JP3561365B2 - スクータ型車両 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、後部に後輪を備えたパワーユニットの前部を車体に上下揺動自在に支持してなるスクータ型車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかるスクータ型車両は、例えば特開平2−310187号公報により公知である。このスクータ型車両のパワーユニットは前端に上下一対のボスを備えており、上側のボスは車体フレームに直接枢支され、また下側のボスはロッド及び揺動リンクを介してリヤクッションの下端に連結されている。従って、パワーユニットが上下揺動すると、その動きが下側のボス、ロッド及び揺動リンクを介してリヤクッションを伸縮させて緩衝効果が発揮される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものは、リヤクッションがパワーユニットのボスから大きく前方に張り出して配置されているため、そのリヤクッションとの干渉を回避しようとすると、車体のフロアスペースが制限されて居住性が損なわれる問題がある。
【0004】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、リヤクッションをパワーユニットの前部に合理的に配置して車体のフロアスペースを充分に確保することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、後部に後輪を備えたパワーユニットの前部を車体に上下揺動自在に支持してなるスクータ型車両において、前記パワーユニットの前部に突設した左右一対の取付アームをリンク機構を介して車体に連結するとともに、パワーユニットの上下揺動を緩衝するリヤクッションを前記左右一対の取付アーム間に配置したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施例の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0007】
図1〜図6は本発明の第1実施例を示すもので、図1はスクータ型車両の全体側面図、図2は図1の要部拡大断面図、図3は図2の3−3線拡大断面図、図4はプログレッシブリンクの拡大図、図5は図4の5−5線断面図、図6は図4に対応する作用説明図である。
【0008】
図1〜図3に示すように、スクータ型車両Vはアルミニューム合金等の軽合金で一体に鋳造されたフロントフレームFFを備える。フロントフレームFFの前端に一体に形成されたヘッドパイプ1に、上端に操向ハンドル2を備えるとともに下端に前輪Wfを軸支するフロントフォーク3が左右回転自在に支持される。ヘッドパイプ1から後下方に延びるフロントフレームFFの本体部4の横断面は下面が開放した逆U字状(図3参照)であり、その内部に複数の補強リブ5…が一体に形成される。フロントフレームFFの後端はシート6の前端下部に達しており、そこに左右の側壁7,7と、両側壁7,7の上端間を接続する略水平な上壁8とが一体に形成される。左右の側壁7,7間に形成された空間は、その前上方及び後上方が最後端の補強リブ5及び前記上壁8によりそれぞれ閉塞され、その前下方及び後下方が開放している。
【0009】
シート6に座乗したライダーの脚部前方を覆う合成樹脂製のレッグシールド9が、前記ヘッドパイプ1の前後面を覆うように取り付けられる。レッグシールド9の後面下部には縦長の開口9が形成されており、図3から明らかなように、前記開口9の周縁部がフロントフレームFFの本体部4の下面開口部から左右方向に突設したフランジ10,10にボルト11…で結合される。
【0010】
レッグシールド9の後部には、シート6に座乗したライダーの足を支持する合成樹脂製のステップフロア12が接続される。ステップフロア12の上面にも前記レッグシールド9の開口9に連なる開口12(図1参照)が形成されており、この開口12の左右両側縁がフロントフレームFFの左右の側壁7,7の外面に突設したフランジ13,13(図4参照)の上面に固定される。従って、ライダーの足を支持するステップフロア12の左右方向中央部に、フロントフレームFFの左右の側壁7,7の上半部が露出する。
【0011】
ステップフロア12の内部空間に収納された燃料タンク14は、その前部上面がフロントフレームFFの本体部4の下端に突設した左右一対の取付ブラケット15,15にボルト16,16で締結されるとともに、その後部上面が左右の側壁7,7にボルト17,17で締結されて固定される。燃料タンク14から前上方に延びる給油管18の先端を開閉する給油キャップ19が、レッグシールド9に設けたリッド20に臨んでいる。
【0012】
フロントフレームFFの上壁8に合成樹脂製のリヤフレームRFの前端下面が複数本のボルト21…で結合される。リヤフレームRFの前半部には上面が開放したヘルメットボックス22が形成されており、このヘルメットボックス22にヘルメットHが収納される。またヘルメットボックス22の後部にはオイルタンク23を挟んで小物入れ24が形成される。オイルタンク23及び小物入れ24の下方の開口部は底板25によって閉塞される。リヤフレームRFの周囲は合成樹脂製のリヤボディ26により覆われており、その上面が前記シート6により開閉される。シート6をその前端のヒンジ27回りに前方に揺動させると、ヘルメットボックス22及び小物入れ24を開放することができる。
【0013】
前部に単気筒エンジンEを搭載したパワーユニットPは、エンジンEのクランクケース及びベルト式無段変速機のミッションケースを兼ねるケーシング28を備えており、そのケーシング28の後端に後輪Wrが軸支される。
【0014】
図4及び図5を併せて参照すると明らかなように、パワーユニットPのケーシング28の前端に上部固定ボルト29及び下部固定ボルト30を介して左右一対の取付アーム31,31が固定される。取付アーム31,31は板状の部材であって、前記2本のボルト29,30が貫通するボス部32,33によって一体に結合される。
【0015】
下部固定ボルト30の前方位置を貫通するボルト35の中間部に、逆「へ」字状のリンク36の後端が枢支される。リンク36の前端は左右の取付アーム31,31の間に配置されたリヤクッション37の下端にボルト38を介して枢支されており、このリヤクッション37の上端はフロントフレームFFの上壁8の下面に突設したブラケット39にボルト40を介して枢支される。リンク36の中間屈曲部は、略U字状に形成されてリヤクッション37を囲繞するテンションロッド41の後端に、ボルト42を介して枢支される。そして、テンションロッド41の前端を貫通するボルト43が、フロントフレームFFの左右の側壁7,7の下端に枢支される。
【0016】
フロントフレームFFの左右の側壁7,7に側面視でL字状に形成されたストッパアーム44の中間部がボルト45を介して枢支される。ストッパアーム44の一端部はボルト46を介して左右の取付アーム31,31の前端に枢支され、他端は左右の側壁7,7間に設けた弾性ストッパ47に当接可能に対向する。左右の側壁7,7の内側に位置するストッパアーム44と外側に位置する取付アーム31,31とを連結する前記ボルト46を通過させるべく、前記両側壁7,7に長孔7,7が穿設される。
【0017】
前記リンク36及び前記テンションロッド41はプログレッシブリンク機構48を構成する。
【0018】
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用について説明する。
【0019】
後輪Wrに上向きの荷重が加わってパワーユニットPが上方に揺動すると、図4及び図6に示すようにリンク36が上方に移動するとともにテンションロッド41がボルト43を中心にして上方に揺動し、これによりリヤクッション37が圧縮されて後輪Wrに加わる上向きの荷重が緩衝される。パワーユニットPの上方揺動量が増加すると、ストッパアーム44の他端が後方に揺動してストッパ47に当接し、パワーユニットPの上方揺動端が規制される。
【0020】
而して、リンク36及びテンションロッド41よりなるプログレッシブリンク機構48の作用により、パワーユニットPの上方揺動量の増加に対してリヤクッション37の圧縮量を加速度的に増加させ、乗り心地上好ましい緩衝特性を得ることができる。
【0021】
また、リヤクッション37が左右の取付アーム31,31間に形成された空間に配置されており、且つプログレッシブリンク機構48の前端よりも後方に位置しているので、そのリヤクッション37によってステップフロア12の上面のフロアスペースが狭まることがなく、そのために居住性が向上する。
【0022】
更に、フロントフレームFFをアルミニューム合金の鋳物で形成したので、鋼管溶接製のフレームに比べて軽量、高強度、低コストであり且つデザインの自由度が高いフレームを得ることができ、しかもその強度の高いフロントフレームFFに重量の大きいパワーユニットPや大きな荷重が作用するリヤクッション37を支持しているので強度上有利である。また、フロントフレームFFに比べて強度を必要としないリヤフレームRFを合成樹脂製としたことにより、大きな重量削減効果を得ることができるばかりか、そのリヤフレームRF自体にヘルメットボックス22や小物入れ24を直接形成して部品点数を削減することができる。
【0023】
次に、図7に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
【0024】
第2実施例はリヤフレームRFの内部空間の利用のしかたが前記第1実施例と異なっている。即ち、第1実施例ではリヤフレームRFのオイルタンク23の後方に小物入れ24が形成されているが、第2実施例では前記小物入れ24の位置に燃料タンク14が収納されている。これにより、ステップフロア12の下方の空間から燃料タンク14が無くなるため、その空間を他の用途に使用したり、或いはステップフロア12の高さを低くして居住性を更に向上させることも可能となる。
【0025】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0026】
例えば、実施例では取付アーム31,31をパワーユニットPのケーシング28と別体に形成しているが、それをケーシング28と一体に形成することも可能である。またプログレッシブリンク機構48に代えて通常のリンク機構を採用することも可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、パワーユニットの前部に突設した左右一対の取付アームをリンク機構を介して車体に連結するとともに、パワーユニットの上下揺動を緩衝するリヤクッショを前記左右一対の取付アーム間に配置したので、リヤクッションの位置が車体前方側に張り出すことを防止してフロアスペースを充分に確保し、居住性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクータ型車両の全体側面図
【図2】図1の要部拡大断面図
【図3】図2の3−3線拡大断面図
【図4】プログレッシブリンクの拡大図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】図4に対応する作用説明図
【図7】本発明の第2実施例に係るスクータ型車両の全体側面図
【符号の説明】
FF フロントフレーム(車体)
P パワーユニット
Wr 後輪
31 取付アーム
37 リヤクッション
48 プログレッシブリンク機構(リンク機構)

Claims (1)

  1. 後部に後輪(Wr)を備えたパワーユニット(P)の前部を車体(FF)に上下揺動自在に支持してなるスクータ型車両において、
    前記パワーユニット(P)の前部に突設した左右一対の取付アーム(31,31)をリンク機構(48)を介して車体(F,F)に連結するとともに、パワーユニット(P)の上下揺動を緩衝するリヤクッション(37)を前記左右一対の取付アーム(31,31)間に配置したことを特徴とするスクータ型車両。
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