JP3563048B2 - ロータリーキルンのシール構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
回転するキルン本体とその両端に配置される固定フードとを有するロータリーキルンの、キルン本体と固定フードとの間に設けられるシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロータリーキルンは、被処理物を焼成、焼却あるいはか焼して固形物として取り出すのに用いられる設備であり、回転可能に設けられた円筒状のキルン本体と、このキルン本体の両端部に設けられた入口側の固定フードおよび出口側の固定フードとを有する。キルン本体の内部は加熱手段により高温状態とされ、この中に、入口側の固定フードを介して被処理物を供給し、供給された被処理物を出口側へ送りつつ加熱処理し、これによって生成された固形物が出口側のフードを介して排出される。ここで、キルン本体の内部での処理条件を安定化させるため、キルン本体と各フードとの間にシール構造が設けられている。
【0003】
ロータリーキルンのシール構造としては、従来、種々の提案がなされている。以下に、従来のロータリーキルンのシール構造について、特開2000−266325号公報に記載のものを例に挙げて説明する。
【0004】
図4は、特開2000−266325号公報に開示されたシール構造の断面図であり、入口側の構造を示している。図4に示すように、不図示の駆動機構により回転可能に設けられたキルン本体502の入口側端部の外周面には、キルン本体502に固定されてキルン本体502とともに回転する回動部材521を介して、キルン本体側シールリング572が設けられている。一方、キルン本体502の入口側端部の固定フード503には、固定部材531を介して固定側シールリング571が設けられている。
【0005】
キルン本体側シールリング572と固定側シールリング571との間には、グランドパッキン573a,573bが、キルン本体502の軸線方向に間隔をあけて設けられており、グランドパッキン573a,573bの間には水封リング574が挿入されている。グランドパッキン573a,573bと水封リング574とは、パッキン押さえ575により互いに押圧されている。さらに、固定側シールリング571には、グランドパッキン573a,573bの間の空間に水を注入するための水注入管577aと、この空間に注入された水を排出するための水排出管577bとが接続されており、グランドパッキン573a,573bの間の空間内が水で満たされる構成となっている。
【0006】
このように、キルン本体側シールリング572と固定側シールリング571との間に水を満たすことが可能な構成とすることで、ロータリーキルンの内部と外部との間の遮断性能に優れたものとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のシール構造では、グランドパッキンの一部はロータリーキルン内の空間と連通しており、ロータリーキルン内の高温ガスと直接接触しているため、グランドパッキンとしては、耐熱性が要求される。また、ロータリーキルン内が例えばフッ素系のガスなど腐食性ガス雰囲気である場合は、グランドパッキンには耐食性も要求される。
【0008】
しかし、耐熱性に優れたグランドパッキン(カーボンを含浸したグランドパッキン等)はフッ素系のガスにより浸食されやすく、また、耐食性に優れたグランドパッキン(テフロン(登録商標)を含浸したグランドパッキン)の耐熱温度は200℃程度が限界であり、耐熱性および耐食性の双方を満足させることは困難である。そこで、耐食性に優れたグランドパッキンを用い、グランドパッキンの間に冷却水または冷却空気等の冷却用流体を流通させて、グランドパッキンを冷却することが考えられる。しかし、グランドパッキンは厚みが厚いため、冷却用流体と接触している面は冷却されるが、ロータリーキルン内部のガスと接触している面は十分に冷却することができない。したがって、結果的にはグランドパッキンは高温のガスに曝されることになり、グランドパッキンの耐久性の向上はあまり期待できない。
【0009】
グランドパッキンの代わりに、厚みの薄いリップシールを用いることも考えられるが、リップシールでは固定側またはキルン本体側のシールリングとの摺動面が損傷しやすく、その損傷によってロータリーキルン内のガスが漏洩するおそれがある。
【0010】
そこで本発明は、ロータリーキルンの内部が高温の腐食性ガス雰囲気であっても、ロータリーキルンの内部と外部との間のシール効果を長期間にわたって発揮するシール構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明のロータリーキルンのシール構造は、回転しながら被処理物を移送する筒状のキルン本体と、該キルン本体の両端部にそれぞれ設けられた固定フードとを備えたロータリーキルンの、前記キルン本体と前記固定フードとの間のシール構造において、
前記キルン本体の外周に形成された第1のシールリングと、
前記第1のシールリングの外側に前記第1のシールリングとの間で間隔をあけて前記固定フードに支持された第2のシールリングと、
前記第1のシールリングと前記第2のシールリングとの間に設けられたシールパッキンと、
前記キルン本体内のガスが前記シールパッキンと接触するのを妨げるガス遮断手段を有することを特徴とする。
【0012】
本発明のロータリーキルンのシール構造では、キルン本体に形成された第1のシールリングと固定フードに支持された第2のシールリングとの間にシールパッキンを設け、これによりキルン本体と固定フードの間がシールされる。ここで、このシールパッキンにキルン本体内のガスが接触するのを妨げるガス遮断手段が、シール構造に設けられているので、シールパッキンは、固定フード内すなわちキルン本体内のガスと直接接触することが抑制される。したがって、キルン本体内のガスが腐食性ガスや有毒ガスや可燃性ガスであっても、シールパッキンは腐食性ガスの影響を受けにくくなり、シールパッキンのシール性能が長期間にわたって維持される。
【0013】
第1のシールリングは、キルン本体の外周面と間隔をあけて設けられていることが好ましい。これにより、シールパッキンは、加熱されているキルン本体からの熱の影響も受けにくくなり、シールパッキンの寿命がより向上する。
【0014】
ガス遮断手段は、第1のシールリングと第2のシールリングとの間のシールパッキンよりも固定フード側の空間に不活性ガスを導入することによりキルン本体内のガスがシールパッキンと接触しないようにするものであることが好ましい。これにより、第2のシールリングに不活性ガス注入口を設けるという極めて簡単な構成で、キルン本体内のガスがシールパッキンと接触することが抑制される。この場合、第1のシールリングと第2のシールリングとの間の空間の不活性ガス注入口よりも固定フード側の部位に仕切用パッキンを設けることで、不活性ガスの使用量を少なくすることができる。また、ガス遮断手段は、第1のシールリングと第2のシールリングとの間の空間のシールパッキンよりも固定フード側の部位に設けられた仕切用パッキンを有する構成とすることもできる。この場合は、仕切用パッキンによって、キルン本体側のガスがシールパッキンと接触するのが防止される。
【0015】
さらに、第1のシールリングと第2のシールリングとの間の空間を、ロータリーキルンの内部側の第1の空間と外部側の第2の空間とに分けるようにシールパッキンを配し、第2の空間が、シールパッキンとシール部材とで区画され内部にグリスが充填されるグリス収容室を有する構成とすることで、シールパッキンからロータリーキルン外部への不活性ガスの漏れやキルン本体内のガスの漏れが確実に防止されるとともに、シールパッキンとシールリングとの摺動抵抗が減少する。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態によるロータリーキルンの構造を模式的に示す図である。
【0018】
図1に示すように、ロータリーキルン1は、略水平軸回りに回転可能に支持された円筒状または多角筒状の両端が開放したキルン本体2と、キルン本体2の両端部にそれぞれ設けられた、入口側の固定フード3および出口側の固定フード4とを有する。入口側の固定フード3には、被処理物である原料をキルン本体2に供給するための、原料投入口5aが設けられたスクリューフィーダ5が、その先端部をキルン本体2の内部に臨ませて設置されている。入口側の固定フード3には、ロータリーキルン1内で生成されたガスを排出するための排ガス出口3aが設けられている。一方、出口側の固定フード4には、キルン本体2内で原料と反応させる反応ガスを供給するためのガス入口4aと、キルン本体2内で原料が熱処理されることによって得られた固形物をロータリーキルン1から排出するための固形物出口4bとが設けられている。また、キルン本体2の外周には、キルン本体2を加熱するための外部加熱装置6が設けられている。
【0019】
このように構成されたロータリーキルン1によれば、キルン本体2を不図示の回転駆動機構により回転させながら、スクリューフィーダ5からキルン本体2内に原料を供給するとともに、ガス入口4aから反応ガスを供給し、原料をキルン本体2の入口側から出口側へ移送する。キルン本体2の内部は、外部加熱装置6により例えば400℃以上の所定の温度に加熱されており、キルン本体2の内部において原料と反応ガスとが反応し、固形物が生成されて固形物出口4bより排出される。
【0020】
ここで、キルン本体2は、入口側および出口側の各固定フード3,4に対して回転可能に設けられているので、各固定フード3,4とキルン本体2との間には、各固定フード3,4とキルン本体2との間からロータリーキルン1内の高温の腐食性ガスが外部に漏れるのを防止するために、シール装置7,8が設けられている。
【0021】
これらシール装置7,8は、入口側と出口側とで逆向きではあるがともに構造は同じであるので、以下に、各シール装置7,8を代表して入口側のシール装置7について、図2を参照して説明する。
【0022】
図2は、図1に示すロータリーキルンのA部の拡大断面図である。図2に示すように、キルン本体2の外周面には、キルン本体2に固定されてキルン本体2とともに回転する仕切部材21を介して、キルン本体側シールリング(第1のシールリング)72が、キルン本体2の外周面と間隔をあけて、かつキルン本体2と同軸に設けられている。一方、固定フード3には、固定部材31を介して固定側シールリング(第2のシールリング)71が設けられている。固定側シールリング71の内径はキルン本体側シールリング72の外径よりも大きく、固定側シールリング71は、キルン本体側シールリング72の外側に、かつキルン本体側シールリング72と同軸となるように設置されている。したがって、固定側シールリング71とキルン本体側シールリング72とは間隔をあけて配置されている。
【0023】
固定側シールリング71とキルン本体側シールリング72との間には、ロータリーキルン1の内部と外部とをシールするためのシール用グランドパッキン(シールパッキン)73が設けられている。なお、グランドパッキンはリップシールのように損傷を受けにくく、腐食性ガス、有毒ガス、あるいは可燃性ガスのシール用として望ましい。シール用グランドパッキン73は、この固定側シールリング71とキルン本体側シールリング72との間の空間を、ロータリーキルン1の内部側の第1の空間78aと、ロータリーキルン1の外部側の第2の空間78bとに分けている。これら第1の空間78aおよび第2の空間78bには、それぞれランタンリング74a,74bが設けられている。
【0024】
また、固定側シールリング71には、ランタンリング74a,74bおよびシール用グランドパッキン73を固定部材31に対して押圧するためのパッキン押さえ75と、第2の空間78bをロータリーキルン1の外部に対してシールするリップシール77をパッキン押さえ75との間で挟持するリップシール押さえ76とが、ボルトによって締結されている。これにより、ランタンリング74a,74b、シール用グランドパッキン73、およびリップシール77が、固定側シールリング71に保持される。
【0025】
さらに、固定側シールリング71には、第1の空間78a内に窒素ガスを導入するために第1の空間78aに開口する窒素ガス注入口71aと、第2の空間78b内にグリスを注入するために第2の空間78bに開口するグリス注入口71bとが設けられている。窒素ガス注入口71aには窒素ガス供給管(不図示)が接続され、グリス注入口71bにはグリス注入管(不図示)が接続されている。
【0026】
このように、本実施形態のシール装置7によれば、第1の空間78aに窒素ガスを導入する構成とすることで、極めて簡単な構成で、第1の空間78a内に導入された窒素ガスにより、キルン本体2内のガスが第1の空間78a内に侵入することが抑制され、第1の空間78aは窒素ガス雰囲気となる。これにより、シール用グランドパッキン73が固定フード3内のガスと接触することが抑制されるので、キルン本体2内のガスがHFガスなどの腐食性ガス、F2ガスなどの有毒ガス、あるいはH2ガスなどの可燃性ガスであってもその影響を受けにくくなり、シール用グランドパッキン73の寿命が向上する。また、シール用グランドパッキン73がキルン本体2内のガスの影響を受けにくくなることにより、シール用グランドパッキン73の耐食性を考慮する必要も少なくなるので、シール用グランドパッキン73の材質の選択の幅が広がる。
【0027】
しかも、シール用グランドパッキン73は、固定側シールリング71とキルン本体側シールリング72とに挟まれて支持されており、かつ、キルン本体側シールリング72は、仕切部材21を介してキルン本体2とは間隔をあけて設置されている。つまり、キルン本体側シールリング72とキルン本体2との間は外気に開放されており、キルン本体側シールリング72は外気により冷却されている。したがって、例えばキルン本体2内の温度が500℃程度であってもキルン本体側シールリング72の温度は実際には200℃程度となる。
【0028】
ここで、上述したように、第1の空間78aには窒素ガスが導入され、固定フード3内の高温のガスが第1の空間78aに侵入するのを阻止している。つまり、第1の空間78aに導入された窒素ガスは、第1の空間78a、さらにはシール用グランドパッキン73を冷却する機能も有している。これにより、シール用グランドパッキン73が高温のガスによる劣化も抑制され、シール用グランドパッキン73の寿命をより向上させることができる。また、シール用グランドパッキン73として耐熱性を考慮する必要もないので、シール用グランドパッキン73の材質の選択の幅がより広がる。
【0029】
なお、本実施形態では第1の空間78aに窒素ガスを導入する場合を例に挙げて説明したが、第1の空間78aに供給されるガスは、ロータリーキルン1内での所望の反応を妨げないことを目的としているので、不活性ガスであれば窒素ガス以外のガスを用いてもよい。また、上述のように第1の空間78aに導入されるガスは、第1の空間78aの冷却機能も有しているが、第1の空間78aの温度をシール用グランドパッキン73が耐えられるような温度にすることが可能であればよいので、冷却したガスである必要はなく、常温のガスで十分である。
【0030】
一方、第2の空間78bには、グリス注入口71bからグリスが注入される構成となっているが、第2の空間78bはリップシール77により外部と仕切られてグリス収容室を構成し、グリス注入口71bから注入されたグリスはこのグリス収容室内に充填される。これにより、シール用グランドパッキン73の摺動性が向上し、第1の空間78a内のガスが第2の空間78bに漏れるのが防止され、キルン本体2より第1の空間78aに微量の腐食性ガス、有毒ガスあるいは可燃性ガスが侵入しても、グリスによりこれらのガスの流通が阻止され、外部に漏れるおそれは全くない。
【0031】
また、第2の空間78b内のグリスは、キルン本体2の回転時の、シール用グランドパッキン73とキルン本体側シールリング72との摺動抵抗を低減させる。その結果、シール用グランドパッキン73とキルン本体側シールリング72との摺動によるシール用グランドパッキン73の損傷が抑制され、これによってもシール用グランドパッキン73の寿命が向上する。
【0032】
なお、第2の空間78bに注入されるグリスには、200〜300℃程度の温度では溶融しないものが用いられるので、第2の空間78bの、外気に対するシールはリップシール77で十分である。また、リップシール77は、キルン本体側シールリング72との摺動によりシール用グランドパッキン73と比べて損傷しやすく、ほぼ1年ごとに交換するのが好ましいが、リップシール77は単にリップシール押さえ76とボルトで固定されているだけなので、容易に交換することができる。
【0033】
上述したシール装置7を有するロータリーキルンは、例えば、スクラップウラン処理設備のフッ化設備に好ましく用いることができる。スクラップウランのフッ化処理としては、例えば、UF4の処理、NaFの処理等が挙げられる。また、上述したシール装置7を有するロータリーキルンは、UF6ガスからHFガスを生成して回収する場合にも用いることができる。
【0034】
以下に、これらの処理について図1を参照しつつ説明する。
【0035】
(1)UF4の処理
この処理では、UF4の粉末とF2ガスとを反応させて、UF6ガスとして回収する。まず、ガス入口4aからキルン本体2内に反応ガスとしてF2ガスを供給し、次いで、スクリューフィーダ5により、原料としてUF4の粉末(粒径:250μm以下、含水率:数%以下)を供給する。キルン本体2内の温度は450℃とされている。キルン本体2の回転によりUF4が入口側から出口側へ移送される間に、以下の反応
UF4+F2→UF6
によりUF6ガスが生成される。生成されたUF6ガスおよび未反応のF2ガスは、排ガス出口3aより排出され、ガス処理装置(不図示)にて処理される。このガス処理装置でUF6ガスとF2ガスとは分離されて、UF6ガスは回収され、F2ガスは再びガス入口4aから供給される。一方、上記の反応により生じた残査は、固形物出口4bより排出される。
【0036】
(2)NaFの処理
この処理では、NaFに吸着しているUとF2ガスとを反応させてUF6として回収し、また、Uの吸着していないNaFは固体として回収する。まず、ガス入口4aからキルン本体2内に反応ガスとしてF2ガスを供給し、次いで、スクリューフィーダ5により、原料としてNaFのペレットを供給する。キルン本体2内の温度は450℃とされている。キルン本体2の回転によりNaFが入口側から出口側へ移送される間に、NaFに吸着しているUがF2ガスと反応してUF6ガスが生成される。生成されたUF6ガスおよび未反応のF2ガスは、排ガス出口3aより排出され、ガス処理装置(不図示)にて処理される。このガス処理装置でUF6ガスとF2ガスとは分離されて、UF6ガスは回収され、F2ガスは再びガス入口4aから供給される。一方、フッ化処理後のNaFは、固形物出口4bより排出される。
【0037】
(3)UF6ガスの処理
この処理では、UF6ガスを原料としてH2ガスと反応させ、HFとして回収する。まず、ガス入口4aからキルン本体2内に反応ガスとしてH2ガスを供給し、次いで、スクリューフィーダ5の代わりに設けられた回転しないスクロール(不図示)により、原料としてUF6およびスチーム(H2O)を供給する。キルン本体2内の温度は700℃とされている。キルン本体2の回転により原料が入口側から出口側へ移送される間に、以下の反応
UF6+2H2O→UO2F2+4HF
UO2F2+H2→UO2+2HF
により、HFガスが生成される。生成されたHFガスおよび未反応H2ガスは、排ガス出口3aより排出され、ガス処理装置(不図示)にて処理される。このガス処理装置でHFガスとH2ガスとは分離されて、H2ガスは再びガス入口4aから供給される。一方、UO2は固形物出口4bより排出される。
【0038】
以上述べた3つの例では、いずれもロータリーキルン内は高温の腐食性ガス雰囲気となり、グランドパッキンにとっては寿命の低下を招きやすい環境であるが、図2に示したようなシール装置7を用いることにより、グランドパッキンが高温の腐食性ガスに曝されることが抑制されるので、ロータリーキルンを上述した処理に用いても、キルン本体2と固定フード3,4との間の気密性を長期間にわたって維持することができる。
【0039】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
【0040】
図3は、本発明の他の実施形態によるロータリーキルンのシール装置の断面図である。図3に示すように、本実施形態のシール装置107は、固定側シールリング171とキルン本体側シールリング172との間に形成される空間に、シール用グランドパッキン173の他に、2つの仕切用グランドパッキン181,182を設けた点が、図2に示したシール装置7と異なっている。その他の構成やロータリーキルン全体の構成は、図1および図2に示したものと同様であるのでその詳細な説明は省略し、以下に、本実施形態の特徴となる部分を中心に説明する。
【0041】
本実施形態では、上述のように2つの仕切用グランドパッキン181,182が設けられているが、一方の仕切用グランドパッキン181は固定部材131とランタンリング174aとの間、すなわち窒素ガス注入口171aよりも固定フード103側の部位に設けられており、第1の空間178aと固定フード103内の空間とを仕切っている。もう一方の仕切用グランドパッキン182はランタンリング174bとパッキン押さえ175との間、グリス注入口171bよりも固定フード103とは反対側の部位に設けられており、第2の空間178bと外部とを仕切っている。これら仕切用グランドパッキン181,182、ランタンリング174a,174b、およびシール用グランドパッキン173は、パッキン押さえ175等により固定側シールリング171に保持されている。
【0042】
このように、第1の空間178aと固定フード103側の空間とを仕切用グランドパッキン181で仕切ることで、第1の空間178aに導入された窒素ガスの、固定フード103側への移動が抑制される。その結果、窒素ガスの使用量を低減することができる。また、第2の空間178bと外部とを仕切用グランドパッキン182で仕切ることで、第2の空間178bに注入されたグリスをより確実にシールすることができる。
【0043】
なお、固定フード103側の仕切用グランドパッキン181は、それ自身が、固定フード103内のガスとシール用グランドパッキン173との接触を防止する機能を有する。したがって、この仕切用グランドパッキン181を設けた場合には、窒素ガス注入口171aは必ずしも設けなくてもよい。
【0044】
第1の空間178aと固定フード103側の空間とを仕切る仕切用グランドパッキン181は、固定フード103さらにはキルン本体102内の高温の腐食性ガスに直接接触することになるので、長寿命は期待できず、場合によっては3ヶ月程度で交換する必要が生じる。そこで、固定側シールリング171と固定部材131とを容易に分解できる構造とし、仕切用グランドパッキン181の交換を容易に行えるようにすることが好ましい。
【0045】
図3には、入口側のシール装置107を例に挙げて説明したが、出口側についても同様の構造を有し、かつ同様の作用効果を有することは、図1および図2に示した例と同様である。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、キルン本体と固定フードとの間をシールするシールパッキンにキルン本体内のガスが接触するのを妨げるガス遮断手段を有することで、シールパッキンはキルン本体内のガスの影響を受けにくくなり、キルン本体内のガスが腐食性ガス、有毒ガスあるいは可燃性ガスであっても、シールパッキンのシール性能を長期間にわたって維持することができる。
【0047】
ガス遮断手段は、第1のシールリングと第2のシールリングとの間のシールパッキンよりも固定フード側の空間に不活性ガスを導入する構成とすることで、ガス遮断手段を簡易に構成することができる。この場合、不活性ガスを導入する部位よりも固定フード側に仕切用パッキンを設けることで、不活性ガスの使用量を少なくすることができる。
【0048】
さらに、第1のシールリングと第2のシールリングとの間の空間を、ロータリーキルンの内部側の第1の空間と外部側の第2の空間とに分けるようにシールパッキンを配し、第2の空間が、シールパッキンとシール部材とで区画され内部にグリスが充填されるグリス収容室を有する構成とすることで、シールパッキンからロータリーキルン外部へのガスの漏れを確実に防止することができるとともに、シールパッキンとシールリングとの摺動抵抗を減少させシールパッキンの寿命を更に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるロータリーキルンの構造を模式的に示す図である。
【図2】図1に示すロータリーキルンのA部の拡大断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態によるロータリーキルンのシール装置の断面図である。
【図4】従来のロータリーキルンのシール構造の一例の断面図である。
【符号の説明】
1 ロータリーキルン
2,102 キルン本体
3,4,103 固定フード
3a 排ガス出口
4a ガス入口
4b 固形物出口
5 スクリューフィーダ
5a 原料投入口
6 外部加熱装置
7,8,107 シール装置
21 仕切部材
31,131 固定部材
71,171 固定側シールリング
71a,171a 窒素ガス注入口
71b,171b グリス注入口
72,172 キルン本体側シールリング
73,173 シール用グランドパッキン
74a,74b,174a,174b ランタンリング
77 リップシール
78a,178a 第1の空間
78b,178b 第2の空間
181,182 仕切用グランドパッキン
Claims (8)
- 回転しながら被処理物を移送する筒状のキルン本体と、該キルン本体の両端部にそれぞれ設けられた固定フードとを備えたロータリーキルンの、前記キルン本体と前記固定フードとの間のシール構造において、
前記キルン本体の外周に形成された第1のシールリングと、
前記第1のシールリングの外側に前記第1のシールリングとの間で間隔をあけて前記固定フードに支持された第2のシールリングと、
前記第1のシールリングと前記第2のシールリングとの間に設けられたシールパッキンと、
前記キルン本体内のガスが前記シールパッキンと接触するのを妨げるガス遮断手段を有することを特徴とする、ロータリーキルンのシール構造。 - 前記キルン本体のガスは腐食性ガス、有毒ガス、および可燃性ガスの少なくとも1種を含む、請求項1に記載のロータリーキルンのシール構造。
- 前記第1のシールリングは前記キルン本体の外周面と間隔をあけて設けられている、請求項1または2に記載のロータリーキルンのシール構造。
- 前記ガス遮断手段は、前記第1のシールリングと前記第2のシールリングとの間の前記シールパッキンよりも前記固定フード側の空間に不活性ガスを導入するための、前記第2のシールリングに設けられた不活性ガス注入口を有する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のロータリーキルンのシール構造。
- 前記第1のシールリングと前記第2のシールリングとの間の空間の前記不活性ガス注入口よりも前記固定フード側の部位に、仕切用パッキンを有する、請求項4に記載のロータリーキルンのシール構造。
- 前記ガス遮断手段は、前記第1のシールリングと前記第2のシールリングとの間の空間の前記シールパッキンよりも前記固定フード側の部位に設けられた仕切用パッキンを有する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のロータリーキルンのシール構造。
- 前記シールパッキンは前記第1のシールリングと前記第2のシールリングとの間の空間を前記ロータリーキルンの内部側の第1の空間と前記ロータリーキルンの外部側の第2の空間とに分けるように配されており、前記第2の空間は、前記シールパッキンとシール部材とで区画され内部にグリスが充填されるグリス収容室を有する、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のロータリーキルンのシール構造。
- 前記グリス収容室内にグリスを注入するためのグリス注入手段を有する、請求項7に記載のロータリーキルンのシール構造。
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