JP3561548B2 - 携帯用カミソリ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は携帯用カミソリに関し、さらに詳しくは使用時の安全性と簡便性とを兼ね備え、さらに二種類の異なる形状の刃部を備えた携帯用カミソリに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来知られている携帯用カミソリとして、携帯を考慮して小型化されたものは存在しなかった。
また実用に供されているカミソリとしては、カミソリの刃部形状が一種類だけで、その刃部にキャップをかぶせたものが存在していたに過ぎない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、従来のカミソリは携帯に不便であり、また一種類だけの刃部にキャップをかぶせて携帯可能にしたものにあっては、そのキャップの縁が刃部の付近に位置するものであったため、縁に指先を掛けてキャップを取り外す際に指先をカミソリの刃で傷付け易いという欠点があった。
【0004】
また腋そりや脚そりのようにカミソリの使用対象部位が凹面状であったり、凸面状であったりするような場合には、それに対応して凸状又は凹状に形成された刃部を持つ別個のカミソリが要求され、その使用対象部位に対応した二種類のカミソリを揃えなければならないという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点を全て解消した携帯用カミソリを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1にかかる携帯用カミソリは、刃部の形状が異なる二種類のカミソリを備え、このカミソリは安全カミソリまたはT字型カミソリであって、一方のカミソリの刃部の先端は凸状の形状を呈し、他方のカミソリの刃部の先端は凹状の形状を呈し、各カミソリをコンパクト容器型のケース本体内に折畳み自在に設け、各カミソリはコンパクト容器型のケース本体から独立的に出没自在となるように構成し、ケース本体の蓋体を閉めることにより突出しているカミソリの安定保持を図ることができ、ケース本体内に収納された二種類のカミソリの刃部の近傍に、カミソリの引き起こし時に指先が刃部に当接するのを防止するための安全用の立設壁を備えるように構成したことを特徴とするものである。
【0007】
ついで請求項2にかかる携帯用カミソリは、ケース本体内にカミソリを収納した際に、カミソリの妄動を防止するためのストッパー手段をケース本体内に備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
本発明では前記の構成を採用したため、不使用時には全体が小型化して携帯性が向上し、かつ刃部が本体ケース内に隠されるため安全性が向上し、使用時には目的の刃部のみがケース本体から突出するため、一つの携帯用カミソリでありながら使用対象部位の異なる箇所に適切に対応できる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明を図面の実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0010】
図1はコンパクト容器型のケース本体1に、一対のカミソリ2,3を折畳み自在、かつ出没自在に収納し、カミソリ2、3をケース本体1内に収納後は、蓋体4を閉めてコンパクト容器型のケース本体中に二種類のカミソリを体裁良く納めるものである。
【0011】
カミソリ2、3は、軸5a、5bを中心に転動して折畳み自在になるもので、不使用時には図1及び図2の状態に倒伏され、使用時にはそれぞれカミソリ2、3を軸5a、5bを中心に転動させて引き起こし、使用すべき側のカミソリのみをケース本体1から飛び出させる。
【0012】
一方の側のカミソリをケース本体1から突出させた後、蓋体4を閉めると突出したカミソリが蓋体4とケース本体1の端縁部とで挾持されてその状態を安定的に保持し、その結果使用中にはカミソリが不用意に倒伏することはない。
【0013】
なお図3及び図4は、説明の都合上2種類のカミソリがケース本体1から同時に突出した形となっているが、実際の使用状況下では、何れか一方のカミソリだけがケース本体1から突出することになり、他方のカミソリはケース本体1内にとどまる。
【0014】
カミソリ2、3は、棒体部6a、6bと、刃部7a、7bとの組み合せで構成され、棒体部6a、6bの根元部がケース本体1内の両端部付近の軸受け板8a、8bに支持されている軸5a、5bを介して転動自在に係止されている。
【0015】
また使用する側のカミソリ(例えばカミソリ2)を使用状態側に所定角度だけ転動させると、その棒体部6aがケース本体1の端縁部に当接して、最も使用し易い角度で停止するようになっている。 この状態で蓋体4を閉めると前記の通りカミソリ2の安定的保持が行われ、使用者はケース本体1や蓋体4部分に指を掛けながら(必要に応じて、棒体部6a、6bにも指をかけることは可能)、カミソリ2を使用することになる。
【0016】
カミソリ2の使用が終わった際には、再度カミソリ2をケース本体1内に納まるように転動させて収納状態とすれば安全な携帯が可能となる。 カミソリ2、3の収納に際しては、クリック止め等の適宜のストッパー手段(図示しない)を採用してカミソリ2、3がケース本体内で妄動しないように安定保持を図るようにすることが好ましい。
【0017】
また符号9は、カミソリの引き起し時に指先が刃部7a、7bに当接するのを防止するための安全用の立設壁である。 この立設壁9の形状としては、図示の如く平板状に形成してもよいが、刃部7a、7bの先端形状に対応させて平面形状が凸状又は凹状になるように曲折してもよく、こうすれば無用の隙間の発生を防止することができる。
【0018】
カミソリ2、3は、棒体部6a、6bと、脇そり(先端が凸状の形状)や腕脚そり(先端が凹状の形状)に適した形状の異なる、すなわち凸状を呈するものと、凹状を呈する刃部7a、7bとの組み合せから構成される。 このように、一対の刃部7a、7bの形状は相互に異なるものとなっているので、使用対象部位の二種類の曲面形状に対応可能となる。
【0019】
その結果、本発明の携帯カミソリを一つ準備すれば、カミソリを使う箇所が複数で、それらが異なる形状の刃部を必要とする部位であったとしても、充分対応することができる。
【0020】
【発明の効果】
よって本発明の携帯用カミソリによれば、一つのものを用意するだけで、腋そりや脚そりに対応でき、携帯時にはコンパクト容器型のケース本体内に刃部が隠されるので安全であり、使用時にはケース本体の蓋体を開けるだけで刃部を簡単にむき出し状にすることができ、また使用時のカミソリの安定的保持も万全であるため使用性にも優れる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンパクト容器型のケース本体に納められた、カミソリの収納状態の正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】図1の実施例において、カミソリをケース本体から突出させた状態の正面図である。
【図4】同平面図である。
【符号の説明】
1 ケース本体
2、3 カミソリ
4 蓋体
5a、5b 軸
6a、6b 棒体部
7a、7b 刃部
8a、8b 軸受け板
9 立設壁
Claims (2)
- 刃部の形状が異なる二種類のカミソリを備え、このカミソリは安全カミソリまたはT字型カミソリであって、一方のカミソリの刃部の先端は凸状の形状を呈し、他方のカミソリの刃部の先端は凹状の形状を呈し、各カミソリをコンパクト容器型のケース本体内に折畳み自在に設け、各カミソリはコンパクト容器型のケース本体から独立的に出没自在となるように構成し、ケース本体の蓋体を閉めることにより突出しているカミソリの安定保持を図ることができ、ケース本体内に収納された二種類のカミソリの刃部の近傍に、カミソリの引き起こし時に指先が刃部に当接するのを防止するための安全用の立設壁を備えるように構成したことを特徴とする携帯用カミソリ。
- ケース本体内にカミソリを収納した際に、カミソリの妄動を防止するためのストッパー手段をケース本体内に備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯用カミソリ。
Priority Applications (1)
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JP09010795A JP3561548B2 (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 携帯用カミソリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP09010795A JP3561548B2 (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 携帯用カミソリ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08257263A JPH08257263A (ja) | 1996-10-08 |
JP3561548B2 true JP3561548B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=13989304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP09010795A Expired - Lifetime JP3561548B2 (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 携帯用カミソリ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3561548B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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-
1995
- 1995-03-24 JP JP09010795A patent/JP3561548B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH08257263A (ja) | 1996-10-08 |
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