基づき、インナーミラーとドアミラーとに個別の異
なる時間的遅れを持った着消色信号を出力するようにし
てあるため、着消色による防眩をする際、インナーミラ
ーとドアミラーとにそれぞれ異なる時間的遅れを持たせ
ることができ、インナーミラーとドアミラーとの眩しさ
を感じる度合いの違いをカバーすることができる。
請求項2の光センサに後方光センサと周囲光センサとを
併設する場合において、着消色判別回路は周囲光センサ
の出力を織込んだ分圧基準レベル値の設定をして着消色
信号を出力するため、実際に適合した制御ができるとと
もに正確な防眩を行なうことができる。また、周囲光セ
ンサの出力により昼夜判別信号を出力させ、不必要な例
えば昼間時の明るい照度帯域においては強制消色させ、
後方光センサによる自動防眩を停止させることができ、
より合理的な自動防眩ミラー駆動回路を得ることができ
る。
併設する場合において、着消色判別回路は周囲光センサ
の出力を織込んだ分圧基準レベル値の設定をして着消色
信号を出力するため、実際に適合した制御ができるとと
もに正確な防眩を行なうことができる。また、周囲光セ
ンサの出力により昼夜判別信号を出力させ、不必要な例
えば昼間時の明るい照度帯域においては強制消色させ、
後方光センサによる自動防眩を停止させることができ、
より合理的な自動防眩ミラー駆動回路を得ることができ
る。
請求項3のオプトエレクトロニック素子にECDを使用す
る場合において、ECDは他のオプトエレクトロニック素
子である液晶等の使用に比較して、視認性が改善でき、
また人間の目にとって着消色の制御をよりおだやかに行
なうことができる。
る場合において、ECDは他のオプトエレクトロニック素
子である液晶等の使用に比較して、視認性が改善でき、
また人間の目にとって着消色の制御をよりおだやかに行
なうことができる。
第1図は本考案のオプトエレクトロニック自動防眩ミラ
ー駆動回路のブロック図、第2図は後方光センサと周囲
光センサとを併用した場合の本考案のブロック図、第3
図および第4図は第1図および第2図においてオプトエ
レクトロニック素子としてECDを使用した場合のブロッ
ク図、第5図は第4図のブロック図を具体的に示す回路
図である。 2……インナーミラー駆動電源回路、3……ドアミラー
駆動電源回路、10a、10b……オプトエレクトロニック素
子、11……後方光センサ、12……着消色判別回路、13…
…インナーミラー用着消色遅延回路、14……ドアミラー
用着消色遅延回路、16……インナーミラー駆動部、18…
…ドアミラー駆動部、21……周囲光センサ、22……昼夜
判別回路、23……昼夜判別遅延回路、24……インナーミ
ラーゲート、25……ドアミラーゲート、30a、30b……EC
D、36……インナーミラー駆動用タイマ回路、37……イ
ンナーミラースイッチング回路、38……ドアミラー駆動
用タイマ回路、39……ドアミラースイッチング回路。
ー駆動回路のブロック図、第2図は後方光センサと周囲
光センサとを併用した場合の本考案のブロック図、第3
図および第4図は第1図および第2図においてオプトエ
レクトロニック素子としてECDを使用した場合のブロッ
ク図、第5図は第4図のブロック図を具体的に示す回路
図である。 2……インナーミラー駆動電源回路、3……ドアミラー
駆動電源回路、10a、10b……オプトエレクトロニック素
子、11……後方光センサ、12……着消色判別回路、13…
…インナーミラー用着消色遅延回路、14……ドアミラー
用着消色遅延回路、16……インナーミラー駆動部、18…
…ドアミラー駆動部、21……周囲光センサ、22……昼夜
判別回路、23……昼夜判別遅延回路、24……インナーミ
ラーゲート、25……ドアミラーゲート、30a、30b……EC
D、36……インナーミラー駆動用タイマ回路、37……イ
ンナーミラースイッチング回路、38……ドアミラー駆動
用タイマ回路、39……ドアミラースイッチング回路。
Claims (3)
- 【請求項1】車両後方からの光レベルを検出する後方光
センサと、該センサ出力を基準値と比較して着消色用信
号を出力する着消色判別回路と、該判別回路より出力す
る着色信号と消色信号に対しそれぞれ個々に設定され且
つ異なる時間的遅れを持つ遅延着消色信号を出力する抵
抗とコンデンサの充放電回路よりなるインナーミラー用
着消色遅延回路およびドアミラー用着消色遅延回路と、
前記それぞれの遅延回路から出力する遅延着消色信号に
よりインナーミラー及びドアミラーに内蔵するオプトエ
レクトロニック素子に所定の電圧を印加して防眩するイ
ンナーミラー駆動部およびドアミラー駆動部と、前記各
駆動部に駆動電圧を供給するインナーミラー駆動電源回
路およびドアミラー駆動電源回路とよりなるオプトエレ
クトロニック自動防眩ミラー駆動回路。 - 【請求項2】車両後方からの光レベルを検出する後方光
センサおよび車両周囲の光レベルを検出する周囲光セン
サと、 前記後方光センサの出力を前記周囲光センサの出力の分
圧回路を介しての分圧基準レベル値と比較して着消色用
信号を出力する着消色判別回路と、 前記周囲光センサの出力を所定基準値と比較して昼夜判
別信号を出力する昼夜判別回路と、 着消色判別回路より出力する着色信号と消色信号に対し
それぞれ個々に設定され且つ異なる時間的遅れを持つ遅
延着消色信号を出力する抵抗とコンデンサの充放電回路
よりなるインナーミラー用着消色遅延回路およびドアミ
ラー用着消色遅延回路と、 前記昼夜判別回路の出力に対し所定時間的遅れを持つ遅
延昼夜判別信号を出力する昼夜判別遅延回路と、 前記インナーミラーとドアミラーの各遅延着消色信号と
前記遅延昼夜判別信号との論理積を形成して遅延昼夜判
別信号により強制消色帯域をもつ遅延着消色信号を出力
するインナーミラーゲートおよびドアミラーゲートと、 前記強制消色帯域を持つ遅延着消色信号によりインナー
ミラー及びドアミラーに内蔵するオプトエレクトロニッ
ク素子に所定の電圧を印加して防眩するインナーミラー
駆動部およびドアミラー駆動部と、前記各駆動部に駆動
電圧を供給するインナーミラー駆動電源回路およびドア
ミラー駆動電源回路と、 よりなるオプトエレクトロニック自動防眩ミラー駆動回
路。 - 【請求項3】オプトエレクトロニック素子はECDよりな
り;インナーミラー駆動部およびドアミラー駆動部は、
着消色信号を入力して、所定時間だけ所定電圧をECDに
印加する着消色パルスを出力するインナーミラー駆動用
タイマ回路およびドアミラー駆動用タイマ回路と、前記
各タイマ回路の出力により作動して前記ECDを着消色さ
せるスイッチング回路と、よりなる請求項第1項又は第
2項記載のオプトエレクトロニック自動防眩ミラー駆動
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1746988U JPH075463Y2 (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | オプトエレクトロニック自動防眩ミラー駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1746988U JPH075463Y2 (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | オプトエレクトロニック自動防眩ミラー駆動回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01123836U JPH01123836U (ja) | 1989-08-23 |
JPH075463Y2 true JPH075463Y2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=31231278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1746988U Expired - Lifetime JPH075463Y2 (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | オプトエレクトロニック自動防眩ミラー駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075463Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-15 JP JP1746988U patent/JPH075463Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01123836U (ja) | 1989-08-23 |
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